JP3827112B2 - 計算機システムおよび特定主記憶の参照更新プログラムを記録した媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、仮想記憶機構を利用し、汎用アドレスによるアドレス表現が不可能な位置に配置されている特定の主記憶領域の参照、更新を汎用レジスタの拡張を伴わずに実現するようにした計算機システムおよび参照更新プログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
現状では、1クラスタに装備可能な主記憶サイズの上限は2GB(ギガバイト)である。しかし、計算機システムの大規模化に伴い、装備される実記憶サイズも日増しに拡張されており、将来的には、2GB(ギガバイト)以上の実記憶を装備した計算機が要求されることは明らかである。ところが、現状では、実アドレス2GB(ギガバイト)以上に配置されたと特定の主記憶領域へのアクセス手段は提供されていない。したがって、2GB(ギガバイト)以上の実記憶を装備した計算機の開発が要望されている。
【0003】
【従来の技術】
従来の仮想記憶機構を有する計算機システムとしては、例えば図7に示すようなものがある。
図7において、101はCPUであり、CPU101には端末102、ディスク装置よりなる外部記憶装置103および主記憶装置104がそれぞれ接続されている。ここで、主記憶装置104の主記憶領域105のサイズは、2GB(ギガバイト)になっている。
【0004】
CPU101内には汎用レジスタ106が設定され、主記憶装置104の主記憶領域105の参照、更新は、仮想アドレス空間107に設けられる仮想アドレスを汎用レジスタ106に設定することにより行う。また、特定の主記憶領域105の参照、更新は、汎用レジスタ106に主記憶装置104の実アドレスを設定することで行う。
【0005】
主記憶装置104の主記憶領域105は固定サイズ(4096バイト)の複数のブロック108を有し、仮想アドレス空間107も同じ固定サイズ(4096バイト)の複数のブロック109を有し、仮想アドレスと実アドレスの対応付けは、固定サイズのブロック単位で行われる。
主記憶装置104内には仮想アドレスを実アドレスに変換するために、実記憶管理スーパバイザ110、仮想−実アドレス変換テーブル111を有する仮想記憶機構112が設けられている。
【0006】
一般のプログラムにおいては、主記憶領域105の参照、更新を仮想アドレス空間107の仮想アドレスを汎用レジスタ106に設定することで行う。この仮想アドレスと実アドレスの対応付けは、実記憶管理スーパバイザ110が仮想記憶機構112を利用して行っており、一般のプログラムは参照、更新する主記憶領域105の実アドレスを意識する必要はない。
【0007】
仮想記憶機構112においては、仮想アドレスを実アドレスに変換するために、仮想−実アドレス変換テーブル111が用いられる。仮想アドレスと実アドレスの対応付けは、固定サイズのブロック単位で行われており、仮想−実アドレス変換テーブル111には実領域のブロック番号を指定するようになっている。
ところが、実記憶管理スーパバイザ110では、仮想アドレスと実アドレスの対応付けを行う過程において、仮想アドレスによる主記憶領域105の参照、更新を行うことができない場合がある。例えば、
・仮想アドレスに対応付けられる実アドレス領域のクリア
・仮想アドレスに対応付けられる実アドレス領域のページ交換、あるいはページスチール
などの処理は、仮想アドレスと実アドレスの対応付けを行う以前に遂行されなければならない。この場合、仮想記憶機構112を使用せずに、汎用レジスタ106にアクセス対象となる主記憶領域105の実アドレスを設定し、直接主記憶領域105にアクセスしていた。
【0008】
すなわち、特定の主記憶領域105の参照、更新を実現するため、汎用レジスタ106にアクセス対象となる主記憶領域105の実アドレスを格納した後、CPU101に当該主記憶領域105の参照、更新命令を実行させていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の仮想記憶機構を有する計算機システムにあっては、汎用レジスタによるアドレス表現には限界があるため、実記憶管理スーパバイザが特定の主記憶領域を参照、更新する場合には、主記憶サイズの拡張に伴い、汎用レジスタによるアドレス表現が不可能(すなわち、実アドレスによるアクセスが不可能である)な領域が生じる。
【0010】
