JP3827297B2 - 送信装置、受信装置、ネットワーク、送信方法、及び受信方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、ネットワーク、送信方法、及び受信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送受信装置および送受信方法並びにネットワークに係り、特に、伝送方式が互いに異なる2つのネットワークにおける中継方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像や音声のように送信側と受信側で何らかの時間軸の同期が必要な同期データを伝送する規格にIEEE1394 High Performance Signal Bus規格(以下「1394バス」と称す)があり、i.LINK、FireWire、またはDV(Digital Video)端子として機器に搭載されている。
【0003】
1394バス上において、例えば、MPEG2 Transport Stream(TS)での同期データを伝送するために、1394バス上の全ての機器(ノード)に対してサイクルスタートパケットと呼ばれる特別なパケットで時刻情報を伝送し、1394バス上の各機器のタイマー(サイクルタイマー)の同期を取る。1394バス上で同期データを伝送する仕組みは、IEC61883規格で規定されている。この規格では、サイクルタイマーを基準にしてMPEG2−TSパケットが機器のアプリケーションから1394インタフェースに入力してくる時点での時間をサンプリングし、それぞれのMPEG2−TSパケットにサンプリングされた時間情報にオフセット値を加算してソースパケットヘッダとして付加し、それにCIP(Common Isochronous Packet)ヘッダとアイソクロナスパケットヘッダ(Isochronous Packet Header)を付加し、アイソクロナスパケットとして伝送する。
【0004】
受信側では、アイソクロナスパケットからMPEG2−TSパケットと付加されているソースパケットヘッダを取り出し、ソースパケットヘッダで指示される時間からMPEG2−TSパケット同士の相対的な間隔(時間軸)を復元する。こうすることで、送信側のアプリケーションでのMPEG2−TSパケットの時間間隔と同じ間隔で受信側のアプリケーションへとMPEG2−TSパケットを出力することが可能となる。つまり、1394バス上は、固定ディレイラインと等価になる。
【0005】
この1394バス同士を中継(ブリッジ)する規格としてIEEE1394.1がある。この規格はあくまで1394バス同士を中継する規格であり、それぞれの1394バスを独立して扱い、1394バスから他の1394バスへの中継時には、中継装置が、相手先の情報、送り先の情報、1394バスの時間軸の修正などの必要な処理を行うような規格となっている。
【0006】
例えば、送信端末と受信端末とのクロック信号の同期を合わせる技術として、特開2000−332802号公報には、以下の技術が示されている。即ち、リアルタイムデータを送信する送信端末は、パケット生成部で形成するパケットに、当該パケットの送信時の同期カウンタのカウンタ値をタイムスタンプとして付加して送信する。リアルタイムデータを受信する受信端末は受信したパケットから付加されているタイムスタンプを抽出する。このタイムスタンプと受信端末におけるパケット受信時の同期カウンタのカウント値とに基づいて、送信端末で用いられたクロック信号と受信端末が用いるクロック信号とのずれ分を検出し、このずれ分に応じて、受信端末のVCO(電圧制御型可変周波数発振器)の発信周波数を制御することによりクロック信号の同期を合わせる。
【0007】
一方、無線ネットワークでの同期データの伝送に関しては、日本のワイヤレス1394(ARIB STD−T71)規格や欧州のETSI BRAN(European Telecommunications Standards Institute Broadband Radio Access Networks)で規格化されており、双方の規格とも実装された機器のアプリケーションからは1394バスとして処理可能な仕組みになっている。
【0008】
同期データ可能な無線ネットワークでの同期データ伝送方法は、1394バスでの仕組みと同様であるが、1394バスでのアイソクロナスサイクル(Isochronous Cycle)(125μs)の代わりに、4ms(ワイヤレス1394)や2ms(ETSI BRAN)といった比較的時間の長い「フレーム」と呼ばれる期間で各機器間の時刻情報の同期を行う。このフレーム期間の中に、1394バスでのアイソクロナスパケットの構造そのままで複数のパケットが格納されて無線ネットワーク上を伝送される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術においては、1394バスから同期伝送可能な無線ネットワークに同期データを中継して伝送する場合、1394バスと無線ネットワークの両方で同期伝送のための同じような処理を行う必要があったため、比較的ビット数の大きいタイマーや時間情報を同期データに付加する回路が2重に必要である問題がある。
【0010】
