JP3838161B2 - 液状樹脂の充填・脱泡方法及び充填・脱泡装置 - Google Patents

液状樹脂の充填・脱泡方法及び充填・脱泡装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体部品、光半導体部品その他の電子部品などのパッケージを封止する液状樹脂を脱泡するための、液状樹脂の充填・脱泡方法及び充填・脱泡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品などのパッケージを液状樹脂で封止する例としては、「ASIC パッケージング技術ハンドブック」サイエンスフォーラム刊、シリコーンゲル封止の頁等にも示されている。
このような従来技術を、具体的に説明すると、例えば、図示しないが、複数の半導体チップをダイボンディングによって基板上に搭載したパッケージに対し、ワイヤボンディングを施した後で液状樹脂(シリコーンゲル等)を注入し、その後硬化させて完成するといったものである。
【0003】
さて、パッケージ内部に注入した液状樹脂が気泡を含まないようにするため、パッケージ内への液状樹脂の注入の前に、まず液状樹脂に対して脱泡を行う。この脱泡方法としては、例えば、真空容器に液状樹脂を入れて密封し、この真空容器内を減圧して真空状態にし、液状樹脂に混入した気泡や溶存している気体を除去するという方法が知られている。
【0004】
次に、脱泡効果をより高めた従来技術の他の方法・装置について図を参照しつつ説明する。図6は従来技術の脱泡装置の説明図、図7は従来技術の充填装置の説明図、図8はパッケージの説明図である。
以下に説明する従来技術の充填・脱泡の方法・装置では、図6で示すように、予め液状樹脂100の脱泡を行う脱泡装置200を使用し、また、図7で示すように、パッケージ301に対して液状樹脂100の注入を行う際に気泡が混入しないような充填装置400を使用するものである。
【0005】
まず、脱泡装置200について説明する。従来技術の脱泡装置200は、図6で示すように、真空容器201、駆動モータ202、撹拌翼203、真空シール204,205、開閉バルブ206、開度調整バルブ207、真空ポンプ208、開閉バルブ209、開度調整バルブ210を備えている。
【0006】
容器に満たされた液状樹脂100が真空容器201の下部容器201b内に配置された後に、上部容器201aが下部容器201bの上側の開口に載置される。この際に、駆動モータ202により回転するようになされた撹拌翼203が液状樹脂100内に配置される。
【0007】
そして、図示しない固定手段により上部容器201aと下部容器201bとを強固に固定する。この固定の際、真空シール204が上部容器201aと下部容器201bとに密着する。また、駆動モータ202は真空シール205により密着した状態で上部容器201aに嵌挿されている。このため、真空容器201は確実に密封されて、減圧が進んで真空になったとしても外気が流入するような事態は起こらない。
【0008】
密封後、撹拌翼203の回転を開始する。そして、開閉バルブ206および開度調整バルブ207を操作してガス供給源から適量の清浄なガスを密封容器201内へ供給している状態で、真空ポンプ208、開閉バルブ209、開度調整バルブ210により真空容器201内の排気を併せて行う。そして、開度調整バルブ207を操作してガス供給量を少しづつ減らしていくことで真空容器201内を少しづつ減圧していき、最終的に真空に近い状態(以下、単に真空状態という)に到達させる。
【0009】
このように、撹拌翼203により液状樹脂100を撹拌しつつ、真空容器201内を減圧する。この場合、減圧下における液状樹脂100内の気泡は、大気圧下の気泡より大きくなり、気泡が撹拌により液状樹脂100外へ放出されるため、脱泡が確実に行われる。
【0010】
このようにして液状樹脂100は事前に脱泡されることとなる。しかし、パッケージ301へ液状樹脂100を注入する時に気体の巻き込みによる気泡混入のおそれがあるため、注意しつつ液状樹脂100を注入しなければならなかった。
また、パッケージ301内に配置された図示しない半導体チップの脇、または、ボンディングワイヤの間など微細な構造部の隙間へも液状樹脂100を浸透させる必要があった。
このように液状樹脂100を注入するとき、気泡を巻き込むことなく全域に確実に浸透・充填させる必要がある。
