JP3829724B2 - 記録媒体、記録方法および装置、再生装置および方法、ならびに、データ判別方法 - Google Patents

記録媒体、記録方法および装置、再生装置および方法、ならびに、データ判別方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンテンツデータが記録される記録媒体、このような記録媒体にデータを記録する記録方法および装置、このような記録媒体の再生を行う再装置および方法ならびに、データ判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD(Compact Disc )やCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の光ディスクは、取り扱いが容易で、製造コストも比較的安価なことから、データを保存しておくための記録媒体として、広く普及している。また、近年、データを追記録可能なCD−R(Compact Disc Recordable)ディスクや、データの再記録が可能なCD−RW(Compact Disc ReWritable)ディスクが登場してきており、このような光ディスクにデータを記録することも簡単に行えるようになってきてきる。このことから、CD−DAディスクや、CD−ROMディスク、CD−Rディスク、CD−RWディスク等、CD規格に準拠した光ディスクは、データ記録媒体の中核となってきている。更に、近年、MP3(MPEG1 Audio Layer-3 )やATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)3でオーディオデータを圧縮して、CD−ROMディスクやCD−Rディスク、CD−RWディスク等に記録することが行われている。
【0003】
ところが、CD−RディスクやCD−RW(Compact Disc ReWritable)ディスクの登場により、CDのディスクに記録されているデータは簡単にコピーできるようになってきている。このため、著作権の保護の問題が生じてきており、CDのディスクにコンテンツデータを記録する際に、コンテンツデータを保護するための対策を講じる必要性がある。
【0004】
CDのディスクに記録されているコンテンツデータを保護するための方法の1つとしては、コンテンツデータを暗号化してディスクに記録することがある。コンテンツデータを暗号化してディスクに記録しておけば、コンテンツのデータを復号するための鍵を取得しない限り、コンテンツのデータが復号できないことになり、コンテンツのデータの保護が図れる。また、コンテンツのデータの著作権保護に関する情報であるDRM(Digital Rights Management)データを入れておき、このDRMのデータにより、コンテンツのデータの再生、コピーを制限するようなシステムを構築することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、CDのシステムは、基本的には、再生専用の記録媒体としてスタートしたため、効果的な著作権保護を図ることは困難である。特に、既存のCD−RやCD−RWドライブでは、ディスクコピーの機能を持っているものがある。このようなドライブでは、1つのディスクのデータをそのまま他のディスクにコピーすることができる。このような機能を使うと、コンテンツデータを暗号化したり、DRMデータを記録したにもかかわらず、コンテンツデータがそのままコピーされてしまう危険性がある。
【0006】
このようなディスクコピーによるコンテンツデータの不正コピーに備えて、ディスクに記録されているデータがオリジナルのデータであるのかコピーされたデータであるのかを判別するための方法が要望されている。
【0007】
CD−ROMディスクに記録されているデータがオリジナルであるのかコピーであるのかを判別するための方法としては、例えば、CD−ROMのエラー訂正符号化の際の特性を利用したものがある。すなわち、CD−ROMでは、エラー訂正能力を増大させるために、CIRCによるエラー訂正符号化と共に、更に、エラー訂正化がなされている。このCD−ROM(CD−ROMモード1)のエラー訂正符号、シンクパターン、ヘッダ、スクランブル等を故意に破壊しておき、その有無を用いて、オリジナルのディスクであるか否かを判別する方法が知られている。
【0008】
ところが、現行のCD−RドライブやCD−RWドライブの中には、このようなエラーを発生するこができるものがあり、また、このような方法を実現してディスクコピーするためのアプリケーションソフトウェアも販売されているようである。したがって、この方法は、CDのディスクに記録されているデータがオリジナルであるのかコピーであるのかを判別するための方法としては、最早、役に立たなくなってきているようである。
【0009】
したがって、この発明の目的は、光ディスクに記録されているデータがオリジナルのデータであるのかコピーされたデータであるのかを確実に判別でき、ディスクに記録されるデータの著作権の保護が確実に図れるようにした記録媒体、記録方法および装置、再装置および方法ならびに、データ判別方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、エラー訂正符号によってエラー訂正符号化されたデータが記録される領域を有し、エラー訂正符号によって訂正処理を行ったときに訂正不能となるデータとエラー訂正符号による訂正処理を行ったときに訂正不能とならないデータとが所定のパターンで記録されており、訂正不能となるデータは、エラー訂正符号とは異なる更なるエラー訂正符号によってエラー訂正符号化されているデータであることを特徴とする記録媒体である。
【0011】
この発明は、エラー訂正符号によってエラー訂正符号化されたデータを記録媒体の記録領域に記録し、エラー訂正符号によって訂正処理を行ったときに訂正不能となるデータとエラー訂正符号による訂正処理を行ったときに訂正不能とならないデータとを所定のパターンで記録媒体の所定の位置に記録し、訂正不能となるデータは、エラー訂正符号とは異なる更なるエラー訂正符号によってエラー訂正符号化されているデータであることを特徴とする記録方法である。
【0012】
この発明は、記録媒体に記録を行う記録部と、入力されたデータに第1のエラー訂正符号によってエラー訂正符号化処理を施すエラー訂正符号化処理部と、エラー訂正符号化処理部からの出力データとの変調処理を施して記録部に出力する変調処理部と、第1のエラー訂正符号と第1のエラー訂正符号とは異なる第2のエラー訂正符号のいずれの符号によっても復号可能なデータを生成し、エラー訂正処理回路部に供給するデータ生成部とを備えた記録媒体の記録装置である。
【0013】
この発明は、記録媒体に記録されているデータを読み出すヘッド部と、ヘッド部からの出力信号に復調処理を施す復調処理部と、復調処理部からの出力データのエラー訂正処理を行うエラー訂正処理部と、エラー訂正処理部によるエラー訂正処理の結果、訂正不能なエラーとなるデータと訂正不能なエラーとならないデータのパターンが所定のパターンであるか否かによっ判別を行う判別部とを備え、訂正不能なエラーとなるデータは、エラー訂正処理の訂正符号とは異なる更なるエラー訂正符号によってエラー訂正符号化されているデータであることを特徴とする記録媒体の再生装置である。
【0014】
この発明は、記録媒体に記録されているデータを読み出し、読み出されたデータに復調処理を施し、復調処理されたデータにエラー訂正処理を施し、エラー訂正処理の結果、訂正不能なエラーとなるデータと訂正不能なエラーとならないデータのパターンが所定のパターンであるか否かによっ判別を行い、訂正不能なエラーとなるデータは、エラー訂正処理の訂正符号とは異なる更なるエラー訂正符号によってエラー訂正符号化されているデータであることを特徴とする記録媒体の再生方法である。
【0015】
この発明は、送信されてきたデータにエラー訂正処理を施し、エラー訂正処理の結果、訂正不能なエラーとなるデータと訂正不能なエラーとならないデータのパターンが所定のパターンであるか否かによって判別を行い、訂正不能なエラーとなるデータは、エラー訂正処理の訂正符号とは異なる更なるエラー訂正符号によってエラー訂正符号化されているデータであることを特徴とする判別方法である。
【0016】
この発明では、復号した結果エラーとなるデータとエラーとならないデータのパターンと、データ記録媒体中の第1のエラー訂正符号では本来訂正不能エラーとなるべきデータと第1のエラー訂正符号では本来訂正不能にならないべきデータのパターンとが一致しているか否かを判断し、再生しているデータ記録媒体がオリジナルのデータ記録媒体か否かを判定する。
【0017】
また、この発明では、所定のパターンにより情報を表現するようにしている。復号した結果エラーとなるデータとエラーとならないデータのパターンを再生して情報を得るようにする。
【0018】
データ記録媒体である光ディスクには、第1のエラー訂正符号であるCIRC4方式でエラー訂正符号化されたデータが記録されている。そして、光ディスクには、第2のエラー訂正符号であるCIRC7でデータがエラー訂正符号化される領域が設けられており、その中に、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータが所定の位置に所定のパターンで記録されている。CIRC4方式でも、CIRC7方式でも復号可能な形態のデータは、C1系列を単位として所定のデータが繰り返すものである。
