JP3335919B2 - ディスクキャッシュ制御装置 - Google Patents

ディスクキャッシュ制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上位のホスト装置
と磁気ディスク装置との間で転送されるデータを高速ア
クセス可能なキャッシュメモリに一時格納し、書込処理
や読出処理の高速化を図るディスクキャッシュ制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上位のホスト装置と接続して使
用される磁気ディスク装置においては、システムの導入
後にその使用頻度が高くなり、現状のシステムの性能向
上が要求されるようになることがよくあるが、このよう
な場合に、ディスクキャッシュ制御装置を追加すること
により性能の向上を図れることが広く知られている。
【0003】図2に、特開昭63−67661号公報に
開示された従来のディスクキャッシュ制御装置の構成を
示す。図2に示すディスクキャッシュ制御装置20で
は、図示しないホスト装置と磁気ディスク装置21及び
キャッシュメモリ22との間に、転送経路を切り換える
転送制御装置23を設けることにより、磁気ディスク装
置21に対するホスト装置からのアクセスに対して、キ
ャッシュヒットがあればそのアクセスに対してキャッシ
ュメモリ22からデータをホスト装置に転送し、キャッ
シュヒットがなければそのアクセスに対して磁気ディス
ク装置21からデータをホスト装置に転送するようにし
ていた。このように、従来のディスクキャッシュ制御装
置では、磁気ディスク装置21の制御とは別の特別なイ
ンタフェース及びハードウェアを介してキャッシュメモ
リ22をアクセスしディスクキャッシュ機能を実現して
いるため、ディスクキャッシュ機能をサポートしていな
い既存のシステムに対して簡単及び安価にディスクキャ
ッシュ機能を付加してI/O性能を上げることは構造上
困難であった。
【0004】また、図2のディスクキャッシュ制御装置
では、制御装置とキャッシュメモリ22の電源を別にし
て電源オフ後のキャッシュメモリ22のデータをバッテ
リー25により保持しているが、制御装置がキャッシュ
メモリ22へ書込を行っている最中に、操作ミスや停電
などにより電源がオフされた場合には、キャッシュメモ
リ22の中にあるキャッシュ管理情報やディスクキャッ
シュデータを保証することができなかった。よって、確
実にキャッシュメモリ22の内容を保証するためには、
操作ミスによる電源オフや停電が発生した場合でもディ
スクキャッシュ制御装置若しくはディスクキャッシュ制
御装置を含むシステム全体の電源をバッテリーバックア
ップにより一定時間保証するか、あるいはキャッシュ管
理情報を2重化して障害に備えるためにキャッシュ管理
情報を更新する度にコピーを取る等の処理を追加してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のデ
ィスクキャッシュ制御装置では、既存のシステムに対し
てディスクキャッシュ機能を追加することが困難である
という問題点があり、また、操作ミスや停電などにより
電源がオフされた場合には、キャッシュメモリのキャッ
シュ管理情報やディスクキャッシュデータを保証するこ
とができないという問題点があった。本発明は、上記課
題を解決するためになされたもので、既存のシステムに
対してディスクキャッシュ機能を容易に追加することが
でき、システムに新たな電源バックアップ装置を付加す
ることなく、キャッシュ管理情報やディスクキャッシュ
データを保証することができるディスクキャッシュ制御
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクキャッ
シュ制御装置は、請求項1に記載のように、上位のホス
ト装置と磁気ディスク装置とを接続する周辺装置インタ
フェースの制御部であるインタフェース制御装置(SC
SI制御装置1)と、上記磁気ディスク装置と同じイン
タフェースのバスに接続される、ディスクキャッシュと
なる半導体メモリ(セミコンディスク装置6)とを有
