JP3841377B2 - 機能的簡易緑化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の屋内外やベランダ、テラスや地下が駐車場となっている人工地盤上等の空間の緑化に使用される、ボックス植栽物を使用した機能的簡易緑化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の屋内外や人工地盤空間の簡易緑化が、周りの景色の修景はもとより、大気の浄化、ヒートアイランド現象の緩和、乾燥防止、夏期の防暑、冬期の保温等の効果が最近は広く注目され、特に環境保全意識の高まりと相俟ってその効用が再認識され個人の家庭空間からビルや工場などの建築物の屋上の緑化まで広がる傾向にある。
【0003】
上記簡易緑化に使用される植栽物には、均一性、緑性、四季性、平面性より芝生が最も良く使用されており、従来は、予め育成した芝を裁断して薄型の植物保持容器に入れ、該保持容器を所定の場所に敷き詰めていく簡易緑化の方法が使用されていた。
【0004】
ところで、植物保持容器を使用したものについては、生育障害、変色、枯れ、根腐れ、人の踏み圧による根の損傷等が原因で手軽に緑化が進めない問題がある。
上記障害は下記事項に起因しているものと考えられる。
a、芝生類の持つ独特の生態系、例えば暖地型と寒地型の区別、成長温度、日長、耐陰性、高温障害、低温障害等に対する認識不足。
b、植物の根の成長に適した土壌の三相(固相、液相、気相)条件などに対する配慮が保持容器の構造に充分なされていない。
c、メンテナンス、特に給排水、施肥に対する配慮が前項同様保持容器になされていない。
d、緑化空間に対し、多目的な対応の出来る簡易緑化手段が提供されていない。
【0005】
また、緑化の対象となる場所によっては下記問題を内蔵している。
e、日照時間の短い場所やドーム内の緑化のような室内緑化の場合は直射日光は当たらずガラス等の透過光であっても屋根や柱の存在により制約を受け植物の生育に必要な光条件が不足するため、場合によっては数ケ月毎に外界と交換する必要がある。
f、また、サッカーやラグビーやテニス等に使用する場合は選手の踏み固めによる植物の損耗の場合も使用の都度取り替えの必要を生じる場合もある。
【0006】
上記a項については、芝草の特性を理解し、できるだけ使用する環境に合ったものを選択すれば解決できるものと考えられる。
しかし、b、c、d項については、緑化用植物の生育環境の保全に適した保持容器と該容器を利用してそれぞれ緑化空間に適応した多目的緑化機能を発揮させる必要がある。
また、e、f項の場合は交換型に適した軽量可搬型の保持容器を必要とし、且つ取り替えの都度正確な位置精度を確立できる嵌合式のものが必要とされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、簡易緑化の手段として、植栽物の栽培や育成及び移動が容易にできる保持容器と、それに付随するジョイントや緑化に多様性をもたせるべく多目的機能化用拡張枠を用意した機能的簡易緑化装置の提供を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は人工地盤空間の緑化において、
容器の下部に位置する方形碁盤目状凹部のそれぞれの対角線の交点に平盤状突起を設けて、容器の底上げ部を形成させるとともに、前記平盤状突起部夫々に容器下部空間に通気させる細孔を設ける構成とした保持容器を用意し、前記夫々の容器の底上げ部の凹部に保水性、保肥性部材よりなる土壌を充填して保水層形成部を、更に保水層形成部の上に根形成部材よりなる土壌を充填して植物根形成部を形成することにより、地表植物から地被植物までの育成を可能とした機能的簡易緑化装置であって、
前記保持容器底部の四隅に嵌合用凹凸部を設け、該凹凸部を介して別途設けたジョイントの一角と嵌合して他の容器と結合可能に構成するとともに、前記嵌合したジョイントのベース下底は結合させたの保持容器の底上げ部の底面と同一平面を形成する構成にしたことを特徴とする。
【0009】
