JP3832121B2 - スロットル制御装置 - Google Patents

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はスロットル制御装置に係り、特に2系統を有する制御回路の一方の故障時に出力制限を行い、走行中に不要なスロットル動作が惹起される惧れがなく、走行性を良好な状態に維持し得るとともに、アクセルペダルがアイドル運転状態にある場合には、より大なる出力制限を行うべく制御し、円滑な走行を確保し得るスロットル制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関には、スロットルバルブのスロットル開度をスロットル駆動用モータにより電子的に開閉制御するスロットル制御装置を備えたものがある。
【0003】
このスロットル制御装置は、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサやスロットルバルブのスロットル開度を検出するスロットルポジションセンサを制御手段に連絡させ、各センサからの検出信号によってスロットル駆動用モータのコイルを励磁し、所定のスロットル開度に電子制御している。
【0004】
前記スロットル制御装置としては、特開平5−99058号公報に開示されるものがある。この公報に開示される車載用制御装置は、車両の所定の運転状態を検出する第一及び第二検出手段と、第一または第二検出手段のいずれかの検出値に基づいて制御対象を制御する制御手段と、第一及び第二検出手段の各々の検出値に基づいて第一及び第二検出手段が異常か否かを判断する判断手段と、判断手段によって、第一及び第二検出手段のどちらかが異常であると判断された場合に、異常でないと判断された件書津手段の検出値を、制御手段による制御で用いる検出値として選択する第一選択手段と、判断手段により第一及び第二検出手段のいずれも異常でないと判断された場合に、第一または第二検出手段の各々の検出値のうち制御対象をより安全に制御するために予め設定された優先順位の高い値を、制御手段による制御で用いる検出値として選択する第二選択手段とを備え、二つの検出手段の両方とも異常でないと判断した場合に、制御対象をより安全に制御して一層のフェイルセーフを図っている。
【0005】
また、特開平9−209809号公報に開示されるものがある。この公報に開示される検出装置は、検出対象に対して多量に設けられた検出手段が検出した各検出値の内の一の検出値を検出対象の検出信号として決定する検出装置であって、検出信号の決定は、各検出値の変化速度が所定の基準範囲内にあるか否かに基づいて行い、検出手段に異常があった場合のフェールセーフの確実性及び即応性を向上させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のスロットル制御装置においては、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサと、スロットルバルブのスロットル開度を検出するスロットルポジションセンサと、前記スロットルバルブを駆動するスロットル駆動用モータのコイルとを有する1系統の制御回路を形成し、各センサからの検出信号を入力する制御手段によってスロットルバルブのスロットル開度を制御している。
【0007】
また、前記スロットル制御装置には、センサ系の故障時に対応するフェイルセイフ制御を行うものがある。
【0008】
このフェイルセイフ制御の主な機能としては、センサ系の故障時に故障表示ランプ(MIL)を点灯させてドライバに異常を告知する機能と、修理可能なサービスステーションまで車両が走行できるように、退避走行用の簡易制御を行う機能とがある。
【0009】
そして、退避走行用の簡易制御を行う機能について説明すると、センサ系の故障時にスロットル駆動用モータの電源をオフ状態とし、スロットルバルブが機械的に持っているデフォルト開度(例えば、開度=15度に固定)で走行可能とするものである。
【0010】
しかし、上述した退避走行用の簡易制御においては、ドライバの意志に関係なく、固定されたスロットル開度にて運転が行われることにより、ブレーキ踏み込み力が大となる等の不具合があり、運転性が悪いという不都合がある。
【0011】
また、退避走行用の簡易制御を行わないものにおいては、退避走行用として補助的にワイヤを設けたものもある。この方策においては、センサ系の故障時にワイヤによってスロットルバルブのスロットル開度を機械的に開閉し、走行可能とするものである。
【0012】
しかし、退避走行用のワイヤやリンク機構等の部品を追加装備させる必要があり、構成が複雑化し、製作が困難で、コストが大となり、経済的に不利であるという不都合がある。
