JP3824304B2 - Skin cosmetics and beauty food and drink - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コラーゲンの減少・変性に関与するコラゲナーゼ活性を阻害するコラゲナーゼ阻害剤、線維芽細胞によるヒアルロン酸の産生を活発化する作用を有するヒアルロン酸産生促進剤、エラスチンの減少・変性に関与するエラスターゼ活性を阻害するエラスターゼ阻害剤、及び皮膚の老化予防・改善作用を有する抗老化剤に関するものである。また、本発明は、皮膚の老化予防・改善作用を付与した皮膚化粧料及び美容作用を付与した飲食品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
皮膚の真皮及び表皮は、表皮細胞、線維芽細胞及びこれらの細胞の外にあって皮膚構造を支持するエラスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸等の細胞外マトリックスによって構成されている。若い皮膚においては、これらの皮膚組織の相互作用が恒常性を保つことにより水分保持、柔軟性、弾力性等が確保され、肌は外見的にも張りや艶があってみずみずしい状態に維持される。
【0003】
ところが、紫外線、空気の著しい乾燥、過度の皮膚洗浄等、ある種の外的因子の影響があったり加齢が進んだりすると、細胞外マトリックスの主要構成成分であるコラーゲンは産生量が減少すると共に架橋による弾性低下を起こし、また、エラスチンは分解・変質を起こす。外的因子の影響や加齢に伴う線維芽細胞の増殖率低下もコラーゲンの産生量の減少、天然保湿因子であるヒアルロン酸の産生量の低下を引き起こす。その結果、皮膚は保湿機能や弾力性が低下し、角質は異常剥離を始めるから、肌は張りや艶を失い、荒れ、シワ、くすみ等の老化症状を呈するようになる。
【0004】
このように、皮膚の老化に伴う変化、即ち、シワ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下等には、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸等の真皮マトリックス成分の減少・変性と、線維芽細胞の増殖率の低下とが関与している。
【0005】
近年、上記変化を誘導する因子として、特にマトリックス系プロテアーゼの関与が指摘されている。マトリックス系プロテアーゼの中でも、コラゲナーゼ、即ちMMP−1(マトリックスメタロプロテアーゼ)は、皮膚の真皮マトリックスの主な構成成分であるタイプI,IIIコラーゲンを分解する酵素として知られるが、その発現は紫外線の照射により大きく増加し、紫外線によるコラーゲンの減少・変性の一因となり、皮膚のシワ形成等の大きな要因となることが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の第一の目的は、コラゲナーゼ阻害作用を通じてコラーゲンの減少・変性を抑制し、皮膚の老化を防止及び/又は改善し得る物質を見出し、それを有効成分として含有するコラゲナーゼ阻害剤を提供することにある。
【0007】
また、本発明の第二の目的は、ヒアルロン酸の産生を促進して皮膚の老化を防止及び/又は改善し得る物質を見出し、それを有効成分として含有するヒアルロン酸産生促進剤を提供することにある。
【0008】
さらに、本発明の第三の目的は、エラスターゼ阻害作用を通じてエラスチンの減少・変性を抑制し、皮膚の老化を防止及び/又は改善し得る物質を見出し、それを有効成分として含有するエラスターゼ阻害剤を提供することにある。
【0009】
さらに、本発明の第四の目的は、コラゲナーゼ阻害作用、ヒアルロン酸産生促進作用又はエラスターゼ阻害作用を有する物質を有効成分として含有する抗老化剤を提供することにある。
【0010】
さらに、本発明の第五の目的は、コラゲナーゼ阻害作用、ヒアルロン酸産生促進作用又はエラスターゼ阻害作用を有し、皮膚の老化を防止及び/又は改善する上で有用な皮膚化粧料を提供することにある。
【0011】
さらに、本発明の第六の目的は、コラゲナーゼ阻害作用、ヒアルロン酸産生促進作用又はエラスターゼ阻害作用を有し、皮膚の老化を防止及び/又は改善する上で有用な美容用飲食品を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するため、本発明のコラゲナーゼ阻害剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エラスターゼ阻害剤及び抗老化剤は、マチルス・オドラチシーマ(Machilus odoratissima)及び/又はポテンチラ・フルゲンス(Potentilla fulgens)からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とし、本発明の皮膚化粧料及び美容用飲食品は、マチルス・オドラチシーマ(Machilus odoratissima)及び/又はポテンチラ・フルゲンス(Potentilla fulgens)からの抽出物を配合したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において、「マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物」には、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスを抽出原料として得られる抽出液、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物もしくは精製物のいずれもが含まれる。
