JP2597138B2 - 圧縮成形装置 - Google Patents

圧縮成形装置

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JP2597138B2 JP8910988A JP8910988A JP2597138B2 JP 2597138 B2 JP2597138 B2 JP 2597138B2 JP 8910988 A JP8910988 A JP 8910988A JP 8910988 A JP8910988 A JP 8910988A JP 2597138 B2 JP2597138 B2 JP 2597138B2
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Description

【発明の詳細な説明】 圧縮成形技術分野> 本発明は、合成樹脂製ピルファープルーフリングを圧
縮成形すると同時に、金属製容器蓋本体の円筒状スカー
ト壁の自由端部に一体的に連結するための圧縮成形装置
に関する。
圧縮成形従来技術> 特開昭60−193830号公報には、全体を金属薄板から形
成することに代えてピルファープルーフリングを合成樹
脂から形成したピルファープルーフ型容器蓋、換言すれ
ば、金属製本体とこの本体の円筒状スカート壁の自由端
部に連結された合成樹脂製ピルファープルーフリングと
から成るピルファープルーフ型容器蓋が開示されてい
る。
上記特開昭60−193830号公報には、更に、上記容器蓋
の製造様式として、射出成形型内に金属製本体を配設し
て、ピルファープルーフリングを射出成形すると同時
に、金属製本体の円筒状スカート壁の自由端部に一体的
に連結することも開示されている。
<従来技術の課題> 然るに、本発明者は上記特開昭60−193830号公報に開
示されている上記製造様式について種々の局面から詳細
な検討を加えたが、上記製造様式においては、商業上の
成功を得るに充分な高能率で上記容器蓋を製造すること
が不可能ではないにしても著しく困難であることが判明
した。
<発明の技術的課題> 本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その
主目的は、金属製本体と合成樹脂製ピルファープルーフ
リングとから成る容器蓋を高能率で製造することを可能
にすることである。
<発明の解決手段> 本発明者は、鋭意研究の結果、合成樹脂製ピルファー
プルーフリングを射出成形ではなくて圧縮成形し、この
圧縮成形と同時に金属製本体の円筒状スカート壁の自由
端部に一体的に連結することができる独特な形態の圧縮
成形装置によって、上記技術的課題を達成することがで
きることを見出した。
即ち、本発明によれば、合成樹脂製ピルファープルー
フリングを圧縮成形すると同時に、金属製容器蓋本体の
円筒状スカート壁の自由端部に一体的に連結するための
圧縮成形装置にして、 容器蓋本体が被嵌される円筒状コア部と、該コア部に
対して相対的に開閉動せしめられる少なくとも2個のキ
ャビティ部とを含む成形型を具備し、 容器蓋本体が被嵌された該コア部に対して該キャビテ
ィを相対的に移動せしめて型閉すると、容器蓋本体のス
カート壁の自由端部が突出するリング状成形空間が規定
され、 該キャビティ部の少なくとも1個には、該成形空間か
ら延びる貫通導入孔が形成され、該貫通導入孔に滑動自
在に挿通される圧縮ロッドが配設されており、 該貫通導入孔に供給された合成樹脂素材が、該圧縮ロ
ッドの作用によって該成形空間に対応した形状のピルフ
ァープルーフリングに圧縮成形される、ことを特徴とす
る圧縮成形装置が提供される。
<好適具体例> 以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成され
た圧縮成形装置の好適具体例について詳細に説明する。
装置全体の概要 圧縮成形装置の全体を簡略に図示している第1図を参
照して説明すると、図示の圧縮成形装置は、全体を番号
2で示す回転式圧縮成形装置本体と共に、押出機から構
成された樹脂素材供給手段4、回転ターレット形態であ
る容器蓋本体供給手段6、及び排出シュート8を具備し
ている。後に更に詳述する如く、圧縮成形装置本体2
は、第1図において紙面に垂直に延びる中心軸線を中心
として回転自在に装着された回転支持体10と、周方向に
等間隔を置いて上記回転支持体10に配設された複数個
(図示の場合は12個)の成形型12とを含んでいる。回転
支持体10は第1図に矢印14で示す方向に連続的に回転駆
動され、かくして成形型12の各々は、樹脂素材供給域1
6、容器蓋本体供給域18、圧縮成形装置20及び排出域22
を順次に通して搬送される。樹脂素材供給域16において
は、樹脂素材供給手段4によって成形型12の各々に樹脂
素材が供給され、容器蓋本体供給域18においては、容器
蓋本体供給手段6によって、成形型12の各々に容器蓋本
体が供給され、圧縮成形域20においては、樹脂素材がピ
ルファープルーフリングに成形されると共に容器蓋本体
に一体的に連結され、排出域22においてはピルファープ
ルーフリングを有する容器蓋が成形型12の各々から排出
シュート8に排出される。
容器蓋 第2図は、容器蓋本体供給手段6から圧縮成形装置本
体2の成形型12の各々に供給される容器蓋本体24の一例
を図示している。ブリキ薄板、クロム酸処理鋼薄板又は
アルミニウム基合金薄板の如き適宜の金属薄板から形成
