JP3842060B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタハウジングに装着されるリヤホルダによって防水栓をコネクタハウジングに押圧して防水機能を発揮する防水コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の防水コネクタとして、特開2001−15205号公報で提案されている防水コネクタは、各電線の端子ごとに端子収容室とゴム栓収容室を備え、ここにゴム栓を圧入することで、各電線とコネクタハウジングとの気密性を保持して、個室防水を実現し、さらに各ゴム栓を1つにまとめて一体型のゴム栓とすることにより、組み付け作業性を向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記防水コネクタは、長期間の使用によるゴム栓の経年劣化でゴム栓が収縮し、各端子収容室とゴム栓との間に隙間が生じて防水性能が低下する。
【0004】
そのため、ゴム栓の収縮による防水性能の低下の対策として、円筒形状のゴム栓をリヤホルダの係合方向に長くしたり、ゴム栓の円筒部を厚くすることで、ゴム栓の潰し代を大きくして、気密性を保持する方法が考えられるが、この方法では端子挿入性に影響が生じ、最悪の状態では端子の挿入が不可能になるという問題や、コネクタの結合作業時にゴム栓を傷つけてしまい、防水性能が低下するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、端子挿入性に影響を与えることなく、長期間の使用にも耐えうる防水性能を持つ防水コネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、コネクタハウジングに備えられた防水栓収容室に防水栓を配設し、前記コネクタハウジングと、該コネクタハウジングに装着されるリヤホルダとの係合によって、電線と前記コネクタハウジングとの間を防水する防水コネクタであって、前記防水栓が円筒形状の第1のシール部とスカート形状の第2のシール部と電線引き出し孔とを備え、前記コネクタハウジングが前記第2のシール部を収容するリブ収容溝を備え、前記リヤホルダが前記第1のシール部の外周リップ部と密着当接することで防水機能を発揮する外周密着部と前記第2のシール部をリブ収容溝の内壁に押圧することで防水機能を発揮する圧接部とから成る筒部を備えていることを要旨とする防水コネクタである。
【0007】
この防水コネクタでは、防水栓にスカート形状の第2のシール部を設けることで、リヤホルダの挿入方向に潰し代が付加され、経年変化による防水栓の収縮量よりも、リヤホルダをコネクタハウジングに装着した際の防水栓の潰し代を大きくすることで気密性を保持することができ、長期間の使用に対しても浸水を防止する。
【0008】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1記載の防水コネクタであって、リブ収容溝の内壁と密着当接するリップ部を前記第2のシール部に備えたことを要旨とする。
【0009】
この防水コネクタでは、リップ部を第2のシール部に設けることで、リヤホルダをコネクタハウジングに装着した際の防水栓とコネクタハウジングとの間の密着度が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0011】
図1〜3に本発明に係る防水コネクタの一実施形態を示し、図1はコネクタハウジング20に端子を挿入し、リヤホルダが本係止状態にある防水コネクタの要部断面図、図2はリヤホルダが仮係止状態にある防水コネクタの要部断面図、図3はリヤホルダが仮係止状態にある防水コネクタの要部断面斜視図である。
【0012】
また、図4は本実施形態に用いられる防水栓の断面斜視図である。
【0013】
図1〜3は、一対のコネクタハウジングからなる防水コネクタの一方のコネクタハウジング20を示した図で、相手側のコネクタハウジング(不図示)と結合することで、電線端末の端子31同士の電気的結合がなされる。
【0014】
図1〜3に示すように、本実施例の防水コネクタ10は、インナ20aとアウタ20bとからなるコネクタハウジング20を備え、インナ20aに設けられた防水栓収容室25に嵌合される防水栓60と、インナ20aと係合して防水栓60とインナ20aとを密着当接させるリヤホルダ70と、インナ20aに装着されて相手側のコネクタハウジングとインナ20aとの間の気密性を保持するパッキン34と、インナ20aに装着されてパッキン34を固定するスペーサ50からなっている。
【0015】
インナ20aは、図示されていない相手側のコネクタハウジングを挿入する差込口21と、端子31を備えた電線30を挿入するための電線引き出し孔22と、相手側のコネクタハウジングとコネクタハウジング20とを係合する爪23と、相手側のコネクタハウジングと、コネクタハウジング20との合わせ面を密閉するパッキン34を備える筒部24と、防水栓60と、リヤホルダ70とを収容する防水栓収容室25と、リブ収容溝26とを備えている。
【0016】
防水栓60は、円筒形状の第1のシール部61と、スカート形状の第2のシール部62と、電線引き出し孔63と、第1のシール部61の外周面に設けられた外周リップ部64と、第1のシール部の内周面に設けられた内周リップ部65と、第1のシール部61の端面66と、第2のシール部62のスカート部分であるリブ部67と、リブ部67の外周面に設けられたリップ部68と、リブ部67の端面69とからなる。なお、防水栓60の詳細な形状を図4に示す。
