JP3833197B2 - 立体駐車装置のパレット支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、立体駐車装置において、車両が載置されるパレットの落下を防止し得るパレット支持装置に関する。
従来における立体駐車装置のパレット支持装置としては、パレットに当接可能とする当接位置及びパレットに当接不能とする退避位置との間で揺動自在に支持されたアーム部と、移動鉄心を有するソレノイドとを備えており、移動鉄心をアーム部に連結し、移動鉄心の上下動によりアーム部を揺動させる構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−120959号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたようなパレット支持装置においては、ソレノイドによりアーム部を直接揺動させる構成となっていることから、駆動力が大きい大型のソレノイドが必要となり、パレット支持装置が大型化してしまう惧れがあった。また、駆動力を大きくするためには、ソレノイドの電源としてAC200Vを使用することがあり、この場合には、感電に対する安全対策等が必要となり、コストが上昇する要因にもなっていた。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、低コストで且つ小型化を容易に図ることが可能な立体駐車装置のパレット支持装置を提供することを目的とする。
本発明に係る立体駐車装置のパレット支持装置は、上下方向へ複数段配された駐車部間で昇降されるパレットを各段の停止位置で支持するようにした立体駐車装置のパレット支持装置であって、パレットの昇降に伴い当該パレットに当接して揺動可能とされたアーム部と、アーム部に当接して、当該アーム部がパレットの下降に伴って揺動するのを規制するための揺動規制手段と、パレットがアーム部に当接していない状態において、当該アーム部をパレットに当接可能とする当接位置に復帰させるためのアーム位置復帰手段と、を有し、アーム位置復帰手段は、アーム部が下方に揺動した位置から当接位置に復帰するように当該アーム部に付勢力を付与する第1のばね部材と、アーム部が上方に揺動した位置から当接位置に復帰するように当該アーム部に付勢力を付与する第2のばね部材と、を含み、第1のばね部材及び第2のばね部材は、ねじりコイルばねであり、第1のばね部材は、アーム部に当接して付勢力を付与しており、アーム部が当接位置から上方に揺動した際に、第1のばね部材とアーム部との当接状態が解かれることを特徴としている。
本発明に係る立体駐車装置のパレット支持装置では、アーム部はパレットの昇降に伴って揺動するので、アーム部を揺動させるためのソレノイド等が不要となり、低コストで且つ小型化を容易に図ることができる。なお、揺動規制手段によりアーム部のパレットの下降に伴う揺動を規制した場合には、従来と同様に、パレットを確実に支持することができる。また、アーム位置復帰手段により、パレットがアーム部に当接していない状態では、アーム部がパレットに当接可能とする当接位置に復帰するので、アーム部を確実にパレットに当接させて、揺動させることができる。
また、本発明では、アーム位置復帰手段が第1のばね部材と第2のばね部材とを含んでいるので、アーム部を揺動した位置から当接位置に確実に復帰させ、当該当接位置に容易に保つことができる。
また、本発明では、第1のばね部材は、アーム部に当接して付勢力を付与しており、アーム部が当接位置から上方に揺動した際に、第1のばね部材とアーム部との当接状態が解かれる。これにより、アーム部が当接位置から上方に揺動した際に、第1のばね部材に対して伸張方向に力が作用するのを防ぎ、第1のばね部材の信頼性を向上することができる。また、第1のばね部材をアーム部に固定する必要がないため、第1のばね部材を容易に組み付けることができ、低コスト化を図ることができる。
また、本発明では、第1のばね部材及び第2のばね部材は、ねじりコイルばねである。これにより、パレットがアーム部に当接していない状態において、当該アーム部をパレットに当接可能とする当接位置に復帰させ得る構成を簡易且つ低コストにて実現することができる。

