JP3828840B2 - 同期信号検出装置、同期信号検出方法、及び、プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期信号を検出するための装置、方法、及び、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル無線通信では、様々なデータをフレーム単位で送受信する。各フレームの所定位置には特定の信号配列パターンを有する同期信号(フレーム同期ワード)が挿入されている。
受信機は、受信した信号(データ)の中から上記フレーム同期ワードを検出することにより同期を確立し、フレーム内のデータを取得する。
【0003】
フレーム同期ワードを検出する第1の方法は、受信機にフレーム同期ワードを予め与えておき、受信機が、受信したデータと予め与えられたフレーム同期ワードとを比較する方法である。この場合、受信機は、受信したデータと予め与えられたフレーム同期ワードとを比較し、一致するか否かによりフレーム同期ワードを検出する。
【0004】
また、フレーム同期ワードを検出する第2の方法は、相関器を用いる方法である。この場合、相関器は、受信したデータがフレーム同期ワードである場合に、出力がピークとなるように予め設定されている。そして、相関器の出力ピークを検出することにより、フレーム同期ワードが供給されたことを検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1の方法では、供給されたデータと既知のフレーム同期ワードとを常に比較するので、フレーム同期ワードのビット数が増加するにつれて、処理負荷が増大し、消費電力も増大する。
【0006】
また、第2の方法では、相関器を用いるので比較的処理負荷が小さいが、通信状態が悪化すると、ノイズ等の影響によって相関器の出力が低下して同期が取れなくなり、誤動作の原因となる場合がある。
以上のように、従来の方法では、消費電力の低減と確実な同期確立とを両立させることができなかった。
【0007】
従って、本発明は、消費電力を抑えながら、同期信号の供給を確実に検出するための同期信号検出装置、同期信号検出方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかる同期信号検出装置は、外部から供給される外部信号に含まれる同期信号の供給を検出する同期信号検出装置であって、前記外部信号に含まれる同期信号を検出し、前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間を周期的に設定する初期同期検出手段と、前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間の間、前記同期信号の供給を検出するための第1処理を実行する第1検出手段と、前記第1検出手段が前記検出時間の間に前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理とは異なる第2処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第2検出手段と、前記第2検出手段が第2処理で前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理及び前記第2処理とは異なる第3処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第3検出手段と、
から構成され、前記第1検出手段は、前記外部信号に含まれるデータに応じたレベルの信号を出力する出力手段と、前記出力手段の出力レベルが所定の閾値より大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に前記同期信号が供給されたと判別する第1判別手段と、から構成され、前記第2検出手段は、前記外部信号に含まれるデータを取得するデータ取得手段と、データ取得手段で前記検出時間の間に取得されたデータと予め提供された基準同期信号とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果を用いて、前記同期信号が供給されたか否かを判別する第2判別手段と、から構成され、前記第3検出手段は、外部から供給されるデータと予め提供された基準同期信号とを比較することにより前記同期信号が供給されたか否かを判別する、ことを特徴とする。
【0009】
前記第1検出手段の消費電力は、前記第2検出手段の消費電力よりも小さくてもよい。
【0011】
例えば、前記第1検出手段は、前記外部信号に含まれるデータに応じたレベルの信号を出力する相関器と、前記相関器の出力レベルが所定の閾値より大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に前記同期信号が供給されたと判別する第1判別手段と、から構成され、前記第2検出手段は、前記外部信号に含まれるデータを取得するデータ取得器と、データ取得器が前記検出時間の間に取得したデータを取得し、取得したデータと予め提供された基準同期信号とをビット単位で一致するか否かを比較し、比較結果を用いて、前記同期信号が供給されたか否かを判別する第2判別手段と、から構成され、前記第3検出手段は、前記検出期間にかかわらず、外部から供給されるデータと予め提供された基準同期信号とを比較することにより前記同期信号が供給されたか否かを判別する。
