JP3826126B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は動画用の撮像素子、及び静止画用の撮像素子を有する撮像装置及びその制御方法に関するものである。
ビデオカメラで動画を撮影している際に、特定のシーンを静止画で記録したいという要求がある。この要求に対し、スチルカメラとビデオカメラを組み合わせて一台の装置とし、ビデオカメラでの撮影を中断することなく、スチルカメラを操作してスチル撮影を可能にするスチルカメラ付きビデオカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の提案ではスチル撮影時にストロボやAF補助光などの閃光装置を用いると、動画像の撮影画面が閃光装置の影響を受け、画質が乱れてしまう欠点を有していた。
また、閃光装置発光時の映像信号を閃光装置発光直前の映像信号に置き換えることのできる複合カメラが提案されている(特許文献2参照)。しかし、過去の映像をはめこむために一時的にフレームレートが変化し、動きがぎこちなくなってしまう。また、閃光装置発光直前の映像信号を記憶するために新たにフィールドメモリを必要とするため、コストアップにつながってしまう。
特許第2573600号公報 特開2002−199273号公報
本発明では上記の問題点を鑑みなされたものであり、動画、静止画の同時記録が可能な撮像装置において、静止画撮像のための閃光による動画像撮像への影響を抑制し、安定した動画像記録を実現する技術を提供するものである。
かかる課題を解決するため、本発明の撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
動画像用の第1の撮像素子と、静止画用の第2の撮像素子を有し、動画の記録制御静止画の記録制御を同時に行える撮像装置であって、
前記第2の撮像素子による静止画撮像を指示する指示手段と、
閃光手段による閃光を伴った前記第2の撮像素子による静止画撮像の指示が前記指示手段より入力されるタイミングが、動画を撮像している前記第1の撮像素子の非蓄積期間にある場合か否かを判定すると共に、蓄積期間にある場合には非蓄積期間になるまで待つ判定手段と、
該判定工程で非蓄積期間にあると判定した場合、前記第1の撮像素子の非蓄積状態を維持した状態で前記閃光手段が閃光するよう制御駆動する閃光制御手段と、
前記閃光手段による閃光期間を含む期間、前記第2の撮像素子の蓄積を行い静止画を撮像する静止画撮像手段と、
前記閃光手段による閃光期間に応じて前記第1の撮像素子の非蓄積期間の長さを変化させる動画撮像手段とを備える。
本発明によれば、動画、静止画の同時記録が可能な2板式撮像装置において、動画撮影用の撮像素子の非蓄積期間内で、静止画撮影のためのストロボやAF補助光などの閃光手段による閃光(発光)を行わせることで、記録される動画像に対する閃光の影響を抑制し、安定した動画像記録を実現することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
図1は、実施形態における撮像装置の構成を示す概略構成図である。
図中、101はレンズであり、レンズ101の後方には絞り102が配置されている。レンズ101、絞り102を介した光は、ハーフミラー103により2方向に分離され、それぞれ、Movie(動画)用CCD105およびStill(静止画)用CCD107の結像面上に被写体像として結像される。この際、Still用CCD107の前面にはシャッター104が設けられ、Still用CCD107からの信号読み出し期間中に余分な電荷が蓄積されないようになっている。Movie用CCD105およびStill用CCD107において、結像された被写体像は光信号から映像信号に変換される。
なお、Still(静止画)用CCD107の撮像画素数は、昨今のデジタルカメラのそれと同様、静止画としての画質や解像度を高めるため、数百万画素クラスのものを用いる。すなわち、Movie(動画)用CCD105の画素数よりも十分に多い。