例えば、汎用レジスタが1語(32ビット)から形成されており、ビット1〜ビット31(計31ビット)で基底アドレスが生成される場合には、2GB(ギガバイト)以上に配置された特定の主記憶領域の参照、更新ができなくなるといった問題が生じる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、汎用レジスタによるアドレス表現が不可能な位置に配置されている特定の主記憶領域の参照、更新を、汎用レジスタの拡張を伴わずに、実現することができる計算機システムおよび参照更新プログラムを記録した媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明は、図1に示すように構成する。
請求項1の発明は、主記憶領域の参照更新を汎用レジスタに仮想アドレスを設定して行うとともに汎用レジスタに実アドレスを設定して特定の主記憶領域を参照更新する計算機システムにおいて、
システムの立上げ時に仮想アドレス空間に専用仮想領域8A,8Bを予めリザーブしておくリザーブ手段9Cと、
参照更新の対象となる主記憶領域が所定バイト以上あるか否かを判別する判別手段9Dと、
所定のバイト以上あるときは前記専用仮想領域8A,8Bに対応して専用に設けられた仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bに要求された特定の主記憶領域のブロック番号を設定する番号設定手段9Eと、
前記リザーブ手段9Cでリザーブした専用仮想領域8A,8Bの仮想アドレスにより仮想記憶機構12を用いて前記仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bに設定したブロック番号を読み出して特定の主記憶領域の参照更新を指示する参照更新指示手段9Gと、を備える。
【0012】
請求項2の発明は、前記リザーブ手段9Cにより予めリザーブされる専用仮想領域8A,8Bが所定の固定サイズを有し、参照用と更新用とにより構成される。
請求項3の発明は、前記専用仮想領域8A,8Bに対応して専用に設けられる仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bは、所定バイトまでのブロック番号を格納できるサイズを有し、参照用と更新用とにより構成される。
【0013】
請求項4の発明は、前記仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bにブロック番号を設定した後に仮想−実アドレス変換モードを有効に設定し、特定の主記憶領域の参照更新後に仮想−実アドレス変換モードを無効に設定するモード設定手段を設けた。
請求項5の発明は、主記憶領域の参照更新を汎用レジスタに仮想アドレスを設定して行うとともに汎用レジスタに実アドレスを設定して特定の主記憶領域を参照更新するための参照更新プログラムを記録した媒体において、
システムの立上げ時に仮想アドレス空間に専用仮想領域8A,8Bを予めリザーブしておく手段9Cと、
参照更新の対象となる主記憶領域が所定バイト以上あるか否かを判別する手段9Rと、
所定のバイト以上あるときは前記専用仮想領域8A,8Bに対応して専用に設けられた仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bに要求された特定の主記憶領域のブロック番号を設定する手段9Eと、
前記リザーブ手段9Cでリザーブした専用仮想領域8A,8Bの仮想アドレスにより仮想記憶機構12を用いて前記仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bに設定したブロック番号を読み出して特定の主記憶領域の参照更新を指示する手段9Gと、を備える。
【0014】
請求項6の発明は、参照更新プログラムを記録した媒体において、前記リザーブを行う手段9Cにより予めリザーブされる専用仮想領域8A,8Bは、所定の固定サイズを有し、参照用と更新用とにより構成される。
請求項7の発明は、参照更新プログラムを記録した媒体において、
前記専用仮想領域8A,8Bに対応して専用に設けられる仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bは、所定バイトまでのブロック番号を格納できるサイズを有し、参照用と更新用とにより構成される。
【0015】
請求項8の発明は、参照更新プログラムを記録した媒体において、
前記仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bにブロック番号を設定した後に仮想−実アドレス変換モードを有効に設定し、特定の主記憶領域の参照更新後に仮想−実アドレス変換モードを無効に設定するモード設定手段を設けた。