【0019】
オリジナルの光ディスクなら、このような光ディスクをCIRC4方式のエラー訂正復号回路で復号すると、CIRC7でデータがエラー訂正符号化される領域では、訂正不能なエラーとなるが、その中でも、所定の位置に所定のパターンで記録されているCIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータの部分では、訂正不能なエラーとならない
【0020】
これに対して、このような光ディスクをCIRC4方式の復号回路で復号してディスクコピーすると、CIRC7方式でエラー訂正符号化される領域で訂正不能なエラーが発生するため、機器が止まり、コピー不可能になる。或いは、コピーできたとしても、データが書き変わってしまう。
【0021】
したがって、コピーされた光ディスクなら、このような光ディスクをCIRC4方式のエラー訂正復号回路で復号すると、オリジナルのディスクのように、所定の位置に所定のパターンで訂正不能なエラーが生じなくなる。
【0022】
したがって、第1のエラー訂正符号であるCIRC4方式でデータが記録された光ディスクの中で、第2のエラー訂正符号であるCIRC7方式でエラー訂正符号化された領域を再生し、再生されたデータをCIRC4方式で復号し、復号した結果エラーとなる位置と、オリジナルのディスクならエラーとなるパターンとが一致しているか否かを判断することで、再生しているディスクがオリジナルか否かを判定することができる。
【0023】
また、第2のエラー訂正符号であるCIRC7でデータがエラー訂正符号化される領域の中に、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータが所定の位置に所定のパターンで記録し、このパターンにより情報を記録しておく。このようにすると、第1のエラー訂正符号であるCIRC4方式でデータが記録された光ディスクの中で、第2のエラー訂正符号であるCIRC7方式でエラー訂正符号化された領域を再生し、再生されたデータをCIRC4方式で復号し、復号した結果エラーとなるパターンから、ディスクの識別情報等の情報を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。この実施形態は、記録媒体として、新規な光ディスクとしてのCD2ディスクが用いられる。CD2ディスクは、CDディスクとサイズ等の物理的規格が殆ど同一のものであり、現行のディスクドライブで、ディスク上の情報を光学的に読み取ることが可能なものである。
【0025】
CD2ディスク上には、暗号化されたコンテンツデータが記録されている。暗号化されたコンテンツデータは、一例として、CD−ROMフォーマットまたはCD−DAフォーマットのオーディオ、画像等のコンテンツデータを暗号化したものである。暗号化方法としては、DES(Data Encryption Standard)等を使用できる。更に、必要に応じてコンテンツデータは、ATRAC3(Adaptive TRansform Acoustic Coding 3) 、MP3(MPEG1 Audio Layer-3 ) 、AAC(MPEG2 Advanced Audio Coding )、TwinVQ等によって圧縮符号化されている。
【0026】
図1に示すように、この発明が適用された光ディスク1は、その直径が120mmとされており、その中央に孔2を有している。なお、光ディスク1としては、直径80mmの、所謂CDシングルと称されるものもある。
【0027】
光ディスク1には、再生専用のものと、追記可能なものと、再記録可能なものとがある。
【0028】
再生専用の光ディスク1では、記録層の部材としてアルミニウムが用いられている。再生専用の光ディスク1の場合には、情報が物理的なピットとして記録されており、通常、スタンパを用いてディスクが生産されている。
【0029】
追記可能な光ディスク1は、記録層にフタロシアニンやシアニン等の有機色素が用いられる。追記可能な光ディスクでは、書き込み時には、レーザーでディスク上の有機色素が昇温される。これにより、有機色相が熱変形される。
【0030】
再記録可能な光ディスク1は記録層に相変化材料が用いられる。相変化材料は、Ag−In−Sb−Te(銀−インジウム−アンチモン−テルル)の合金が用いられる。このような物質は、結晶相とアモルファス相(非結晶)を持つ。光ビーム強度が強いときは、相変化記録膜が融点以上に昇温された後に急速に冷却され、相変化記録膜はアモルファス状態となる。また光ビーム強度が比較的弱いときは、相変化記録膜は結晶化温度付近まで昇温された後、徐々に冷却され、結晶状態となる。
【0031】
図1及び図2に示すように、光ディスク1の最内周には、第1のリードイン領域LI1が設けられ、その外周に、第1のプログラム領域PA1が設けられ、第1のプログラム領域PA1の外側に、第1のリードアウト領域LO1が設けられる。第1のプログラム領域PA1には、CD−DAと同様の記録形態で、オーディオデータが記録される。この第1のプログラム領域PA1のデータは、CD−DAと同様の記録形態であると共に、暗号化されていないので、通常の音楽再生用のプレーヤで再生することが可能である。
【0032】
第1のリードアウト領域LO1の外側に、第2のリードイン領域LI2が設けられ、その外周に、第2のプログラム領域PA2が設けられ、第2のプログラム領域PA2の外側に、第2のリードアウト領域LO2が設けられる。第2のプログラム領域PA2には、コンテンツデータとして、例えばATRAC3で圧縮されたオーディオデータが暗号化されて記録される。
【0033】
更に、第2のプログラム領域PA2は、エラー訂正符号化方式の異なる2つの領域AR1とAR2とに分けられている。領域AR1のデータには、通常のCD−DAディスクやCD−ROMディスクと同様のエラー訂正符号化方式(以下、CIRC4方式と称する)で、データがエラー訂正符号化されて記録されている。領域AR2のデータには、倍密度のCDディスクで採用が予定されているエラー訂正符号化方式(以下、CIRC7方式と称する)でデータがエラー訂正符号化されて記録されていると共に、その中に、CIRC4方式でも復号可能なデータのパターンが含められる。
【0034】
なお、プログラム領域領域AR1については、CD−DAとの互換性を図ることから、CIRC4方式でデータがエラー訂正符号化される。
【0035】
この発明が適用された光ディスク1では、上述のように、第2のプログラム領域PA2は、エラー訂正符号化方式の異なる2つの領域AR1及びAR2に分けられている。そして、領域AR1には、CIRC4方式でデータがエラー訂正符号化されて記録されており、領域AR2には、CIRC7方式でデータがエラー訂正符号化されて記録されていると共にCIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータのパターンが含められる。
【0036】
エラー訂正符号は、本来、バーストエラーやランダムエラーの検出、訂正処理をするために付加されている。しかしながら、この発明が適用された光ディスク1では、後に説明するように、CIRC4方式やCIRC7方式のエラー訂正符号の性質を利用することにより、領域AR2のエラー訂正処理をすることで、光ディスク1に記録されているデータがオリジナルのデータであるのかコピーされたデータであるのかを判別できるようにしている。
【0037】
次に、CRIC4方式のエラー訂正符号とCIRC7方式のエラー訂正符号について説明する。
【0038】
CDでは、エラー訂正符号化方式として、C1系列(垂直方向)とC2系列(斜め方向)とに2重にエラー訂正符号化処理を行うCIRCが採用されている。そして、エラー訂正符号化されたデータは、1フレームを単位として、EFM変調されて記録される。
【0039】
図3は、EFM変調される前のCDのデータ構造の1フレームを示すものである。
【0040】
1フレームは、図3に示すように、オーディオデータを16ビットでサンプリングした場合に、L(左)、R(右)各6サンプル分に相当する24シンボル(1シンボルは16ビットを2分割してなる8ビット)のデータビットと、4シンボルのQパリティと、4シンボルのPパリティと、1シンボルのサブコードとからなる。ディスク上に記録される1フレームのデータは、EFM変調により、8ビットが14ビットに変換されると共に直流分抑圧ビットが付加され、フレームシンクが付加される。
【0041】
したがって、ディスク上に記録される1フレームは、
フレームシンク 24チャンネルビット
データビット 14×24=336チャンネルビット
サブコード 14チャンネルビット
パリティ 14×8=112チャンネルビット
マージンビット 3×34=102チャンネルビット
からなる。したがって、1フレームの総チャンネルビット数が588チャンネルビットである。
【0042】
各フレームの1シンボルのサブコードは、P〜Wの8チャンネルの各チャンネルの1ビットとを含む。図4に示すように、サブコードの完結する周期(98フレーム)のデータによって1セクタが構成される。なお、98フレームの先頭の2フレームのサブコードは、サブコードフレームシンクS0 、S1 である。CD−ROM等で光ディスクのデータを記録する場合には、サブコードの完結する単位である98フレーム(2,352バイト)が1セクタとされる。
【0043】