【0011】
そこで、気泡混入のおそれを低減させた充填装置400が用いられる。このような充填装置400について図を参照しつつ説明する。
この従来技術の充填装置400は、図7で示すように、真空容器401、移動ステージ402、真空シール403、樹脂注入ヘッド404、真空シール405、開閉バルブ406、開度調整バルブ407、真空ポンプ408、開閉バルブ409、開度調整バルブ410を備えている。
【0012】
パッケージ301を移動ステージ402の上に載置し、その後に上部容器401aと下部容器401bを閉じる。上部容器401aと下部容器401bとは、真空シール403により密着するため、真空容器401は確実に密封される。また、樹脂注入ヘッド404も真空シール405により密封されており、真空時に真空容器401内に外気が流入することはない。
【0013】
そして、開閉バルブ406および開度調整バルブ407を調整してガス供給源から清浄なガスを供給しつつ、真空ポンプ408、開閉バルブ409、開度調整バルブ410により真空容器401内の排気を行う。そして開度調整バルブ407を調整してガス供給量を少しづつ減らしていくことにより、真空容器401内を少しずつ減圧していく。最終的に真空容器401の内部を真空状態にする。
真空状態のもと、移動ステージ402により移送されるパッケージ301に対して、樹脂注入ヘッド404が液状樹脂100を順次注入して、パッケージ301に液状樹脂100が充填されることとなる。
【0014】
なお、このような従来技術の充填・脱泡を行う方法・装置では、例えば、図8(a)で示すようにパッケージ301がリードフレーム305上に複数個(図8では2個のみ図示されているが、例えば10個というように多数個である。)を一体に形成されている構成を採用したパッケージ群(以下、このようなパッケージ群を集合パッケージ300という。)を扱うことができる。
なお、集合パッケージ300では、最初は、図8(d)で示すように液状樹脂100が充填されていない状態である。
【0015】
この場合、充填装置400の移動ステージ402が集合パッケージ300のリードフレーム305を把持しつつ搬送する。図8(d)に示すように、透明板302を接着または接合したパッケージ301に対して透明板とは逆の開口から順次液状樹脂100を注入することができる。そして、注入が進み、図8(c)に示すように開口付近まで液状樹脂100が充填されたときに注入が終了する。注入終了時には充填装置400から集合パッケージ300を取り出し、その後に、図8(b)で示すように、フタ303をパッケージ301上に接着または接合して電子部品304を完成する。
フタ303は、パッケージ301内の特にチップ部分の保護を目的とし、遮光性を有する材料からなり、この例ではパッケージ301と同材料のものを用いた。また、結露防止などの目的から穴を有している。
【0016】
複数の電子部品304は、一体に形成されたリードフレーム305を把持・握持等して取り扱うことができるため、電子部品304の保管・搬送の際に取り扱い易いという利点があった。
従来技術の脱泡装置200・充填装置400はこのようなものであった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術で説明したように、集合パッケージ300内への液状樹脂100の注入に先立って、図6で示すように脱泡装置200を用いて液状樹脂100の脱泡を行い、図7で示すようにパッケージ301を充填装置400内に納めて減圧し、真空環境下で液状樹脂100の注入を行って、気泡が混入しないように配慮している。
【0018】
しかしながら、このような配慮にも拘わらず、液状樹脂100の粘度による粘弾性や界面張力などの抵抗によって、微細な構造部や隙間などへ液状樹脂100が浸透せずに、充填不足や空隙を生ずる場合があった。
また、真空環境下での液状樹脂100の注入の際に、液状樹脂100内に残存する気体成分や水分、更には液状樹脂100を構成する成分のうち揮発性の高い成分が、気化して気泡となって現れることがある。このため、気泡が液状樹脂100の深部に残留することがあった。
さらにまた、表面に上昇した気泡が膨張・破裂して、液状樹脂100の飛沫が周辺に飛散したりパッケージ301から溢れたりして、パッケージ301の外面やリードに付着し、その部分を汚してしまうことがあった。
【0019】