することができる図示の容器蓋本体24は、円形天面壁26
とこの天面壁26の周縁から垂下する円筒状スカート壁28
とを有する。スカート壁28の上端部には、滑り防止用の
環状ローレット30とこのローレット30の直ぐ下方に位置
する環状凹部32が形成されている。スカート壁28の下端
部即ち自由端部は、断面図において略弧状に半径方向外
方に張出せしめられており、かかる自由端部には周方向
に間隙を置いて周方向に延びる複数個のスリット(切
溝)34が形成されている。
第3図は、第2図に図示する容器蓋本体24に加えて、
後に記述する如くして圧縮成形装置本体2において成形
されると同時に容器蓋本体24に一体的に連結された合成
樹脂製ピルファープルーフリング36をも備えた容器蓋38
の典型例を図示している。図示のピルファープルーフリ
ング36は全体として略円筒形状である。リング36の軸方
向中間部には、周方向に連続して延在する薄肉領域40が
存在し、リング36は薄肉領域40よりも上方の主部42と薄
肉領域40よりも下方の垂下部44とに区画されている。主
部42の上半部は、容器蓋本体24のスカート壁28の自由端
部を下方並びに内外両面から囲繞して抱き込んでいる。
後述する通りにしてリング36を圧縮成形する際には、リ
ング36を形成する合成樹脂が、スカート壁28の自由端部
に形成されているスリット34(第2図)にも流入し、こ
れによってリング36は充分確実に容器蓋本体24に連結さ
れる。リング36の主部42には、周方向に延在する弱化線
46が形成されている。この弱化線46は、周方向に間隔を
置いて周方向に延びる複数個のスリット(切溝)48とか
かるスリット48間に残留せしめられている複数個の橋絡
部50とによって規定されている。リング36の垂下部44に
は、周方向に適宜の間隔を置いて軸線方向に延在する略
三角形状の複数個(例えば5個程度でよい)の切欠き52
が形成されており、リング36の垂下部44は切欠き52によ
って複数個の弧状部54に分割されている。弧状部54の各
々の外面下端部には突条56が形成されている。
第3図に図示する容器蓋38には、更に、次の通りの加
工が施される。即ち、第4図に図示する如く、容器蓋本
体24の天面壁26の内面には、適宜の形態の合成樹脂製密
封ライナ58が配設される。かような密封ライナ58は、そ
れ自体は周知の型押成形法によって好都合に成形するこ
とができる。加えて、リング36の垂下部44が半径方向内
方及び上方に向けて折曲げられて、第4図に図示する如
く弧状部54の各々がリング36の主部42の下端から上記薄
肉領域40を介して半径方向内方及び上方に突出する状態
にせしめられる。垂下部44のかような折曲げは、折曲げ
ローラ(図示していない)を使用する方法等の適宜の方
法によって遂行することができる。
上述した容器蓋38の使用様式について簡単に説明する
と、次の通りである。容器蓋38は、第5図に図示する形
態の口頚部60を備えた容器に適用される。口頚部60は上
面が開口された円筒形状であり、その外周面には雄螺条
62とこの雄螺条62の下方に位置する環状係止突条64とが
形成されている。口頚部60に容器蓋38を装着して口頸部
60を密封するには、口頚部60に容器蓋38を被嵌し、第5
図に図示する位置まで下方に押下げる。かくすると、密
封用ライナ58が口頚部60の頂部に押圧せしめられ、これ
によって口頚部60が密封される。また、リング36の複数
個の弧状部54は弾性的に半径方向外方に変位して口頚部
60の環状係止突条64を通過し、しかる後に半径方向内方
に復元して第5図に図示する如く環状係止突条64に係止
せしめられる。加えて、容器蓋本体24のスカート壁28の
中間部には、口頚部60の雄螺条62に沿って雌螺条66が形
成される。
口頚部60を開封する際には、容器蓋38を第5図におい
て上方から見て反時計方向に回転せしめる。かくする
と、雌螺条66と雄螺条62との協働によって容器蓋38は回
転と共に上昇せしめられる。然るに、リング36の弧状部
54は環状係止突条64に係止せしめられており、容器蓋38
の上昇を阻止する。かくして、リング36の主部42に形成
されている弱化線46における複数個の橋絡部50が破断さ
れ、リング36が弱化線46に沿って上下に分割される。し
かる後においては、リング36の破断された弱化線46以下
の部分を除いて、容器蓋38は回転と共に自由に上昇せし
められて口頚部60から離脱され、かくして口頚部60が開
封される。
回転式圧縮成形装置本体 第6図を参照して説明すると、全体を番号2で示す回
転式圧縮成形装置本体は、支持ブロック70に植設された
静止支持軸72を含んでいる。実質上鉛直に延びる支持軸
72には、支持軸72を囲繞する略円筒形状である上記回転
支持体10が、上部軸受74及び下部軸受76を介して回転自
在に装着されている。回転支持体10の下端部外周には入
力歯車78が固定されており、かかる入力歯車78は適宜の
伝動機構(図示していない)を介して電動モータでよい
駆動源80に駆動連結されている。かくして、駆動源80が
付勢されると、回転支持体10は第1図に矢印14で示す方
向に所定速度で連続的に回転駆動せしめられる。
上記回転支持体10には、上記成形型12が周方向に等間
隔を置いて複数個(図示の具体例においては、第1図に
図示する如く12個)装着されている。かかる成形型12の
各々は、コア部82とこのコア部82に対して相対的に開閉