また、揺動規制手段は、揺動可能に軸支され、アーム部に当接可能な当接部を有するレバー部材と、レバー部材を揺動させるためのアクチュエータと、を含んでいることが好ましい。このように構成した場合、アーム部がパレットの下降に伴って揺動するのを規制し得る構成を簡易且つ低コストにて実現することができる。
また、揺動規制手段は、アーム部の揺動が規制された状態でアーム部にパレットが当接した際に、レバー部材に当接してパレットからの荷重を受ける荷重受け部材を更に含んでいることが好ましい。このように構成した場合、荷重受け部材がパレットからの荷重を受けるので、パレットからの荷重をより一層確実に支えることができる。
本発明によれば、低コストで且つ小型化を容易に図ることが可能な立体駐車装置のパレット支持装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る立体駐車装置のパレット支持装置について図面を参照して説明する。本実施形態は、立体駐車装置として地上1層及び地下ピット2層の機械式駐車装置を採用したものである。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、立体駐車装置1は、車両が出入りする車路面Gから所定の深さにかけて形成された、車両収納空間であるピットP内に設けられている。立体駐車装置1は、枠体3、パレット昇降体11、昇降駆動機構(図示せず)、パレット支持装置21等を備えている。枠体3は、パレット昇降体11の左右に立設されている前部支柱5、同様に立設されている後部支柱7、前部支柱5と後部支柱7の頂部間に架設された前後梁9等から構成されている。これらの前部支柱5及び後部支柱7で囲まれた平面矩形の空間が単位駐車装置の空間を形成しており、当該空間にパレット昇降体11が配置される。図1は、パレット昇降体11の全体がピットP内に収納された状態を示している。
パレット昇降体11は、上段パレット13、中段パレット15及び下段パレット17を有しており、車両を格納するための駐車部が枠体3の上下方向へ複数段(3段)配されることとなる。すなわち、パレット昇降体11の全体がピットP内に収納された状態で、上段パレット13の上方空間が上段の駐車部となり、中段パレット15の上方空間が中段の駐車部となり、下段パレット17の上方空間が下段の駐車部となる。これら上段パレット13、中段パレット15及び下段パレット17はパレット支柱19により一体的に結合されている。また、パレット昇降体11は上下変位可能となっており、昇降駆動機構により複数段配された駐車部間で昇降される。
パレット昇降体11の昇降駆動機構はそれ自体公知のものであり、詳細な説明を省略するが、たとえば以下の通りである。パレット昇降体11は、図示はしないが、下段パレット17の下面に幅方向に掛け渡された前後2本のローラチェーンで昇降可能に支持され、パレット昇降体11に対して片側の後部支柱7の上部近傍に配設された駆動モータ部の昇降駆動によってチェーンスプロケット機構を作動させることにより、ピットP内を昇降するようになっている。
パレット支持装置21は、各パレット15,17を駐車部の各段の停止位置で支持するためのもので、図1に示されるように、パレット昇降体11に対して、パレット昇降体11の前端部及び後端部の各左右両側近傍に一対づつ、計4個設けられている。このパレット支持装置21は、中段パレット15及び下段パレット17のうちの車路面Gまで上昇したパレットを支持し、パレット昇降体11及び当該パレット昇降体11に格納される車両の荷重を受ける。なお、図1においては、片側のパレット支持装置21のみを示している。
パレット支持装置21は、図2〜図3に示されるように、前部支柱5(後部支柱7)にボルト等により固定されるベース部23と、パレットの昇降に伴い当該パレットに当接して揺動可能なアーム部31と、第1のばね部材41と、第2のばね部材43と、アーム部31に当接可能なレバー部材51と、レバー部材51を揺動させるためのアクチュエータとしてのソレノイド61と、荷重受け部材71とを有している。図2は、本実施形態に係るパレット支持装置を示す側面図である。図3は、本実施形態に係るパレット支持装置を示すの正面図である。なお、図2では、説明のため、ベース部23の一部を切り欠いてパレット支持装置21を図示している。
