JP3831871B2 - 登り梁の延長工法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の増築時の増築工事に際し、既存住宅の小屋組を全面解体することなく登り梁を延長することができる母屋の延長工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
寄棟造りの住宅の桁側面に増築すると、増築後では増築前と比べて、棟高さが高くなったり、棟方向が変わったりして、小屋組架構全体が変わることが多い(図1参照)。
【0003】
このような場合には、増築後の新しい小屋組に対応させて既存大棟の中間部に設置された既存登り梁の上端部に他の部材を継ぎ足すか、既存登り梁をより長い部材に交換するかして、登り梁を新規大棟の端部に向って延長する必要が生じる。このため、従来は、既存の小屋組を全面的に解体して、新しい小屋組に施工し直していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、既存の小屋組を全面的に解体して、新しい小屋組に施工し直すので、多くの時間と労力を要し、施工期間が長くなるだけでなく、作業性が悪いという問題点があった。
【0005】
また、小屋組の各構成部材が鋼等の金属からなる場合には、溶接により登り梁を延長させることは可能ではあるが、作業性が悪いだけでなく、顧客が既存の住宅内で従来通り生活を営むことを考慮すると、十分な安全性を確保することが困難であるという問題点があった。
【0006】
更に、既存の小屋組を全面解体することにより、多量の産業廃棄物が発生し、これを運搬して処理するために、費用がかかるという問題点があった。
【0007】
更にまた、多くの場合は、増築工事中であっても顧客が既存住宅の住宅内で生活を営むため、短期間で増築工事を終了することが望ましいが、施工期間の長期化に伴い顧客に不便を強いる期間が長くなり、顧客の負担が大きくなるという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、住宅の増築工事において、施工の省力化、コストダウン及び廃棄物の削減を図る登り梁の延長工法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の登り梁の延長工法は、住宅の増築工事の際に既存大棟の中間部に設置された登り梁を増築部側の新規大棟の端部に向って延長する登り梁の延長工法であって、前記既存大棟の中間部下の垂直部材の頂部に設置される平部と、前記垂直部材の上端部に設置された頂部母屋受けに設置される頂部母屋受け接続部と、該母屋受け接続部の一側中央部から既存登り梁の立上り角度と略等しい立上り角度で立り上がる登り梁接続部とを有する登り梁延長金具を用い、新規登り梁の端部と前記登り梁接続部とを締結具で締結することにより、前記新規登り梁の端部を前記登り梁接続部に接続し、前記平部と前記垂直部材の頂部とを締結具で締結し、前記頂部母屋受け接続部と前記頂部母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規登り梁の端部を前記垂直部材の上端部に設置するとともに、下端部に増築部側の既存登り梁に設置される登り梁束接続金具と上端部に前記新規登り梁に接続する新規登り梁接続部とを有する新規登り梁束を用い、前記登り梁束接続金具と前記増築部側の既存登り梁とを締結具で締結することにより、前記登り梁束接続金具を前記増築部側の既存登り梁に固定し、前記新規登り梁束接続部と前記新規登り梁とを締結具で締結することにより、前記新規登り梁束を前記新規登り梁と前記増築側の既存登り梁との間に鉛直に立設させることを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に記載の登り梁の延長工法は、住宅の増築工事の際に既存大棟の中間部に設置された登り梁を増築部側の新規大棟の端部に向って延長する登り梁の延長工法であって、前記既存大棟の中間部下の垂直部材の頂部に設置される平部と、前記垂直部材の上端部に設置された頂部母屋受けに設置される頂部母屋受け接続部と、該母屋受け接続部の一側中央部から既存登り梁の立上り角度と略等しい立上り角度で立り上がり、新規登り梁の端部を接続した登り梁接続部とを有する登り梁延長金具を用い、前記平部と前記