Movie用CCD105により得られた映像信号は、Movie用信号処理部112に送られる。映像信号はMovie用信号処理部112において所定の処理を施され、着脱自在な磁気テープ115に記録、或いは/及びディスプレイ116に出力される。なお、ここでは動画像を記録する媒体として磁気テープを例にしているが、ディスク等の回転記憶媒体でも良いのは言うまでもない。
Still用CCD107により得られた画像信号は、Still用信号処理部114に送られる。画像信号はStill用信号処理部114において所定の処理(補正や圧縮符号化)を施され、着脱自在なメモリカード118に記録される。
111は装置全体の制御を司るカメラマイコンである。Movie用CCD駆動制御部106およびStill用CCD駆動制御部108を通じて、Movie用CCD105およびStill用CCD107の蓄積、読み出しなどの制御を行う。さらに、静止画を撮影するための補助手段であるストロボ装置109の発光量および発光タイミングなどの制御を、ストロボ駆動制御部110を通じて行う。動画撮影中にストロボ装置109を用いて静止画撮影を行う場合、カメラマイコン111は、Still用CCD駆動制御部108およびストロボ駆動制御部110に命令を送り、Still用CCD107の蓄積期間およびストロボ装置109の発光タイミングを制御し、静止画撮影を行う。
カメラマイコン111による、Movie用CCD105およびStill用CCD107およびストロボ装置109の制御については、後で詳しく述べる。
図2は、実施形態における撮像装置の概観を示す斜視図である。
図中、120は撮像装置本体である。撮像装置本体120内部には、磁気テープ115およびメモリカード118などの記録媒体が収納され、映像信号および静止画像を記録再生できるようになっている。121はレンズ部である。122はマイクであり、撮影時の音声を記録するために備えられている。123は電子式ビューファインダ(EVF)であり、覗き込むことによりカメラ撮影時に被写体を狙ったり確認したりするために備えられている。
124は動画用トリガースイッチである。動画用トリガースイッチ124はプッシュボタンであり、動画撮影開始および終了を機器に伝達するためにユーザが操作するスイッチである。このスイッチ124を押下すると録画状態(磁気テープ115への記録状態)となり、もう一度押下すると録画終了(非記録状態)となる。
125は静止画用トリガースイッチである。静止画用トリガースイッチ125はプッシュボタンであり、静止画撮影開始および終了を機器に伝達するためにユーザが操作するスイッチである。このスイッチは一度の押下によって、その時点での露光量等に基づいて決定された露出時間だけシャッター104を開き、Still用CCD107に電荷を蓄積させ、静止画信号として取り出し、所定の画像処理及び圧縮符号化を施して、メモリカード118に格納することになる。
131はストロボ装置109に対応するものであり、静止画を撮影する際の補助手段として、必要に応じて発光する。
126はモードダイヤルであり、回転式のスイッチからなる。モードダイヤル126では、例えば再生モードに設定する“再生”、カメラモードに設定する“カメラ”およびそのいずれでもない“電源OFF”のいずれかを選択できる。
127は操作スイッチ群であり、ユーザが本体を操作するため、特に再生系やメニュー操作などのためのキーが配置されている。
128は本体側面に開閉自在となるように取り付けられた液晶パネルであり、EVF123と同様に、カメラ撮影時には被写体像の確認、再生時には再生画像の表示に主に使用される。液晶パネル128は、本体120から開いている状態で、さらに水平方向にも回転可能になっている。図1におけるディスプレイ116は、液晶パネル128、電子式ビューファインダ(EVF)123に対応するものである。
129はスピーカであり、再生するときに音声を出力するために設けられている。130はバッテリであり、本体120と着脱可能になっている。
次に、本実施形態の撮像装置における静止画撮影処理について、図1の概略構成図および図2の装置斜視図および図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、カメラマイコン111は、公知技術により、レンズ101、絞り102を制御することで、AF,AEを行うことになるが、これは、Movie用CCD駆動部106に対して蓄積期間を設定することでもある点に注意されたい。また、説明を簡単なものとするため、実施形態における動画像の撮像はNTSC方式で、1秒当たり60フィールドを撮像するものとする。