ベース部23は、ベースフレーム25と、固定板27とを含んでいる。ベースフレーム25は、基部25aと、この基部25aの左右両端から延びる側部25bとを含み、断面が略Uの字状とされている。固定板27は、ベース部23を前部支柱5(後部支柱7)に固定するためのものであり、側部25bの端部間に架設された状態で溶接等により一体に固定されている。なお、基部25aを前部支柱5(後部支柱7)に固定するようにしてもよい。
アーム部31は、ベースフレーム25の側部25b間に架設されたアームシャフト33に、揺動可能に軸支されている。これにより、アーム部31は枠体3に対して揺動自在に支持されることとなる。アーム部31は、その一端側がパレットと当接可能に構成されている。アーム部31の形状は、パレット昇降体11の昇降に対して支障となることなく、スムーズにアーム部31が揺動し得るように設定される。
第1のばね部材41は、図4にも示されるように、ねじりコイルばねであり、両端がベースフレーム25の側部25bに設けられたばね掛け部が掛けられ、中間部分41aにおいてアーム部31に当接する。第1のばね部材41は、アーム部31に当接する中間部分41aと両端との間にコイル部分41bをそれぞれ有しており、当該コイル部分41bにアームシャフト33が挿通された状態で設けられている。
第1のばね部材41は、中間部分41aがアーム部31に直接的に当接して、アーム部31に対して上方に揺動する方向に付勢力を付与している。この第1のばね部材41は、パレットがアーム部31に当接していない状態において、当該アーム部31を下方に揺動した位置からパレットに当接可能とする当接位置に復帰させるためのものであり、本実施形態おいては、アーム部31をその揺動位置が略水平となる位置に復帰させる。
第2のばね部材43は、図4にも示されるように、ねじりコイルばねであり、両端がベースフレーム25の側部25bに設けられたばね掛け部が掛けられ、中間部分43aにおいてアーム部31に当接する。本実施形態においては、第2のばね部材43の中間部分43aにはチューブ45が外挿されており、第2のばね部材43の中間部分43aは、当該チューブ45を介してアーム部31に間接的に当接している。第2のばね部材43は、アーム部31に当接する中間部分43aと両端との間にコイル部分43bをそれぞれ有しており、当該コイル部分43bにシャフト47が挿通された状態で設けられている。
第2のばね部材43は、中間部分43aがアーム部31に間接的に当接して、アーム部31に対して下方に揺動する方向に付勢力を付与している。この第2のばね部材43は、パレットがアーム部31に当接していない状態において、当該アーム部31を上方に揺動した位置からパレットに当接可能とする当接位置に復帰させるためのものであり、本実施形態おいては、アーム部31をその揺動位置が略水平となる位置に復帰させる。
第1のばね部材41と第2のばね部材43とは、パレットがアーム部31に当接していない状態において、互いに協働して、アーム部31の揺動位置が略水平となるように、当該アーム部31の揺動位置を保っている。
ベースフレーム25の両側部25bには、ピン49がそれぞれ立設されている。ピン49は、第1のばね部材41がアーム部31を当接位置まで揺動させた際に、第1のばね部材41における中間部分41aとコイル部分41bとの間の部分に当接して、第1のばね部材41の伸張方向への変位を規制する。これにより、アーム部31が当接位置から上方に揺動した際に、アーム部31が第1のばね部材41の中間部分41aから離れ、第1のばね部材41(中間部分41a)とアーム部31との当接状態が解かれることになる。
レバー部材51は、ベースフレーム25の側部25b間に架設されたシャフト55に、その中間部分が揺動可能に軸支されている。また、レバー部材51は、その一端にアーム部31の他端部と当接可能な当接部53を有しており、その他端がソレノイド61に連結されている。レバー部材51は、ソレノイド61の駆動力により、当接部53がレバー部材51に当接可能な当接位置と当接部53がレバー部材51に当接不能とする退避位置との間で揺動することとなる。レバー部材51が当接位置にある状態では、レバー部材51の当接部53がアーム部31の他端側に当接することとなり、レバー部材51はアーム部31がパレットの下降に伴って揺動するのを規制する。レバー部材51が退避位置にある状態では、レバー部材51の当接部53がアーム部31の他端側に当接することはなく、アーム部31がパレットの下降に伴って揺動することとなる。
