JP3830909B2 - トレモロ装置及びトレモロ装置を備えた電気ギター - Google Patents

トレモロ装置及びトレモロ装置を備えた電気ギター Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トレモロ装置及びトレモロ装置を備えた電気ギターに係り、詳しくは、操作感が良好でありながら、高さ調整やトルク調節が容易なトレモロアームを備えたトレモロ装置及びトレモロ装置を備えた電気ギターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトレモロ装置では、揺動部であるベースプレートに金属製の筒状部材を固定し、その内部にトレモロアームの基端を挿入するようなものがあった。このような構成のトレモロ装置では、トレモロアームは回動可能となり演奏中に弦と対向する位置にトレモロアームの把持部を回動させて弦を弾きながら弦の張力を変化させることができた。また、使用しない場合は、トレモロアームが自重で把持部が下方に回動し弦を弾くのに邪魔にならない位置に変位できた。しかし、この構成では、トレモロアームを単に筒状部材に挿入しているだけであるのでトレモロアームの高さが調整できないことや、トレモロアームの把持部を弦に対向する位置に留め置くことができない。また、トレモロアーム自体が脱落するようなこともあった。そこで、トレモロアームの基端部にネジを刻設して、ベースプレートに設けた筒状部材に螺入し高さを調節するようなものがあった。また、トレモロアームの基端部を底面方向或いは側面方向からバネなどで押圧してトレモロアームの回動に摩擦抵抗を与えるようなものがあった(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−005751
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のネジを刻設したトレモロアームでは、ネジを用いてトレモロアームの高さは調節できるが、金属製の筒状部材を用いているため、トレモロアームを回動させるためには、所定の間隙が必要である。また、トレモロアームを操作する場合はその基端部に大きな力が加わる。このためトレモロアームを回動させる際のトルクが調節できないばかりか、この間隙に由来してトレモロアームを操作した場合に、がたつきによる金属同士の干渉が生じ衝撃や異音などにより操作感が低下するという問題があった。また、ばね等でトレモロアームの基端部を押圧するものは、その摩擦力でトレモロアームを回動させて任意の位置に停止させることはできるが、トレモロアームを操作する場合にやはりがたつきによる金属同士の干渉が生じ衝撃や異音により操作感が低下するという問題があった。
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、操作感のよいトレモロ装置を提供することを目的とする。また、併せて、高さ調整やトルク調節が簡単にでき、トレモロアームの脱落のないトレモロ装置を提供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るトレモロ装置では、電気ギターのボディ上面に揺動可能に支持された揺動部と、該揺動部に設けられ弦を保持する弦保持手段と、前記揺動部に対して前記弦の張力に対抗する付勢力を与える付勢力付与手段と、その一端が前記揺動部に回動可能に取着された棒状の軸部と、前記軸部の他の一端から屈曲して延設された把持部とを有し、回動することで前記把持部が前記弦保持手段に保持されて張弦された前記弦に対向する使用位置と、前記把持部が弦に対向しない待避位置とに変位可能で、把持部を上下方向に揺動することで前記揺動部を揺動させて前記弦の張力を変化させるトレモロアームとを備えた電気ギターのトレモロ装置において、前記軸部を貫入するために前記揺動部に設けられた保持筒と、前記保持筒の下端部に配置されてその外周に固定され、当該保持筒と前記軸部の間に介在させて前記軸部の端部を当該保持筒に接触させないように当該軸部の先端を回動可能に支持する筒状の弾性体からなる第1の支持部材と、前記保持筒の上端部内周に配置され、当該保持筒と前記軸部の間に介在させて前記第1の支持部材により支持される部分より上方に離間した軸部を前記保持筒に接触させないように回動可能に支持する筒状の弾性体からなる第2の支持部材とを備えたことを要旨とする。
