JP2003018150A - データ伝送システムとこのシステムに用いる通信端末及びゲートウエイ装置 - Google Patents
データ伝送システムとこのシステムに用いる通信端末及びゲートウエイ装置Info
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- JP2003018150A JP2003018150A JP2001200163A JP2001200163A JP2003018150A JP 2003018150 A JP2003018150 A JP 2003018150A JP 2001200163 A JP2001200163 A JP 2001200163A JP 2001200163 A JP2001200163 A JP 2001200163A JP 2003018150 A JP2003018150 A JP 2003018150A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同期周期内で伝送されるパケットが鍵の違い
のために次の同期周期に先送りされることを防ぐ。 【解決手段】 通信端末において、無線ネットワークI
/F3では、ワイヤレス1394ネットワークでの伝送
プロトコルに則して、暗号化されたMPEG2−TSパ
ケットに対してヘッダの付加やバッファリングを行い、
同期伝送周期生成部4で生成される同期周期に同期させ
て、MPEG2−TSパケットを送信する。一方、鍵変
更期間制御部6では、MPEG2−TSパケット伝送が
開始されたタイミングを無線ネットワークI/F3から
の通知で認識し、その認識をトリガーとして、同期伝送
周期生成部4からの周期で暗号化鍵を変更するタイミン
グまでのカウントを開始し、鍵の変更間隔をネットワー
クでの同期周期の整数倍となるように制御して同期させ
る。
のために次の同期周期に先送りされることを防ぐ。 【解決手段】 通信端末において、無線ネットワークI
/F3では、ワイヤレス1394ネットワークでの伝送
プロトコルに則して、暗号化されたMPEG2−TSパ
ケットに対してヘッダの付加やバッファリングを行い、
同期伝送周期生成部4で生成される同期周期に同期させ
て、MPEG2−TSパケットを送信する。一方、鍵変
更期間制御部6では、MPEG2−TSパケット伝送が
開始されたタイミングを無線ネットワークI/F3から
の通知で認識し、その認識をトリガーとして、同期伝送
周期生成部4からの周期で暗号化鍵を変更するタイミン
グまでのカウントを開始し、鍵の変更間隔をネットワー
クでの同期周期の整数倍となるように制御して同期させ
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばワイヤレス
1394で規定される無線伝送区間を備えるデータ伝送
システムに係り、特に、DTCP(Digital Transmissi
on Content Protection)方式のように、暗号鍵をある
期間で変更しながらMPEG2−TSやDVデータとい
ったリアルタイム性のあるコンテンツデータを暗号化し
て伝送することでコピープロテクションを行うシステム
に関する。
1394で規定される無線伝送区間を備えるデータ伝送
システムに係り、特に、DTCP(Digital Transmissi
on Content Protection)方式のように、暗号鍵をある
期間で変更しながらMPEG2−TSやDVデータとい
ったリアルタイム性のあるコンテンツデータを暗号化し
て伝送することでコピープロテクションを行うシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、IEEE1394バス(有線
(ワイヤード))を用いて、MPEG2−TSやDVデ
ータなどのコンテンツデータをリアルタイムに伝送する
システムにあっては、DTCP(Digital Transmission
Content Protection)方式によって、暗号鍵をある期
間で変更しながらデータを暗号化して伝送することで、
コピープロテクションを行っている。このようなデータ
伝送システムにおいて、近時IEEEにおいて標準化さ
れたワイヤレス1394が採用されつつある。このよう
なデータ伝送システムを構築するための先行技術とし
て、以下に文献(1)〜(3)を例示する。
(ワイヤード))を用いて、MPEG2−TSやDVデ
ータなどのコンテンツデータをリアルタイムに伝送する
システムにあっては、DTCP(Digital Transmission
Content Protection)方式によって、暗号鍵をある期
間で変更しながらデータを暗号化して伝送することで、
コピープロテクションを行っている。このようなデータ
伝送システムにおいて、近時IEEEにおいて標準化さ
れたワイヤレス1394が採用されつつある。このよう
なデータ伝送システムを構築するための先行技術とし
て、以下に文献(1)〜(3)を例示する。
【0003】(1)Digital Transmission Content Pro
tection Specification Volume 1 (Informational Vers
ion) Revision1.1, P.44〜45 6.3.2 Establishing Cont
entKey, 6.3.3 Odd/Even Bit この文献に示されるシステムは、IEEE1394バス
によるネットワーク上でDTCP方式によるコピープロ
テクションを実現するものである。このシステムでは、
送信側にて、コンテンツデータを暗号化する暗号鍵(K
c)を30秒〜120秒の間の任意の値で変更し、変更
されたことを1ビットのフラグ(Odd/Even bit)を用
いて受信側に通知する。変更の通知は、IEEE139
4バスでのIsochronosパケット中、ODD/EVENと書かれ
た領域に上記1ビットフラグを格納することで行われ
る。
tection Specification Volume 1 (Informational Vers
ion) Revision1.1, P.44〜45 6.3.2 Establishing Cont
entKey, 6.3.3 Odd/Even Bit この文献に示されるシステムは、IEEE1394バス
によるネットワーク上でDTCP方式によるコピープロ
テクションを実現するものである。このシステムでは、
送信側にて、コンテンツデータを暗号化する暗号鍵(K
c)を30秒〜120秒の間の任意の値で変更し、変更
されたことを1ビットのフラグ(Odd/Even bit)を用
いて受信側に通知する。変更の通知は、IEEE139
4バスでのIsochronosパケット中、ODD/EVENと書かれ
た領域に上記1ビットフラグを格納することで行われ
る。
【0004】暗号化する単位は、Isochronousパケット
単位ではなく、Isochornousパケットに格納されるMP
EG2−TSパケットやDVデータ単位となっている。
