JP3834031B2 - 搾液装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モップ洗い用の貯水容器等に用いられる搾液装置に関するものである。
実願昭60−37430号(特許文献1)には、「頂面を開放したほぼ立方体状の水槽の頂面において、固定のローラと、ローラ軸支え腕に軸支され、該支え腕の回動により前記固定のローラに圧接できるローラとを設け、これらローラのいずれか一方にローラ軸に固着したラチェットを爪送りできる伝動腕と、伝動引杆を介し両ローラの対向面においてローラが上方へ回転するように前記伝動腕を回動させる作動腕とを設けて構成したことを特徴とするモッブ絞り機」の発明が記載されている。
この発明においては、ローラ締付けペダル9pを踏み続けて両ローラ3・11間にモップmを挟圧した状態で、作動腕12の端部に形成された作動ペダル12pを繰返し踏み込むことにより駆動ローラ3を一方向に回転させてモップmを絞ることができる。
また、同文献における第6図には、圧接ペダル23aを踏み込むことによりローラ軸両支え腕23・24を回動させ、誘導ローラ26と駆動ローラ3との間にモップmを挟んでスプリング27の復元力により挟圧を維持させ、逆側の復帰ペダル23fを踏むことによりローラ軸両支え腕23・24を逆に回動させてスプリング27の復元力による挟圧を解除するモッブ絞り機が示されている。
前者の場合、ローラ締付けペダル9pを踏みつつ作動ペダル12pを繰返し踏み込むことにより駆動ローラ3を一方向に回転させてモップmを絞るものであり、後者の場合、圧接ペダル23aを踏み込めばスプリング27の復元力によりモップmの挟圧が維持されるので、作動ペダル12pを繰返し踏み込むことにより駆動ローラ3を一方向に回転させてモップmを絞ることができる。
後者の場合、圧接ペダル23aを踏み続ける必要はないが、圧接ペダル23aと作動ペダル12pを別個に設けてそれぞれを踏むことが必要であるため、操作に煩雑な点があり、製造コスト増大の原因ともなっていた。
実願昭60−37430号
本発明は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、一つの操作部に対し操作することによって、搾液ローラによる搾液対象物の挟圧及び搾液ローラの回転駆動による搾液対象物の搾液を実現し得る搾液装置を提供することにある。
(1) 上記目的を達成する本発明の搾液装置は、
固定搾液ローラ、
その固定搾液ローラに対し平行状をなし、その固定搾液ローラに対し離隔した離隔位置と近接した搾液位置の間を移動し得る移動搾液ローラ、
A位置とB位置の間で揺動可能な操作部、
その操作部のA位置からB位置に向かう回動により前記移動搾液ローラを前記離隔位置から搾液位置に移動させる移動機構、
搾液位置における移動搾液ローラが固定搾液ローラから離隔することを防ぐ、保持解除可能な搾液位置保持機構、及び
前記操作部の少なくとも一方向の回動により前記固定搾液ローラ又は移動搾液ローラを一方向に回転駆動する伝動機構を備えることを特徴とする。
移動搾液ローラが固定搾液ローラに対し離隔した離隔位置にある状態において、可撓性の搾液対象物を固定搾液ローラと移動搾液ローラの間に挿入した後、操作部をA位置からB位置に向かうよう回動させると、移動搾液ローラは移動機構により離隔位置から搾液位置に移動し、搾液位置保持機構により、搾液位置における移動搾液ローラが固定搾液ローラから離隔することが防がれる。そのため、移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に搾液対象物が挟圧保持される。搾液後、搾液位置の保持を解除し得る。
このように搾液対象物が挟圧保持された状態でその操作部を揺動させると、伝動機構によって、操作部の少なくとも一方向の回動により固定搾液ローラ又は移動搾液ローラが一方向に回転駆動される。これにより、移動搾液ローラと固定搾液ローラにより挟圧した搾液対象物を一定方向に進めつつその搾液対象物の搾液を行うことができる。
(2) また本発明の搾液装置は、上記伝動機構が、操作部の一方向の回動による力を、固定搾液ローラ又は移動搾液ローラに伝達してそれを一方向に回転駆動し、操作部の他方向の回動においては固定搾液ローラ及び移動搾液ローラに伝達せずそれらを回転駆動しないものとすることができる。
この伝動機構によれば、操作部の一方向の回動(例えばA位置からB位置に向かう回動)により、固定搾液ローラ又は移動搾液ローラを一定方向に回転駆動することができ、操作部の逆方向の回動(例えばB位置からA位置に向かう回動)によっては固定搾液ローラ及び移動搾液ローラを回転駆動しない。
(3) また本発明の搾液装置は、上記移動機構が、