動される2個のキャビティ部84及び86を具備している。
更に詳述すると、回転支持体10の下部には下方に突出す
る垂下環状部88が設けられ、かかる垂下環状部88の下端
には半径方向外方に突出する環状支持フランジ90が設け
られている。環状支持フランジ90の上面には、各成形型
12に対応して、周方向に等間隔を置いて支持ブロック92
が固定され、かかる支持ブロック92にコア82が螺着され
ている。第7図及び第8図をも参照して、コア部82の一
端部は略円筒形状であり、先端に存在する小径部94、小
径部94に続いて存在する中径部96及びこの中径部96に続
いて存在する大径部98を有している。コア部82の他端部
には雄ねじ部が設けられており、また支持ブロック92に
形成された貫通孔94には雌ねじ部が設けられており、こ
れら雄ねじ部及び雌ねじ部を螺合せしめることによって
コア部82が実質上水平に支持ブロック92に装着されてい
る。かかるコア部82には、後述する如く、第2図に示す
容器蓋本体24が被嵌される。そして被嵌された状態にお
いては、容器蓋本体24におけるスカート壁28の大部分が
コア部82の中径部96に位置し、スカート壁28の張出せし
められた自由端部はコア部82の大径部98に位置し、大径
部98の周表面から半径方向外方に延びる。
各コア部82には、所要の通りにして形成された容器蓋
38をコア部82から離脱せしめるためのイジェクト機構10
0が付設されている。回転支持体10の垂下環状部88の所
要部位には支持ブロック92の貫通孔94に連通される孔が
形成され、かかる孔にスリーブ部材102が装着されてい
る。イジェクト機構100はイジェクトピン104を備え、か
かるイジェクトピン104がスリーブ部材102及び支持ブロ
ック92の貫通孔94に滑動自在に装着されている。イジェ
クトピン104の一端部はスリーブ部材102を貫通して内方
に突出し、かかる突出した一端部にロッド部材106が回
動自在に連結されている。具体例では、ロッド部材106
の一端部に雄ねじ部が設けられ、かかる雄ねじ部に螺合
されたナット部材108によってイジェクトピン104の一端
部が位置調整自在に連結されている。これらロッド部材
106の他端部には、夫々、従動ローラ107が回転自在に装
着されている。また、イジェクトピン104の他端部はそ
の一端部に比して細くなっており、かかる他端部はコア
部材82の中心部分に形成された貫通孔110に挿通され、
後述する如くこの貫通孔110から外方に突出し得るよう
になっている。一方、成形装置本体は支持ブロック70の
両側に配設された支持脚112を備え、これら支持脚112の
上端には支持盤114置が固定されている。支持盤114の上
面には、支持部材116を介してカム部材118が固定され、
このカム部材118の上面には所要形状のカム溝120が形成
されており、各ロッド部材106に装着された従動ローラ1
07が上記カム溝120に回転自在に受入れられている。ま
た、コア部材82とイジェクトピン104との間には、細い
他端部を被嵌してコイルばね122が介在されている。こ
のコイルばね122はイジェクトピン104を内方に、即ちそ
の他端部がコア部材82内に収納される方向に偏倚せしめ
る。尚、支持盤114、支持部材116及びカム部材118に
は、回転支持体10のための孔が形成されている。
第6図及び第7図において下側に位置する片方のキャ
ビティ部84は、コア部82に近接及び離隔する方向に移動
自在に装着されている。キャビティ部84は略直方体形状
の下本体部124を備えている。下本体部124の上面には、
第9図に示す通り、外円筒状の凹部126が形成されてお
り、この凹部126の一端部はその他端部に比して内径が
幾分大きく、この一端部と他端部は中間傾斜部によって
接続されている。凹部126の一端大径部には、半円弧状
の突条127と、周方向に間隔を置いて配設された複数の
突起128が設けられている。複数の突起128は第3図の容
器蓋38の弱化ライン46におけるスイット48に対応する。
また、凹部126の中間傾斜部には、第3図の容器蓋38に
おける突条56に対応する凹所129と、上記容器蓋38にお
ける切欠き52に対応する突起130が設けられている。か
かる下本体部124に規定された凹部126は、容器蓋本体24
のスカート壁28の外形に対応し、後述する如くしてコア
部82に被嵌された容器蓋本体24のスカート壁28の下半分
を覆う。かかる下本体部124には下面に開放されたシリ
ンダ空間132が規定されており、かかるシリンダ空間132
に従動部材134の一端部に設けられたピストン136が上下
方向に滑動自在に受けられ、シリンダ空間132の開放さ
れた下面は部材138によって覆われている。従動部材134
の他端部には、ナット部材140によってローラ142が回転
自在に装着されている。一方、支持盤114の上面には環
状のカム部材144が固定され、このカム部材144の外周面
には所要形状のカム溝146が形成され、かかるカム溝146
内に各従動部材134に装着されたローラ142が回転自在に
受入れられている。具体例においては、シリンダ空間13
2内、詳しくは下本体部124の上壁(凹部126が規定され
ている壁)と従動部材134のピストン部136との間にコイ
ルばね148が配設されていると共に、従動部材134の中間
部に設けられた係止部147と下本部体124に装着された部
材138の間にコイルばね150が配設されている。これらコ
