JP3841545B2 - フィニッシャ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置からシート収容部に積載されたシート束の端部に沿って、複数の停止位置を有する後処理装置が移動して後処理を実行するフィニッシャ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から複写機やプリンタ等の画像形成装置から排出されたシートを一時的に積載し、この積載されたシート束のコーナ部又は端部に沿った2個所以上をステープルした後に集積トレイに排出するフィニッシャ装置が知られている。
【0003】
このようなフィニッシャ装置は、一般に画像形成装置から排出されるシートを搬送するための搬送手段、排出されたシートを一時的に積載する処理トレイ、処理トレイ上に積載されたシート束に対してステープル動作を行なうステープラ及びステープルされたシート束を集積トレイ上に排出するシート排出手段とで構成される。
【0004】
上記ステープラは、処理するシート枚数やステープル指定情報等に基づき、パルスモータで定速駆動制御されており、電源スイッチの投入時には所定の退避位置であるホームポジションに移動し、シートが処理トレイ上に積載される時にはホームポジションからシート待機位置に移動し、さらにステープルすべきシート束が整合された時点でステープル動作位置に移動し、シート束の端部を1個所綴じ又は2個所綴じを行なう。また、これらのステープル処理が終了した後にはシート待機位置あるいはホームポジションに戻る。この一連のステープラの各動作は、パルスモータの能力限界に近い最高速度で駆動制御されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなフィニッシャ装置にあっては、実際のステープル動作位置までの移動速度を基準に速度設定しているため、ステープル動作を含む全体の実行サイクルに影響を与えないホームポジションやシート待機位置間の移動速度までが上記最高速度で駆動されている。このため、余分な消費電力が掛かると共に移動時の騒音も大きいものとなっていた。
【0006】
そこで、本発明は、画像形成装置から排出されたシートの種類及びステープル種別に応じて適宜移動速度を可変しながらステープラを駆動させることで、消費電力及び騒音を低減化したフィニッシャ装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るフィニッシャ装置は、画像形成装置からシート収容部に積載されたシート束の端部に沿って、複数の停止位置を有する後処理装置が移動して後処理を実行するフィニッシャ装置において、前記後処理装置は、シート待機位置と後処理位置を有し、前記シート待機位置へ移動する速度と、シート待機位置と後処理位置との間を移動する速度とがそれぞれ異なるように制御され、前記シート待機位置へ移動する速度より、シート待機位置と後処理位置との間を移動する速度の方が速いことを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項2に係るフィニッシャ装置は、画像形成装置からシート収容部に積載されたシート束の端部に沿って、複数の停止位置を有する後処理装置が移動して後処理を実行するフィニッシャ装置において、前記後処理装置は、ホームポジションと後処理位置を有し、前記ホームポジションへ移動する速度と、ホームポジションと後処理位置との間を移動する速度とがそれぞれ異なるように制御され、前記ホームポジションへ移動する速度より、ホームポジションと後処理位置との間を移動する速度の方が速いことを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項3に係るフィニッシャ装置は、画像形成装置からシート収容部に積載されたシート束の端部に沿って、複数の停止位置を有する後処理装置が移動して後処理を実行するフィニッシャ装置において、前記後処理装置は、シート待機位置、第1の後処理位置、第2の後処理位置を有し、前記シート待機位置と第1の後処理位置との間を移動する速度と、第1の後処理位置と第2の後処理位置との間を移動する速度とがそれぞれ異なるように制御され、前記シート待機位置と第1の後処理位置との間を移動する速度より、第1の後処理位置と第2の後処理位置との間を移動する速度の方が速いことを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