JP3834974B2 - マルチメディアデータ記録及び再生方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声や動画データと、コンピュータ上の処理を同期して記録及び再生する、マルチメディアデータの記録及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータ上でマルチメディアデータを扱うシステムとして、音声とともにユーザ操作等に伴う処理を記録し、記録した音声と処理とを同期して再生するシステムが知られている。例えば、コンピュータの画面上に医用画像を表示し、医師が行う画面上の画像に対する処理と、その間に発言した所見の内容を記録し、再生するシステムがある。記録した内容を別の医師に送り、受信側で再生することで、医師の画像の読影結果を伝えることができるシステムであり、1996年CAR'96コンピュータ アシステド ラジオロジー(Computer Assisted Radiology )のpp417−420などに報告されている。
【0003】
このようなシステムの実現方法として、音声と処理を並列に記録,再生する方法がある。記録時には、音声は連続したデータとして記録し、処理はその処理を指示するコマンドとそのタイミングを記録していく。そして、再生時には、音声を再生しておいて、処理のタイミングに合わせてコマンドを実行させる。音声と処理の記録や再生を同時に開始することで、音声と処理を同期して記録,再生することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、音声と処理の記録や再生を同時に始めることで、音声と処理のタイミングを同期させている。しかし、実際には、コンピュータの処理性能や、記録や再生を開始したり停止したりするタイミングによって、音声と処理の再生時間にずれが生じ、同期が崩れる場合がある。上記従来例では、このような場合について考慮されていなかった。
【0005】
例えば、あるコンピュータで記録したマルチメディアデータを、処理速度の遅い別のコンピュータで再生した場合、音声は記録した時間通りに再生されても、処理はひとつひとつのコマンドに対する処理時間が長くなるため、時間通りには実行できなくなる。処理として画面上の注目位置を示すポインタを順次移動しながら、音声でその注目位置に関する説明をしているような場合、音声とポインタの示す場所が異なってしまうと、記録をした人の意志が、再生を見ている人に対して誤って伝わることになり、マルチメディアデータを意志疎通の手段として利用できないことになる。また、このような状態で、再生を一時停止し、再生を再開しても、音声と処理はずれたまま再生を始めることになり、再生を続けても最後まで音声とコマンドの間のずれは解消されないことになる。
【0006】
本発明の目的は、音声や動画などのデータと、コマンド列のデータを用いたマルチメディアデータの記録,再生時に、同期のずれが生じないようにするとともに、ずれが生じた場合、このずれを修正することができる、マルチメディアデータの記録及び再生方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のマルチメディアデータ記録及び再生方法は、音声もしくは動画データの先頭からの経過時間と、コマンドデータの処理開始時間を一致させる時間調整ステップを有することを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を用いて詳細に説明する。本実施例では、マルチメディアデータとして音声データとコマンドデータを用いた例について説明する。
【0009】
まず、音声データの時間を基準に、マルチメディアデータの記録や再生を行う場合について説明する。
【0010】
図1は、マルチメディアデータの再生を一時停止して再開する場合において、再生を一時停止するときに時間調整を行う方法の一実施例を示すフローチャートである。図中1−1は、再生開始を指示する処理の流れを示すフローチャートである。操作者により再生開始が入力されると、再生開始指示ステップ5により音声データとコマンドデータの再生を開始し、再生開始処理を終了する。
【0011】
図中2−1は、再生停止を指示する処理の流れを示すフローチャートである。操作者の入力などにより再生の停止が入力されると、時間調整ステップ6−1によって音声データとコマンドデータの停止する時間を調整して再生を停止し、再生停止処理を終了する。
【0012】
図中3−1は音声データを再生する処理の流れを示すフローチャートである。再生ステップ7により音声データの再生を行い、データが終了するか(図中8)、再生停止処理2−1から停止指示があった場合(図中9)には、再生を停止する。