このような気泡の発生に対しては、脱泡を事前に行う際に、液状樹脂100を長期間真空環境下に放置するといったことが考えられるが、この場合も液状樹脂100の成分中の揮発性の高い成分までもが気化することによって、液状樹脂100の構成成分の割合が変化してしまい、本来発揮されなければならない性能が得られなくなるという問題があり、真空度や真空環境下に置かれる時間は限られているという制約があった。
このように従来技術では、充分な脱泡ができない場合があるという問題点があった。
【0020】
そこで本発明は、上記したような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、注入された液状樹脂をパッケージ内側の微細構造部や隙間へ浸透させて十分な充填を行うとともに、液状樹脂内に巻き込まれ、若しくは、液状樹脂内で発生した気泡を、飛散させることなく、又は、パッケージ本体から溢れることなく除去する、液状樹脂の充填・脱泡方法および充填・脱泡装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明の液状樹脂の充填・脱泡方法は、
液状樹脂が注入された封止対象を減圧空間内で旋回して封止対象及び液状樹脂に遠心力を加え、
液状樹脂内の気泡を除脱しつつ液状樹脂を充填する、
ことを特徴とする。
【0022】
また、本発明の請求項2に係る発明の液状樹脂の充填・脱泡方法は、
請求項1記載の液状樹脂の充填・脱泡方法において、
前記封止対象は、半導体部品、光半導体部品その他の電子部品のパッケージが、短冊状のリードフレーム上に複数個一体に形成されている集合パッケージであることを特徴とする。
【0023】
また、本発明の請求項3に係る発明の液状樹脂の充填・脱泡方法は、
請求項1又は請求項2に記載の液状樹脂の充填・脱泡方法において、
前記減圧空間は、圧力が段階的に変化することを特徴とする。
【0024】
また、本発明の請求項4に係る発明の液状樹脂の充填・脱泡装置は、
真空容器と、
真空容器内に設けられた旋回軸と、
旋回軸周りで旋回する移載台と、
旋回軸および移載台に回動力を与える駆動装置と、
真空容器内を所定圧力とする圧力調整装置と、
真空容器内へ封止対象を出し入れするための扉部と、
を備えることを特徴とする。
【0025】
また、本発明の請求項5に係る発明の液状樹脂の充填・脱泡装置は、
請求項4記載の液状樹脂の充填・脱泡装置において、
前記移載台は、短冊状のリードフレーム上に複数個のパッケージが一体に形成されている集合パッケージを載置する台であることを特徴とする。
【0026】
また、本発明の請求項6に係る発明の液状樹脂の充填・脱泡装置は、
請求項4又は請求項5に記載の液状樹脂の充填・脱泡装置において、
前記圧力調整装置は、
真空容器内から気体を排気する真空ポンプ、真空ポンプによる排気量を調節する開度調整バルブ、および、経路を開閉する開閉バルブを含む排気経路と、
ガスを供給するガス供給源、ガス供給源によるガス供給量を調節する開度調整バルブ、および、経路を開閉する開閉バルブを含む吸気経路と、
を備えることを特徴とする。
【0027】
また、本発明の請求項7に係る発明の液状樹脂の充填・脱泡装置は、
請求項6に記載の液状樹脂の充填・脱泡装置において、
前記吸気経路は複数経路が形成され、
前記減圧空間は、吸気経路を一つずつ閉にすることで圧力を段階的に変化させることを特徴とする。
【0028】
【作用】
本発明では、まず、事前に液状樹脂を一又は複数のパッケージに注入し、この(これらの)パッケージを、真空容器内で旋回軸周りに旋回する移載台に載せ、その後の移載台を高速で旋回させることでパッケージ及び液状樹脂に遠心力を作用させて、パッケージ内部の微細な構造部や隙間に樹脂が浸透するようにする。この際、更に真空容器内を真空状態にすることによって、注入された液状樹脂中に残留・混入・溶存している気体を除く。
【0029】
このような処理を施すと、液状樹脂にはパッケージの旋回回転の法線方向に大きな加速度が作用するため、内部に発生した気泡の気体成分と液状樹脂成分の密度に応じて遠心力が生じ、その作用力の差は重力によって生ずるものよりも大きくなるので、密度の大きい液体は外方向に移動し、相対的に密度が小さい気体には重力が作用する環境下よりも大きな浮力が与えられ、液状樹脂表面に上昇し、液状樹脂外へ放出される。
【0030】