【0012】
例えば、前記第3検出手段は、前記初期同期検出手段により、外部から供給されるデータと予め提供された基準同期信号とを比較することにより前記同期信号が供給されたか否かを判別する。
【0016】
本発明の第2の観点にかかる同期信号検出方法は、外部から供給される外部信号に含まれる同期信号の供給を検出する同期信号検出方法であって、前記外部信号に含まれる同期信号を検出し、前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間を周期的に設定する初期同期検出工程と、前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間の間、前記同期信号の供給を検出するための第1処理を実行する第1検出工程と、前記第1検出工程で前記検出時間の間に前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理とは異なる第2処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第2検出工程と、前記第2検出工程の第2処理で前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理及び前記第2処理とは異なる第3処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第3検出工程と、から構成され、前記第1検出工程は、前記外部信号に含まれるデータに応じたレベルの信号を出力する出力工程と、前記出力工程の出力レベルが所定の閾値より大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に前記同期信号が供給されたと判別する第1判別工程と、から構成され、前記第2検出工程は、前記外部信号に含まれるデータを取得するデータ取得工程と、データ取得工程で前記検出時間の間に取得されたデータと予め提供された基準同期信号とを比較する比較工程と、前記比較工程での比較結果を用いて、前記同期信号が供給されたか否かを判別する第2判別工程と、から構成され、前記第3検出工程は、外部から供給されるデータと予め提供された基準同期信号とを比較することにより前記同期信号が供給されたか否かを判別する、ことを特徴とする。
【0017】
本発明の第3の観点にかかるプログラムは、コンピュータを、外部から供給される外部信号に含まれる同期信号の供給を検出する同期信号検出装置であって、前記外部信号に含まれる同期信号を検出し、前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間を周期的に設定する初期同期検出手段と、前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間の間、前記同期信号の供給を検出するための第1処理を実行する第1検出手段と、前記第1検出手段が前記検出時間の間に前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理とは異なる第2処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第2検出手段と、前記第2検出手段が第2処理で前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理及び前記第2処理とは異なる第3処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第3検出手段と、を備え、前記第1検出手段は、前記外部信号に含まれるデータに応じたレベルの信号を出力する出力手段と、前記出力手段の出力レベルが所定の閾値より大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に前記同期信号が供給されたと判別する第1判別手段と、から構成され、前記第2検出手段は、前記外部信号に含まれるデータを取得するデータ取得手段と、データ取得手段で前記検出時間の間に取得されたデータと予め提供された基準同期信号とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果を用いて、前記同期信号が供給されたか否かを判別する第2判別手段と、から構成され、前記第3検出手段は、外部から供給されるデータと予め提供された基準同期信号とを比較することにより前記同期信号が供給されたか否かを判別する、
構成の同期信号検出装置として機能させる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態にかかるフレーム同期ワード判定装置について図面を参照して説明する。
【0019】
本発明の実施の形態にかかるフレーム同期ワード判定装置は、図1に示すように、A/D変換器1と、IFフィルタ2と、検波器3と、I&Dフィルタ4と、FS検出器5と、データ取得器6と、デコーダ7と、D/A変換器8と、スピーカ9と、誤り訂正器10と、から構成され、受信機等に組み込まれて使用される。
【0020】
A/D変換器1は、外部から供給されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