静止画用トリガースイッチ125がユーザにより押されると、静止画撮影要求がなされる(ステップS102)。ここで、カメラマイコン111は、動画撮影記録中(動画像を磁気テープ115に記録中)かどうかの判断を行い(ステップS103)、動画撮影記録中でないと判断した場合、Still用CCD駆動制御部108に制御信号を送り、Still用CCD107を制御し、通常どおりの静止画撮影を行う(ステップS108)。このとき、ストロボ装置109を閃光させるか否かは問わない。
因に、閃光を行う条件としては、操作スイッチ群127を操作してユーザが意図的に閃光することを指示した場合、操作スイッチ群127を操作して自動ストロボモードを設定してあって、カメラマイコン111が露光量等に基づいて閃光することを決定した場合の2通りある。
一方、動画撮影記録中に、静止画用トリガースイッチ125が押下されたと判断した場合、カメラマイコン111は、静止画撮影にストロボ装置109を使用(閃光)するかどうかの判断を行う(ステップS104)。ストロボ装置109を使用しない場合には、カメラマイコン111は、Still用CCD駆動制御部108に命令を送り、Still用CCD107を制御し、通常どおりの静止画撮影を行う(ステップS108)。
また、ストロボ装置109を使用すると判断した場合、カメラマイコン111は、Movie用CCD105が、非蓄積期間内の所定期間内(詳細後述)にあるか否かを判断する。否の場合には、その所定期間内になるまで待機する。
こうして、Movie用CCD105の非蓄積期間内の所定期間にあると判断すると、ストロボ装置109を閃光させるべく、カメラマイコン111はストロボ駆動制御部110に駆動制御信号を出力する(ステップS106)と共に、シャッター104に対して開放時間の設定及びStill用CCD107へ蓄積開示を行わせ、静止画撮影を行わせる(ステップS107)。この結果、Still用CCD107によって撮像して得られた画像信号は、Still信号処理部114で所定の処理及び圧縮符号化が行われメモリカード118に格納される。
動画像撮影処理については、周知の技術に従うものとして説明は省略する。以下では、静止画撮影時におけるMovie用CCD105およびStill用CCD107の蓄積期間、およびストロボ装置109の閃光期間について、図3のタイミング概略図を参照しながら説明する。
図3(A)は、Movie用CCD105により撮影記録中であって、Movie用CCD105での蓄積期間中に静止画用トリガースイッチ104が押下された例を示している。図示のTsが静止画用トリガースイッチ104が押下されたタイミングである。
ここで、実施形態では、動画像はNTSCで60フィールド/秒で撮影する例で説明しているから、Movie用CCD105による蓄積期間Tcと読出期間(非蓄積期間)Trの合算期間は1/60秒となる。
ストロボ装置109を閃光しない場合には、動画像の撮影と静止画の撮影は互いに干渉することはないから、静止画用トリガースイッチ104が押下されたタイミングTsにおいて、Still用CCD107を蓄積を開始ても構わない。このときのStill用CCD107を蓄積期間は、静止画用トリガースイッチ104が押下された時点における露光量に基づく時間となる。そして、その蓄積期間が終わると、Still用CCD107より信号を読出し、静止画信号処理部114で所定の処理(画像圧縮符号化処理も含む)を行い、メモリカード118に格納する。
一方、ストロボ装置109を閃光させる場合のタイミングを示すのが図3(B)である。
図3(B)は、比較のため、同図(A)と同様の状況において、静止画用トリガースイッチ104が押下された例を示している。
静止画用トリガースイッチ104が押下されたタイミングTsは、Movie用CCD105による蓄積期間である。従って、Movie用CCD105による蓄積期間が終了する(もしくは、Movie用CCD105から映像信号を読出す)タイミングT1になるのを待って、ストロボ装置109の閃光とStill用CCD107を蓄積を開始する。この後の処理は、同図(A)の静止画撮影処理と同様である。