但し、1つのIsochronousパケット中には、MPEG2
−TSパケットが複数個格納される可能性が高いので、
異なる暗号鍵で暗号化されたMPEG2−TSパケット
が1つのIsochronosパケットに格納されることを禁止し
ている。
単位ではなく、Isochornousパケットに格納されるMP
EG2−TSパケットやDVデータ単位となっている。
但し、1つのIsochronousパケット中には、MPEG2
−TSパケットが複数個格納される可能性が高いので、
異なる暗号鍵で暗号化されたMPEG2−TSパケット
が1つのIsochronosパケットに格納されることを禁止し
ている。
【0005】(2)IEEE1394 High Performance Serial
Bus IEEE1394において、有線ネットワーク上でリア
ルタイムデータを伝送する同期伝送(Isochornous伝
送)では、125μsを1つの周期(Isochronouscycl
e)とし、1周期中に1種類のIsochornousパケットは1
つしか伝送できないと規定している。
Bus IEEE1394において、有線ネットワーク上でリア
ルタイムデータを伝送する同期伝送(Isochornous伝
送)では、125μsを1つの周期(Isochronouscycl
e)とし、1周期中に1種類のIsochornousパケットは1
つしか伝送できないと規定している。
【0006】(3)ワイヤレス1394仕様書 1.xx版
2001年1月19日 MMAC無線ホームリンク特別部会 MMAC方式の無線1394ネットワークでは、リアル
タイムデータを伝送するときの無線(ワイヤレス)ネッ
トワーク上の同期周期(本仕様書ではフレームと呼称)
は4msであり、IEEE1394での32周期に相当す
る。一方、MMAC方式で規定されるレイヤーは、より
上位レイヤーからはIEEE1394バスと同様の処理
系とみなすことができるような仕様になっている。この
ため、上位レイヤーに対しての同期周期は125μsで
ある。上位レイヤーから125μs毎に入力されるIsoch
ronousパケットを、Isochronousパケットヘッダがつい
たままフレーム期間分まとめて無線で伝送する。
2001年1月19日 MMAC無線ホームリンク特別部会 MMAC方式の無線1394ネットワークでは、リアル
タイムデータを伝送するときの無線(ワイヤレス)ネッ
トワーク上の同期周期(本仕様書ではフレームと呼称)
は4msであり、IEEE1394での32周期に相当す
る。一方、MMAC方式で規定されるレイヤーは、より
上位レイヤーからはIEEE1394バスと同様の処理
系とみなすことができるような仕様になっている。この
ため、上位レイヤーに対しての同期周期は125μsで
ある。上位レイヤーから125μs毎に入力されるIsoch
ronousパケットを、Isochronousパケットヘッダがつい
たままフレーム期間分まとめて無線で伝送する。
【0007】ここで、先行技術文献(2)と(3)に示
される有線ネットワーク及び無線ネットワーク間を接続
し、先行技術文献(1)に示されるDTCP方式による
コピープロテクションを採用して、2つのネットワーク
間にゲートウエイ機能を構築した場合を考える。
される有線ネットワーク及び無線ネットワーク間を接続
し、先行技術文献(1)に示されるDTCP方式による
コピープロテクションを採用して、2つのネットワーク
間にゲートウエイ機能を構築した場合を考える。
【0008】先行技術文献(3)のようなワイヤレス1
394の構成の場合には、1フレーム(4ms)中に最大
32個のIsochornousパケットが格納されるが、パケッ
ト毎にIsochornousパケットヘッダ(4byte)が付加さ
れたままでは、4byte×32パケットで最大128byte
のオーバヘッドとなる。
394の構成の場合には、1フレーム(4ms)中に最大
32個のIsochornousパケットが格納されるが、パケッ
ト毎にIsochornousパケットヘッダ(4byte)が付加さ
れたままでは、4byte×32パケットで最大128byte
のオーバヘッドとなる。
【0009】このオーバヘッドをなくす構成として、1
フレーム中にIsochronousパケットヘッダを1つだけに
する構成が考えられる。しかしながら、この構成では、
先行技術文献(1)での暗号鍵(Kc)の更新を知らせる
Odd/Even bitが1フレームに1回しか伝送されなくな
る。その結果、125μs単位でOdd/Even bitが変化す
る有線ネットワークから4msで変化する無線ネットワー
クにパケットを載せ変えた場合、4ms間隔の途中でOdd
/Even bitが変化したパケットは、以降のフレームに先
送りされてしまう。先送りされるパケットの数が多い
と、次のフレームでも送信され切れずに次々先送りされ
ることになり、最終的に送信されるまでに時間がかかっ
て送信ジッタの増大を招き、受信側での時間軸復元に支
障を来たすおそれがある。
フレーム中にIsochronousパケットヘッダを1つだけに
する構成が考えられる。しかしながら、この構成では、
先行技術文献(1)での暗号鍵(Kc)の更新を知らせる
Odd/Even bitが1フレームに1回しか伝送されなくな
る。その結果、125μs単位でOdd/Even bitが変化す
る有線ネットワークから4msで変化する無線ネットワー
クにパケットを載せ変えた場合、4ms間隔の途中でOdd
/Even bitが変化したパケットは、以降のフレームに先
送りされてしまう。先送りされるパケットの数が多い
と、次のフレームでも送信され切れずに次々先送りされ
ることになり、最終的に送信されるまでに時間がかかっ
て送信ジッタの増大を招き、受信側での時間軸復元に支
障を来たすおそれがある。
【0010】一方、先行技術文献(3)に示されるワイ
ヤレス1394ネットワークにおいても、1フレーム中
にIsochronosパケットヘッダを1つだけにしてオーバヘ
ッドを減らす場合には、各ネットワーク上の端末でも上
位レイヤーの125μsと下位レイヤーのフレーム(4m
s)間でパケットの蓄積が行われるので、ゲートウエイ
機能での説明と同様の問題点が存在する。
ヤレス1394ネットワークにおいても、1フレーム中
にIsochronosパケットヘッダを1つだけにしてオーバヘ
ッドを減らす場合には、各ネットワーク上の端末でも上
位レイヤーの125μsと下位レイヤーのフレーム(4m
s)間でパケットの蓄積が行われるので、ゲートウエイ
機能での説明と同様の問題点が存在する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のワイヤレス1394を採用したデータ伝送システム
では、1フレーム期間中の全てのIsochronousパケット
にヘッダが付加されており、オーバヘッドになってい
た。このオーバヘッドを取り除くため、1フレーム中に
Isochornousパケットヘッダを1回にすると、コピープ