IFフィルタ2は、バンドパスフィルタであり、A/D変換器1が変換したデジタル信号の内、処理に必要な帯域の信号を通過させ、処理に不要な帯域の信号を除去する。
【0021】
検波器3は、IFフィルタ2を通過した信号を復調し、I&Dフィルタ4に供給する。
I&Dフィルタ4は、積分放電フィルタであり、供給された信号に含まれる符号間干渉成分を除去する。
【0022】
FS検出器5は、I&Dフィルタ4から供給される信号に含まれる、特定の信号配列パターンを有するフレーム同期ワード(FS)を検出する。そして、FS検出器5は、フレーム同期ワードが供給されたタイミング(シンボルタイミング)を表すタイミング信号をデータ取得器6に出力する。なお、FS検出器5の詳しい構成については後述する。
【0023】
データ取得器6は、FS検出器5から供給されるタイミング信号が表すタイミングに従って、フレーム内のデータ(具体的にはシンボルデータ)を順次取得し、一時保存する。そして、データ取得器6は、取得したデータの内、音声を表すボコーダデータをデコーダ7に出力し、ボコーダデータ以外のデータを誤り訂正器10に出力する。
【0024】
デコーダ7は、データ取得器6から供給されるボコーダデータをデコードし、D/A変換器8に供給する。
D/A変換器8は、デコーダ7から供給されるデータをアナログデータに変換し、スピーカ9に供給する。
【0025】
スピーカ9は、D/A変換器8から供給されるデータに従って、音声を出力する。
誤り訂正器10は、データ取得器6から供給されるデータに所定の誤り訂正処理を施し、図示しない外部機器に出力する。
【0026】
次に、FS検出器5の詳しい構成について説明する。
FS検出器5は、図2に示すように、相関器11と、第1判別器12と、比較器13と、第2判別器14と、制御回路15と、から構成される。
【0027】
相関器11は、FIR(Finit Impulse Response)フィルタから構成され、I&Dフィルタ4から供給されるデータに応じたレベルの信号を第1判別器12に出力する。FIRフィルタの係数は、フレーム同期ワードが供給された場合に相関器11の出力がピークとなるように予め設定されている。これにより、相関器11の出力レベルは、フレーム同期ワードが供給された場合にピークとなる。
【0028】
第1判別器12は、相関器11から出力される信号を用いて、フレーム同期ワードが供給されたか否かを判別する。具体的には、第1判別器12は、コンパレータ等から構成され、供給された信号がフレーム同期ワードであるか否かを判別するための基準となる閾値が予め設定されている。第1判別器12は、相関器11の出力レベルが予め設定された閾値より大きいか否かを判別する。
【0029】
出力レベルが閾値より大きくないと判別した場合、第1判別器12は、フレーム同期ワードは供給されていないと判別する。一方、出力レベルが閾値より大きいと判別した場合、第1判別器12は、フレーム同期ワードが供給されたと判別する。
【0030】
また、第1判別器12は、微分回路等を備え、相関器11の出力レベルが閾値より大きいと判別した場合に、出力レベルのピークを検出する。出力レベルがピークとなるタイミングが、I&Dフィルタ4からフレーム同期ワードが供給されたタイミングである。
【0031】
第1判別器12は、ピークの検出タイミング、即ち、フレーム同期ワードが供給されたタイミングで、フレーム同期ワードが供給されたことを示す被供給信号を制御回路15に出力する。また、第1判別器12は、フレーム同期ワードが供給されたタイミングで、フレーム同期ワードの供給タイミングを表すタイミング信号をデータ取得器6に出力する。
【0032】
比較器13は、基準となるフレーム同期ワードを予め提供されており、I&Dフィルタ4から供給されるデータと予め提供されたフレーム同期ワードとを比較し、1ビットずつ一致するか否かを判別する。そして、比較器13は、その比較結果を第2判別器14に出力する。
【0033】
第2判別器14は、比較器13から供給される比較結果を用いて、フレーム同期ワードが供給されたか否かを判別する。具体的には、第2判別器14は、比較器13から供給される比較結果を用いて、一致しなかったエラービットの数を求める。第2判別器14には、供給された信号がフレーム同期ワードであるか否かを判別するための基準となる基準値が予め設定されている。第2判別器14は、求めたエラービットの数が予め設定された基準値以下であるか否かを判別する。
【0034】
エラービットの数が基準値以下でないと判別した場合、第2判別器14は、フレーム同期ワードは供給されていないと判別する。一方、エラービットの数が基準値以下であると判別した場合、第2判別器14は、フレーム同期ワードが供給されたと判別する。
【0035】
また、第2判別器14は、フレーム同期ワードを供給されたと判別した場合、フレーム同期ワードが供給されたことを示す被供給信号を制御回路15に出力する。また、第2判別器14は、フレーム同期ワードの供給タイミングを表すタイミング信号をデータ取得器6に出力する。
【0036】
制御回路15は、タイマ等を備え、第1判別器12又は第2判別器14から供給される被供給信号に応答してタイマをリセットし、予め設定された時間を計測する。
【0037】