図5及び図6は、CIRC方式の符号化の流れに沿って表されたブロック図である。なお、CIRCの符号化/復号化の説明では、理解の容易のために、オーディオデータの符号化を対象とする。
【0044】
オーディオ信号の1ワードが上位8ビットと下位8ビットとに分割されてなる24シンボル(W12n,A,W12n,B,・・・,W12n+11, A,W12n+11, B)(上位8ビットがA、下位8ビットがBで示されている)が2シンボル遅延/スクランブル回路11に供給される。2シンボル遅延は、偶数ワードのデータL6n, R6n, L6n+2, R6n+2, ・・・に対して実行され、C2符号器12で該当する系列が全てエラーとなった場合でも、補間ができるようにされている。スクランブルは、最大のバーストエラー補間長が得られるように施されている。
【0045】
2シンボル遅延/スクランブル回路11からの出力がC2符号器12に供給される。C2符号器12は、GF(2 )上の(28,24,5)リード・ソロモン符号の符号化を行い、4シンボルのQパリティQ12n,Q12n+1,Q12n+2,Q12n+3 が発生する。
【0046】
C2符号器12の出力の28シンボルがインターリーブ回路13に供給される。インターリーブ回路13は、単位遅延量をDとすると、0、D、2D、・・・と等差的に変化する遅延量を各シンボルに与えることによって、シンボルの第1の配列を第2の配列へ変更するものである。
【0047】
インターリーブ回路13の出力がC1符号器14に供給される。GF(2 )上の(32,28,5)リード・ソロモン符号がC1符号として使用される。C1符号器14から4シンボルのPパリティP12n,P12n+1,P12n+2,P12n+3 が発生する。C1符号、C2符号の最小距離は、共に5である。したがって、2シンボルエラーの訂正、4シンボルエラーの消失訂正(エラーシンボルの位置が分かっている場合)が可能である。
【0048】
C1符号器14からの32シンボルが1シンボル遅延回路15に供給される。1シンボル遅延回路15は、隣接するシンボルを離すことにより、シンボルとシンボルの境界にまたがるエラーにより2シンボルエラーが生じることを防止するためである。また、Qパリティがインバータによって反転されているが、これは、データおよびパリティが全て零になったときでも、エラーを検出できるようにするためである。
【0049】
CIRC4方式の場合とCIRC7方式の場合とでは、インターリーブ回路13の単位遅延量Dが異なっている。このインターリーブ回路13によって、バーストエラーが分散される。
【0050】
すなわち、CIRC4方式の場合には、D=4フレームとされ、隣接するシンボルが4フレームずつ離されている。このように、D=4フレームとされたCIRC4方式は、現行のCD−DAで採用されている。CIRC4方式の場合には、最大遅延量が27D(=108フレーム)となり、総インターリーブ長が109フレームとなる。
【0051】
CIRC7方式の場合には、D=7フレームとされ、隣接するシンボルが7フレームずつ離されている。このように、D=7フレームとされたCIRC7方式は、倍密度方式のCD−DAでの採用が検討されている。CIRC7方式の場合には、最大遅延量が27D(=189フレーム)となり、総インターリーブ長が190フレームとなる。
【0052】
図7及び図8は、復号化の流れに沿って表されたブロック図である。復号化の処理は、上述した符号化の処理と逆の順序でなされる。
【0053】
まず、EFM復調回路からの再生データが1シンボル遅延回路21に供給される。符号化側の1シンボル遅延回路15で与えられた遅延がこの回路21においてキャンセルされる。
【0054】
1シンボル遅延回路21からの32シンボルがC1復号器22に供給される。C1復号器22の出力がデインターリーブ回路23に供給される。デインターリーブ回路23は、インターリーブ回路13により与えられた遅延量をキャンセルするように、28シンボルに対して27D、26D、・・・、D、0の等差的に変化する遅延量を与える。
【0055】
デインターリーブ回路23の単位遅延量は、CIRC4方式の場合には、D=4フレームとされ、CIRC7方式の場合には、D=7フレームとされる。
【0056】
デインターリーブ回路23の出力がC2復号器24に供給され、C2符号の復号がなされる。C2復号器24の24シンボルの出力が2シンボル遅延/ディスクランブル回路25に供給される。この回路25から24シンボルの復号データが得られる。
【0057】
C1復号器22およびC2復号器24からのエラーフラグから補間フラグ生成回路26にて補間フラグが生成される。この補間フラグによりエラーであることが示されるデータが補間される。
【0058】
このように、CIRCでは、垂直方向にC1系列でエラー訂正符号化が行われると共に、斜め方向にC2系列でエラー訂正符号化が行われ、2重にエラー訂正符号化が行われている。CIRC4方式とCIRC7方式とでは、インターリーブ長が異なっている。
【0059】
CIRC4方式の場合には、図9に示すように、単位遅延量Dが(D=4)であり、総インターリーブ長が109(=108+1)フレームであり、1ブロックより少し大きくなる。CIRC7方式の場合には、図10に示すように、単位遅延量Dが(D=7)であり、総インターリーブ長が190(=189+1)フレームとなり、2ブロックより少し小さくなる。
【0060】
総インターリーブ長は、ディスク上に付着した指紋、ディスクの傷等によって多数のデータが連続的に誤る、バーストエラーに対する訂正能力を規定するものとなり、それが長いほどバーストエラー訂正の能力が高い。倍密度CDでは、バーストエラーに対する訂正能力を上げることが要望されている。このため、倍密度CDでは、CIRC7方式のエラー訂正符号を採用して、バーストエラーに対する訂正能力を向上させることが考えられている。
【0061】
上述のように、この発明が適用された光ディスク1では、領域AR2には、CIRC7方式でデータがエラー訂正符号化されて記録されていると共にCIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータのパターンが含められる。このCIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータについて説明する。
【0062】
上述のように、CIRC4方式とCIRC7方式とでは、インターリーブ長が異なっているので、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータを、CIRC4方式の復号器で復号することはできない。また、その反対に、CIRC4方式でエラー訂正符号化されたデータを、CIRC7方式の復号器で復号することはできない。
【0063】
ところが、ある特定の配列のデータの場合には、CIRC4方式のデコーダでも、CIRC7方式のデコーダでも、復号することができる。
【0064】
図11は、CIRC4方式の復号器でもCIRC7方式の復号器でも復号できるデータ配列を説明したものである。図11に示すデータ配列では、データを二次元配列したときに、垂直方向を単位として、すなわちC1系列を単位として、所定のデータが繰り返すようなデータが配列されている。この例では、垂直方向のデータには、a1、a2、a3,a4を1つの単位として、データが繰り返されている。
【0065】
このようなデータ配列では、水平方向には、全て同じデータが並ぶことになる。すなわち、図11に示すように、水平方向の1行目のデータは全てa1であり、2行目のデータは全てa2であり、3行目のデータは全てa3であり、4行目のデータは全てa4であり、水平方向には、全て同じデータが並ぶ。
【0066】
このようなデータ配列とした場合には、C1系列については勿論であるが、C2系列についても、CIRC4方式とCIRC7方式とでは、同様になる。すなわち、図11の例では、総インターリーブ長(すなわち、斜め方向の角度)にかかわらず、C2系列のパリティは、常に、a1、a2、a3,a4により形成される。
【0067】
したがって、このような配列のデータとなっている場合には、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータをCIRC4方式の復号器で復号することもできるし、CIRC4方式でエラー訂正符号化されたデータをCIRC7方式の復号器で復号することもできる。
【0068】
このように、CIRC4方式とCIRC7方式とでは、インターリーブ長が異なるので、通常のデータでは、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータをCIRC4方式の復号器で復号したり、CIRC4方式でエラー訂正符号化されたデータをCIRC7方式の復号器で復号することはできないが、上述のように、垂直方向で所定のデータを繰り返すような配列とすると、CIRC7方式の復号器でもCIRC4方式の復号器でも復号できるようになる。
【0069】
この発明が適用された光ディスクは、このようなCIRC7方式の復号器でもCIRC4方式の復号器でも復号できるようなデータの性質を利用して、ディスクに記録されたデータがオリジナルであるのか、コピーされたデータであるのかを判別するようにしている。このことについて、以下に説明する。
【0070】
図12は、図1及び図2に示した光ディスク1において、第2のプログラム領域PA2の領域AR2の構成を示したものである。
【0071】