上記請求項1記載の発明により、予め用意した保水性、保肥性の土壌を容器の下部に充填しその上部に植栽物の根形成用の土壌を充填するとともに、予め選定してある植栽物の種を播種して地表植物から地被植物を育成できる保持容器を用意したため、複数保持容器の位置決めと増設結合ができるようにした嵌合ジョイントを別に用意することにより、地表植物と地被植物を適宜取り混ぜ組み合わせた人工空間の多機能緑化を図ることができる。
【0010】
【0011】
記発明により、多数の方形碁盤目に高さの低い平盤状突起部を底部に持つ容器本体(以下ボックス容器という)と、該ボックス容器に底上げ部を設け、該底上げ部は前記ボックス容器の底部に設けた平盤状突起の間に設けた凹部により構成し、底の肉厚を含む凹部の深さだけボックス容器は底上げされるようにしてある。
そして、前記底上げ部の凹部の底よりボックス容器の底の平盤状突起の表面まで保水性、保肥性土壌を充填し、充填した前記保水性、保肥性土壌に接して平盤状突起より上部に植物根形成用土壌を充填する事により、該土壌には常にその下の保水性、保肥性土壌より水分及び液肥の供給を毛細管現象により受けることができるようにしてある。
また、後記するように保水層形成部上部よりの過剰水の排出は可能にしてある。
【0012】
上記細孔は、上部の植物根形成部(植物根形成用土壌)へ下部空間より通気して気層を形成させた、ことを特徴とする。
【0013】
上記発明により、上記平盤状突起には複数の細孔を設けてある底部は、施工地盤表面との間には空間が介在する構造にしてあるため、外部との間の空気流通を図ることができ、該細孔を介して前記植物根形成部(植物根形成用土壌)への通気を可能にして気相を形成することができる。
【0014】
また、上記細孔は、平盤状突起及び底上げ部の凹部群に充填された保水層形成部材の保水量の適量制御用排水口を兼用する構成としたことを特徴とする。
【0015】
上記発明より、上記複数の細孔の設けてある平盤状突起面の下部に保水層形成部材を充填した底上げ部の凹部が位置する構造にしてあるため、保水層形成部材の上部よりしみ出る余分な水は細孔より排出させることができ、前記保水層形成部材の保水量の適量制御を自動的に行うことができる。
【0016】
また、前記したように本発明は前記容器側壁に給水給電用配管貫通用ユーティリティ部を設けるのがよい。
【0017】
上記発明により、ユーティリティ部より必要に応じて容易に所用孔径の削孔ができ、給水及び給電用配管を介して給水、給肥の自動化を図ることができる。
【0018】
また、前記したように本発明は、前記容器底部の四隅に嵌合用凹凸部を設け、該凹凸部を介して別途設けたジョイントの一角と嵌合して他の容器と結合するとともに、前記嵌合したジョイントのベース下底は結合させた保持容器の底上げ部の底面と同一平面を形成する構成にしている。
【0019】
上記発明は、容器の底部四隅には嵌合用の凹凸部を設け、該凹凸部に嵌合して左右上下に位置決め可能の凹凸部をその一角に持つジョイントを別途設ける構成としてあるため、他のボックス容器の対応する嵌合部を突き合わせ嵌合させれば、両者の間の左右上下の位置は正確に規制でき、ジョイント底部と嵌合するボックス容器の底部は同一平面を形成する構造にしてあるため、ボックス容器の上方からの荷重をジョイントを介して施工地盤上に支持できるため、前記荷重による四隅の沈み込みの差を解消できる。
【0020】
なお、上記ジョイントは容易に切断できる構造にしてあるため、ボックス容器の配列の最終端でジョイントが施工部位より突出しないように除去できる。
【0021】
保持容器の布設時に保持容器同士の位置決め連結ができ、また場合によっては容易に分割分離でき、緑化植栽物の移動を容易に行うことができる。
【0022】
また、前記保持容器の外枠は、該容器の底部が嵌合可能に構成し収納時積み重ね可能とするのがよい
【0023】
上記発明により、ボックス容器の外枠は、段付き嵌合構造とし内側段付き部にボックス容器の底部が嵌合できる構造にしてあるため、空ボックスの収納時に多段積み重ね収納が可能で省スペース化を図ることができる。
【0024】
また、芝などの植物を用いた場合、ボックス容器の外枠は肉厚を薄くしてあり、上部枠一杯まで培土が充填され、そこに芝生が形成される構造にしてあるため、敷き詰められたボックスの芝生の上で激しい運動や競技をしても安全である。
