JP3832726B2 - ランジュバン型振動子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、音波による洗浄用等として用いられるランジュバン型振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のランジュバン型振動子を図6に示す。このランジュバン型振動子は、バックマス110、変換部120、フロントマス130およびホーン140を備えている。バックマス110およびホーン140は、ボルト151、152によってフロントマス130にボルト締めをされている。
【0003】
バックマス110およびフロントマス130はアルミニウムで作られ、円筒形に加工されている。変換部120は、圧電素子121、122と電極123、124とで構成されている。電極123と電極124との間に交流の電気信号が加えられると、この交流信号を圧電素子121、122が機械振動に変換する。変換部120からの機械振動は、フロントマス130を経て、ホーン140の先端面141から音波として放射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のランジュバン型振動子には、次のような問題点がある。前記のランジュバン型振動子のホーン140は円筒形に加工され、さらに、ホーン140の側部142が先端面141まで湾曲している。
【0005】
前記のランジュバン型振動子を作るために、断面形状が円形の細長いアルミニウム棒をホーン140の長さに切断して、アルミニウムブロックにする。この後、円筒形のアルミニウムブロックを回転し、側面を削り取って、このアルミニウムブロックの側部を湾曲させる。
【0006】
このように、前記のランジュバン型振動子を作るために、アルミニウム棒の切断加工に加えて、アルミニウムブロックの切除加工が必要になる。さらに、アルミニウムブロックの側面を切除加工によって徐々に削り取るので、1つのホーン140を製造するための製造時間が長くなってしまう。
【0007】
この発明は、前記の課題を解決し、ホーンに対する切除加工を不要にすることができるランジュバン型振動子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、電気信号を機械振動に変換する変換部と、記変換部の一端側に取り付けられたバックマスと、前記変換部の他端側に取り付けられ、側面が平坦な断面略台形状の第1ホーン部、及び前記第1ホーン部の断面略台形状短辺部たる頂部に形成され、側面が平坦な断面四角形状の第2ホーン部と、から構成されたホーン体と、から成り、前記第1ホーン部側面と第2ホーン部側面とが、く字状に接していることを特徴とした
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のランジュバン型振動子において、前記ホーン体は、断面略台形状部分、及び前記断面略台形状部分の短辺部たる頂部に形成された断面四角形状部からなる棒状体を所定長に切断して形成したことを特徴とした
【0010】
請求項3の発明は、請求項2に記載のランジュバン型振動子において、前記棒状体は、金属を押出成形して形成されたことを特徴とした
【0011】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳しく説明する。この実施の形態によるランジュバン型振動子は、図1の正面図、図2の側面図および図3の平面図に示すように、バックマス1と、変換部2と、ホーン3とを備えている。
【0012】
バックマス1は、アルミニウムで作られ、円筒形に加工されている。バックマス1の一端面が変換部2の一端面に取り付けられている。
【0013】
変換部2は電気信号を機械振動に変換するものであり、変換部2の他端面がホーン3に取り付けられている。変換部2は、圧電素子21、22と電極23、24とで構成されている。電極23と電極24とは、交流の電気信号を加えるためのものである。電極23は圧電素子21と圧電素子22との間に設けられた、導電性の円板である。電極23には、端子部分23Aが設けられ、端子部分23AはL字形に折り曲げられている。電極24は、圧電素子22とホーン3との間に設けられている。電極24については後述する。
【0014】
圧電素子21、22は、電極23と電極24とに加えられた電気信号を機械振動に変換する。圧電素子21、22は、図4に示すように、ボルト4によって、バックマス1とホーン3との間でボルト締めをされている。このとき、ボルト4によって電極23が電極24と電気的に短絡することを、絶縁材5が防いでいる。
【0015】
ホーン3は、音波を放射するものであり、第1ホーン部分31と第2ホーン部分32とで構成されている。ホーン3は、高い剛性を持つ材料、例えばアルミニウムで作られている。第1ホーン部分31は、ホーン3の中で側面が平坦な断面略台形状をした部分である。第2ホーン部分32はホーン3の中で板状をした部分であり、第2ホーン部分32の短辺が第1ホーン部分31の頂部31Aに、一体的に設けられている。すなわち、第2ホーン部分32は、第1ホーン部分31の断面略台形状短辺部たる頂部31A側に形成され、側面が平坦な断面四角形状をなし、これらによりホーン体が構成され、第1、第2ホーン部側面とがく字状に接している。