【0013】
図中4−1はコマンドデータを再生する処理の流れを示すフローチャートである。再生ステップ10により、コマンドの処理開始時間になるとコマンドを実行し、データが終了するか(図中11)、再生停止処理2−1から停止指示があった場合(図中12)には再生を停止する。
【0014】
図19はコマンドデータの一例を示す図で、処理開始時間201と処理の内容を示すコマンド202の組み合わせである。再生ステップ10は、処理開始時間201のt1と経過時間とを比較し、経過時間がt1以降になった場合、コマンド202のC1の処理を実行する。再生を開始すると、再生開始指示ステップ5は音声データ再生処理3−1とコマンドデータ再生処理4−1を呼び出し、それぞれのデータの再生を始める。音声データ再生処理3−1とコマンドデータ再生処理4−1はそれぞれのタイマに従って音声を再生、コマンドを実行していく。上記のような方法でマルチメディアデータを再生していると、音声データの時間とコマンドデータの時間の間にずれが生じることが考えられる。
【0015】
図12は、音声データとコマンドデータ再生中の時間の流れを示す図である。横軸は経過時間を示し、より右側に進むほど経過時間の値が大きい。ここでは、音声データ121の時間を基準にコマンドデータC1〜C5(122−1〜122 −5)が記録されている。また、以後、経過時間の値の大小を、時間が大きい、小さいと表現する。
【0016】
マルチメディアデータの再生の開始後、コマンドC1(122−1)が記録されている時間になると、コマンドC1を実行する(125−1)。そして、コマンドC2(122−2)の時間になると、コマンドC2を実行する(125−2)。ここで、コマンドC2の実行(125−2)時間が記録時よりも長い場合、次のコマンドC3(122−3)の時間になってもコマンドC2が実行中のため、コマンドC3(122−3)を実行できない。このような場合、音声データの時間とコマンドデータの時間にずれが生じてしまう。このとき、もし時間124で停止しようとすると、音声データは時間124で停止しても、時間124に再生されているはずのコマンドC3(122−3)は再生されておらず、コマンドデータは、記録されたコマンドデータの時間123で停止することになる。すると、再生を再開した場合には、音声データは時間124,コマンドデータは時間 123から再生が始まり、音声データとコマンドデータとの時間のずれは解消されない。そこで、再生を一時停止するとき、時間調整ステップ6−1によって、音声データとコマンドデータの停止時間を一致させる。
【0017】
このときの時間調整ステップ6−1の処理内容の一例を表すフローチャートを図2に示す。時間調整処理を開始すると(図中21−1)、まず、音声データの再生を停止し(図中22)、続いて音声データの停止した時間を取得する(図中23)。そして音声データの停止した時間までコマンドデータを再生させ、次に処理するコマンドの処理開始時間が音声データの停止した時間よりも大きくなったら、コマンドデータの再生を停止する。
【0018】
上記の方法を用いると、図12の時間124で停止を指示した場合、まず、時間124で音声データの再生を停止し、次に、音声データの停止した時間124を取得する。そして、時間124までに実行しているはずのコマンドC3まで実行して(125−3)からコマンドデータの再生を停止する。次に再生するときには、時間124,126から再生を開始するので、次のコマンドC4(122−4)は、時間通り実行できる(125−4)。
【0019】
上記のように、時間調整処理21−1を用いることにより、コマンドデータが音声データの再生に比べて遅れていた場合でも、再生された音声の間に実行すべきコマンドを実行してからコマンドを停止して、音声データとコマンドデータの停止時間を一致させるので、次に再生を再開するときには、音声とコマンドの時間を一致でき、音声データとコマンドデータ間の同期のずれを解消することができる。
【0020】
上記実施例では、再生を停止するときに時間調整ステップ6−1により、音声データとコマンドデータとの時間のずれを調整していたが、再生の再開時に時間のずれを調整する方法も可能である。
【0021】
図3は、再生を一時停止し、再開するときに音声データとコマンドデータとの時間のずれを調整する処理の一例を示すフローチャートである。図中1−2は、再生開始処理を示すフローチャートで、再開時に音声データとコマンドデータに時間差がある場合、時間調整ステップ6−2により時間の調整をしてから再生を始める。図中2−2は、再生停止処理を示すフローチャートで、停止指示ステップ31により、音声データ及びコマンドデータの再生を停止する。