離隔位置に位置する移動搾液ローラが、操作部のA位置からB位置に向かう回動に従動して搾液位置に移動し、
固定搾液ローラから離隔することを防ぐ搾液位置保持機構により固定搾液ローラから離隔することを防がれている搾液位置の移動搾液ローラを、操作部のB位置からA位置に向かう回動に従動して離隔位置側へ移動しないものとすることができる。
この移動機構によれば、移動搾液ローラが離隔位置に位置する状態において可撓性の搾液対象物を固定搾液ローラと移動搾液ローラの間に挿入し、操作部をA位置からB位置に向かうよう回動させると、移動搾液ローラは移動機構により離隔位置から搾液位置に移動する。ところが、搾液位置保持機構により、搾液位置における移動搾液ローラが固定搾液ローラから離隔することが防がれている場合、その移動搾液ローラは、操作部のB位置からA位置に向かう回動に従動して離隔位置側へ移動しない。そのため、その後の操作部の揺動により、両ローラ間に搾液対象物を挟圧しつつ、何れかのローラを一定方向に回動させて搾液対象物の搾液を行うことができる。
(3-1) この場合、上記移動機構は、操作部と一体的に揺動する伝達部と、移動搾液ローラに連結した移動ローラ連結部を備え、
操作部がA位置からB位置に向かう回動においては前記伝達部が移動ローラ連結部に移動力を伝達して離隔位置に位置する移動搾液ローラを搾液位置に移動させ、操作部がB位置からA位置に向かう回動においては伝達部は移動ローラ連結部に移動力を伝達しないものとすることができる。
(3-2) またこの場合、伝動機構が、操作部のA位置からB位置に向かう回動による力を、固定搾液ローラ又は移動搾液ローラに伝達してそれを一方向に回転駆動し、操作部の他方向の回動においては固定搾液ローラ及び移動搾液ローラに伝達せずそれらを回転駆動しないものであり、
更に、A位置からB位置に向かって回動操作された操作部をA位置に向かって復元させる復元力付与機構を備えたものとすることができる。
このような構成の場合、移動搾液ローラが離隔位置に位置する状態において可撓性の搾液対象物を固定搾液ローラと移動搾液ローラの間に挿入し、操作部をA位置からB位置に向かうよう回動させると、移動搾液ローラは移動機構により離隔位置から搾液位置に移動して両ローラ間に搾液対象物を挟圧する。B位置において操作部に対する回動力を解除すると、操作部は復元力付与機構によりA位置に復元する。
搾液位置保持機構により、搾液位置における移動搾液ローラが固定搾液ローラから離隔することが防がれている場合、その移動搾液ローラは、操作部のB位置からA位置に向かう回動に従動して離隔位置側へ移動しない。そのため、A位置に復元した操作部をA位置からB位置に向かうよう回動させることにより、両ローラ間に搾液対象物を挟圧しつつ、何れかのローラを一定方向に回動させて搾液対象物の搾液を行うことができ、B位置において操作部に対する回動力を解除すると、操作部は復元力付与機構により再度A位置に復元する。これを繰り返すことにより、両ローラ間に搾液対象物を挟圧しつつ、何れかのローラを一定方向に回動させて搾液対象物の搾液を行うことができる。
(3-2) またこの場合、A位置が上方位置、B位置が下方位置であり、操作部の押下により操作部がA位置からB位置に向かって回動するものとすることが好ましい。その場合、操作者が操作部をA位置からB位置に向かって回動させる際、操作部の押下により行うことができるため、回動力を加え易い。なお、操作部が、踏下によりA位置からB位置に向かって回動するペダル部であることがより好ましい。
(4) 更に、本発明の搾液装置は、
一方側に移動搾液ローラを回動自在に保持し、中立状態から第1の側へ所定屈曲範囲内で屈曲し得ると共にその逆側である第2の側へ前記所定屈曲範囲より大きく屈曲し得、且つ、屈曲可能な部分を挟んで他方側に第1支点を、一方側に第2支点を有する移動ローラ保持体を備え、
前記第1支点は、固定ローラから遠い側において所定位置に固定状態に又は所定範囲を移動可能に支持され、前記第2支点は、固定ローラに近い側において所定範囲を移動可能に支持されており、
操作部のA位置からB位置に向かう回動により、移動ローラ保持体が第1の側へ所定屈曲範囲内で屈曲し、移動ローラ保持体の一方側に支持された移動搾液ローラが離隔位置から搾液位置に移動し得、
移動搾液ローラが搾液位置に位置する場合において、第1支点と移動搾液ローラの間で移動ローラ保持体が圧縮力を受けてその反力により搾液対象物を移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に挟圧している状態では、移動ローラ保持体が中立状態となることが防がれて第1の側への屈曲が維持され、操作部のB位置からA位置に向かう回動に搾液ローラが従動せず、