具体的には、図3に示す3つの時間T1,T2,T3が制御回路15に設定されている。図3に示すように、時間T1は、1つのフレーム同期ワード(FS)が供給されてから次のフレーム同期ワードが供給されるまでの時間である。また、時間T2は、1つのフレーム同期ワードが供給されてから次のフレーム同期ワードが供給されるタイミングの所定時間前までの時間である。また、時間T3は、フレーム同期ワードが供給されるタイミングの所定時間前から所定時間後までの時間である。
【0038】
なお、フレーム同期ワードの供給タイミングTDは、フレーム同期ワード判定装置の構成、及び、デジタル信号の規格等によって異なる。このため、時間T1,T2,T3は、フレーム同期ワード判定装置の構成、及び、デジタル信号の規格等に応じて予め設定される。
【0039】
制御回路15は、時間T1を繰り返し計測しながら、時間T2,T3の経過に応じて図示せぬスイッチ等を切り替え、相関器11、第1判別器12、比較器13、及び、第2判別器14の動作を制御する。なお、制御回路15の詳しい動作については後述する。
【0040】
次に、本発明の実施の形態にかかるフレーム同期ワード判定装置の動作について説明する。
フレーム同期ワード判定装置に電源が投入されると、外部から供給された信号は、A/D変換器1、IFフィルタ2、検波器3、及び、I&Dフィルタ4を介してFS検出器5に供給される。
【0041】
FS検出器5の制御回路15は、電源が投入されると、図示せぬスイッチ等を切り替え、比較器13及び第2判別器14に電源を供給し、I&Dフィルタ4からの外部信号を比較器13に供給する。これにより、図4に示す初期同期処理が開始される。
【0042】
比較器13は、I&Dフィルタ4から供給される外部信号と予め提供されたフレーム同期ワードとを比較し、1ビットずつ一致するか否かを判別する。そして、比較器13は、その比較結果を第2判別器14に出力する(ステップS101)。
第2判別器14は、比較器13から供給される比較結果を用いて、エラービットの数Aを求める(ステップS102)。
【0043】
そして、第2判別器14は、求めたエラービットの数Aが予め設定された基準値α以下であるか否かを判別する(ステップS103)。言い換えると、第2判別器14は、供給された外部信号と予め提供されたフレーム同期ワードとが誤差の範囲内で一致するか否かを判別する。これにより、第2判別器14は、フレーム同期ワードが供給されたか否かを判別する。
【0044】
エラービットの数が基準値α以下でないと判別した場合、即ち、フレーム同期ワードが供給されていないと判別した場合(ステップS103;NO)、第2判別器14は、ステップS102にリターンする。
【0045】
一方、エラービットの数が基準値α以下であると判別した場合、即ち、フレーム同期ワードが供給されたと判別した場合(ステップS103;YES)、第2判別器14は、フレーム同期ワードが供給されたことを示す被供給信号を制御回路15に出力し、フレーム同期ワードの供給タイミングを表すタイミング信号をデータ取得器6に出力する(ステップS104)。
【0046】
制御回路15は、第2判別器14から供給される被供給信号に応答して、図示せぬスイッチ等を切り替え、比較器13及び第2判別器14への電源の供給を停止する。これにより、比較器13及び第2判別器14は動作を停止し、初期同期処理が終了する。
また、制御回路15は、第2判別器14からの被供給信号に応答して、所定時間T1の計測を開始する。
【0047】
一方、データ取得器6は、第2判別器14から供給されるタイミング信号に応答し、供給されたタイミング信号が表すタイミングに従って、図5に示すシンボル取得処理を行う。
【0048】
初めに、データ取得器6は、供給されたタイミング信号が表すタイミングに従って、FS検出器5を介して供給される外部信号からデータ(シンボルデータ)を取得する(ステップS201)。
【0049】
続いて、データ取得器6は、所定単位(例えば1ブロック)に含まれるデータを全て取得したか否かを判別する(ステップS202)。
取得していないと判別した場合(ステップS202;NO)、データ取得器6は、ステップS201にリターンする。
一方、取得したと判別した場合(ステップS202;YES)、データ取得器6は、取得した所定単位のデータを一時保存する(ステップS203)。
【0050】
続いて、データ取得器6は、一時保存したデータをデコーダ7又は誤り訂正器10に出力する(ステップS204)。具体的には、一時保存したデータが音声を表すボコーダデータである場合、データ取得器6は、一時保存したデータをデコーダ7に出力する。また、一時保存したデータがボコーダデータ以外のデータである場合、データ取得器6は、一時保存したデータを誤り訂正器10に出力する。
【0051】
そして、データ取得器6は、ステップS201にリターンし、次の所定単位のデータを取得する。
上記した初期同期処理によって同期が確立された後は、確立した同期を維持し、適切なタイミングでデータを取得し続けるために、以下に示す再同期処理が所定の時間間隔で行われる。
【0052】
具体的には、制御回路15は、所定時間T1の計測を開始してから所定時間T2が経過すると、図示せぬスイッチ等を切り替えて、相関器11及び第1判別器12に電源を供給し、I&Dフィルタ4から供給される外部信号を相関器11に供給する。これにより、図6に示す再同期処理が開始される。
【0053】
初めに、電源の供給により、相関器11の状態がリセットされる(ステップS301)。