垂直部材の頂部とを締結具で締結し、前記頂部母屋受け接続部と前記頂部母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規登り梁の端部を前記前記垂直部材の上端部に設置するとともに、下端部に増築部側の既存登り梁に設置される登り梁束接続金具と上端部に前記新規登り梁に接続する新規登り梁接続部とを有する新規登り梁束を用い、前記登り梁束接続金具と前記増築部側の既存登り梁とを締結具で締結することにより、前記登り梁束接続金具を前記増築部側の既存登り梁に固定し、前記新規登り梁束接続部と前記新規登り梁とを締結具で締結することにより、前記新規登り梁束接続部を前記新規登り梁に接続して、前記新規登り梁束を前記新規登り梁と前記増築側の既存登り梁との間に鉛直に立設させることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。本実施の形態に係る登り梁の延長工法は、図1に示すように、既存大棟の中間部に設置された既存登り梁100を増築部側の新規大棟の端部に向って延長する登り梁の延長工法であって、図2に示すように、既存大棟の中間部下の垂直部材である既存登り梁真束101の上端部102に新規登り梁1の端部2を登り梁延長金具3を用いて固定するとともに、増築部側の既存登り梁103と新規登り梁1との間に新規登り梁束4を登り梁束接続金具5を用いて設置することにより行う。以下、更に詳細に説明する。
【0012】
既存登り梁100及び増築部側の既存登り梁103は、図2に示すように、2本のC型鋼104をボルト締めで締結し、開口部が互い外側を向き、かつ、所望の間隔の隙間を確保したものであって、既存大棟から既存大梁の端部に向って斜め下方に下るように既存登り梁真束101及び既存登り梁束105に支持されている。
【0013】
既存登り梁真束101は、既存登り梁100と同様の構成であり、既存登り梁束105は、1本のC型鋼104から構成されている。また、既存登り梁真束101及び既存登り梁束105の上端部には登り梁接続部が、下端部には大梁接続部がそれぞれ設けられている。
【0014】
また、既存登り梁真束101の上端部102には断面略L字型の頂部母屋受け106が、既存登り梁100及び増築部側の既存登り梁103の上面には断面略L字形の母屋受け107がそれぞれ設けられている。また、母屋を受ける受け部108、109には母屋を固定するための貫通孔108a、109aがそれぞれ穿設されている(図9又は図11参照)。
【0015】
新規登り梁1は、図2に示すように、既存登り梁100及び増築部側の既存登り梁103と同様の構成であって、所定の間隔をおいて登り梁延長金具3や新規登り梁束4に接続するための貫通孔1aが穿設されている(図11参照)。
【0016】
登り梁延長金具3は、図3に示すように、両端部に貫通孔6aが穿設された略長方形の頂部母屋受け接続部6と、両端部に貫通孔7aが穿設された略長方形の平部7と、頂部母屋受け接続部6の背側面中央部から水平方向に対して図2に示す大梁と既存登り梁100とがなす角度αと略等しい立上り角度(以下、「立上り角度α」という。)で立ち上がり、頂部母屋受け接続部6と対向する端部に2個の貫通孔8aが穿設された登り梁接続部8と、頂部母屋受け接続部6と平部7とを繋ぐ補強部9とを有している。
【0017】
頂部母屋受け接続部6は、図4又は図5に示すように、その長さは頂部母屋受け106の受け部108の長さと略等しく、貫通孔6aは、頂部母屋受け接続部6を頂部母屋受け106の受け部108にあてがったときに頂部母屋受け106の受け部108の貫通孔108aと略一致する位置に穿設されている。
【0018】
平部7は、その長さは頂部母屋受け接続部6の長さと略等しく、貫通孔7aは、頂部母屋受け接続部6を頂部母屋受け106の受け部108にあてがったときに既存登り梁真束101の頂部110に穿設された貫通孔110aと略一致する位置に穿設されている。
【0019】
登り梁接続部8は、その長さは特に限定されないが、その厚さは新規登り梁1の2本のC型鋼104の隙間と略等しく、2個の貫通孔8aは、その中心を結ぶ線が水平方向に対して立上り角度αをなし、その間隔が新規登り梁1の貫通孔1aと略等しい間隔となる位置に穿設されている。これにより、登り梁延長金具3を既存登り梁真束101に固定すると、登り梁接続部8は既存登り梁100の延長上に位置することとなる。
