JP3839519B2 - ファイバ光学プレート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、指紋検出などに用いられるファイバ光学プレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
指紋検出装置などにおいて、検出対象の表面凹凸形状を光の像に変換する手段としてファイバ光学プレートが用いられている。このファイバ光学プレートを具体的に指紋検出装置に用いた例としては、特開平7−174947号公報に記載されたものが知られている。この公報におけるファイバ光学プレートは、その図11に示されるように、ファイバ光学プレートを構成する光ファイバの光軸方向が入射面および出射面に対し傾斜角θだけ傾斜しているものであって、その出射面側にはCCDが取り付けられている。このファイバ光学プレートは、光軸方向に対し入射面および出射面を傾斜して形成されることにより、外部の空気中から直接その内部へ光が入射するのを防止し、また、検出対象となる指を接触させる面(ファイバ光学プレートの入射面)からCCDまでの寸法を小さくして指紋検出装置の小型化を図ろうとしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のファイバ光学プレートにあっては、次のような問題点がある。すなわち、そのファイバ光学プレートは、光ファイバの光軸方向に対し出射面も傾斜しているので、入射面に接触した指を通じて指紋の像がプレート内へ入射されたとしても、その出射面側でその光が外部の空気中へ出射されない。また、その出射面にCCDを取り付けて出射特性を変えたとしても、出射面から出射される光量は非常に小さく、検出すべき指紋の像は暗いものとなってしまう。
【0004】
そこで本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであって、光の出射特性に優れたファイバ光学プレートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、 同一方向に向けた複数の光ファイバを束ねて一体化したものであって、その光ファイバの光軸に対して斜めに形成され互いに平行とした入射面および出射面を有する第一プレートと、 同一方向に向けた複数の光ファイバを束ねて一体化したものであって、その光ファイバの光軸に対して斜めに形成され互いに平行とされた入射面および出射面を有し、第一プレートに対し大きな開口数とされ、その入射面が第一プレートの出射面と接合されている第二プレートと、を備え、第一プレートの入射面と第二プレートの出射面が互いに平行となっていることを特徴とする。
【0006】
このような発明によれば、第一プレートに入射された光はその第一プレート内を伝搬して第二プレートへ向けて出射される。その際、第二プレートが第一プレートに対し大きい開口数とされているから、第一プレートから第二プレートへ光が入射しやすく、また、第二プレートの出射面から出射する光の出射角度が広いものとなる。
【0007】
また本発明は、前述の第二プレートの光ファイバにおけるコアの屈折率が第一プレートの光ファイバにおけるコアの屈折率に対して大きい値とされていることを特徴とする。
【0008】
このような発明によれば、第一プレートから第二プレートへ光が伝搬する際に、その接合部分でその光が反射することなく第二プレート内へ入射されるので、その接合部分における光損失が防止される。
【0009】
更に本発明は、前述の第二プレートにおける光軸と出射面のなす傾斜角が、第一プレートから第二プレートへ最大入射角で入射した光が第二プレートのコア内にてほぼ臨界角で進行する角度とされていることを特徴とする。
【0010】
このような発明によれば、第一プレートへ入射された光が全てその第二プレートに沿って伝搬される。また、第二プレートにおける光軸と出射面とのなす角が直角に近くなるから出射面における光の出射特性が向上することとなる。
また、本発明において、第二プレートにおける傾斜角が第一プレートにおける光軸と出射面のなす傾斜角より大きく形成されていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明に係るファイバ光学プレートにおける種々の実施形態について説明する。なお、各図において同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0012】
(実施形態1)