続いて、相関器11は、I&Dフィルタ4から供給される外部信号を取り込み、外部信号に含まれるデータに応じたレベルを有する信号を第1判別器12に出力する(ステップS302)。
【0054】
第1判別器12は、相関器11から供給される信号のレベルBと予め設定された閾値βとの差(B−β)を求める(ステップS303)。
そして、第1判別器12は、求めた差(B−β)がマイナスであるか否か、即ち、出力レベルBが閾値βより大きいか否かを判別する(ステップS304)。
【0055】
差がマイナスであると判別した場合(ステップS304;YES)、第1判別器12は、フレーム同期ワードが供給されていないと判別し、ステップS303にリターンする。
【0056】
一方、差がマイナスでないと判別した場合(ステップS304;NO)、第1判別器12は、フレーム同期ワードが供給されたと判別し、相関器11の出力レベルBのピークを検出する(ステップS305)。
【0057】
そして、第1判別器12は、ピークの検出タイミングで、フレーム同期ワードが検出されたことを示す被供給信号を制御回路15に出力し、フレーム同期ワードの供給タイミングを表すタイミング信号をデータ取得器6に出力する(ステップS306)。
【0058】
制御回路15は、上記再同期処理が開始されてから所定時間T3が経過する前に第1判別器12から被供給信号を供給された場合、図示せぬスイッチ等を切り替えて、相関器11及び第1判別器12への電源の供給を停止し、再同期処理を終了させる。この場合、フレーム同期ワードの供給が確認されたので、制御回路15は、そのまま所定時間の計測を継続する。
【0059】
また、ノイズ等によって相関器11の出力レベルが閾値を越えず、所定時間T3以内に被供給信号が供給されなかった場合、制御回路15は、図示せぬスイッチ等を切り替えて、相関器11及び第1判別器12への電源の供給を停止し、比較器13及び第2判別器14に電源を供給する。これにより、制御回路15は、比較器13及び第2判別器14に図7に示す同期確認処理を実行させる。
【0060】
初めに、比較器13は、データ取得器6から、所定時間T3内に外部から供給されたデータを取得する(ステップS401)。データ取得器6は、所定時間T3の間も外部信号からデータを取得し、一時保存している。比較器13は、データ取得器6が一時保存しているデータをデータ取得器6から取得する。
【0061】
そして、比較器13は、取得したデータと予め提供されたフレーム同期ワードとを比較する(ステップS402)。
第2判別器14は、初期同期処理のステップS102〜103と同様に、比較器13の比較結果からエラービットの数を求め(ステップS403)、エラービット数Aが予め設定された基準値α以下であるか否かを判別する(ステップS404)。
【0062】
エラービット数Aが基準値α以下であると判別した場合(ステップS404;YES)、第2判別器14は、フレーム同期ワードの供給を確認したことを示す確認信号を制御回路15に出力する(ステップS405)。
【0063】
制御回路15は、第2判別器14から供給される確認信号に応答して、比較器13及び第2判別器14への電源供給を停止し、再確認処理を終了させる。この場合、フレーム同期ワードの供給が確認されたので、制御回路15は、そのまま所定時間の計測を継続する。
【0064】
一方、エラービット数Aが基準値α以下でないと判別した場合(ステップS404;NO)、第2判別器14は、フレーム同期ワードの供給を確認できなかったことを示すエラー信号を制御回路15に出力する(ステップS406)。
【0065】
制御回路15は、第2判別器14から供給されるエラー信号に応答して、図示せぬスイッチ等を切り替え、I&Dフィルタ4から供給される外部信号を比較器13に供給する。これにより、制御回路15は、上記した初期同期処理を実行させる。
【0066】
上記したように、初期同期処理では、比較器13が、I&Dフィルタ4から供給されるデータと予め提供されたフレーム同期ワードとを1ビットずつ一致するか否かを判別するので、供給されるフレーム同期ワードを確実に検出することができる。
【0067】
初期同期処理でフレーム同期ワードが検出されると、制御回路15は、第2判別器14から供給される被供給信号に応答して、タイマのリセットタイミングを更新する。また、データ取得器6は、第2判別器14から供給されるタイミング信号に従って、データの取得タイミングを更新する。
【0068】
以上のように、相関器11及び第1判別器12は、フレーム同期ワードが供給されるタイミングを含む所定時間T3の間だけ動作する。また、比較器13及び第2判別器14は、所定時間T3の間にフレーム同期ワードの供給を検出できなかった場合に動作する。これにより、消費電力を低く抑えることができる。
【0069】
また、所定時間T3の間にフレーム同期ワードの供給を検出できなかった場合は比較器13を用いるので、ノイズ等が増加しても、フレーム同期ワードがある程度受信できれば受信処理を継続することができる。言い換えると、瞬間的な通信状態の悪化等が生じても、受信を継続することができる。
【0070】
なお、上記実施の形態では、最初の同期を確立するための初期同期処理を比較器13及び第2判別器14が実行する例を示したが、初期同期処理を相関器11及び第1判別器12が実行してもよい。
【0071】
この場合、上記した再同期処理と同様に、第2判別器14は、相関器11の出力レベルを予め設定された閾値と比較し、出力レベルが閾値を越えた場合に出力のピークを検出することにより、フレーム同期ワードの供給を検出する。