ロテクションでの暗号化鍵の更新を通知するOdd/Even
bitも1フレームに1回しか伝送されず、1フレーム内
で暗号化鍵が変化する場合には、異なる暗号化鍵で暗号
化されたMPEG2−TS等のコンテンツを、次のフレ
ームに先送りする必要がある。伝送帯域の広いネットワ
ークでは、コンテンツを先送りしても帯域に余裕がある
ので影響はないが、伝送帯域が狭く、1フレームで伝送
するデータ量が伝送帯域の上限に近いようなネットワー
クでは、この先送りによって伝送ジッタが大きくなり、
受信側では受信したコンテンツの復元ができなくなるお
それがあるという問題があった。
来のワイヤレス1394を採用したデータ伝送システム
では、1フレーム期間中の全てのIsochronousパケット
にヘッダが付加されており、オーバヘッドになってい
た。このオーバヘッドを取り除くため、1フレーム中に
Isochornousパケットヘッダを1回にすると、コピープ
ロテクションでの暗号化鍵の更新を通知するOdd/Even
bitも1フレームに1回しか伝送されず、1フレーム内
で暗号化鍵が変化する場合には、異なる暗号化鍵で暗号
化されたMPEG2−TS等のコンテンツを、次のフレ
ームに先送りする必要がある。伝送帯域の広いネットワ
ークでは、コンテンツを先送りしても帯域に余裕がある
ので影響はないが、伝送帯域が狭く、1フレームで伝送
するデータ量が伝送帯域の上限に近いようなネットワー
クでは、この先送りによって伝送ジッタが大きくなり、
受信側では受信したコンテンツの復元ができなくなるお
それがあるという問題があった。
【0012】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであり、ネットワークの同期周期中に暗号化
鍵の変更を通知するフラグが1度しか存在しない場合で
も、鍵の変更間隔に自由度を持たせつつ、同期周期内で
伝送されるパケットが鍵の違いのために次の同期周期に
先送りされることを防ぎ、伝送ジッタを低減させること
が可能なコピープロテクション機能を持つデータ伝送シ
ステムを提供することを目的とする。
されたものであり、ネットワークの同期周期中に暗号化
鍵の変更を通知するフラグが1度しか存在しない場合で
も、鍵の変更間隔に自由度を持たせつつ、同期周期内で
伝送されるパケットが鍵の違いのために次の同期周期に
先送りされることを防ぎ、伝送ジッタを低減させること
が可能なコピープロテクション機能を持つデータ伝送シ
ステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、データを所定周期に同期させて伝送する
ネットワークを備え、送信側の通信端末で送信データを
所定の鍵で暗号化し、受信側の通信端末で受信データを
送信側と同じ鍵で解読し、送信側及び受信側で使用され
る鍵を送信側が決める所定期間で定期的に変更するコピ
ープロテクション機能を持つデータ伝送システムにおい
て、送信側の通信端末に、暗号化の鍵を変更する期間を
前記ネットワークの同期伝送周期の整数倍に制御する鍵
変更期間制御手段を備えるようにしたことを特徴とす
る。
めに本発明は、データを所定周期に同期させて伝送する
ネットワークを備え、送信側の通信端末で送信データを
所定の鍵で暗号化し、受信側の通信端末で受信データを
送信側と同じ鍵で解読し、送信側及び受信側で使用され
る鍵を送信側が決める所定期間で定期的に変更するコピ
ープロテクション機能を持つデータ伝送システムにおい
て、送信側の通信端末に、暗号化の鍵を変更する期間を
前記ネットワークの同期伝送周期の整数倍に制御する鍵
変更期間制御手段を備えるようにしたことを特徴とす
る。
【0014】このように送信側の通信端末に鍵変更期間
制御手段を付加したことにより、鍵が変更される前のデ
ータと鍵が変更された後のデータが同一周期に混在しな
いようにすることができ、これによって変更後のデータ
を次の周期に先送りするといった制御を行う必要がなく
なる。また、先送りされるデータ量を減らせることか
ら、全体のデータ伝送期間が短縮され、これによって伝
送ジッタが大きくなってしまうことを防止することがで
きる。
制御手段を付加したことにより、鍵が変更される前のデ
ータと鍵が変更された後のデータが同一周期に混在しな
いようにすることができ、これによって変更後のデータ
を次の周期に先送りするといった制御を行う必要がなく
なる。また、先送りされるデータ量を減らせることか
ら、全体のデータ伝送期間が短縮され、これによって伝
送ジッタが大きくなってしまうことを防止することがで
きる。
【0015】特に、データを第1の周期に同期させて伝
送する第1のネットワークと第2の周期に同期させて伝
送する第2のネットワークを備え、送信側の通信端末で
送信データを所定の鍵で暗号化し、受信側の通信端末で
受信データを送信側と同じ鍵で解読し、送信側及び受信
側で使用される鍵を送信側が決める所定期間で定期的に
変更するコピープロテクション機能を持つデータ伝送シ
ステムにおいては、前記第1のネットワーク上の通信端
末から前記第2のネットワーク上の通信端末へデータを
暗号化して伝送する場合に、前記第2のネットワーク上
で第2の周期を生成している通信端末もしくは受信する
通信端末または第1及び第2のネットワークの境界の通
信端末に、第1のネットワーク上の通信端末へ前記第2
の周期を通知する同期周期通知手段を備えるようにし、
送信側の通信端末に、前記同期周期通知手段からの通知
を受け、暗号化の鍵を変更する期間を第2の周期の整数
倍に制御する鍵変更期間制御手段を有するようにしたこ
とを特徴とする。
送する第1のネットワークと第2の周期に同期させて伝
送する第2のネットワークを備え、送信側の通信端末で
送信データを所定の鍵で暗号化し、受信側の通信端末で
受信データを送信側と同じ鍵で解読し、送信側及び受信
側で使用される鍵を送信側が決める所定期間で定期的に
変更するコピープロテクション機能を持つデータ伝送シ
ステムにおいては、前記第1のネットワーク上の通信端
末から前記第2のネットワーク上の通信端末へデータを
暗号化して伝送する場合に、前記第2のネットワーク上
で第2の周期を生成している通信端末もしくは受信する
通信端末または第1及び第2のネットワークの境界の通
信端末に、第1のネットワーク上の通信端末へ前記第2
の周期を通知する同期周期通知手段を備えるようにし、
送信側の通信端末に、前記同期周期通知手段からの通知
を受け、暗号化の鍵を変更する期間を第2の周期の整数
倍に制御する鍵変更期間制御手段を有するようにしたこ
とを特徴とする。
【0016】このように第2の周期を通知する同期周期
通知手段を付加したことで、異なるネットワーク間で同
期周期を認識することが可能であり、その認識に基づ
き、鍵変更期間制御手段を付加することで、第2の周期
と鍵変更期間が同期され、第2の周期内で伝送されるリ
アルタイムデータに鍵変更を示すフラグが第2の周期毎
に1回ですむので、フラグを格納するヘッダ部が各周期
に1回で済ますことができる。また、逆に、ヘッダ部を