搾液対象物を移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に実質上挟圧していない状態では、操作部がB位置にある状態において移動ローラ保持体が中立状態を経て第2の側へ前記所定屈曲範囲より大きく屈曲し、移動搾液ローラが離隔位置に復帰し得るものとすることができる。
この場合、移動搾液ローラが固定搾液ローラに対し離隔した離隔位置にある状態において、可撓性の搾液対象物を固定搾液ローラと移動搾液ローラの間に挿入した後、操作部をA位置からB位置に向かうよう回動させると、移動ローラ保持体が第1の側へ所定屈曲範囲内で屈曲し、移動ローラ保持体の一方側に支持された移動搾液ローラが離隔位置から搾液位置に移動する。
移動搾液ローラが搾液位置に位置する場合において、第1支点と移動搾液ローラの間で移動ローラ保持体が圧縮力を受けてその反力により搾液対象物を移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に挟圧している状態では、移動ローラ保持体が中立状態となることが防がれて第1の側への屈曲が維持され、操作部のB位置からA位置に向かう回動に搾液ローラが従動しない。すなわち搾液ローラは離隔位置側へ移動しない。
搾液対象物が両ローラ間に挟圧保持された状態でその操作部を揺動させると、伝動機構によって、操作部の少なくとも一方向の回動により固定搾液ローラ又は移動搾液ローラが一方向に回転駆動される。これにより、移動搾液ローラと固定搾液ローラにより挟圧した搾液対象物を一定方向に進めつつその搾液対象物の搾液を行うことができる。
搾液後、搾液対象物が移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に実質上挟圧されない状態(両ローラ間から離脱するか、或いは例えば両ローラ間で十分に薄くなった状態)になると、操作部がB位置にある状態において移動ローラ保持体が中立状態を経て第2の側へ前記所定屈曲範囲より大きく屈曲し、移動搾液ローラが離隔位置に復帰し得る。
(4-1) この搾液装置は、離隔位置の移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に、搾液対象物を上方から挿入し得る間隙を有し、
伝動機構が、操作部の少なくとも一方向の回動により、固定搾液ローラ又は移動搾液ローラを、両ローラ間に挟圧された搾液対象物を上方に送るように一方向に回転駆動するものであり、
上記第1の側が上側、第2の側が下側であり、
搾液対象物を移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に実質上挟圧せず操作部がB位置にある状態において、移動ローラ保持体を中立状態を経て第2の側へ前記所定屈曲範囲より大きく屈曲させて移動搾液ローラを離隔位置に復帰させるための復帰力付与機構を備えたものとすることができる。
この場合、離隔位置の移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に、搾液対象物を上方から挿入し、操作部をA位置からB位置に向かうよう回動させると、移動ローラ保持体が上側へ所定屈曲範囲内で屈曲し、移動ローラ保持体の一方側に支持された移動搾液ローラが離隔位置から搾液位置に移動する。
移動搾液ローラが搾液位置に位置する場合において、第1支点と移動搾液ローラの間で移動ローラ保持体が圧縮力を受けてその反力により搾液対象物を移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に挟圧している状態では、移動ローラ保持体が中立状態となることが防がれて上側への屈曲が維持され、操作部のB位置からA位置に向かう回動に従動して離隔位置側へ移動しない。
搾液対象物が両ローラ間に挟圧保持された状態でその操作部を揺動させると、伝動機構によって、操作部の少なくとも一方向の回動により固定搾液ローラ又は移動搾液ローラが一方向に回転駆動される。これにより、移動搾液ローラと固定搾液ローラにより挟圧した搾液対象物を上方に送りつつその搾液対象物の搾液を行うことができ、やがて搾液対象物は移動搾液ローラと固定搾液ローラの間から上方へ離脱する。
搾液対象物の上方離脱により、移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に搾液対象物を挟圧していない状態となるので、操作部がB位置にある状態において、移動ローラ保持体は、復帰力付与機構により、中立状態を経て下方へ大きく屈曲し、移動搾液ローラが離隔位置に復帰する。これにより次の搾液対象物の搾液作業に備えることができる。