前述したように、この領域AR2は、CIRC7方式でエラー訂正符号化がなされていると共に、CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータパターンが含められる。図12において、部分BA1、BA2、BA3、…がCIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータが記録されている部分であり、他の部分は、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータが記録されている。図中、丸印はCIRC4方式でエラー訂正復号化してエラーにならないことを示し、バツ印は訂正不能のエラーになることを示している。CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータは、具体的には、図11に示したように、垂直方向(C1系列)を単位として所定のデータが繰り返されるように配列されるデータである。
【0072】
この発明が適用された光ディスク1では、このように、CIRC7方式でエラー訂正符号化がなされていると共に、CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータが所定の位置に所定のパターンで含められる領域AR2が設けられる。これにより、オリジナルのディスクかコピーされたディスクかを識別することができる。
【0073】
つまり、図13は、オリジナルの光ディスク1Aから光ディスク1Bにデータをディスクコピーする場合の処理の概要を示すものである。
【0074】
図13において、オリジナルの光ディスク1Aは、この発明が適用された光ディスクであり、この光ディスク1Aの領域AR2には、図12に示したように、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータが記録されており、その中の所定の位置に所定のパターンで、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号できるデータの部分BA1、BA2、BA3、…が含まれている。
【0075】
再生装置31には、このようなオリジナルの光ディスク1Aが装着され、光ディスク1Aのデータが読み出される。通常のCD−DAやCD−ROM、CD−R、CD−RWのディスクでは、CIRC4方式のエラー訂正符号化方式が用いられており、通常の通常のCD−DAやCD−ROM、CD−R、CD−RWの再生を行う再生装置31には、CIRC4方式のエラー訂正処理を行うエラー訂正復号回路33が設けられている。
【0076】
再生装置31に装着されたオリジナルの光ディスク1Aのデータは、CIRC4方式のエラー訂正処理を行うエラー訂正復号回路33で、エラー訂正処理される。
【0077】
オリジナルの光ディスク1Aには、図12に示したように、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータが記録されている領域AR2が設けられている。この領域AR2の再生データに対して、エラー訂正復号回路33でエラー訂正処理を行うと、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号できるデータが記録されている部分BA1、BA2、BA3、…を除いて、殆どが訂正不能なエラーとなる。
【0078】
殆どが訂正不能なエラーとなった場合の処理は、機器によって異なるが、通常、訂正不能なエラーが発生すると、補間データで埋められる。或いは、異常があるとして、そこで再生動作が停止される。異常が発生したとして再生動作が停止されれば、光ディスク1Aのコピーは防げるが、ここでは、補間データで埋められたとする。
【0079】
再生装置31で再生された光ディスク1Aの再生データは、記録装置32に送られる。再生装置31側で訂正不能なエラーが発生したら補間データで埋められる処理がなされているとすると、再生装置31から出力されるデータのうち、領域AR2に相当するデータは、殆ど補間データで埋められたものとなる。
【0080】
記録装置32には、光ディスク1Bが装着される。また、記録装置32には、CIRC4方式のエラー訂正符号化処理を行うためのエラー訂正符号化回路34が設けられている。
【0081】
記録装置32に入力されたデータは、CIRC4方式のエラー訂正符号化回路34に供給される。エラー訂正符号化回路34で、入力データに対して、CIRC4方式でエラー訂正符号化処理が行われる。このようにCIRC4方式でエラー訂正符号化処理されたデータが光ディスク1Bに記録される。
【0082】
前述したように、再生装置31から出力されるデータのうち、領域AR2に相当するデータは、殆ど補間データで埋められたものとなる。CIRC4方式のエラー訂正符号化回路34では、このような補間データに対して、CIRC4方式のエラー訂正符号を付加することになる。
【0083】
その結果、オリジナルの光ディスク1Aの領域AR2には、図14Aに示すように、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータが記録されており、その中の所定の位置に所定のパターンで、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号できるデータ部分BA1、BA2、BA3、…が含まれているのに対して、コピーされた光ディスク1Bの領域AR2には、図14Bに示すように、CIRC4方式でエラー訂正符号化された補間データが記録されるようになる。
【0084】
図14Aと図14Bとを比較すれば分かるように、オリジナルの光ディスク1Aの場合には、領域AR2に、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータ中に、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号できるデータ部分BA1、BA2、BA3、…が、所定の位置に所定のパターンで存在している。これに対して、コピーされた光ディスク1Bの場合には、CIRC4方式でエラー訂正されることになり、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号できるデータ部分BA1、BA2、BA3、…がはっきりしなくなる。
【0085】
したがって、光ディスク1の領域AR2に、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号できるデータ部分BA1、BA2、BA3、…が所定の位置に所定のパターンで存在し、それ以外の所がエラーになるか否かを判断すれば、オリジナルの光ディスクであるか否かを判断できる。
【0086】
つまり、光ディスク1の領域AR2の再生データをCIRC4方式でエラー訂正復号化すると、オリジナルの光ディスク1Aでは、所定の位置に所定のパターンで存在しているCIRC4方式でもCIRC7方式でも復号できるデータ部分BA1、BA2、BA3、…でエラー無しとなり、他の部分で、訂正不能なエラーとなる。これに対して、コピーされた光ディスク1Bの場合には、領域AR2がCIRC4方式でエラー訂正符号化処理されたデータに変わるため、殆どエラー無しという結果になる。
【0087】
勿論、他の何某かの処理が行われたり、或いは、ディスクが損傷されていて、領域AR2にエラーが生じるような結果もあるかもしれない。しかしながら、何れにしろ、領域AR2の再生データから、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号できるデータ部分BA1、BA2、BA3、…が検出できなければ、問題のあるディスクと判断できる。
【0088】
このように、領域AR2にCIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータを記録しておき、その中に、CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータを所定の位置に所定のパターンで含めておくこと、領域AR2のエラー訂正処理の結果から、オリジナルのディスクかコピーされたディスクかを判別することができる。
【0089】
図15は、上述のような光ディスク1を作成するための記録装置の構成を示すものである。図15において、入力端子51に、図1に示す光ディスク1におけるプログラム領域PA1に記録すべきディジタルオーディオデータが供給される。
【0090】
入力端子52に、プログラム領域PA2に記録すべきコンテンツデータとして、例えばATRAC3で圧縮されたオーディオデータが供給される。
【0091】
入力端子55には、領域AR2に記録すべきデータが供給される。入力端子55には、専用のドライブでのみ再生可能なデータを供給することが考えられるが、どのようなデータであっても良い。
【0092】
データ発生回路56からは、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータが発生される。CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータは、データをエラー訂正処理のために2次元配列したときに、垂直方向(C1系列)を単位として所定のデータが繰り返すような配置のものである。
【0093】
光ディスク1のプログラム領域PA1に、ディジタルオーディオデータを記録する場合には、入力端子51からのオーディオデータがCIRC4のエラー訂正符号化回路54に供給される。