図1はファイバ光学プレート1の全体概要図である。図1において、ファイバ光学プレート1は、第一プレート2と第二プレート3とより構成されており、それら第一プレート2および第二プレート3が層状に重ねられ接合された構造とされている。第一プレート2は、同一方向へ向けた複数の光ファイバ21を束ねて一体化したものであって、その光ファイバ21の光軸方向に対して斜めに形成された入射面22および出射面23を有している。すなわち、第一プレート2の入射面22と出射面23が互いに平行して対面しており、それらの入射面22および出射面23が光ファイバ21の光軸方向に対して垂直でなく、かつ、平行でない所定の傾斜角θ2 で形成されている。また、この第一プレート2を構成している光ファイバ21は、コア24の周囲にクラッド25を設けた構造とされており、クラッド25の屈折率に対しコア24の屈折率が大きくなるように設定され、コア24に沿って光が伝搬できるようになっている。更に、それぞれの光ファイバ21、21間には吸収体26が配設されており、任意の光ファイバ21により入射された光は、クラッド25の外部へ進行すると吸収体26により吸収されて消滅してしまい、隣接する光ファイバ21へ導光されないようになっている。
【0013】
前述の第一プレート2の傾斜角θ2 は、空気中から第一プレート2の光ファイバ21へ入射された光がその光ファイバ21内で伝搬されないような角度に設定されている。たとえば、図2に示すように、入射面21とほぼ平行となる向きから光ファイバ21内へ光が入射するときの光ファイバ21内における屈折角をβ、その光がコア24、クラッド25の境界面で全反射を繰り返して進行するときの境界面への臨界入射角をα、空気の屈折率をn0 、コア24の屈折率をn24、クラッドの屈折率をn25とすると、次に示す式(1)、(2)を満たすα、βを式(3)に代入することにより、設定すべき傾斜角θ2 の角度が求められる。
【0014】
24sinβ=n0 sin90° (入射角90°の条件)…(1)
24sinα=n25sin90° (全反射の条件) …(2)
θ2 +(90°+β)+(90°−α)=180° …(3)
0 =1、n24=1.56、n25=1.52とすると、これらの式(1)、(2)、(3)により、傾斜角θ2 =37°が算出される。このため、傾斜角θ2 を37°より小さい角度に設定することにより、空気中から第一プレート2の光ファイバ21へ光が入射されても、その光ファイバ21内で伝搬されないようになる。つまり、このように傾斜角θ2 を設定すれば、空気中から第一プレート2へ入射した光が第一プレート2から出射されることがなく、入射面22に接触した物を通じて第一プレート2内へ入射された光のみが出射されることとなる。
【0015】
一方、図1に示すように、第二プレート3は、第一プレート2と同様に、同一方向へ向けた複数の光ファイバ31を束ねて一体化したものであって、その光ファイバ31の光軸方向に対して斜めに形成された入射面32および出射面33を有している。すなわち、第二プレート3の入射面32と出射面33が互いに平行に対面して形成され、それらの入射面32および出射面33が光ファイバ31の光軸方向に対して垂直でなく、かつ、平行でない所定の傾斜角θ3 で形成されている。また、この第二プレート3を構成している光ファイバ31は、コア34の周囲にクラッド35を設けた構造とされており、クラッド35の屈折率に対しコア34の屈折率が大きくなるように設定され、コア34に沿って光が伝搬できるようになっている。更に、それぞれの光ファイバ31、31間には吸収体36が配設されており、任意の光ファイバ31により入射された光は隣接する光ファイバ31へ導光されないようになっている。
【0016】
また、第二プレート3は、図1のように、その入射面32が第一プレート2の出射面23と接合されており、第一プレート2から出射される光を入射面32から入射できるようになっている。また、この第二プレート3は、第一プレート2に対し大きな開口数を有している。すなわち、第二プレート3の光ファイバ31は、第一プレート2の光ファイバ21に対し開口数の大きなものが用いられている。この第二プレート3の開口数は、光ファイバ31のコア34の屈折率n34とクラッド35の屈折率n35の値により設定されるものである。具体的には、次の式(4)により開口数NAが与えられる。
【0017】
NA=(n34 2−n35 21/2 ‥‥‥ (4)
また、この開口数NAが大きくなるに連れて光ファイバ31における光伝搬損失が増加する傾向があるのである程度大きな値とされ、例えばNA=1.0程度に設定される。このように、第二プレート3の開口数を大きく設定することにより、第二プレート3の光ファイバ31における集光能力、発散能力が大きいものとなるから、接合される第一プレートとの光結合性が向上することとなる。