【0014】
抽出原料として用いる植物は、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスである。マチルス・オドラチシーマ(学名:Machilus odoratissima)はクスノキ科に属する植物であって、雲南、貴州、四川、チベット等に分布しており、これらの地域から容易に入手可能である。また、ポテンチラ・フルゲンス(学名:Potentilla fulgens)はバラ科に属する植物であって、主にヒマラヤ地方に分布しており、これらの地域から容易に入手可能である。
【0015】
抽出原料として用いる植物の構成部位は特に限定されるものではなく、マチルス・オドラチシーマの場合には、例えば、葉部、花部、根部、樹皮、枝部等の構成部位を抽出原料して用いることができ、これらのうち特に樹皮を抽出原料として用いることが好ましい。また、ポテンチラ・フルゲンスの場合には、例えば、全草や、葉部、花部、根部、樹皮、枝部等の構成部位を抽出原料として用いることができ、これらのうち特に全草を抽出原料として用いることが好ましい。
【0016】
マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスに含有されるコラゲナーゼ阻害作用、ヒアルロン酸産生促進作用又はエラスターゼ阻害作用を有する物質の詳細は不明であるが、植物の抽出に一般に用いられている抽出方法によって、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからこれらの作用を有する抽出物を得ることができる。例えば、抽出原料を乾燥した後、そのまま、又は粗砕機を用いて粉砕し、抽出溶媒による抽出に供することにより得ることができる。この際、抽出原料の乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。また、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスは、ヘキサン、ベンゼン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施してから抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理を行うことにより、極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。
【0017】
抽出溶媒としては、水若しくは親水性有機溶媒又はこれらの混合液を室温又は溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。
【0018】
抽出溶媒として使用し得る水としては、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。従って、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
【0019】
抽出溶媒として使用し得る親水性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられる。
【0020】
2種以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は適宜調整することができる。例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を使用する場合には、水と低級脂肪族アルコールとの混合比を7:3〜2:8(重量比)とすることができる。
【0021】
抽出処理は、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスに含有される可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定されるものではなく、常法に従って行うことができる。抽出処理の際には特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温又は還流加熱下において任意の装置を用いることができる。
【0022】
具体的には、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料を投入し、必要に応じて時々攪拌しながら、通常1〜3時間静置して可溶性成分を溶出した後、ろ過して固形物を除去し、得られた抽出液から抽出溶媒を留去し、乾燥することにより抽出物が得られる。抽出溶媒量は抽出原料の通常5〜15倍量(重量比)であり、抽出温度は、通常、常温〜95℃である。