次に、静止画用トリガースイッチ104が押下されたタイミングTsが、Movie用CCD105からの信号の読出し期間にある場合を図3(C)に従って説明する。
この場合、基本的には、静止画用トリガースイッチ104が押下されたタイミングTsにて、ストロボ装置109の閃光とStill用CCD107を蓄積を開始すれば良い。ただし、ストロボ装置109による閃光(発光)時間ΔT(一般に、約1/8000秒程度)を加味する必要があるので、次の条件を満たす必要がある。
すなわち、次のフィールドの蓄積開始タイミングT2よりも閃光期間ΔTだけ前のタイミングをT3と定義したとき、期間Tf(=T1〜T3までの期間)内で、静止画用トリガースイッチ104が押下されたタイミングTsがあれば、そのタイミングTsにて、ストロボ装置109の閃光と、Still用CCD107を蓄積を開始する。それ以外では、次のフィールドの蓄積が完了するタイミングT4になるまで待つ。
以上であるが、図3(B)、(C)のいずれであっても、静止画用トリガースイッチ104が押下されたタイミングTsが期間Tf内にあれば、そのタイミングTsにてストロボ装置109の閃光とStill用CCD107を蓄積を開始する。もし、タイミングTsが期間Tf外にある場合には、次のフィールドの蓄積期間が完了するのを待って、ストロボ装置109の閃光とStill用CCD107を蓄積を開始するようにする。
以上の結果、ストロボ装置109を用いる静止画撮像の際には、静止画用トリガースイッチ104が押下してから、最大でΔT+Tcだけディレイしたタイミングにて、Still用CCD107による撮像が開始されることになるが、少なくともこの期間は人間には知覚できない、もしくは知覚しがたい時間であるので実用上の問題はない。
以上述べたように、本実施形態に従えば、動画、静止画の同時記録が可能な2板式撮像装置において、動画撮影用CCDの非蓄積期間内に、静止画撮影のためのストロボ装置109の閃光期間が存在すようにすることで、動画像が閃光装置による閃光の影響を受けることなく、安定した動画像記録を実現することができる。
なお、上記例では、図4のフローチャートに従ってカメラマイコン111が制御する例を説明したが、図3(B)の期間Tfを定義するタイミングT1、T3は、Movie用CCD105による動画像撮影中に一意に決定される。これをハードウェアで実現する場合には、例えば図5のような構成で実現できよう。
同図において、51は所定のクロックを計数し、Movie用CCD105の蓄積開始信号(CCD駆動制御部106から出力される信号の1つ)でリセットされるカウンタである。なお、Movie用CCD105の読出し開始を示す信号でリセットしても良い。52、53は上記タイミングT1、T3に相当する数値をセットするレジスタであり、54、55は比較器である。比較器54はカウンタ51にて計数される値がレジスタ52に設定された値より大きくなった場合に「1(High)」の信号を、それ以外では「0(low)」信号を出力する。比較器55はカウンタ51にて計数される値が、レジスタ53にセットされる数値以下の場合に「1」、それ以外では「0」を出力する。56はAND回路であって、比較器54、55からの信号が共に「1」であるときのみ、その出力を「1」にし、それ以外では「0」を出力する。
かかる構成によれば、レジスタ51、52に、動画撮影している最中のMovie用CCD105の蓄積期間に基づく値をセットするだけで、図3(C)の期間Tfに相当する間だけ「1」となる信号を生成することができる。従って、このAND回路56の出力信号が、ストロボ装置109の閃光許可並びにStill用CCD107を蓄積開始の信号として利用できる。
なお、図5の回路構成は、ストロボ装置109を使用する場合にのみ機能するものである。ストロボ装置109を使用しない場合には、AND回路56からの信号は不使用であり、静止画用トリガースイッチ104が押下されたタイミングでストロボ装置109の閃光とStill用CCD107を蓄積を開始すれば良い。また、図5は一例であってこれによって本発明が限定されるものではない。