第2の周期で1回にするために、鍵が変更されたリアル
タイムデータを次の周期へ先送りする必要がなくなる。
通知手段を付加したことで、異なるネットワーク間で同
期周期を認識することが可能であり、その認識に基づ
き、鍵変更期間制御手段を付加することで、第2の周期
と鍵変更期間が同期され、第2の周期内で伝送されるリ
アルタイムデータに鍵変更を示すフラグが第2の周期毎
に1回ですむので、フラグを格納するヘッダ部が各周期
に1回で済ますことができる。また、逆に、ヘッダ部を
第2の周期で1回にするために、鍵が変更されたリアル
タイムデータを次の周期へ先送りする必要がなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】(第1の実施形態)図1は、本発明に係る
第1の実施形態として、ワイアレス1394ネットワー
クでMPEG2−TSパケットを伝送する、コピープロ
テクション機能を有するデータ伝送システムの通信端末
の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態として、ワイアレス1394ネットワー
クでMPEG2−TSパケットを伝送する、コピープロ
テクション機能を有するデータ伝送システムの通信端末
の構成を示すブロック図である。
【0019】図1において、リアルタイムデータ処理部
1はMPEG2−TSやDVデータなどの圧縮されたリ
アルタイムデータを処理する。データ送信元として、B
Sデジタルチューナでは、チューナ部分や、MPEG2
−TSプロセッサが相当する。受信側ではMPEG2デ
コーダが相当する。Isochronosパケットのデータフォー
マットを図2に示す。
1はMPEG2−TSやDVデータなどの圧縮されたリ
アルタイムデータを処理する。データ送信元として、B
Sデジタルチューナでは、チューナ部分や、MPEG2
−TSプロセッサが相当する。受信側ではMPEG2デ
コーダが相当する。Isochronosパケットのデータフォー
マットを図2に示す。
【0020】暗号化部2はMPEG2−TS等のリアル
タイムデータを暗号化鍵に基づいて暗号化する。本実施
形態では、先行技術文献(1)で説明したDTCP方式
を採用しているものとする。
タイムデータを暗号化鍵に基づいて暗号化する。本実施
形態では、先行技術文献(1)で説明したDTCP方式
を採用しているものとする。
【0021】無線ネットワークI/F3は、ワイヤレス
1394ネットワークとして接続するためのI/F(イ
ンターフェース)部である。このI/F3は、無線ネッ
トワークに含まれるアンテナ部や変復調部、制御部等で
構成されるが、本発明に直接関与しないので、詳細は図
示しない。
1394ネットワークとして接続するためのI/F(イ
ンターフェース)部である。このI/F3は、無線ネッ
トワークに含まれるアンテナ部や変復調部、制御部等で
構成されるが、本発明に直接関与しないので、詳細は図
示しない。
【0022】同期伝送周期生成部4はワイヤレス139
4ネットワークでの同期伝送の周期を生成する。また、
ネットワーク全体がこの1つの周期に同期して伝送を行
うので、他の端末の同期伝送周期生成部が同期周期を生
成している場合、本同期伝送周期生成部4は、ネットワ
ーク上の同期周期を受け、端末内部の各部に向けて同期
周期を生成する。以降、MPEG2−TSデータを送信
する端末内に本同期伝送周期生成部4があるとして説明
する。先行技術文献(3)で紹介したMMAC方式を例
に説明するので、ここでの周期は4msである。
4ネットワークでの同期伝送の周期を生成する。また、
ネットワーク全体がこの1つの周期に同期して伝送を行
うので、他の端末の同期伝送周期生成部が同期周期を生
成している場合、本同期伝送周期生成部4は、ネットワ
ーク上の同期周期を受け、端末内部の各部に向けて同期
周期を生成する。以降、MPEG2−TSデータを送信
する端末内に本同期伝送周期生成部4があるとして説明
する。先行技術文献(3)で紹介したMMAC方式を例
に説明するので、ここでの周期は4msである。
【0023】暗号化鍵生成部5はリアルタイムデータを
暗号化する鍵を生成する。また、鍵変更期間制御部6は
同期伝送周期生成部4からの同期周期を用いて、暗号化
鍵生成部5に対して、暗号化鍵を変更するタイミングを
制御する。
暗号化する鍵を生成する。また、鍵変更期間制御部6は
同期伝送周期生成部4からの同期周期を用いて、暗号化
鍵生成部5に対して、暗号化鍵を変更するタイミングを
制御する。
【0024】以下、本実施形態の動作について説明す
る。
る。
【0025】上記構成による通信端末において、無線ネ
ットワーク上へMPEG2−TSパケットを送出する場
合、その端末内のリアルタイムデータ処理部1では、被
伝送データとなるMPEG2−TSパケットの伝送準備
を行い、暗号化部2へ出力する。暗号化部2では、入力
されたMPEG2−TSパケットにコピープロテクトを
かける必要がある場合、MPEG2−TSパケット毎に
暗号化鍵生成部5で生成された暗号化鍵に基づいて暗号
化し、無線ネットワークI/F3へ出力する。
ットワーク上へMPEG2−TSパケットを送出する場
合、その端末内のリアルタイムデータ処理部1では、被
伝送データとなるMPEG2−TSパケットの伝送準備
を行い、暗号化部2へ出力する。暗号化部2では、入力
されたMPEG2−TSパケットにコピープロテクトを
かける必要がある場合、MPEG2−TSパケット毎に
暗号化鍵生成部5で生成された暗号化鍵に基づいて暗号
化し、無線ネットワークI/F3へ出力する。
【0026】無線ネットワークI/F3では、ワイヤレ
ス1394ネットワークでの伝送プロトコルに則して、
暗号化されたMPEG2−TSパケットに対してヘッダ
の付加やバッファリングを行い、同期伝送周期生成部4
で生成される同期周期に同期させて、MPEG2−TS
パケットを送信する。
ス1394ネットワークでの伝送プロトコルに則して、
暗号化されたMPEG2−TSパケットに対してヘッダ
の付加やバッファリングを行い、同期伝送周期生成部4
で生成される同期周期に同期させて、MPEG2−TS
パケットを送信する。
【0027】一方、鍵変更期間制御部6では、MPEG
2−TSパケット伝送が開始されたタイミングを無線ネ
ットワークI/F3からの通知で認識し、その認識をト
リガーとして、同期伝送周期生成部4からの周期で暗号
化鍵を変更するタイミングまでのカウントを開始し、鍵
の変更間隔をネットワークでの同期周期の整数倍となる
ように制御して同期させる。本実施形態では、暗号化鍵
を変更する期間は30秒〜120秒なので、伝送同期周
期の4msと比較すると、格段に長い期間である。
2−TSパケット伝送が開始されたタイミングを無線ネ
ットワークI/F3からの通知で認識し、その認識をト
リガーとして、同期伝送周期生成部4からの周期で暗号
化鍵を変更するタイミングまでのカウントを開始し、鍵
の変更間隔をネットワークでの同期周期の整数倍となる
ように制御して同期させる。本実施形態では、暗号化鍵