【0020】
補強部9は、その一端部が頂部母屋受け接続部6の端縁に、その下端部が平部7の端縁にそれぞれ固着されることにより、頂部母屋受け接続部6と平部7との間に隙間10を確保しながら頂部母屋受け接続部6と平部7とを繋いでいる。
【0021】
また、新規登り梁束4は、図6に示すように、既存登り梁束105と同様の構成であって、上端部には貫通孔11aが穿設された新規登り梁接続部11が、下端部には登り梁束接続金具5が設けられている。新規登り梁接続部11の2個の貫通孔11aは、その中心を結ぶ線が水平方向に対して立上り角度αをなし、その間隔が新規登り梁1の貫通孔1aと略等しい間隔となる位置に穿設されている(図11参照)。
【0022】
登り梁束接続金具5は、図6に示すように、略長方形の設置部12と、該設置部12の上面に設置部12の長手方向と略平行かつ幅方向の中央部に所定の立上り角度βをなして設置された登り梁束接続部13と、設置部12の下面に設置部12の長手方向と略平行かつ幅方向の中央部に略90°をなして突設され、設置部12と対向する端部に貫通孔14aが穿設された既存登り梁接続部14と、設置部12の一端から略90°をなして立ち上がり、その両端部に貫通孔15aが穿設された母屋受け接続部15と、設置部12の両側縁から略90°をなして立ち上がり、一端部に母屋受け接続部15の側縁をそれぞれ固着した補強部16とを有するものである。
【0023】
設置部12は、図7又は図8に示すように、増築部側の既存登り梁103の上面に設置するものであり、その幅は母屋受け107の受け部109の幅と略等しく、その長さは母屋受け107の設置間隔より短い。また、母屋受け接続部15と対向する端部の下面に母屋受け107の厚さと略等しい厚さの不陸調節部17を設けている。
【0024】
登り梁束接続部13は、新規登り梁束4の下端部を登り梁束接続金具5に接続するためのものであり、その一側面中央部に登り梁束接続部13を補強するための補強リブ18を設けている。登り梁束接続部13の長さ方向の位置は、登り梁束接続金具5を増築部側の既存登り梁103に設置したときに新規登り梁束4が既存登り梁束105の真上となる位置とする。また、立上り角度βを90°に図2既存登り梁100の立上り角度αを足した角度として、登り梁束接続金具5を増築部側の既存登り梁103に設置したときに、登り梁束接続部13を増築部側の既存登り梁103に鉛直に立設させる。
【0025】
なお、本実施の形態では、新規登り梁束4と登り梁束接続部13との接続は溶接により行うが、これに限定されるものではなく、図示はしないが、新規登り梁束4の下端部及び登り梁束接続部13の上端部に貫通孔をそれぞれ穿設して、ボルト締めで新規登り梁束4を登り梁束接続部13に接続することにより行ってもよい。
【0026】
既存登り梁接続部14は、登り梁束接続金具5を増築部側の既存登り梁103に設置するためのものであり、その厚さは増築部側の既存登り梁103の2本のC型鋼104の隙間と略等しくし、その長さはC型鋼104のウェブの長さより長くしている。
【0027】
母屋受け接続部15は、母屋受け107の受け部109に固定されて登り梁束接続金具5を増築部側の既存登り梁103に固定するものであり、その幅は母屋受け107の受け部109の幅と略等しく、その高さは母屋受け107の受け部109の高さと略等しくしている。貫通孔15aは、設置部12を増築部側の既存登り梁103の上面に置いたときに、母屋受け107の受け部109の貫通孔109aと略一致する位置に穿設されている(図11参照)。
【0028】
補強部16は、図6に示すように、登り梁束接続金具5の補強を図るものであり、設置部12の母屋受け接続部15の方の下隅角部に水がたまらないように、該下隅角部と接する縁辺の一部分を切り欠いて水抜き部19を設けている。
【0029】
以下、新規登り梁1の端部2の既存登り梁真束101の上端部102への接続について説明する。まず、図9に示すように、新規登り梁1を構成する2本のC型鋼104の間に登り梁延長金具3の登り梁接続部8を挿入して、新規登り梁1の端部2の貫通孔1aと登り梁延長金具3の登り梁接続部8の貫通孔8aとをボルトナットで構成される締結具200で締結することにより、新規登り梁1の端部2を登り梁延長金具3に接続する。
【0030】