【0094】
また、光ディスク1のプログラム領域PA2の領域AR1に、例えばATRAC3で圧縮されたオーディオデータをコンテンツデータとして記録する場合には、入力端子52からの圧縮されたオーディオデータが暗号化回路53に供給される。暗号化回路53で、このオーディオデータが暗号化される。暗号化回路53の出力がCIRC4のエラー訂正符号化回路54に供給される。
【0095】
CIRC4のエラー訂正符号化回路54は、C1系列(垂直方向)とC2系列(斜め方向)とに2重にエラー訂正符号化処理を行うものである。CIRC4方式の場合には、遅延の単位Dは(D=4フレーム)とされ、最大遅延量が27D(=108フレーム)となる。
【0096】
また、入力端子55からは、領域AR2に記録するデータが供給される。入力端子55からのデータがスイッチ回路57の端子57Aに供給される。また、データ発生回路56からは、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータが発生される。このデータ発生回路56の出力がスイッチ回路57の端子57Bに供給される。スイッチ回路57は、予め決められた所定のタイミングで切り換えられる。このスイッチ回路57の出力がCIRC7のエラー訂正符号化回路58に供給される。
【0097】
CIRC7のエラー訂正符号化回路58は、C1系列(垂直方向)とC2系列(斜め方向)とに2重にエラー訂正符号化処理を行うものである。CIRC7方式の場合には、遅延の単位Dは(D=7フレーム)とされ、最大遅延量が27D(=189フレーム)となる。
【0098】
プログラム領域PA2において、領域AR1にデータを記録する場合には、CIRC4方式でエラー訂正符号化されたコンテンツデータが、CIRC4方式のエラー訂正符号化回路54から、サブコード付加回路59に供給される。
【0099】
領域AR2にCIRC7で訂正符号化されたデータを記録する場合には、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータが、CIRC7方式エラー訂正符号化回路58から、サブコード付加回路59に供給される。なお、スイッチ回路57を予め決められた所定のタイミングで切り換えることで、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータ中には、所定の位置に所定のパターンで、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータが含められる。
【0100】
サブコード付加回路59で、1フレームのデータにサブコードと、フレーム同期信号がが付加される。サブコード付加回路59の出力が変調回路60に供給される。変調回路60で、記録データがEFM変調される。
【0101】
光ディスク1は、ターンテーブルに載せられてスピンドルモータ61によって回転される。スピンドルモータ61は、サーボ制御回路62の制御の基で、スピンドル制御回路63により、一定線速度(CLV)或いは一定角速度(CAV)で回転駆動をされる。
【0102】
サーボ制御回路62は、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号、および、システムコントローラ68からの動作指令に基づき、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サーボドライブ信号を生成し、二軸制御回路64、スレッド制御回路65、スピンドル制御回路63へと出力する。
【0103】
光学ピックアップ66は、光ディスク1の信号面に半導体レーザの光ビームを集光しつつ、光ディスク1上に同心円状或いはスパイラル状に形成されたトラックをトレースさせるための機構である。光学ピックアップ66からのレーザビームは、二軸機構によって、フォーカス方向及びトラッキング方向に移動を可能とされている。二軸機構は、サーボ制御回路62の制御の基で、二軸制御回路64により制御される。光学ピックアップ66全体は、スレッド機構67により、ディスクの半径方向に移動可能とされている。スレッド機構67の移動は、サーボ制御回路62の制御の基で、スレッド制御回路65により制御される。
【0104】
変調回路60の出力が光学ピックアップ66に供給される。光学ピックアップ66からは、変調回路60の出力に応じて発光用波形が変調されたレーザー光が出力される。このレーザー光が光ディスク1の記録面に照射され、光ディスク1上に情報が記録される。
【0105】
図16は、再生装置の一例を示すものである。図16において、光ディスク1は、ターンテーブルに載せられてスピンドルモータ71によって回転される。スピンドルモータ71は、サーボ制御回路73の制御の基で、スピンドル制御回路72により、一定線速度(CLV)或いは一定角速度(CAV)で回転駆動をされる。
【0106】
サーボ制御回路73は、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号、および、システムコントローラ87からの動作指令に基づき、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サーボドライブ信号を生成し、二軸制御回路74、スレッド制御回路75、スピンドル制御回路72へと出力している。光学ピックアップ77は、光ディスク1の信号面に半導体レーザの光ビームを集光しつつ、光ディスク1上に同心円状或いはスパイラル状に形成されたトラックをトレースさせるための機構である。光学ピックアップ77全体は、スレッド機構78により移動される。
【0107】
光学ピックアップ77の出力は、RFアンプ79を介して、復調回路80に供給される。復調回路80は、EFMの復調を行うものである。復調回路80の出力がサブコード抽出回路81に供給される。サブコード抽出回路81で、サブコードデータが抽出される。サブコード抽出回路81の出力がエラー訂正復号化回路82に供給される。エラー訂正復号化回路82は、CIRC4方式のエラー訂正処理を行うものである。
【0108】
光ディスク1のプログラム領域PA1のCD−DAデータを再生する場合には、光学ピックアップ77がプログラム領域PA1にアクセスされ、光学ピックアップ77で、プログラム領域PA1の部分が再生される。この再生出力がRFアンプ79、復調回路80、サブコード抽出回路81を介して、エラー訂正復号化回路82に供給される。
【0109】
エラー訂正復号化回路82でCIRC4のエラー訂正処理が行われ、エラー訂正復号化回路82からは、オーディオデータが出力される。このオーディオデータが出力端子84から出力される。
【0110】
光ディスク1のプログラム領域PA2のコンテンツデータを再生する場合には、光学ピックアップ77がプログラム領域PA2にアクセスされ、光学ピックアップ77で、プログラム領域PA2の部分が再生される。この再生出力がRFアンプ79、復調回路80、サブコード抽出回路81を介して、エラー訂正復号化回路82に供給される。
【0111】
エラー訂正復号化回路82でCIRC4のエラー訂正処理が行われ、エラー訂正復号化回路82からは、例えば、ATRAC3で圧縮されたオーディオデータが暗号化されて出力される。エラー訂正復号化回路82の出力が暗号復号化回路83に供給される。暗号復号化回路83で、暗号の復号化処理が行われる。暗号復号化回路83の出力が出力端子85から出力される。
【0112】
光ディスク1の領域AR2には、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータが記録されており、このデータ中には、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータが所定の位置に所定ので含められる。
【0113】
光ディスク1がオリジナルのディスクであるかコピーされたディスクであるかを判断する場合には、光学ピックアップ77が光ディスク1の領域AR2にアクセスされ、この領域AR2の再生データがエラー訂正復号化回路82に供給される。エラー訂正復号化回路82で、領域AR2の再生データに対して、CIRC4方式でエラー訂正処理が行われる。このエラー訂正処理の結果が判断回路86に供給される。
【0114】
判断回路86で、訂正不能なエラーのパターンが判断される。この判断回路86の出力がシステムコントローラ87に送られ、システムコントローラ87で、光ディスク1がオリジナルのディスクであるかコピーされたディスクであるかが判断される。この判断結果が表示回路88に表示される。
【0115】
すなわち、図17は、光ディスク1がオリジナルのディスクであるかコピーされたディスクであるかを判断する場合の処理を示すフローチャートである。
【0116】
図17において、所定位置のデータ、すなわち領域AR2の部分のデータが読み込まれる(ステップS1)。読み込まれた部分が訂正不能のエラーが発生する部分か否かが判断される(ステップS2)。
【0117】
ステップS2で、読み込まれた部分が訂正不能のエラーが発生する部分であると判断されたときには、CIRC4方式でエラー訂正処理を行った結果、訂正不能なエラーになっているか否かが判断される(ステップS3)。
【0118】
