JP3828206B2 - 合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置 - Google Patents

合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体等の内容物が収容された容器に適用される合成樹脂製キャップ或いは噴出容器に適用される合成樹脂製カバー部材、等の合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体等の内容物が収容された容器は、その内容物が漏洩しないよう、例えば合成樹脂製キャップにより、その開口部が密封される。キャップによる密封は充分な信頼性をもって遂行されなければならない。また、キャップにはTE(タンパーエビデント)特性を備えていることが要求される。そして更に、内容物を消費した後に容器を廃品として投棄する際には、資源再利用等の見地からできる限り材料別に分離して投棄することが望まれる。すなわち合成樹脂製キャップには、TE特性を有すると共に、容器に対して充分確実な密封状態を維持しながら係止されるにもかかわらず、廃品として投棄する際には、ナイフ等の特別な器具を使用することなく、充分容易に分離可能であることが要求される。
【0003】
上記要求を満足するための合成樹脂製キャップは、例えば、特願平7−120108号、特願平8−30929号及び特願平8−66536号として、既に本出願人によって出願されている。これらの出願における明細書に開示された合成樹脂製キャップは、いずれも、環状内側壁と環状内側壁の周囲を囲む環状外側壁とを有する環状体を備えている。内側壁の内周面には容器側の外周部に備えられた被係止手段に係止させられる係止手段が形成され、内側壁にはその下端から上方に向かって延びる複数個のスリットが周方向に間隔をおいて形成されている。内側壁と外側壁とは、周方向に間隔をおいて配設された複数個の破断可能な橋絡部を介して相互に連結されるよう構成されている。上記複数個の橋絡部はキャップの開口端側に配置される場合と、キャップの開口端側に対し軸方向の反対側、すなわち天面壁側に配置される場合とがある。
【0004】
他方、噴出容器に適用される合成樹脂製カバー部材も、容器に対して充分確実に係止されるにもかかわらず、廃品として投棄する際には、ナイフ等の特別な器具を使用することなく、充分容易に分離可能であることが要求される。この要求を満足するためのカバー部材は、例えば、特願平8−118563号、特願平8−186148号として、既に本出願人によって出願されている。このカバー部材も、上記キャップと略同様な二重壁構造を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような形態のキャップ或いはカバー部材等の合成樹脂製品における内側壁及び外側壁、すなわち二重壁を形成するためには、該製品を射出成形或いは圧縮成形により一体成形した後、橋絡部の各々を残して、環状体を半径方向中間部において環状に切断することにより、環状の切断面を形成する必要がある。このような環状の切断面の形成は、高速かつ正確に遂行される必要があり、そのための新規な装置の開発が要望されていた。またこの装置は比較的低コストであることが要望される。
【0006】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主目的は、環状の切断面を高速かつ正確に形成することができ、したがって高効率で生産性の高い、新規な合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、環状の切断面を比較的低コストで形成することができる、新規な合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、天面壁、該天面壁の周縁から垂下する環状内側壁及び該環状内側壁の周囲を囲む環状外側壁を有する環状体を備え、該内側壁と該外側壁とは、少なくとも周方向に間隔をおいて配設された複数個の破断可能な橋絡部を介して相互に連結される容器用合成樹脂製キャップ、における該内側壁及び該外側壁を形成するため、該キャップを一体成形した後、少なくとも該橋絡部の各々を残して、該環状体の切断面を半径方向中間部において環状に切断するための、合成樹脂製キャップに環状二重壁を形成する装置であって、回転アンビルと、該回転アンビル上に固定されかつ該天面壁を上向きにしたキャップの外周の一部を受け入れて搬送する複数個の切欠きを周縁に有する回転ターレット板と、該切欠きの各々に対応して該回転アンビルに配設された、該キャップの位置決め部材と、該位置決め部材を上昇させて該キャップに係合させることにより該キャップを切断加工位置に位置付ける作用位置と、該位置決め部材を該作用位置から下降させて該係合を解除する非作用位置とに位置付けるための第一の昇降動手段と、該回転アンビルと一体的に回転されるよう該切欠きの各々に対応して上方に配設され環状のカッタと該環状のカッタの内周側に配設されるストリッパとを備え、該位置決め部材によって位置付けられたキャップの軸線に該カッタの軸線を一致させるようにしたカッタ保持手段と、該キャップを切断加工位置に位置付ける該作用位置にて、該カッタ保持手段を下降させて、該ストリッパが該キャップを押圧し、該カッタが該環状体の該切断面を環状に切断する作用位置と、該カッタ保持手段を該作用位置から上昇させて、該カッタ及び該ストリッパが該キャップから上方に離れる非作用位置とに位置付けるための第二の昇降動手段とを備えている、ことを特徴とする合成樹脂製キャップに環状二重壁を形成する装置、が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明によれば、環状内側壁と該環状内側壁の周囲を囲む環状外側壁を有する環状体を備え、該内側壁と該外側壁とは、少なくとも周方向に間隔をおいて配設された複数個の破断可能な橋絡部を介して相互に連結される容器用合成樹脂製カバー部材、における該内側壁及び該外側壁を形成するため、該カバー部材を一体成形した後、少なくとも該橋絡部の各々を残して、該環状体の切断面を半径方向中間部において環状に切断するための、合成樹脂製カバー部材に環状二重壁を形成する装置であって、回転アンビルと、
該回転アンビル上に固定されかつ該カバー部材の外周の一部を受け入れて搬送する複数個の切欠きを周縁に有する回転ターレット板と、該切欠きの各々に対応して該回転アンビルに配設された、該カバー部材の位置決め部材と、該位置決め部材を上昇させて該カバー部材に係合させることにより該カバー部材を切断加工位置に位置付ける作用位置と、該位置決め部材を該作用位置から下降させて該係合を解除する非作用位置とに位置付けるための第一の昇降動手段と、該回転アンビルと一体的に回転されるよう該切欠きの各々に対応して上方に配設される環状のカッタと該環状のカッタの内周側に配設されるストリッパとを備え、該位置決め部材によって位置付けられたカバー部材の軸線に該カバー部材の軸線を一致させるようにしたカッタ保持手段と、該カバー部材を切断加工位置に位置付ける該作用位置にて、該カッタ保持手段を下降させて、該ストリッパが該カバー部材を押圧し、該カッタが該環状体の該切断面を環状に切断する作用位置と、該カッタ保持手段を該作用位置から上昇させて、該カッタ及び該ストリッパが該カバー部材から上方に離れる非作用位置とに位置付けるための第二の昇降動手段とを備えている、ことを特徴とする合成樹脂製カバー部材に環状二重壁を形成する装置、が提供される。
【0009】
上記本発明においては、第一の昇降動手段によって、合成樹脂製品の位置決め部材を作用位置に位置付けることにより、製品が切断加工位置に位置付けられ、また第二の昇降動手段によってカッタ保持手段を作用位置に位置付けることにより、ストリッパが製品に押圧され、カッタが環状体の中間部を環状に切断する。第一の昇降動手段及び第二の昇降動手段を適宜のタイミングで作動させることは容易である。したがって、製品が回転ターレット板の切欠きに受け入れられて搬送される間に、製品に環状の切断加工が次々に遂行され、環状二重壁の境界面を規定する環状の切断面は高速かつ正確に形成される。したがって、本発明によれば、高効率で生産性の高い、新規な合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置が得られる。
【0010】
本発明によれば、上記構成に加えて更に、該カッタは、所定の幅及び長さを有する矩形状の平板部材の該幅方向の一側部にその長手方向の全長にわたって刃を加工した後、該平板部材を環状に成形することにより形成される、合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置、が提供される。
【0011】
この発明においては、カッタは、平板部材に刃を加工した後、これを環状に成形することにより形成されるので、無端環状の板部材に刃を加工することにより成形されるカッタに比較して、その製造コストを大幅に低減することができる。後者のカッタは、刃を加工する際のチャックが相当困難であり、所定の精度を確保するためには、製造コストが相当高くなる。上記カッタは、装置当たり複数個(例えば9個)使用され、かつ消耗品であるので、本発明によるコストの低減効果は加工個数が増大するにつれ、比例的に大きなものとなる。したがって、本発明によれば、環状の切断面を比較的低コストで形成することができる、新規な合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置の好適実施形態を、添付図面を参照して更に詳細に説明する。先ず、図10及び図11を参照して、本発明に係る装置によって環状二重壁が形成された合成樹脂製品である合成樹脂製キャップの一実施形態について説明する。