そして、増築部側の頂部母屋受け106を登り梁延長金具3の隙間10に嵌め入れ、増築部側の頂部母屋受け106の受け部108に登り梁延長金具3の頂部母屋受け接続部6をあてがい、受け部108の貫通孔108aと頂部母屋受け接続部6の貫通孔6aとを締結具200で締結し、既存登り梁真束101の頂部110に登り梁延長金具3の平部7を載置し、頂部110の貫通孔110aと平部7の貫通孔7aとを締結具200で締結することにより、登り梁延長金具3を増築部側の頂部母屋受け106及び既存登り梁真束101の頂部110に固定する。これにより、図4及び図5に示すように、新規登り梁1の一端部2が既存登り梁真束101の上端部102に接続され、既存登り梁100の延長上に位置することとなる。
【0031】
次に、新規登り梁束4の増築部側の既存登り梁103への設置について説明する。まず、図10に示すように、増築部側の既存登り梁103の2本のC型鋼104の間に登り梁束接続金具5の既存登り梁接続部14を挿入し、登り梁束接続金具5の設置部12を増築部側の既存登り梁103の上面に載置し、増築部側の既存登り梁103の下面から突出した既存登り梁接続部14の突出部分の両側に一方に貫通孔20aが穿設された2枚の折れ形のプレート20をそれぞれあてがい、各プレート20の貫通孔20aと既存登り梁接続部14の貫通孔14aとを締結具200で締結することにより登り梁束接続金具5を増築部側の既存登り梁103の上面に設置する。
【0032】
また、図11に示すように、登り梁束接続金具5の母屋受け接続部15を既存登り梁束105近傍の母屋受け107の受け部109にあてがい、母屋受け接続部15の貫通孔15aと受け部109の貫通孔109aとを締結具200で締結して母屋受け接続部15を母屋受け107に固定することにより、登り梁束接続金具5を増築部側の既存登り梁103の上面に固定する。これにより、図7及び図8に示すように、登り梁束接続金具5は、増築部側の既存登り梁103に固定される。
【0033】
そして、図11に示すように、新規登り梁接続部11を新規登り梁1の2本のC型鋼104の間に挿入し、新規登り梁1の貫通孔1aと新規登り梁接続部11の貫通孔11aとを締結具(図示せず)で締結することにより、新規登り梁接続部11を新規登り梁1に接続する。これにより、図7に示すように、新規登り梁束4は、既存登り梁束105の真上に鉛直に立設する。
【0034】
以上により、図2に示すように、新規登り梁束4は増築部側の既存登り梁103と新規登り梁1との間に鉛直に立設して新規登り梁1を支持するので、新規登り梁1が立上り角度αで既存登り梁100の延長上に設置される、即ち、図1に示すように、既存登り梁100が増築部側の新規大棟の端部に向って延長されたこととなる。
【0035】
なお、図12に示すように、設計の都合上、新規登り梁束4を既存登り梁束105の真上からずらせて設ける場合には、設置部12の他端部に母屋受け接続部15が設けられた登り梁束接続金具30を用い、該登り梁束接続金具30の母屋受け接続部15を母屋受け107に固定することにより、新規登り梁束4を増築部側の既存登り梁103に設置する。
【0036】
更に、本実施の形態では、新規登り梁束4を1本のC型鋼104としたが、既存登り梁真束101と同様に2本のC型鋼104とすることも可能である。この場合の登り梁束接続金具40は、図13に示すように、設置部12の長さは母屋受け107の設置間隔と略等しく、設置部12の両端に母屋受け接続部15が設けられている。
【0037】
登り梁束接続金具40と増築部側の既存登り梁103との接続は、図14に示すように、2個の母屋受け107の間に、登り梁束接続金具40を嵌め入れ、各母屋受け107の受け部109と各母屋受け接続部15とを締結具200で締結することにより行う。なお、新規登り梁束4と登り梁束接続金具5との接続は、新規登り梁束4の下端部及び登り梁束接続部13の上端部に貫通孔をそれぞれ穿設して、これらの貫通孔を締結具200で締結することにより行うが、登り梁束接続金具5の増築部側の既存登り梁103への嵌入角度が限定されるため、登り梁束接続金具5を増築部側の既存登り梁103に固定した後に接続することとする。
【0038】