また、液状樹脂には常に遠心力が作用しているため、液状樹脂の表面で泡が破裂した場合に、飛散した飛沫は遠心力によって速やかに法線方向に移動し樹脂液面に落下吸収されるので、外部に飛散せず、パッケージから溢れることも防げるため、パッケージの外面やリードに付着し、汚すことはない。
【0031】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明の充填・脱泡方法および充填・脱泡装置に係る第1実施形態について、図を参照しつつ、方法・装置を一括して説明する。まず、充填・脱泡装置が使用される環境について概略説明する。図1は樹脂注入システムを説明する説明図である。
【0032】
図1で示す樹脂注入システムは、本発明の充填・脱泡装置を組み込んだシステムの一例である。このシステムは、供給装置1、樹脂注入装置2、本実施形態の充填・脱泡装置3、収納装置4を備えている。
供給装置1は、図8(a)で示したような短冊状のリードフレーム305に複数個のパッケージ301が一体に設けられた集合パッケージ300が、複数個収納されている。
【0033】
この集合パッケージ300の個々のパッケージ301は、図8(d)で示すように、内部に前もって半導体チップがダイボンディングされ、更にリードと半導体チップの間でワイヤーボンディングが施され、透明板302の接着・接合は行われているものの、液状樹脂100が充填されていないものとする。
【0034】
供給装置1は、多数収納されている集合パッケージ300の中の一個の集合パッケージ300を樹脂注入装置2へ供給する。一個の集合パッケージ300が樹脂注入装置2へ搬送される。
樹脂注入装置2は、集合パッケージ300の複数のパッケージ301にそれぞれ液状樹脂100を規定量注入(図8(c)参照)し、次の充填・脱泡装置3へこの集合パッケージ300を搬送する。
【0035】
充填・脱泡装置3は、後程詳しく説明するが、遠心力と真空環境とを利用して液状樹脂100の充填と脱泡を行い、次の収納装置4に搬送する。
収納装置4は、搬送された集合パッケージ300を順次収納する。この場合、収納前後のいずれかの時において透明板302がパッケージ301に接着されて電子部品304が完成することとなる。
以上が樹脂注入システムの概要である。
【0036】
続いて、本発明の実施形態の充填・脱泡方法及び充填・脱泡装置について図を参照しつつ説明する。
図2は本実施形態の遠心力真空複合式の充填・脱泡装置3の構成図、図3は充填・脱泡装置3の運転と真空容器31内の圧力変化とを説明する特性図である。
【0037】
充填・脱泡装置3は、図2で示すように、移載台21、カウンタバランス22、旋回軸23、アーム24、密封フタ25、真空シール26,34、フタ27、真空容器31、入口扉32、出口扉33、開度調整バルブ41,44a、開閉バルブ42,45a、真空ポンプ43、軸受け71、プーリ72,73、ベルト74、駆動モータ75を備えている。
【0038】
続いて、充填・脱泡装置3の動作について説明する。
真空容器31には、扉部として入口扉32と出口扉33とが設けられており、これによって集合パッケージ300は真空容器31を出入りする。
入口扉32と出口扉33とのそれぞれの内面側には真空シール34が取り付けられており、入口扉32と出口扉33とがそれぞれが閉められると、真空シール34が、真空容器31の壁面と入口扉32との間、また、真空容器31の壁面と出口扉33との間で密着することで、密封される。
【0039】
集合パッケージ300は、搬送されて真空容器31の入口扉32の開口部を通過して、移載台21に移載される。移載台21にはガイド溝21aが設けられ、この部分にリードフレーム305が入り込む。このガイド溝21aはリードフレーム305が容易に移動できるようにリードフレーム305の厚みより大きい隙間となっている。
【0040】
ガイド溝21aの下側の受け部21bは、パッケージ301と干渉しない範囲でリードフレーム305をできるだけ広く支持するようになっており、遠心力が作用した際にリードフレーム305が大きく変形しないように配慮されている。一方、真空容器31には、旋回軸23が軸受け71を介して回転自在に設けられ、この旋回軸23に連結されたアーム24が延びて一方に移載台21が連結し、他方に移載台21のカウンタバランス22が連結して設けられている。
【0041】