項4に係るフィニッシャ装置は、画像形成装置からシート収容部に積載されたシート束の端部に沿って、複数の停止位置を有する後処理装置が移動して後処理を実行するフィニッシャ装置において、前記後処理装置は、ホームポジション、第1の後処理位置、第2の後処理位置を有し、前記ホームポジションと第1の後処理位置との間を移動する速度と、第1の後処理位置と第2の後処理位置との間を移動する速度とがそれぞれ異なるように制御され、前記ホームポジションと第1の後処理位置との間を移動する速度より、第1の後処理位置と第2の後処理位置との間を移動する速度の方が速いことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明に係るフィニッシャ装置の実施の形態を説明する。図1は本発明に係るフィニッシャ装置の全体構成を示したものである。この図において、符号1はフィニッシャ装置、2は画像形成装置(図示せず)から排出されたシートをフィニッシャ装置1内に導くための搬送経路、3は搬送経路の下流端に配置された処理トレイ、4,5,6は前記搬送経路2中に設けられた排出ローラである。前記処理トレイ3はシートの搬送方向に対して前方側が高く、後方側が低く傾斜して配置されていると共に、中央部には搬送方向と直交する方向にシート腰付け用のリブ7が突設している。また、この処理トレイ3の両側には腰付けされたシートを幅方向で整合する一対の規制部材8がスライド可能に設けられている。
【0012】
また、前記排出ローラ6の下部近傍にはシートの排出タイミングに合わせて回転するパドル9が配置されている。このパドル9は回転軸10の周囲に配した二本の軟質ゴム部材からなり、処理トレイ3上に排出されたシートを掻き落として処理トレイ3の後端近傍に配置したシートガイド12にシート後端を突き当てることで搬送方向の整合を行なう。シートガイド12は、処理トレイ3上に積載されたシートの後端を受け入れることができるようにコの字状に形成されており、処理トレイ3の傾斜に対して直交する方向に移動可能となっている。なお、シート積載時におけるシートガイド12の高さ位置は、処理トレイ3のシート積載面より少し低くしてあり、カール紙やシート厚の変化に対応できるようになっている。
【0013】
さらに、前記処理トレイ3の下端部近傍には処理トレイ3上に積載されたシート束をステープルするためのステープラ15が配設されている。このステープラ15の下部には支持フレーム16が一体に設けられており、この支持フレーム16がフィニッシャ装置1の筐体内に配設されたガイドレール17にローラ18を介して移動可能となっている。ステープラ15の前面側にはステープル時にシート面を支えるアンビル19と、ステープル針を打ち込むドライバ20が互いに対向して上下に設定されており、アンビル19側を固定しておき、ドライバ20を上方向に駆動することでステープルが行なわれる。
【0014】
なお、上記搬送経路2の入口端と出口端にはシート通過を検出する排出センサ27と収納センサ28が配置されている。これらの排出センサ27及び収納センサ28にはフォトインタラプタ等が使用され、シートの先端及び後端がフォトインタラプタを遮光する毎にその回数及び時間を検出するものである。また、処理トレイ3の近傍には後処理が終了したシート束を集積トレイ31上に排出する上下一対の排紙ローラ32a,32b及び送り出しローラ33が配置されている。
【0015】
したがって、上記構成からなるフィニッシャ装置1にあっては、画像形成装置で処理された画像形成済みシートは、排出ローラ4によって搬送経路2内に導かれ、さらに下流側の排出ローラ5,6によって処理トレイ3上に排出される。処理トレイ3上に排出されると同時にパドル9が反時計回り(図1において)に回転し、処理トレイ3上でシートを掻き落とす。掻き落とされたシートは、後端がシートガイド12に突き当たって整合される一方、規制部材8によって搬送方向と直交するシートの幅方向が整合される。整合されたシート束の綴じ方向に沿ってステープラ15が移動し、指定された個所にステープルを打ち込んだのち、シート束が排紙ローラ32a、32bによって集積トレイ31へと移送される。
【0016】