【0022】
図中3−2は音声データ再生処理、図中4−2はコマンドデータ再生処理で、図1の場合と同様に、データが終了するか、再生停止処理2−2から再生停止が指示されるまで再生を行う。マルチメディアデータを再生中に一時停止すると、再生停止処理2−2の停止指示ステップ31により、音声データ及びコマンドデータの再生を停止する。そして、再生を再開するとき、再生開始処理1−2では、時間調整ステップ6−2により、再生を停止した時点での音声データとコマンドデータの同期のずれを調整し、コマンドデータの処理開始時間と音声データのタイミングが一致するように再生を開始する。
【0023】
この場合の時間調整ステップ6−2の処理内容の一例を図4のフローチャートに示し、音声データ及びコマンドデータの再生中の様子を図13及び図14に示す。
【0024】
図13は、コマンドデータの再生が音声データに比べて遅れている場合で、マルチメディアデータ再生中にコマンドデータC2の実行が遅れているときに(図13の125−2)、時間131で操作者により再生停止が入力されたとする。すると、音声データの停止時間は時間131であるが、コマンドデータは、コマンドC3(図13の122−3)が未実行であるため、停止時間は時間132となる。そこで、再生を再開するとき、時間調整処理21−2では、音声データの停止時間131の方がコマンドデータの停止時間132よりも大きいため(41)、まず、時間133からコマンドデータの再生を再開する(42)。そして、コマンドデータの再生が時間131になるのを待ち(43)、時間131から音声データの再生を開始する(44)。
【0025】
また、図14は、コマンドデータの再生が音声データに比べて進んでいる場合で、マルチメディアデータ再生中に、コマンドデータC3が、音声データ上の時間122−3になる前に実行されたときに(図13の125−3)、時間141で操作者に再生停止を入力されたとする。すると、次に再生するときには、音声データは時間141から再生されるが、コマンドデータはコマンドC3(122−3)は時間141よりも後の時間であっても、既に実行済みであるために実行できない。そこで、再生を再開するとき、時間調整処理21−2では、音声データの停止時間141の方がコマンドデータの停止時間122−3よりも小さいため(41)、まず、時間141から音声データの再生を開始する(45)。そして、時間が次のコマンドデータC4(122−4)の時間になるまで待ち(46)、時間142からコマンドデータの再生を開始する(47)。
【0026】
上記のように、再生を途中で停止したとき音声データとコマンドデータの同期にずれが生じていても、再生を再開するときに時間を一致させるので、再開したマルチメディアデータの時間のずれを解消することができる。
【0027】
上記実施例では、再生を停止するときに時間を調整する場合と再生を再開するときに時間を調整する方法について説明したが、この2つの方法を組み合わせて利用する方法もある。例えば、再生開始処理は図3の1−2を用い、再生停止処理は図1の2−1を用いる方法がある。このとき、再生停止処理の時間調整ステップ6−1には図2の21−1の時間調整処理手順を用いて再生を停止し、再生開始処理の時間調整ステップ6−2には図4の21−2の時間調整処理手順のうち、音声データの時間がコマンドデータの時間よりも小さい場合の手順(図4の41,45,46,47)を用いて再生を開始する。
【0028】
上記方法により、音声データの時間を基準として、コマンドデータが遅れている場合には停止時に音声を再生した時間分のコマンドを実行することにより時間を一致させ、コマンドデータが進んでいる場合には再生の再開時に音声から再開して、コマンドはそのコマンドの処理開始時間になるまで待たせることにより時間を一致させる。以上の方法を用いることで、マルチメディアデータの再生を一時停止し、再開したときに、音声データの時間とコマンドデータの時間のずれを解消することができる。
【0029】
次に、マルチメディアデータの記録を行う場合について説明する。
【0030】
図5は、マルチメディアデータの記録を停止するときに、音声データを基準として音声データとコマンドデータ間の時間のずれを修正する方法の一例を示すフローチャートである。
【0031】
図中51−1は、マルチメディアデータの記録開始処理の流れを示すフローチャートで、操作者から記録の開始が入力されると、開始指示ステップ55において音声データとコマンドデータの記録の開始を指示し、記録開始処理を終了する。
【0032】