【0072】
また、上記実施の形態で示したIFフィルタ2、検波器3、I&Dフィルタ4、FS検出器、データ取得器6、デコーダ7、及び、誤り訂正器10は、複数の論理回路等から構成される専用のハードウェアだけでなく、マイクロプロセッサやDSP(Digital Signal Processor)等により実現することができる。
【0073】
また、本発明の装置は、専用の装置を用いる必要はなく、通常のコンピュータにより実現することができる。例えば、コンピュータに上記した各処理を実行させるためのプログラム及びデータを記録媒体(FD、CD−ROM、DVD、及び、半導体メモリ等)に記録して配布し、これをインストールしてOS上で実行することにより、この発明の装置を実現できる。また、上記プログラム及びデータは、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、コンピュータに、例えば搬送波に重畳してダウンロード等するものとしてもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によって、消費電力を抑えながら、同期信号の供給を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるフレーム同期ワード判定装置の構成図である。
【図2】図1のフレーム同期ワード判定装置を構成するFS検出器の構成図である。
【図3】図2のFS検出器を構成する制御回路が計測する時間を示す図である。
【図4】図2のFS検出器が行う初期同期処理を示すフローチャートである。
【図5】図1のフレーム同期ワード判定装置を構成するデータ取得器が行うシンボル取得処理を示すフローチャートである。
【図6】図2のFS検出器が行う再同期処理を示すフローチャートである。
【図7】図2のFS検出器が行う同期確認処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 A/D変換器
2 IFフィルタ
3 検波器
4 I&Dフィルタ
5 FS検出器
6 データ取得器
7 デコーダ
8 D/A変換器
9 スピーカ
10 誤り訂正器
11 相関器
12 第1判別器
13 比較器
14 第2判別器
15 制御回路
Claims (7)
- 外部から供給される外部信号に含まれる同期信号の供給を検出する同期信号検出装置であって、
前記外部信号に含まれる同期信号を検出し、前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間を周期的に設定する初期同期検出手段と、
前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間の間、前記同期信号の供給を検出するための第1処理を実行する第1検出手段と、
前記第1検出手段が前記検出時間の間に前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理とは異なる第2処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第2検出手段と、
前記第2検出手段が第2処理で前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理及び前記第2処理とは異なる第3処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第3検出手段と、
から構成され、
前記第1検出手段は、前記外部信号に含まれるデータに応じたレベルの信号を出力する出力手段と、前記出力手段の出力レベルが所定の閾値より大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に前記同期信号が供給されたと判別する第1判別手段と、から構成され、
前記第2検出手段は、前記外部信号に含まれるデータを取得するデータ取得手段と、データ取得手段で前記検出時間の間に取得されたデータと予め提供された基準同期信号とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果を用いて、前記同期信号が供給されたか否かを判別する第2判別手段と、から構成され、
前記第3検出手段は、外部から供給されるデータと予め提供された基準同期信号とを比較することにより前記同期信号が供給されたか否かを判別する、
ことを特徴とする同期信号検出装置。 - 前記第1検出手段の消費電力は、前記第2検出手段の消費電力よりも小さい、ことを特徴とする請求項1に記載の同期信号検出装置。
- 前記第1検出手段及び前記第2検出手段への電源の供給を制御する制御手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記検出時間の間、前記第1検出手段に電源を供給し、該検出時間の間に該第1検出手段が前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第2検出手段に電源を供給する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の同期信号検出装置。 - 前記第1検出手段は、前記外部信号に含まれるデータに応じたレベルの信号を出力する相関器と、前記相関器の出力レベルが所定の閾値より大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に前記同期信号が供給されたと判別する第1判別手段と、から構成され、