【0023】
得られた抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。
【0024】
得られた抽出液はそのままでもコラゲナーゼ阻害剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エラスターゼ阻害剤又は抗老化剤として使用することができるが、濃縮液又は乾燥物としたものの方が利用しやすい。マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物の製剤化は常法に従って行うことができる。製剤化する場合、保存や取扱いを容易にするために、デキストリン、シクロデキストリン等の薬学的に許容され得るキャリアーその他任意の助剤を添加することができ、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物を粉末状、果粒状、錠剤状等、任意の剤形に製剤化することができる。
【0025】
マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスは特有の匂いを有しているため、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を目的とする精製を行うことも可能であるが、皮膚化粧料や美容用飲食品などに添加する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままでも実用上支障はない。精製は具体的には、活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理等によって行うことができる。
【0026】
本発明のコラゲナーゼ阻害剤は、コラーゲンの減少、変性等に関与するコラゲナーゼ活性を阻害して、コラーゲンの減少、変性等によって生じる皮膚の老化を防止及び/又は改善することができる。
【0027】
本発明のヒアルロン酸産生促進剤は、線維芽細胞によるヒアルロン酸の産生を活発化させ、ヒアルロン酸の減少、変性等によって生じる皮膚の老化を防止及び/又は改善することができる。
【0028】
本発明のエラスターゼ阻害剤は、エラスチンの減少、変性等に関与するエラスターゼ活性を阻害して、エラスチンの減少、変性等によって生じる皮膚の老化を防止及び/又は改善することができる。
【0029】
本発明の抗老化剤は、コラゲナーゼ阻害作用、ヒアルロン酸産生促進作用及びエラスターゼ阻害作用からなる群より選ばれる1種又は2種以上の作用を通じて、皮膚の老化を防止及び/又は改善することができる。本発明の抗老化剤は、皮膚の老化防止と改善に多面的に作用して皮膚の老化を防止及び/又は改善することができる。
【0030】
〔皮膚化粧料〕
マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物は、皮膚の老化を防止及び/又は改善する作用を有するとともに、皮膚に適用した場合の使用感と安全性に優れているので、皮膚化粧料に配合するのに好適である。皮膚化粧料には、本発明のコラゲナーゼ阻害剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エラスターゼ阻害剤又は抗老化剤のいずれか1種を配合してもよいし、2種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0031】
マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物を配合し得る皮膚化粧料の種類は特に限定されず、その具体例としては、肌に対するものとして、例えば、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、入浴剤、リップクリーム、口紅等が挙げられる。
【0032】
本発明の皮膚化粧料におけるマチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物の配合量は、皮膚化粧料の種類や抽出物の生理活性等によって適宜調整することができるが、好適な配合率は標準的な抽出物に換算して約0.01〜10重量%である。
【0033】
本発明の皮膚化粧料には、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物のコラゲナーゼ阻害作用、ヒアルロン酸産生促進作用又はエラスターゼ阻害作用の妨げにならない限り、皮膚化粧料の製造に通常使用される各種主剤及び助剤その他任意の助剤を使用することができる。本発明の皮膚化粧料は、皮膚の老化防止・改善に関し、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物のみが主剤となるものに限られるわけではない。
【0034】