【0013】
更に、各センサを2個ずつ配置した2系統の制御回路を有するスロットル制御装置(特開平5−99058号公報、特開平9−209809号公報参照)もある。
【0014】
そして、2系統の制御回路を有するスロットル制御装置において、一方の制御回路が故障した際には、他方の制御回路を使用してスロットル制御が行われている。
【0015】
しかし、2系統の制御回路の一方が故障した(「故障していると判定された」と言い換えることもできる)際には、制御手段のエンジンコントローラやスロットルコントローラに係る他の故障を伴っている可能性が高く、通常のスロットル開度制御を行った場合に、走行中に不要なスロットル動作が惹起される惧れがあり、改善が望まれていた。
【0016】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサと、スロットルバルブのスロットル開度を検出するスロットルポジションセンサと、前記スロットルバルブを駆動するスロットル駆動用モータのコイルと、各センサとコイルとを連絡させ前記スロットルバルブのスロットル開度を制御する制御手段とを有するスロットル制御装置において、前記アクセルポジションセンサとスロットルポジションセンサとコイルとを夫々2個ずつ配置して2系統の制御回路を設け、前記アクセルペダルがアイドル運転状態にあることを検出するアイドルスイッチを設け、一方の制御回路の故障時に出力制限を行うとともに前記アイドルスイッチがオンとなりアクセルペダルがアイドル運転状態にある場合にはより大なる出力制限を行うべく制御する機能を前記制御手段に付加して設け、前記制御手段は、より大なる出力制限を行う際に、前記アイドルスイッチがオンとなってアクセルペダルがアイドル運転状態にある条件と、車速が所定値未満である条件との判断条件を具備することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
上述の如く発明したことにより、一方の制御回路の故障時には、制御手段によって出力制限を行い、走行性を良好な状態に維持するとともに、アイドルスイッチがオンとなりアクセルペダルがアイドル運転状態にある場合には、より大なる出力制限を行うべく制御し、円滑な走行を確保している。
【0018】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
【0019】
図1〜図3はこの発明の第1実施例を示すものである。図2において、2は内燃機関である。
【0020】
この内燃機関2は、燃焼室4に吸気通路6の下流側と排気通路8の上流側とを連通させている。
【0021】
吸気通路6には、
上流側からエアクリーナ10とスロットルバルブ12とが順次配設されている。
【0022】
そして、スロットルバルブ12に、このスロットルバルブ12のスロットル開度を検出するスロットルポジションセンサ14と、前記スロットルバルブ12を駆動するスロットル駆動用モータ16とを設ける。
【0023】
このとき、スロットルポジションセンサ14とスロットル駆動用モータ16とを制御手段18に連絡して設けるとともに、
この制御手段18には、アクセルペダル20の踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサ22をも連絡して設ける。
【0024】
また、前記制御手段18は、内燃機関2を制御するエンジンコントローラ24と、スロットルバルブ12のスロットル開度を制御するスロットルコントローラ26とからなり、これらのコントローラ24、26をシリアル通信にて連絡させ、前記スロットルバルブ12のスロットル開度を制御している。
【0025】
更に、前記アクセルポジションセンサ22とスロットルポジションセンサ14とスロットル駆動用モータ16のコイル28とを夫々2個ずつ配置し、2系統の制御回路30を設ける。
【0026】
つまり、図3に示す如く、前記アクセルポジションセンサ22として、第1アクセルポジションセンサ(「APS1」と記載する)22−1と第2アクセルポジションセンサ(「APS2」と記載する)22−2とを設けるとともに、スロットルポジションセンサ14として、第1スロットルポジションセンサ(「TPS1」と記載する)14−1と第2スロットルポジションセンサ(「TPS2」と記載する)14−2とを設け、前記スロットル駆動用モータ16のコイル28として、第1コイル28−1と第2コイル28−2とを設ける。
【0027】
そして、第2スロットルポジションセンサ14−2と第2アクセルポジションセンサ22−2とをエンジンコントローラ24とスロットルコントローラ26との両方に夫々接続し、2系統の制御回路30を実現している。