を変更する期間は30秒〜120秒なので、伝送同期周
期の4msと比較すると、格段に長い期間である。
【0028】また、暗号化鍵生成部5では、暗号化され
たMPEG2−TSパケットの送信開始後、暗号化鍵の
変更の準備を行う。暗号化鍵の変更のタイミングは、鍵
変更期間制御部6が決定してもよいし、端末を制御する
CPU(図示しない)から大まかなタイミングを通知さ
れた鍵変更期間制御部6が細かいタイミングを取る構成
でもよい。
たMPEG2−TSパケットの送信開始後、暗号化鍵の
変更の準備を行う。暗号化鍵の変更のタイミングは、鍵
変更期間制御部6が決定してもよいし、端末を制御する
CPU(図示しない)から大まかなタイミングを通知さ
れた鍵変更期間制御部6が細かいタイミングを取る構成
でもよい。
【0029】こうして、鍵変更の時が来ると、鍵変更期
間制御部6は、伝送周期に同期したタイミングで、暗号
化鍵生成部5に暗号化鍵の変更を通知する。この変更通
知を受けて、暗号化鍵生成部5は、準備していた新しい
暗号化鍵を暗号部2へと渡す。暗号化部2では、渡され
た新しい暗号化鍵の暗号化を、MPEG2−TSパケッ
トの途中からではなく、パケット単位で行う。
間制御部6は、伝送周期に同期したタイミングで、暗号
化鍵生成部5に暗号化鍵の変更を通知する。この変更通
知を受けて、暗号化鍵生成部5は、準備していた新しい
暗号化鍵を暗号部2へと渡す。暗号化部2では、渡され
た新しい暗号化鍵の暗号化を、MPEG2−TSパケッ
トの途中からではなく、パケット単位で行う。
【0030】新しい鍵で暗号化されたMPEG2−TS
パケットは、同期周期内の先頭パケットとなるように無
線ネットワークI/F3内で配置されることになり、同
期周期中でただ1つのヘッダ中にある、鍵が変更された
ことを受信側へ通知するフラグ(DTCP方式ではOdd
/Even Bit)が、変化したこと示す値にセットされて、
受信側端末へ伝送される。
パケットは、同期周期内の先頭パケットとなるように無
線ネットワークI/F3内で配置されることになり、同
期周期中でただ1つのヘッダ中にある、鍵が変更された
ことを受信側へ通知するフラグ(DTCP方式ではOdd
/Even Bit)が、変化したこと示す値にセットされて、
受信側端末へ伝送される。
【0031】以上説明したように、本実施形態では、伝
送上のオーバヘッドを削減するためにヘッダを同期周期
中で1回にし、そのためにネットワークの同期周期中に
暗号化鍵の変更を通知するフラグが1度しか存在しない
システムにおいても、鍵の変更間隔をネットワークでの
フレームなどの同期周期の整数倍となるように制御して
同期させているので、同期周期内で伝送されるパケット
が鍵の違いのために、次の同期周期に先送りされること
を防ぐことができ、これによって伝送ジッタを低減させ
ることができる。
送上のオーバヘッドを削減するためにヘッダを同期周期
中で1回にし、そのためにネットワークの同期周期中に
暗号化鍵の変更を通知するフラグが1度しか存在しない
システムにおいても、鍵の変更間隔をネットワークでの
フレームなどの同期周期の整数倍となるように制御して
同期させているので、同期周期内で伝送されるパケット
が鍵の違いのために、次の同期周期に先送りされること
を防ぐことができ、これによって伝送ジッタを低減させ
ることができる。
【0032】(第2の実施形態)図3は、本発明に係る
第2の実施形態として、IEEE1394バスの有線1
394ネットワークとワイヤレス1394ネットワーク
がゲートウエイを介して接続されており、互いにデータ
の送受信が可能なデータ伝送システムにおいて、有線1
394ネットワーク上のノードとゲートウエイに本発明
を適用した場合の構成を示すブロック図である。ここで
は、伝送するリアルタイムデータがMPEG2−TSパ
ケットであるものとして説明を行う。
第2の実施形態として、IEEE1394バスの有線1
394ネットワークとワイヤレス1394ネットワーク
がゲートウエイを介して接続されており、互いにデータ
の送受信が可能なデータ伝送システムにおいて、有線1
394ネットワーク上のノードとゲートウエイに本発明
を適用した場合の構成を示すブロック図である。ここで
は、伝送するリアルタイムデータがMPEG2−TSパ
ケットであるものとして説明を行う。
【0033】図3において、通信端末(A)7、通信端
末(B)8はワイヤレス1394ネットワーク上の端末
である。ゲートウエイ9は、有線1394ネットワーク
とワイヤレス1394ネットワーク間で、リアルタイム
データ伝送のプロトコルの仲介を行う装置である。ノー
ド(A)10、ノード(B)11は有線1394ネット
ワーク上のノードである。ここではノードA10が送信
元、端末(B)8が受信側として、MPEG2−TSパ
ケットが伝送されるものとする。
末(B)8はワイヤレス1394ネットワーク上の端末
である。ゲートウエイ9は、有線1394ネットワーク
とワイヤレス1394ネットワーク間で、リアルタイム
データ伝送のプロトコルの仲介を行う装置である。ノー
ド(A)10、ノード(B)11は有線1394ネット
ワーク上のノードである。ここではノードA10が送信
元、端末(B)8が受信側として、MPEG2−TSパ
ケットが伝送されるものとする。
【0034】本発明が適用されたゲートウエイ9とノー
ド(A)10で、本発明に関係する処理部の構成例を図
4に示す。
ド(A)10で、本発明に関係する処理部の構成例を図
4に示す。
【0035】図4において、ゲートウエイ9は、有線ネ
ットワークI/F91、ブリッジ部92、無線ネットワ
ークI/F93、同期伝送周期生成部94、同期周期通
知部95を備える。また、ノード(A)10は、リアル
タイムデータ処理部101、暗号化部102、暗号化鍵
生成部103、有線ネットワークI/F104、同期周
期復元部105、鍵変更期間制御部106を備える。ゲ
ートウエイ9の有線ネットワークI/F91とノード
(A)10の有線ネットワークI/F104は、図示し
ないが、物理層、リンク層、制御部などから構成され、
データのパケット化、変復調等を行うもので、いずれも
有線1394ネットワークに接続される。
ットワークI/F91、ブリッジ部92、無線ネットワ
ークI/F93、同期伝送周期生成部94、同期周期通
知部95を備える。また、ノード(A)10は、リアル
タイムデータ処理部101、暗号化部102、暗号化鍵
生成部103、有線ネットワークI/F104、同期周
期復元部105、鍵変更期間制御部106を備える。ゲ
ートウエイ9の有線ネットワークI/F91とノード
(A)10の有線ネットワークI/F104は、図示し
ないが、物理層、リンク層、制御部などから構成され、
データのパケット化、変復調等を行うもので、いずれも
有線1394ネットワークに接続される。
【0036】ゲートウエイ9において、同期伝送周期生
成部94は、ワイヤレス1394ネットワーク上の同期
伝送の周期を設定するものである。同期周期通知部95