本発明の皮膚化粧料において、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物と共に皮膚化粧料構成成分として利用可能なものとしては、以下のものを例示できる。なお、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物とともに以下の構成成分を併用した場合、併用された構成成分との間の相乗作用が、通常期待される以上の優れた使用効果をもたらすことがある。
【0035】
収斂剤:クエン酸又はその塩類、酒石酸又はその塩類、乳酸又はその塩類、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸亜鉛、ジユエキス、エイジツエキス、ハマメリスエキス、ゲンノショウコエキス、茶カテキン類、オドリコソウエキス、オトギリソウエキス、ダイオウエキス、ヤグルマソウエキス、キズタエキス、キューカンバーエキス、マロニエエキス、サルビアエキス、メリッサエキス等。
【0036】
殺菌・抗菌剤:安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ジステアリルメチルアンモニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、感光素101号、感光素201号、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ソルビン酸、ハロカルバン、レゾルシン、パラクロロフェノール、フェノキシエタノール、ビサボロール、ヒノキチオール、メントール、キトサン、キトサン分解物、ジユエキス、クジンエキス、エンメイソウエキス、ビワエキス、ユッカエキス、アロエエキス、ケイヒエキス、ガジュツエキス等。
【0037】
美白剤:アスコルビン酸又はその誘導体、イオウ、胎盤加水分解物、エラグ酸又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、グルコサミン又はその誘導体、アルブチン又はその誘導体、ヒドロキシケイヒ酸又はその誘導体、グルタチオン、アルニカエキス、オウゴンエキス、ソウハクヒエキス、サイコエキス、ボウフウエキス、マンネンタケ菌糸体培養物又はその抽出物、シナノキエキス、モモ葉エキス、エイジツエキス、クジンエキス、ジユエキス、トウキエキス、ヨクイニンエキス、カキ葉エキス、ダイオウエキス、ボタンピエキス、ハマメリスエキス、マロニエエキス、オトギリソウエキス、油溶性カンゾウエキス(カンゾウ疎水性フラボン、グラブリジン、グラブレン、リコカルコンA)等。
【0038】
紫外線吸収剤:β―イソプロピルフラノン誘導体、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、オキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン酸、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、シノキサート、ジイソプロピルケイヒ酸メチル、メトキシケイヒ酸メチル、メトキシケイヒ酸オクチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチル安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、酸化チタン、β―カロチン、γ―オリザノール、コメヌカエキス、アロエエキス、カバノキエキス、シラカンバエキス、カミツレエキス、ヘンナエキス、チョウチグルミエキス、イチョウ葉エキス、セイヨウサンザシエキス、油溶性カンゾウエキス等。
【0039】
保湿剤:セリン、グリシン、スレオニン、アラニン、コラーゲン、加水分解コラーゲン、ヒドロネクチン、フィブロネクチン、ケラチン、エラスチン、ローヤルゼリー、コンドロイチン硫酸ヘパリン、グリセロリン脂質、グリセロ糖脂質、スフィンゴリン脂質、スフィンゴ糖脂質、リノール酸又はそのエステル類、エイコサペンタエン酸又はそのエステル類、ペクチン、ビフィズス菌発酵物、乳酸発酵物、酵母抽出物、レイシ菌糸体培養物又はその抽出物、小麦胚芽油、アボガド油、米胚芽油、ホホバ油、ダイズリン脂質、γ―オリザノール、ビロウドアオイエキス、ヨクイニンエキス、ジオウエキス、タイソウエキス、カイソウエキス、キダチアロエエキス、ゴボウエキス、マンネンロウエキス、アルニカエキス、小麦フスマ、コメヌカエキス等。
【0040】
細胞賦活剤:リボフラビン又はその誘導体、ピリドキシン又はその誘導体、ニコチン酸又はその誘導体、パントテン酸又はその誘導体、α―トコフェロール又はその誘導体、アルニカエキス、ニンジンエキス、ナタネニンジンエキス、ヘチマエキス(サポニン)、シコンエキス、オウバクエキス、ボタンピエキス、シャクヤクエキス、ムクロジエキス、ベニバナエキス、アシタバエキス、ビワ葉エキス、ヒキオコシエキス、ユキノシタエキス、黄杞エキス、サルビアエキス、ニンニクエキス、マンネンロウエキス等。
【0041】