【0018】
また、第二プレート3のコア34の屈折率n34は、第一プレート2のコア24の屈折率n24に対し大きいものとされている。たとえば、第一プレート2のコア24の屈折率n24が1.56であるのに対し、第二プレート3のコア34の屈折率n34は1.82と大きなものとされる。このため、第一プレート2から第二プレート3へ伝搬される光がそれらの接合部分(境界部分)で反射することなく入射されることとなり、光の伝搬における損失が防止されることとなる。
【0019】
また、前述の第二プレート3の傾斜角θ3 は、第一プレート2から第二プレート3へ最大入射角で入射した光が第二プレート3のコア34内にてほぼ臨界角で進行するような角度に設定されることが望ましい。すなわち、第一プレート2のコア24内を伝搬可能な光のうち第二プレート3へ最大角度で入射する光が第二プレート3のコア34内にて伝搬可能な臨界角の近傍の角度で進行するように、第二プレート3の傾斜角θ3 が設定されていることが望ましい。この傾斜角θ3 がそのような角度に設定されることが望ましい理由について説明すると、まず第一に、第二プレート3の出射面33から垂直成分に近い光を出射する条件として、光ファイバ31の光軸方向(コア34の長手方向)と出射面33のなす傾斜角θ3 が直角に近い角度にされていることが肝要である。たとえば、図3に示すように、光ファイバ31のコア34に沿って光が伝搬される場合、コア34の屈折率n34を1.82、クラッド35の屈折率n35を1.495とすると、図3(a)のように光軸に対し出射面33の傾斜角θ3 が直角であるときにはその出射面33から180°の範囲に光が出射されることとなる。なお、図3中におけるコア34内の矢印は臨界角(約55°)で伝搬される光を示している。また、図3(b)のように光軸に対し出射面33の傾斜角θ3 が75°であるときにはその出射面33から128.5°の範囲に光が出射されることとなる。また、図3(c)のように光軸に対し出射面33の傾斜角θ3 が60°であるときにはその出射面33から99.1°の範囲に光が出射されることとなる。更に、図3(d)のように光軸に対し出射面33の傾斜角θ3 が30°であるときにはその出射面33から39.3°の範囲に光が出射されることとなる。このように、光ファイバ31の光軸と出射面33のなす傾斜角θ3 が90°から小さくなるに連れて、その出射面33から出射可能な光の角度範囲が狭くなることとなる。従って、出射面33の傾斜角θ3 は、この出射面33からの光の出射条件を考えると直角に近いことが好ましい。
【0020】
しかしながら、出射面33の傾斜角θ3 が直角に近い角度であると、第一プレート2から第二プレート3の光ファイバ31内に入射される光が制限を受けることになる。たとえば、図4〜図7に、傾斜角θ2 を35°とした第一プレート2に傾斜角θ3 を60°、72.4°、80°、90°とした第二プレート3をそれぞれ接合したときにおける第二プレート3への光の入射状態を示す。なお、図4〜図7において、第一プレート2のコア屈折率n24は1.56、クラッド屈折率n25は1.52、第二プレート3のコア屈折率n34は1.82、クラッド屈折率n35は1.495とする。また、図4〜図7におけるコア24内の矢印は第一プレート2における臨界角で伝搬する光であり、コア34内の矢印はその光が屈折して入射したものである。
【0021】
図4において、傾斜角θ3 を60°とした第二プレート3を用いたときには、第一プレート2から最大入射角で入射された光Xは、第二プレート3のコア34内のクラッド35の境界部分へ臨界角55°より大きな角度で入射することとなり、その境界部分で反射して伝搬していくこととなる。図5において、傾斜角θ3 を72.4°とした第二プレート3を用いたときには、第一プレート2から最大入射角で入射された光X1は、第二プレート3のコア34内のクラッド35の境界部分へ臨界角55°で入射することとなり、そのクラッド35の境界部分で反射して伝搬していくこととなる。図6において、傾斜角θ3 を80°とした第二プレート3を用いたときには、第一プレート2から最大入射角で入射された光X1は、第二プレート3のコア34内のクラッド35の境界部分へ臨界角55°より小さい角度、即ち47.4°の角度でその境界部分へ入射されることとなり、その境界部分で反射されることなくクラッド35内へ屈折して導光されてしまう。この場合、第一プレート2から入射する光のうち第二プレートのコア34、クラッド35の境界部分で臨界角55°より小さい角度で入射するものは、クラッド35内へ導光されてしまい、第二プレート3の出射面33で出射されることはない。