JP3827464B2 - チューブ容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物としてペースト状、ゲル状、ゼリー状もしくはクリーム状の可塑性あるいは凖液状物、例えば練り歯磨き、シャンプー、リンス、トリートメント、練り調味料などの生活用品、または、接着剤、パテ等の産業用製品を収容するチューブ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
内容物としてペースト状、ゲル状、ゼリー状もしくはクリーム状の可塑性あるいは凖液状物、例えば練り歯磨き、シャンプー、リンス、トリートメント、練り調味料などを収容するチューブ容器として種々の形態のものがある。この種のチューブ容器においては、図3に示すように、柔軟なチューブ本体aの軸方向一端部を塞ぐように概略円錐側面形状の肩部cが形成され、この肩部cにはチューブ本体aよりも小径の注出口部dが突出形成されており、キャップeを注出口部dに着脱自在に設けている。
【0003】
一般に、チューブ容器においては、前記図3に示すように、前記注出口部dがチューブ本体aの中心線bに沿った方向に肩部cから突出形成されているが、内容物が残り少なくなるとチューブ本体aを押し潰して内容物を押し出そうとしても、肩部c内に向けて該本体aを押し潰すことはできず、肩部c自体も一般に剛性が高いことが多いので押し潰しにくく、肩部c内に内容物が残りやすい。
そこで、この対策として、チューブ本体aの先端付近を肩部c内に向けて押し潰し可能にしてその残った内容物を押し出し易いように、肩部をチューブ本体の中心線に対して斜めに曲げて形成する考え方が有る(実開昭62−19945号、実用新案登録第2523770号、実用新案登録第3013395号等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記の肩部を斜めに曲げたチューブ容器の設計に通常のチューブ容器の設計と同様の考え方でそのまま設計すると、図4に示すように、チューブ容器は、前記管状のチューブ本体aの一端を斜めにカットしてカット面に肩部cおよび、注出口部dを形成するが、注出口部dはチューブ本体中心線bに交差する肩部cの中心線fに沿って突出形成することになる。
【0005】
しかしながら、このように設計したチューブの注出口部dにキャップeを取り付けると、チューブ本体aの外径位置gよりもキャップ突出部e1が飛び出してしまうことが起こり易く、このキャップ突出部e1の飛び出したチューブ容器チューブ容器製品の生産性が低くなるという問題点がある。
すなわち、チューブ容器に内容物を充填するラインにおいて、供給装置で内容物未注入のチューブ容器を転がして送ったり、ホルダーにチューブ容器をぐらつかないように立てて充填したりすることが重要な要素となってくる。しかるに、前記のチューブ容器においては、チューブ外面の延長線上よりも突出するキャップ突出部e1がライン表面上に当接するなどしてチューブ容器の転がり抵抗になって搬送しにくくなったり、ホルダーの内壁に前記キャップ突出部e1が当たってチューブ容器をホルダー内に装填しにくくなったりして、通常の生産に大きな障害になり易い。
【0006】
本発明は、前記の問題点を解消するためなされたものであって、肩部に残った内容物を最後まで使い切れると共に生産性の低下を確実に防止できるチューブ容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、流動性のある内容物を収容する柔軟な中空筒状のチューブ本体の軸方向一端部肩部で塞がれ、この肩部に前記チューブ本体よりも小径の注出口部が突出した状態に形成され、充填機によってチューブ本体内に内容物が充填された後にそのチューブ本体を押圧することにより該本体内の内容物を注出口部から押し出し可能なチューブ容器であって、肩部に仮想される底面の垂直線と注出口部の突出方向が中空筒状のチューブ本体の中心線方向に対して傾斜し、かつ注出口部の中心線を肩部中央よりチューブ本体の最長辺側に片寄らせてブロー成型法によってチューブ容器が形成されており、前記注出口部は、それにキャップを設けた状態で、チューブ本体外周面の延長線上よりもキャップ端部が突出しないように形成されていて、内容物の未充填の状態のチューブ容器が、それを充填機へ供給するライン上で、ライン表面に筒状のチューブ本体の側面のみが接しライン表面にキャップが引っかかることなく滑らかに転がるように形成されていることを特徴とするチューブ容器の構成を有する。
なお、肩部の形状は、円錐側面状、球面状等、概略膨出面状の各種曲面形状や肩部端部のみ曲面で中央部は平面状に形成することができる。
【0008】
本発明によれば、肩部に仮想される底面の垂直線と注出口部の突出方向がチューブ本体の中心線方向に対して傾斜し、かつ注出口部の中心線を肩部中央よりチューブ本体の最長辺側に片寄らせてブロー成型法によってチューブ容器が形成されており、前記注出口部は、それにキャップを設けた状態で、チューブ本体外周面の延長線上よりもキャップ端部が突出しないように形成されていて、内容物の未充填の状態のチューブ容器が、それを充填機へ供給するライン上で、ライン表面に筒状のチューブ本体の側面のみが接しライン表面にキャップが引っかかることなく滑らかに転がるように形成されているので、充填機への供給ラインで供給性の低下が全くない。
それと共に、チューブホルダーへの装填に際しても、ホルダーの内壁に前記キャップの端部が当たることがなくなり、チューブ容器のホルダー内への装填がスムーズにでき、通常の生産を障害無く行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は実施形態にチューブ容器の要部説明図である。
図1に示すように、チューブ容器は、可塑性あるいは凖液状物など流動性のある内容物を収容するものであって、ブロー成形法で形成された柔軟なチューブ本体10の軸方向一端部は、接続部12a,12bで肩部12を繋いだ状態で塞がれている
この肩部12の表面部は概略円錐側面形状を呈し、この肩部12にチューブ本体10よりも小径の注出口部16が突出形成されており、前記チューブ本体10を押圧することにより前記本体10内の内容物を注出口部16から押し出し可能なものである。