消炎・抗アレルギー剤:アズレン、アラントイン、アミノカプロン酸、インドメタシン、塩化リゾチーム、イプシロンアミノカプロン酸、オキシベンゼン、グリチルリチン酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、感光素301号、感光素401号、塩酸ジフェンヒドラミン、トラネキサム酸又はその誘導体、アデノシンリン酸、エストラジオール、エスロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、プロゲステロン、コルチコステロン、アルニカエキス、インチンコウエキス、サンシシエキス、ジュウヤクエキス、カンゾウエキス、トウキエキス、ヨモギエキス、ワレモコウエキス、リンドウエキス、サイコエキス、センキュウエキス、セイヨウノコギリソウエキス、オウレンエキス、シソエキス等。
【0042】
抗酸化・活性酸素消去剤:ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没子食酸プロピル、バイカリン、バイカレイン、スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラーゼ、ローズマリーエキス、メリッサエキス、オウゴンエキス、エイジツエキス、ビワ葉エキス、ホップエキス、ハマメリスエキス、シャクヤクエキス、セージエキス、キナエキス、カミツレエキス、ユーカリエキス、シソエキス、イチョウ葉エキス、タイムエキス、カルダモンエキス、キャラウェイエキス、ナツメグエキス、メースエキス、ローレルエキス、クローブエキス、ターメリックエキス、ヤナギタデエキス等。
【0043】
マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスを配合した化粧料を製造する場合、他の化粧品製造原料の選択が制限されることはほとんどなく、以下に例示するような一般的な化粧品基材や助剤はいずれも使用可能である。
【0044】
油脂類:大豆油、アマニ油、キリ油、ゴマ油、ヌカ油、綿実油、菜種油、サフラワー油、トウモロコシ油、オリーブ油、椿油、アーモンド油、ヒマシ油、落花生油、カカオ油、モクロウ、ヤシ油、パーム核油、牛脂、ミンク油、卵黄油、ホホバ油、月見草油、馬油。
【0045】
ロウ類:カルナウバロウ、キャンデリラロウ、蜜ロウ、サラシ蜜ロウ、鯨ロウ、セラックス、ラノリン類。
【0046】
炭化水素類:流動パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワレン、ポリスチレン末。
【0047】
脂肪酸類:ステアリン酸、リノール酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ヘベリン酸、ラノリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、イソルテアリン酸。
【0048】
アルコール類:ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、2−オクチルドデカノール、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール及びその重合体、ブドウ糖、白糖、コレステロール、フィトステロール、セトステアリルアルコール。
【0049】
エステル類:オレイン酸デシル、ステアリル酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジオレイン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸グリセリン、トリステアリン酸グリセリン、酢酸ラノリン、乳酸セチル。
【0050】
界面活性剤:陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤。
【0051】
香料:メントール、カルボン、オイゲノール、アネトール、ハッカ油、スペアミント油、ペパーミント油、ユーカリ油、アニス油。
【0052】
〔美容用飲食品〕
マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物は、皮膚の老化を防止及び/又は改善する作用を有するとともに、消化管で消化されるようなものではないことが確認されているので、任意の飲食品や栄養補助食品に配合するのに好適である。飲食品や栄養補助食品には、本発明のコラゲナーゼ阻害剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エラスターゼ阻害剤又は抗老化剤のいずれか1種を配合してもよいし、2種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0053】
マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物を配合した飲食品には、皮膚の老化を防止及び/又は改善する作用が付与され、これを美容用飲食品として利用することができる。ここで、「美容用飲食品」とは、美肌又は皮膚の老化の防止及び/又は改善を図ることを目的とした飲食品を意味する。
【0054】