旋回軸23の一方は密封フタ25と真空シール26とで密封され、また、他方は旋回軸23が貫通するフタ27と2個の真空シール26で密封される。これにより、旋回軸23の両端の真空気密が実現される。
旋回軸23の先端には、プーリ72が取り付けられている。そして、ベルト74、プーリ73、駆動モータ75が回転動力伝達系を構成している。このように、プーリ72、ベルト74、プーリ73、および、駆動モータ75は、駆動装置を構成する。
【0042】
駆動モータ75の回転駆動により旋回軸23に回転駆動力が伝達され、旋回軸23、アーム24、移載台21、カウンタバランス22、及び移載台に載置された集合パッケージ300は、一体となって旋回軸23を中心に旋回する。
集合パッケージ300が移載台21に載置された状態で旋回軸23が回転したとき、移載台21とカウンタバランス22とはバランスをとり、アンバランスによる振動が発生しないようになっている。
【0043】
集合パッケージ300が載せられる移載台21は、旋回軸23の旋回運動法線方向に垂直な平面、すなわち、遠心力の方向ベクトルに垂直な平面となるように設けられており、これによってパッケージ301の開口面に対して略垂直に遠心力が作用する構造となっている。
【0044】
真空容器31には、圧力調整装置が接続されている。この圧力調整装置は、排気経路と吸気経路があり、排気経路として開度調整バルブ41、開閉バルブ42、真空ポンプ43が配管接続され、また、吸気経路として開度調整バルブ44a、開閉バルブ45aが配管接続される。吸気側の開閉バルブ45aの供給元には、清浄なガス(例えば空気や窒素ガス)が配管接続されている。
【0045】
続いて、本実施形態の充填・脱泡方法および充填・脱泡装置について手順を追って一括して説明する。集合パッケージ300のそれぞれのパッケージ301には既に液状樹脂100が注入されており(図8(c)の状態)、移載されて真空容器31の入口扉32の開口部を通って移載台21に載置される。集合パッケージ300が移載台21に納まると、入口扉32と出口扉33とが閉められる。
【0046】
そして、駆動モータ75から回転駆動力が伝達されて旋回軸23が回転を始める。
このとき旋回軸23の角速度ωは、複数のパッケージ301内の液状樹脂100がこぼれないように、液状樹脂100の粘度、重力および遠心力を考慮してバランスするように調整された角速度変化を伴って加速される。
【0047】
一般的な遠心力の大きさを求める式は、以下のようになる。
G=m×L×ω
但し、G:遠心力、L:パッケージ301内の液状樹脂100の重心から旋回軸23の中心軸(重心)までの重心間距離、ω:角速度、m:質量
【0048】
この場合、重心間距離Lが短いと、遠心力によってパッケージ内部の液状樹脂の液面が凹弧状に変化するため、液状樹脂がパッケージの壁面を乗り越えてこぼれる恐れがある。また、発泡によって液状樹脂の表面が盛り上がる可能性も合わせて考えて、液状樹脂がこぼれないように、重心間距離Lが算出される。
最終的な到達角速度ωは、液状樹脂の粘度が0.5〜1pa・sの場合、液状樹脂に働く加速度が790〜1000m/sとなるように調整した。
なお、この値は適宜設定するもので、充填・脱泡の効果をみながら変更するものである。
【0049】
続いて、旋回軸23の角速度変化と真空容器31との圧力変化との関係について、図3を参照しつつ説明する。
最初に真空容器31の内部は、開閉バルブ45aおよび開度調整バルブ44aを操作してガス供給源から適量の清浄なガスを真空容器31内へ供給している状態で、真空ポンプ43、開閉バルブ42、開度調整バルブ41により真空容器31内の排気を併せて行っており、大気圧と同じ圧力環境下にある。
このような圧力環境下で、図3で示すように、旋回軸23が回転を始め、規定の角速度(図3の「規定の保持角速度」参照)を越えた段階で開度調整バルブ44aを閉じて減圧を開始する。
【0050】
真空容器31内は一定速さで減圧されていくが、その圧力変化は液状樹脂100で急激に発泡が生じないように、吸気側の開度調整バルブ44aを少しずつ閉じることで徐々に減圧され、ある決められた圧力値(図3の「規定の保持圧力」参照)で維持される。
この圧力値は、既に説明したように、液状樹脂の内容成分中に含まれる揮発性の高い成分までもが気化して失われて特性が変化することが起きないように考慮された値である。なお本実施形態では、概ね大気圧の1/40〜1/100である。
【0051】