【0025】
また、前記保持容器の外枠は、拡張枠の下端を挿入延設可能構成とするのがよい
【0026】
上記発明により、ボックス容器に充填する培土の深さを緑化植栽物により自由に変更でき、多様性を持たせることができる。
【0027】
また、 前記保持容器は外枠上方に延設させた拡張枠を設けるとともに、前記拡張枠は、前記ボックス容器の外枠に挿入した他の拡張枠と結合して天板、底板なしの箱状に形成可能とするとともに上部に多段延設可能の構造としたことを特徴とする。
【0028】
上記発明により、植栽物に適した土壌の厚さを形成でき、多段延設可能の構造にしてあるため、一種類の拡張枠で広く要求に添うことができ、また同一規格の結合構造としてあるため、収納時の省スペース化と単一規格品の在庫準備で済むようにしてある。
また、外枠に上方延設させた拡張枠を設けたため、地表植物から地被植物にいたる緑化用植栽物を用意できる。
【0029】
また、前記根形成部材は、破砕植物繊維、炭、乾燥汚泥粒等より構成したことを特徴とする。
【0030】
また、前記保水性、保肥性部材は汚泥乾燥粗粒培土より構成したことを特徴とする。
【0031】
上記発明により、芝草の培養に最適且つ軽量の培土を供給することができ、人工地盤の緑化に最適の植栽物を培養できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の保持容器の概略の構成を示す正面図で、図2(A)は図1のIIA−IIA視図で底上げ部を含むボックス容器の断面図であり、(B)は底上げ部を含む保持容器への培土充填により形成される保水層形成部と芝マット形成部と、該芝マット形成部に育成された芝草の根の固定状況を示す断面図である。 図3(A)は図1のIIIA−IIIA視図で、ボックス容器の断面図であり、(B)はボックス容器本体に培土を充填して形成される芝マット形成部の状況と、育成された芝草の根の固定状況を示す断面図である。
【0033】
図1に示す正面図に見るように、本発明の機能的簡易緑化方法に使用する保持容器10は、ボックス容器11と該ボックス容器11の底上げ部12とよりなり、容器内に培土を充填し、充填した培土にて植栽物の種子を播種育成し、育成した状態のまま保持容器とともに、目的施工地盤に搬入、敷き詰めを行うことにより、目的とする緑化をするようにしたものである。
【0034】
上記ボックス容器11は図1及び図1のIIIA−IIIA視図である図3(A)に見るように、角型ボックスよりなり、その角型ボックスの底部に碁番目状に多数の平盤状円形突起11aを配設して左右のリム11cでそれぞれと外枠11dとを連結する構成にしてある。
なお、上記平盤状円形突起11aには5個の細孔11bをそれぞれ設け、図3(C)に見るように下部の外部空間12cとの間の通気と保水槽形成物よりの過剰水の排出機能を持つ構成にしてある。
上記外枠11dの4面の適当箇所にはユーティリティ13を設け、必要に応じて削孔した配管可能のホールを介して自動給水及び給肥を行うようにしてある。
【0035】
前記底上げ部12は、図1及び図1のIIA−IIA視図である図2(A)に見るように、碁盤目状に配設して方形頂点に各中心位置を持つ前記平盤状円形突起の対角線の交点部位に凹部12aを設け、前記ボックス容器11の上げ底を形成するように構成する。
【0036】
そして、図2(B)に見るように、前記凹部12aの底面12bより平盤状円形突起11aの上面まで保水性及び保肥性に富む汚泥乾燥粗粒培土を充填し保水層形成部15を形成させ、その上側よりボックス容器11の外枠11dの上縁まで破砕植物繊維、炭や乾燥汚泥粒を混合充填し芝マット形成部14を形成させ、該芝マット形成部14に芝生16の種子を直接播種し、前記図3(B)に示すように芝マット形成部14の下部に後記するユーティリティ13を経由して自動給水配管13a、配線13bを介して給水ないし給肥の自動制御を行い、播種した芝生16を図2(B)、図3(B)に見るように育成するようにしてある。
【0037】