イルばね148及び150は、下本体部124に対して従動部材1
34を相対的に下方に弾性的に偏倚せしめ、従動部材134
のピストン部136が部材138の内面に当接する位置(第7
図に示す位置)に弾性的に保持する。尚、図示の具体例
では、回転支持体10の環状支持フランジ90の所定部位に
は、周方向に等間隔を置いて複数個(図示の場合12個)
の実質上鉛直に延びる横断面が矩形状である溝が形成さ
れ、かかる溝に下本体部124が上下方向に滑動自在に受
入れられ、各溝の開放された外面に板部材152が装着さ
れている。従って、下方のキャビティ部84は上記溝に沿
ってコア部82に近接及び離隔する上下方向に確実に移動
され、第12−C図及び第12−D図に示す通り、所要の通
り型閉じした状態においてコア部82と協働してリング状
の成形空間における下半分を規定する(第8図及び第9
図から理解される如く、かかる成形空間の下半分は、コ
ア部材82における大径部98の外周面とキャビティ部84の
凹部126における大径部の突条127より内側部位及び中間
傾斜部の内周面との間に規定される)。
第6図及び第7図と共に第10図を参照して、下側のキ
ャビティ部84に対向して位置する他方のキャビティ部86
も、コア部82に近接及び離隔する方向に移動自在に装着
されている。キャビティ部86は略直方体形状の上本体部
154を備え、この上本体部154には一体に矩形状の突部15
6が設けられている。突部156には実質上鉛直に垂下する
2本の短軸158(第7図及び第10図において片方のみ示
す)が植設されており、かかる短軸158が支持ブロック9
2に上下方向に滑動自在に装着されている。また、上本
体部154の突部156の下面と支持ブロック92の上面との間
には、各短軸158を被嵌してコイルばね160が介在されて
いる。コイルばね160は、支持ブロック92に対して上本
体部154を相対的に上方に偏倚せしめ、かくして上本体
部154を第6図及び第7図に示す位置(型開きの位置)
に弾性的に保持する。この上本体部154の下面には、上
記下側のキャビティ部84に規定された凹部126と実質上
同一形状の凹部162が形成されている。かかる凹部162
は、容易に理解される如く、後述する如くしてコア部82
に被覆された容器蓋本体24のスカート壁28の上半分を覆
う。そして、上方のキャビティ部86が所要の通り型閉じ
した状態においては、かかる凹部162はコア部82と協働
してリング状の成形空間における上半分を規定する(即
ち、コア部82における大径部98の外周面とキャビティ部
86の凹部162における大径部の突条より内側部位及び中
間傾斜部の内周面との間に、成形空間における上半分が
規定される)。この上本体部154には、更に、鉛直方向
に延びる貫通導入孔164が形成されており、この貫通導
入孔164の下端は成形空間に連通されている。貫通導入
孔164の横断面形状は、円形でもよいが、台形乃至矩形
であるのが好ましい。
図示の成形装置において、キャビティ部84が上昇され
ると共に他方のキャビティ部86が下降されて所要の通り
型閉じされると、上述した記載から容易に理解される如
く、コア部82とキャビティ部84及び86の間に環状の成形
空間が規定され、コア部82に被覆される容器蓋本体24の
自由端部は、かく規定された成形空間に突出せしめられ
る。容器蓋本体24の自由端部は、この成形空間の鉛直方
向中間部に突出する、言い換えるとスカート壁28の上面
側と下面側の双方に樹脂流入空間が残留せしめられるの
が好都合である。
再び第6図及び第7図を参照して、上記回転支持体10
の上部には、比較的厚い環状支持フランジ166が形成さ
れている。そして、この支持フランジ166には、周方向
に等間隔を置いて複数個(図示の場合は12個)の、実質
上鉛直に延びる溝168が形成されている。かかる溝168の
各々は、成形型12の各々に対して、鉛直方向に実質上整
合して位置する。溝168の各々は略正方形の横断面形状
を有し、その外側面は開放されている。支持フランジ16
6の外周面には、上記溝168の各々の外側面を閉じる板部
材170が固定されている。上記溝168の各々には、溝102
の横断面形状と実質上同一の横断面形状を有する昇降部
材172が昇降自在に収容されている。この昇降部材172は
支持フランジ166を越えて上方に突出せしめられてお
り、その上端部には実質上水平に延びる軸174が固定さ
れている。そして、かかる軸174には、カム従動節を構
成するローラ176及び178が回転自在に装着されている。
一方、上記静止支持軸72の上端部には、略円筒形状のカ
ムブロック180が固定されており、このカムブロック180
の外周面にはカム溝182が形成されている。回転支持体1
0が第1図に矢印14(第1図)で示す方向に回転される
と、カム溝182の上面及び下面が夫々ローラ176及び178
に作用することによって、上記昇降部材172が所要通り
に昇降動せしめられる。
上記昇降部材172は上記支持フランジ166を越えて下方
に延出している。かかる昇降部材172には、その下面か
ら上方に延びる孔が形成されている。横断面形状が円形
である孔は、大径下部180、中径中間部182及び小径上部
184を有する。孔の下部180及び中間部182には、部材186
及び188が固定されている。円筒形状である部材186の上
端部外周面には雄螺条が刻設されており、孔の中間部18