【0028】
このとき、前記アクセルペダル20がアイドル運転状態、正確にはアクセルペダル20が開放されたアイドル運転状態にあることを検出するアイドルスイッチ32を設け、前記制御手段18には、一方の制御回路30の故障時に、出力制限を行うとともに、前記アイドルスイッチ32がオンとなりアクセルペダル20が開放されたアイドル運転状態にある場合に、より大なる出力制限を行うべく制御する機能を付加して設ける構成とする。
【0029】
詳述すれば、2系統ある制御回路30の一方が故障した(「故障していると判定された」と言い換えることもできる)際には、前記制御手段18のエンジンコントローラ24やスロットルコントローラ26に係る他の故障を伴っている可能性が高いので、通常のスロットル開度制御を行わず、走行中の不要なスロットル動作を回避する必要がある、と言い得る。
【0030】
そして、前記制御手段18によるセンサ系の故障診断においては、第1スロットルポジションセンサ14−1の異常診断と、第2スロットルポジションセンサ14−2の異常診断と、第1アクセルポジションセンサ22−1の異常診断と、第2アクセルポジションセンサ22−2の異常診断と、前記スロットル駆動用モータ16の第1、第2コイル(「スタータコイル1」、「スタータコイル2」とも記載する)28−1、28−2の断線診断とを行う。
【0031】
前記制御手段18は、一方の制御回路30の故障時、実際には第1、第2スロットルポジションセンサ14−1、14−2や第1、第2アクセルポジションセンサ22−1、22−2のセンサ系の故障、あるいは第1、第2コイル28−1、28−2の断線による制御回路30の異常診断時に、出力制限を行う。
【0032】
すなわち、センサ系の故障診断において、センサ系の1重故障、つまり一方の制御回路30の故障が判断された際に、燃料カット制御を行って最高エンジン回転数を4000rpm以下に制限し、最高車速の制限を実現するものである。
【0033】
また、一方の制御回路30の故障時に、前記アイドルスイッチ32がオンとなりアクセルペダル20がアイドル運転状態にある場合には、前記制御手段18が、より大なる出力制限を行うべく制御する。
【0034】
つまり、燃料カット制御を行って最高エンジン回転数を4000rpmよりも小さい2000rpm以下に制限し、最高車速の制限を実現する機能が、前記制御手段18に付加される。
【0035】
なお符号34は、前記制御手段18に連絡するモータリレーである。
【0036】
次に、図1の退避走行制御用フローチャートに沿って作用を説明する。
【0037】
制御用プログラムがスタート(100)すると、前記制御手段18によるセンサ系の故障診断(102)が行われる。
【0038】
この制御手段18によるセンサ系の故障診断(102)は、第1スロットルポジションセンサ14−1の異常診断と、第2スロットルポジションセンサ14−2の異常診断と、第1アクセルポジションセンサ22−1の異常診断と、第2アクセルポジションセンサ22−2の異常診断と、前記スロットル駆動用モータ16の第1、第2コイル28−1、28−2の断線診断とを行っている。
【0039】
そして、前記制御手段18によるセンサ系の故障診断(102)の後、センサ系に1重故障、つまり一方の制御回路30に故障が発生しているか否かの判断(104)を行う。
【0040】
この判断(104)がNOの場合には、エンジン高回転時のオーバレブ防止のために、燃料カット制御によって最高エンジン回転数Neを7500rpmに制御(106)し、制御用プログラムをエンド(114)とする。
【0041】
また、センサ系に1重故障、つまり一方の制御回路30に故障が発生しているか否かの判断(104)がYESの場合には、出力制限を行うために、前記アイドルスイッチ32がオン状態であるか否かの判断(108)に移行させる。
【0042】
そして、この判断(108)がNOの場合には、燃料カット制御によって最高エンジン回転数Neを4000rpmに制御(110)し、制御用プログラムをエンド(114)とするとともに、判断(108)がYES、つまり前記アイドルスイッチ32がオン状態である場合には、燃料カット制御によって最高エンジン回転数Neを2000rpmに制御(112)し、制御用プログラムをエンド(114)とする。
【0043】
これにより、一方の制御回路30の故障時に、前記制御手段18によって出力制限を行うことができ、制御手段18のエンジンコントローラ24やスロットルコントローラ26に係る他の故障を伴っている場合でも、走行中に不要なスロットル動作が惹起される惧れがなく、走行性を良好な状態に維持し得て、実用上有利である。
【0044】