また、無線ネットワークでは、1394バスと比較して、フレーム期間が2msや4msと大きく、そのため伝送ジッタも大きくなり,そのため伝送ジッタを吸収するために容量が大きいバッファが受信側に必要となる問題があった。
【0011】
そこで、本発明は、送信側で同期データ伝送のための処理が簡略化でき、受信側の装置が簡略化できる送受信装置および送受信方法並びにネットワークを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の送信装置は、データの同期伝送を行い伝送方式が互いに異なる2つのネットワークの間で、第1のネットワークを介して接続された端末から受信したデータを第2のネットワークに送信する送信装置において、第1のネットワーク上の各端末間で時間の同期を行うために第1のネットワーク上で伝送される同期時刻情報を抽出する同期時刻情報抽出手段と、第1のネットワーク上で伝送される同期パケットを抽出する同期パケット抽出手段と、前記時刻情報抽出手段で抽出された同期時刻情報に同期時刻情報であることを識別する識別情報を付加する識別情報付加手段と、前記識別情報付加手段で識別情報が付加された同期時刻情報と同期パケットとをそれぞれ別のパケット、若しくは1つのパケットとして生成するパケット生成手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項2に係る発明の送信装置は、請求項1において、前記第1のネットワークが有線ネットワークであり、前記第2のネットワークが無線ネットワークであることを特徴とする。
【0014】
請求項3に係る発明の受信装置は、データの同期伝送を行い伝送方式が互いに異なる2つのネットワークの間で、第2のネットワーク上を伝送するデータを受信して第1のネットワークを介して接続された端末に送信する受信装置において、第2のネットワークを介して伝送されてきた同期時刻情報を抽出する他ネットワーク時刻情報抽出手段と、前記他ネットワーク時刻情報抽出手段で抽出された同期時刻情報に同期して駆動されるタイマー手段と、第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケットから、同期データに付加されている時間情報を抽出する他ネットワーク時間情報抽出手段と、前記タイマーと前記他ネットワーク時間情報抽出手段から抽出された同期時刻情報により、第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケット内の同期データの時間軸を復元する時間軸復元手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項4に係る発明の受信装置は、請求項3において、前記第1のネットワークが有線ネットワークであり、前記第2のネットワークが無線ネットワークであることを特徴とする。
【0016】
請求項5に係る発明のネットワークは、データの同期伝送を行い伝送方式が互いに異なる2つのネットワークの間で、第1のネットワークを介して接続された端末から送信されたデータを第2のネットワークに送信する送信装置および第2のネットワーク上を伝送するデータを受信して第3のネットワークを介して接続された端末に送信する受信装置を備えたネットワークにおいて、前記送信装置が第1のネットワーク上の各端末間で時間の同期を行うために第1のネットワーク上で伝送される同期時刻情報を抽出する同期時刻情報抽出手段と、第1のネットワーク上で伝送される同期パケットを抽出する同期パケット抽出手段と、前記時刻情報抽出手段で抽出された同期時刻情報に同期時刻情報であることを識別する識別情報を付加する識別情報付加手段と、前記識別情報付加手段で識別情報が付加された同期時刻情報と同期パケットとをそれぞれ別のパケット、若しくは1つのパケットとして生成するパケット生成手段とを備え、前記受信装置が第2のネットワークを介して伝送されてきた同期時刻情報を抽出する他ネットワーク時刻情報抽出手段と、前記他ネットワーク時刻情報抽出手段で抽出された同期時刻情報に同期して駆動されるタイマー手段と、第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケットから、同期データに付加されている時間情報を抽出する他ネットワーク時間情報抽出手段と、前記タイマーと前記他ネットワーク時間情報抽出手段から抽出された同期時刻情報により、第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケット内の同期データの時間軸を復元する時間軸復元手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項6に係る発明のネットワークは、請求項5において、前記第1のネットワークと前記第3のネットワークが有線ネットワークであり、前記第2のネットワークが無線ネットワークであることを特徴とする。
【0018】