上記ステープラ15は、シートサイズ(例えばA3・A4・B4・B5)、シートの向き(縦・横)、綴じ方(コーナ綴じ・中綴じ)によって、ホームポジションあるいはシート待機位置からそれぞれのステープル動作位置に移動し、シートを1個所(コーナ綴じ)または2個所(中綴じ)以上で綴じる。ステープラ15のホームポジションは電源投入時や初期化時あるいは各動作モードへ移行する前に設定される位置であるのに対して、シート待機位置はステープル動作を実行する直前に設定される位置である。ホームポジションが常に定まった位置であるのに対して、シート待機位置はステープルを行なう箇所や個数によって異なっている。これは、実際に各動作毎のステープル動作位置に近い位置にあらかじめ待機させ、シート束が揃った時点ですばやく目標のステープル動作位置に移動させるようにするためである。
【0017】
次に、ステープラ15の動作及び速度制御手段を詳細に説明する。この実施例ではシートの右コーナを1個所綴じる動作、シートの左コーナを1個所綴じる動作およびシートの一辺に対して2個所の中綴じ動作を行なう場合の3パターンについて説明する。
【0018】
図2はホームポジションP2への移動パターンを示したものである。ホームポジションP2への移動は、画像形成装置側の電源投入時にステープラ15を不定定位置P1から所定の退避位置に戻すと同時に、起動命令を受ける状態に置くために必要な動作である。このホームポジションP2は、一般に処理トレイ3の端部から外側へ退避した位置である。ホームポジションP2に移動したことの位置確認は、ステープラ15内に設けられたホームポジションセンサ(図示せず)によって検知される。この状態で起動命令が供給されるとステープラ起動モータが回転し、後述する各ステープル動作毎に設定されたシート待機位置に移動する。その後、ステープル動作が終了し、シート待機位置からこのホームポジションP2に戻った時点でステープラ起動用のモータは停止する。ホームポジションP2に設定される場合としては、上述した電源投入時に不安定位置P1から移動するケースと、各シート待機位置から戻って退避するケースの2通りがあるが、両ケースともその移動速度T1がステープル実行サイクルに直接には影響しないので、画像形成装置がスタンバイ状態になるまでの時間内、あるいはシート束が集積トレイ31上に排出されて次の起動命令が発信されるまでの間に移動が完了していればよい。
【0019】
図3は処理トレイ3に搬入されたシート11を上面から見て、右コーナを1個所綴じる動作(以下、右1個所綴じという)パターンである。画像形成装置から右1個所綴じの指示を受けると、ステープラ15は上記ホームポジションP2から右1個所綴じ用に定められたシート待機位置P3に移動速度T2で移動する(a),(b)。このときの移動速度T2は、画像形成装置から排出されてくる1枚目のシート11が、処理トレイ3に到達するのに間に合う速度でよい。ステープラ15は、処理トレイ上3に所定枚数のシート11が積載されるまでシート待機位置P3に留まり、シート束11aの整合動作が終了すると同時に、移動速度T3で右方にスライド移動し、ステープル動作位置P4に設定される(c)。ステープラ15は、この位置でシート束11aの右肩部にステープル動作を行なって右1個所綴じを完了する。その後、シート束11aは排紙ローラ32a、32bにより集積トレイ31に排出されるが、それと同時にステープラ15は、次のシート11を受け入れるために移動速度T3でシート待機位置P3に戻る(d)。この実施例における移動速度T2と移動速度T3との関係は、後処理スピードを上げる点から移動速度T2≦移動速度T3となるのが望ましい。
【0020】
図4は処理トレイ3に搬入されたシート11を上面から見て、左コーナを1個所綴じる動作(以下、左1個所綴じという)パターンである。この場合も上記図3の実施例と同様、ステープラ15はホームポジションP2から左1個所綴じ用に定められたシート待機位置P5に移動速度T2で移動する(a),(b)。この場合のシート待機位置P5は、シート11の中央より少し左寄りである。ステープラ15は、処理トレイ上3に所定枚数のシート11が積載されるまでシート待機位置P5に留まり、シート束11aの整合動作が終了すると同時に、移動速度T3で左方にスライド移動し、ステープル動作位置P6に設定される(c)。ステープラ15は、この位置でシート束11aの左コーナにステープル動作を行なって左1個所綴じを完了する。その後、シート束11aは排紙ローラ32a、32bにより集積トレイ31に排出されるが、それと同時にステープラ15は、次のシート11を受け入れるために移動速度T3でシート待機位置P5に戻る(d)。この実施例における移動速度T2と移動速度T3との関係は、上記実施例と同様、移動速度T2≦移動速度T3である。
【0021】