は、同期伝送周期生成部94で設定された同期伝送周期
を有線ネットワークI/F91を介して有線1394ネ
ットワーク上の各ノードに通知するものである。
成部94は、ワイヤレス1394ネットワーク上の同期
伝送の周期を設定するものである。同期周期通知部95
は、同期伝送周期生成部94で設定された同期伝送周期
を有線ネットワークI/F91を介して有線1394ネ
ットワーク上の各ノードに通知するものである。
【0037】ノード(A)10において、リアルタイム
データ処理部101では、被伝送データとなるMPEG
2−TSパケットの伝送準備を行い、暗号化部102へ
出力する。暗号化部102では、入力されたMPEG2
−TSパケットにコピープロテクトをかける必要がある
場合、MPEG2−TSパケット毎に暗号化鍵生成部1
03で生成された暗号化鍵に基づいて暗号化し、有線ネ
ットワークI/F104を介してゲートウエイ9へ出力
する。
データ処理部101では、被伝送データとなるMPEG
2−TSパケットの伝送準備を行い、暗号化部102へ
出力する。暗号化部102では、入力されたMPEG2
−TSパケットにコピープロテクトをかける必要がある
場合、MPEG2−TSパケット毎に暗号化鍵生成部1
03で生成された暗号化鍵に基づいて暗号化し、有線ネ
ットワークI/F104を介してゲートウエイ9へ出力
する。
【0038】ここで、ノード(A)10の有線ネットワ
ークI/F104では、有線1394ネットワークから
同期伝送周期の通知を受け取った場合、この同期伝送周
期の通知を同期周期復元部105に送る。この同期周期
復元部105は、受け取った通知に従って、ワイヤレス
1394ネットワークでの同期伝送の周期同期した周期
をノード(A)10内または有線1394ネットワーク
内に復元するものである。鍵変更期間制御部106は、
復元された伝送周期の整数倍に同期したタイミングで暗
号化鍵生成部103に暗号化鍵の変更を通知する。この
変更通知を受けて、暗号化鍵生成部103は、準備して
いた新しい暗号化鍵を暗号部2へと渡す。暗号化部10
2では、渡された新しい暗号化鍵の暗号化を、MPEG
2−TSパケットの途中からではなく、パケット単位で
行う。
ークI/F104では、有線1394ネットワークから
同期伝送周期の通知を受け取った場合、この同期伝送周
期の通知を同期周期復元部105に送る。この同期周期
復元部105は、受け取った通知に従って、ワイヤレス
1394ネットワークでの同期伝送の周期同期した周期
をノード(A)10内または有線1394ネットワーク
内に復元するものである。鍵変更期間制御部106は、
復元された伝送周期の整数倍に同期したタイミングで暗
号化鍵生成部103に暗号化鍵の変更を通知する。この
変更通知を受けて、暗号化鍵生成部103は、準備して
いた新しい暗号化鍵を暗号部2へと渡す。暗号化部10
2では、渡された新しい暗号化鍵の暗号化を、MPEG
2−TSパケットの途中からではなく、パケット単位で
行う。
【0039】一方、ゲートウエイ9の有線ネットワーク
I/F91で受け取ったノード(A)10からのMPE
G−TSパケットは、ブリッジ部92に送られる。この
ブリッジ部92は、有線1394ネットワークとワイヤ
レス1394ネットワークを機能的に接続させるもの
で、双方のプロトコルの変換や、同期周期の変換、再パ
ケット化などの処理を行う。このブリッジ部92の出力
は無線ネットワークI/F93にて同期伝送周期生成部
94で設定される周期で無線1394ネットワークに送
出され、目的の通信端末(B)8に伝送される。
I/F91で受け取ったノード(A)10からのMPE
G−TSパケットは、ブリッジ部92に送られる。この
ブリッジ部92は、有線1394ネットワークとワイヤ
レス1394ネットワークを機能的に接続させるもの
で、双方のプロトコルの変換や、同期周期の変換、再パ
ケット化などの処理を行う。このブリッジ部92の出力
は無線ネットワークI/F93にて同期伝送周期生成部
94で設定される周期で無線1394ネットワークに送
出され、目的の通信端末(B)8に伝送される。
【0040】上記構成において、以下にその動作を説明
する。
する。
【0041】ネットワークが確立されると、ゲートウエ
イ9の同期周期通知部95は、ワイヤレス1394ネッ
トワークの同期周期を同期伝送周期生成部94から取得
し、有線ネットワークI/F91を介して有線1394
ネットワークに通知する。
イ9の同期周期通知部95は、ワイヤレス1394ネッ
トワークの同期周期を同期伝送周期生成部94から取得
し、有線ネットワークI/F91を介して有線1394
ネットワークに通知する。
【0042】同期周期通知部95では、以下のような構
成、動作が考えられる。
成、動作が考えられる。
【0043】有線1394ネットワーク上で基準とな
るサイクルタイムの値を同期伝送周期生成部94からの
同期周期でサンプリングするサンプリング部を備え、こ
のサンプリング部でサンプリングされた値を通知する。
るサイクルタイムの値を同期伝送周期生成部94からの
同期周期でサンプリングするサンプリング部を備え、こ
のサンプリング部でサンプリングされた値を通知する。
【0044】同期伝送周期生成部94からの同期周期
毎に通知のためのパケットを送信するように、有線ネッ
トワークI/F91に指示を出す。
毎に通知のためのパケットを送信するように、有線ネッ
トワークI/F91に指示を出す。
【0045】上記またはでパケットを送信する場
合に、優先的に送信されるIsochronousパケットを使っ
て同期周期を通知するように、有線ネットワークI/F
91に指示を出す。
合に、優先的に送信されるIsochronousパケットを使っ
て同期周期を通知するように、有線ネットワークI/F
91に指示を出す。
【0046】一方、ノード(A)10では、有線ネット
ワークI/F104により、ゲートウエイ9から有線1
394ネットワークを介して送られてくる同期周期通知
パケットを受信し、同期周期のデータとして同期周期復
元部105へと出力する。同期周期復元部105では、
同期周期のデータからワイヤレス1394ネットワーク
上の同期伝送の周期を復元する。リアルタイムデータ伝
送時の動作は、基本的に第1の実施形態での説明と内容
は同じである。
ワークI/F104により、ゲートウエイ9から有線1
394ネットワークを介して送られてくる同期周期通知
パケットを受信し、同期周期のデータとして同期周期復
元部105へと出力する。同期周期復元部105では、
同期周期のデータからワイヤレス1394ネットワーク
上の同期伝送の周期を復元する。リアルタイムデータ伝
送時の動作は、基本的に第1の実施形態での説明と内容
は同じである。
【0047】ノード(A)10において、リアルタイム
データ処理部101で処理されたMPEG2−TSパケ
ットは、コピープロテクトの必要がある場合には、暗号
化部102で暗号化され、有線ネットワークI/F10
4を介して有線1394ネットワーク上に送信される。