図中52−1は、記録停止処理の流れの一例を示すフローチャートで、操作者から記録の停止が入力されると、時間調整ステップ6−3において音声データとコマンドデータ間の記録時間を一致するように、音声データとコマンドデータの記録の停止を指示し、記録停止処理を終了する。
【0033】
図中53−1は、音声データ記録処理の流れの一例を示すフローチャートで、記録開始指示により起動し、記録ステップ56により音声データを記録する。そして、記録停止処理52−1からの記録停止指示があるまで記録を行い(図中 57)、終了する。
【0034】
図中54−1は、コマンドデータ記録処理の流れの一例を示すフローチャートで、記録開始指示により起動し、記録ステップ58によりコマンドとそのコマンドの処理開始時間を記録する。そして、記録停止処理52−1からの記録停止指示があるまで記録を行い(図中59)、終了する。操作者が記録開始を入力すると、記録開始処理51−1を開始し、開始指示ステップ55が、音声データ記録処理53−1とコマンドデータ記録処理54−1を起動して、音声データとコマンドデータの記録を始める。そして、操作者が記録停止を入力すると、時間調整ステップ6−3により音声データの時間とコマンドデータの時間のずれを解消し、音声データとコマンドデータの停止時間を一致させる。
【0035】
この場合の時間調整ステップ6−3の処理の一例を図6のフローチャートに示し、音声データ及びコマンドデータの記録中の様子を図15に示す。音声データ151−1の記録と共にコマンドC1,C2,C3(152−1〜152−3)を記録しているとき、時間153に操作者から記録停止が入力されたとする。時間調整処理21−3では、まず時間153にコマンドデータの記録を停止し
(61)、次に、時間154に音声データの記録を停止する(62)。そして、音声データの停止した時間154を取得し(63)、コマンドデータの記録停止時間を時間153から時間154に変更する(64)。これにより、コマンドデータは、時間153から時間154に空白のデータ155を記録したのと同様になり、停止時間を一致できる。音声データの時間を基準として記録を行う場合、コマンドデータの存在する時間には必ず音声データが存在するようにしなければならない。
【0036】
例えば、音声データの停止した時間以降の処理開始時間を持つコマンドデータが存在した状態で記録を再開すると、停止以前に記録されたコマンドと、停止以後に記録された音声とが同じ時間のデータとして記録され、音声データとコマンドデータに時間のずれが生じる恐れがある。しかし、本方法を用いることで、音声データとコマンドデータの時間を一致させて停止することができるため、音声データの存在しない時間にコマンドデータが存在することはなく、記録を再開したときの音声データとコマンドデータの時間を一致させることができる。
【0037】
また、時間調整ステップ6−3の処理として、記録停止時にコマンドデータが実行中の場合、コマンドの実行完了を待ってから記録を停止する方法もある。図7はこの場合の時間調整ステップ6−3の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0038】
時間調整処理21−4を開始すると、まず、コマンドデータの記録を停止する(71)。そして、最後に記録したコマンドが実行中であるかを調べ、実行中である場合は実行が完了されるまで待つ(72)。コマンドの実行が完了したら、音声データの記録を停止し(73)、音声データの停止時間を取得する(74)。
【0039】
そして、コマンドデータの停止時間を音声データの停止時間に変更(75)して、時間調整処理を終了する。コマンドデータを記録する場合、コマンドと共にその処理開始時間を記録する。しかし、コマンドデータの処理開始時間を記録した直後に記録を停止し、更に記録を再開してすぐに次のコマンドを記録した場合
、再生時のコマンドデータと音声データの同期が崩れる場合がある。これは、マルチメディアデータ再生時に、記録停止前に記録したコマンドを実行する時間が十分に得られず、次のコマンドの処理開始時間になっても次の処理コマンドは実行できないためである。
【0040】
しかし、図7に示した時間調整処理21−4を用い、記録停止時にコマンドが実行中の場合、実行完了を待ってから記録を停止することで、記録停止直前のコマンドの実行の時間を確保することができる。従って、再生時の時間のずれを防止することができる。また、上記実施例は、記録の停止時に時間調整を行っていたが、記録を停止後、再開するときに時間調整を行うこともできる。
【0041】
図8は、記録開始時に時間調整を行う場合の処理の一例を示すフローチャートである。図中51−2は、記録開始処理の流れを示すフローチャートで、操作者により記録開始が入力されると、時間調整ステップ6−4によって、音声データとコマンドデータの記録を開始する時間を一致させるようにして、音声データとコマンドデータの記録を開始し、終了する。