チューブ本体10他端部は図示しないが、図2と同様形状であって、充填ラインにおいて内容物を収容後に他端部が閉鎖される。
また、注出口部16は、外面にキャップ20を螺合する等してキャップ20が着脱可能に設けられる。
なお、前記肩部14は、概略平坦あるいは曲面を描く等種々に形成できる。
【0010】
前記肩部12に仮想される底面(図1の場合、符号24で示す)の垂直線Hと注出口部16の突出方向Iはチューブ本体10の中心線10a方向に対していずれも傾斜する。
この肩部の傾斜によりチューブ本体10の側面22において、チューブ本体10他端部から接続部までの前記中心線10a方向の長さには、最も短い辺(最短辺22a)と最も長い辺(最長辺22b)ができることになり、図1では、最短辺22a側の接続部を符号12aで示し、最長辺22b側の接続部12bを示す。
そして、注出口部16の中心線18を肩部中央12dよりチューブ本体の最長辺22b側に片寄らせて形成されている。図1では、注出口部中心線18から肩部12の最短辺22a側の接続部12aまでの距離Aが、注出口部中心線18から最長辺側側接続部12bまでの距離Bよりも大きく形成されている(A>B)。
【0011】
チューブ本体に収容する内容物は、ペースト状、ゲル状、ゼリー状もしくはクリーム状の可塑性あるいは凖液状物、例えば練り歯磨き、シャンプー、リンス、トリートメント、練り調味料などの生活用品、または、接着剤、パテ等の産業用製品など種々のものを収容する事ができる。
【0012】
実施形態のチューブ容器によれば、注出口部16の中心線18を肩部中央12dよりチューブ本体の最長辺22b側に片寄らせて形成したので、チューブ本体10の最短辺22a側の側面の延長線(図1に符号sで示す)よりもキャップ20の該最短辺側突出部(最短辺側端部の例)20aが突出しない。
したがって、一般的にチューブ容器の充填機への供給時にチューブ本体10の側面で転がすことが多いが、キャップ20が前記チューブ本体10側面延長線sより突出することがないので、供給ライン表面には、キャップ端部20aが当接することがなくなり、チューブ本体10側面のみが接するので、チューブ本体がライン上で引っ掛かることなく滑らかに転がり、供給性の低下がない。それと共に、充填ラインにおいてチューブ容器をチューブホルダー内に立てて装填する際に、ホルダーの内壁に前記キャップ突出部20aが当たることがなくなり、チューブ容器をホルダー内に装填することをスムーズにできるようになる。よって、通常のチューブ容器の生産ラインで実施形態のチューブ容器製品を障害無く生産することができる。
【0013】
なお、前記の実施形態では本発明の好適例を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもちろんである。例えばキャップは注出口部に螺合するだけではなく、注出口部基端あるいは首部にヒンジ構造を介して連結するヒンジキャップの構造にすることができる。
また、チューブ容器は、肩部が円錐側面状あるいは平坦面状に形成されるのみならず、図2の実施形態に示すように、肩部30に円錐側面状部分30aと平坦面状部分30bが組合わされた形状等種々に形成できるものである。ここで、図2では図1と同様部分に同様の符号を付しており、肩部30に仮想される底面24は平坦面状部分30bに一致する。
【0014】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、肩部に仮想される底面の垂直線と注出口部の突出方向がチューブ本体の中心線方向に対して傾斜し、かつ注出口部の中心線を肩部中央よりチューブ本体の最長辺側に片寄らせてブロー成型法によってチューブ容器が形成されており、前記注出口部は、それにキャップを設けた状態で、チューブ本体外周面の延長線上よりもキャップ端部が突出しないように形成されていて、内容物の未充填の状態のチューブ容器が、それを充填機へ供給するライン上で、ライン表面に筒状のチューブ本体の側面のみが接しライン表面にキャップが引っかかることなく滑らかに転がるように形成されているので、充填機への供給ラインで供給性の低下が全くない。
それと共に、チューブホルダーへの装填に際しても、ホルダーの内壁に前記キャップの端部が当たることがなくなり、チューブ容器をホルダー内への落とし込みがスムーズにでき、通常の生産を障害無く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るチューブ容器の要部説明図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係るチューブ容器の説明図である。
【図3】従来のチューブ容器の説明図である。
【図4】チューブ容器の他の従来例の説明図である。
【符号の説明】
10 チューブ本体
10a チューブ本体中心線
12 肩部
12a,12b 最短辺側の接続部,最長辺側の接続部
16 注出口部
18 注出口部中心線

Claims (1)

  1. 流動性のある内容物を収容する柔軟な中空筒状のチューブ本体の軸方向一端部肩部で塞がれ、この肩部に前記チューブ本体よりも小径の注出口部が突出した状態に形成され、充填機によってチューブ本体内に内容物が充填された後にそのチューブ本体を押圧することにより該本体内の内容物を注出口部から押し出し可能なチューブ容器であって、
    肩部に仮想される底面の垂直線と注出口部の突出方向が中空筒状のチューブ本体の中心線方向に対して傾斜し、かつ注出口部の中心線を肩部中央よりチューブ本体の最長辺側に片寄らせてブロー成型法によってチューブ容器が形成されており、
    前記注出口部は、それにキャップを設けた状態で、チューブ本体外周面の延長線上よりもキャップ端部が突出しないように形成されていて、
    内容物の未充填の状態のチューブ容器が、それを充填機へ供給するライン上で、ライン表面に筒状のチューブ本体の側面のみが接しライン表面にキャップが引っかかることなく滑らかに転がるように形成されていることを特徴とするチューブ容器。
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