ステップS2で読み込まれた部分が訂正不能のエラーが発生する部分であると判断され、ステップS3でCIRC4方式でエラー訂正処理を行った結果が訂正不能なエラーになっていると判断されたときには、他にチェックすべき部分があるか否かが判断され(ステップS4)、他にチェックすべき部分があれば、ステップS1にリターンされる。
【0119】
ステップS2で読み込まれた部分が訂正不能のエラーが発生する部分であると判断されたが、ステップS3でCIRC4方式でエラー訂正処理を行った結果が訂正不能なエラーになっていないと判断されたときには、オリジナルのディスクではないと判断される(ステップS5)。
【0120】
ステップS2で、読み込まれた部分が訂正不能のエラーが発生する部分ではない、すなわち、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータの部分であると判断されたときには、CIRC4方式でエラー訂正処理を行った結果、訂正不能なエラーになっているか否かが判断される(ステップS6)。
【0121】
ステップS2で読み込まれた部分が訂正不能のエラーが発生する部分ではないと判断され、ステップS6でCIRC4方式でエラー訂正処理を行った結果が訂正不能なエラーになっていないと判断されたときには、他にチェックすべき部分があるか否かが判断され(ステップS4)、他にチェックすべき部分があれば、ステップS1にリターンされる。
【0122】
ステップS2で読み込まれた部分が訂正不能のエラーが発生する部分であると判断されたが、ステップS7でCIRC4方式でエラー訂正処理を行った結果が訂正不能なエラーになっていると判断されたときには、傷等によるエラーの可能性があるか否かが調べられ(ステップS7)、傷等によるエラーの可能性がないときには、オリジナルのディスクではないと判断される(ステップS5)。例えば、エラーが連続して数100バイト発生したような場合には、傷などにより作られたエラーであると判断できる。ステップS8で、傷等によるエラーの可能性があると判断されたときには、ステップS4で、他にチェックすべき場所があるか否かが判断される。
【0123】
ステップS4で、他にチェックすべき場所があるか否かが判断され、他にチェックすべき場所があれば、ステップS1にリターンされ、上述の処理が繰り返される。チェックすべき場所の処理がすべて終わった結果、ステップS4に行ったら、オリジナルのディスクであると判断される(ステップS8)。
【0124】
なお、オリジナルのディスクではないと判定されたときには、例えば、その旨を表示することが考えられる。また、オリジナルでないときには、再生禁止とすることが考えられる。更に、オリジナルでないときには、ディスクをエジェクトすることが考えられる。
【0125】
以上説明したように、この発明が適用された光ディスクには、CIRC7でエラー訂正符号化されたデータが記録されている領域AR2に、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータを、所定の位置に、所定のパターンで記録するようにしている。このような光ディスクでは、CIRC4方式のエラー訂正復号化処理の結果と、オリジナルディスクでエラーとなるべき位置とエラーにならない位置とを対比させることで、オリジナルのディスクであるか否かを判断することができる。
【0126】
なお、上述の例では、ディスクとして、図1及び図2に示したように、内周の領域と外周の領域とが分かれており、一方にCD−DAのデータを記録し、他方に圧縮されたオーディオデータを暗号化して記録する2セッションのCD2のディスクとしたが、図18に示すように、1セッションの光ディスクとしても良いことは勿論である。
【0127】
図18の例では、光ディスクの最内周には、第1のリードイン領域LIが設けられ、その外周に、プログラム領域PAが設けられ、プログラム領域PAの外側に、リードアウト領域LOが設けられる。プログラム領域は領域AR11と領域AR12とに分けられており、領域AR11には、データがCIRC4方式のエラー訂正符号によりエラー訂正符号化されて記録される。領域AR12には、データがCIRC7方式によりエラー訂正符号化されて記録されており、その中には、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータパターンが含められている。このようなディスクでは、領域AR12のエラーパターンから、オリジナルのディスクかコピーされたディスクかを判断できる。
【0128】
また、上述の例では、CIRC4方式とCIRC7方式とで復号可能なデータとして説明してきたが、垂直方向(C1系列)を単位として所定のデータが繰り返すような配置としたものは、同一の符号化構造なら、どのようなインターリーブ長でも、復号可能である。
【0129】
更に、複数のエラー訂正方式で復号可能なデータは、CIRCのみならず、2系列にエラー訂正符号化するような他の符号化方式にも拡張して考えることができる。例えば、水平方向と垂直方向とに符号化を行う積符号の場合にも、CIRCの場合と同様に、複数の符号化方式でも復号できるデータが考えられる。
【0130】
上述の例では、領域AR2にCIRC7方式でエラー訂正符号化したデータを記録し、この領域AR2中に、CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータのパターンを含めるようにして、オリジナルのディスクかコピーされたディスクかを判断するようにしているが、このパターンで、情報を表現することもできる。
【0131】
例えば、ディスクに固有の識別情報を付加することが考えられる。ディスクに固有の識別情報を付加するようにすれば、そのディスクの製造情報や出荷状況を管理していくことができる。また、この識別情報を利用して、バージョンアップの管理を行ったりすることが考えられる。勿論、各ディスク毎に固有の識別情報を付加することが考えられるが、スタンパを使って生産される再生専用のディスクの場合には、そのスタンパ毎に固有の識別情報としても良い。
【0132】
このようなディスクに固有の識別情報を付加するようにした場合、ディスクの識別情報がコピーされてしまうことがないようにする必要がある。
【0133】
そこで、 上述のCIRC7方式の領域AR2に含められているCIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータのパターンで、例えば、ディスクの識別情報を表現することが考えられる。
【0134】
すなわち、図12に示したように、領域AR2では、部分BA1、BA2、BA3,…がCIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータが記録されている部分であり、他の部分は、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータが記録されている。この領域AR2を、再生時に、CIRC4方式でエラー訂正復号化すると、図12に示すように、部分BA1、BA2、BA3,…が訂正不能なエラーにならない部分となり、他の部分が訂正不能なエラーになる部分となる。
【0135】
CIRC7方式の領域AR2中に、CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータのパターンを設けて情報を表現する場合には、例えば、図19に示すように、部分BA1、BA2、BA3,…(CIRC4で訂正不能なエラーにならない部分)を例えば「1」の情報とし、他の部分(CIRC4で訂正不能なエラーにならない部分)を例えば「0」の情報とし、このパターンの組み合わせにより、情報を表現する。勿論、CIRC4で訂正不能なエラーにならない部分を例えば「0」の情報とし、CIRC4で訂正不能なエラーにならない部分を例えば「1」の情報としても良い。このパターンの組み合わせにより、情報を表現する。
【0136】
このようにすると、再生時に、CIRC4方式でエラー訂正復号化すると、部分BA1、BA2、BA3,…が「1」となり、他の部分が「0」となる。これにより、情報がデコードできる。
【0137】
このCIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータのパターンは、前述したように、コピーされると崩れてしまうことになる。したがって、CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータのパターンにより表現される情報は、例えば、ディスクの識別情報として用いて好適である。
【0138】
勿論、CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータのパターンにより表現される情報は、ディスクの識別情報に限られるものではない。特に、コピーされることを禁止するような情報を記録する場合には、非常に有用である。
【0139】
上述の例では、CIRC7方式の領域AR2中に、CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータのパターンを含め、このCIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータのパターンで情報を表現し、CIRC4方式で訂正不能なエラーとならない部分に、CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータを記録している。CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータとすると、前述したように、CIRC7方式のデータ中に、CIRC4方式で復号したときに訂正不能なエラーとならない部分を容易に形成できる。