2には対応する雌螺条が形成されており、部材186の上端
部は孔の中間部182に螺着される。昇降部材172の下端を
越えて下方に突出する上記部材186の下端には、外方に
張出した環状フランジ190が形成されている。部材188
は、環状底壁192とこの底壁192の内周縁から上方に延び
る円筒形状の直立壁194を有する。かかる部材188の底壁
192は、昇降部材172の下面と部材186の環状フランジ190
の上面との間に挾持され、かくして昇降部材172に対し
て部材188が相対的に昇降することが阻止される。所定
角度位置において昇降部材172の下端と部材188の底壁19
2の上面とにはキー溝が形成されており、かかるキー溝
に挿入されたキー196によって、昇降部材172に対して部
材188が相対的に回転することが阻止される。部材188の
底壁192の下面における特定角度位置には切欠き198が形
成されており、かかる切欠き198に関連せしめて圧縮ロ
ッド200が配設されている。かかる圧縮ロッド200は、拡
大頭部202とこの拡大頭部202から実質上鉛直に垂下する
ロッド部204とを有する。圧縮ロッド200の拡大頭部202
の内側面には溝206が形成されており、かかる溝206内に
上記部材186の環状フランジ190の一部が収容されてい
る。溝206の鉛直方向長さは環状フランジ190の厚さより
も幾分大きく、従って上記部材186に対して圧縮ロッド2
00は鉛直方向に幾分かの範囲に渡って相対的に移動する
ことができる。部材188の底壁192と圧縮ロッド200の頭
部202との間には、皿ばねでよい弾性手段208が介在せし
められている。かかる弾性手段208は、比較的大きな力
(例えば150kg程度でよい)で圧縮ロッド200を下方に弾
性的に偏倚し、上記溝206の上面を上記環状フランジ190
の上面に当接せしめる。
上記昇降部材172の下端部には、更に部材210が装着さ
れている。第7図と共に第11図を参照して説明すると、
部材210は、略扇形状の装着ブロック部212とこの装着ブ
ロック部212から実質上鉛直に上方に延びる円柱部214と
を有する。第7図に図示する如く、部材210の円柱部214
は、上記部材186を通して昇降部材172の孔の小径上部18
4に滑動自在に挿入されている。部材210の装着ブロック
部212には、実質上鉛直に上方へ延びる円筒形状の直立
壁216を有する部材218が締結ボルト220によって固定さ
れている。部材218の直立壁216の上端部内周面には止め
リング222が固定されている。上記昇降部材172の外周に
は環状ばね受け224が固定されており、このばね受け224
と部材218の直立壁216の上端との間には、コイルばねで
よい弾性手段226が介在せしめられている。かかる弾性
手段226は、部材218及び210を下方へ弾性的に偏倚す
る。昇降部材172に対する部材218及び210の下方への移
動は、上記止めリング222が上記部材188の底壁192の上
面に当接することによって制限されている。第11図に図
示する如く、部材210の装着ブロック部212と部材218の
下部とには、協働して略矩形のの貫通開口228を規定す
る切欠きが形成されている。そして、上記開口228に
は、樹脂受入部材230の上半部が挿入され、係止ピンの
如き適宜の手段(図示していない)によって固定されて
いる。樹脂受入部材230には貫通孔232が形成されてい
る。この貫通孔232は、上側のキャビティ部86に形成さ
れている上記貫通導入孔164と同一横断面形状を有し且
つ上記貫通導入孔164と整合して実質上鉛直に延びてい
る。貫通孔232の下半部(即ち樹脂受入部材230の露呈さ
ている下半部を延びる、貫通孔232の下半部)は、貫通
受入孔を構成している。第7図及び第12−A図を参照す
ることによって理解される如く、樹脂受入部材230の露
呈されている下半部においては、回転支持体10の矢印14
(第1図)で示す回転方向に見て前側は切り欠かれてお
り、貫通孔232の下半部即ち貫通受入孔の前側は解放さ
れている。上記圧縮ロッド200のロッド部214は、貫通孔
232に挿入されている。圧縮ロッド200のロッド部214の
横断面形状は、貫通孔232の横断面形状と実質上同一で
ある。
樹脂素材供給域 第1図と共に第12−A図を参照して説明すると、樹脂
素材供給域16に関連して配設された上記樹脂素材供給手
段4は、押出機本体234とこれに固定された押出ブロッ
ク236とを具備している。押出ブロック236は、実質上水
平な上面238を有する突出部を含んでいる。押出ブロッ
ク236には、押出機本体234の押出口に接続された入口端
から上記上面236に開口した出口端まで延びる押出路240
が形成されている。それ自体は周知の形態でよい押出機
本体234から供給される加熱溶融状態の樹脂素材は、上
記押出ブロック236の押出路240を通して送給され、上記
上面238から上方に押出される。樹脂素材は、ポリエチ
レン又はポリプロピレンの如き適宜の熱可塑性樹脂でよ
い。
樹脂素材供給域16における作用を説明すると、樹脂素
材供給域16を通過する際には、成形型12の構成要素は第
12−A図に図示する位置にある。即ち、片方のキャビテ
ィ部84はコア部82から下方に離隔した下降位置にあり、
また、他方のキャビティ部86はコア部86から上方に離隔
した上昇位置にあり、型部材12は型開きされている。更
に、昇降部材172(第6図)に装着された樹脂受入部材2