【0042】
図中52−2は記録停止ステップで、操作者により記録停止が入力されると、音声データとコマンドデータの記録を停止する指示をして、終了する。音声データ記録処理(図中53−2)、コマンドデータ記録処理(図中54−2)は、図5の53−1,54−1とそれぞれ同一の動作をする。記録を停止したときに音声データとコマンドデータの時間に違いのある状態で、記録を再開する場合、記録開始処理51−2では、時間調整ステップ6−4において、時間の遅れている方のデータに空白のデータを記録することによって開始時間を一致させてから、音声データ記録処理53−2,コマンドデータ記録処理54−2を起動する。
【0043】
このときの時間調整ステップ6−4の処理内容の一例を示すフローチャートを図9に示し、音声データ及びコマンドデータの記録中の様子の一例を図16に示す。
【0044】
音声データ151−1と共にコマンドデータC1,C2,C3(152−1〜152−3)を記録後、コマンドデータは時間161,音声データは時間162で停止したとする。ここで、記録を再開する場合、時間調整処理(21−5)では、音声データの停止時間162の方がコマンドデータの停止時間161よりも大きいため(91)、コマンドデータに時間161と時間162の差分の時間に163の空白を加える(92)。そして、時間164から音声データとコマンドデータの記録を再開する(93)。また、音声データの停止時間の方がコマンドデータの停止時間よりも小さい場合(91)は、音声データの方に空白のデータとして無音状態を記録し(94)、音声データとコマンドデータの記録を開始する(95)。上記のように、記録開始時に時間が小さい方のデータに空白のデータを記録することで、音声データとコマンドデータの記録を開始する時間を一致させることができる。
【0045】
これまでは、音声データを基準にマルチメディアデータを記録及び再生する方法の例について説明したが、コマンドデータを時間の基準として扱うこともできる。
【0046】
この場合の処理の手順として、図1の再生方法を用いた場合の時間調整ステップ(図1の6−1)の処理内容の一例を示すフローチャートを図10に示す。マルチメディアデータの再生中に、操作者から再生停止が入力されると、時間調整ステップ(図1の6−1)では、時間調整処理21−6を開始する。時間調整処理21−6では、まず、コマンドデータの再生を停止し(101)、コマンドデータの停止した時間を取得する(102)。そして、再生中の音声の現在の時間がコマンドデータの停止時間よりも大きい場合(103)、音声データの再生を即時停止して(104)、音声データの停止した時間をコマンドデータの停止時間に設定する(105)。
【0047】
また、音声データの現在の時間がコマンドデータの停止時間よりも小さい場合(103)、音声データがコマンドデータの停止時間まで再生されるのを待ち (106)、音声データの再生を停止する(107)。
【0048】
このように、停止時に音声データの停止時間をコマンドデータに合わせるので、コマンドデータを基準として、音声データの時間とコマンドデータの時間を一致させ、再生を再開することができる。
【0049】
また、上記実施例では、コマンドデータを基準とした時間調整を再生の停止時に行っているが、再生を開始する時点で時間調整を行うようにすることもできる。
【0050】
この場合の処理手順として、図3に示す再生方法を用いた場合の時間調整ステップ(図3の6−2)の処理内容の一例を図11に示す。マルチメディアデータの再生を途中で停止し、再開する場合、再生開始処理(図3の1−2)の時間調整ステップ(図3の6−2)では、時間調整処理21−7を開始する。時間調整処理21−7では、停止している音声データの現在の時間と、コマンドデータの現在の時間を比較する(111)。そして、音声データの現在の時間がコマンドデータの時間よりも大きい場合、開始時間をコマンドデータの時間として音声データの時間をコマンドデータの停止時間まで戻す(112)。そして、音声データとコマンドデータの再生を開始する(113)。また、音声データの現在の時間がコマンドデータの時間よりも小さい場合、まず音声データの再生を開始し (114)、音声データがコマンドデータの停止時間まで再生されるのを待つ (115)。そして、音声データがコマンドデータの停止時間まで再生されたら、コマンドデータの再生を開始する(116)。
【0051】