【0013】
全体を番号100で示す合成樹脂製のキャップは、天面壁102と、天面壁102の周縁から垂下するスカート壁104とを備えている。スカート壁104の開口端側は、環状内側壁106と、環状内側壁106の周囲を囲む環状外側壁108とを有する環状体110により構成されている。外側壁108の下端は内側壁106の下端よりも更に下方に延びた位置にある。内側壁106の内周面には、図11に2点鎖線で示す容器112の口部の外周部に備えられた環状の凹部114(被係止手段)に係止させられる環状の凸部116(係止手段)が形成されている。内側壁106にはその下端から上方に向けて延びる複数個のスリット117が周方向に間隔をおいて形成されている。
【0014】
内側壁106と外側壁108との境界領域下端部には、周方向に延びる複数個の弧状溝115が形成されている。内側壁106と外側壁108とは、周方向に間隔をおいて配設された複数個の破断可能な橋絡部118を介して相互に連結されている。内側壁106と外側壁108とは、橋絡部118の各々を除き、環状の切断面120によって分離されている。これにより環状体110は二重壁を構成する。橋絡部118の各々は、内側壁106の外周面の略下端部と外側壁108の対応する内周面との間の上記弧状溝115内に形成されている。外側壁108には、半径方向外方に突出した開栓用のタブ122が、その周方向の一部にわたって形成されている。
【0015】
以上のように構成されたキャップ100が図11に示すように容器112の口部に係止(装着)された状態において、内側壁106は切断面120の部分でその周囲を外側壁108に密接して包囲されているので、スリット117の存在にもかかわらず、内側壁106が半径方向外方に広げられることは充分確実に防止される。したがって内側壁106の内周面に形成されている凸部116は充分強固に容器112の口部に形成された凹部114に係止される。
【0016】
またキャップ100を容器112の口部から離脱するには、上記タブ122に指を掛けて上方に強制する。これにより外側壁108が上方に強制されるので、上記橋絡部118の各々に相当の応力が生成され、破断される。内側壁106は容器112に係止あれているので、外側壁108のみがキャップ100から分離される。次いで、内側壁106を指で上方に強制することにより、容易に容器112から分離させることができる(内側壁106に形成されたスリット117の存在に起因)。
【0017】
次に上記したような合成樹脂製キャップ100の環状体110に環状の切断面120を形成するための新規な装置の実施の形態について説明する。この切断面120は、キャップ100を射出成形又は圧縮成形した後の切断加工工程において形成される。
【0018】
図1を参照して、番号2は本発明に従って構成された、キャップ100に環状二重壁を形成する装置であって、搬送装置4の下流側に配置されている。6はキャップ100を連続的に供給するための搬送シュートであって、搬送装置4の上流側に配置されている。切断面120が形成されていないキャップ100は、搬送シュート6により、その開口部を下にしてかつタブ122を上流側に向けた状態で順次搬送される。搬送シュート6の排出端から排出されたキャップ100は、搬送装置4の回転ターレット板8に受け渡される。回転ターレット板8に受け渡されたキャップ100は、回転ターレット板8の時計方向の回転に従ってタブ122を半径方向外方に向けた状態で搬送され、受渡域Rにおいて、本発明装置2の回転ターレット板10に受け渡される。回転ターレット板10は回転アンビル12上に固定され、回転アンビル12と一体に回転させられる。回転アンビル12の上面において回転ターレット板10に受け渡されたキャップ100は、回転ターレット板10の反時計方向の回転に従ってタブ122を半径方向内方に向けた状態で移送され、排出域Eにおいて排出シュート13に向けて排出される。キャップ100が、装置2において、受渡域Rから排出域Eに回転移送される間に、後に詳述するようにして、キャップ100の環状体110に切断面120が形成される。
【0019】
搬送シュート6、搬送装置4及び本発明装置2におけるキャップ100の搬送機構それ自体は周知のものでよいので、詳細な説明は省略する。なお、図1において、14は、搬送装置4に配設された円弧状の静止基板であって、キャップ100はその上面を移送される。16は回転ターレット板8の半径方向外方に沿って円弧状に延びるよう配置された静止ガイドで、その下流端は装置2の受渡域Rにまで延びている。18は、装置2の回転ターレット板10の半径方向外方に沿って円弧状に延びるよう配置された静止ガイドであって、受渡域Rから排出域Eにわたって延在している。静止ガイド18は、排出域Eにおいて排出シュート13の一方のガイド13aに連続するよう位置付けられている。排出シュート13の他方のガイド13bは装置2の排出域Eにまで延びている。