このような構成を備えた本発明によれば、主記憶領域のサイズが所定バイト以上になっても専用の仮想領域8A,8Bに対応した専用に仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bを設け、仮想記憶機構12を利用して、汎用レジスタによるアドレス表現が不可能な位置に配置されている特定の主記憶領域の参照、更新を、汎用レジスタの拡張を伴わずに、実現することが可能になる。
【0016】
このことにより、実記憶管理スーパバイザによる、実ページ割り当て時のページクリア、実メモリを効率的に割り当てるために行われるページスワップ、ページスチールなどの従来処理を安価に実現することができる。
また、汎用レジスタによるアクセス不可となる主記憶領域を、専用の仮想−実アドレス変換テーブルにて一括管理することにより、複数の汎用レジスタでのアクセスと比較して、システムの信頼性は高いものとなる。
【0017】
さらに、主記憶領域の拡張に伴い、主記憶領域を別目的で使用する場合にも、本発明を応用できる。例えば、主記憶領域を分割し、主記憶として利用する以外に、一時データセット、あるいはデバイスキャッシュなどに利用することも考えられる。この場合、本発明によれば、各々に対して専用に仮想−実アドレス変換テーブルを作成するだけですむので、(ハードウェアからアプリケーションプログラムまで含めた)システム全体を考えると、安価で、信頼性の高いものとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図2は本発明の一実施形態を示すブロック図である。
図2において、1は仮想記憶機構を有する計算機システムのCPUであり、CPU1には端末2、外部記憶装置3および主記憶装置4がそれぞれ接続されている。CPU1には汎用レジスタ5が設けられ、一般のプログラムにおいて主記憶装置4の主記憶領域6の参照、更新を汎用レジスタ5に仮想アドレスを設定することで行う。
【0019】
主記憶領域6のサイズが2GB(ギガバイト)以下のときは、従来例で説明したように、汎用レジスタ5に実アドレスを設定して、特定の主記憶領域6の参照、更新を行うが、主記憶領域6のサイズが2GB(ギガバイト)を越えるときは、汎用アドレス5によるアドレス表現が不可能な領域が生じ、実アドレスによるアクセスが不可能である。この場合には、汎用レジスタ5には実アドレスを設定しないで、後述するように仮想記憶機構などを用いる。
【0020】
外部記憶装置3としては例えばディスク装置を用い、主記憶装置4内に空領域を作りたい場合には、主記憶装置4のデータを外部記憶装置3内に退避させるようにして主記憶装置4の有効利用を図る。
計算機システムの大規模化に伴い、主記憶領域6も拡張されており、ここでは、2GB(ギガバイト)を越えるサイズの主記憶領域6を用いる。これに対して、仮想アドレス空間のサイズ拡張の必要性は小さい。多重仮想アドレス空間などを利用し、複数の仮想アドレス空間7,7Aを使用すれば対応できる。
【0021】
図3は仮想アドアドレス空間7の構成例を示す図である。
図3において、仮想アドレス空間7は、複数のブロック8により構成され、ブロック8は固定サイズ(4096バイト)を有する。仮想アドレス空間7のブロック8は、主記憶領域6の各ブロックに対応している。主記憶領域6の各ブロックも同じ固定サイズ(4096バイト)を有し、仮想アドレスは実アドレスに対応している。
【0022】
計算機システムの立ち上げ時には、仮想アドレス空間7に専用仮想領域8A,8Bがそれぞれ予めリザーブされる。専用仮想領域8A,8Bは、同じ固定サイズ(4096バイト)のブロックからそれぞれ構成される。
一方の専用仮想領域8Aは、特定の主記憶領域6の参照用のものであり、他方の専用仮想領域8Bは所定の主記憶領域6の更新用のものであり、それぞれ特定の仮想アドレスを有する。
【0023】
図2に戻り、主記憶装置6内には、参照更新プログラム9が格納され、参照更新プログラム9は汎用アドレス5によるアドレス表現が不可能な位置に配置されている特定の主記憶領域6の参照、更新を実現するために設けられ、専用仮想領域8A,8Bに対応した専用の仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bを有する。
【0024】
図4は主記憶装置4の構成例を示す図である。
図4において、主記憶装置4内にはユーザプログラム10、実記憶管理スーパバイザ11、仮想記憶機構12、参照更新プログラム9などが設けられ、また、主記憶領域6が設けられている。
ユーザプログラム10は、仮想アドレスに対応付けられる実アドレス領域のクリア、仮想アドレスに対応付けられる実アドレス領域のページ交換、あるいはページスチールなどの処理で計算機システムの運用中に特定の主記憶領域6の参照、更新を要求する。この参照、更新の要求を受けて、仮想−実アドレス変換テーブル9A,9B内には特定の主記憶領域6の実ブロック番号が格納される。