図5は、処理トレイ3に搬入されたシート11の端部を2個所連続して綴じる動作(以下、2個所綴じという)パターンである。画像形成装置側から2個所綴じの指示を受けると、ステープラ15はホームポジションP2からシート11の略中央部に位置するシート待機位置P7に移動速度T2で移動する(a),(b)。ステープラ15は、処理トレイ上3に所定枚数のシート11が積載されるまでシート待機位置P7に留まり、シート束11aの整合動作が終了すると同時に、移動速度T3で右方にスライド移動し、1回目のステープル動作位置P8に設定される。ステープラ15は、この位置で1回目のステープル動作を行なってシート束11aを綴じる(c)。1回目のステープル動作が終了した後、ステープラは移動速度T4で2回目のステープル動作位置P9に移動して、素早くステープルを行なう(d)。その後、シート束11aは排紙ローラ32a、32bにより集積トレイ31に排出されるが、それと同時にステープラ15は、次のシート11を受け入れるために移動速度T4でシート待機位置P7に戻る(e)。
【0022】
このように、2個所綴じは、上記1個所綴じよりステープル回数が多く、また1回目のステープル動作位置P8から2回目のステープル動作位置P9へ長い距離の移動を伴うために処理時間が掛かる。そして、前記移動速度T4は、ステープル処理全体の実行サイクルに関わってくるため、他の移動速度T1、移動速度T2及び移動速度T3に対して最も高速に移動させる必要がある。以上のことから、この実施例では各移動速度の関係を、移動速度T2≦移動速度T3<移動速度T4となるように制御することが望ましい。また、電源投入時から集積トレイ31に排紙するまでの全体的なサイクルの中では、移動速度T1≦移動速度T2≦移動速度T3<移動速度T4となるようにパルスモータの回転速度を制御することで、後処理スピードを落とすことなく、ステープラ15の移動騒音を減らすことができる。
【0023】
図6及び図7は、上述したステープラ15の各移動パターン別の速度制御フローである。ここでは、ステープラ15の移動速度とステープラ15を駆動するためのパルスモータに与える回転数とを対応させた速度変換テーブルが用いられる。先ず、画像形成装置側からフィニッシャ装置1内に設けられたCPUにステープラ移動命令及びステープラ移動パターンが受信されると、ROMに格納されたステープラ移動パターン毎に設定された速度変換テーブルを参照する。この速度変換テーブルには、移動速度T1から移動速度T4のそれぞれに対応してパルスモータに与えるパルスカウント値が設定されている。そして、その参照されたパルス値に応じた速度でステープラ15が駆動され所定の位置で停止する。
【0024】
図6に示したフローS1〜S4は、1個所綴じの移動パターンの場合の制御フローであり、それぞれのポジションP1〜Pへ移動する場合に、速度変換テーブルの移動速度T1〜T3に対応して移動パルスがカウントアップし、ステープラが次の停止位置まで移動する。
【0025】
また、図7に示したフローS1及びS5〜S8は、2個所綴じの移動パターンの場合の制御フローであり、それぞれのポジションP1〜P9へ移動する場合に、速度変換テーブルのT1〜T4に対応して移動パルスがカウントアップし、ステープラが次の停止位置まで移動する。
【0026】
このような各動作毎に最適な速度制御をすることで、従来と同程度の処理時間のサイクルが得られると共に、消費電力や動作騒音が低減化でき、装置の信頼性がより高まることになる。なお、上記実施例では後処理手段としてシート束を綴じるステープラに付いて説明したが、本発明ではシート束に穴あけを行なうパンチング装置についても適用できるものである。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るフィニッシャ装置によれば、後処理装置が後処理を実行するための複数の停止位置間を異なった速度で移動するように制御したので、後処理の実行サイクルに関わる移動はスピードを上げ、それ以外の移動はスピードを落とすことで、全体の後処理時間を延長することなく、後処理装置の駆動に伴う消費電力及び騒音を低減することができる。
【0028】
特に、後処理としてシート束をステープル処理する場合、ステープル処理の実行サイクルに関わるステープル動作位置間の移動は最速に、一方ホームポジションあるいはシート待機位置に移動する速度は、ステープル処理の実行サイクルに依存しないシート搬送速度に間に合わせるよう低速制御したことで、全体的な実行サイクルを変えることなく、ステープラの負荷を低減させることができる。その結果、ステープル動作時以外のときの騒音を低く抑えることができと共に、ステープラの駆動モータ自体の負荷が低減でき、寿命アップが図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィニッシャ装置の全体構成図である。
