JP3829901B2 - 施錠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、解錠防止機能を備えた施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、解錠防止機能を備えた施錠装置としては、例えば、特開平7−293057号公報に開示されているように、ソレノイドを使用した電気制御手段により、シリンダ錠に対してロック部材を連動させたものが知られている。
【0003】
すなわち、図8に示すように、この施錠装置1は、円筒状カバー体2内部にソレノイド3が配設されており、この円筒状カバー体2の一端側にはシリンダ錠本体4が取り付けられ、他端側にはロック板5が設けられている。
【0004】
更に詳しくは、図9に示すように、シリンダ錠本体4の回動軸4aは、ソレノイド3の鉄芯3aに抜き差し可能であり、回動軸4aの径方向に突出する係合ピン4bが鉄芯3aのスリット3b内に入り込むことにより、シリンダ錠本体4の回動軸4aとソレノイド3の鉄芯3aとが同期して回動する一方、係合ピン4bがスリット3bから外れた場合には、シリンダ錠本体4の回動軸4aが回動しても、キャンセルされ、ソレノイド3の鉄芯3aは回動しない。
【0005】
また、ソレノイド3は、コイル3cへの通電時、鉄芯3aを下側に引き込み、通電されていない状態ではバネ3dにより上方に付勢されている。尚、ソレノイドの鉄芯3aの反対他端に固定されている回動軸6はロック板5と常時係合した状態である。
【0006】
従って、ソレノイド3に通電されていない場合には、バネ3dによりシリンダ錠本体4の回動軸4aとソレノイド3の鉄芯3aとが係合しており、キー4cをシリンダ錠本体4のキー孔内に挿入して、シリンダ錠本体4を解錠操作すれば、シリンダ錠本体4の回動軸4aとソレノイド3の鉄芯3aとが同期して回動し、同時に回動軸6を介してロック板5が一体に回動し、錠は正常に動作する。
【0007】
そして、解錠する必要がないときはソレノイド3のコイル3cに通電すれば、鉄芯3aが下方に下がり、シリンダ錠本体4の回動軸4aに設けた係合ピン4bが鉄芯3aのスリット3bから外れ、フリー状態となるため、この状態でキー4cを差し込んで回してもシリンダ錠本体4の回動軸4aが回動するだけで、ソレノイド3の鉄芯3aが回動しないため、ロック板5は回動せず、解錠できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の施錠装置1においては、ソレノイド3に通電を行ない、解錠防止機能をもたせているため、ソレノイド3への通電時衝撃が扉等に加わり、扉に開閉時の耐衝撃性が必要となり、また、キーを挿入したままの状態があるため、ソレノイド等の電気部品の連続定格対策が必要になるという問題点があった。
【0009】
更に、ソレノイド3の設置スペースを大きく確保することが必要であり、そのため、コンパクト化が難しく、また、既存のシリンダ錠に簡単に追加できず、しかも、アクチュエーターの位置に制約を受けるため、回転部材(ロック板)の新規設計が必要になるなどの問題点が指摘されている。
【0010】
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、ソレノイド等の電気部品を使用することなく、シリンダ錠による出力軸の施錠、解錠操作とは独立して、出力軸の動作を拘束するロック機構と、このロック機構を解除するために、特定の素材を使用して製作したセキュリティキーを採用することにより、簡易な構造で解錠防止機能を付与できる施錠装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の施錠装置は、所定のキー溝パターンを有するキーを内周シリンダ(22)のキー孔(23)内に挿入することにより、外周シリンダ(21)に対して内周シリンダ(22)と共に回動可能となる出力軸(24)と、出力軸(24)に対して半径方向に向けて取り付けられた施錠アーム(25)とを備えたシリンダ錠本体(20)と、上記シリンダ錠本体(20)の出力軸(24)の先端側に設けられ、上記出力軸(24)の回転角度範囲を規制するロック状態と規制を解除して出力軸の動作をフリーとするロック解除状態とを択一的に実現するロック機構(30)と、上記キー溝パターンを有する磁性を帯びさせていない通常キー(40)と、上記キー溝パターンを有する磁性を帯びさせたセキュリティキー(50)と、を有するものである。
【0012】
上記ロック機構(30)は、上記出力軸(24)の先端部に、出力軸に対して軸の延長線に沿って摺動自在、かつ出力軸と一体に回動可能に取り付けられ、その先端の偏心位置には係合部(313)が設けられ、さらに磁性材料からなるロックピン(31)と、上記ロックピン(31)の先端に対面するようにして設けられ、ロックピンの係合部(313)の回動軌跡に沿う係合溝(323)を有するフレーム(32)と、上記ロックピン(3 1)の係合部(313)が上記フレーム(32)の係合溝(323)に係合するように、ロックピン(31)をフレーム(32)の側へと常時付勢する押圧スプリング(35)と、を含んでいる。