このように真空に近い環境下で移載台21が高速で旋回する状態になると、パッケージ301および液状樹脂100に遠心力が作用して液状樹脂100は外側に向かって移動しようとするので、パッケージ301内部に微細な構造部や隙間がある場合、液状樹脂100がその部分に浸透して充填される。
また、減圧(真空排気)も併せて行っているため、パッケージ301に注入されている液状樹脂100中に残留・混入している気泡や、溶存している気体は除かれる。
【0052】
この際に、液状樹脂100にはパッケージ301の旋回回転の法線方向に大きな加速度が作用するため、内部に発生した気泡の気体成分と液状樹脂100の成分の密度に応じて遠心力が生じ、その作用力の差は重力によって生ずるものよりも大きなものとなる。これにより、密度の大きい液状樹脂100は外方向に移動し、相対的に密度が小さい気体には重力が作用する環境下よりも大きな浮力が与えられ、液状樹脂100の表面に上昇し、液状樹脂100の外へ放出される。
【0053】
また、液状樹脂100には常に遠心力が作用しているため、液状樹脂100の表面で気泡が破裂した場合に、飛散した飛沫は遠心力によって速やかに法線方向外側に移動し液状樹脂100液面に落下吸収され、外部に飛散せずパッケージ301から溢れることも防げるため、パッケージ301の外面やリードに飛沫が付着して汚すことはない。
【0054】
このようにして一定の時間、規定の保持角速度と規定の圧力とに維持された後、図3で示すように、まず、排気系統の開閉バルブ42が閉じられるとともに吸気系統の開度調整バルブ44aが開けられて、真空容器31内の圧力が徐々に大気圧側に戻され、次にある程度まで圧力が大気圧に近づいた段階で、旋回軸23の回転速度が減速され始める。そして、真空容器31の内部が大気圧に戻された時点で、旋回軸23も停止し、充填と脱泡との処理が終了する。
【0055】
なお、旋回軸23は減速時も、パッケージ301内の液状樹脂100がこぼれないように、液状樹脂100の粘度と重力と遠心力がバランスするように調整された角速度変化を伴って減速される。
旋回軸23が完全に停止し、かつ真空容器31が完全に大気圧になった状態で、入口扉32と出口扉33とが開けられ、集合パッケージ300が取り出され、横方向に移動され出口扉33の開口部を通って次工程の収納装置4(図1参照)へと移送される。第1実施形態の充填・脱泡方法および充填・脱泡装置はこのようなものである。
【0056】
続いて、本発明の第2実施形態について説明を行う。
先に説明した第1実施形態は、集合パッケージ300が、真空容器31内に移載された後に、入口扉32と出口扉33とが閉じられ、旋回軸23が回転を始め、規定角速度を越えた段階で開度調整バルブ44aを閉じてガス供給量を減らして、真空容器31内の圧力を減圧する。
この場合、圧力変化は液状樹脂100で急激に発泡が生じないように吸気側の開度調整バルブ44aを調整しつつ閉じることで減圧し、予め決定された規定の保持圧力まで到達したところで維持するというものであった。
【0057】
しかしながら、図2で示すように、排気側の開度調整バルブ41もしくは吸気側の開度調整バルブ44aの開口度合を調節しつつ減圧することは、毎回確実に制御する必要があって煩雑であるうえ、目標となる規定の保持圧力まで減圧するのに時間も要する。
そこで、本実施形態では、真空容器31に到達するガス供給量が異なるように調整された複数系統を用意し、系統毎に開閉バルブを順次閉じてゆくことで、液状樹脂における発泡が穏やかな範囲で段階的に減圧を行うようにする、というものである。
【0058】
このような第2実施形態について図を参照しつつ説明する。
図4は本実施形態の遠心力真空複合式の充填・脱泡装置3の構成図、図5は充填・脱泡装置3の運転と真空容器31内の圧力変化とを説明する説明図である。第1実施形態の圧力調整装置は1系統のガス供給経路であるのに対し、図4で示す第2実施形態は、圧力調整装置は複数系統(図4では3系統)のガス供給経路を有している点が相違する。
【0059】
以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
真空容器31には、吸気系統として、開度調整バルブ44a、44b、44cが配管接続され、それぞれについて更に開閉バルブ45a、45b、45cが配管接続されている。
更に、吸気側の開閉バルブ45a、45b、45cのそれぞれの供給元には、清浄でかつ大気圧のガス(例えば空気や窒素ガス)を供給するガス供給源にが配管接続されている。