ソレノイド61は、駆動電源電圧がDC24V程度とされた小型の電磁ソレノイドであり、レバー部材51を当接位置と退避位置と間で揺動させる。このソレノイド61は、ベースフレーム25の側部25bにネジ等により取り付けられている。ソレノイド61の作動は、図示しない制御ユニットからの出力信号に基づいて制御される。
ベースフレーム25の側部25bには、リミットスイッチ65がブラケット等を介して取り付けられている。このリミットスイッチ65は、レバー部材51の他端に当接して、アーム部31の揺動が規制された状態が解除されている、すなわちレバー部材51が退避位置にあることを検知するためのものであり、出力は制御ユニットに接続されている。リミットスイッチ65は、レバー部材51が退避位置となると、ON状態となり当該状態を表す信号を出力する。
荷重受け部材71は、ベースフレーム25の側部25b間に架設されており、アーム部31の揺動が規制された状態でアーム部31にパレットが当接した際に、レバー部材51の当接部53に当接してパレットからの荷重を受ける。本実施形態において、荷重受け部材71は、角柱形状を呈している。
次に、図5及び図6を参照して、上述した構成のパレット支持装置21の動作について説明する。
制御ユニットからの出力信号に基づいてソレノイド61が通電状態とされると、図5及び図6に示されるように、ソレノイド61の駆動力によりレバー部材51は退避位置に向けて図5及び図6中における時計回り方向に揺動する。レバー部材51が退避位置まで揺動すると、レバー部材51の当接部53とアーム部31の他端側とが当接するようなことはなく、アーム部31は揺動可能な状態となる。
レバー部材51が退避位置となると、リミットスイッチ65からON状態を表す信号が出力される。制御ユニットは、リミットスイッチ65からのON状態を表す信号に基づいて、レバー部材51が退避位置(アーム部31が揺動可能な状態)にあると判断して、パレット昇降体11を昇降させるための制御に移行する。ソレノイド61の通電状態が維持されるかぎり、ソレノイド61はレバー部材51を退避位置に保持する。
レバー部材51が退避位置にある(アーム部31が揺動可能である)状態においては、パレット昇降体11が上昇する場合、アーム部31は、上昇するパレット15,17に当接して図5中における反時計回り方向に揺動する。このとき、第2のばね部材43は、アーム部31の揺動に伴って、その圧縮方向に変位する。また、第1のばね部材41は、ピン49に当接して、その伸張方向への変位が規制されるので、第1のばね部材41の中間部分41aはアーム部31から離れ、第1のばね部材41(中間部分41a)とアーム部31との当接状態が解かれる。
アーム部31が上方に揺動した位置では、アーム部31は、第2のばね部材43から下方に揺動する方向に付勢力が付与されている。このため、アーム部31にパレット15,17が当接しなくなると、アーム部31は、第2のばね部材43からの付勢力により、下方に揺動し、パレット15,17に当接可能とする当接位置(略水平となる位置)に復帰する。そして、アーム部31は、第1のばね部材41の中間部分41aに当接すると、第1のばね部材41からも付勢力を受け、その揺動位置が上記当接位置に保たれることとなる。
一方、パレット昇降体11が下降する場合、アーム部31は、下降するパレット15,17に当接して図6中における時計回り方向に揺動する。このとき、第1のばね部材41は、アーム部31の揺動に伴って、その圧縮方向に変位する。なお、第2のばね部材43は、常にアーム部31に当接していることから、アーム部31の下方への揺動に伴って、伸張方向に変位することとなる。
アーム部31が下方に揺動した位置では、アーム部31は、第1のばね部材41から上方に揺動する方向に付勢力が付与されている。このため、アーム部31にパレット15,17が当接しなくなると、アーム部31は、第1のばね部材41からの付勢力により、上方に揺動し、パレット15,17に当接可能とする当接位置(略水平となる位置)に復帰する。そして、アーム部31は、第1のばね部材41からの付勢力及び第2のばね部材43からの付勢力を受け、その揺動位置が上記当接位置に保たれることとなる。