【0013】
それにより、上記通常キーをシリンダ錠本体のキー孔内に挿入するときには、上記係合部と係合溝との係合を維持することにより、ロック状態を実現して出力軸の回転角度範囲を規制する一方、上記セキュリティキーをシリンダ錠本体のキー孔内に挿入するときには、セキュリティキーの磁性吸引力により、押圧スプリングの付勢力に抗してロックピンを吸引して、上記係合部と係合溝との係合を解除することにより、ロック解除状態を実現して出力軸の動作をフリーとするようになっている。
【0014】
このような構成によれば、所定のキー溝パターンを有する通常キーを錠本体のキー孔に挿入しても、ロック機構はロック状態のままであり、出力軸は回転方向、あるいは回転角度が規制された状態であり、出力軸をフリー状態とすることができない。
【0015】
一方、磁性を帯びさせてなるセキュリティキーをキー孔内に挿入すれば、錠本体内で出力軸が回動可能な状態になると同時に、出力軸を拘束しているロック機構を解除することができる。
【0016】
更に、ロック機構は、錠本体の出力軸の先端に設けられ、出力軸の軸方向に沿って延びるロックピンと、このロックピンの係合部を錠本体に取り付けられたフレーム(固定側)と係合する方向に付勢するバネとを備え、かつロック解除機構は、このロックピンを出力軸側に引き込み、固定側の係合部との係合を解除できるように、磁性体からなるロックピンと磁化されたセキュリティキーとの組み合わせから構成されているため、ソレノイド等の電気部品を使用しないため、電気部品の連続定格対策が必要でなく、キーを挿入したままでも機能上の問題が発生しない。
【0017】
また、ソレノイド等の電気部品を使用しないため、施錠時に衝撃が加わることがない。更に、ソレノイドを使用しないため、設置スペースをそれほど必要とせず、出力軸の動きを拘束するロックピンを収容するスペースを設定するだけで良いため、施錠装置のコンパクト化が可能となる。
【0018】
なお、ロックピンの先端部分とセキュリティキーの挿入端部分をそれぞれ磁石のN極、S極に設定すれば、セキュリティキー挿入によるロックピンの吸引力が倍化することにより、ロックピン周辺の部品に干渉されることなく、ロックピンの確実なロック解除操作を行なうことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る施錠装置の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明に係る施錠装置の全体斜視図、図2は同施錠装置の分解斜視図、図3は同施錠装置のシリンダ錠本体の背面図、図4は同施錠装置におけるロック機構のロック状態を示す構成説明図、図5はロック状態における操作説明図、図6はロック解除状態における施錠装置の構成を示す断面図、図7は別の実施形態で示す断面図である。
【0021】
図1,図2において、本発明に係る施錠装置10は、シリンダ錠本体20と、ロック機構30と、このロック機構を解除するロック解除機構(図1,図2では図示せず)とから構成されている。
【0022】
更に詳しくは、シリンダ錠本体20は、公知構成であるため、ここでは詳細には説明しないが、図4を基に簡単に説明すると、外周シリンダ21内部に内周シリンダ22が回動可能に内装されており、外周シリンダ21及び内周シリンダ22両者を貫通する貫通孔が径方向に設けられており、バネにより内側に付勢された2本の係合ピンが貫通孔内に収容されている。そして、内周シリンダ22のキー孔23内に所定のキー溝パターンを有するキーを挿入した場合、係合ピンがキーのキー溝パターンにより径方向に所定のストローク後退して、2本の係合ピンの境界部が外周シリンダ21と内周シリンダ22の摺動面と一致することにより、外周シリンダ21の内面に沿って内周シリンダ22の回動が可能となり、内周シリンダ22と一体化した出力軸24が回動して、この出力軸24に取り付けられている施錠アーム25も回動して施錠、解錠が可能となる。
【0023】
次に、ロック機構30の構成について、図2を基に説明すると、ロックピン31は磁性材料から構成されているとともに、このロックピン31はフレーム32とハウジング33とにより保持されており、ハウジング33はプレートカバー34により、これもフレーム32に支持されている。
【0024】
上記ロック機構部30の組み付けは、図2,図4に示すように、フレーム32の内面にプレートカバー34の厚み及び外形に等しい凹部321が凹設され、更にそのほぼ中央にハウジング33のフランジ331を収容するほぼ円形の凹部322が形成され、更にこの円形の凹部322に円弧状の係合溝部323が形成されている。尚、この係合溝部323は、凹部322の中央を中心とする円弧状に設定されている。