【0020】
次に本発明に係る装置2について更に詳細に説明する。主として図2を参照して、図示しないフロア上に固定されている静止基板20には、円筒部を有する支持体22が固定されている。支持体22の円筒部内には軸24が直立して固定されている。したがって軸24は固定軸をなす。26は円筒状の被駆動軸であって、固定軸24の外周面を隙間をおいて覆うよう配置されている。被駆動軸26の下端部は軸受28を介して支持体22に回転自在に支持され、被駆動軸26の上端部には環状をなすホルダ30がキーを介して一体回転できるよう連結され、ホルダ30は軸受32を介して固定軸24に回転自在に支持されている。被駆動軸26の下端部付近には被駆動ギヤ34がキーを介して一体回転できるよう連結されている。被駆動ギヤ34は他のギヤを介して駆動源である駆動モータに駆動結合されている(いずれも図示せず)。
【0021】
被駆動軸26の鉛直軸線方向の略中央部には、環状の上記回転アンビル12が一体的に回転できるよう連結されている。回転アンビル12上には上記回転ターレット板10が固定されている。回転ターレット板10の周縁には、キャップ100の外周の一部を受け入れて搬送するための9個の円弧状の切欠き36が形成されている。なお図1に示されているように、搬送装置4の回転ターレット板10の周縁にも、同様な切欠き38が9個形成されている。搬送装置4の切欠き38の各々と装置2の切欠き38の各々は、上記受渡域Rにおいて互いに整合するよう相互の位置関係が規定されている。
【0022】
図2及び図3を参照して、回転アンビル12には、回転ターレット板10の切欠き36の各々に対応して、位置決め部材40が配設されている。位置決め部材40の各々はプランジャ形状をなし、これらに対応して回転アンビル12に形成された大径孔42内に、鉛直軸線方向に移動自在に挿入されている。回転アンビル12の大径孔42の各々の下方には小径孔44が形成され、小径孔44の各々内にはスピンドル46が鉛直軸線方向移動自在に、かつ回転できないよう挿入されている。位置決め部材40の各々の下端と対応するスピンドル46の上端とは離脱自在に結合されている。スピンドル46の各々の下端にはヨーク47が形成され、ヨーク47の各々にはローラフォロワ(カムフォロワ)48が回転自在に装着されている。ヨーク47の各々と回転アンビル12の下面との間にはコイルばね49が介在され、これによって、ローラフォロワ48の各々は、それらの下方に、後述するとおりに配設された環状のカム部材50のカム面52に押圧される。したがってスピンドル46の各々(すなわち位置決め部材40の各々)の鉛直方向の移動はカム面52によって制御される。なお位置決め部材40の各々の下方への移動は、大径孔42の各々と対応する小径孔44との間に形成されている環状の段部により規制されるよう構成されている。
【0023】
図1〜図3を参照して、後の記載から容易に理解されるように、回転ターレット板10の一つの切欠き36が上記受渡域Rから排出域Eまで回転移動する間に、当該切欠き36に対応するローラフォロワ48がカム部材50のカム面52に沿って回転移動させられることにより、対応する位置決め部材40は、コイルばね49の付勢力に抗して所定の高さ上昇させられた作用位置と、作用位置から下降した非作用位置とに所定のタイミングで位置付けられる。位置決め部材40は、上記作用位置において、当該切欠き36に受け入れられたキャップ100の外側壁108の内周面に係合(嵌合)させられ、その結果、キャップ100は切断加工位置に正確に位置付けられる。また位置決め部材40は、上記非作用位置において、キャップ100の内側壁108の内側から下方に抜け出て該係合を解除させられる。位置決め部材40が非作用位置にあるとき、その上面は回転アンビル12の上面と一致させられる。なお、上記カム部材50、カム面52、ローラフォロワ48、スピンドル46及びコイルばね49等は、位置決め部材40を上記作用位置と非作用位置とに所定のタイミングで位置付けるための第一の昇降動手段を構成する。
【0024】
上記静止基板20上には環状の支持部材54の下端が固定され、支持部材54の上端には環状の支持板56が固定されている。支持板56上の半径方向内側寄りに、上記カム部材50が固定されている。支持板56上の半径方向外側寄りには環状の支持板58が固定されている。支持板58上には円弧状の支持部材59が固定され、支持部材59上には上記静止ガイド18が固定されている。静止ガイド18は回転アンビル12の上面に対し間隔をおいて位置付けられている。
【0025】