なお、図4(A)に見るようにボックス容器11の外枠11dの上縁部には深さsの段付き嵌合部11fを設け、該嵌合部11fに底上げ部12の底部が嵌合可能の構造にして、図4(B)に見るように空ボックス容器11の収納時多段積み重ねの収納が可能となり、省スペース化を図ることができる。
【0038】
また、ボックス容器の材料は、廃棄プラスチック若しくはリサイクル可能のプラスチックを使用し、前記外枠11dの上縁より約10mm深さまでは肉厚を約1mm以下に薄くしてあるため、上部枠一杯まで培土が充填され、そこに芝生マットが形成されているため、敷き詰められたボックス芝生上での激しい運動や競技に対しても安全を確保できるようにしてある。
【0039】
図5(A)には本発明の保持容器の結合用に別途用意したジョイントの平面図を示し、(B)にはそれの側断面図が示してある。図に示すジョイント17は略方形状の角椀状部材で構成され、4隅枠頂部17dを持つ直立等辺アングルを中心に対し点対称に設け、前記四隅を結ぶ4辺は四隅枠頂部17dより低い側枠頂部17cで構成してあり、上記ジョイントの4隅に形成される凹凸嵌合部を保持容器の4隅の下部に設けた嵌合部に嵌合するようにしてある。
即ち、ふた組みの嵌合部である、四隅枠頂部17d−側枠頂部17c−四隅枠頂部17d、及び側枠頂部17c−ベース上底17a−側枠頂部17cを形成させ、そのふた組みの嵌合部により精密な位置決めと確実な結合を可能にしている。 なお、上記ジョイント17は縦横4分割可能の構造にしてあるため、ボックス配列の最終端でのはみ出したジョイントは簡単に除去できる。
【0040】
上記ジョイントを使用して他の保持容器と結合するときの状況は、図6(A)、及び(B)にそれぞれ図1のVIA視図における嵌合状態と及びVIB視図における嵌合状態が示してある。
図6(A)に見るように、ジョイント17の凹凸嵌合部を形成する側枠頂部17c−ベース上底17a−側枠頂部17cにより二つの保持容器の底上げ部のそれに嵌合し、嵌合したジョイント17のベース下底17bは結合している二つの保持容器の底上げ部12の底面12bと同一平面を形成する構成にしてある。
また、図6(B)に見るように、ジョイント17の凹凸嵌合部を形成する四隅枠頂部17d−側枠頂部17c−四隅枠頂部17dにより二つの保持容器の底上げ部のそれに嵌合し、嵌合したジョイント17のベース下底17bは結合している二つの保持容器の底上げ部12の底面12bと同一平面を形成する構成にしてある。
上記二つの嵌合部による嵌合により左右上下のねじれ防止と位置決めを確実に行うとともに、保持容器の上方よりの荷重を前記同一平面が接する施工面により受けることになり、4隅の荷重による沈み差をなくす構成にしてある。
【0041】
図7(A)には前記保持容器の深さを拡大させて植栽物の大きさに適合させる際使用する拡張枠18を構成する4枚の同一側板18aの平面図が示され、(B)には保持容器10への取り付け状況を示す図である。
図7の(A)に示す4枚の同一側板18aを組合せて天板、底板なしの箱状の拡張枠18を形成し、ボックス容器11の開口部に沿って拡張枠18のガイド部を挿入し、そのまま積み重ね、拡張分の幅分の深さを増す構造にしてあり、例えばn段積層下場合は図示のように保持容器の高さが「H+拡張枠の幅L×n」となり、緑化植栽物に適した土壌厚さに随意適合させ、多様化を図ることができる。
【0042】
なお、箱型に組む場合は図8に示すように側板18aの差し込み部18bを他の側板の差し込み孔18cに挿入ロックするようにしてある。
また、格納時は上記箱型形状より分解して4枚を積層格納させ、省スペース化を図っている。
【0043】
【発明の効果】
本発明の上記構成により、保持容器に芝育成可能の軽量土壌を形成して、播種から芝マットまで移動可能の状態で形成できる。
また、保水溜り部である底上げ部の凹部は通気用細孔の設けてある平盤状円形突起面より低いため、保水と通気の機能を確実にはたすことができる。
また、芝根の形成用として破砕植物繊維や、炭や、汚泥乾燥粒によりなる床材を使用することにより、全てが培土に成って行き、効率的な芝の育成を可能にすることができる。
別途用意したジョイントにより、他の保持容器の接合に際して左右上下の正確な位置規制を可能とし、且つ保持容器同志の安定した結合を可能にすることができる。