上記のように、コマンドデータを時間の基準とした場合、音声データの停止時間,開始時間を調整することで、2つのデータの時間を一致させることができる。コマンドデータは、一度実行してしまうと前に戻って再度同じ処理を行うことができない場合もあるが、音声データは、再生の開始点を自由に移動できるので、音声データの停止時間,開始時間を調整することで、音声データの時間とコマンドデータの時間を一致できる。
【0052】
これまでは、音声データの時間,コマンドデータの時間を基準とした記録及び再生の方法について説明したが、あるタイマを基準として、音声データ及びコマンドデータの記録と再生をこのタイマに合わせて行うようにすることもできる。
【0053】
図17は、音声データとコマンドデータを基準となるタイマを用いて再生する場合の再生中のデータの様子の一例を示す。
【0054】
タイマ171を基準に、音声データ,コマンドデータを再生中に、時間172に再生を停止しようとしたとき、音声データは既に時間173まで再生されており、コマンドデータは、C3(122−3)まで再生すべきところが、C2を実行中(125−2)であったとする。このとき、時間調整ステップでは、まず、音声データを停止して、停止時間を時間173から時間172に変更する。また、コマンドデータは、時間172の時点で再生済みのはずのコマンドC3(122−3)まで実行して(125−3)、再生を停止する。そして、再生を再開するときには、音声データ,コマンドデータとも同一の時間172から開始され、音声データとコマンドデータの時間が一致できる。
【0055】
また、これまでの実施例では、操作者の入力により一時停止,再開をする場合について説明したが、時間の不一致を検出して、自動的に一時停止,再開をして音声データの時間とコマンドデータの時間を一致させるようにしてもよい。再生の途中で、音声データとコマンドデータの時間を監視し、どちらかが遅れた場合には、一時停止を行い、遅れている方のデータが停止した時間まで再生されたら、再生を再開することにより、再生時に、常に時間の一致を図ることができる。
【0056】
本実施例では、マルチメディアデータの例として、音声データとコマンドデータを組み合わせた物を用いて説明したが、音声データの代わりに動画データを用いたマルチメディアデータでも、本方式を適用して動画データとコマンドデータの同期を図ることができる。さらに、音声データや動画データの代わりに、任意のタイミングから記録及び再生が可能な連続もしくは等間隔の時系列データであれば、本方法を適用できる。また、コマンドデータの代わりに、先頭もしくは以前の続きからのみ記録及び再生が可能な連続もしくは離散的な時系列データであれば、本方法を適用できる。
【0057】
さらに、本実施例では音声データとコマンドデータの2つのデータを用いて説明したが、上記に説明したような2種類の時系列データを3つ以上組み合わせて記録及び再生する場合にも適用可能である。本発明のマルチメディアデータ記録及び再生方法を医療分野に応用したシステムの一例として、マルチメディアデータを送受して診療支援を行うシステムがある。
【0058】
図18は、マルチメディアデータを診療支援に用いるシステムの一例を示す図である。181はシステム本体で、パーソナルコンピュータやワークステーション等を用いる。182は、医療情報や動画等を表示するモニタである。システムは、コマンドデータを制御するコマンドデータ制御部183と、音声や動画データを制御する音声・動画データ制御部184と、コマンドデータ制御部と音声・動画データ制御部の2つを制御することによりマルチメディアデータを同期して記録及び再生するマルチメディアデータ制御部185からなる。
【0059】
コマンドデータ制御部183は、記録時にはマウス186やキーボード187等の入力装置からの操作によって発生するコマンドを記録する。そして、再生時には、記録されたコマンドを再生して、画面上に医用画像188を表示し、医用画像188上で注目部位を指示するポインタ189を移動させたり、線190を表示したりする。
【0060】
また、音声・動画データ制御部184は、記録時には、マイク191から入力される音声やカメラ192から入力される動画を記録する。そして、再生時には、スピーカ193に音声を出力し、モニタ182上に、動画194を表示する。
【0061】
マルチメディアデータ制御部185は、モニタ182上に、記録や再生の入力をするコントロールパネル195を表示し、再生ボタン196,記録ボタン197 ,停止ボタン198などを操作者が操作すると、その指示に従って音声・動画データ制御部およびコマンドデータ制御部を制御し、マルチメディアデータの記録や再生を開始したり停止したりする。
【0062】