被駆動軸26に一体回転できるよう連結された上記ホルダ30の周縁部の、上記切欠き36の各々に対応した位置には、スピンドル60がブッシュ62を介して鉛直軸線方向に移動自在に装着されている。スピンドル60の各々の下端にはアダプタ64が離脱自在に装着され、アダプタ64の各々にはカッタ保持手段66が離脱自在に装着されている。カッタ保持手段66の各々は、対応するアダプタ64に離脱自在に装着されたカッタホルダ68と、カッタホルダ68の下端に環状のカッタ70を離脱自在に装着するための、後述する一対のクランプ部材72及び74(図6及び図7参照)とを含んでいる。
【0026】
カッタホルダ68の各々は、全体が大径部と小径部とを有する環状体をなし、軸心部に貫通孔76が形成され、下端部にある小径部にはカッタ支持用の外周面(円周面)78が形成されている。貫通孔76は上部側に延在するよう形成された大径孔と下部側に延在するよう形成された小径孔とからなり、両孔の間には段部が形成されている。大径孔内の上方にはリテイナ79が装着され、小径孔内にはストリッパ80が鉛直軸線方向に移動自在に嵌合されている。ストリッパ80には、その上端に半径方向外方に延びる環状フランジが形成され、また上端に開口する下端閉塞孔が形成されている。ストリッパ80の環状フランジは大径孔内に、その軸線方向に移動自在に嵌合されている。リテイナ79とストリッパ80の下端閉塞孔との間にはコイルばね82が介在され、ストリッパ80は下方に付勢される。これによりストリッパ80の環状フランジは貫通孔76の段部に押圧され、ストリッパ80の下端面はカッタホルダ68の下端より下方に突出した状態に保持される。
【0027】
図8及び図9を参照して、環状のカッタ70は、所定の幅及び長さを有する矩形状の平板部材70a(図9参照)から形成されている。すなわち、平板部材70aの幅方向の一側部には、その長手方向の全長にわたって刃(シャープエッジ)70bが研磨加工によって形成される。次いで、平板部材70aは環状に成形され、環状のカッタ70(図8参照)とされる。以上のようにして形成されたカッタ70は、以下に説明する一対のクランプ部材72及び74によって、対応するカッタホルダ68の外周面78に離脱自在に装着される。
【0028】
図6及び図7を参照して、クランプ部材72及び74は、それぞれ、環状体を軸線に沿って切断し、2分割したような形状をなし、軸線方向からみて同じ半円形状をなしている。クランプ部材72は、大径の外周面72a、小径の外周面72b、小径の内周面72c、大径の内周面72d、二つの端面72e及び72fを備えている。外周面72a及び72b、内周面72c及び72dはそれぞれ半円周面をなす。小径の内周面72cと大径の内周面72dとの間には段部73が形成され、両者の半径の差(段部73の半径方向長さ)は、上記カッタ70の板厚に略等しく規定されている。端面72e及び72fは軸線を通り軸線に平行な一つの面上に存在する。クランプ部材72には、端面72eに直交する軸線を有しかつ一端が端面72eに開口し、他端が外周面72aに開口するねじ孔72gと、端面72fに直交する軸線を有しかつ一端が端面72fに開口し、他端が外周面72aに開口するねじ孔72hとが形成されている。
【0029】
クランプ部材74は、大径の外周面74a、小径の外周面74b、小径の内周面74c、大径の内周面74d、二つの端面74e及び74fを備えている。外周面74a及び74b、内周面74c及び74dはそれぞれ半円周面をなす。小径の内周面74cと大径の内周面74dとの間には段部75が形成され、両者の半径の差(段部75の半径方向長さ)は、上記カッタ70の板厚に略等しく規定されている。端面74e及び74fは軸線を通り軸線に平行な一つの面上に存在する。クランプ部材74には、端面74eに直交する軸線を有しかつ一端が端面74eに開口し、他端が外周面74aに形成された座ぐり77aに開口する取付孔74gと、端面74fに直交する軸線を有しかつ一端が端面74fに開口し、他端が外周面74aに形成された座ぐり77bに開口する取付孔74hとが形成されている。
【0030】
クランプ部材72と74とが、相互に対向する、端面72eと74e、端面72fと74f、をそれぞれ当接させると、両者の外周面及び内周面はそれぞれ円周面を形成し、また、相互に対向する、ねじ孔72gと取付孔74g、ねじ孔72hと取付孔74h、とは、それぞれ共通の軸線上に位置付けられるよう構成されている。
【0031】
図3、図6〜図8を参照して、環状のカッタ70は、その内周面が対応するカッタ保持手段66におけるカッタホルダ68の外周面78に嵌合され、その外周面がクランプ部材72及び74の大径の内周面72d及び74dによって挟持される。そしてクランプ部材72及び74は、端面72eと74e、端面72fと74f、がそれぞれ相互に対向するようにして、図示しないボルトにより離脱自在に締結される。以上のようにしてカッタ70はカッタホルダ68の外周面78に離脱自在にしっかりと装着される(図3参照)。上記説明から明らかなように、カッタ70の装着は容易かつ迅速に遂行することができる。図3に示されたカッタ70の装着状態において、カッタ70の上端は、クランプ部材72及び74の段部73及び75に当接され、カッタ70の下端は、ストリッパ80の下端より上方に位置付けられる。