(4-2) またこの場合、A位置が上方位置、B位置が下方位置であり、操作部の押下により操作部がA位置からB位置に向かって回動するものであり、A位置からB位置に向かって回動操作された操作部をA位置に向かって復元させる復元力付与機構を備えたものとすることが好ましい。その場合、操作者が操作部をA位置からB位置に向かって回動させる際、操作部の押下により行うことができるため、回動力を加え易い。なお、操作部が、踏下によりA位置からB位置に向かって回動するペダル部であることがより好ましい。
(5) 次に、本発明の搾液装置は、上方開口の液体容器を備え、その液体容器の上方開口部内又はその上方開口部の上方に固定搾液ローラと移動搾液ローラが位置し、移動搾液ローラが搾液位置に位置して可撓性の搾液対象物が固定搾液ローラと移動搾液ローラの間に挟圧されることにより搾液される液が前記液体容器内に流下するものとすることが望ましい。
この搾液装置によれば、移動搾液ローラが離隔位置に位置する状態において、搾液対象物を固定搾液ローラと移動搾液ローラの間を下向きに通して液体容器内に挿入し、操作部を一方向に回動させれば、移動搾液ローラを離隔位置から搾液位置に移動させ、可撓性の搾液対象物を固定搾液ローラと移動搾液ローラの間に挟圧して搾液することができる。搾液される液は、液体容器内に流下して溜められる。
液体容器内に液体を溜めておけば、その液体に搾液対象物を浸して場合によっては搾液対象物を洗った後、搾液対象物から搾液することができる。勿論、液体を溜めずに、或は液体に浸さずに搾液することもできる。
本発明の搾液装置によれば、搾液対象物を固定搾液ローラと移動搾液ローラの間に挿入した後、操作部をA位置からB位置に向かうよう回動させると、移動搾液ローラは移動機構により離隔位置から搾液位置に移動し、搾液位置保持機構により、搾液位置における移動搾液ローラが固定搾液ローラから離隔することが防がれて両ローラ間に搾液対象物が挟圧保持される。この状態でその操作部を揺動させると、伝動機構によって、操作部の少なくとも一方向の回動により固定搾液ローラ又は移動搾液ローラが一方向に回転駆動され、移動搾液ローラと固定搾液ローラにより挟圧した搾液対象物を一定方向に進めつつその搾液対象物の搾液を行うことができる。
(1) 本発明の実施の形態を、本発明の搾液装置の一例としてのモップ用搾水装置に関する図1乃至図8を参照しつつ説明する。
図1乃至図4は、使用前の状態を示すものであって、図1は斜視図、図2は作動機構についての斜視図、図3は平面図、図4は左側面図である。
図5及び図6は、固定ローラと移動ローラの間にモップを挿入してペダルを踏み下げることにより搾水を行う状態を示すものであって、図5は平面図、図6は左側面図である。
図7及び図8は、固定ローラと移動ローラの間にモップを挟圧した状態でペダルが上方に復帰した状態を示すものであって、図7は平面図、図8は左側面図である。
但し、図2においてはペダルにペダル板が装着されている。また図3乃至図8は、カバー体が省略されている。
(2) このモップ用搾水装置は、貯水容器Bu(液体容器の一例)、注水孔Wi及び開口部Cv1を備えたカバー体Cv、排水ホースDh、把手Hd、上方突部Fb1を備えたベースフレームFb、ペダル(操作部)Pd、押上部Sd1(伝達部)を備えたペダル支持部材Sd、ペダル復元ばねBs、カム支持孔Hcと支点支持スリットSsとストッパSpを備えたローラ支持枠Fr、移動搾液ローラRm、移動ローラ支持軸Sr、移動ローラ保持リンクLhと間隙調整リンクLgからなる移動ローラ保持体、移動ローラ復帰ばねRs、調整カム体Ca、カム支持軸Sc、カム操作部Ch、カム保持ばねPu、第1押上リンクLp1、第2押上リンクLp2、固定搾液ローラRf、爪車Rh、固定ローラ駆動リンクLd、固定ローラ駆動爪Cd、爪付勢ばねPs、及び固定ローラ連繋リンクLcを備えてなる。
貯水容器Bu(液体容器の一例)は、上方開口の方形箱状をなし、ベースフレームFb上に支持されている。貯水容器Buの下部後側に、使用済みの洗浄水等を排出するために貯水容器Buの内部と外部を連通する排水ホースDhを備える。
貯水容器Buの上部の左右側部には、それぞれ横長のローラ支持枠Frが固定されている。両ローラ支持枠Frの前端部同士の間には、固定搾液ローラRfの回動軸が回動自在に支持されており、その回動軸の両端、すなわち両ローラ支持枠Frの外側に、それぞれ爪車Rhが固定されている。
折り返し部が前部(図1における右前側、図3及び図4における右側)に位置する略U字状(この形状に限るものではない。)をなすペダル支持部材Sdの折り返し部にペダルPd(操作部)が設けられ、ペダル支持部材Sdの左右両側部における中間部が、それぞれベースフレームFbの左右側部における上方突部Fb1に揺動可能に支持されている。ペダル支持部材Sdの両側部のうち揺動軸部よりも後方には、それぞれ押上部Sd1が設けられている。ペダル支持部材Sdの左右側部前端部と貯水容器Buの前上部の間には、ペダル復元ばねBsが架設されており、ペダル支持部材Sdに対し、その前部、すなわちペダルPdが、下方位置から上方位置に復元する復元力が付与される。