このように、アーム部31は、パレット昇降体11の昇降に伴い揺動する。パレット昇降体11を昇降させるための制御が終了し、制御ユニットからソレノイド61を非通電状態とするための出力信号が出力されると、ソレノイド61は非通電状態となり、レバー部材51は当接位置に向けて図5及び図6中における反時計回り方向に揺動する。
レバー部材51が当接位置まで揺動すると、当接部53がアーム部31の他端側と当接可能となり、アーム部31はパレット15,17の下降に伴う揺動が規制される状態となる。このため、何らかの要因でパレット昇降体11が下降してパレット15,17がアーム部31に当接しても、アーム部31はパレット15,17の下降に伴う揺動が規制される状態にあるので、揺動するようなことはなく、パレット15,17を支持する。このとき、レバー部材51は荷重受け部材71にも当接するので、最終的には、荷重受け部材71がパレット昇降体11及び当該パレット昇降体11に格納される車両の荷重を受けることとなる。
なお、レバー部材51が退避位置から移動すると、リミットスイッチ65はOFF状態となり、当該状態を表す信号を出力する。制御ユニットは、リミットスイッチ65からのOFF状態を表す信号に基づいて、レバー部材51が退避位置から移動してアーム部31の揺動が規制された状態にあると判断して、パレット昇降体11の下降を禁止させるように制御する。ソレノイド61の非通電状態が維持されるかぎり、レバー部材51は当接位置に保持される。
以上のように、本実施形態のパレット支持装置21においては、アーム部31はパレット15,17の昇降に伴って揺動するので、アーム部31を揺動させるためのソレノイド等が不要となり、低コストで且つ小型化を容易に図ることができる。なお、レバー部材51を当接位置としてアーム部31のパレット15,17の下降に伴う揺動を規制した場合には、従来と同様に、パレット15,17を確実に支持することができる。また、第1のばね部材41及び第2のばね部材43により、パレット15,17がアーム部31に当接していない状態では、アーム部31がパレット15,17に当接可能とする当接位置に復帰するので、アーム部31を確実にパレット15,17に当接させて、揺動させることができる。
また、本実施形態のパレット支持装置21においては、第1のばね部材41及び第2のばね部材43を有しているので、アーム部31を揺動した位置からパレット15,17に当接可能とする当接位置に確実に復帰させ、アーム部31の揺動位置を上記当接位置に容易に保つことができる。
また、本実施形態のパレット支持装置21においては、ソレノイド61は、レバー部材51を揺動させることができる程度の駆動力を有するものであればよく、小型且つ低電源電圧のものを用いることができ、感電に対する安全対策上有利となる。
また、本実施形態のパレット支持装置21においては、第1のばね部材41は、アーム部31に当接して付勢力を付与しており、アーム部31が当接位置から上方に揺動した際に、第1のばね部材41とアーム部31との当接状態が解かれる。これにより、アーム部31が当接位置から上方に揺動した際に、第1のばね部材41に対して伸張方向に力が作用するのを防ぎ、第1のばね部材41の信頼性を向上することができる。また、第1のばね部材41をアーム部31に固定する必要がないため、第1のばね部材41の組付けを容易に行うことができ、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態のパレット支持装置21においては、第1のばね部材41及び第2のばね部材43は、ねじりコイルばねである。これにより、パレット15,17がアーム部31に当接していない状態において、当該アーム部31をパレット15,17に当接可能とする当接位置に復帰させ得る構成を簡易且つ低コストにて実現することができる。
また、本実施形態のパレット支持装置21においては、揺動可能に軸支され、アーム部31に当接可能な当接部を有するレバー部材51と、レバー部材51を揺動させるためのソレノイド61とを含んでいる。これにより、アーム部31がパレット15,17の下降に伴って揺動するのを規制し得る構成を簡易且つ低コストにて実現することができる。