更にまた、本発明の実施の形態では、既存住宅の小屋組をトラス小屋組としているが、図15に示すように、既存の小屋組を和小屋組とした場合においても同様であって、登り梁延長金具3を用いて新規登り梁1の端部2を既存登り梁真束101の上端部102に接続し、登り梁束接続金具5を用いて新規登り梁束4を増築部側の既存登り梁103と新規登り梁1間に鉛直に立設させる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に記載の登り梁の延長工法は、前記既存大棟の中間部下の垂直部材の頂部に設置される平部と、前記垂直部材の上端部に設置された頂部母屋受けに設置される頂部母屋受け接続部と、該母屋受け接続部の一側中央部から既存登り梁の立上り角度と略等しい立上り角度で立り上がる登り梁接続部とを有する登り梁延長金具を用い、新規登り梁の端部と前記登り梁接続部とを締結具で締結することにより、前記新規登り梁の端部を前記登り梁接続部に接続し、前記平部と前記垂直部材の頂部とを締結具で締結し、前記頂部母屋受け接続部と前記頂部母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規登り梁の端部を前記垂直部材の上端部に設置するとともに、下端部に増築部側の既存登り梁に設置される登り梁束接続金具と上端部に前記新規登り梁に接続する新規登り梁接続部とを有する新規登り梁束を用い、前記登り梁束接続金具と前記増築部側の既存登り梁とを締結具で締結することにより、前記登り梁束接続金具を前記増築部側の既存登り梁に固定し、前記新規登り梁束接続部と前記新規登り梁とを締結具で締結することにより、前記新規登り梁束接続部を前記新規登り梁に接続して、前記新規登り梁束を前記新規登り梁と前記増築側の既存登り梁との間に鉛直に立設させるので、既存の小屋組を全面的に解体することなく、既存大棟の中間部に設置された登り梁を増築部側の新規大棟の端部に向って延長させることができるという利点がある。
【0040】
また、既存の小屋組を全面的に解体しないので、施工期間を短縮することができるだけでなく、労力を削減しながら作業性を向上させることができるという利点がある。
【0041】
更に、新規登り梁の端部の頂部母屋受けへの接続、新規登り束の増築部側の既存登り梁及び新規登り梁への固定を締結具で締結することにより行うので、作業性の向上を図ることができるだけでなく、溶接接合と比べて、十分な安全性を確保することができるという利点がある。
【0042】
更にまた、既存の小屋組を全面的に解体しないので、産業廃棄物の発生量を減少させることができるだけでなく、これを運搬して処理するための費用を削減することができるという利点がある。
【0043】
そして、施工期間の短縮化により顧客に不便を強いる期間が短くなり、顧客の負担を軽減させることができるという利点がある。
【0044】
請求項2に記載の登り梁の延長工法は、前記既存大棟の中間部下の垂直部材の頂部に設置される平部と、前記垂直部材の上端部に設置された頂部母屋受けに設置される頂部母屋受け接続部と、該母屋受け接続部の一側中央部から既存登り梁の立上り角度と略等しい立上り角度で立り上がり、新規登り梁の端部を接続した登り梁接続部とを有する登り梁延長金具を用い、前記平部と前記垂直部材の頂部とを締結具で締結し、前記頂部母屋受け接続部と前記頂部母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規登り梁の端部を前記前記垂直部材の上端部に設置するとともに、下端部に増築部側の既存登り梁に設置される登り梁束接続金具と上端部に前記新規登り梁に接続する新規登り梁接続部とを有する新規登り梁束を用い、前記登り梁束接続金具と前記増築部側の既存登り梁とを締結具で締結することにより、前記登り梁束接続金具を前記増築部側の既存登り梁に固定し、前記新規登り梁束接続部と前記新規登り梁とを締結具で締結することにより、前記新規登り梁束接続部を前記新規登り梁に接続して、前記新規登り梁束を前記新規登り梁と前記増築側の既存登り梁との間に鉛直に立設させるので、請求項1の利点に加えて、工事現場での施工の省力化を図ることができるという利点がある。
【0045】
即ち、本発明の登り梁の延長工法によれば、施工の省力化、コストダウン及び廃棄物の削減を図ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る小屋組全体の概略を示す平面図である。