図7において、傾斜角θ3 を90°(直角)とした第二プレート3を用いたときには、第一プレート2から最大入射角で入射された光X1は、第二プレート3のコア34内のクラッド35の境界部分へ臨界角55°より小さい角度、即ち37.4°の角度でその境界部分へ入射することとなり、その境界部分で反射されることなくクラッド35内へ屈折して導光されてしまう。この場合、第一プレート2から入射する光のうちのほとんどがコア34におけるクラッド35の境界部分へ臨界角55°より小さい角度で入射することとなり、わずか一部の光のみが第二プレート3の出射面33から出射されることとなる。このように、第二プレート3の傾斜角θ3 が大きすぎると、第一プレート2から入射した光が第二プレート3で伝搬されず、第二プレート3のクラッド35内へ導光されて吸収されてしまう。このため、第一プレート2から第二プレート3へ入射される光をすべて有効に伝搬させることを考えると、第一プレート2から入射する光が第二プレート3のコア内のクラッド35へ臨界角より大きな角度で入射する必要がある。
【0022】
以上のように、前述の出射面33からの光の出射条件と第二プレート3における伝搬条件を考慮すると、第一プレート2から第二プレート3へ最大角度で入射する光が第二プレート3のコア34内のクラッド35境界部分へ臨界角の近傍の角度で入射するように、第二プレート3の傾斜角θ3 が設定されていることが望ましい。このように傾斜角θ3 が設定されることにより、ファイバ光学プレート1へ入射した光が有効に出射面33から出射されると共に、その出射面33から垂直方向成分を含む光が出射され、ファイバ光学プレート1における光の出射特性が向上することとなる。
【0023】
図1において、第一プレート2と第二プレート3との接合は、たとえば、透光性を有する接着剤を用いた接着により行えばよい。その際、接着剤としては、第一プレート2のコア24の屈折率と第二プレート3のコア34の屈折率との間の屈折率を有するものを用いることが望ましい。このような屈折率を有する接着剤を用いれば、第一プレート2からその接着剤へ光が入射する際、またはその接着剤から第二プレート3へ光が入射する際に、それぞれの入射面にて光の反射が防止されることとなる。
【0024】
次に、ファイバ光学プレート1の使用方法について説明する。
【0025】
図8に示すように、ファイバ光学プレート1は、指紋検出装置の指紋の像の入射手段として用いることができる。たとえば、ファイバ光学プレート1をCCDなどの撮像素子4に取り付けて、ファイバ光学プレート1を介して指紋の像を撮像素子4へ受光できる構造としておく。つまり、ファイバ光学プレート1の出射面33を撮像素子4の受光面41へ接合して、入射面22に接触する指の指紋像を第一プレート2および第二プレート3を通じて受光面41へ伝達できるようにしておく。
【0026】
このような構造を有する指紋検出装置において、入射面22に指を接触させると、その接触部分のみから第一プレート2内へ光が入射される。その光の像は、指紋の凹凸形状の像、即ち二次元的な指紋の像となって、第一プレート2の光ファイバ21内を伝搬していく。そして、第一プレート2の出射面23から出射され、第二プレート3の入射面32へ入射される。その際、第一プレート2の光ファイバ21に対し第二プレート3の光ファイバ31の開口数は大きいものとされているから、第一プレート2と第二プレート3との接合部分で光損失がなく、第二プレート3内へ光の像が入射していくこととなる。
【0027】
そして、その光の像は第二プレート3の出射面33に達し、その出射面33から撮像素子4の受光面41へ入射される。このとき、第二プレート3の大きな開口数に伴って、指紋の像を構成する各光は出射面33から広い範囲へ向けてそれぞれ出射される。このため、指紋の像は明瞭なものとなり、受光面41に受光されることとなる。従って、撮像素子4に明瞭な指紋の像が入力され、精度の高い指紋検出が確実に行うことができる。なお、このファイバ光学プレート1は、このような指紋検出装置のみに使用されるものではなく、光の入射を必要とする装置等であればその他のものに使用することも勿論可能である。
【0028】
(実施形態2)
前述のファイバ光学プレート1において、第二プレート3の傾斜角θ3 は、第一プレート2から第二プレート3へ最大入射角で入射した光が第二プレート3のコア34内におけるクラッド35境界部分へ臨界角より大きい角度で入射されるような角度に設定される場合もある。たとえば、第一プレート2の傾斜角θ2 と第二プレート3の傾斜角θ3 が同じ角度に設定されていてもよく、この場合、第一プレート2に対し第二プレート3の開口数が大きくなっていれば、第二プレート3からの光の出射特性の向上を図ることが可能となる。