請求項7に係る発明の送信方法は、データの同期伝送を行い伝送方式が互いに異なる2つのネットワークの間で、第1のネットワークを介して接続された端末から送信されたデータを第2のネットワークに送信する送信方法において、第1のネットワーク上の各端末間で時間の同期を行うために第1のネットワーク上で伝送される同期時刻情報を抽出し、第1のネットワーク上で伝送される同期パケットを抽出し、抽出された同期時刻情報に同期時刻情報であることを識別する識別情報を付加し、識別情報が付加された同期時刻情報と同期パケットとをそれぞれ別のパケット、若しくは1つのパケットとして生成し、第2のネットワークでの同期周期に同期させて第2のネットワーク上へ送信することを特徴とする。
【0019】
請求項8に係る発明の送信方法は、請求項7において、前記第1のネットワークが有線ネットワークであり、前記第2のネットワークが無線ネットワークであることを特徴とする。
【0020】
請求項9に係る発明の受信方法は、データの同期伝送を行い伝送方式が互いに異なる2つのネットワークの間で、第2のネットワーク上を伝送するデータを受信して第1のネットワークを介して接続された端末に送信する受信方法において、第2のネットワーク上を伝送されてきた同期時刻情報を抽出し、抽出された同期時刻情報にタイマーを同期させ、第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケットから、同期データに付加されている時間情報を抽出し、第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケット内の同期データの時間軸を復元することを特徴とする。
【0021】
請求項10に係る発明の受信方法は、請求項9において、前記第1のネットワークが有線ネットワークであり、前記第2のネットワークが無線ネットワークであることを特徴とする。
【0022】
このような構成により、本発明は、送信側で同期データ伝送のための処理が簡略化でき、受信側の装置が簡略化できる送受信装置および送受信方法並びにネットワークを提供することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は本発明に係る実施の形態による送受信装置を用いたネットワークシステムを示す。このネットワークシステムでは、第1のネットワークにIEEE1394規格を、第2のネットワークとしてワイヤレス1394のようにフレーム期間毎に同期パケットの伝送保証を行う仕組みを持つ無線ネットワークを適応し、双方のネットワーク上での同期データ伝送規格としてIEC61883規格を適用する場合について動作の説明を行う。また、伝送する同期データは、MPEG2−TSパケットを用いて説明する。このネットワークシステムはi.LINK端子などの1394バス端子を備えた機器同士(例えば、デジタルテレビとデジタルレコーダ)を有線の1394バスで接続する代わりに、無線ネットワークで接続する例である。
【0024】
図1のネットワークシステムでは、デジタルテレビ(DTV)1が送信元となり、MPEG2−TSパケットを受信先のデジタルレコーダ(D−VHS)2に送信する。DTV1は第1の1394バス3を介して送信装置4に接続されている。この送信装置4は第1の1394バス3と接続するための1394バスインターフェースと無線ネットワーク5と接続するための無線ネットワークインターフェースを備える。この送信装置4の詳細は後述する。
【0025】
一方、受信先のD−VHS2は第2の1394バス6を介して受信装置7に接続される。この受信装置7も第2の1394バス6と接続するための1394バスインターフェースと無線ネットワーク5と接続するための無線ネットワークインターフェースを備える。この受信装置7の詳細は後述する。
【0026】
第1の1394バス3、第2の1394バス6は、上述の第1のネットワークであり、1394バス規格で定義されたネットワークである。また、無線ネットワークは、第1のネットワークと異なる伝送方式であって、上述の第2のネットワークであり、同期伝送の仕組みを持つ無線ネットワークである。
【0027】
このネットワークにおける伝送の同期としては以下の通りである。DTV1が第1の1394バス3上に送信するサイクルスタートパケット中の時刻情報とMPEG2−TSに付加されるソースパケットヘッダ中の時間情報とは、図1中の「第1の1394バス3の同期系」と示したように、受信装置7の内部処理まで同じ値が用いられ、一方、「第2の1394バス6の同期系」と示したように、第2の1394バス6上では、第1の1394バス3とは異なった時刻情報、時間情報を用いてMPEG2−TSパケットが伝送される。その詳細については、後述の送信装置4、受信装置7の説明において行う。
【0028】
次に、送信装置4の詳細について、図2を用いて説明する。送信装置4は第1の1394バス3と接続される第1の1394バスインターフェース部(第1の1394バスI/F部)11を備える。この第1の1394バスI/F部11は、第1の1394バスI/F部11で受信された1394バス上で時刻情報を伝送するスタートパケットから時刻情報を抽出する時刻情報抽出部12に接続される。この時刻情報抽出部12は、抽出された時刻情報が時刻情報であることを識別するタグを付加するタグ付加部13に接続される。
【0029】