30は上側のキャビティ部86から上方へ所定距離だけ離隔
した位置に位置付けられている。樹脂素材供給手段4に
おける押出ブロック236の突出部は、上記キャビティ部8
6と樹脂受入部材230との間に突出し、樹脂受入部材230
の下端は、押出ブロック236の突出部における上面238に
接触乃至近接する。回転支持体10の回転によって樹脂受
入部材230が矢印14で示す方向に移動してくると、押出
ブロック236の突出部における上面238から押出された樹
脂素材242は、樹脂受入部材230の下半部に規定されてい
る貫通受入孔に、その解放された前側から受け入れられ
る。樹脂受入部材230が更に矢印14で示す方向に移動す
ると、押出ブロック236の突出部における上面238と樹脂
受入部材230の下面との協働による切断作用によって、
押出された樹脂素材242が切断される。かくして、切断
された樹脂素材242は、それ自体の粘着性によって樹脂
受入部材230の貫通孔232の下半部即ち貫通受入孔内に保
持され、樹脂受入部材230と共に移動せしめられる。
容器蓋本体供給域 第1図及び第12−B図を参照して説明すると、容器蓋
本体供給域18に関連して配設された容器蓋本体供給手段
6は、実質上鉛直に延びる中心軸線を中心として回転自
在に装着された回転盤244を具備している。かかる回転
盤244の外周面には、周方向に等間隔を置いて複数個
(具体例において12個)の容器蓋本体受入手段246が配
設されている。主として第12−B図を参照して、図示の
容器蓋本体受入手段246は、容器蓋本体24を収容するた
めの収容空間を規定する部材248及び250を備え、これら
部材248及び250は回転盤244の外周縁にて外面に開放さ
れた略矩形状の収容空間を規定する。各収容空間に対応
して押出部材252が配設されている。押出部材252は回転
盤244の上面に固定された支持ブロック254にスリーブ部
材256を介して滑動自在に装着され、その一端に設けら
れた押出部258が上記収容空間内に位置付けられてい
る。また、押出部材252の他端部は支持ブロック254を貫
通して内方に突出し、その他端に設けられた被作用部26
0と支持ブロック254との間には、押出部材252を第12−
B図において左方に弾性的に偏倚せしめられるコイルば
ね262が介在されている。押出部材252の被作用部260に
は、カムブロックに形成されたカム溝264に沿って移動
される従動部材(図示せず)が作用し、かかる従動部材
の作用によって押出部材252は第12−B図に二点鎖線で
示す収容位置(かかる位置においては、押出部258は収
容空間の底部に位置し、容器蓋本体24の受入れが許容さ
れる)と実線で示す押出位置(かかる位置においては、
押出部258は収容空間の開口部まで押出され、上記収容
空間に収容された容器蓋本体24は上記空間外に押出され
る)の間を移動される。上述した回転盤244は、矢印266
で示す方向に、上述した圧縮成形装置本体2の回転支持
体10の回転に同期せしめて回転せしめられる。回転盤24
4が矢印266で示す方向に回転せしめられる間には、番号
268で示す受入域において、送給シュート270から回転盤
244の容器蓋本体受入手段246によって規定された収容空
間に容器蓋本体24が送給される。かくすると、第12−B
図に二点鎖線で示す如く、容器蓋本体24の天面壁26が上
記収容位置にある押圧部材252に押圧部258に接触乃至近
接せしめられ、そのスカート壁28の自由端部は回転盤24
4の半径方向外方に面している。そして、かく受入れら
れた容器蓋本体24は、回転盤244の回転によって上記容
器蓋本体供給域18に搬送される。この間においては、上
記受入域268から上記容器蓋本体供給域18まで、回転盤2
44の外周に沿って円弧状に延在する静止ガイド272によ
って、上記受入手段246から容器蓋本体24が半径方向外
方に脱落することが防止される。上記容器蓋本体供給域
18においては、回転盤244の上記受入手段246から圧縮成
形装置本体2の成形型12に移送される。即ち、回転盤24
4が容器蓋本体供給域18まで移動すると、カム溝264と従
動部材(図示せず)の作用によって押圧部材252がコイ
ルばね262の偏倚力に抗して上記収容位置から上記押出
位置に押出される。かくすると、受入手段246に受入れ
られていた容器蓋本体24は収容空間から押出され、第12
−B図に実線で示す如く成形型12のコア部82に所要の通
りに被嵌される。そして、かく移送された容器蓋本体24
は、コア部82に被嵌された状態で圧縮成形域20を通って
排出域22に送給される。
具体例では、容器蓋本体供給域18と圧縮成形域20との
間に、容器蓋本体保持手段274が配設されている。第1
図と共に第12−C図を参照して、容器蓋本体保持手段27
4は、支持部材276に間隔を置いて固定された一対の支持
脚278とコア部82に被嵌されて移送される容器蓋本体24
に作用する押圧保持部材280を備えている(第1図)。
一対の支持脚278には夫々孔が形成されている。一方、
押圧保持部材280には一対の軸部282が設けられており、
これら軸部282を対応する孔を挿通した後それらの突出
部にナット部材284を螺着することによって、押圧保持
部材280が支持脚278間に装着されている。また、押圧保
持部材280と各支持脚278との間には、押圧保持部材280
をコア部82に保持された容器蓋本体24に向けて弾性的に