ゲートウエイ9では、その送信されたMPEG2−TS
パケットを一度有線ネットワークI/F91で受信し、
ブリッジ部92で再パケット化や同期周期の変換、プロ
トコルの変換等を行い、無線ネットワークI/F93を
介してワイヤレス1394ネットワーク上へ送信する。
データ処理部101で処理されたMPEG2−TSパケ
ットは、コピープロテクトの必要がある場合には、暗号
化部102で暗号化され、有線ネットワークI/F10
4を介して有線1394ネットワーク上に送信される。
ゲートウエイ9では、その送信されたMPEG2−TS
パケットを一度有線ネットワークI/F91で受信し、
ブリッジ部92で再パケット化や同期周期の変換、プロ
トコルの変換等を行い、無線ネットワークI/F93を
介してワイヤレス1394ネットワーク上へ送信する。
【0048】暗号化鍵を変更する場合、ノード(A)1
0では、同期周期復元部105でのワイヤレス1394
ネットワークの同期伝送の周期に整数倍で同期するよう
に鍵変更期間制御部106が制御を行う。その制御の下
で、暗号化鍵生成部103は、予め生成しておいた暗号
化鍵に変更を行う。
0では、同期周期復元部105でのワイヤレス1394
ネットワークの同期伝送の周期に整数倍で同期するよう
に鍵変更期間制御部106が制御を行う。その制御の下
で、暗号化鍵生成部103は、予め生成しておいた暗号
化鍵に変更を行う。
【0049】以上説明したように、本実施形態では、伝
送上のオーバヘッドを削減するためにヘッダを同期周期
中で1回にし、そのためネットワークの同期周期中に暗
号化鍵の変更を通知するフラグが1度しか存在しないネ
ットワークシステムと別のネットワークシステムが接続
されている場合においても、送信側で鍵の変更間隔をネ
ットワークでの同期周期の整数倍となるように制御して
同期させているので、同期周期内で伝送されるパケット
が鍵の違いのために、次の同期周期に先送りされること
を防ぎ、伝送ジッタを低減させることができる。
送上のオーバヘッドを削減するためにヘッダを同期周期
中で1回にし、そのためネットワークの同期周期中に暗
号化鍵の変更を通知するフラグが1度しか存在しないネ
ットワークシステムと別のネットワークシステムが接続
されている場合においても、送信側で鍵の変更間隔をネ
ットワークでの同期周期の整数倍となるように制御して
同期させているので、同期周期内で伝送されるパケット
が鍵の違いのために、次の同期周期に先送りされること
を防ぎ、伝送ジッタを低減させることができる。
【0050】尚、上記実施形態では、ノードとゲートウ
エイを別体で構成した場合について説明したが、両者を
一体化した場合でも同様に実施可能であり、同様の効果
を得ることができる。
エイを別体で構成した場合について説明したが、両者を
一体化した場合でも同様に実施可能であり、同様の効果
を得ることができる。
【0051】本発明は、特に無線ネットワーク上にDT
CPの承認機能がない機器が接続されている場合に、伝
送データの再生を不能とすることができ、しかも確実に
コピープロテクトをかけることが可能となるといった効
果も得られる。
CPの承認機能がない機器が接続されている場合に、伝
送データの再生を不能とすることができ、しかも確実に
コピープロテクトをかけることが可能となるといった効
果も得られる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ネットワ
ークの同期周期中に暗号化鍵の変更を通知するフラグが
1度しか存在しない場合でも、鍵の変更間隔に自由度を
持たせつつ、同期周期内で伝送されるパケットが鍵の違
いのために次の同期周期に先送りされることを防ぎ、伝
送ジッタを低減させることが可能なコピープロテクショ
ン機能を持つデータ伝送システムを提供することができ
る。
ークの同期周期中に暗号化鍵の変更を通知するフラグが
1度しか存在しない場合でも、鍵の変更間隔に自由度を
持たせつつ、同期周期内で伝送されるパケットが鍵の違
いのために次の同期周期に先送りされることを防ぎ、伝
送ジッタを低減させることが可能なコピープロテクショ
ン機能を持つデータ伝送システムを提供することができ
る。
【図1】 本発明に係る第1の実施形態におけるデータ
伝送システムの通信端末の構成を示すブロック図。
伝送システムの通信端末の構成を示すブロック図。
【図2】 第1の実施形態で使用される伝送データのIs
ochronosパケットのフォーマットを示す図。
ochronosパケットのフォーマットを示す図。
【図3】 本発明に係る第2の実施形態におけるデータ
伝送システムの構成を示すブロック図。
伝送システムの構成を示すブロック図。
【図4】 第2の実施形態において、本発明が適用され
たゲートウエイとノードで、本発明に関係する処理部の
構成例を示すブロック図。
たゲートウエイとノードで、本発明に関係する処理部の
構成例を示すブロック図。
1…リアルタイムデータ処理部、2…暗号化部、3…無
線ネットワークI/F3、4…同期伝送周期生成部、5
…暗号化鍵生成部、6…鍵変更期間制御部、7…通信端
末(A)7、8…通信端末(B)、9…ゲートウエイ、
10…ノード(A)、11…ノード(B)、91…有線
ネットワークI/F、92…ブリッジ部、93…無線ネ
ットワークI/F、94…同期伝送周期生成部、95…
同期周期通知部、101…リアルタイムデータ処理部、
102…暗号化部、103…暗号化鍵生成部、104…
有線ネットワークI/F、105…同期周期復元部、1
06…鍵変更期間制御部。
線ネットワークI/F3、4…同期伝送周期生成部、5
…暗号化鍵生成部、6…鍵変更期間制御部、7…通信端
末(A)7、8…通信端末(B)、9…ゲートウエイ、
10…ノード(A)、11…ノード(B)、91…有線
ネットワークI/F、92…ブリッジ部、93…無線ネ
ットワークI/F、94…同期伝送周期生成部、95…
同期周期通知部、101…リアルタイムデータ処理部、
102…暗号化部、103…暗号化鍵生成部、104…
有線ネットワークI/F、105…同期周期復元部、1
06…鍵変更期間制御部。
Claims (8)
- 【請求項1】データを所定周期に同期させて伝送するネ
ットワークを備え、送信側の通信端末で送信データを所
定の鍵で暗号化し、受信側の通信端末で受信データを送
信側と同じ鍵で解読し、送信側及び受信側で使用される
鍵を送信側が決める所定期間で定期的に変更するコピー
プロテクション機能を持つデータ伝送システムにおい
て、 送信側の通信端末は、暗号化の鍵を変更する期間を前記
ネットワークの同期伝送周期の整数倍に制御する鍵変更
期間制御手段を備えることを特徴とするデータ伝送シス
テム。 - 【請求項2】データを第1の周期に同期させて伝送する
第1のネットワークと第2の周期に同期させて伝送する
第2のネットワークを備え、送信側の通信端末で送信デ
ータを所定の鍵で暗号化し、受信側の通信端末で受信デ
ータを送信側と同じ鍵で解読し、送信側及び受信側で使
用される鍵を送信側が決める所定期間で定期的に変更す