し、上記半導体メモリは、電源バックアップ用のバッテ
リーを備えると共に、磁気ディスク装置への書込データ
あるいは磁気ディスク装置からの読出データを格納する
ためのディスクデータ格納エリアと、キャッシュ管理情
報を格納するための2重化構成の管理情報エリアとを備
えるものである。そして、上記インタフェース制御装置
は、磁気ディスク装置に対するホスト装置からのアクセ
があったとき、前記識別コードに基づいて最新のキャ
ッシュ管理情報を前記管理情報エリアから読み出し、こ
の最新のキャッシュ管理情報を検索して、キャッシュヒ
ットがあれば半導体メモリをアクセスし、キャッシュヒ
ットがなければ磁気ディスク装置をアクセスし、上記半
導体メモリをディスクキャッシュとして使用するとき
に、上記2重化構成の2つの管理情報エリアを交互に更
し、前記管理情報エリアを更新する度にその識別コー
ドを更新するものである。このように、インタフェース
制御装置は、磁気ディスク装置に対するホスト装置から
のアクセスに対して、キャッシュヒットがあれば、ホス
ト装置からの書込データを半導体メモリに書き込むか、
あるいは半導体メモリからの読出データをホスト装置に
転送し、キャッシュヒットがなければ、ホスト装置から
の書込データを磁気ディスク装置に書き込むか、あるい
は磁気ディスク装置からの読出データをホスト装置に転
送する。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態を示すディスクキャッシュ制御装置のブロック図
である。本実施の形態のディスクキャッシュ制御装置
は、ローカルメモリー2を有し、配下のディスク系ファ
イル装置を制御するディスク制御装置としての機能を持
つSCSI(Small Computer System Interface )制御
装置1と、SCSI制御装置1の配下のSCSIバスに
接続される磁気ディスク装置3〜5と、磁気ディスク装
置3〜5と同一のSCSIバスに接続される、電源バッ
クアップ用のバッテリー7を備えたセミコンディスク装
置(半導体ディスク装置)6とから構成される。
【0009】次に、本実施の形態のディスクキャッシュ
制御装置の動作を図1を用いて説明する。セミコンディ
スク装置6の記録領域は、磁気ディスク装置3〜5の一
部のデータを格納するためのディスクデータ格納エリア
8と、このディスクデータ格納エリア8に格納されてい
るデータの管理情報を格納するための2重化構成の管理
情報エリア9,10の3つのエリアに分割して管理され
ている。
【0010】ディスクデータ格納エリア8は、複数のブ
ロックに分割されている。そして、各ブロックには、磁
気ディスク装置3〜5から読み出されたデータ、または
ホスト装置(不図示)から磁気ディスク装置3〜5に書
き込もうとした(若しくは書き込まれている)データが
格納されている。
【0011】管理情報エリア9と管理情報エリア10に
は、キャッシュ管理情報が格納されている。このキャッ
シュ管理情報は、ディスクデータ格納エリア8の各ブロ
ックに記録されているデータとこれに対応する磁気ディ
スク装置の対応ブロックアドレスとを対応付けるテーブ
ル、ディスクデータ格納エリア8の各ブロックに記録さ
れているデータが磁気ディスク装置の対応ブロックアド
レスのデータと一致しているかどうかをエリア8のブロ
ック毎に示すダーティビット等からなる。
【0012】また、管理情報エリア9と管理情報エリア
10の最後には、どちらの管理情報が新しいかを判断す
るための識別コード11,12が格納されている。識別
コード11,12はα,β,γの3種類の値をとり得る
が、識別コード11,12が同一の値を示すことはな
い。そして、これらの値は、αの次がβ、βの次がγ、
γの次がαという順番で循環的に使用される。
【0013】SCSI制御装置1は、図示しないホスト
装置から磁気ディスク装置3への書込指示がきたとき、
ローカルメモリー2に有効なキャッシュ管理情報がある
かどうかを確認する。セミコンディスク装置6からキャ
ッシュ管理情報を読み込んでいなかった場合、SCSI
制御装置1は、管理情報エリア9,10のキャッシュ管
理情報をローカルメモリー2に読み出し、識別コードの