前記第2検出手段は、前記外部信号に含まれるデータを取得するデータ取得器と、データ取得器が前記検出時間の間に取得したデータを取得し、取得したデータと予め提供された基準同期信号とをビット単位で一致するか否かを比較し、比較結果を用いて、前記同期信号が供給されたか否かを判別する第2判別手段と、から構成され、
前記第3検出手段は、前記検出期間にかかわらず、外部から供給されるデータと予め提供された基準同期信号とを比較することにより前記同期信号が供給されたか否かを判別する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の同期信号検出装置。 - 前記第3検出手段は、前記初期同期検出手段により、外部から供給されるデータと予め提供された基準同期信号とを比較することにより前記同期信号が供給されたか否かを判別 する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の同期信号検出装置。 - 外部から供給される外部信号に含まれる同期信号の供給を検出する同期信号検出方法であって、
前記外部信号に含まれる同期信号を検出し、前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間を周期的に設定する初期同期検出工程と、
前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間の間、前記同期信号の供給を検出するための第1処理を実行する第1検出工程と、
前記第1検出工程で前記検出時間の間に前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理とは異なる第2処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第2検出工程と、
前記第2検出工程の第2処理で前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理及び前記第2処理とは異なる第3処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第3検出工程と、
から構成され、
前記第1検出工程は、前記外部信号に含まれるデータに応じたレベルの信号を出力する出力工程と、前記出力工程の出力レベルが所定の閾値より大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に前記同期信号が供給されたと判別する第1判別工程と、から構成され、
前記第2検出工程は、前記外部信号に含まれるデータを取得するデータ取得工程と、データ取得工程で前記検出時間の間に取得されたデータと予め提供された基準同期信号とを比較する比較工程と、前記比較工程での比較結果を用いて、前記同期信号が供給されたか否かを判別する第2判別工程と、から構成され、
前記第3検出工程は、外部から供給されるデータと予め提供された基準同期信号とを比較することにより前記同期信号が供給されたか否かを判別する、
ことを特徴とする同期信号検出方法。 - コンピュータを、
外部から供給される外部信号に含まれる同期信号の供給を検出する同期信号検出装置であって、
前記外部信号に含まれる同期信号を検出し、前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間を周期的に設定する初期同期検出手段と、
前記同期信号の供給タイミングを含む検出時間の間、前記同期信号の供給を検出するための第1処理を実行する第1検出手段と、
前記第1検出手段が前記検出時間の間に前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理とは異なる第2処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第2検出手段と、
前記第2検出手段が第2処理で前記同期信号の供給を検出しなかった場合に、前記第1処理及び前記第2処理とは異なる第3処理を実行することにより、前記同期信号の供給を検出する第3検出手段と、
を備え、
前記第1検出手段は、前記外部信号に含まれるデータに応じたレベルの信号を出力する出力手段と、前記出力手段の出力レベルが所定の閾値より大きいか否かを判別し、大きいと判別した場合に前記同期信号が供給されたと判別する第1判別手段と、から構成され、
前記第2検出手段は、前記外部信号に含まれるデータを取得するデータ取得手段と、データ取得手段で前記検出時間の間に取得されたデータと予め提供された基準同期信号とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果を用いて、前記同期信号が供給されたか否かを判別する第2判別手段と、から構成され、
前記第3検出手段は、外部から供給されるデータと予め提供された基準同期信号とを比較することにより前記同期信号が供給されたか否かを判別する、
構成の同期信号検出装置として機能させるためのプログラム。
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