また、拡張枠の使用により植栽物に適合した土壌厚さを確保でき、緑化の多様化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の保持容器の概略の構成を示す正面図である。
【図2】 (A)は図1のIIA−IIA視図で底上げ部を含むボックス容器の断面図であり、(B)は底上げ部を含むボックス容器への培土充填により形成される保水層形成部と芝マット形成部と、該芝マット形成部に育成された芝草の根の固定状況を示す断面図である。
【図3】 (A)は図1のIIIA−IIIA視図で、ボックス容器の断面図であり、(B)はボックス容器本体に培土を充填して形成される芝マット形成部の状況と、育成された芝草の根の固定状況を示す断面図である。
【図4】 (A)はボックス容器の外枠の上縁部には深さsの段付き嵌合部を設けた状況を示す要部断面図で、(B)は空のボックス容器の収納時多段積み重ねの状況を示す図である。
【図5】 (A)は本発明の保持容器の結合用に別途用意したジョイントの平面図を示し、(B)にはそれの側断面図が示してある。
【図6】 ジョイントを使用して他の保持容器と結合するときの状況を示す図で、(A)は図1のVIA視図における嵌合状態が示さされ、(B)は図1のVIB視図における嵌合状態が示してある。
【図7】 (A)は前記保持容器の深さを拡大させて土壌厚さを植栽物に適合させる際使用する拡張枠18を構成する4枚の同一側板18aの平面図が示され、(B)には保持容器10への取り付け状況を示す図である。
【図8】 拡張枠を箱型に組む状況を示す図である。
【符号の説明】
10 保持容器
11 ボックス容器(容器本体)
11a 平盤状円形突起
11b 細孔
11c リム
11d 外枠
11f 段付き嵌合部
12 底上げ部
12a 凹部
12b 底面
12c 外部空間
13 ユーティリティ
14 芝マット形成部
15 保水層形成部
16 芝生
17 ジョイント
17a ベース上底
17b ベース下底
17c 側枠頂部
17d 4隅枠頂部
18 拡張枠

Claims (7)

  1. 人工地盤空間の緑化において、
    容器の下部に位置する方形碁盤目状凹部のそれぞれの対角線の交点に平盤状突起を設けて、容器の底上げ部を形成させるとともに、前記平盤状突起部夫々に容器下部空間に通気させる細孔を設ける構成とした保持容器を用意し、前記夫々の容器の底上げ部の凹部に保水性、保肥性部材よりなる土壌を充填して保水層形成部を、更に保水層形成部の上に根形成部材よりなる土壌を充填して植物根形成部を形成することにより、地表植物から地被植物までの育成を可能とした機能的簡易緑化装置であって、
    前記保持容器底部の四隅に嵌合用凹凸部を設け、該凹凸部を介して別途設けたジョイントの一角と嵌合して他の容器と結合可能に構成するとともに、前記嵌合したジョイントのベース下底は結合させた保持容器の底上げ部の底面と同一平面を形成する構成にしたことを特徴とする機能的簡易緑化装置
  2. 前記細孔は、上部の植物根形成部へ下部空間より通気して気層を形成させたことを特徴とする請求項1記載の機能的簡易緑化装置
  3. 前記細孔は、平盤状突起及び底上げ部の凹部群に充填された保水層形成部材の保水量の適量制御用排水口を兼用する構成としたことを特徴とする請求項1記載の機能的簡易緑化装置
  4. 前記保持容器の外枠は、該容器の底部が嵌合可能に構成し収納時積み重ね可能としたことを特徴とする請求項記載の機能的簡易緑化装置
  5. 前記保持容器は外枠上方に延設させた拡張枠を設けるとともに、前記拡張枠は、前記容器外枠に挿入した他の拡張枠と結合して天板、底板なしの箱状に形成可能とするとともに上部に多段延設可能の構造としたことを特徴とする請求項記載の機能的簡易緑化装置
  6. 前記根形成部材は、破砕植物繊維、炭、乾燥汚泥粒等より構成したことを特徴とする請求項1記載の機能的簡易緑化装置
  7. 前記保水性、保肥性部材は汚泥乾燥粗粒培土より構成した、ことを特徴とする請求項1記載の機能的簡易緑化装置
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