この送信装置4は、第1の1394バスI/F部11で受信されたアイソクロナスパケットを抽出する同期パケット抽出部14を有する。この同期パケット抽出部14で抽出された同期パケットとタグ付加部13でタグが付された時刻情報とをパケット化するパケット生成部15が設けられる。さらに、パケット生成部15は無線ネットワーク5に接続するための第1の無線ネットワークインターフェース部(第1の無線ネットワークI/F部)16に接続される。この第1の無線ネットワークI/F部16は同期伝送の機能を備える。
【0030】
この送信装置4の動作について、図3を参照して説明する。図3(a)は送信装置4の入力となる第1の1394バス3上を伝送される信号を模式的に示す。図3(a)に示される様に、この1394バス3上を伝送してくるサイクルスタートパケット21とアイソクロナスパケット(同期パケット)22とを第1の1394バスI/F部11で受信する。
【0031】
このアイソクロナスパケット22は図3(c)に示すように、映像情報などのコンテンツを含むMPEG2−TSパケット25、ソースパケットヘッダ26、CIP(Common Isochronous Packet)ヘッダ27、アイソクロナスパケットヘッダ(Isochronous Packet Header)28から構成される。ソースパケットヘッダ26はサイクルタイマーを基準にしてMPEG2−TSパケットがDTV1のアプリケーションからDTV1の信号出力部に設けられた1394インターフェースに入力される時点での時間をサンプリングし、それぞれのMPEG2−TSパケットにサンプリングされた時間情報にオフセット値を加算したものである。
【0032】
CIPヘッダ27は、IEC61883規格でフォーマットが定義されており、IEEE1394規格上でBSデジタルチューナでのMPEG2−TSパケットやDVカメラのDVフォーマットデータを伝送する場合に必ず用いられるヘッダで、伝送するデータの種類によって一部構造が変わる。このCIPヘッダ27はIEEE1394でのアイソクロナスパケットのデータ領域の先頭に位置し、そのサイズは2quadlet(64bit)である。
【0033】
アイソクロナスパケットヘッダ28は、IEEE1394規格でフォーマットが定義されたヘッダであって、アイソクロナスパケットの先頭に必ず位置し、そのサイズは1quadlet(32bit)である。
【0034】
時刻情報抽出部12は、サイクルスタートパケット21をそのまま、またはサイクルスタートパケット21内の時刻情報のみを抽出する。抽出された時刻情報に対して、受信装置7で時刻情報であることを識別できる様に、タグ付加部13でタグを付加する。ここで、サイクルスタートパケット21が送信されてくる期間(IEEE1394規格では125μs)を示す値をタグと一緒に付加することも可能である。
【0035】
一方、アイソクロナスパケット22は同期パケット抽出部14で抽出される。ここで、無線ネットワーク5上へ伝送する必要があるアイソクロナスパケット22のみを抽出することも考えられる。パケット生成部15では、抽出されたサイクルスタートパケット21とアイソクロナスパケット22とが順序が入れ替わらないようにパケット化される。ここで、サイクルスタートパケット21と次のサイクルスタートパケット21との間にアイソクロナスパケット22がない場合には、サイクルスタートパケット21のみでパケットを構成する。また、アイソクロナスパケット22がMPEG2−TSパケットを含まない(IEEE1394規格でのエンプティ−パケット)の場合でも同様にパケット化を行う。
【0036】
第1の無線ネットワークI/F部16では、無線ネットワーク5のプロトコルに則った形式でパケット生成部15の出力をパケット化し図3(b)で示されるように、フレームシンク23を各フレーム期間24の先頭に付加して無線ネットワーク5上に送信する。さらにフレームシンク23を用いて無線ネットワーク5上の同期が取れるように処理も行う。尚、フレームシンク23とサイクルスタートパケット21の周期は同期している必要はない。
【0037】
上述のように、送信装置4に時刻情報抽出部12と同期パケット抽出部14とタグ付加部13とを新たに付加したことで、第1の1394バス3の送信側で行われたネットワーク内の時刻合わせの時刻情報や同期データに付加された時刻情報を、無線ネットワーク5上での伝送にそのまま移行可能となり、第1の1394バス3の送信側で行われた処理を再び無線ネットワークへの伝送装置で行う必要をなくすことができて、送信側で同期データ伝送のための処理が簡略化できる。
【0038】
次に受信装置7の構成について図4を参照して説明する。受信装置7は無線ネットワーク5と接続するための第2の無線ネットワークインターフェース部(第2の無線ネットワークI/F部)31を備える。また、受信装置7は送信装置4から送信される時刻情報を抽出する他ネットワーク時刻情報抽出部32、抽出された時刻情報を用いて第1の1394バス3上の時刻に同期されたタイマー部33(タイマー33は受信装置7内の時間軸復元部36での基準時刻を示す)、送信装置4で再パケット化されて送信されるアイソクロナスパケット22からMPEG2−TSに付加されているサイクルスタートパケット21を抽出する他ネットワーク時間情報抽出部34、送信装置4で再パケット化されて送信されるアイソクロナスパケット22からMPEG2−TSパケットを抽出する同期データ抽出部35、DTV1内部でのMPEG2−TSパケット同士の相対的な時間間隔、つまり時間軸を復元する時間軸復元部36とを備える。