また、前記アイドルスイッチ32がオンとなりアクセルペダル20が開放されたアイドル運転状態にある場合には、前記制御手段18によってより大なる出力制限を行うべく制御することにより、アイドルスイッチ32を退避走行に使用することができ、スロットルバルブ12のスロットル開度の大なる変動を抑制でき、円滑な走行を確保し得る。
【0045】
更に、最高車速を制限して出力制限を行う制御手段18を設けたことにより、制御手段18によって一方の制御回路30の故障が判断された際の最高車速が制限されることとなり、不必要な車速の上昇が抑制され、安全性を向上し得る。
【0046】
更にまた、最高車速の制限を実現する際に、燃料カット制御を行って最高エンジン回転数を4000rpm以下に制限することにより、制御手段18による制限機能を確実に発揮させることができ、不必要なエンジン回転数の上昇が抑制され、安全性を向上し得るものである。
【0047】
図4はこの発明の第2実施例を示すものである。この第2実施例において、上述第1実施例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
【0048】
この第2実施例の特徴とするところは、前記アイドルスイッチがオンとなってアクセルペダルが開放されたアイドル運転状態にある条件と車速が所定値未満である条件との判断条件を制御手段に具備するとともに、最高車速の制限を行う際に、スロットルバルブのスロットル開度を制限すべく制御した点にある。
【0049】
すなわち、図4に示す如く、制御用プログラムがスタート(200)すると、制御手段によるセンサ系の故障診断(202)が行われる。
【0050】
この制御手段によるセンサ系の故障診断(202)は、第1スロットルポジションセンサの異常診断と、第2スロットルポジションセンサの異常診断と、第1アクセルポジションセンサの異常診断と、第2アクセルポジションセンサの異常診断と、前記スロットル駆動用モータの第1、第2コイルの断線診断とを行っている。
【0051】
そして、前記制御手段によるセンサ系の故障診断(202)の後、センサ系に1重故障、つまり一方の制御回路に故障が発生しているか否かの判断(204)を行う。
【0052】
この判断(204)がNOの場合には、エンジン高回転時のオーバレブ防止のために、最大スロットル開度θを85degに制御(206)し、制御用プログラムをエンド(216)とする。
【0053】
また、センサ系に1重故障、つまり一方の制御回路30に故障が発生しているか否かの判断(204)がYESの場合には、出力制限を行うために車速検出(208)を行い、車速が所定値、例えば2km/h未満且つアイドルスイッチがオン状態であるか否かの判断(210)に移行させる。
【0054】
そして、この判断(210)がNOの場合には、最大スロットル開度θを45degに制御(212)し、制御用プログラムをエンド(114)とするとともに、判断(210)がYESの場合には、最大スロットル開度θを10degに制御(214)し、制御用プログラムをエンド(216)とする。
【0055】
さすれば、一方の制御回路の故障時に、上述第1実施例のものと同様に、前記制御手段によって出力制限を行うことができ、制御手段のエンジンコントローラやスロットルコントローラに係る他の故障を伴っている場合でも、走行中に不要なスロットル動作が惹起される惧れがなく、走行性を良好な状態に維持し得て、実用上有利である。
【0056】
また、車速が所定値、例えば2km/h未満且つ前記アイドルスイッチがオンとなりアクセルペダルが開放されたアイドル運転状態にある場合には、前記制御手段によってより大なる出力制限を行うべく制御することにより、上述第1実施例のものと同様に、アイドルスイッチを退避走行に使用することができ、スロットルバルブのスロットル開度の大なる変動を抑制でき、円滑な走行を確保し得る。
【0057】
更に、最高車速を制限して出力制限を行う制御手段を設けたことにより、上述第1実施例のものと同様に、制御手段によって一方の制御回路の故障が判断された際の最高車速が制限されることとなり、不必要な車速の上昇が抑制され、安全性を向上し得る。
【0058】
更にまた、最高車速の制限を実現する際に、最大スロットル開度θを45deg以下に制限することにより、制御手段による制限機能を確実に発揮させることができ、不必要なスロットル開度の増加が抑制され、安全性を向上し得るものである。
【0059】
なお、この発明は上述第1、第2実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0060】