【0032】
再び図2を参照して、上記スピンドル60の各々の上端には、それぞれローラフォロワ(カムフォロワ)84が回転自在に装着されている。他方、上記固定軸24の上端部には、環状のカム部材86が固定されている。カム部材86の外周面にはその全周にわたってチャンネル状のカム溝88が形成されている。カム溝88内には、上記ローラフォロワ84の各々が移動自在に嵌合・支持されている。したがって、スピンドル60の各々(すなわちカッタ保持手段66の各々)の鉛直方向の移動は、カム溝88によって制御される。
【0033】
後の記載から容易に理解されるように、上記のように、回転ターレット板10の一つの切欠き36が上記受渡域Rから排出域Eまで回転移動する間に、当該切欠き36に対応するローラフォロワ84がカム部材86のカム溝88に沿って回転移動させられることにより、対応するカッタ保持手段66は、下降させられた作用位置と、作用位置から上昇させられた非作用位置とに所定のタイミングで位置付けられる。カッタ保持手段66が上記作用位置に位置付けられたとき、ストリッパ80の下面はコイルばね82を介してキャップ100の天面壁102を押圧し、カッタ70はキャップ100の環状体110の上記中間部を橋絡部118を残して環状に切断する。またカッタ保持手段66が上記非作用位置に位置付けられたとき、カッタ70及びストリッパ80はキャップ100から上方に離隔させられる。なお上記カム部材86、カム溝88、ローラフォロワ84、スピンドル60等は、カッタ保持手段66を上記作用位置と非作用位置とに所定のタイミングで位置付けるための第二の昇降動手段を構成する。
【0034】
次に本発明装置2の作用について説明する。主として図1及び図2を参照して、図示しない駆動モータによる駆動力が図示しないギヤを介して被駆動ギヤ34に伝達されると、被駆動軸26を介して回転アンビル12、回転ターレット板10、カッタ保持手段66の各々が一体的に回転駆動される。搬送装置4の回転ターレット板8も回転ターレット板10と同期して同じ周速で回転させられる。受渡域Rにおいて、搬送装置4の回転ターレット板8の一つの切欠き38から、装置2の回転ターレット板10の一つの切欠き36に受け渡されたキャップ100は、回転アンビル12上に載置された状態で図1の反時計方向に移送される。キャップ100(の軸心)が受渡域Rから位置P1に移送される間は、当該カッタ保持手段66及び当該位置決め部材40は共に非作用位置(図3に示す状態)に保持される(そのようにカム面52及びカム溝88の形状が規定されているということで、以下の記載においては、この旨の補足説明は省略する)。
【0035】
キャップ100が位置P1から位置P3に移送される間に、カッタ保持手段66は、全ストロークのうちの一部のストロークだけ下降させられてキャップ押さえ位置に位置付けられる。ストリッパ80の下面はキャップ100の天面壁102の上面に当接させられる。このとき、カッタ70はキャップ100の上方に離れた位置にある。
【0036】
キャップ100が位置P2から位置P3に移送される間に、位置決め部材40は所定の全ストロークだけ上昇させられて上記作用位置に保持される。位置決め部材40は回転アンビル12の上面から所定の高さ突出して、キャップ100の外側壁108の内周面に係合させられる。キャップ100は、ストリッパ80と位置決め部材40とにより、上下から挟持されると共に位置決め部材40によって、キャップ100の軸線とカッタ保持手段66、すなわちカッタ70の軸線とが一致させられ、所望の切断加工位置に正確に位置付けられる。以上の状態は図4に示されている。
【0037】
キャップ100が位置P3から位置P6に移送される間は、位置決め部材40の昇降動は停止され、位置P3の状態(図4に示す状態)が維持される。他方、キャップ100が位置P3から位置P4に移送される間は、カッタ保持手段66の昇降動も停止され、位置P3の状態(図4に示す状態)が維持されるが、位置P4から位置P5に移送される間に、カッタ保持手段66は全ストロークのうちの残りのストローク下降させられ、作用位置に位置付けられる。この下降によりキャップ100の天面壁102の上面に当接されているストリッパ80は、コイルばね82の付勢力に抗して相対的に上昇し、したがってそのばね力によりキャップ100は一層強く回転アンビル12の上面に押し付けられる。同時にカッタ70は、キャップ100の環状体108の上記中間部を、橋絡部118を残して環状に切断する。この状態は図5に示されている。キャップ100が位置P5から位置P6に移送される間は、カッタ保持手段66の昇降動は停止され、上記作用位置に維持される。