【0025】
そして、キャップ状のハウジング33内にロックピン31を押圧スプリング35を介して収容し、ロックピン31の先端311をハウジング33の丸孔332からシリンダ錠20の出力軸24側に向けて突出させるとともに、ロックピン31の反対他端に設けたフランジ312をフレーム32の内面に当接し、このフランジ312の偏心位置(ロックピン31の軸芯からずらせた位置)から突設した係合ピン313を係合溝部323内に位置決めした状態でハウジング33のフランジ331をフレーム32の円形の凹部322に嵌め込み、その上側からプレートカバー34をフレーム32の凹部321内に嵌合してビス36をフレーム32の取付孔361及びプレートカバー34の取付孔362に挿通させて締付け固定する。
【0026】
更に、このフレーム32をシリンダ錠本体20の外周シリンダ21のフランジ211の取付孔212内にボルトを差し込み、フレーム32の上下に設けたボス孔324に挿通させ、ナットを締め付けることにより、シリンダ錠本体20とロック機構30を組み付けるが、出力軸24は、施錠アーム25を取り付けるために両側が面取りされており、この面取り部241に施錠アーム25の取付孔251を嵌め込んだ後、施錠アーム25の取付孔251の両側に設けた楕円状の孔252に対してロック機構30におけるハウジング33に設けた固定ピン333を嵌め込み、ロックピン31の先端311を出力軸24の軸孔242内に摺動可能に挿通させることにより、シリンダ錠本体20の出力軸24側とロック機構30との組み付けを完了する。尚、ハウジング33の開口334に面取りが行なわれ、この面取り形状に合わせてロックピン31のフランジ312にも面取り314が行なわれ、ロックピン31とハウジング33が一体に回動可能に組み付けられている。
【0027】
次いで、シリンダ錠本体20の出力軸24の動作は、図3に示すように、所定のキー溝パターンを有するキーをシリンダ錠本体20のキー孔23内に挿入すれば、出力軸24が回動可能となり、出力軸24に設けたストッパー243がカバー26の孔部261の左右対称側に設けたストッパー当接部262に当接するまで出力軸24をそれぞれ図3中時計廻り方向、あるいは反時計廻り方向のそれぞれ回転角度a、bで示す範囲内での回動が可能である。
【0028】
このように、本発明に係る施錠装置10によれば、シリンダ錠本体20とロック機構30とを組み付けた状態、すなわち図4に示す状態では、押圧スプリング35によりロックピン31はフレーム32側に付勢されており、ロックピン31のフランジ312に設けた係合ピン313がフレーム32の円弧状の係合溝部323内に入り込んでおり、図4に示すロックピン31のロック状態においては、通常キー40を挿入しても、シリンダ錠本体20における外周シリンダ21内面に対して内周シリンダ22が摺動可能となるものの、ロックピン31の係合ピン313はフレーム32の係合溝部323内に係合しているため、係合ピン313は係合溝部323内の移動だけに制限され、図5で示すガラス開閉方向の解錠は可能であるが、前枠開閉方向は解錠できない。
【0029】
そこで、本発明では、通常キー40に替えて磁石を埋設するか、あるいは磁化した特定の材質で形成したセキュリティキー50を使用し、図6に示すように、シリンダ錠本体20のキー溝23内にこのセキュリティキー50を挿入すれば、キー溝パターンは通常キー40と同一であり、シリンダ錠本体20における外周シリンダ21の内面に沿って内周シリンダ22の回動が可能になるとともに、ロックピン31が磁性材料から構成されているため、セキュリティキー50の挿入により、ロックピン31が磁力により出力軸24の軸孔242内に引き寄せられ、ロックピン31に設けた係合ピン313がフレーム32の係合溝部323から外れることになり、出力軸24がフリー状態となり、例えば図5で示すガラス開閉方向ばかりでなく、前枠開閉方向の回動が可能になり、このセキュリティキー50を使用することにより、前枠開閉、ガラス開閉の両方向の解錠が可能となる。
【0030】
このように、通常キー40によりガラスの開閉のみが可能となり、セキュリティキー50の使用によりガラス開閉、前枠開閉の両方向の解錠ができることから、遊戯場の遊戯台の施錠装置に本発明を適用すれば、セキュリティキー50を使用しない限り前枠開閉が行なえないため、不正なROM交換を未然に防止できる等、セキュリティ機能を高めることができるとともに、特に、錠はそのままでキーの交換のみで簡単に設定を変更できる構造となり、実用的である。更に、シリンダ錠本体20の出力軸24に対して施錠アーム25に互換性をもたせれば、広範囲な適用が可能である。
【0031】
また、セキュリティキー50のセキュリティ機能を高めるためには、図7に示すように、ロック機構30におけるロックピン31の先端側とセキュリティキー50の挿入端側に磁石のN極60、S極61を設定すれば、ロックピン31のロック解除操作をより確実に行なうことができる。