比較を行う。
【0014】例えば、SCSI制御装置1は、識別コー
ド11の内容がαで、識別コード12の内容がβである
場合、管理情報エリア10の内容が最新であると判断す
る。この判断結果に基づいて、SCSI制御装置1は、
管理情報エリア10から読み出した最新のキャッシュ管
理情報を検索して、ホスト装置から磁気ディスク装置3
への書込指示が来たブロックがディスクデータ格納エリ
ア8に存在するかどうかを確認する(すなわち、磁気デ
ィスク装置3上の書込先ブロックアドレスに対応するデ
ィスクデータ格納エリア8のブロックが存在するかどう
かを確認する)。
【0015】SCSI制御装置1は、書込先のブロック
がディスクデータ格納エリア8に存在する場合、つまり
ヒットした場合、管理情報エリアの更新を行う。ここで
は、管理情報エリア10の内容が最新なので、管理情報
エリア9の更新を行う。すなわち、SCSI制御装置1
は、ローカルメモリー2に格納されたキャッシュ管理情
報の該当エントリ(エリア8の書込先ブロック)のダー
ティビットを「1」にして、かつ識別コード値をγにし
たキャッシュ管理情報を管理情報エリア9に書き込むこ
とで、管理情報エリア9を更新する。
【0016】そして、管理情報エリアの更新を行った
後、SCSI制御装置1は、ホスト装置から受け取った
書込データをディスクデータ格納エリア8の書込先ブロ
ックに書き込む。管理情報エリアの更新により、識別コ
ード11の内容がγ、識別コード12の内容がβとな
り、管理情報エリア9の内容が最新と見なされる。ディ
スクデータ格納エリア8の更新が終わった時点で、SC
SI制御装置1は、ホスト装置に対して磁気ディスク装
置3への書込終了を報告する。
【0017】また、SCSI制御装置1は、書込先のブ
ロックがディスクデータ格納エリア8に存在しない場
合、つまりミスヒットした場合、ディスクデータ格納エ
リア8に空きがないかどうかを確認する。SCSI制御
装置1は、ディスクデータ格納エリア8に空きがあった
場合、ディスクデータ格納エリア8に新たに書込先ブロ
ックを確保してホスト装置から受け取ったデータを書き
込んだ後、上記の書込先ブロックがヒットした場合と同
様に管理情報エリア9の更新を行う。管理情報エリア9
の更新が終わった時点で、SCSI制御装置1は、ホス
ト装置に対して磁気ディスク装置3への書込終了を報告
する。
【0018】また、SCSI制御装置1は、書込先のブ
ロックがディスクデータ格納エリア8に存在せず、かつ
ディスクデータ格納エリア8に空きがない場合、ローカ
ルメモリー2に格納された最新のキャッシュ管理情報を
検索する。そして、SCSI制御装置1は、キャッシュ
管理情報のダーティビットが「0」であるエントリを無
効化して、ディスクデータ格納エリア8に空きエリアを
確保し、この空きエリアを新たな書込先ブロックとして
上記の書込先ブロックがミスヒットしてディスクデータ
格納エリア8に空きがあった場合と同様の処理を行う。
【0019】SCSI制御装置1は、キャッシュ管理情
報にダーティビットが「0」であるエントリが存在しな
かった場合、ディスクデータ格納エリア8の一部のブロ
ックに格納されたデータを対応する磁気ディスク装置に
書き戻して、キャッシュ管理情報のうち書き戻し処理を
行ったエントリのダーティビットを「0」にする。こう
して、キャッシュ管理情報にダーティビットが「0」で
あるエントリを生み出して、これを無効化し、ディスク
データ格納エリア8に空きエリアを確保する。
【0020】なお、無効化を行うキャッシュエントリの
選択は、一般のディスクキャッシュで用いられるLRU
(Last Recently Used)制御やアクセス頻度による制御
を行うものとする。
【0021】次に、図示しないホスト装置から磁気ディ
スク装置3の読み出し指示が来た場合、SCSI制御装
置1は、ローカルメモリー2に有効なキャッシュ管理情
報があるかどうかを確認する。セミコンディスク装置6
からキャッシュ管理情報を読み込んでいなかった場合、
SCSI制御装置1は、管理情報エリア9,10のキャ
ッシュ管理情報をローカルメモリー2に読み出し、識別