【0007】
請求項2に係るトレモロ装置では、請求項1に記載のトレモロ装置の構成に加え、前記トレモロアームの軸部先端が前記第1の支持部材と螺合されて支持され、前記トレモロアームを回転させることで当該トレモロアームを上下方向に変位可能な高さ調整手段として構成されたことを要旨とする。
【0008】
請求項3に係るトレモロ装置では、請求項1又は請求項2に記載のトレモロ装置の構成に加え、前記第2の支持部材は前記軸部に環装された環状部材として構成されるとともに下方に行くに従って外径が小さく形成され、前記保持筒は、前記軸部と前記保持筒との間隙において、当該第2の支持部材を収容する第2の支持部材収容部を備え、前記保持筒と螺合されて回動することで上下方向に変位可能なトルク調整ネジを備え、当該トルク調整ネジを回動することで、前記環状部材を前記第2の支持部材収容部に対して挿入する力を変化させることで前記軸部に対する前記第2の支持部材の摩擦力を変化させ前記トレモロアームを回動させるトルクを調整するトルク調整手段として構成されたことを要旨とする。
【0009】
請求項4に係るトレモロ装置では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のトレモロ装置の構成に加え、前記第2の支持部材は前記軸部に環装された環状部材として構成され、前記保持筒は、前記軸部と前記保持筒との間隙において、当該第2の支持部材を収容する第2の支持部材収容部を備えるとともに、当該第2の支持部材収容部は、下方に行くに従って内径が小さく形成され、前記保持筒と螺合されて回動することで上下方向に変位可能なトルク調整ネジを備え、当該トルク調整ネジを回動することで、前記環状部材を前記第2の支持部材収容部に対して挿入する力を変化させることで前記第2の支持部材の摩擦力を変化させ前記トレモロアームを回動させるトルクを調整するトルク調整手段として構成されたことを要旨とする。
【0010】
請求項5に係るトレモロ装置では請求項3又は請求項4に記載のトレモロ装置の構成に加え、前記環状部材は、分割され、若しくは切込み部が形成されていることを要旨とする。
【0011】
請求項6に係るトレモロ装置では、請求項乃至請求項5のいずれか1項に記載のトレモロ装置の構成に加え、前記トルク調整ネジの内部の上端部は内径が絞られて、前記環状部材の上部の外径よりは小さく、かつトレモロアームの軸部の外径よりは大きな内径となった押圧部が形成され前記環状部材の上面周縁部を押圧可能に形成されていることを要旨とする。
【0012】
請求項7に係るトレモロ装置では、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のトレモロ装置の構成に加え前記第1の支持部材若しくは前記第2の支持部材の少なくとも一方が、樹脂若しくはゴムから構成されていることを要旨とする。
【0013】
請求項8に記載の電気ギターは、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のトレモロ装置を備えたことを要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したトレモロ装置を備えた電気ギターの一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
【0015】
図1は、電気ギター11全体を上面側から見た図である。本願においては、図1の紙面手前側を電気ギター11の上方、紙面上側を前方、紙面右側を右方とする。
【0016】
電気ギター11は、ソリッドタイプのボディ12と、ボディ12から前方に延設されたネック13を備える。ネック13前端に設けられたヘッド部14には、弦15を巻き取る6本の弦柱16が垂直な軸線で回動可能に突設されている。それぞれの弦柱16の背面には図示しないギヤ機構を有し、かつヘッド部14から水平に突設された糸巻き17が備えられ、糸巻き17の回動に伴って弦柱16が回動されるようになっている。この弦柱16、ギヤ機構、糸巻き17によりそれぞれの弦15のピッチ(張力)が調整されて張弦される。又、ネック13の先端部に設けたナット18には弦15が第1臨界接触されている。さらに、弦15を上方から押さえ部材で押さえ、その上からボルトでナット18に締め付けて固定する、いわゆるロッキングナットの構成としている。