【0017】
リヤホルダ70は、図示されていない係止部でインナ20aと係合する本体部分71と、防水栓60の第1のシール部61を囲む形状の筒部72と、電線引き出し孔73と、筒部72の底部74と、防水栓60の外周リップ部64と圧接密着する外周密着部75と、筒部72の圧接部76と、シール部収容室77とを備えている。
【0018】
図2に示すように、シール部収容室77の内径は、第1のシール部61の直径よりも小さくできており、合成ゴムやエラストマなどの弾性体からなる防水栓60の第1のシール部61を弾性変形させて、リヤホルダ70の外周密着部75と防水栓60の外周リップ部64とを密着させることで、防水機能を発揮する。同様にして、リブ収容溝26の幅は、防水栓のリブ部67の厚さよりも小さくできているため、リブ部67を弾性変形させてリブ収容溝26と密着させて、防水機能を発揮させる。
【0019】
また、リヤホルダ70をインナ20aに係合させることで、防水栓60の第2のシール部62にリヤホルダ70の圧接部76を密着させて、リヤホルダ70と防水栓60との気密性、およびリブ部67の端面69とリブ収容溝26とを密着させて、インナ20aと防水栓60との気密性を高めている。さらに、第2のシール部62にリブ部67を付加することで、リヤホルダ70の係合時に、第2のシール部の潰し代が大きくできるため、長期間に及ぶ防水コネクタの使用に対しても防水栓60の収縮を最小限に抑えて、防水性能の低下を抑えることが可能になる。
【0020】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するものではない。したがって、上記の実施形態に示された各要素は、本発明の技術範囲に属する全ての設計上の選択事項をも含む趣旨である。
【0021】
たとえば、本実施形態では、複数の電線を1列に配設しているが、この電線の列を2段、3段と重ねて、より多くの電線を1つのコネクタに収容することも可能である。また、本実施形態では、第1のシール部61の端部にスカート形状の第2のシール部62を配設しているが、第1のシール部61の中央付近に配設しても構わない。
【0022】
つまり、リヤホルダ70をインナ20aに係合することで、スカート形状の第2のシール部62が、インナ20aと、リヤホルダ70とに密着して、気密性を保持するように設計されていれば、上記実施形態に何ら限定されるものではない。
【0023】
なお、本実施形態では、防水コネクタの一方のコネクタハウジングについて示したが、相手側のコネクタハウジングにも同様の防水栓を設けることで、本来の防水機能を発揮する。
【0024】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、スカート形状の第2のシール部を防水栓に設けることで、コネクタハウジングの嵌合作業に影響を与えることなく、防水コネクタの気密性を向上させ、さらに経年変化による防水栓の収縮量よりも、リヤホルダ係止時の防水栓の潰し代を大きくすることで、長期間の使用に対しても気密性を保持し、防水性能を発揮することができるという効果を奏する。
【0025】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、スカート形状の第2のシール部にリブ部を設けることで、リブ収容溝の内壁との密着度が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水コネクタの一実施形態を示す、リヤホルダが本係止状態にある防水コネクタの要部断面図である。
【図2】本発明に係る防水コネクタの一実施形態を示す、リヤホルダが仮係止状態にある防水コネクタの要部断面図である。
【図3】本発明に係る防水コネクタの一実施形態を示す、リヤホルダが仮係止状態にある防水コネクタの要部断面斜視図である。
【図4】本発明に係る防水コネクタの一実施形態を示す、本実施形態に用いられる防水栓の断面斜視図である。
【符号の説明】
10 防水コネクタ
20 コネクタハウジング
25 防水栓収容室
26 リブ収容溝
30 電線
60 防水栓
61 第1のシール部
62 第2のシール部
63 電線引き出し孔
64 外周リップ部
68 リップ部
70 リヤホルダ
72 筒部
75 外周密着部
76 圧接部

Claims (2)

  1. コネクタハウジングに備えられた防水栓収容室に防水栓を配設し、前記コネクタハウジングと、該コネクタハウジングに装着されるリヤホルダとの係合によって、電線と前記コネクタハウジングとの間を防水する防水コネクタであって、
    前記防水栓が、円筒形状の第1のシール部と、スカート形状の第2のシール部と、電線引き出し孔とを備え、
    前記コネクタハウジングが、前記第2のシール部を収容するリブ収容溝を備え、
    前記リヤホルダが、前記第1のシール部の外周リップ部と密着当接することで防水機能を発揮する外周密着部と、前記第2のシール部をリブ収容溝の内壁に押圧することで防水機能を発揮する圧接部とから成る筒部を備えていることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 請求項1記載の防水コネクタであって、リブ収容溝の内壁と密着当接するリップ部を前記第2のシール部に備えたことを特徴とする防水コネクタ。
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