【図2】ステープラのホームポジションへの移動パターンを示す概念図である。
【図3】ステープラの右1個所綴じの移動パターンを示す概念図である。
【図4】ステープラの左1個所綴じの移動パターンを示す概念図である。
【図5】ステープラの2個所綴じの移動パターンを示す概念図である。
【図6】ステープラの1個所綴じの移動パターンの処理を示したフローチャートである。
【図7】ステープラの2個所綴じの移動パターンの処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 フィニッシャ装置
3 処理トレイ(シート収容部)
11 シート
11a シート束
15 ステープラ(後処理装置)
P2 ホームポジション
P3,P5,P7 シート待機位置
P4,P6,P8,P9 ステープル動作位置
Claims (9)
- 画像形成装置からシート収容部に積載されたシート束の端部に沿って、複数の停止位置を有する後処理装置が移動して後処理を実行するフィニッシャ装置において、
前記後処理装置は、シート待機位置と後処理位置を有し、前記シート待機位置へ移動する速度と、シート待機位置と後処理位置との間を移動する速度とがそれぞれ異なるように制御され、前記シート待機位置へ移動する速度より、シート待機位置と後処理位置との間を移動する速度の方が速いことを特徴とするフィニッシャ装置。 - 画像形成装置からシート収容部に積載されたシート束の端部に沿って、複数の停止位置を有する後処理装置が移動して後処理を実行するフィニッシャ装置において、
前記後処理装置は、ホームポジションと後処理位置を有し、前記ホームポジションへ移動する速度と、ホームポジションと後処理位置との間を移動する速度とがそれぞれ異なるように制御され、前記ホームポジションへ移動する速度より、ホームポジションと後処理位置との間を移動する速度の方が速いことを特徴とするフィニッシャ装置。 - 画像形成装置からシート収容部に積載されたシート束の端部に沿って、複数の停止位置を有する後処理装置が移動して後処理を実行するフィニッシャ装置において、
前記後処理装置は、シート待機位置、第1の後処理位置、第2の後処理位置を有し、前記シート待機位置と第1の後処理位置との間を移動する速度と、第1の後処理位置と第2の後処理位置との間を移動する速度とがそれぞれ異なるように制御され、前記シート待機位置と第1の後処理位置との間を移動する速度より、第1の後処理位置と第2の後処理位置との間を移動する速度の方が速いことを特徴とするフィニッシャ装置。 - 画像形成装置からシート収容部に積載されたシート束の端部に沿って、複数の停止位置を有する後処理装置が移動して後処理を実行するフィニッシャ装置において、
前記後処理装置は、ホームポジション、第1の後処理位置、第2の後処理位置を有し、前記ホームポジションと第1の後処理位置との間を移動する速度と、第1の後処理位置と第2の後処理位置との間を移動する速度とがそれぞれ異なるように制御され、前記ホームポジションと第1の後処理位置との間を移動する速度より、第1の後処理位置と第2の後処理位置との間を移動する速度の方が速いことを特徴とするフィニッシャ装置。 - 前記第1の後処理位置と第2の後処理位置との間の距離が、シート待機位置と第1の後処理位置との間の距離より長く設定されている請求項3記載のフィニッシャ装置。
- 前記第1の後処理位置と第2の後処理位置との間の距離が、ホームポジションと第1の後処理位置との間の距離より長く設定されている請求項4記載のフィニッシャ装置。
- 前記シート待機位置又はホームポジションは、第1の後処理位置と第2の後処理位置との間に設定される請求項3又は4記載のフィニッシャ装置。
- 前記後処理装置は、後処理終了後に前記後処理位置からシート待機位置又はホームポジションに移動して停止する請求項1乃至4のいずれかに記載のフィニッシャ装置。
- 前記後処理装置は、シート収容部に積載されたシート束の端部を綴じるステープラである請求項1乃至4のいずれかに記載のフィニッシャ装置。
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