【0025】
仮想アドレスと実アドレスの対応付けは、実記憶管理スーパバイザ11が仮想記憶機構12を利用して行っており、仮想アドレス空間7に予めリザーブされた専用仮想領域8A,8Bの特定のアドレスを用いて仮想記憶機構12により仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bに格納された実ブロック番号を読み出す。
仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bは、仮想アドレス空間7の専用仮想領域8A,8Bに対応して専用に設けられており、参照用と更新用の2つのテーブルにより構成されている。
【0026】
したがって、仮想アドレスにより参照、更新可能な主記憶領域6の上限は、仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bにおけるブロック番号格納域サイズと、仮想−実領域対応ブロックの固定サイズにより決定される。
例えば、
・仮想−実領域対応ブロック番号格納域サイズ:28ビット
・仮想−実領域対応ブロックの固定サイズ :4096バイト
の場合を考える。仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bは、最大256MB(メガバイト)までのブロック番号を格納できる。これに、1ブロックあたりの固定サイズを乗じた結果が、仮想アドレスにより参照、更新可能な主記憶領域6の上限である。この場合には、仮想アドレスにより、1TB(テラバイト)までの主記憶領域6が参照、更新可能となる。
【0027】
すなわち、仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bは、図4(B)に示すように、28ビットで構成され、256MB×4096=1,048,576MB、すなわち約1TB(テラバイト)までの主記憶領域6の参照、更新が可能となる。
参照更新プログラム9は、リザーブ手段としてのリザーブ部9C、判別手段としての判別部9D、番号設定手段としての番号設定部9E、モード設定手段としてのモード設定部9Fおよび参照更新指示手段としての参照更新指示部9Gを有する。
【0028】
リザーブ部9Cはシステムの立ち上げ時に仮想アドレス空間7に専用仮想領域8A,8Bを予めリザーブしておく。判別部9Dは参照更新の対象となる主記憶領域6が所定バイト、例えば2GB以上あるか否かを判別する。番号設定部9Eは所定のバイト、例えば2GB以上あるときは専用仮想領域8A,8Bに対応して専用に設けられた仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bに要求された所定の主記憶領域6のブロック番号を設定する。
【0029】
モード設定部9Fは、仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bにブロック番号を設定した後に仮想−実アドレス変換モードを有効に設定し、特定の主記憶領域の参照、更新後に仮想−実アドレス変換モードを無効に設定する。参照更新指示部9Gは、リザーブ部9Cでリザーブした専用仮想領域8A,8Bの仮想アドレスにより仮想記憶機構12を用いて仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bに設定したブロック番号を読み出して特定の主記憶領域6の参照、更新を指示する。この特定の主記憶領域の参照、更新の指示により、CPU1は特定の主記憶領域6の参照、更新を実行する。
【0030】
図5は主記憶領域6の構成例を示す。
図5において、主記憶領域6は、4096バイトの固定サイズの複数のブロック6Aにより構成され、各ブロック6Aは仮想アドレス空間7の各ブロック8に対応している。仮想アドレスと実アドレスの対応付けは、固定サイズのブロック単位で行われる。この主記憶領域6は、2MB(メガバイト)以上のサイズを有し、1TB(テラバイト)まで拡張することができる。汎用レジスタ5によるアドレス表現が不可能な2MB(メガバイト)以上の特定の主記憶領域6Bを参照、更新することができる。
【0031】
図6は特定の主記憶領域6Bに対する更新、参照を説明するフローチャートである。
図6において、まず、ステップS1で専用仮想領域8A,8Bを仮想アドレス空間7にリザーブする。すなわち、リザーブ部9Cにより、計算機システムの立ち上げ時に、仮想アドレス空間7に、参照用の専用仮想領域8Aと更新用の専用仮想領域8Bを予めリザーブしておく。
【0032】
図3に示すように、仮想アドレス空間7には4096バイトの固定サイズの専用仮想領域8A,8Bがそれぞれリザーブされる。専用仮想領域8A,8Bにそれぞれ特定の仮想アドレスを有し、この仮想アドレスは特定の主記憶領域6Bの実アドレスに変換するためのものである。