【0016】
このような構造のホーン3では、頂部31Aと相対する、第1ホーン部分31の断面四角形状の基端面31Bが、変換部2の他端面に取り付けられている。
【0017】
前記の断面形状を持つホーン3は、次のようにして作られる。図5に示すように、断面形状がホーン3の断面と同じ形状、つまり、側面が平坦な断面略台形状の短辺部たる頂部側に、側面が平坦な断面四角形状をなす形状のアルミニウムの棒状体300を、あらかじめ用意する。そして、棒状体300を保持した後、所定長の切断部分301で棒状体300を切断して、ホーン3を作る。こうした切断加工によって、ホーン3が作られている。
【0018】
ホーン3を作る際に用いられる棒状体300は、押出成形によって製造されている。つまり、棒状体300と同じ断面形状を持つ金型を用いて、溶融したアルミニウムを連続成形して、棒状体300を製造する。
【0019】
ホーン3では、先端面32Aの面積S1が、図6の先端面141の面積S2に対して、
S1≒S2
となるような大きさにされている。これによって、図6のランジュバン型振動子が放射する音波と同じような強度の音波が、ホーン3の先端面32Aから放射される。
【0020】
電極24は、ホーン3の基端面より大きな、導電性の円板である。これは、ホーン3が棒状体300を切断して作られているので、ホーン3の基端面31Bが断面四角形状であり、ホーン3には、つばが形成されない。このつばの代わりとして、電極24を取り付けている。
【0021】
ランジュバン型振動子が組み込まれたときに、電極24によって取り付けが容易に行われる。また、この取り付けに際して、ホーン3から遮蔽して、バックマス1と変換部2とに対する防水加工等をするときにも、大きな電極24が、防水加工等を容易にしている。このように、ランジュバン型振動子の組み込みや、防水加工等のために、電極24の径を、バックマス1およびホーン3に比べて大きくしている。
【0022】
このように、この実施の形態によれば、ホーン3を作る場合、押出成形で得られた棒状体300を切断部分301で切断するので、従来のように、円筒形のアルミニウムブロックに対して行った切除加工を、不要にすることができる。つまり、切断加工だけでホーン3を形成するので、短時間でホーン3を作り出すことができる。
【0023】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1の発明によれば、側面が平坦な断面略台形状の第1ホーン部分に対して、この第1ホーン部分の断面略台形状短辺部たる頂部に板状の第2ホーン部分を設けて、ホーンを形成したので、従来のような切除加工を不要にすることができる。
【0024】
請求項2の発明によれば、第1ホーン部分の短辺部たる頂部側に、側面が平坦な断面四角形状の第2ホーン部分が形成された棒状体を、所定長に切断して、ホーンを形成する。この結果、切断加工だけでホーンを作り出すことができ、ホーンの製造を簡略化することができる。請求項3の発明によれば、ホーンを形成する際に用いられる棒状体を、金属の押出成形によって形成するので、棒状体の生産を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態によるランジュバン型振動子の一例を示す正面図である。
【図2】 図1のランジュバン型振動子の右側面を表す側面図である。
【図3】 図1のランジュバン型振動子の平面を表す平面図である。
【図4】 図3のI−I断面を表す断面図である。
【図5】 ホーンの製造を説明するための説明図である。
【図6】 従来のランジュバン型振動子を示す正面図である。
【符号の説明】
1 バックマス
2 変換部
21、22 圧電素子
23、24 電極
23A 端子部分
3 ホーン
31 第1ホーン部分
31A 頂部
31B 基端面
32 第2ホーン部分
32A 先端面
4 ボルト
5 絶縁材
300 棒状体
301 切断部分

Claims (3)

  1. 電気信号を機械振動に変換する変換部と
    記変換部の一端側に取り付けられたバックマスと
    前記変換部の他端側に取り付けられ、側面が平坦な断面略台形状の第1ホーン部、及び前記第1ホーン部の断面略台形状短辺部たる頂部に形成され、側面が平坦な断面四角形状の第2ホーン部と、から構成されたホーン体と、から成り、前記第1ホーン部側面と第2ホーン部側面とが、く字状に接していることを特徴とするランジュバン型振動子。
  2. 前記ホーン体は、
    断面略台形状部分、及び前記断面略台形状部分の短辺部たる頂部に形成された断面四角形状部からなる棒状体を所定長に切断して形成したことを特徴とする請求項1に記載のランジュバン型振動子。
  3. 前記棒状体は、金属を押出成形して形成されたことを特徴とする請求項2に記載のランジュバン型振動子。
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