また、実施形態では、閃光源としてストロボ装置109を例にして説明したが、静止画撮影する際にAF補助光(測距するための閃光)源に適用させても構わないし、ストロボ光、AF補助光の両方を利用する装置に適用しても構わない。AF補助光を利用する装置の場合、通常は、静止画用トリガースイッチ104が半押し状態でAF補助光を発光するので、その半押し状態に適用すれば良い。そして、全押しを行った場合には、上記実施形態と同様に行えば良い。
<第2の実施形態>
上記実施形態では、動画像の記録に影響を与えず、静止画の撮像タイミング及びストロボ装置109の閃光タイミングを制御するものであった。そして、ストロボ装置109による閃光期間をΔT、動画蓄積期間をTcとしたとき、静止画用トリガースイッチ104を押下してから最大でΔT+Tcだけディレイしたタイミングにて、Still用CCD107による撮像が開始されるものであった。
しかし、ストロボ装置109の閃光期間ΔTが長くできる装置では、結果的に「ΔT+Tc」という時間が長くなり、場合によっては、静止画用トリガースイッチ104を押下して実際に閃光開始するまでの時間に違和感を持たれる可能性は否定できない。
そこで、本第2の実施形態では、上記実施形態における期間Tfを可能な限り長く確保する例を説明する。
説明を簡単なものとするため、装置構成は第1の実施形態の図1、図2と同様であるものとし、図1の概略構成図および図2の装置斜視図および図6のフローチャートを参照しながら、本第2の実施形態における撮像装置における静止画撮影処理について説明する。
静止画用トリガースイッチ125がユーザにより押下されると、静止画撮影要求がなされる(ステップS202)。ここで、カメラマイコン111は、動画撮影記録中かどうかの判断を行い(ステップS203)、動画撮影記録中でなければ、Still用CCD駆動制御部108に駆動命令(蓄積命令)を送り、Still用CCD107を制御し、通常どおりの静止画撮影を行う(ステップS208)。このとき、ストロボ装置109を閃光させるか否かは問わない。
また、動画撮影記録中であると判断した場合、カメラマイコン111は、静止画撮影にストロボ装置109を使用するかどうかの判断を行う(ステップS204)。ストロボ装置109を使用しない場合には、カメラマイコン111は、Still用CCD駆動制御部108に命令を送り、Still用CCD107を制御し、通常どおりの静止画撮影を行う(ステップS208)。
一方、動画撮影記録中に、静止画用トリガースイッチ125がユーザにより押下されたと判断(検出)した場合、現在がMovie用CCD105の通常の非蓄積期間(詳細後述)にあるか否かを判断し、通常の非蓄積期間になるのを待つ。
Movie用CCD105の通常の非蓄積期間になった、もしくは、通常の非蓄積期間内で静止画用トリガースイッチ125がユーザにより押下されたと判断した場合、カメラマイコン111は、Movie用のCCD駆動制御部106に命令を送り、Movie用CCD105を非蓄積期間のままに維持させ(ステップS210)、ストロボ駆動制御部110に命令を送り、ストロボ装置109の閃光を開始(S206)、さらにStill用CCD駆動制御部108に命令を送り、Still用CCD107の蓄積を開始させることで、静止画撮影を開始する(S207)。
次に、カメラマイコン111は、ストロボ装置109の閃光期間が終了したかどうかの判断を行う(ステップS211)。ストロボ装置109を駆動する際に、どの程度の閃光期間にするかを、その際の露光量等から決定しているので、その時間経過をカウンタでクロックを計数することで判定すれば良い。ストロボ閃光期間が終わったと判断した場合、非蓄積期間の開始時からの経過時間Tが、通常の非蓄積期間に到達したか否かを判断し、その通常の蓄積期間に到達するまで待つ(ステップS212)。到達したと判断した場合、Movie用CCD105を非蓄積期状態を解除して、次フィールドの蓄積を開始させ、通常動作に復帰する(S209)。
上記の「通常の非蓄積期間」であるが、これは先に説明した第1の実施形態の図3の期間Trに対応するものである。