次に、ステップS2で参照、更新の対象となる主記憶領域6は所定のサイズ以上であるか否かを判別する。すなわち、ユーザプログラム10が特定の主記憶領域8Bの参照、更新の要求を有するとき、判別部9Dは主記憶領域6のサイズが例えば2GB(ギガバイト)を越えるか否かを判別する。
【0033】
前記のように、ユーザプログラム10は、特定の主記憶領域6Bの参照、更新の要求を行うことがあるが、これは次のような場合に生じる。すなわち、実記憶管理スーパバイザ11では、仮想アドレスと実アドレスの対応付けを行う過程において、仮想アドレスによる主記憶領域6の参照、更新を行うことができない場合がある。
【0034】
例えば、
・仮想アドレスに対応付けられる実アドレス領域のクリア
・仮想アドレスに対応付けられる実アドレス領域のページ交換、あるいはページスチール
などの処理は、仮想アドレスと実アドレスの対応付けを行う以前に遂行されなければならない。この場合、直接特定の主記憶領域6Bにアクセスする必要がある。
【0035】
主記憶領域6のサイズが2GB(ギガバイト)を越えるときは、ステップS5に進み、2GB(ギガバイト)以下のときは、ステップS3に進んで、従来と同様な処理を行う。主記憶領域6が2GB(ギガバイト)以下のときは、汎用レジスタ5による主記憶領域6のアドレス表現が可能であるため、汎用レジスタ5に特定の主記憶領域の実アドレスを設定する。そして、ステップS4でCPU1により特定の主記憶領域の参照、更新を実行していた。
【0036】
主記憶領域6のサイズが2GB(ギガバイト)を越えるときは、仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bにブロック番号を設定する。すなわち、番号設定部9Eにより、専用仮想領域8A,8Bに対応した専用の仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bにユーザプログラム10が要求する実ブロック番号を設定する。参照のときは、参照用の仮想−実アドレス変換テーブル9Aに実ブロック番号を設定し、更新のときは更新用の仮想−実アドレス変換テーブル9B実ブロック番号を設定する。
【0037】
次に、ステップS6でモード設定部9Fにより、仮想−実アドレス変換テーブル9A,9Bに実ブロック番号を設定した後に、仮想−実アドレス変換モードを有効にする。
次に、ステップS7で特定の主記憶領域6Bの参照、更新を指示し、CPU1で実行する。仮想−実アドレス変換モードを有効にした状態において、仮想アドレス空間7の専用仮想領域8A,8Bの特定のアドレスをアクセスすると、この仮想アドレスと実アドレスの対応付けは実記憶管理スーパバイザ11が仮想記憶機構12を利用して行っており、仮想記憶機構12は、仮想−実アドレス変換テーブル9A,9B内に設定された実ブロック番号を読み出す。
【0038】
読み出された実ブロック番号によりCPU1に特定の主記憶領域6Bの参照、更新を指示し、CPU1は特定の主記憶領域6Bの参照、更新を実行する。
次にステップS8で仮想−実アドレス変換モードをモード設定部9Fにより無効に設定する。
このように、専用の仮想−実アドレステーブル9A,9Bを設けて、仮想記憶機構12を利用して、汎用レジスタ5によるアドレス表現が不可能な位置に配置されている特定の主記憶領域6Bの参照、更新を、汎用レジスタ5の拡張を伴わずに、実現することが可能になる。
【0039】
このことにより、実記憶管理スーパバイザ11による、実ページ割当て時のページクリア、実メモリを効率的に割り当てるために行われるページスワップ、ページスチールなどの従来処理を安価に実現することができる。
また、汎用レジスタ5によるアクセス不可となる主記憶領域6を、専用の仮想−実アドレス変換テーブルにて一括管理することにより、複数の汎用レジスタでのアクセスと比較して、システムの信頼性は高いものとなる。
【0040】
さらに、主記憶領域6の拡張に伴い、主記憶領域6を別目的で使用する場合にも、本発明を応用できる。例えば、主記憶領域6を分割し、主記憶として利用する以外に、一時データセット、あるいはデバイスキャッシュなどに利用することも考えられる。この場合、本発明によれば、各々に対して専用の仮想−実アドレス変換テーブルを作成するだけですむので、(ハードウェアからアプリケーションプログラムまで含めた)システム全体を考えると、安価で、信頼性の高いものとすることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、主記憶領域の大きさが所定バイト以上になったとき、仮想アドレス空間に専用仮想領域をリザーブしておき、専用の仮想−実アドレス変換テーブルを設けて要求されたブロック番号を設定し、専用仮想領域の仮想アドレスで仮想記憶機構を用いて特定の主記憶領域を参照、更新するため、汎用レジスタによるアドレス表現が不可能な位置に配置されている特定の主記憶領域を汎用レジスタの拡張を伴わずに、参照、更新することができる。その結果、コストを低減することができ、計算機システムの信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施形態を示すブロック図