【0029】
(実施形態3)
前述のファイバ光学プレート1において、その使用方法にて撮像素子4の受光面41とファイバ光学プレート1との間に、光結合性を図るためのその他のファイバ光学プレート5または6を介在させる場合もある。たとえば、図9に示すように、ファイバ光学プレート1と受光面41との間に、光ファイバの光軸に対して入射面および出射面が直交する向きに形成されたファイバ光学プレート5を介在させることにより、ファイバ光学プレート1と撮像素子4との光結合性を高めてもよい。また、図10に示すように、ファイバ光学プレート1と受光面41との間に、入射面の面積に対し出射面の面積を小さくしたファイバ光学プレート6を介在させることにより、ファイバ光学プレート1の出射面33と受光面41の面積が異なるときに損失なく光の像の伝達が行えることとなる。
【0030】
(実施形態4)
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
【0032】
すなわち、第一プレートに対し第二プレートの開口数が大きくされることにより、第一プレートから第二プレートへ光が入射しやすく、また、第二プレートの出射面から光が広い角度で出射できる。
【0033】
また、第一プレートの光ファイバにおけるコアの屈折率に対し第二プレートの光ファイバにおけるコアの屈折率が大きい値とされることにより、第一プレートから第二プレートへ光が伝搬する際に、その接合部分でその光が反射することなく第二プレート内へ入射される。このため、その接合部分における光損失が防止され、出射面から明瞭な光の像が出射できる。
【0034】
更に、第一プレートから第二プレートへ最大入射角で入射した光が第二プレートのコア内にてほぼ臨界角で進行するように第二プレートの傾斜角が設定されることにより、第一プレートから第二プレートへ入射された光が第二プレートに沿って確実に伝搬され、かつ、第二プレートの光ファイバの光軸と出射面とのなす角が直角に近くなるから出射面における光の出射特性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファイバ光学プレートの全体概要図である。
【図2】第一プレートにおける傾斜角の説明図である。
【図3】第二プレートにおける出射面の説明図である。
【図4】第二プレートにおける傾斜角の説明図である。
【図5】第二プレートにおける傾斜角の説明図である。
【図6】第二プレートにおける傾斜角の説明図である。
【図7】第二プレートにおける傾斜角の説明図である。
【図8】ファイバ光学プレートの使用状態の説明図である。
【図9】実施形態3におけるファイバ光学プレートの使用状態の説明図である。
【図10】実施形態3におけるファイバ光学プレートの使用状態の説明図である。
【符号の説明】
1…ファイバ光学プレート、2…第一プレート、21…光ファイバ、
22…入射面、23…出射面、3…第二プレート、31…光ファイバ、
32…入射面、33…出射面

Claims (4)

  1. 同一方向に向けた複数の光ファイバを束ねて一体化したものであって、その光ファイバの光軸に対して斜めに形成され互いに平行とした入射面および出射面を有する第一プレートと、
    同一方向に向けた複数の光ファイバを束ねて一体化したものであって、その光ファイバの光軸に対して斜めに形成され互いに平行とされた入射面および出射面を有し、前記第一プレートに対し大きな開口数とされ、その入射面が前記第一プレートの前記出射面と接合されている第二プレートと、
    を備え、
    前記第一プレートの入射面と前記第二プレートの出射面が互いに平行となっていること、
    を特徴とするファイバ光学プレート。
  2. 前記第二プレートの前記光ファイバにおけるコアの屈折率が前記第一プレートの前記光ファイバにおけるコアの屈折率に対し大きい値とされていることを特徴とする請求項1に記載のファイバ光学プレート。
  3. 前記第二プレートにおける前記光軸と前記出射面のなす傾斜角は、前記第一プレートから前記第二プレートへ最大入射角で入射した光が前記第二プレートのコア内にてほぼ臨界角で進行する角度とされていることを特徴とする請求項1または2に記載のファイバ光学プレート。
  4. 前記第二プレートにおける前記傾斜角が前記第一プレートにおける前記光軸と前記出射面のなす傾斜角より大きく形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のファイバ光学プレート。
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