偏倚せしめるコイルばね286が介在されている。かかる
押圧保持部材280は、第1図に示す通り、容器蓋本体24
の移送経路の外側にてこの移送経路に沿って円弧状に延
びている。従って、コア部材82に保持された容器蓋本体
24が容器蓋本体保持手段274まで移送されると、押圧保
持部材280が容器蓋本体24の天面壁26に作用し、かくし
て容器蓋本体24がコア部82に確実に被嵌される。
具体例では、容器蓋本体24がかく弾性的に保持されて
いる状態において、成形型12の型閉じが遂行される。即
ち、第12−B図と第12−C図とを比較することによって
容易に理解される如く、下側のキャビティ部84が漸次上
昇せしめられると共に、下降する昇降部材172の作用に
よって上側のキャビティ部86が漸次下降せしめられる。
片方のキャビティ部84が第12−C図に示す上昇位置まで
上昇すると、その下本体部124に規定された凹部126の一
部がコア部82の外周面に当接する。また、昇降部材172
が下降すると、部材210の下端及び樹脂受入部材230の下
端がキャビティ部86の上面に当接して押圧し、コイルば
ね160(第7図)の弾性偏倚作用に抗してキャビティ部8
6を閉位置に下降せしめ、キャビティ部86の上本体部154
に規定された凹部162の一部がコア部82の外周面に当接
すると共に、上記上本体部154の下面が上記下本体部124
の上面に密接せしめられる。かくして、第12−C図に示
す通り、成形型12は所要の通り型閉じされ、キャビティ
部84及び86とコア部82の協動作用によって、リング状に
延在する成形空間が規定される。
圧縮成形域 第12−C図と第12−D図とを比較することによって容
易に理解される如く、成形型12が圧縮成形域20を通過す
る際には、部材210に対して圧縮ロッド200が相対的に下
方に移動される。即ち、この際には、昇降部材172(第
7図)は、更に、第12−D図で示す位置まで下降され続
ける。この際、部材210及び樹脂受入部材230は、その下
端が既に閉位置に下降されたキャビティ部86に当接して
いる故に下降することができず、従って弾性手段226
(第7図)の弾性偏倚作用に抗して昇降部材172に対し
て相対的に上昇せしめられる。一方、圧縮ロッド200は
昇降部材172と共に下降され続ける。圧縮ロッド200は、
樹脂受入部材230の貫通孔232の下半部即ち貫通受入孔内
に存在する樹脂素材242に作用して、樹脂素材242をキャ
ビティ部86の貫通導入孔164を通して上記成形空間に強
制して圧縮する。かくして、樹脂素材242が成形空間に
対応した形状、即ち第3図に図示する形態のピルファー
プルーフリング36に成形される。同時に、上述した通り
容器蓋本体24のスカート壁28の自由端部は成形空間内に
突出せしめられている故に、ピルファープルーフリング
36の基部はスカート壁28の自由端部を囲繞し、これによ
ってピルファープルーフリング36がスカート壁28の自由
端部に連結される。当業者には周知の如く、樹脂受入部
材230の貫通孔232に供給される樹脂素材242の量を精密
に所定値にせしめることは、不可能ではないにしても著
しく困難であり、樹脂素材242の量には幾分かの誤差が
存在する。図示の具体例では、供給される樹脂素材242
の量は若干過剰に設定され、そして樹脂素材242の過剰
分は、圧縮成形の最終時において圧縮ロッド200が弾性
手段222(第2図)の比較的大きな弾性偏倚作用に抗し
て若干上昇することによって補償される。
排出域 第1図と共に第12−E図を参照して説明すると、成形
型12が圧縮成形域20から排出域22まで移動せしめられる
際には、昇降部材172(第7図)は第12−E図に図示す
る位置まで漸次上昇せしめられる。かくして、上側のキ
ャビティ部86はコイルばね160の弾性偏倚作用によって
開位置まで上昇され、また樹脂受入部材230及び圧縮ロ
ッド200はキャビティ部86から上方に離隔される。加え
て、部材210及び樹脂受入部材230は、弾性手段226(第
7図)の弾性偏倚作用によって、昇降部材172に対して
下限位置まで相対的に下降される。更にまた、キャビテ
ィ部84は第12−E図に示す位置まで漸次下降せしめられ
る。かくして、成形型12は所要の通り型開きされる。
排出域22においては、容器蓋本体24とピルファープル
ーフリング36をを有する容器蓋38が成形型12から排出シ
ュート8に排出される。第12−E図に示す如く、成形型
12が排出域22に移動されると、カム部材118とロッド部
材106の作用によってイジェクトピン104が第12−E図に
おいて左方に移動され、その先端部はコア部82に形成さ
れた貫通孔110を通して幾分外方に突出し、かくしてコ
ア部82に被嵌されていた容器蓋38は、かかるイジェクト
ピン104によって押出され、排出シュート8に確実に排
出される。次いで、容器蓋は排出シュート8を通して、
例えば収集域等の適宜の場所まで搬送される。
以上本発明に従って構成された圧縮成形装置の一具体
例について詳細に説明したが、本発明はかかる具体例に
限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱するこ
となく種々の変形乃至修正が可能であることは多言を要
しない。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明に従って構成された圧縮成形装置の全