【0017】
ボディ12には中央やや後方側に、トレモロ装置21が配設されている。トレモロ装置21は、弦保持手段であるブリッジサドル24により弦15を保持している。そして、ナット18で第1臨界接触し、トレモロ装置21で第2臨界接触された6本の弦15は、所定の張力で相互に略平行に張架される。ボディ12には弦の振動を検出し、電気信号に変換するピックアップが配置されている。このピックアップに生じた電気信号は、シールドケーブル(図示略)を介して外部のアンプリファイアーで増幅されて音声に変換される。
【0018】
次に、トレモロ装置21の概略構成を分解斜視図の図2により説明する。このトレモロ装置21は、ボディに対しヒンジ機構22により揺動可能に装着されるベースプレート23と、ベースプレート23の上面に装着され、かつ各弦15を支持するためのブリッジサドル24とを備えている。又、ベースプレート23下部には、ベースプレート23に弦15の張力に対抗する付勢力を付与するため本発明の付勢力付与手段に相当する付勢力付与機構25を備える。さらに、ベースプレート23に設けられ、ベースプレート23をヒンジ機構22を中心に揺動させるトレモロ操作機構50を備えている。
【0019】
以下各機構について順次説明する。ヒンジ機構22は、図2,6に示すようにスタッドボルト31により、ボディ12に装着されるブラケット28と、このブラケット28の先端部に左右方向に水平配置された軸29を介して連結したベアリング30とを備えている。このベアリング30はベースプレート23の左右両側に一体形成した軸受27の収容孔27aに嵌入される。本実施形態ではこのヒンジ機構22に揺動可能に支持されたベースプレート23が本発明の揺動部に相当する。
【0020】
図3のトレモロ装置21の部分断面図に示すように、ブリッジサドル24を構成するサドル保持部材35は、その先端部にスロット35aを備えている。このスロット35aを通して下方に挿通した固定ボルト36をベースプレート23に設けたネジ孔23aに螺合することによりベースプレート23上面の所定位置にサドル保持部材35が固定されている。サドル保持部材35には軸受35bが一体に形成され、この軸受35bにはサドル37の先端部がピン38により上下方向への回動が可能なように連結されている。サドル37の上面にはクランプパッド39が支持され、弦固定用ボルト40によってサドル37に向かって締め付け固定されている。この実施形態ではクランプパッド39及び弦固定用ボルト40により弦保持手段を構成している。サドル37にはネジ孔37aが形成され、クランプパッド39に貫通された弦固定用ボルト40を螺合するようになっている。サドル37の前端部には第2臨界接触点Zを形成する弦受け部37bが設けられている。
【0021】
クランプパッド39はサドル37の挟着面37cとの間で弦15を挟着する保持部39aと、サドル37の支持面37dに当接される支点39bとを備えている。クランプパッド39には弦固定用ボルト40を緩く貫通する貫通孔39cが設けられている。貫通孔39cは保持部39aと支点39bとの間に形成されている。クランプパッド39の保持部39aとサドル37に設けた挟着面37cとの間に弦15のボールエンドを除去した端部が挟着されている。クランプパッド39とサドル37との間には、クランプパッド39を上方に付勢する弾性体としてのバネ41が設けられている。このバネ41は弦固定用ボルト40に環装されたコイル状の圧縮バネである。
【0022】
サドル37の後端部にはスロット37eが形成されている。スロット37eにはファインチューニングボルト42のネジ部42aが下方に向って挿通され、上端部に設けた頭部42bがスロット37eの上端縁に係止されている。ベースプレート23の後端部下面には取付板43がビス44によって取り付けられている。この取付板43にはファインチューニングボルト42のネジ部42aを螺合するネジ孔43aが形成されている。ベースプレート23にはファインチューニングボルト42のロッド部42cの外周面を案内する案内孔23bが形成されている。又、板バネ47を上方に導く貫通孔23cが形成されている。