【図2】新規登り梁を含む小屋組を示す側面図である。
【図3】登り梁延長金具を示す斜視図である。
【図4】図2のA部分拡大図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】新規登り梁束及び登り梁束接続金具を示す斜視図である。
【図7】図2のB部分拡大図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】登り梁延長金具の頂部母屋受けへの接続手順を示す説明図である。
【図10】図8のC部分における登り梁束接続金具の増築部側の既存登り梁への固定手順を示す説明図である。
【図11】登り梁束接続金具の増築部側の既存登り梁への固定手順を示す説明図である。
【図12】他の実施の形態の登り梁束接続金具を示す側面図である。
【図13】他の実施の形態の登り梁束接続金具を示す平面図である。
【図14】他の実施の形態の登り梁束接続金具を示す側面図である。
【図15】和小屋組での新規登り梁を含む小屋組を示す側面図である。
【符号の説明】
1 新規登り梁
2 端部
3 登り梁延長金具
4 新規登り梁束
5 登り梁束接続金具
6 頂部母屋受け接続部
7 平部
8 登り梁接続部
100 既存登り梁
101 既存登り梁真束(垂直部材)
102 上端部
103 増築部側の既存登り梁
106 頂部母屋受け
110 頂部
200 締結具
Claims (2)
- 住宅の増築工事の際に既存大棟の中間部に設置された登り梁を増築部側の新規大棟の端部に向って延長する登り梁の延長工法であって、
前記既存大棟の中間部下の垂直部材の頂部に設置される平部と、前記垂直部材の上端部に設置された頂部母屋受けに設置される頂部母屋受け接続部と、該頂部母屋受け接続部の一側中央部から既存登り梁の立上り角度と略等しい立上り角度で立り上がる登り梁接続部とを有する登り梁延長金具を用い、新規登り梁の端部と前記登り梁接続部とを締結具で締結することにより、前記新規登り梁の端部を前記登り梁接続部に接続し、前記平部と前記垂直部材の頂部とを締結具で締結し、前記頂部母屋受け接続部と前記頂部母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規登り梁の端部を前記垂直部材の上端部に設置するとともに、
下端部に増築部側の既存登り梁に設置される登り梁束接続金具と上端部に前記新規登り梁に接続する新規登り梁接続部とを有する新規登り梁束を用い、前記登り梁束接続金具と前記増築部側の既存登り梁とを締結具で締結することにより、前記登り梁束接続金具を前記増築部側の既存登り梁に固定し、前記新規登り梁束接続部と前記新規登り梁とを締結具で締結することにより、前記新規登り梁束接続部を前記新規登り梁に接続して、前記新規登り梁束を前記新規登り梁と前記増築側の既存登り梁との間に鉛直に立設させることを特徴とする登り梁の延長工法。 - 住宅の増築工事の際に既存大棟の中間部に設置された登り梁を増築部側の新規大棟の端部に向って延長する登り梁の延長工法であって、
前記既存大棟の中間部下の垂直部材の頂部に設置される平部と、前記垂直部材の上端部に設置された頂部母屋受けに設置される頂部母屋受け接続部と、該頂部母屋受け接続部の一側中央部から既存登り梁の立上り角度と略等しい立上り角度で立り上がり、新規登り梁の端部を接続した登り梁接続部とを有する登り梁延長金具を用い、前記平部と前記垂直部材の頂部とを締結具で締結し、前記頂部母屋受け接続部と前記頂部母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規登り梁の端部を前記前記垂直部材の上端部に設置するとともに、
下端部に増築部側の既存登り梁に設置される登り梁束接続金具と上端部に前記新規登り梁に接続する新規登り梁接続部とを有する新規登り梁束を用い、前記登り梁束接続金具と前記増築部側の既存登り梁とを締結具で締結することにより、前記登り梁束接続金具を前記増築部側の既存登り梁に固定し、前記新規登り梁束接続部と前記新規登り梁とを締結具で締結することにより、前記新規登り梁束接続部を前記新規登り梁に接続して、前記新規登り梁束を前記新規登り梁と前記増築側の既存登り梁との間に鉛直に立設させることを特徴とする登り梁の延長工法。
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