【図3】仮想アドレス空間の構成例を示す図
【図4】主記憶装置の構成例および仮想−実アドレス変換テーブルの構成例を示す図
【図5】主記憶領域の構成例を示す図
【図6】動作を説明するフローチャート
【図7】従来例を示す図
【符号の説明】
1:CPU
2:端末
3:外部記憶装置
4:主記憶装置
5:汎用レジスタ
6:主記憶領域
6A,8:ブロック
6B:特定の主記憶領域
7:仮想アドレス空間
8A,8B:専用仮想領域
9:参照更新プログラム
9A,9B:仮想−実アドレス変換テーブル
9C:リザーブ部(リザーブ手段)
9D:判別部(判別手段)
9E:番号設定部(番号設定手段)
9F:モード設定部(モード設定手段)
9G:参照更新指示部(参照更新指示手段)
10:ユーザプログラム
11:実記憶管理スーパバイザ
12:仮想記憶機構
Claims (6)
- 主記憶領域の参照更新を汎用レジスタに仮想アドレスを設定して行うとともに汎用レジスタに実アドレスを設定して特定の主記憶領域を参照更新する計算機システムにおいて、
システムの立上げ時に仮想アドレス空間に専用仮想領域を予めリザーブしておくリザーブ手段と、
参照更新の対象となる主記憶領域が所定バイト以上あるか否かを判別する判別手段と、所定のバイト以上あるときは前記専用仮想領域に対応して専用に設けられた仮想−実アドレス変換テーブルに要求された特定の主記憶領域のブロック番号を設定する番号設定手段と、
前記リザーブ手段でリザーブした専用仮想領域の仮想アドレスにより仮想記憶機構を用いて前記仮想−実アドレス変換テーブルに設定したブロック番号を読み出して特定の主記憶領域の参照更新を指示する参照更新指示手段と、を備えたことを特徴とする計算機システム。 - 請求項1記載の計算機システムにおいて、
前記リザーブ手段により予めリザーブされる専用仮想領域は、所定の固定サイズを有し、参照用と更新用とにより構成されることを特徴とする計算機システム。 - 請求項1〜2のいずれかに記載の計算機システムにおいて、前記仮想−実アドレス変換テーブルにブロック番号を設定した後に仮想−実アドレス変換モードを有効に設定し、特定の主記憶領域の参照更新後に仮想−実アドレス変換モードを無効に設定するモード設定手段を設けたことを特徴とする計算機システム。
- コンピュータを
システムの立上げ時に仮想アドレス空間に専用仮想領域を予めリザーブしておくリザーブ手段、
参照更新の対象となる主記憶領域が所定バイト以上あるか否かを判別する判別手段、
所定のバイト以上あるときは前記専用仮想領域に対応して専用に設けられた仮想−実アドレス変換テーブルに要求された特定の主記憶領域のブロック番号を設定するブロック番号設定手段、
前記リザーブ手段でリザーブした専用仮想領域の仮想アドレスにより仮想記憶機構を用いて前記仮想−実アドレス変換テーブルに設定したブロック番号を読み出して特定の主記憶領域の参照更新を指示する参照更新手段、
として機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする参照更新プログラムを記録した記録媒体。 - 請求項4記載の参照更新プログラムを記録した記録媒体において、
前記リザーブを行うリザーブ手段により予めリザーブされる専用仮想領域は、所定の固定サイズを有し、参照用と更新用とに分けられることを特徴とする参照更新プログラムを記録した記録媒体。 - 請求項4〜5のいずれかに記載の参照更新プログラムを記録した記録媒体において、
前記コンピュータを
前記仮想−実アドレス変換テーブルにブロック番号を設定した後に仮想−実アドレス変換モードを有効に設定し、特定の主記憶領域の参照更新後に仮想−実アドレス変換モードを無効に設定するモード設定手段として機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする参照更新プログラムを記録した記録媒体。
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Applications Claiming Priority (3)
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