かかる点を踏まえて、第2の実施形態におけるMovie用CCD105およびStill用CCD107の蓄積期間、および閃光装置109の発光期間について、図7のタイミング概略図を参照しながら説明する。なお、ストロボ装置109を使用しないで静止画を撮像・記録する場合には、第1の実施形態と同様であるのでその説明は省略する。
図7(A)は、ストロボ装置109を使用することが決定され、Movie用CCD105の蓄積期間内に静止画用トリガースイッチ125が押下された場合を示している。この場合には、第1の実施形態と同様に、Movie用CCD105の蓄積期間が終了するのを待って、ストロボ装置109を閃光させるべくストロボ駆動制御部110に制御命令を出力すると共に、静止画用のCCD駆動制御部108に命令を送り、Still用CCD107の蓄積を開始させることで、静止画撮影を開始する。
図7(B)は、Movie用CCD105の通常の非蓄積期間(読出期間)内に、静止画用トリガースイッチ125が押下された場合のタイミングチャートを示している。
この場合、静止画用トリガースイッチ125が押下されたタイミングにて、ストロボ装置109を閃光させるべくストロボ駆動制御部110に制御命令を出力すると共に、静止画用のCCD駆動制御部108に命令を送り、Still用CCD107の蓄積を開始させることで、静止画撮影を開始する。ただし、閃光期間が完了したとき、Movie用CCD105によって、次フィールドの撮影が開始される可能性があるので、閃光期間が完了するまでMovie用CCD105の非蓄積期間を維持させる。閃光期間が終わったことをトリガにして、Movie用CCD105による次フィールドの蓄積を開始させる。このため、図7(B)では、静止画用トリガースイッチ125が押下された時点での非蓄積期間は、通常の非蓄積期間Tsよりもα期間だけ長くなることがある。このα期間は、0乃至ΔTの範囲で変動するのは容易に理解できよう。
第1の実施形態では、静止画用トリガースイッチ125が押下してから最大でTs+ΔTだけ待った後にストロボ装置109の閃光が開始したのに対し、本第2の実施形態によれば待ち時間は最大でもTs期間にでき、静止画用トリガースイッチ125が押下してから実際にストロボ装置109の閃光期間がその分だけ短くなり、高いレスポンスを得ることができることを意味する。特に、ストロボ装置109の閃光期間が固定ではなく、その期間を長くできるような撮像装置に特に有利に作用することになる。
なお、図7(B)のような状況においては、動画像のフィールドの間隔が、静止画撮影の影響を受けて変化する可能性があるが、適当なバッファメモリを介在させることで、磁気テープに記録する際には通常のフィールド間隔で記録されるので、再生時にフィールド間隔が変ることはない。
以上述べたように、本第2の実施形態に従えば、先に説明した第1の実施形態と同様、動画、静止画の同時記録が可能な2板式撮像装置において、動画撮影用CCDの非蓄積期間内に、静止画撮影のためのストロボ装置109の閃光期間が存在すようにすることで、動画像が閃光装置による閃光の影響を受けることなく、安定した動画像記録を実現することができる。また、特に、本第2の実施形態によれば、静止画用トリガースイッチ125が押下してから実際にストロボ装置109の閃光するまでの期間が短くなり、違和感の発生しにくい操作環境を提供することが可能となる。
また、第2の実施形態でも、閃光源としてストロボ装置109を例にして説明したが、静止画撮影する際にAF補助光(測距するための閃光)源に適用させても構わないし、ストロボ光、AF補助光の両方を利用する装置に適用しても構わない。AF補助光を利用する装置の場合、通常は、静止画用トリガースイッチ104が半押し状態でAF補助光を発光するので、その半押し状態に適用すれば良い。そして、全押しを行った場合には、上記第2の実施形態と同様に行えば良い。
また、実施形態では、静止画撮像する際、Still用CCD107の蓄積期間内の前段階でストロボ発光する、所謂、前膜シンクロモードで説明したが、Still用CCD107の蓄積期間内の後端段階でストロボ発光する後膜シンクロモードでも構わない。ただし、後膜シンクロモードの場合、ストロボ発光タイミングが更に遅れる点、及び、蓄積終了タイミングに併せてストロボ発光タイミングを決定しなければならないので、制御が複雑にならざるを得ないので、上記実施形態で説明した先膜シンクロモードがより好ましい。