【0023】
図4に示すようにサドル保持部材35のスロット35aはサドル保持部材35の中心からその幅方向に所定距離Lだけオフセットされている。なお、サドル保持部材35の軸受35bと軸受35eの間の上面左右両側には、突条が一体に形成されている(図2参照)。サドル37の下面の左右両側部はサドル保持部材35の前記両突条に支持されるように段差部が切欠き形成されている。またサドル保持部材35の後端部にネジ孔35fを有する軸受35eを設け、ハーモニック調弦ボルト49をネジ孔35fに螺合した。そのネジ部49aの先端をファインチューニングボルト42のロッド部42cの外周面に当接するようにした。又、前記ハーモニック調弦ボルト49の操作部49bをボディ12の上面よりも上方に配置した。このため、弦15を調弦状態に保持したまま操作部49bを回動してサドル保持部材35及びサドル37等を前後方向に移動することができる。
【0024】
次に、付勢力付与機構25について説明する。図2に示すようにベースプレート23の下面にはトレモロブロック45がボルト46によって固定されている。ベースプレート23の下面とトレモロブロック45の上面との間には板バネ47が締め付け固定され、図3に示すようにその先端部がベースプレート23の貫通孔23cを通してサドル37の下面に押圧されている。これによりスロット37eの上面がファインチューニングボルト42の頭部42bに押し付けられ、振動によるノイズを防止する。又、スロット37eのファインチューニングボルト42への追従性を向上させている。トレモロブロック45の下面にはバネ48の一端部が係止されている。バネ48の他端部はブラケット19に係止されている。このブラケット19は、ボディ12の所定位置にネジ20,20で固定されバネ48に張力を付与している。そして、両バネ48によってトレモロブロック45を図2において時計回り方向に回動するように付勢している。そのため、ベースプレート23が軸29を中心に同方向に回動するように付勢される。その結果、ブリッジサドル24に装着した各弦15の張力と、付勢力付与機構25による付勢力の均衡がとれ、ベースプレート23は、略水平な位置に維持されるようになっている。
【0025】
続いて、本発明の特徴であるトレモロ操作機構50について詳細に説明する。ここで図5は、トレモロ操作機構50を構成する各部品の分解断面図である。このトレモロ操作機構50は、トレモロアーム51、トルク調整ネジ52、樹脂ブッシュ53、アームソケット54、アームソケット用ナット55,アーム受け樹脂ナット56とから構成されている。
【0026】
アームソケット54は、全体が概ね円筒状の樹脂部材または金属部材で中央部付近には平坦な円筒面54aが環状に形成され、その上部には外側方向につば状に突設されたフランジ54bが形成されている。このアームソケット54が、本発明の保持筒に対応する。円筒面54aには、対向する2カ所の平行な平面部が垂直に設けられ、ベースプレート23のアームソケット固定孔26の小判状の孔に対応し、アームソケット用ナット55を締め付ける場合、アームソケット54の回転を規制する。フランジ54bの上方のアームソケット54の外周面には、上部雄ネジ54cが刻設されている。また、円筒面54aの下方には、同様に下部雄ネジ54dが刻設されている。内部は、トレモロアーム51の軸部51aの外径より大きな内径の円柱状の空間に形成された貫通孔54eが開口されている。貫通孔54eの上部端縁部には、他の部分より内径の大きな円柱状の空間である樹脂ブッシュ収容部54fが形成されている。樹脂ブッシュ収容部54fの下部は傾斜面が設けられ内径が下方に行く比例して小さくなっており、下端では貫通孔54eの内径と同じとなっている。また樹脂ブッシュ収容部54fには、切り欠き54gが1カ所形成される。この切り欠き54gは上端部から垂直に樹脂ブッシュ収容部54fの下端近傍まで設けられる。幅は、樹脂ブッシュ53の回り止め53b(図8(a)参照)の幅に合わせられており、この回り止め53bと係合して樹脂ブッシュ53の回転を規制するものである。