それぞれの開度調整バルブ44a、44b、44cは通過する流量が異なるように予め調整されており、例えば開度調整バルブ44aは開度大、開度調整バルブ44bは開度中、開度調整バルブ44cは開度小である。
【0060】
続いて、本実施形態の動作について説明する。
真空容器31に集合パッケージ300が移載され収容された後、入口扉32と出口扉33とが閉じられる。
最初に真空容器31の内部は、開閉バルブ45a,45b,45cおよび開度調整バルブ44a,44b,44cを通じてガス供給源から適量の清浄なガスを真空容器31内へ供給している状態で、真空ポンプ43、開閉バルブ42、開度調整バルブ41により真空容器31内の排気を併せて行っており、大気圧と同じ圧力環境下にある。
【0061】
このような圧力環境下で、図5で示すように、旋回軸23が回転を始め、所定角速度(図5の「規定の保持角速度」参照)で、開閉バルブ45aを閉じる(図5の「開閉バルブ45a閉」参照)。再び減圧が進み圧力が平衡状態に近づいたところで、開閉バルブ45bを閉じる(図5の「開閉バルブ45b閉」参照)。さらに減圧が進み圧力が平衡状態に近づいたところで、開閉バルブ45cを閉じる(図5の「開閉バルブ45c閉」参照)。
【0062】
このように順次、開閉バルブ45a,45b,45cを閉じることで、図5に示すように段階的に減圧を行い、液状樹脂100の発泡を穏やかな状態で進めることができる。
この場合、開度調整バルブ44a、44b、44cを毎回調整することなく、圧力値もしくは時間によって開閉バルブ45a、45b、45cを順次開閉することのみで制御でき、真空容器内の圧力の制御が簡便になる。
なお、本実施形態では吸気系統を3系統であるものとして説明したが、3系統に限定する趣旨でなく、状況に応じて系統数を選択できる。
【0063】
以上本発明の第1,第2実施形態について説明した。
なお、本発明は、上述した第1,第2実施形態の記載に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じてその他の方法や構成を任意にかつ適宜に変更選択して採用できるものである。
また、対象となるパッケージも、短冊状のリードフレーム上に一体に形成された集合パッケージに限定されるものではなく、例えばパッケージが単体で供されても良い。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、液状樹脂を事前に注入した一または複数のパッケージを、真空容器内に設置された旋回軸周りに旋回する移載台に載せ、その後移載台の高速旋回によりパッケージ及び液状樹脂に遠心力を作用させることで、パッケージ内部の微細な構造部や隙間に樹脂が浸透するようにできる。更に真空容器の内部を減圧することによって、注入された液状樹脂中に残留・混入・溶存している気体を除くことができる。
【0065】
この際に、液状樹脂にはパッケージの旋回の法線方向に大きな加速度が作用するため、内部に発生した気泡の気体成分と液状樹脂成分の密度に応じて遠心力が生じ、その作用力の差は重力によって生ずるよりも大きなものとなるので、密度の大きい液状樹脂は外方向に移動し、相対的に密度が小さい気体には重力が作用する環境下よりも大きな浮力が与えられ、液状樹脂表面に上昇し、樹脂外へ放出されるため、きわめて短時間に処理ができる。
【0066】
更に、液状樹脂には常に遠心力が作用しているため、液状樹脂の表面で泡が破裂した場合に飛散した飛沫は遠心力によって速やかに法線方向外側に移動し液状樹脂の液面に落下吸収されるため、外部に飛散したりパッケージから溢れることも防ぐことができる、といった優れた効果が得られる。
【0067】
また、本発明によれば、減圧に際し圧力調整装置の吸気系統を複数設けることにより段階的に圧力を変化させ、速やかにかつ容易に所定の真空圧力に到達することができるといった優れた効果がある。
【0068】
総じて本発明によれば、注入された液状樹脂をパッケージ内側の微細構造部や隙間へ浸透させ、十分な充填を行うとともに、液状樹脂内に巻き込まれ、若しくは、液状樹脂内で発生した気泡を、飛散させることなく、又は、パッケージ本体から溢れることなく除去する、液状樹脂の充填・脱泡方法および充填・脱泡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂注入システムを説明する説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態の遠心力真空複合式の充填・脱泡装置の構成図である。