本実施例では、マルチメディアデータ制御部185は、再生開始処理(1−1,1−2)、再生停止処理(2−1,2−2)、記録開始処理(51−1,51−2)、記録停止処理(52−1,52−2)を用いて実現する。また、コマンドデータ制御部183は、コマンドデータ再生処理(4−1,4−2)、コマンドデータ記録処理(54−1,54−2)を用い、音声・動画データ制御部184は、音声データ再生処理(3−1,3−2)、音声データ記録処理(53−1,53−2)を用いて実現する。
【0063】
また、本実施例で使用されるコマンドは、例えば、特定の画像を表示する、画像上の注目部位を指示するポインタを表示,移動する、画像上に線や文字を表示する等の他、画像を拡大・縮小,画像の濃度階調の変更,フィルタリングなどの画像処理等がある。マルチメディアデータを医療分野で使用するためには、医療過誤を防止するために、音声や動画データとコマンドデータの同期を図ることが重要である。本方式は、医師が行った画像に対する処理を音声や動画を用いた画像に対する所見と共に記録し、マルチメディアデータとして他の医師に送信する。
【0064】
そして、マルチメディアデータを受信した医師は、記録された音声や画像と同期して処理される画像を参照することができ、所見を作成した医師の診断内容を正確に理解することができる。本発明のマルチメディアデータ記録及び再生方法を用いることで、音声や動画データとコマンドデータとが同期して記録及び再生可能なシステムを実現できる。
【0065】
また、上記実施例では、時間調整ステップはマルチメディアデータ制御部185 で動作する方法について説明しているが、コマンドデータの時間を調整する機能と音声・動画データの時間を調整する機能を分け、コマンドデータの時間の調整はコマンドデータ制御部183、声または動画データの時間を調整する機能は音声・動画データ制御部184で行うようにしてもよい。
【0066】
これまでの実施例では、記録を一時停止して再開する場合、再生を一時停止して再開する場合について説明したが、再生を停止して記録を行ったり、記録を停止して再生をする場合などに適用してもよい。
【0067】
例えば、一度記録されたマルチメディアデータの途中に新たなデータを挿入するような編集をする場合、マルチメディアデータの再生を一時停止してそこから記録を開始し、この記録を停止した後に再び続きのマルチメディアデータを再生するといった処理を行う。このとき、再生は図1及び図2に示した方法を用い、記録は図5及び図7に示した方法を用いることにより、記録及び再生は音声もしくは動画データの時間とコマンドデータの時間を一致して停止する。従って、再生停止後の記録開始時や記録停止後の再生開始時には音声データとコマンドデータの時間は一致しており、音声データとコマンドデータの同期を崩さずに編集をすることができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、マルチメディアデータの記録及び再生において、音声もしくは動画データの時間とコマンドデータの時間との間に時間差が生じた場合でも、記録や再生を停止もしくは再開するタイミングで、時間の一致を図ることができる。従って、マルチメディアデータの再生時に、記録時との処理速度の違いからコマンド実行時間が長くなり、音声や動画データの再生に比べてコマンドデータが遅れた状態で再生を一時停止しても、再生を再開したときには音声や動画データとコマンドデータの開始時間を一致でき、音声や動画データとコマンドデータを同期して再生することができる。
【0069】
また、記録中に一時停止や再開を繰り返しても、停止時にコマンドの実行時間を確保するので、再生時の音声データとコマンドデータの同期のずれを防止することができる。
【0070】
さらに、本方法をマルチメディアデータを用いた診療支援システムに用いることで、音声や動画データとコマンドデータの同期を図ることで医療過誤の発生を防止し、医師の診断内容を正確に伝えることができるシステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の再生停止時に時間調整する方法の一例を示すフロー図。
【図2】図1の実施例の時間調整ステップの一例を表すフロー図。
【図3】本発明の一実施例の再生開始時に時間調整する方法の一例を示すフロー図。
【図4】図3の実施例の時間調整ステップの一例を示すフロー図。
【図5】本発明の一実施例の音声データを基準とした記録停止時の時間調整の一例を示すフロー図。
【図6】図5の実施例の時間調整ステップの一例を示すフロー図。
【図7】図5の実施例のコマンドの完了を待ってから記録を停止する場合の時間調整ステップの一例を示すフロー図
【図8】本発明の一実施例の記録開始時に時間調整する方法の一例を示すフロー図。