本発明の美容用飲食品は、マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物をその活性を妨げないような任意の飲食品に配合したものであってもよいし、当該抽出物を主成分とする栄養補助食品であってもよい。
【0055】
本発明の美容用飲食品を製造する際には、例えば、デキストリン、デンプン等の糖類;ゼラチン、大豆タンパク、トウモロコシタンパク等のタンパク質;アラニン、グルタミン、イソロイシン等のアミノ酸類;セルロース、アラビアゴム等の多糖類;大豆油、中鎖脂肪酸トリグリセリド等の油脂類等の任意の助剤を添加して任意の剤形に製剤化することができる。
【0056】
本発明の美容用飲食品におけるマチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物の配合量は、添加対象飲食品の一般的な摂取量を考慮して成人1日当たりの抽出物摂取量が約1〜1000mg程度になるようにするのが適当である。
【0057】
マチルス・オドラチシーマ及び/又はポテンチラ・フルゲンスからの抽出物を配合し得る飲食品の種類は特に限定されないが、その具体例としては、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料(これらの飲料の濃縮原液及び調整用粉末を含む);アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、チューインガム、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品;ソース、たれ等の調味料;スープ、シチュー、サラダ、惣菜、漬物などが挙げられる。
【0058】
以上説明した本発明のコラゲナーゼ阻害剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エラスターゼ阻害剤、抗老化剤、皮膚化粧料及び美容用飲食品は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
【0059】
【実施例】
以下、製造例、試験例及び配合例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は、下記の各例に何ら限定されるものではない。
【0060】
〔製造例1〕
マチルス・オドラチシーマ(学名:Machilus odoratissima)の樹皮の粗粉砕物200gを抽出溶媒2000mLに投入し、穏やかに攪拌しながら2時間、80℃に保った。その後、ろ過し、ろ液を40℃で減圧下にて濃縮し、さらに減圧乾燥機で乾燥してマチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物を得た。4種類の抽出溶媒を用いて上記抽出処理を行ったところ、抽出物の収率は表1のとおりであった。なお、抽出溶媒が混合物の場合、以下に示す混合比は重量基準によるものである。
【0061】

Figure 0003824304
【0062】
〔製造例2〕
ポテンチラ・フルゲンス(学名:Potentilla fulgens)の全草の粗粉砕物200gを抽出溶媒2000mLに投入し、穏やかに攪拌しながら2時間、80℃に保った。その後、ろ過し、ろ液を40℃で減圧下にて濃縮し、さらに減圧乾燥機で乾燥してポテンチラ・フルゲンス全草抽出物を得た。4種類の抽出溶媒を用いて上記抽出処理を行ったところ、抽出物の収率は表2のとおりであった。なお、抽出溶媒が混合物の場合、以下に示す混合比は重量基準によるものである。
【0063】
Figure 0003824304
【0064】
〔製造例3〕
製造例1で用いたものと同じマチルス・オドラチシーマの樹皮の粗粉砕物200gを抽出溶媒2000mLに投入し、攪拌しながら3時間、80℃に保った後、ろ過して抽出液を得た。3種類の抽出溶媒を用いて上記抽出を行い、表3に示した固形分濃度の抽出液約1500mLを得た。なお、抽出溶媒が混合物の場合、以下に示す混合比は重量基準によるものである。
【0065】
Figure 0003824304
【0066】
〔製造例4〕
製造例2で用いたものと同じポテンチラ・フルゲンスの全草の粗粉砕物200gを抽出溶媒2000mLに投入し、攪拌しながら3時間、80℃に保った後、ろ過して抽出液を得た。3種類の抽出溶媒を用いて上記抽出を行い、表4に示した固形分濃度の抽出液約1500mLを得た。なお、抽出溶媒が混合物の場合、以下に示す混合比は重量基準によるものである。
【0067】
Figure 0003824304
【0068】
〔試験例1〕コラゲナーゼ阻害作用試験
試料溶液(溶媒:0.1mol/L塩化カルシウムを含有する20mmol/Lトリス塩酸緩衝液(pH7.1))50μL、コラゲナーゼ溶液50μL及び基質溶液400μLを混合し、37℃で30分間インキュベーションした。次いで25mmol/Lクエン酸溶液1mLで反応を停止し、酢酸エチル5mLで抽出した。得られた抽出液について、波長320nmの吸光度(対照液:酢酸エチル)を測定した(この吸光度を以下「試料添加,酵素添加時の吸光度」という)。
【0069】
また、上記と同様の酵素反応と吸光度測定を、試料溶液の代わりに試料溶液と等量の上記トリス塩酸緩衝液を添加して行った(この吸光度を以下「試料無添加,酵素添加時の吸光度」という)。