【図3】充填・脱泡装置の運転と真空容器内の圧力変化とを説明する説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態の遠心力真空複合式の充填・脱泡装置の構成図である。
【図5】充填・脱泡装置の運転と真空容器内の圧力変化とを説明する説明図である。
【図6】従来技術の脱泡装置の説明図である。
【図7】従来技術の充填装置の説明図である。
【図8】パッケージの説明図である。
【符号の説明】
1 供給装置
2 樹脂注入装置
3 充填・脱泡装置
4 収納装置
21 移載台
21a ガイド溝
21b 受け部
22 カウンタバランス
23 旋回軸
24 アーム
25 密封フタ
26,34 真空シール
27 フタ
31 真空容器
32 入口扉
33 出口扉
41 開度調整バルブ
42 開閉バルブ
43 真空ポンプ
44a,44b,44c 開度調整バルブ
45a,45b,45c 開閉バルブ
71 軸受け
72,73 プーリ
74 ベルト
75 駆動モータ
100 液状樹脂
200 脱泡装置
201 真空容器
201a 上部容器
201b 下部容器
202 駆動モータ
203 撹拌翼
204 真空シール
205 真空シール
206 開閉バルブ
207 開度調整バルブ
208 真空ポンプ
209 開閉バルブ
210 開度調整バルブ
300 集合パッケージ
301 パッケージ
302 透明板
303 フタ
304 電子部品
305 リードフレーム
400 充填装置
401 真空容器
402 移動ステージ
403 真空シール
404 樹脂注入ヘッド
405 真空シール
406 開閉バルブ
407 開度調整バルブ
408 真空ポンプ
409 開閉バルブ
410 開度調整バルブ

Claims (7)

  1. 液状樹脂が注入された封止対象を減圧空間内で旋回して封止対象及び液状樹脂に遠心力を加え、
    液状樹脂内の気泡を除脱しつつ液状樹脂を充填する、
    ことを特徴とする液状樹脂の充填・脱泡方法。
  2. 請求項1記載の液状樹脂の充填・脱泡方法において、
    前記封止対象は、半導体部品、光半導体部品その他の電子部品のパッケージが、短冊状のリードフレーム上に複数個一体に形成されている集合パッケージであることを特徴とする液状樹脂の充填・脱泡方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の液状樹脂の充填・脱泡方法において、
    前記減圧空間は、圧力が段階的に変化することを特徴とする液状樹脂の充填・脱泡方法。
  4. 真空容器と、
    真空容器内に設けられた旋回軸と、
    旋回軸周りで旋回する移載台と、
    旋回軸および移載台に回動力を与える駆動装置と、
    真空容器内を所定圧力とする圧力調整装置と、
    真空容器内へ封止対象を出し入れするための扉部と、
    を備えることを特徴とする液状樹脂の充填・脱泡装置。
  5. 請求項4記載の液状樹脂の充填・脱泡装置において、
    前記移載台は、短冊状のリードフレーム上に複数個のパッケージが一体に形成されている集合パッケージを載置する台であることを特徴とする液状樹脂の充填・脱泡装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の液状樹脂の充填・脱泡装置において、
    前記圧力調整装置は、
    真空容器内から気体を排気する真空ポンプ、真空ポンプによる排気量を調節する開度調整バルブ、および、経路を開閉する開閉バルブを含む排気経路と、
    ガスを供給するガス供給源、ガス供給源によるガス供給量を調節する開度調整バルブ、および、経路を開閉する開閉バルブを含む吸気経路と、
    を備えることを特徴とする液状樹脂の充填・脱泡装置。
  7. 請求項6に記載の液状樹脂の充填・脱泡装置において、
    前記吸気経路は複数経路が形成され、
    前記減圧空間は、吸気経路を一つずつ閉にすることで圧力を段階的に変化させることを特徴とする液状樹脂の充填・脱泡装置。
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