【図9】図8の実施例の時間調整ステップの一例を示すフロー図。
【図10】コマンドデータを時間の基準とする実施例における、図1の再生方法を用いた時間調整ステップの一例を示すフロー図。
【図11】コマンドデータを時間の基準とする実施例における、図3の再生方法を用いた時間調整ステップの一例を示すフロー図。
【図12】図2の時間調整ステップを用いた場合のデータ再生の停止と再開のタイミング図。
【図13】図4の時間調整ステップを用いた場合のデータ再生の停止と再開のタイミング図。
【図14】図4の時間調整ステップを用いた場合のデータ再生の停止と再開のタイミング図。
【図15】図6の時間調整ステップを用いた場合のデータ記録の停止と再開のタイミング図。
【図16】図9の時間調整ステップを用いた場合のデータ記録の停止と再開のタイミング図。
【図17】本発明の一実施例における音声データ及びコマンドデータの再生を停止,再開する場合のタイミング図。
【図18】本発明の一実施例である、診療支援システムの構成例を示す説明図。
【図19】コマンドデータの一例を示す説明図。
【符号の説明】
1−1〜1−2…再生開始処理、2−1〜2−2…再生停止処理、3−1〜3−2…音声データ再生処理、4−1〜4−2…コマンドデータ再生処理、6−1〜6−4…時間調整ステップ、21−1〜21−7…時間調整処理、121…再生時の音声データ、122−1〜122−5…コマンド処理開始時間、125−1〜125−5…コマンドの実行時間、151−1〜151−2…記録時の音声データ、152−1〜152−5…記録時のコマンド処理開始時間、171…タイマの時間、181…システム本体、182…モニタ、183…コマンドデータ制御部、184…音声・動画データ制御部、185…マルチメディアデータ制御部、186…マウス、187…キーボード、188…医用画像、189…ポインタ、190…線、191…マイク、192…カメラ、193…スピーカ、194…動画表示、195…コントロールパネル、196…再生ボタン、197…記録ボタン、198…停止ボタン、201…処理開始時間、202…コマンド。
Claims (1)
- 音声データと、処理コマンドとその処理開始時間を組み合わせたコマンドデータを同期して再生するマルチメディアデータ再生方法において、
前記コマンドデータは、表示した画像に対する処理内容と処理開始時間を組み合わせて記述したものであって、
前記音声データの先頭からの経過時間と、前記コマンドデータの処理開始時間を一致させる時間調整ステップを有し、
前記時間調整ステップは、再生を一時停止するとき、前記音声データの再生を停止して、前記音声データの停止した時間まで前記コマンドデータを再生させ、前記コマンドデータの中で次に処理するコマンドの処理開始時間が前記音声データの停止した時間より大きくなったら前記コマンドデータの再生を停止することを特徴とするマルチメディアデータ再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33392397A JP3834974B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | マルチメディアデータ記録及び再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP33392397A JP3834974B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | マルチメディアデータ記録及び再生方法 |
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JPH11167376A JPH11167376A (ja) | 1999-06-22 |
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Family
ID=18271487
Family Applications (1)
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JP5549832B2 (ja) * | 2009-03-18 | 2014-07-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報配信装置および情報配信システム |
-
1997
- 1997-12-04 JP JP33392397A patent/JP3834974B2/ja not_active Expired - Lifetime
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