【0039】
さらに、この受信装置7は第2の1394バス6に接続するための第2の1394バスインターフェース部(第2の1394バスI/F部)37をも備える。
【0040】
次に、受信装置7の動作を説明する。無線ネットワーク5上を伝送されてきたパケットを第2の無線ネットワークI/F部31で受信する。他ネットワーク時刻情報抽出部32では、タグ付加部13で付加されたタグから時間情報を抽出する。このとき、同時に周期に関する情報が付加されていた場合は、タイマー部33へと出力する。タイマー部33では、125μs毎に時間情報をロードすることで、第1の1394バス3上のサイクルタイマーの時刻と同期させる。
【0041】
一方、他ネットワーク時間情報抽出部34では、フレーム期間24(図3(b))の中に格納されているアイソクロナスパケット22からMPEG2−TSパケット毎に付加されているソースパケットヘッダを抽出する。同期データ抽出部35では、フレーム期間24の中に格納されているアイソクロナスパケット22からMPEG2−TSパケットだけを抽出する。
【0042】
さらに、時間軸復元部36では、タイマー部33が示す時刻を基準として、他ネットワーク時間情報抽出部34で示されるタイミングで、時間情報が付加されていたそれぞれのMPEG2−TSパケットを第2の1394バスI/F部37へと出力される。第2の1394バスI/F部37では、入力されてきたMPEG2−TSパケットをIEC61883規格とIEEE1394規格に則った処理を行い、第2の1394バス6へと出力する。
【0043】
上述の通り、この受信装置7は、他ネットワーク時刻情報抽出部32とタイマー部33と他ネットワーク時間情報抽出部34と時間軸復元部36とを新たに付加したことで、第1の1394バス3から中継されて無線ネットワーク5上に伝送されてきた同期データに対して、ジッタを吸収するためのバッファの容量を削減することができ、受信装置7が簡略化できる。
【0044】
本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であれば、上記の実施形態に限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述した発明によれば、送信側で同期データ伝送のための処理が簡略化でき、受信側の装置が簡略化できる送受信装置および送受信方法並びにネットワークを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の態様に基づくネットワークを示すブロック図。
【図2】 図1の送信装置の構成を示すブロック図。
【図3】 図2の送信装置の動作を示す模式図。
【図4】 図1の受信装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…デジタルテレビ(DTV)、
2…デジタルレコーダ(D−VHS)、
3…第1の1394バス、
4…送信装置、
5…無線ネットワーク、
6…第2の1394バス、
7…受信装置、
11…第1の1394バスインターフェース部、
12…時刻情報抽出部、
13…タグ付加部、
14…同期パケット抽出部、
15…パケット生成部、
16…第1の無線ネットワークインターフェース部、
21…サイクルスタートパケット、
22…アイソクロナスパケット、
23…フレームシンク、
24…フレーム期間、
25…MPEG2−TSパケット、
26…ソースパケットヘッダ、
27…CIPヘッダ、
28…アイソクロナスパケットヘッダ、
31…第2の無線ネットワークインターフェース部、
32…他ネットワーク時刻情報抽出部、
33…タイマー部、
34…他ネットワーク時間情報抽出部、
35…同期データ抽出部、
36…時間軸復元部、
37…第2の1394バスインターフェース部。

Claims (10)

  1. データの同期伝送を行い伝送方式が互いに異なる2つのネットワークの間で、第1のネットワークを介して接続された端末から受信したデータを第2のネットワークに送信する送信装置において、
    第1のネットワーク上の各端末間で時間の同期を行うために第1のネットワーク上で伝送される同期時刻情報を抽出する同期時刻情報抽出手段と、
    第1のネットワーク上で伝送される同期パケットを抽出する同期パケット抽出手段と、
    前記時刻情報抽出手段で抽出された同期時刻情報に同期時刻情報であることを識別する識別情報を付加する識別情報付加手段と、
    前記識別情報付加手段で識別情報が付加された同期時刻情報と同期パケットとをそれぞれ別のパケット、若しくは1つのパケットとして生成するパケット生成手段と
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  2. 前記第1のネットワークが有線ネットワークであり、
    前記第2のネットワークが無線ネットワークであること
    を特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. データの同期伝送を行い伝送方式が互いに異なる2つのネットワークの間で、第2のネットワーク上を伝送するデータを受信して第1のネットワークを介して接続された端末に送信する受信装置において、
