JP3839611B2 - 再蓋不能キャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は容器体口頸部へ装着させるキャップに関し、特に、いったん開蓋した後は再度の閉蓋が不能な再蓋不能キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、商品の流通経路においては容器体口頸部を閉塞するキャップは容易に開蓋できないように装着させられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、商品の流通経路において開蓋困難に装着させられたキャップでも開蓋することは不可能ではなく、しかも、いったん開蓋したキャップを再度、閉蓋することも不可能ではなく、このため安全性の点から流通経路においていったん開蓋した後は再度の閉蓋が不能なキャップが望まれていた。
【0004】
本発明は、開蓋に際しては、必然的にキャップが破断するようにして、開蓋後のリキャップを不能にしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、胴部2上端部から起立する容器体口頸部3外面へ装着させた上端面閉塞の蓋筒10と、該蓋筒周壁から突設する周壁破断用の開蓋リング20とを有し、上記蓋筒10は、容器体口頸部3上端面へ載置させた頂板11外周から周壁12を垂設して、該周壁を口頸部外面へ抜出し不能に、かつ回動不能に嵌合させると共に、周壁に上下一対の周方向への第1破断線15、15と、これら両破断線に連続する上下方向への第2破断線16とを、それぞれ形成し、上記開蓋リング20は、上下方向への第2破断線16に近接する蓋筒周壁12部分外面から弾性板21を起立し、かつ該弾性板上端部からリング状板22を頂板11上方へ突設して、該リング状板下面を蓋筒頂板11上面へ連結片23を介して連結した。
【0006】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に、上記容器体口頸部3の上方部外面を下向き段部4を介して大外径部に形成すると共に、該下向き段部より下方口頸部外面に複数の第1嵌合突条5を縦設し、
上記蓋筒周壁12の上下方向中間部内面に周設した係合突条13上面を、上記下向き段部4下面へ係合させ、かつ係合突条より下方蓋筒周壁12部分内面に複数の第2嵌合突条14を縦設して、該第2嵌合突条を上記第1嵌合突条5へ嵌合させた。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る再蓋不能キャップの実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明に係る再蓋不能キャップは、蓋筒と開蓋リングとからなる。
まず、キャップを装着させる容器体について説明すると、容器体1は胴部2上端部から口頸部3を起立し、かつ該口頸部の上方部外面を、下方小径のテーパ状下向き段部4を介して大外径部に形成すると共に、該下向き段部4より下方口頸部外面に複数の第1嵌合突条5を縦設し、さらに、口頸部3下端外面に外向きフランジ6を付設する。
【0008】
10は蓋筒で、容器体口頸部3上端面へ載置させた頂板11外周から周壁12を垂設して、該周壁を外向きフランジ6より上方口頸部分外面へ嵌合させ、かつ、周壁12の上下方向中間部内面に周設した係合突条13上面を、下向き段部4下面へ係合させると共に、係合突条13より下方周壁12部分内面に複数の第2嵌合突条14を縦設して、該第2嵌合突条を第1嵌合突条5へ嵌合させる。
【0009】
また、係合突条13より上方周壁12部分に、上下一対の周方向への第1破断線15、15と、周壁12後部に位置して両破断線15、15に連続する上下方向への第2破断線16とを、それぞれ形成する。
なお、上下一対の破断線15、15のうち、上方に位置する破断線は頂板11との境界に、また、下方に位置する破断線は係合突条13との境界に、それぞれ形成する。
また、頂板11の中央部下面から短筒17を垂設して、該短筒を容器体口頸部3内面へ嵌合させると共に、頂板11中央部を円筒状に隆起させ、かつ該隆起部の前部を凹設して前面開放の指入れ凹部18を形成する。
【0010】
20は開蓋リングで、上下一対の第1破断線15、15間の周壁12部分外面から、第2破断線16に近接させて弾性板21を起立し、該弾性板上端部からリング状板22を頂板11上方へ突設し、かつ、該リング状板下面から連結片23を垂下して、該連結片を頂板11の外周部上面へ連結する。
【0011】
次に本実施形態の作用について説明する。
開蓋するには、頂板11の指入れ凹部18から、リング状板22前部下面に指を掛けてリング状板22を持ち上げることにより、連結片23を破断させてリング状板22を頂板11から分離させた後、リング状板22を下方へ引いて第2破断線16を破断させ、さらに、図1に示すようにリング状板22を反時計方向へ引いて第1破断線15、15を破断させることによりリング状板22を頂板11と周壁12とから分離させる。次いで、頂板11を容器体口頸部3から離脱させて口頸部3から液体等を注出可能にする。
なお、蓋筒周壁12は、第2嵌合突条14を介して第1嵌合突条5へ嵌合しているため、リング状板22を周方向へ引いても容器体口頸部外面上を回動することはない。
【0012】
このように、開蓋させるには筒蓋周壁12を破断させるほかなく、いったん破断させた筒蓋で再度容器体口頸部を閉塞させることは不可能である。また、周壁を破断させた後でも周壁下部は容器体口頸部へ残るため、開蓋の事実は容易に認識される。なお、頂板11は短筒17を口頸部3へ嵌合させているだけであるから、頂板11のみで完全に閉蓋させることは困難であるばかりか、外観的にも開蓋の事実を隠蔽することは困難である。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、上面閉塞の蓋筒周壁を容器体口頸部へ抜出し不能に嵌合させたので、開蓋するには周壁を破断させなければならないが、いったん破断した蓋筒をリキャップすることは不可能であり、また、周壁を破断させても周壁下部は容器体口頸部へ残るため、流通経路における開蓋の事実を視認することは極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る再蓋不能キャップの開蓋前の状態を示す斜視図。
【図2】同じく、図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】同じく、図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】同じく、図1の平面図。
【図5】同じく、容器体口頸部の斜視図。
【符号の説明】
1 容器体
2 胴部
3 口頸部
4 下向き段部
5 第1嵌合突条
10 蓋筒
11 頂板
12 周壁
13 係合突条
14 第2係合突条
15 第1破断線
16 第2破断線
20 開蓋リング
21 弾性板
22 リング状板
23 連結片
Claims (1)
- 胴部2上端部から起立する容器体口頸部3外面へ装着させた上端面閉塞の蓋筒10と、該蓋筒周壁から突設する周壁破断用の開蓋リング20とを有し、上記蓋筒10は、容器体口頸部3上端面へ載置させた頂板11外周から周壁12を垂設して、該周壁を口頸部外面へ嵌合させると共に、周壁に上下一対の周方向への第1破断線15、15と、これら両破断線に連続する上下方向への第2破断線16とを、それぞれ形成し、上記開蓋リング20は、上下方向への第2破断線16に近接する蓋筒周壁12部分外面から弾性板21を起立し、かつ該弾性板上端部からリング状板22を頂板11上方へ突設して、該リング状板下面を蓋筒頂板11上面へ連結片23を介して連結し、上記容器体口頸部3の上方部外面を下向き段部4を介して大外径部に形成すると共に、該下向き段部より下方口頸部外面に複数の第1嵌合突条5を縦設し、上記蓋筒周壁 12 の上下方向中間部内面に周設した係合突条 13 上面を、上記下向き段部4下面へ係合させて抜出し不能に、かつ係合突条より下方蓋筒周壁 12 部分内面に複数の第2嵌合突条 14 を縦設して、該第2嵌合突条を上記第1嵌合突条5へ嵌合させて回動不能に設けたことを特徴とする再蓋不能キャップ。
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- 1999-03-30 JP JP08785299A patent/JP3839611B2/ja not_active Expired - Fee Related
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