ペダル支持部材Sdの両後端部にはそれぞれ固定ローラ駆動リンクLdの下端部が回動可能に連結され、固定ローラ駆動リンクLdの上端部と固定搾液ローラRfの回動軸は、固定ローラ連繋リンクLcにより連結されている。また、固定ローラ駆動リンクLdの上端部には、固定ローラ駆動爪Cdが揺動可能に連結され、その固定ローラ駆動爪Cdと固定搾液ローラRfの回動軸の間に架設された爪付勢ばねPs(引張コイルバネ)により、固定ローラ駆動爪Cdが爪車Rhに噛合するよう付勢されている。爪車Rhの爪の向きは、固定ローラ駆動爪Cdが噛合して爪車Rhが回動する場合に、その後側が上向きになるよう回動する向きである。
また、左右両側において、ペダル支持部材Sdの揺動軸に対しては、第1押上リンクLp1の基端部が、ペダル支持部材Sdに連動しないように回動可能に連結され、第1押上リンクLp1の先端部には、第2押上リンクLp2の基端部が回動可能に連結され、更に、第2押上リンクLp2の先端部には、移動ローラ保持リンクLh及び間隙調整リンクLgの両基端部(屈曲点Bp)が回動可能に連結されている。左右の間隙調整リンクLgは先端部側において連結されている。移動ローラ保持リンクLhと間隙調整リンクLgの両基端部は、屈曲点Bpにおいて回動可能に連結されている。移動ローラ保持リンクLhと間隙調整リンクLgは、移動ローラ保持体を構成する。また第1押上リンクLp1、第2押上リンクLp2、移動ローラ保持リンクLh、及び間隙調整リンクLgは、移動ローラ連結部を構成する。
両ローラ支持枠Frの後端部には、それぞれ方形状のカム支持孔Hcが設けられ、両ローラ支持枠Frの中間部には、前後方向の支点支持スリットSsが設けられ、両ローラ支持枠Frにおける支点支持スリットSsの上側(特に後半部上側)には、それぞれ外側方に張り出したストッパSpが設けられている。
両カム支持孔Hc内には、カム支持軸Scの両側部に固定された調整カム体Ca(第1支点)が、前後及び上下に若干移動可能な状態でそれぞれ配装されている。調整カム体Caは、カム支持軸Scの軸心からの離心距離の異なる複数種の外周面を備えており、左右の調整カム体Caの外周面は一致している。カム支持軸Scの一端にはカム操作部Chが固定されている。また、カム支持軸Scと、貯水容器Buのうちカム支持軸Scの後方箇所の間には、調整カム体Caの外周面をカム支持孔Hcの後部側に押圧保持するためのカム保持ばねPuが架設されている。
移動搾液ローラRmの左右の移動ローラ支持軸Sr(第2支点)は、それぞれ両支点支持スリットSsを通じて内側から外向きに突出し、移動ローラ保持リンクLhの先端部に移動ローラ支持軸Srが回動可能に連結されており、これにより移動搾液ローラRmが、両支点支持スリットSs間に、その支点支持スリットSsの前後端にわたり前後スライド可能なように支持されている。また、カム支持軸Scの両端部における両ローラ支持枠Frの外側には、間隙調整リンクLgの先端側部分が回動可能に連結されると共に、移動ローラ復帰ばねRsを構成するねじりコイルばねのコイル部分が、両カム支持軸Scに外嵌されている。移動ローラ復帰ばねRsは、一端が間隙調整リンクLgの先端(カム支持軸Scに連結した部分よりも更に先端側)に、他端が貯水容器Buに固定されることにより、間隙調整リンクLgに対し、カム支持軸Scのまわりに間隙調整リンクLgの基端側が下向きに回動するよう付勢し、移動搾液ローラRmが前方に移動した状態の場合にそれを後方に復帰させる復帰力を発生するものである。
貯水容器Buの上部は、固定搾液ローラRfと移動搾液ローラRmの間を含む貯水容器Buの上部を開口する開口部Cv1を備えたカバー体Cvにより覆われている。カバー体Cvの後部上面には、貯水容器Buに注水するための注水孔Wiが開設されている。この例では、排水ホースDh連結位置の真上に注水孔Wiが設けられているが、注水孔Wiからの注水と排水ホースDhからの排水を同時に行いつつ貯水容器Bu内でモップ等の洗浄を行う場合は、排水ホースDh連結位置と注水孔Wiの水平方向位置をずらすことにより注水された水が貯水容器Bu内をできるだけ循環した後で排水ホースDhから排水されるようにすることが好ましい。また、貯水容器Buには、持ち運びのための把手Hdが設けられている。
(3) モップの洗浄及び搾水に使用する場合、注水孔Wiを通じて、或いはカバー体Cvの開口部Cv1から、貯水容器Bu内に注水した状態で、開口部Cv1における固定搾液ローラRfと移動搾液ローラRmの間を通じて貯水容器Bu内の貯留水にモップを浸してモップを洗浄した後、固定搾液ローラRfと移動搾液ローラRmの間でモップを挟圧して搾水する。