【0038】
キャップ100が位置P6から位置P7に移送される間に、位置決め部材40は全ストローク下降させられて非作用位置(図3に示す位置)に位置付けられる。位置決め部材40は、その後、上記位置P2に至るまで非作用位置に維持される。
【0039】
キャップ100が位置P6から位置P8(排出域E)に移送される間に、カッタ保持手段66は全ストローク上昇させられて非作用位置(図3に示す位置)に位置付けられる。なおこの上昇作用の際、先ず、カッタ70がキャップ100の環状体110から上方に離れるが、そのときには、ストリッパ80は未だ、キャップ100を押圧した状態に保持されている。そしてカッタ保持手段66の更なる上昇によってストリッパ80はキャップ100から上方に離隔される。カッタ保持手段66は、その後、上記位置P1に至るまで非作用位置に維持される。以上の作用は、回転ターレット板10の切欠き36の各々に受け入れられたキャップ100の全てについて、順次、自動的に遂行される。
【0040】
以上、添付図面を参照して、本発明に従って構成された合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置の好適実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。例えば、上記装置2によって環状二重壁の形成、すなわち環状切断面の形成が遂行される合成樹脂製品として、図10及び図11に示す形態のキャップ100を例示したが、本発明装置によれば、他の形態の合成樹脂製品にも同様にして環状切断面を形成することができる。本発明装置が適用可能な他の形態の合成樹脂製品としては、図示のキャップ100と異なり、橋絡部が環状体の上方(天面壁側)に配置され、環状切断面が開口端側から天面壁側に向かって形成されるものを挙げることができる。この形態の合成樹脂製品は例えば特願平8−30929号出願明細書に開示されている。
【0041】
本発明装置が適用可能な更に他の形態の合成樹脂製品としては、図示のキャップ100の、半径方向におけるタブ122と反対側に破断不能な連結部が形成されているものを挙げることができる。この連結部は軸方向長さが他の環状体部分より長く形成されている(具体的には、連結部には上記キャップ100における弧状溝115が形成されていない)ので、上記のような環状切断面が形成されているにもかかわらず、軸方向の一部は切断されずに連結されている。したがって他の環状体部分が橋絡部において破断されても、上記連結部は破断されずに連結状態が保持される。この形態の合成樹脂製品は例えば特願平8−30929号出願明細書に開示されている。なお、上記破断不能な連結部は、周方向の一部が切り欠かれた環状のカッタを使用することによっても形成される。このようなカッタによって切断された切断面は、完全な環状をなしておらず、カッタの切り欠かれた部分に対応する部分(連結部)には切断面は全く形成されない。この形態の場合、「環状のカッタ」、「環状に切断する」、「環状の切断面」、「環状二重壁」、「環状内側壁」、「環状外側壁」等における「環状」は、完全に全周にわたって連続したものではなく、連結部において不連続をなす。したがって、本明細書における上記の「環状」とは、完全に全周にわたって連続したもの、及び一部が不連続であるもの、の何れをも含むものである。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、合成樹脂製品に環状の切断面を高速かつ正確に形成することができ、したがって高効率で生産性の高い、新規な合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置が得られる。また本発明によれば、環状の切断面を比較的低コストで形成することができる、新規な合成樹脂製品に環状二重壁を形成する装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を含む、合成樹脂製キャップの搬送システムの一部を示す平面概略図。
【図2】本発明に従って構成された装置の好適実施形態を示す断面図。
【図3】図2に示す装置の一つの作動態様を示す要部断面図。
【図4】図2に示す装置の他の作動態様を示す要部断面図。
【図5】図2に示す装置の更に他の作動態様を示す要部断面図。
【図6】図2に示す装置に備えられたクランプ部材の分解平面図。
【図7】図6のA−A矢視断面図。
【図8】図2に示す装置に装着されているカッタの斜視図。
【図9】図8に示すカッタの成形前の状態を示す斜視図。
【図10】図2に示す装置によって環状二重壁が形成された合成樹脂製キャップを開口部側から見た図。
【図11】図10のB−B矢視断面図。
【符号の説明】
2 本発明装置
10 回転ターレット板
12 回転アンビル
26 被駆動軸