るコピープロテクション機能を持つデータ伝送システム
において、 前記第1のネットワーク上の通信端末から前記第2のネ
ットワーク上の通信端末へデータを暗号化して伝送する
場合、 前記第2のネットワーク上で第2の周期を生成している
通信端末または第1及び第2のネットワークの境界の通
信端末あるいはゲートウエイに設けられ、第1のネット
ワーク上の通信端末へ前記第2の周期を通知する同期周
期通知手段を有し、 送信側の通信端末では、前記同期周期通知手段からの通
知を受け、暗号化の鍵を変更する期間を第2の周期の整
数倍に制御する鍵変更期間制御手段を有することを特徴
とするデータ伝送システム。 - 【請求項3】前記第1のネットワークは有線ネットワー
クであり、前記第2のネットワークは無線ネットワーク
であることを特徴とする請求項2記載のデータ伝送シス
テム。 - 【請求項4】データを所定周期に同期させて伝送するネ
ットワークに接続され、送信側で送信データを所定の鍵
で暗号化し、受信側で受信データを送信側と同じ鍵で解
読し、送信側及び受信側で使用される鍵を送信側が決め
る所定期間で定期的に変更するコピープロテクション機
能を持つデータ伝送システムに用いられる通信端末であ
って、 前記暗号化の鍵を変更する期間を前記ネットワークの同
期伝送周期の整数倍に制御する鍵変更期間制御手段を備
えることを特徴とするデータ伝送システムの通信端末。 - 【請求項5】データを第1の周期に同期させて伝送する
第1のネットワークと第2の周期に同期させて伝送する
第2のネットワークを備え、送信側で送信データを所定
の鍵で暗号化し、受信側で受信データを送信側と同じ鍵
で解読し、送信側及び受信側で使用される鍵を送信側が
決める所定期間で定期的に変更するコピープロテクショ
ン機能を持つデータ伝送システムに用いられる通信端末
であって、 前記第2のネットワーク上で第2の周期を生成する同期
周期生成手段と、前記第1のネットワーク上の通信端末
へ前記第2の周期を通知する同期周期通知手段とを具備
することを特徴とするデータ伝送システムの通信端末。 - 【請求項6】データを第1の周期に同期させて伝送する
第1のネットワークと第2の周期に同期させて伝送する
第2のネットワークを備え、送信側で送信データを所定
の鍵で暗号化し、受信側で受信データを送信側と同じ鍵
で解読し、送信側及び受信側で使用される鍵を送信側が
決める所定期間で定期的に変更するコピープロテクショ
ン機能を持つデータ伝送システムに用いられ、第1及び
第2のネットワークの境界に配置されるゲートウエイ装
置であって、 前記第2のネットワーク上で生成される第2の周期を前
記第1のネットワーク上の通信端末へ通知する同期周期
通知手段を具備することを特徴とするデータ伝送システ
ムのゲートウエイ装置。 - 【請求項7】データを所定周期に同期させて伝送するネ
ットワークを備え、送信側の通信端末で送信データを所
定の鍵で暗号化し、受信側の通信端末で受信データを送
信側と同じ鍵で解読し、送信側及び受信側で使用される
鍵を送信側が決める所定期間で定期的に変更するコピー
プロテクション機能を持つデータ伝送システムに用いら
れ、 送信側の通信端末にて、暗号化の鍵を変更する期間を前
記ネットワークの同期伝送周期の整数倍に制御すること
を特徴とするデータ伝送システムのデータ伝送方法。 - 【請求項8】データを第1の周期に同期させて伝送する
第1のネットワークと第2の周期に同期させて伝送する
第2のネットワークを備え、送信側の通信端末で送信デ
ータを所定の鍵で暗号化し、受信側の通信端末で受信デ
ータを送信側と同じ鍵で解読し、送信側及び受信側で使
用される鍵を送信側が決める所定期間で定期的に変更す
るコピープロテクション機能を持つデータ伝送システム
に用いられ、 前記第1のネットワーク上の通信端末から前記第2のネ
ットワーク上の通信端末へデータを暗号化して伝送する
場合、 前記第2のネットワーク上で第2の周期を生成している
通信端末または第1及び第2のネットワークの境界の通
信端末あるいはゲートウエイにて、第1のネットワーク
上の通信端末へ前記第2の周期を通知し、送信側の通信
端末で、前記第2の周期の通知を受け、暗号化の鍵を変
更する期間を第2の周期の整数倍に制御することを特徴
とするネットワーク伝送システムのデータ伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001200163A JP2003018150A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | データ伝送システムとこのシステムに用いる通信端末及びゲートウエイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001200163A JP2003018150A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | データ伝送システムとこのシステムに用いる通信端末及びゲートウエイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003018150A true JP2003018150A (ja) | 2003-01-17 |
Family
ID=19037330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001200163A Pending JP2003018150A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | データ伝送システムとこのシステムに用いる通信端末及びゲートウエイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003018150A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007157019A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Central Japan Railway Co | データ処理システム |
-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001200163A patent/JP2003018150A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007157019A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Central Japan Railway Co | データ処理システム |
JP4716861B2 (ja) * | 2005-12-08 | 2011-07-06 | 東海旅客鉄道株式会社 | データ処理システム |
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