【0140】
勿論、CIRC7方式でもCIRC4方式でも復号可能なデータを使わず、CIRC7方式でエラー訂正符号化されたデータと、CIRC4方式でエラー訂正符号化されたデータとを、所定のパターンで記録し、このパターンで情報を表現するようにしても良い。
【0141】
なお、上述の例では、オリジナルのコンテンツデータがディスクに記録されており、このオリジナルのコンテンツデータが記録されたディスクがコピーされた場合について説明したが、この発明は、オリジナルのコンテンツデータをコンピュータネットワークを使って配信するような場合にも適用できる。
【0142】
すなわち、ネットワークを使って送られてくる音楽データをCIRC4方式でエラー訂正符号化し、その中に、CIRC4方式では訂正不能になるパターンを含めておく。CIRC4方式では訂正不能になるパターンは、前述と同様に、CIRC7方式の領域を設け、このCIRC7方式の領域に、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータを所定のパターンで挿入することで実現できる。勿論、前述と同様に、このパターンを情報として用いることができる。このようにすると、ダウンロードしたコンテンツデータ中には、CIRC4方式では訂正不能になるパターンが含められているが、このデータをコピーすると、CIRC4方式では訂正不能になるパターンが崩れることになる。
【0143】
ところで、 上述の光ディスク1において、領域AR2の部分は、CIRC7でエラー訂正符号化してデータに、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータが含められたものであり、この部分が誤って音として再生されてしまうと、不快な音となることが考えられる。そこで、この部分には、PCM信号の上位ビットを全て0にして、或いは1にして、小さい音となるようにしておくことが考えられる。
【0144】
また、この部分で発生される音が直流や高周波であると、ユーザは気づきにくいため、ボリュームを上げてしまう危険性がある。そこで、0のデータと1のデータとを特定のパターンで埋め込み、可聴帯域の音を発生させることが考えられる。一例として、0と1とを7.35kHzで繰り返すようにすることが考えられる。
【0145】
また、CIRCの復号回路の中には、C1系列のエラーが発生しないと、C2系列のエラー訂正処理に移らないものがある。このような復号回路を有するドライブやプレーヤでの処理に備えて、領域AR2の部分に記録されるデータ中のCIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータに、C1系列のエラーを含めておくことが考えられる。
【0146】
【発明の効果】
この発明では、データ記録媒体である光ディスクには、第1のエラー訂正符号であるCIRC4方式でエラー訂正符号化されたデータが記録されている。そして、光ディスクには、CIRC7でデータがエラー訂正符号化される領域が設けられており、その中に、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータが所定の位置に所定のパターンで記録されている。
【0147】
オリジナルの光ディスクなら、このような光ディスクをCIRC4方式のエラー訂正復号回路で復号すると、CIRC7でデータがエラー訂正符号化される領域では、訂正不能なエラーとなるが、その中でも、所定の位置に所定のパターンで記録されているCIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータの部分では、訂正不能なエラーとならない
【0148】
これに対して、このような光ディスクをCIRC4方式の復号回路で復号してディスクコピーすると、CIRC7方式でエラー訂正符号化される領域で訂正不能なエラーが発生するため、機器が止まり、コピー不可能になる。或いは、コピーできたとしても、データが書き変わってしまう。
【0149】
したがって、コピーされた光ディスクなら、このような光ディスクをCIRC4方式のエラー訂正復号回路で復号すると、オリジナルのディスクのように、所定の位置に所定のパターンで訂正不能なエラーが生じなくなる。
【0150】
したがって、第1のエラー訂正符号であるCIRC4方式でデータが記録された光ディスクの中で、第2のエラー訂正符号であるCIRC7方式でエラー訂正符号化された領域を再生し、再生されたデータをCIRC4方式で復号し、復号した結果エラーとなる位置と、オリジナルのディスクならエラーとなるパターンとが一致しているか否かを判断することで、再生しているディスクがオリジナルか否かを判定することができる。
【0151】
また、第2のエラー訂正符号であるCIRC7でデータがエラー訂正符号化される領域の中に、CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータが所定の位置に所定のパターンで記録し、このパターンにより情報を記録しておく。このようにすると、第1のエラー訂正符号であるCIRC4方式でデータが記録された光ディスクの中で、第2のエラー訂正符号であるCIRC7方式でエラー訂正符号化された領域を再生し、再生されたデータをCIRC4方式で復号し、復号した結果エラーとなるパターンから、ディスクの識別情報等の情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された光ディスクの説明に用いる平面図である。
【図2】この発明が適用された光ディスクの説明に用いる略線図である。
【図3】この発明が適用された光ディスクの説明に用いるブロック図である。
【図4】この発明が適用された光ディスクの説明に用いる略線図である。
【図5】この発明が適用された光ディスクの記録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図6】この発明が適用された光ディスクの記録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図7】この発明が適用された光ディスクの記録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図8】この発明が適用された光ディスクの記録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図9】CIRC4方式の場合のインターリーブの説明に用いる略線図である。
【図10】CIRC7方式の場合のインターリーブの説明に用いる略線図である。
【図11】CIRC4方式でもCIRC7方式でも復号可能なデータの説明に用いる略線図である。
【図12】この発明が適用された光ディスクの説明に用いる略線図である。
【図13】この発明が適用された光ディスクの説明に用いるブロック図である。
【図14】この発明が適用された光ディスクの説明に用いる略線図である。
【図15】この発明が適用された光ディスク記録装置の一例のブロック図である。
【図16】この発明が適用された光ディスク再生装置の一例のブロック図である。
【図17】オリジナルのディスクであるか否かを判断するための処理の説明に用いるフローチャートである。
【図18】この発明が適用された光ディスクの他の例の説明に用いるフローチャートである。
【図19】この発明が適用された光ディスクの更に他の例の説明に用いる略線図である。
【符号の説明】
1・・・光ディスク、53・・・暗号化回路、54・・・エラー訂正符号化回路、56・・・CIRC4/CIRC7データ発生回路、58・・・CIRC7エラー訂正符号化回路、82・・・CIRC4エラー訂正復号化回路、83・・・暗号復号化回路、86・・・判断回路

Claims (36)

  1. エラー訂正符号によってエラー訂正符号化されたデータが記録される領域を有し、
    上記エラー訂正符号によって訂正処理を行ったときに訂正不能となるデータと上記エラー訂正符号による訂正処理を行ったときに訂正不能とならないデータとが所定のパターンで記録されており、
    上記訂正不能となるデータは、上記エラー訂正符号とは異なる更なるエラー訂正符号によってエラー訂正符号化されているデータである
    ことを特徴とする記録媒体。
  2. 上記訂正不能とならないデータは、上記エラー訂正符号によるエラー訂正処理でも、上記更なるエラー訂正符号によるエラー訂正処理でも復号可能なデータである請求項1に記載の記録媒体。
  3. 上記エラー訂正符号と上記更なるエラー訂正符号は、少なくとも2方向の符号化系列に符号化を行うものであって、且つ上記符号化系列のみ異なる符号であり、上記訂正不能とならないデータは、上記2方向の符号化系列のうちの一方向の符号化系列を単位として所定のデータが繰り返されるデータである請求項に記載の記録媒体。
  4. 上記エラー訂正符号と上記更なるエラー訂正符号は、垂直方向のC1系列と斜め方向のC2系列に符号化を行う符号であって、且つインターリーブ長が異なる符号であり、上記訂正エラーとならないデータは、上記C1系列を単位として所定のデータが繰り返されるものである請求項に記載の記録媒体。
  5. 上記訂正エラーとならないデータは、上記C1系列エラーが含まれている請求項に記載の記録媒体。