固定搾液ローラRfと移動搾液ローラRmの間にモップを挟圧する前の無負荷状態においては、ペダル復元ばねBsにより、ペダル支持部材Sdの前部すなわちペダルPdが最上方に位置し、固定ローラ駆動リンクLd及び押上部Sd1は最下方に位置する。また、第1押上リンクLp1は先端部が後方へ伏倒し、第2押上リンクLp2は最下方に位置しており、移動ローラ保持リンクLhは基端部が最下方に位置してやや前方に向かって上向きに傾斜し、間隙調整リンクLgは基端部が最下方に位置してやや後方に向かって上向きに傾斜している。この状態においては、移動ローラ保持リンクLhの先端部は後端部に位置し、移動搾液ローラRmは後端部(離隔位置)に位置するので、固定搾液ローラRfと移動搾液ローラRmの間は最も広く開いている。
モップを搾水するには、固定搾液ローラRfと移動搾液ローラRmの間にモップ(モップのできるだけ上部)を位置させた状態でペダルPdを踏み下げる。
すると、ペダル支持部材Sdの前部が下降して後部が上昇する。これにより固定ローラ駆動リンクLdが上昇して固定ローラ駆動爪Cdが押し上げられる。爪付勢ばねPsにより爪車Rhの爪に押圧された状態で、固定ローラ駆動爪Cdが爪車Rhの爪に噛合する向きに移動するので、固定ローラ駆動爪Cdと噛合した爪車Rhが後側から上前方(図4における時計廻り)に回転駆動され、固定搾液ローラRfが回転する。固定搾液ローラRfと移動搾液ローラRmの間にモップを挟圧している場合、そのモップは搾液されつつ上方に送られる。
また、押上部Sd1により第1押上リンクLp1の先端側が押し上げられ、それにより第2押上リンクLp2が押し上げられることによって、間隙調整リンクLg及び移動ローラ保持リンクLhの両基端部(屈曲点Bp)が何れも押し上げられ、移動ローラ保持リンクLhの先端部に支持された移動搾液ローラRmは支点支持スリットSsに案内されて前方に移動し、固定搾液ローラRfとの間にモップを挟圧し得るものとなる。更に、第2押上リンクLp2並びに移動ローラ保持リンクLh及び間隙調整リンクLgの基端部(屈曲点Bp)が十分に押し上げられることにより、カム支持軸Sc、移動ローラ支持軸Sr、及び屈曲点Bpが直線上に位置する中立状態を経て、図6に示すように屈曲点Bpが上方に位置して間隙調整リンクLg及び移動ローラ保持リンクLhの基端部がストッパSpを上向きに押圧する状態となる。すなわち、間隙調整リンクLgと移動ローラ保持リンクLhは、中立状態をはさんで、屈曲点Bpにおいて上方(第1の側)へ、ストッパSpにより規定される所定屈曲範囲内でやや屈曲した上方屈曲状態と、屈曲点Bpにおいて下方(第2の側)へ大きく屈曲した下方屈曲状態をとり得る。なお、図示の押上部Sd1は平面状の上面により第1押上リンクLp1の下側面を押し上げるものであるが、押上部は、ペダル支持部材Sdの回動軸に平行な軸線を中心とする円筒状面(又はその一部である円弧状面)又はその他の凸曲面状の外周面とすることができ、その場合、ペダルPdの踏み下げによるペダル支持部材Sdから第1押上リンクLp1への押し上げ力の伝達を、ペダル支持部材Sdの回動角度の如何にかかわらず効率的に行って第1押上リンクLp1の先端側の円滑な押し上げを実現し易い。
間隙調整リンクLg及び移動ローラ保持リンクLhの基端部がストッパSpを上向きに押圧する状態において、固定搾液ローラRfと移動搾液ローラRm(搾液位置)の間には図5に示すように若干の間隙Gpを有し、この状態でモップを挟圧する。すなわち、調整カム体Caと移動搾液ローラRmの間で、移動ローラ保持リンクLhと間隙調整リンクLgからなる移動ローラ保持体が圧縮力を受け、その反力によりモップを移動搾液ローラRmと固定搾液ローラRfの間に挟圧するものである。第2押上リンクLp2による屈曲点Bpに対する押上力が解除されても、中立状態へ戻ろうとすると間隙Gpが狭くなるので、挟圧しているモップによって、中立状態及び開放状態に戻ることが防がれ、移動ローラ復帰ばねRsにより発生する復帰力にかかわらず、モップを挟圧した上方屈曲状態が維持される(搾液位置保持機構)。この上方屈曲が大きくなりすぎるとモップの挟圧が解除されてしまうので、ストッパSpにより上方屈曲を制限している。この間隙Gpは、カム操作部Chを回動させてカム支持孔Hcの後部側に面する調整カム体Caの外周面を変更することにより調整することができる。カム保持ばねPuによって、調整カム体Caの外周面がカム支持孔Hcの後部側に押圧保持されるため、間隙Gpが確実に調整される。