体を一部断面で示す簡略平面図。 第2図は、容器蓋本体を示す断面図。 第3図は、容器蓋本体と圧縮成形されたピルファープル
ーフリングとを有する容器蓋を示す断面図。 第4図は、第3図の容器蓋における容器の口頚部に装着
する前の状態を示す断面図。 第5図は、第3図の容器蓋を容器の口頚部に装着したと
ころを示す断面図。 第6図は、第1図に図示する圧縮成形装置における回転
式圧縮成形装置本体を示す鉛直断面図。 第7図は、第6図に図示する圧縮成形装置本体における
成形型を示す部分断面図。 第8図は、第7図に図示する成形型におけるコア部を示
す斜視図。 第9図は、第7図に図示する成形型における片方のキャ
ビティ部を示す斜面図。 第10図は、第7図に図示する成形型における他方のキャ
ビティ部を示す斜視図。 第11図は、第7図におけるXI−XI線による断面図。 第12−A図乃至12−E図は、夫々、第6図に図示する圧
縮成形装置本体による圧縮成形工程を説明するための部
分断面図。 2……回転式圧縮成形装置本体 4……樹脂素材供給手段 6……容器蓋本体供給手段 8……排出シュート 10……回転支持体 12……成形型 16……樹脂素材供給域 18……容器蓋本体供給域 20……圧縮成形域 22……排出域 24……容器蓋本体 28……スカート壁 36……ピルファープルーフリング 82……コア部 84及び86……キャビティ部 126及び162……キャビティ部の凹部 164……貫通導入孔 172……昇降部材 200……圧縮ロッド 230……樹脂受入部材 232……貫通孔(下半部は貫通受入孔を構成する)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製ピルファープルーフリングを圧
    縮成形すると同時に、金属製容器蓋本体の円筒状スカー
    ト壁の自由端部に一体的に連結するための圧縮成形装置
    にして、 容器蓋本体が被嵌される円筒状コア部と、該コア部に対
    して相対的に開閉動せしめられる少なくとも2個のキャ
    ビティ部とを含む成形型を具備し、 容器蓋本体が被嵌された該コア部に対して該キャビティ
    部を相対的に移動せしめて型閉すると、容器蓋本体のス
    カート壁の自由端部が突出するリング状成形空間が規定
    され、 該キャビティ部の少なくとも1個には、該成形空間から
    延びる貫通導入孔が形成され、該貫通導入孔に滑動自在
    に挿通される圧縮ロッドが配設されており、 該貫通導入孔に供給された合成樹脂素材が、該圧縮ロッ
    ドの作用によって該成形空間に対応した形状のピルファ
    ープルーフリングに圧縮成形される、ことを特徴とする
    圧縮成形装置。
  2. 【請求項2】実質上鉛直に延びる軸線を中心として回転
    自在に装着された回転支持体を具備し、 該回転支持体には、周方向に間隔を置いて該成形型が複
    数個配設されており、 該回転支持体の回転によって、該成形型の各々が樹脂素
    材供給域、容器蓋本体供給域、圧縮成形域及び排出域を
    順次に通して搬送され、 該樹脂素材供給域において該成形型の各々に樹脂素材が
    供給され、該容器蓋本体供給域において該成形型の各々
    の該コア部に容器蓋本体が被嵌され、該圧縮成形域にお
    いて該成形型の各々が閉じられてピルファールーフリン
    グが圧縮成形され、該排出域において開かれた該成形型
    の各々から容器蓋本体及びピルファープルーフリングか
    ら成る容器蓋が排出される、特許請求の範囲第1項記載
    の圧縮成形装置。
  3. 【請求項3】該成形型の各々において、該コア部は該支
    持体に固定されて半径方向に実質上水平に延在し、該キ
    ャビティ部の一方は該コア部の下方にて実質上鉛直な方
    向に開閉動自在に該支持体に装着され、該キャビティ部
    の他方は該コア部の上方にて実質上鉛直な方向に開閉動
    自在に該支持体に装着されている、特許請求の範囲第2
    項記載の圧縮成形装置。
  4. 【請求項4】該コア部の上方に装着された該キャビティ
    部に該貫通導入孔が形成されており、該貫通導入孔は実
    質上鉛直に延びる、特許請求の範囲第3項記載の圧縮成
    形装置。
  5. 【請求項5】該成形型の各々は、該コア部の上方に装着
    された該キャビティ部の更に上方にて実質上鉛直な方向
    に移動自在に該支持体に装着された樹脂受入部材を含
    み、該樹脂受入部材には該貫通導入孔に整合して実質上
    鉛直に延びる貫通受入孔が形成されており、該樹脂素材
    供給域においては該貫通受入孔に樹脂素材が供給され、
    該圧縮ロッドは該貫通受入孔に供給された樹脂素材を該
    貫通導入孔を通して該成形空間に移送せしめる、特許請
    求の範囲第4項記載の圧縮成形装置。
  6. 【請求項6】該樹脂素材供給域において該樹脂受入部材
    の下面が接触乃至近接せしめられる上面に開口した押出
    路を有する押出機が配設されており、該支持体の回転方
    向に見て該貫通受入孔の前側は解放されており、該押出
    路から押し出された樹脂が該貫通受入孔にその前側から
    受け入れられ、該押出路から切離される、特許請求の範
    囲第5項記載の圧縮成形装置。
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