【0032】
以上説明した実施形態においては、磁石を埋設するか、磁化した材質によりセキュリティキー50を作製し、ロックピン31として磁性材料で構成して、セキュリティキー50によりロックピン31のロック解除を行なうとともに、ロックピン31のロック状態においては、フレーム32の係合溝部323の形状に相当するストロークだけの回動を可能にするというものであるが、係合溝部323の形状を適宜変更することにより、通常キー40での開閉仕様を適宜変更でき、また、遊戯場の遊戯台の施錠装置に替えてオフィスや住宅等の施錠装置に適用することもできる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る施錠装置によれば、キー溝パターンが同一の通常キーとセキュリティキーを差別化でき、セキュリティキーの使用により、通常キーでは施錠、解錠が制限されても、セキュリティキーによりフリーな状態で施錠、解錠が可能となるため、セキュリティ機能を高めることができるとともに、従来のソレノイド等の電気部品を使用しないため、耐衝撃性を高めることができるとともに、コンパクト化を可能とし、かつ造形上の制約もないなどの種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る施錠装置の一実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】 図1に示す施錠装置の分解斜視図である。
【図3】 図1に示す施錠装置における錠本体の背面図である。
【図4】 図1に示す施錠装置におけるロック機構のロック状態を示す一部切欠き断面図である。
【図5】 図1に示す施錠装置のロック状態における動作説明図である。
【図6】 図1に示す施錠装置におけるロック機構のロック解除状態を示す一部切欠き断面図である。
【図7】 図6に示す施錠装置の別の実施形態を示す一部切欠き断面図である。
【図8】 従来の解錠防止機能付き施錠装置の構成を示す概要図である。
【図9】 従来の解錠防止機能付き施錠装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 施錠装置
20 シリンダ錠本体
21 外周シリンダ
22 内周シリンダ
23 キー溝
24 出力軸
25 施錠アーム
30 ロック機構
31 ロックピン
313 係合ピン
32 フレーム
323 係合溝部
33 ハウジング
34 プレートカバー
35 押圧スプリング
40 通常キー
50 セキュリティキー

Claims (2)

  1. 所定のキー溝パターンを有するキーを内周シリンダ(22)のキー孔(23)内に挿入することにより、外周シリンダ(21)に対して内周シリンダ(22)と共に回動可能となる出力軸(24)と、出力軸(24)に対して半径方向に向けて取り付けられた施錠アーム(25)とを備えたシリンダ錠本体(20)と、
    上記シリンダ錠本体(20)の出力軸(24)の先端側に設けられ、上記出力軸(24)の回転角度範囲を規制するロック状態と規制を解除して出力軸の動作をフリーとするロック解除状態とを択一的に実現するロック機構(30)と、
    上記キー溝パターンを有する磁性を帯びさせていない通常キー(40)と、
    上記キー溝パターンを有する磁性を帯びさせたセキュリティキー(50)と、を有し、
    上記ロック機構(30)は、
    上記出力軸(24)の先端部に、出力軸に対して軸の延長線に沿って摺動自在、かつ出力軸と一体に回動可能に取り付けられ、その先端の偏心位置には係合部(313)が設けられ、さらに磁性材料からなるロックピン(31)と、
    上記ロックピン(31)の先端に対面するようにして設けられ、ロックピンの係合部(313)の回動軌跡に沿う係合溝(323)を有するフレーム(32)と、
    上記ロックピン(31)の係合部(313)が上記フレーム(32)の係合溝(323)に係合するように、ロックピン(31)をフレーム(32)の側へと常時付勢する押圧スプリング(35)と、を含み、
    それにより、上記通常キーをシリンダ錠本体のキー孔内に挿入するときには、上記係合部と係合溝との係合を維持することにより、ロック状態を実現して出力軸の回転角度範囲を規制する一方、上記セキュリティキーをシリンダ錠本体のキー孔内に挿入するときには、セキュリティキーの磁性吸引力により、押圧スプリングの付勢力に抗してロックピンを吸引して、上記係合部と係合溝との係合を解除することにより、ロック解除状態を実現して出力軸の動作をフリーとするようにした、ことを特徴とする施錠装置。
  2. 上記ロックピン(31)は、その後端部にN極又はS極としての磁極が生ずるように長手方向へと磁気分極されている、ことを特徴とする請求項1に記載の施錠装置。
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