  6. 上記訂正不能となるデータと上記訂正不能とならないデータとが上記所定のパターンとなるように記録された部分は、上位ビットがすべて同じ値となるように記録されている請求項1に記載の記録媒体。
  7. 上記訂正不能となるデータと上記訂正不能とならないデータとが上記所定のパターンとなるように記録された部分は、再生時に可聴帯域の音となるようなデータが記録されている請求項1に記載の記録媒体。
  8. 上記訂正不能となるデータと上記訂正不能とならないデータとが上記所定のパターンとなるように記録された部分は、0(ゼロ)のデータと1のデータとが所定の周期で繰り返して記録されている請求項に記載の記録媒体。
  9. 上記訂正不能となるデータと上記訂正不能とならないデータとが上記所定のパターンとなるように記録された部分は、上記記録媒体の識別に用いられる請求項1に記載の記録媒体。
  10. 上記訂正不能となるデータと上記訂正不能とならないデータとが上記所定のパターンとなるように記録された部分は、上記記録媒体がオリジナルの記録媒体であるか否かの判別に用いられる請求項1に記載の記録媒体。
  11. エラー訂正符号によってエラー訂正符号化されたデータを記録媒体の記録領域に記録し、
    上記エラー訂正符号によって訂正処理を行ったときに訂正不能となるデータと上記エラー訂正符号による訂正処理を行ったときに訂正不能とならないデータとを所定のパターンで上記記録媒体の所定の位置に記録し、
    上記訂正不能となるデータは、上記エラー訂正符号とは異なる更なるエラー訂正符号によってエラー訂正符号化されているデータである
    ことを特徴とする記録方法。
  12. 上記訂正不能とならないデータは、上記エラー訂正符号によるエラー訂正処理でも、上記更なるエラー訂正符号によるエラー訂正処理でも復号可能なデータである請求項11に記載の記録方法。
  13. 上記エラー訂正符号と上記更なるエラー訂正符号は、少なくとも2方向の符号化系列に符号化を行うものであって、且つ上記符号化系列のみ異なる符号であ り、上記訂正不能とならないデータは、上記2方向の符号化系列のうちの一方向の符号化系列を単位として所定のデータが繰り返されるデータである請求項12に記載の記録方法。
  14. 上記エラー訂正符号と上記更なるエラー訂正符号は、垂直方向のC1系列と斜め方向のC2系列に符号化を行う符号であって、且つインターリーブ長が異なる符号であり、上記訂正エラーとならないデータは、上記C1系列を単位として所定のデータが繰り返されるものである請求項12に記載の記録方法。
  15. 上記訂正エラーとならないデータは、上記C1系列エラーが含まれている請求項14に記載の記録方法。
  16. 上記方法は、上記訂正不能となるデータと上記訂正不能とならないデータとが上記所定のパターンとなるように記録された部分は、上位ビットがすべて同じ値のデータが記録されている請求項11に記載の記録方法。
  17. 上記方法は、再生時に可聴帯域の音となるようなデータを記録することによって上記訂正不能となるデータと上記訂正不能とならないデータとによる上記所定のパターンを形成する請求項11に記載の記録方法。
  18. 上記方法は、0のデータと1のデータとを所定の周期で繰り返して記録することによって上記訂正不能となるデータと上記訂正不能とならないデータとによる上記所定のパターンを形成する請求項17に記載の記録方法。
  19. 記録媒体に記録を行う記録部と、
    入力されたデータに第1のエラー訂正符号によってエラー訂正符号化処理を施すエラー訂正符号化処理部と、
    上記エラー訂正符号化処理部からの出力データとの変調処理を施して上記記録部に出力する変調処理部と、
    上記第1のエラー訂正符号と上記第1のエラー訂正符号とは異なる第2のエラー訂正符号のいずれの符号によっても復号可能なデータを生成し、上記エラー訂正処理回路部に供給するデータ生成部と
    を備えた記録媒体の記録装置。
  20. 上記装置は、上記記録媒体に上記入力データが上記エラー訂正処理回路部に供給された結果得られる上記エラー訂正処理回路部からの出力データに基づくデータと上記データ生成部からの出力データが上記エラー訂正処理回路部に供給された結果得られる上記エラー訂正処理回路部からの出力データに基づくデータとによる所定のパターンを記録する請求項19に記載の記録媒体の記録装置。
  21. 上記第1のエラー訂正符号と上記第2のエラー訂正符号は、少なくとも2方向の符号化系列に符号化を行うものであって、且つ上記符号化系列のみ異なる符号である請求項19に記載の記録媒体の記録装置。
  22. 上記第1のエラー訂正符号と上記第2のエラー訂正符号は、垂直方向のC1系列と斜め方向のC2系列に符号化を行う符号であって、且つインターリーブ長が異なる符号である請求項19に記載の記録媒体の記録装置。
  23. 記録媒体に記録されているデータを読み出すヘッド部と、
    上記ヘッド部からの出力信号に復調処理を施す復調処理部と、
    上記復調処理部からの出力データのエラー訂正処理を行うエラー訂正処理部と、
    上記エラー訂正処理部によるエラー訂正処理の結果、訂正不能なエラーとなるデータと訂正不能なエラーとならないデータのパターンが所定のパターンであるか否かによって判別を行う判別部とを備え、
    上記訂正不能なエラーとなるデータは、上記エラー訂正処理の訂正符号とは異なる更なるエラー訂正符号によってエラー訂正符号化されているデータである
    ことを特徴とする記録媒体の再生装置。
  24. 上記判別部は、上記訂正不能なエラーのパターンが所定のパターンであったときに上記記録媒体がオリジナルの記録媒体であると判別する請求項23に記載の記録媒体の再生装置。
  25. 上記判別部は、上記訂正不能なエラーのパターンが所定のパターンでなかったときには上記記録媒体がオリジナルの記録媒体ではないと判別し、上記装置は上記記録媒体の再生を中止する請求項24に記載の記録媒体の再生装置。
  26. 上記記録媒体には、所定の位置に上記エラー訂正符号によって訂正処理を行ったときに訂正不能となるデータと上記エラー訂正符号による訂正処理を行ったときに訂正不能とならないデータとが所定のパターンで記録されており、上記判別部は上記ヘッド部によって上記記録媒体の上記所定の位置から読み出されたデータが上記エラー訂正処理部によってエラー訂正処理された結果得られるデータをもとに判別する請求項23に記載の記録媒体の再生装置。
  27. 上記判別部は、上記エラー訂正処理部によるエラー訂正処理結果が所定の結果であるか否かによって上記記録媒体がオリジナルの記録媒体であるか否かを判別する請求項26に記載の記録媒体の再生装置。
  28. 記録媒体に記録されているデータを読み出し、
    上記読み出されたデータに復調処理を施し、
    上記復調処理されたデータにエラー訂正処理を施し、
    上記エラー訂正処理の結果、訂正不能なエラーとなるデータと訂正不能なエラーとならないデータのパターンが所定のパターンであるか否かによって判別を行い、
    上記訂正不能なエラーとなるデータは、上記エラー訂正処理の訂正符号とは異なる更なるエラー訂正符号によってエラー訂正符号化されているデータである
    ことを特徴とする記録媒体の再生方法。
  29. 上記方法は、上記訂正不能なエラーのパターンが所定のパターンであったときに上記記録媒体がオリジナルの記録媒体であると判別する請求項28に記載の記録媒体の再生方法。
  30. 上記方法は、上記判別の結果、上記記録媒体がオリジナルの記録媒体であると判別されたときには上記記録媒体の再生を開始する請求項29に記載の記録媒体の再生方法。
  31. 上記方法は、上記訂正不能なエラーのパターンが所定のパターンでなかったときには上記記録媒体がオリジナルの記録媒体ではないと判別し、上記記録媒体の再生を中止する請求項29に記載の記録媒体の再生方法。
  32. 上記記録媒体には、所定の位置に上記エラー訂正符号によって訂正処理を行ったときに訂正不能となるデータと上記エラー訂正符号による訂正処理を行ったときに訂正不能とならないデータとが所定のパターンで記録されており、上記方法は、上記記録媒体の上記所定の位置から読み出されたデータが上記エラー訂正処理された結果得られるデータをもとに判別する請求項28に記載の記録媒体の再生方法。
  33. 上記方法は、上記エラー訂正処理結果が所定の結果であるか否かによって上記記録媒体がオリジナルの記録媒体であるか否かを判別する請求項32に記載の記録媒体の再生方法。
  34. 送信されてきたデータにエラー訂正処理を施し、
    上記エラー訂正処理の結果、訂正不能なエラーとなるデータと訂正不能なエラーとならないデータのパターンが所定のパターンであるか否かによって判別を行い、
    上記訂正不能なエラーとなるデータは、上記エラー訂正処理の訂正符号とは異なる更なるエラー訂正符号によってエラー訂正符号化されているデータである
    ことを特徴とする判別方法。
  35. 上記方法は、上記訂正不能なエラーのパターンが所定のパターンであったときに上記送信されてきたデータがオリジナルのデータであると判別する請求項34に記載のデータ判別方法。
  36. 上記方法は、上記訂正不能なエラーのパターンが所定のパターンでなかったときには上記送信されてきたデータがオリジナルのデータではないと判別する請求項34に記載のデータ判別方法。
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