例えば、この発明の第1実施例においては、一方の制御回路の故障時に、最高エンジン回転数を制限する構成とし、第2実施例においては、一方の制御回路の故障時に、車速検出を行って最大スロットル開度を制限する構成としたが、最高エンジン回転数の制限と最大スロットル開度の制限とを組み合わせた制御用フローチャートや、入れ替えた制御用フローチャート、あるいは混在させた制御用フローチャートとすることも可能である。
【0061】
また、一方の制御回路の故障時に、故障した箇所や故障状況をチェックし、このチェック情報を反映させて故障していない部位の機能を十分に発揮させることは可能であり、例えば故障した箇所や故障状況に応じて、停止制御から通常制御に近い範囲内の制御形態を変化させる特別構成とすることも可能である。
【0062】
さすれば、故障していない部位の機能を十分に発揮させることができるとともに、故障時の対処方策のバリエーションが増加し、必要以上の出力制限が行われる惧れがなく、安全且つ迅速な退避走行を実現させることができ、実用上有利である。
【0063】
更に、一方の制御回路の故障時に、音声や画像、あるいはその他の方策によって告知する特別構成とすることも可能である。
【0064】
さすれば、運転者に故障情報が告知されることとなり、運転者が故障に対応した心構えによって運転操作を行うことができ、安全な退避走行を実現させることができるものである。
【0065】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、一方の制御回路の故障時に、前記制御手段によって出力制限を行うことができ、制御手段に係る他の故障を伴っている場合でも、走行中に不要なスロットル動作が惹起される惧れがなく、走行性を良好な状態に維持し得て、実用上有利である。また、前記アイドルスイッチがオンとなりアクセルペダルがアイドル運転状態、つまりアクセルペダルが開放されたアイドル運転状態にある場合には、前記制御手段によってより大なる出力制限を行うべく制御することにより、アイドルスイッチを退避走行に使用することができ、スロットルバルブのスロットル開度の大なる変動を抑制でき、円滑な走行を確保し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すスロットル制御装置の退避走行制御用フローチャートである。
【図2】スロットル制御装置の概略構成図である。
【図3】スロットル制御装置の2系統センサ結線図である。
【図4】この発明の第2実施例を示すスロットル制御装置の退避走行制御用フローチャートである。
【符号の説明】
2 内燃機関
4 燃焼室
6 吸気通路
8 排気通路
10 エアクリーナ
12 スロットルバルブ
14 スロットルポジションセンサ
14−1 第1スロットルポジションセンサ
14−2 第2スロットルポジションセンサ
16 スロットル駆動用モータ
18 制御手段
20 アクセルペダル
22 アクセルポジションセンサ
22−1 第1アクセルポジションセンサ
22−2 第2アクセルポジションセンサ
24 エンジンコントローラ
26 スロットルコントローラ
28 コイル
28−1 第1コイル
28−2 第2コイル
30 制御回路
32 アイドルスイッチ

Claims (2)

  1. アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサと、スロットルバルブのスロットル開度を検出するスロットルポジションセンサと、前記スロットルバルブを駆動するスロットル駆動用モータのコイルと、各センサとコイルとを連絡させ前記スロットルバルブのスロットル開度を制御する制御手段とを有するスロットル制御装置において、前記アクセルポジションセンサとスロットルポジションセンサとコイルとを夫々2個ずつ配置して2系統の制御回路を設け、前記アクセルペダルがアイドル運転状態にあることを検出するアイドルスイッチを設け、一方の制御回路の故障時に出力制限を行うとともに前記アイドルスイッチがオンとなりアクセルペダルがアイドル運転状態にある場合にはより大なる出力制限を行うべく制御する機能を前記制御手段に付加して設け、前記制御手段は、より大なる出力制限を行う際に、前記アイドルスイッチがオンとなってアクセルペダルがアイドル運転状態にある条件と、車速が所定値未満である条件との判断条件を具備することを特徴とするスロットル制御装置。
  2. 前記制御手段は、最高車速の制限を行う際に、燃料カット制御を行って最高エンジン回転数を制限することにより、または、最大スロットル開度を制限することにより、最高車速の制限を実現する請求項1に記載のスロットル制御装置。
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