コードの比較を行う。
【0022】例えば、SCSI制御装置1は、識別コー
ド11の内容がγで、識別コード12の内容がβである
場合、管理情報エリア9の内容が最新であると判断す
る。この判断結果に基づいて、SCSI制御装置1は、
管理情報エリア9から読み出した最新のキャッシュ管理
情報を検索して、ホスト装置から読み出し指示が来たブ
ロックがディスクデータ格納エリア8に存在するかどう
かを確認する(すなわち、磁気ディスク装置3上の読出
ブロックアドレスに対応するディスクデータ格納エリア
8のブロックが存在するかどうかを確認する)。
【0023】SCSI制御装置1は、読み出しを行おう
とするブロックがディスクデータ格納エリア8に存在す
る場合、つまりヒットした場合、このディスクデータ格
納エリア8の該当読出ブロックにあるデータを読み出し
てホスト装置に送出し、磁気ディスク装置3からの読み
出し動作の完了をホスト装置に報告する。
【0024】また、SCSI制御装置1は、読出ブロッ
クがディスクデータ格納エリア8に存在しない場合、つ
まりミスヒットした場合、磁気ディスク装置3の該当読
出ブロックからデータを読み出して、これをホスト装置
に送出すると同時にローカルメモリー2に格納する。
【0025】このとき、SCSI制御装置1は、ディス
クデータ格納エリア8に空きエリアがある場合、ローカ
ルメモリー2に格納した磁気ディスク装置3からの読出
データをディスクデータ格納エリア8の空きエリアに書
き込んだ後、管理情報エリアの更新を行う。ここでは、
管理情報エリア9の内容が最新なので、管理情報エリア
10の更新を行う。
【0026】すなわち、SCSI制御装置1は、ローカ
ルメモリー2に格納されたキャッシュ管理情報の該当エ
ントリ(エリア8の書込先ブロック)のダーティビット
を「1」にして、かつ識別コード値をαにしたキャッシ
ュ管理情報を管理情報エリア10に書き込むことで、管
理情報エリア10を更新する。管理情報エリアの更新に
より、識別コード11の内容がγ、識別コード12の内
容がαとなり、管理情報エリア10の内容が最新と見な
される。管理情報エリア10の更新が終わった時点で、
SCSI制御装置1は、ホスト装置に対して磁気ディス
ク装置3からのデータ読み出しの完了を報告する。
【0027】また、SCSI制御装置1は、読出ブロッ
クがディスクデータ格納エリア8に存在せず、かつディ
スクデータ格納エリア8に空きがない場合、磁気ディス
ク装置3の該当読出ブロックからデータを読み出して、
これをホスト装置に送出した後に、ローカルメモリー2
に格納されたキャッシュ管理情報のダーティビットが
「0」であるエントリを無効化して、管理情報エリアを
更新し、ディスクデータ格納エリア8に空きエリアを確
保する。
【0028】この時点では、管理情報エリア9の内容が
最新なので、管理情報エリア10の更新を行う。すなわ
ち、SCSI制御装置1は、ダーティビットが「0」で
あるエントリを無効化して、かつ識別コード値をαにし
たキャッシュ管理情報を管理情報エリア10に書き込む
ことで、管理情報エリア10を更新する。
【0029】管理情報エリア10の更新が完了した後、
SCSI制御装置1は、ローカルメモリー2に格納した
磁気ディスク装置3からの読出データをディスクデータ
格納エリア8の空きエリアに書き込んだ後、管理情報エ
リアの更新を行う。
【0030】ここでは、管理情報エリア10の内容が最
新なので、管理情報エリア9の更新を行う。すなわち、
SCSI制御装置1は、ローカルメモリー2に格納され
たキャッシュ管理情報の該当エントリ(エリア8の書込
先ブロック)のダーティビットを「1」にして、かつ識
別コード値をβにしたキャッシュ管理情報を管理情報エ
リア9に書き込むことで、管理情報エリア9を更新す
る。管理情報エリア9の更新が終わった時点で、SCS
I制御装置1は、ホスト装置に対して磁気ディスク装置
3からのデータ読み出しの完了を報告する。
【0031】また、SCSI制御装置1は、読出ブロッ
クがディスクデータ格納エリア8に存在せず、ディスク
データ格納エリア8に空きがなく、キャッシュ管理情報