また、本実施形態のパレット支持装置21においては、アーム部31の揺動が規制された状態で当該アーム部31にパレット15,17が当接した際に、レバー部材51に当接してパレット15,17からの荷重を受ける荷重受け部材71を含んでいる。これにより、荷重受け部材71がパレット昇降体11及び当該パレット昇降体11に格納される車両からの荷重を受けるので、パレット15,17からの荷重をより一層確実に支えることができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。立体駐車装置として、車両を駐車させる地下空間を構成するピット内にパレットを収納する、いわゆるピット式の機械式駐車装置以外のもの、たとえば車両が載置されるパレットが横行あるいは昇降する、いわゆる横行昇降タイプの機械式駐車装置にも適用することができる。
また、本実施形態においては、アーム部31がパレット本体に当接して当該パレットを支持するように構成したが、パレットに溶接等により固定されたフック部にアーム部31が当接して当該パレットを支持するように構成してもよい。
また、第1のばね部材41及び第2のばね部材43としては、ねじりコイルばねの代わりに引張りスプリングを用いるようにしてもよい。また、第2のばね部材43に関し、当該第2のばね部材43がアーム部31に当接して付勢力を付与し、アーム部31が当接位置から上方に揺動した際に、第2のばね部材43とアーム部31との当接状態が解かれるように構成してもよい。
本実施形態に係る立体駐車装置を示す概略図である。 本実施形態に係るパレット支持装置の側面図である。 本実施形態に係るパレット支持装置の正面図である。 本実施形態に係るパレット支持装置に含まれるアーム部、第1のばね部材及び第2のばね部材の関係を示す分解斜視図である。 本実施形態に係るパレット支持装置の動作を説明するための側面図である。 本実施形態に係るパレット支持装置の動作を説明するための側面図である。
符号の説明
1…立体駐車装置、3…枠体、11…パレット昇降体、13…上段パレット、15…中段パレット、17…下段パレット、21…パレット支持装置、23…ベース部、31…アーム部、33…アームシャフト、41…第1のばね部材、41a…中間部分、41b…コイル部分、43…第2のばね部材、43a…中間部分、43b…コイル部分、47…シャフト、49…ピン、51…レバー部材、53…当接部、55…シャフト、61…ソレノイド、71…荷重受け部材。

Claims (3)

  1. 上下方向へ複数段配された駐車部間で昇降されるパレットを各段の停止位置で支持するようにした立体駐車装置のパレット支持装置であって、
    前記パレットの昇降に伴い当該パレットに当接して揺動可能とされたアーム部と、
    前記アーム部に当接して、当該アーム部が前記パレットの下降に伴って揺動するのを規制するための揺動規制手段と、
    前記パレットが前記アーム部に当接していない状態において、当該アーム部を前記パレットに当接可能とする当接位置に復帰させるためのアーム位置復帰手段と、を有し、
    前記アーム位置復帰手段は、
    前記アーム部が下方に揺動した位置から前記当接位置に復帰するように当該アーム部に付勢力を付与する第1のばね部材と、
    前記アーム部が上方に揺動した位置から前記当接位置に復帰するように当該アーム部に付勢力を付与する第2のばね部材と、を含み、
    前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材は、ねじりコイルばねであり、
    前記第1のばね部材は、前記アーム部に当接して前記付勢力を付与しており、
    前記アーム部が前記当接位置から上方に揺動した際に、前記第1のばね部材と前記アーム部との当接状態が解かれることを特徴とする立体駐車装置のパレット支持装置。
  2. 前記揺動規制手段は、
    揺動可能に軸支され、前記アーム部に当接可能な当接部を有するレバー部材と、
    前記レバー部材を揺動させるためのアクチュエータと、を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の立体駐車装置のパレット支持装置。
  3. 前記揺動規制手段は、前記アーム部の揺動が規制された状態で前記アーム部に前記パレットが当接した際に、前記レバー部材に当接して前記パレットからの荷重を受ける荷重受け部材を更に含んでいることを特徴とする請求項に記載の立体駐車装置のパレット支持装置。
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