【0027】
このアームソケット54は、図2、図6に示すようにベースプレート23の右側の軸受27の後方に穿設されたアームソケット固定孔26に上方から挿入される。このアームソケット固定孔26に挿入されたアームソケット54は、フランジ54bの下面がベースプレート23の上面に当接した状態で保持される。この状態で、薄型の六角ナットからなるアームソケット用ナット55が下部雄ネジ54dに螺合され、このアームソケット用ナット55の上面がベースプレート23の下面に当接して固定される。そのため、フランジ54bとアームソケット用ナット55によりベースプレート23が強固に固定される。ベースプレート23、アームソケット用ナット55は、いずれもステンレススチール等の金属で構成される。また、アームソケット54は、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレートなどのエンジニアリングプラスチックス製の高強度の材質で形成される。或いは、ステンレススチール等の金属で構成される。このため、アームソケット54は高強度であり、アームソケット54とベースプレート23とは一体に揺動する。なお、アームソケット54が樹脂製の場合は、弾性を有するのでトレモロアーム51の操作感が向上する。
【0028】
図8(a)は、本実施形態の樹脂ブッシュ53の斜視図である。樹脂ブッシュ53は、本発明の弾性体からなる第2の支持部材の環状部材に相当する。樹脂ブッシュ53は、上下両端の開放した略円筒形に形成されている。そして、全体の内径は同一であるが、外径は下端部において下方に行くに比例して細くなり、垂直に対して例えば45°程度の傾斜有したテーパ部53aを形成している。また、上端部に外側に向かって回り止め53bが突設されている。この回り止め53bは、樹脂ブッシュ収容部54fに設けられた切り欠き54gに係止されて樹脂ブッシュ53の回転が規制される。また、回り止め53bの反対側には、すり割り部53cが設けられており、周囲から押圧されることで内側に撓み、内径が小さくなるように構成されている。材質は、実施形態では、ナイロン6(登録商標)などのポリアミド樹脂が、弾性、滑り、耐摩耗性に点で好ましいことから採用されている。もちろん操作感や、耐久性、コスト等の点から種々の弾性体を用いることができる。本発明でいう弾性体とは、金属のように干渉して当接したときに衝撃が生じ異音が生じるようなものは含まないが、干渉して当接したときに衝撃を吸収できる程度の弾力を有するものは含まれる。従って、ゴムやスポンジのような軟質のものに限定されず、比較的硬質な樹脂なども使用できる。樹脂ブッシュ53は、その下部を、アームソケット54の上端部に設けられた樹脂ブッシュ収容部54fに嵌入される。このときテーパ部53aを含む樹脂ブッシュ53の外部の形状と、樹脂ブッシュ収容部54fの内部の形状が略一致するようにそれぞれの形状が形成されている。
【0029】
トルク調整ネジ52は、図5に示すように、上下両端の開放した略円筒形に形成されている。そして、その内部にはアームソケット54の上部雄ネジ54cと螺合する雌ネジ52aが刻設されている。また、上端部は内径が絞られて、樹脂ブッシュ53の上部の外径よりは小さく、かつトレモロアーム51の軸部51aの外径よりは大きな内径となった押圧部52bが形成されている。また、外周面52cには、滑り止めの溝が刻設されている。
【0030】
アーム受け樹脂ナット56は、図5に示すように、その上部の内面にはアームソケット54の下部雄ネジ54dと螺合可能な雌ネジが刻設されたアームソケット螺合部56aを備える。このアーム受け樹脂ナット56が本発明の第1の支持部材に対応する。また、その下部の内面には、トレモロアーム51の雄ネジ部51cと螺合可能な雌ネジが刻設されたトレモロアーム螺合部56bを備える。雄ネジ部51cに対してトレモロアーム螺合部56bは、ガタ無くしっくりと螺合するようになっている。このため、アーム受け樹脂ナット56が樹脂製であることと相俟って、トレモロ操作時のがたつきをなくすとともに、トレモロアーム51の回動時のトルクを付与することができる。外周面56cは、基本的にアームソケット螺合部56aの内径とトレモロアーム螺合部56bの内径に応じた2つの異なる外径の円筒面から構成される。ただし、トレモロアーム51からの応力に耐えるように、トレモロアーム螺合部56bの上部はアームソケット螺合部56aの外径と同じ太い外径となっており、肉厚部56dが形成されている。