にダーティビットが「0」であるエントリが存在しない
場合、セミコンディスク装置6のディスクデータ格納エ
リア8へデータを転送せずに、磁気ディスク装置3から
読み出しデータをホスト装置に送出した時点で、磁気デ
ィスク装置3からの読み出しの完了をホスト装置に報告
する。
【0032】次に、ディスクキャッシュデータの磁気デ
ィスク装置への書き戻し動作を説明する。SCSI制御
装置1は、一定時間以上の間、ホスト装置から磁気ディ
スク装置3〜5へのアクセス要求が来ないとき、ローカ
ルメモリー2に有効なキャッシュ管理情報があるかどう
かを確認する。セミコンディスク装置6からキャッシュ
管理情報を読み込んでいなかった場合、SCSI制御装
置1は、管理情報エリア9,10のキャッシュ管理情報
をローカルメモリー2に読み出し、識別コードの比較を
行う。
【0033】例えば、SCSI制御装置1は、識別コー
ド11の内容がγで、識別コード12の内容がαである
場合、管理情報エリア10の内容が最新であると判断す
る。この判断結果に基づいて、SCSI制御装置1は、
管理情報エリア10から読み出した最新のキャッシュ管
理情報を検索して、ダーティビットが「1」のキャッシ
ュエントリがあるかどうかを確認する。
【0034】SCSI制御装置1は、キャッシュ管理情
報にダーティビットが「1」のエントリがあった場合、
ダーティビット「1」に対応するディスクデータ格納エ
リア8のブロックデータをローカルメモリー2に読み出
し、このデータを対応する磁気ディスク装置の対応する
ブロックへ書き込む。
【0035】磁気ディスク装置への書き込みが完了した
後、SCSI制御装置1は、管理情報エリアの更新を行
う。ここでは、管理情報エリア10の内容が最新なの
で、管理情報エリア9の更新を行う。すなわち、SCS
I制御装置1は、ローカルメモリー2に格納されたキャ
ッシュ管理情報の該当エントリ(エリア8の読出ブロッ
ク)のダーティビットを「0」にして、かつ識別コード
値をβにしたキャッシュ管理情報を管理情報エリア9に
書き込むことで、管理情報エリア9を更新する。こうし
て、ディスクキャッシュデータの書き戻し動作が終了す
る。
【0036】また、このようにキャッシュ管理情報の書
込を行う場合には、同時にダーティビットが「0」で使
用頻度が低いキャッシュエントリを無効化し、一定数の
エントリを未使用としておくことにより、ホスト装置か
らのI/O要求があった場合にキャッシュエントリの空
きエリアを確保する処理を省略可能としておく。
【0037】上述のディスクキャッシュデータの書き戻
し動作中に操作ミスや停電などによりSCSI制御装置
1及び磁気ディスク装置3〜5の電源がオフとなったと
き、磁気ディスク装置へのデータブロックの書き込みを
行っていた場合は、磁気ディスク装置へ書き込み中のデ
ータブロックの内容は保証されない。ただし、バッテリ
ーバックアップされているセミコンディスク装置6には
対応するブロックのデータがダーティビットが「1」の
状態で有効なまま残っているため、次に電源オンとなっ
たときに書き戻し動作が再度実行され、磁気ディスク装
置のデータは保証される。
【0038】また、上述のディスクキャッシュデータの
書き戻し動作中に操作ミスや停電などによりSCSI制
御装置1及び磁気ディスク装置3〜5の電源がオフとな
ったときに、管理情報エリア9への書き込みを行ってい
た場合、次に電源オンとなったときに読み込んだ管理情
報エリア9の内容が明らかに不正であれば、SCSI制
御装置1は、管理情報エリア10の情報によりキャッシ
ュ管理を行う。
【0039】読み込んだ管理情報エリア9の内容が途中
まで正常に更新されていて不正なデータと判断できない
場合でも、管理情報エリア9の最後に書き込まれた識別
コード11の内容がγのままになっているため、SCS
I制御装置1は、識別コード12の内容がαである管理
情報エリア10のキャッシュ管理情報を最新の情報とし
て採用する。管理情報エリア10の内容はディスクキャ
ッシュデータの書き戻し動作を行う前のキャッシュ管理
情報であるため、書き戻し動作が再度実行され、磁気デ
ィスク装置のデータは保証される。