    第2のネットワークを介して伝送されてきた、第1のネットワークに係る同期時刻情報を抽出する他ネットワーク時刻情報抽出手段と、
    前記他ネットワーク時刻情報抽出手段で抽出された同期時刻情報に同期して駆動されるタイマー手段と、
    第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケットから、同期データに付加されている時間情報を抽出する他ネットワーク時間情報抽出手段と、
    前記タイマーと前記他ネットワーク時間情報抽出手段から抽出された時間情報により、第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケット内の同期データの第1のネットワークに係る時間軸を復元する時間軸復元手段と
    を備えることを特徴とする受信装置。
  4. 前記第1のネットワークが有線ネットワークであり、
    前記第2のネットワークが無線ネットワークであること
    を特徴とする請求項3記載の受信装置。
  5. データの同期伝送を行い伝送方式が互いに異なる2つのネットワークの間で、第1のネットワークを介して接続された端末から送信されたデータを第2のネットワークに送信する送信装置および第2のネットワーク上を伝送するデータを受信して第3のネットワークを介して接続された端末に送信する受信装置を備えたネットワークにおいて、
    前記送信装置が第1のネットワーク上の各端末間で時間の同期を行うために第1のネットワーク上で伝送される同期時刻情報を抽出する同期時刻情報抽出手段と、
    第1のネットワーク上で伝送される同期パケットを抽出する同期パケット抽出手段と、
    前記時刻情報抽出手段で抽出された同期時刻情報に同期時刻情報であることを識別する識別情報を付加する識別情報付加手段と、
    前記識別情報付加手段で識別情報が付加された同期時刻情報と同期パケットとをそれぞれ別のパケット、若しくは1つのパケットとして生成するパケット生成手段と
    を備え、
    前記受信装置が第2のネットワークを介して伝送されてきた同期時刻情報を抽出する他ネットワーク時刻情報抽出手段と、
    前記他ネットワーク時刻情報抽出手段で抽出された同期時刻情報に同期して駆動されるタイマー手段と、
    第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケットから、同期データに付加されている時間情報を抽出する他ネットワーク時間情報抽出手段と、
    前記タイマーと前記他ネットワーク時間情報抽出手段から抽出された時間情報により、第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケット内の同期データの時間軸を復元する時間軸復元手段と
    を備えたことを特徴とするネットワーク。
  6. 前記第1のネットワークと前記第3のネットワークが有線ネットワークであり、
    前記第2のネットワークが無線ネットワークであること
    を特徴とする請求項5記載のネットワーク。
  7. データの同期伝送を行い伝送方式が互いに異なる2つのネットワークの間で、第1のネットワークを介して接続された端末から送信されたデータを第2のネットワークに送信する送信方法において、
    第1のネットワーク上の各端末間で時間の同期を行うために第1のネットワーク上で伝送される同期時刻情報を抽出し、
    第1のネットワーク上で伝送される同期パケットを抽出し、
    抽出された同期時刻情報に同期時刻情報であることを識別する識別情報を付加し、
    識別情報が付加された同期時刻情報と同期パケットとをそれぞれ別のパケット、若しくは1つのパケットとして生成し、
    第2のネットワークでの同期周期に同期させて第2のネットワーク上へ送信すること
    を特徴とする送信方法。
  8. 前記第1のネットワークが有線ネットワークであり、
    前記第2のネットワークが無線ネットワークであること
    を特徴とする請求項7記載の送信方法。
  9. データの同期伝送を行い伝送方式が互いに異なる2つのネットワークの間で、第2のネットワーク上を伝送するデータを受信して第1のネットワークを介して接続された端末に送信する受信方法において、
    第2のネットワーク上を伝送されてきた第1のネットワークに係る同期時刻情報を抽出し、
    抽出された同期時刻情報にタイマーを同期させ、
    第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケットから、同期データに付加されている時間情報を抽出し、
    同期時刻情報に同期させたタイマーと抽出した時間情報とに基づき、第2のネットワークを介して伝送されてきた同期パケット内の同期データの第1のネットワークに係る時間軸を復元すること
    を特徴とする受信方法。
  10. 前記第1のネットワークが有線ネットワークであり、
    前記第2のネットワークが無線ネットワークであること
    を特徴とする請求項9記載の受信方法。
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