36 切欠き
40 位置決め部材
50 カム部材
52 カム面
66 カッタ保持手段
70 カッタ
80 ストリッパ
88 カム溝
100 合成樹脂製キャップ
106 環状内側壁
108 環状外側壁
110 環状体
118 橋絡部
120 切断面
R 受渡域
E 排出域

Claims (4)

  1. 天面壁、該天面壁の周縁から垂下する環状内側壁及び該環状内側壁の周囲を囲む環状外側壁を有する環状体を備え、該内側壁と該外側壁とは、少なくとも周方向に間隔をおいて配設された複数個の破断可能な橋絡部を介して相互に連結される容器用合成樹脂製キャップ、における該内側壁及び該外側壁を形成するため、該キャップを一体成形した後、少なくとも該橋絡部の各々を残して、該環状体の切断面を半径方向中間部において環状に切断するための、合成樹脂製キャップに環状二重壁を形成する装置であって、
    回転アンビルと、
    該回転アンビル上に固定されかつ該天面壁を上向きにしたキャップの外周の一部を受け入れて搬送する複数個の切欠きを周縁に有する回転ターレット板と、
    該切欠きの各々に対応して該回転アンビルに配設された、該キャップの位置決め部材と、
    該位置決め部材を上昇させて該キャップに係合させることにより該キャップを切断加工位置に位置付ける作用位置と、該位置決め部材を該作用位置から下降させて該係合を解除する非作用位置とに位置付けるための第一の昇降動手段と、
    該回転アンビルと一体的に回転されるよう該切欠きの各々に対応して上方に配設され環状のカッタと該環状のカッタの内周側に配設されるストリッパとを備え、該位置決め部材によって位置付けられたキャップの軸線に該カッタの軸線を一致させるようにしたカッタ保持手段と、
    該キャップを切断加工位置に位置付ける該作用位置にて、該カッタ保持手段を下降させて、該ストリッパが該キャップを押圧し、該カッタが該環状体の該切断面を環状に切断する作用位置と、該カッタ保持手段を該作用位置から上昇させて、該カッタ及び該ストリッパが該キャップから上方に離れる非作用位置とに位置付けるための第二の昇降動手段とを備えている、ことを特徴とする合成樹脂製キャップに環状二重壁を形成する装置。
  2. 該環状外側壁の下端が該環状内側壁の下端よりもさらに下方に延びた位置に形成され、該位置決め部材を該キャップの該外側壁の内周面に係合させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製キャップに環状二重壁を形成する装置。
  3. 環状内側壁と該環状内側壁の周囲を囲む環状外側壁を有する環状体を備え、該内側壁と該外側壁とは、少なくとも周方向に間隔をおいて配設された複数個の破断可能な橋絡部を介して相互に連結される容器用合成樹脂製カバー部材、における該内側壁及び該外側壁を形成するため、該カバー部材を一体成形した後、少なくとも該橋絡部の各々を残して、該環状体の切断面を半径方向中間部において環状に切断するための、合成樹脂製カバー部材に環状二重壁を形成する装置であって、
    回転アンビルと、
    該回転アンビル上に固定されかつ該カバー部材の外周の一部を受け入れて搬送する複数個の切欠きを周縁に有する回転ターレット板と、
    該切欠きの各々に対応して該回転アンビルに配設された、該カバー部材の位置決め部材と、
    該位置決め部材を上昇させて該カバー部材に係合させることにより該カバー部材を切断加工位置に位置付ける作用位置と、該位置決め部材を該作用位置から下降させて該係合を解除する非作用位置とに位置付けるための第一の昇降動手段と、
    該回転アンビルと一体的に回転されるよう該切欠きの各々に対応して上方に配設され環状のカッタと該環状のカッタの内周側に配設されるストリッパとを備え、該位置決め部材によって位置付けられたカバー部材の軸線に該カバー部材の軸線を一致させるようにしたカッタ保持手段と、
    該カバー部材を切断加工位置に位置付ける該作用位置にて、該カッタ保持手段を下降させて、該ストリッパが該カバー部材を押圧し、該カッタが該環状体の該切断面を環状に切断する作用位置と、該カッタ保持手段を該作用位置から上昇させて、該カッタ及び該ストリッパが該カバー部材から上方に離れる非作用位置とに位置付けるための第二の昇降動手段とを備えている、ことを特徴とする合成樹脂製カバー部材に環状二重壁を形成する装置。
  4. 該環状外側壁の下端が該環状内側壁の下端よりもさらに下方に延びた位置に形成され、該位置決め部材を上昇させて該カバー部材の該外側壁の内周面に係合させるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の合成樹脂製カバー部材に環状二重壁を形成する装置。
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