中立状態においても間隙Gpは実質上0以上である。そのため、固定搾液ローラRfと移動搾液ローラRmの間に何も挟んでいない場合、第2押上リンクLp2による屈曲点Bpに対する押上力が解除されると、間隙調整リンクLg及び移動ローラ保持リンクLhは、移動ローラ復帰ばねRsにより発生する復帰力により(或いはその復帰力並びに間隙調整リンクLg及び移動ローラ保持リンクLhの自重及び第1押上リンクLp1及び第2押上リンクLp2の重量による下方向引き下げ力により)中立状態を経て下方屈曲状態に戻ることになる。なお、搾液位置の保持は、解除操作によって保持解除を行い得る搾液位置保持機構により行うこともできる。
ペダルPdに対する踏み下げを解除すると、ペダル復元ばねBsによりペダル支持部材Sdの前部すなわちペダルPdが最上方に復帰し、固定ローラ駆動リンクLd及び押上部Sd1は最下方に下降する。それに伴い固定ローラ駆動爪Cdは後下方に移動する。固定ローラ駆動爪Cdは爪車Rhの爪に噛合しない向きに移動するので、爪車Rhは回転駆動されず、固定搾液ローラRfは回転しない。押上部Sd1の下降により、第1押上リンクLp1及び第2押上リンクLp2による屈曲点Bpに対する押上力が解除されるが、間隙調整リンクLg及び移動ローラ保持リンクLhは、上方屈曲状態、すなわち移動搾液ローラRmが固定搾液ローラRfとの間にモップを挟圧した状態が維持される。従って、第1押上リンクLp1及び第2押上リンクLp2は、図8に示されるように、押上部Sdにより押し上げられている状態(図6)と同じ状態が継続する。
ペダルPdを再度踏み下げると、固定ローラ駆動リンクLdが上昇して固定ローラ駆動爪Cdが押し上げられ、爪車Rhが後側から上前方に回転駆動されて固定搾液ローラRfが回転し、移動搾液ローラRmとの間に挟圧しているモップは搾液されつつ更に上方に送られる。モップが移動搾液ローラRmと固定搾液ローラRfの間から上方へ抜け出るまでペダルPdを踏み下げることにより(或いは、必要回数踏み下げを繰り返すことにより)モップが上方へ抜け出た後、ペダルPdに対する踏み下げを解除して第2押上リンクLp2による屈曲点Bpに対する押上力を解除することにより、間隙調整リンクLg及び移動ローラ保持リンクLhは中立状態を経て下方屈曲状態に戻り、第1押上リンクLp1は先端部が後方へ伏倒し、第2押上リンクLp2は最下方に復帰することになる。
なお、この搾水装置は、モップを水に浸漬したり洗ったりせずに搾水のみに用いることも勿論できる。また、以上の説明は、多数の紐状物を集成してなるモップを水洗搾水する装置に関するものであるが、勿論本発明はこれに限定されるものではなく、その他のモップ及び他の搾液対象物、並びに、水以外の液体、例えばワックスや洗剤液にも適用し得る。
使用前の状態を示す斜視図である。 作動機構についての斜視図である。 使用前の状態を示す平面図である。 使用前の状態を示す左側面図である。 固定ローラと移動ローラの間にモップを挿入してペダルを踏み下げることにより搾水を行う状態を示す平面図である。 固定ローラと移動ローラの間にモップを挿入してペダルを踏み下げることにより搾水を行う状態を示す左側面図である。 固定ローラと移動ローラの間にモップを挟圧した状態でペダルが上方に復帰した状態を示す平面図である。 固定ローラと移動ローラの間にモップを挟圧した状態でペダルが上方に復帰した状態を示す左側面図である。
符号の説明
Bu 貯水容器
Wi 注水孔
Dh 排水ホース
Cv カバー体
Cv1 開口部
Hd 把手
Fb ベースフレーム
Fb1 上方突部
Pd ペダル
Sd ペダル支持部材
Sd1 押上部
Bs ペダル復元ばね
Fr ローラ支持枠
Hc カム支持孔
Ss 支点支持スリット
Rm 移動搾液ローラ
Sr 移動ローラ支持軸
Lh 移動ローラ保持リンク
Lg 間隙調整リンク
Rs 移動ローラ復帰ばね
Sp ストッパ
Ca 調整カム体
Sc カム支持軸
Ch カム操作部
Pu カム保持ばね
Lp1 第1押上リンク
Lp2 第2押上リンク
Rf 固定搾液ローラ
Rh 爪車
Ld 固定ローラ駆動リンク
Cd 固定ローラ駆動爪
Ps 爪付勢ばね
Lc 固定ローラ連繋リンク
Bp 屈曲点
Gp 間隙

Claims (10)

  1. 固定搾液ローラ、
    その固定搾液ローラに対し平行状をなし、その固定搾液ローラに対し離隔した離隔位置と近接した搾液位置の間を移動し得る移動搾液ローラ、
    A位置とB位置の間で揺動可能な操作部、
    その操作部のA位置からB位置に向かう回動により前記移動搾液ローラを前記離隔位置から搾液位置に移動させる移動機構、
    搾液位置における移動搾液ローラが固定搾液ローラから離隔することを防ぐ、保持解除可能な搾液位置保持機構、及び
    前記操作部の少なくとも一方向の回動により前記固定搾液ローラ又は移動搾液ローラを一方向に回転駆動する伝動機構を備えることを特徴とする搾液装置。
  2. 上記伝動機構は、操作部の一方向の回動による力を、固定搾液ローラ又は移動搾液ローラに伝達してそれを一方向に回転駆動し、操作部の他方向の回動においては固定搾液ローラ及び移動搾液ローラに伝達せずそれらを回転駆動しないものである請求項1記載の搾液装置。