また、上記第1、第2の実施形態では、ストロボ装置が、撮像装置に一体に設けられる例を説明したが、ストロボ装置をオプションとして着脱自在な撮像装置において、そのストロボ装置を装着したことを検出した場合(適当なセンサで実現できる)に機能するようにしても良い。
また、上記第1、第2の実施形態では、動画像の記録媒体として磁気テープ(磁気テープカセット)を例にして説明したが、光ディスク等の円盤状記録媒体であっても構わない。
実施形態の撮像装置の構成を示すブロック構成図である。 実施形態の撮像装置の外観斜視図である。 第1の実施形態における動画像用CCD、静止画用CCD、及びストロボ駆動タイミングを示す図である。 第1の実施形態における静止画撮影処理時の動作処理手順を示すフローチャートである。 ストロボ発光許可信号を生成するための回路構成の一例を示す図である。 第2の実施形態における静止画撮影処理時の動作処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における動画像用CCD、静止画用CCD、及びストロボ駆動タイミングを示す図である。

Claims (5)

  1. 動画像用の第1の撮像素子と、静止画用の第2の撮像素子を有し、動画の記録制御静止画の記録制御を同時に行える撮像装置であって、
    前記第2の撮像素子による静止画撮像を指示する指示手段と、
    閃光手段による閃光を伴った前記第2の撮像素子による静止画撮像の指示が前記指示手段より入力されるタイミングが、動画を撮像している前記第1の撮像素子の非蓄積期間にある場合か否かを判定すると共に、蓄積期間にある場合には非蓄積期間になるまで待つ判定手段と、
    該判定工程で非蓄積期間にあると判定した場合、前記第1の撮像素子の非蓄積状態を維持した状態で前記閃光手段が閃光するよう制御駆動する閃光制御手段と、
    前記閃光手段による閃光期間を含む期間、前記第2の撮像素子の蓄積を行い静止画を撮像する静止画撮像手段と、
    前記閃光手段による閃光期間に応じて前記第1の撮像素子の非蓄積期間の長さを変化させる動画撮像手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記閃光手段は、AF補助光を発生する手段であることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記閃光手段は、ストロボ光を発生する手段であることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記静止画撮像手段による前記第2の撮像素子の蓄積開始タイミングは、前記閃光制御手段による閃光開始タイミングに同期することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 動画像用の第1の撮像素子と、静止画用の第2の撮像素子を備え、動画の記録制御と静止画の記録制御を同時に行える撮像装置の制御方法であって、
    閃光手段による閃光を伴った前記第2の撮像素子による静止画撮像の指示が入力されるタイミングが、動画を撮像している前記第1の撮像素子の非蓄積期間にある場合か否かを判定すると共に、蓄積期間にある場合には非蓄積期間になるまで待つ判定工程と、
    該判定工程で非蓄積期間にあると判定した場合、前記第1の撮像素子の非蓄積状態を維持した状態で前記閃光手段が閃光するよう制御駆動する閃光制御工程と、
    前記閃光手段による閃光期間を含む期間、前記第2の撮像素子の蓄積を行い静止画を撮像する静止画撮像工程と、
    前記閃光手段による閃光期間に応じて前記第1の撮像素子の非蓄積期間の長さを変化させる動画像撮像タイミング制御工程と、
    を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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