【0040】なお、上述のディスクキャッシュデータの
書き戻し動作で説明した操作ミスや停電などが発生した
ときのキャッシュ管理情報及びディスクデータの保証
は、ホスト装置から磁気ディスク装置への書込動作、及
び読出動作の場合でも同様に保証される。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1に記載のよう
に、インタフェース制御装置配下の磁気ディスク装置と
同じバス上に半導体メモリを接続し、それらの制御方法
を変えることにより、インタフェース制御装置に新たな
ハードウェアを付加することなく、インタフェース制御
装置の制御ファームウェアを変更するだけで半導体メモ
リを磁気ディスク装置のディスクキャッシュとして使用
可能としている。つまり、従来使用していたシステムの
インタフェース制御装置のファームウェアを変更して市
販の半導体メモリを増設するだけで、簡単及び安価にデ
ィスクキャッシュ機能を実現し、I/O性能を向上させ
ることができるという効果が得られる。
【0042】また、請求項2に記載のように、バッテリ
ーバックアップされた半導体メモリ上に2重化構成のキ
ャッシュ管理情報と識別コードを設けて交互に更新する
ことにより、操作ミスや停電による電源オフが発生した
場合でも、管理情報エリアに格納されたキャッシュ管理
情報を保証すると共に、ディスクデータ格納エリアに格
納されたディスクキャッシュデータを保証することがで
き、従来使用していたシステムに新たな電源バックアッ
プ装置を付加することなく、ライトバック(書き戻し)
機能を実現した高性能なディスクキャッシュ機能をサポ
ートできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示すディスクキャッシ
ュ制御装置のブロック図である。
【図2】 従来のディスクキャッシュ制御装置のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…SCSI制御装置、2…ローカルメモリー、3、
4、5…磁気ディスク装置、6…セミコンディスク装
置、7…バッテリー、8…ディスクデータ格納エリア、
9、10…管理情報エリア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/08 G06F 3/06 G06F 12/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位のホスト装置と磁気ディスク装置と
    を接続する周辺装置インタフェースの制御部であるイン
    タフェース制御装置と、 前記磁気ディスク装置と同じインタフェースのバスに接
    続される、ディスクキャッシュとなる半導体メモリとを
    有し、 前記半導体メモリは、電源バックアップ用のバッテリー
    を備えると共に、磁気ディスク装置への書込データある
    いは磁気ディスク装置からの読出データを格納するため
    のディスクデータ格納エリアと、キャッシュ管理情報を
    格納するための2重化構成の管理情報エリアとを備え、前記2重化構成の2つの管理情報エリアの最後には、ど
    の管理情報エリアのキャッシュ管理情報が最新かを判断
    するための識別コードがそれぞれ格納され、 前記インタフェース制御装置は、磁気ディスク装置に対
    するホスト装置からのアクセスがあったとき、前記識別
    コードに基づいて最新のキャッシュ管理情報を前記管理
    情報エリアから読み出し、この最新のキャッシュ管理情
    報を検索して、キャッシュヒットがあれば半導体メモリ
    をアクセスし、キャッシュヒットがなければ磁気ディス
    ク装置をアクセスし、前記半導体メモリをディスクキャ
    ッシュとして使用するときに、前記2重化構成の2つの
    管理情報エリアを交互に更新し、前記管理情報エリアを
    更新する度にその識別コードを更新することを特徴とす
    るディスクキャッシュ制御装置
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