【0031】
図7は、組み付けられたトレモロ操作機構50の断面図を示す。以下、図5、図7を参照してトレモロ操作機構50の組み付けと操作を説明する。上述のように、ベースプレート23にアームソケット54をアームソケット用ナット55で固定した後、樹脂ブッシュ53をアームソケット54の樹脂ブッシュ収容部54fに嵌入する。このとき、樹脂ブッシュ53のテーパ部53aを下にして、回り止め53bを切り欠き54gに上方から挿入する。次に、トルク調整ネジ52をアームソケット54の上部雄ネジ54cに軽く螺合させる。一方、アームソケット54の下部雄ネジ54dにアーム受け樹脂ナット56のアームソケット螺合部56aを螺合して締め付ける。
【0032】
そして、トレモロアーム51の軸部51aをトルク調整ネジ52の上部の開口部を介して樹脂ブッシュ53に挿入する。トレモロアーム51の雄ネジ部51cがトレモロアーム螺合部56bの上端縁に当接したら、トレモロアーム51の軸部51aを中心に上方から見て時計回りに回転させる。そうすると、トレモロアーム51は、螺合しながら回転に応じて下方に変位していく。トレモロアーム51が所望の高さになったら、トルク調整ネジ52の外周面52cを締め付ける。この締め付けに応じて、トルク調整ネジ52は下方に変位し、押圧部52bが樹脂ブッシュ53に当接し押圧していく。上方から押圧された樹脂ブッシュ53は、テーパ部53aが、樹脂ブッシュ収容部54fの下端部の斜面に押しつけられる。樹脂ブッシュ収容部54fの下端部の斜面に押しつけられたテーパ部53aは、この斜面に沿って内側に撓み、トレモロアーム51の軸部51aに押しつけられ、樹脂ブッシュ53と軸部51aとの摩擦力が大きくなる。そのため、トレモロアーム51を回動させるのに必要なトルクが大きくなる。そうすると、演奏時に右側を下に向けて電気ギター11を構えたとき、トルクが小さければ把持部51bを持ち上げてブリッジサドル24に保持されて張弦された弦15に対向する使用位置にしても、手を離せば重力により把持部51bが自然に下方に回動して把持部51bが弦15に対向しない待避位置に回動する。一方、トルクを大きくしたときには、例えば、使用位置に把持部51bを留め置くことができる。
【0033】
また、トレモロ操作をする場合は、トレモロアーム51の把持部51bを、使用位置に回動させ、弦15を弾いた後、把持部51bを上方(ボディ12から離れる方向)または下方(ボディ12に近づける方向)に変位させれば、弦の張力を増減させることができる。
【0034】
次に、前記のように構成したトレモロ装置21についてその効果を構成と共に列記する。
(1)前記実施形態では、トレモロ装置21では、第1の支持部材であるアーム受け樹脂ナット56及び第2の支持部材である樹脂ブッシュ53によりトレモロアーム51が支持され、トレモロアーム51は保持筒であるアームソケット54に接触しない。そのため、トレモロアーム51がアームソケット54に接触することによる衝撃や異音が生じることがなく、トレモロアーム51の操作感が向上するという効果がある。
【0035】
(2)前記実施形態では、高さ調整手段であるアーム受け樹脂ナット56のトレモロアーム螺合部56bと、これと螺合可能なトレモロアーム51の雄ネジ部51cとを備えるため、演奏者はトレモロアーム51を回動させることでトレモロアーム51の高さを所望の高さに調節することができるという効果がある。
【0036】
(3)前記実施形態では、トルク調整手段を構成するアームソケット54と、ここに嵌入される樹脂ブッシュ53と、アームソケット54に螺合して樹脂ブッシュ53を上部から押圧するトルク調整ネジ52を備える。そのため、演奏者は、トルク調整ネジ52を回動するだけでトレモロアーム51を回動させるトルクを所望の値に調整することができるという効果がある。