  3. 上記移動機構は、
    離隔位置に位置する移動搾液ローラを、操作部のA位置からB位置に向かう回動に従動して搾液位置に移動させ、
    固定搾液ローラから離隔することを防ぐ搾液位置保持機構により固定搾液ローラから離隔することを防がれている搾液位置の移動搾液ローラを、操作部のB位置からA位置に向かう回動に従動して離隔位置側へ移動させないものである請求項1又は2記載の搾液装置。
  4. 上記移動機構は、操作部と一体的に揺動する伝達部と、移動搾液ローラに連結した移動ローラ連結部を備え、
    操作部がA位置からB位置に向かう回動においては前記伝達部が移動ローラ連結部に移動力を伝達して離隔位置に位置する移動搾液ローラを搾液位置に移動させ、操作部がB位置からA位置に向かう回動においては伝達部は移動ローラ連結部に移動力を伝達しない請求項3記載の搾液装置。
  5. 上記伝動機構は、操作部のA位置からB位置に向かう回動による力を、固定搾液ローラ又は移動搾液ローラに伝達してそれを一方向に回転駆動し、操作部の他方向の回動においては固定搾液ローラ及び移動搾液ローラに伝達せずそれらを回転駆動しないものであり、
    A位置からB位置に向かって回動操作された操作部をA位置に向かって復元させる復元力付与機構を備えた請求項3又は4記載の搾液装置。
  6. A位置が上方位置、B位置が下方位置であり、操作部の押下により操作部がA位置からB位置に向かって回動するものである請求項5記載の搾液装置。
  7. 一方側に移動搾液ローラを回動自在に保持し、中立状態から第1の側へ所定屈曲範囲内で屈曲し得ると共にその逆側である第2の側へ前記所定屈曲範囲より大きく屈曲し得、且つ、屈曲可能な部分を挟んで他方側に第1支点を、一方側に第2支点を有する移動ローラ保持体を備え、
    前記第1支点は、固定ローラから遠い側において所定位置に固定状態に又は所定範囲を移動可能に支持され、前記第2支点は、固定ローラに近い側において所定範囲を移動可能に支持されており、
    操作部のA位置からB位置に向かう回動により、移動ローラ保持体が第1の側へ所定屈曲範囲内で屈曲し、移動ローラ保持体の一方側に支持された移動搾液ローラが離隔位置から搾液位置に移動し得、
    移動搾液ローラが搾液位置に位置する場合において、第1支点と移動搾液ローラの間で移動ローラ保持体が圧縮力を受けてその反力により搾液対象物を移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に挟圧している状態では、移動ローラ保持体が中立状態となることが防がれて第1の側への屈曲が維持され、操作部のB位置からA位置に向かう回動に搾液ローラが従動せず、
    搾液対象物を移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に実質上挟圧していない状態では、操作部がB位置にある状態において移動ローラ保持体が中立状態を経て第2の側へ前記所定屈曲範囲より大きく屈曲し、移動搾液ローラが離隔位置に復帰し得る請求項1記載の搾液装置。
  8. 離隔位置の移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に、搾液対象物を上方から挿入し得る間隙を有し、
    伝動機構が、操作部の少なくとも一方向の回動により、固定搾液ローラ又は移動搾液ローラを、両ローラ間に挟圧された搾液対象物を上方に送るように一方向に回転駆動するものであり、
    上記第1の側が上側、第2の側が下側であり、
    搾液対象物を移動搾液ローラと固定搾液ローラの間に実質上挟圧せず操作部がB位置にある状態において、移動ローラ保持体を中立状態を経て第2の側へ前記所定屈曲範囲より大きく屈曲させて移動搾液ローラを離隔位置に復帰させるための復帰力付与機構を備えた請求項7記載の搾液装置。
  9. A位置が上方位置、B位置が下方位置であり、操作部の押下により操作部がA位置からB位置に向かって回動するものであり、A位置からB位置に向かって回動操作された操作部をA位置に向かって復元させる復元力付与機構を備えた請求項7又は8記載の搾液装置。
  10. 上方開口の液体容器を備え、その液体容器の上方開口部内又はその上方開口部の上方に固定搾液ローラと移動搾液ローラが位置し、移動搾液ローラが搾液位置に位置して可撓性の搾液対象物が固定搾液ローラと移動搾液ローラの間に挟圧されることにより搾液される液が前記液体容器内に流下する請求項1乃至9の何れかに記載の搾液装置。
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