【0037】
(4)前記実施形態では、樹脂ブッシュ53及びアーム受け樹脂ナット56がポリアミド系樹脂で構成されているため、トレモロアーム51とアームソケット54との間を好適に緩衝しつつ支持することができる。また、適度に弾性変形しトレモロアーム51の回動に十分なトルクを与えつつ円滑に操作することができるという効果がある。
【0038】
なお、前記実施形態は以下のように変更して具体化することもできる。
○ 本実施形態では、図8(a)に示す樹脂ブッシュ53は、ナイロン6(登録商標)などのポリアミド系樹脂を使用しているが、そのほかにも硬質のゴムや、ポリプロピレン等など種々の材料を使用することができる。
【0039】
○ また、形状も図8(b)に示す樹脂ブッシュ153のような単純な円筒形とすれば低コストで生産することができる。また、図8(c)に示す樹脂ブッシュ253のような切れ込みを入れて撓み易く構成してもよい。この切れ込みが本発明の切込み部に相当する。さらに、図8(d)に示す樹脂ブッシュ353のような全体を分割して構成してもよい。この図8(d)ブッシュ18が本発明の分割された環状部材に相当する。
【0040】
○ 本実施形態では、揺動体として、ベースプレート23を例に示したが、揺動体としてベースプレート23に代えて、全体を左右方向に軸心を配置した円柱状として、ここから前方にレバーを延設し、このレバーにトレモロ操作機構50を設けたものでもよい。この揺動体は、両側に配置された軸により揺動可能に支持される。この場合は、付勢力付与機構25に代えて、レバーとボディ12の間に圧縮コイルバネを挿入して、付勢力付与手段を構成する。弦保持手段は、円柱状の揺動体に設けられており、ボディ12上に直接配置されたサドルにより第2臨界接触する。弦保持手段は、円柱状の揺動体に穿設された孔に弦15を通し、ボールエンドで固定するようなものでもよい。
【0041】
○ さらに、揺動体の形状は特に限定されないが、円柱状に代えて、長方形の板状などにしてもよい。この場合は、板面の長手方向を左右方向に配置して長手方向と直交する方向を垂直に配置する。下端は、ボディ12に対してヒンジなどで、揺動可能に支持される。レバーは上端に右方に延設され、トレモロ操作機構50が配置される。弦保持手段は板状の揺動体に穿設された孔により構成される。
【0042】
○ なお、本発明は実施例に限定されず、当業者により特許請求の範囲を逸脱しない限り種々変更、改良して実施することができることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のトレモロ装置及びトレモロ装置を備えた電気ギターでは、トレモロ操作の操作感がよく、トレモロアームの高さ調整やトルク調節が簡単にでき、トレモロアームの脱落のないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電気ギター11全体を平面図。
【図2】 トレモロ装置21の分解斜視図。
【図3】 トレモロ装置21の部分断面図。
【図4】 ブリッジサドル24の平面図。
【図5】 トレモロ操作機構50の分解断面図。
【図6】 トレモロ操作機構50の右側面図。
【図7】 トレモロ操作機構50の断面図。
【図8】
(a)本実施形態の樹脂ブッシュ53の斜視図。
(b)樹脂ブッシュ53の変形例である樹脂ブッシュ153の斜視図。
(c)樹脂ブッシュ53の変形例である樹脂ブッシュ253の斜視図。
(d)樹脂ブッシュ53の変形例である樹脂ブッシュ353の斜視図。
【符号の説明】
11…電気ギター、12…ボディ、15…弦、21…トレモロ装置、23…ベースプレート、24…弦保持手段としてのブリッジサドル、25…付勢力付与手段としての付勢力付与機構、35…サドル保持部材、37…サドル、42…ファインチューニングボルト、49…ハーモニック調弦ボルト、50…トレモロ操作機構、51…トレモロアーム、52…トルク調整ネジ、53…樹脂ブッシュ、54…アームソケット、55…アームソケット用ナット、56…アーム受け樹脂ナット

Claims (8)

  1. 電気ギターのボディ上面に揺動可能に支持された揺動部と、該揺動部に設けられ弦を保持する弦保持手段と、
    前記揺動部に対して前記弦の張力に対抗する付勢力を与える付勢力付与手段と、
    その一端が前記揺動部に回動可能に取着された棒状の軸部と、前記軸部の他の一端から屈曲して延設された把持部とを有し、回動することで前記把持部が前記弦保持手段に保持されて張弦された前記弦に対向する使用位置と、前記把持部が弦に対向しない待避位置とに変位可能で、把持部を上下方向に揺動することで前記揺動部を揺動させて前記弦の張力を変化させるトレモロアームとを備えた電気ギターのトレモロ装置において、
    前記軸部を貫入するために前記揺動部に設けられた保持筒と、
    前記保持筒の下端部に配置されてその外周に固定され、当該保持筒と前記軸部の間に介在させて前記軸部の端部を当該保持筒に接触させないように当該軸部の先端を回動可能に支持する筒状の弾性体からなる第1の支持部材と、
    前記保持筒の上端部内周に配置され、当該保持筒と前記軸部の間に介在させて前記第1の支持部材により支持される部分より上方に離間した軸部を前記保持筒に接触させないように回動可能に支持する筒状の弾性体からなる第2の支持部材とを備えたことを特徴とするトレモロ装置。
  2. 前記トレモロアームの軸部先端が前記第1の支持部材と螺合されて支持され、前記トレモロアームを回転させることで当該トレモロアームを上下方向に変位可能な高さ調整手段として構成されたことを特徴とする請求項1に記載のトレモロ装置。
  3. 前記第2の支持部材は前記軸部に環装された環状部材として構成されるとともに下方に行くに従って外径が小さく形成され、
    前記保持筒は、前記軸部と前記保持筒との間隙において、当該第2の支持部材を収容する第2の支持部材収容部を備え、
    前記保持筒と螺合されて回動することで上下方向に変位可能なトルク調整ネジを備え、当該トルク調整ネジを回動することで、前記環状部材を前記第2の支持部材収容部に対して挿入する力を変化させることで前記軸部に対する前記第2の支持部材の摩擦力を変化させ前記トレモロアームを回動させるトルクを調整するトルク調整手段として構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトレモロ装置。
  4. 前記第2の支持部材は前記軸部に環装された環状部材として構成され、前記保持筒は、前記軸部と前記保持筒との間隙において、当該第2の支持部材を収容する第2の支持部材収容部を備えるとともに、当該第2の支持部材収容部は、下方に行くに従って内径が小さく形成され、
    前記保持筒と螺合されて回動することで上下方向に変位可能なトルク調整ネジを備え、当該トルク調整ネジを回動することで、前記環状部材を前記第2の支持部材収容部に対して挿入する力を変化させることで前記第2の支持部材の摩擦力を変化させ前記トレモロアームを回動させるトルクを調整するトルク調整手段として構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のトレモロ装置。
  5. 前記環状部材は、分割され、若しくは切込み部が形成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のトレモロ装置。
  6. 前記トルク調整ネジの内部の上端部は内径が絞られて、前記環状部材の上部の外径よりは小さく、かつトレモロアームの軸部の外径よりは大きな内径となった押圧部が形成され前記環状部材の上面周縁部を押圧可能に形成されていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のトレモロ装置。
  7. 前記第1の支持部材若しくは前記第2の支持部材の少なくとも一方が、樹脂若しくはゴムから構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のトレモロ装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のトレモロ装置を備えたことを特徴とする電気ギター。
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