【0070】
さらに、上記と同様の酵素反応と吸光度測定を、コラゲナーゼ溶液の代わりに上記トリス塩酸緩衝液を添加して行った(この吸光度を以下「試料添加,酵素無添加時の吸光度」という)。
【0071】
さらに、上記と同様の酵素反応と吸光度測定を、試料溶液の代わりに試料溶液と等量の上記トリス塩酸緩衝液を添加するとともに、コラゲナーゼ溶液の代わりに上記トリス塩酸緩衝液を添加して行った(この吸光度を以下「試料無添加,酵素無添加時の吸光度」という)。
【0072】
なお、コラゲナーゼ溶液はシグマ社のコラゲナーゼTypeIVを上記トリス塩酸緩衝液1mLに溶解させ、使用時に50倍に希釈したものを使用した。基質溶液には、上記トリス塩酸緩衝液にBACHEM Fenichemikalien AG社Pz−ペプチドを濃度が0.5mol/Lになるように溶解して使用した。
次式によりコラゲナーゼ阻害率を算出した。
【0073】
コラゲナーゼ阻害率(%)=〔1−(A−B)/(C−D)〕×100
[式中、Aは試料添加,酵素添加時の吸光度、Bは試料添加,酵素無添加時の吸光度、Cは試料無添加,酵素添加時の吸光度、Dは試料無添加,酵素無添加時の吸光度を表す。]
【0074】
試料濃度を段階的に減少させて上記阻害率の測定を行い、コラゲナーゼの活性を50%阻害する試料溶液濃度(ppm;μg/mL)を内挿法により求めた。試験の結果を表5に示す。
【0075】
Figure 0003824304
【0076】
表5に示される結果より、マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物及びポテンチラ・フルゲンス全草抽出物がコラゲナーゼ阻害作用を有することが確認された。また、これら抽出物のコラゲナーゼ阻害作用の強さは、抽出物の濃度に依存して変化し、抽出物の濃度を調節することによりコラゲナーゼ阻害作用の強さを調節できることが確認された。
【0077】
〔試験例2〕ヒアルロン酸産生促進作用試験
ヒト正常新生児線維芽細胞(NB1RGB)1×10個を、75cm2フラスコを用いて10%FBSを含むα−MEM培地(pH7.2)で37℃、5%CO−95%airの下にて7日間培養した。トリプシン処理により細胞を集め、1%FBSを含むα−MEM培地を用いて2.2×104個/mLに調整し96ウェルプレートに100μLづつ播種し、37℃、5%CO−95%airの下で一晩培養した。翌日、試料(試料濃度:400ppm)を溶解した1%FBSを含むα−MEM培地を各wellに100μLずつ添加し、37℃、5%CO−95%airの下で3日間培養した。
【0078】
培養上清10μLを90μLのPBS(−)で10倍希釈し、その50μLを、あらかじめヒアルロン酸でコーティングしておいたELISAプレートに添加して各種抗体を用いてELISAを行った。ヒアルロン酸の定量は検量線を用いて行った。ヒアルロン酸産生促進率は、試料無添加時の値を100%として、試料濃度が400ppmの場合について求めた。その結果を表6に示す。
【0079】
Figure 0003824304
【0080】
表6に示される結果より、マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物及びポテンチラ・フルゲンス全草抽出物がヒアルロン酸産生促進作用を有することが確認された。また、これら抽出物のヒアルロン酸産生促進作用の強さは、抽出物の濃度に依存して変化し、抽出物の濃度を調節することによりヒアルロン酸産生促進作用の強さを調節できることが確認された。
【0081】
〔試験例3〕エラスターゼ阻害作用試験
96ウェルプレートを用意し、1穴に対して試料溶液(溶媒:DMSO+水)50μL及びエラスターゼ溶液50μLを添加し、さらに基質溶液100μLを添加し混合した。25℃で15分間反応させた後、波長415nmの吸光度を測定した(この吸光度を以下「試料添加,酵素添加時の吸光度」という)。
【0082】
また、上記と同様の酵素反応と吸光度測定を、試料溶液の代わりに試料溶液と等量の溶媒のみを添加して行った(この吸光度を以下「試料無添加,酵素添加時の吸光度」という)。
【0083】
さらに、上記と同様の酵素反応と吸光度測定を、エラスターゼ溶液の代わりに0.2mol/Lトリス塩酸緩衝液(pH8.0)を添加して行った(この吸光度を以下「試料添加,酵素無添加時の吸光度」という)。
【0084】
さらに、上記と同様の酵素反応と吸光度測定を、試料溶液の代わりに試料溶液と等量の溶媒のみを添加するとともに、エラスターゼ溶液の代わりに上記トリス塩酸緩衝液を添加して同じ操作と測定を行った(この吸光度を以下「試料無添加,酵素無添加時の吸光度」という)。
【0085】
なお、エラスターゼ溶液はシグマ社・エラスターゼTypeIII 5mgをpH8の上記トリス塩酸緩衝液1mLに溶解し使用時に250倍に希釈したものを使用した。基質溶液として、シグマ社のN−SUCCINYL−ALA−ALA−ALA p-NITROANILIDEをDMSOに溶解した濃度45.14mg/mLの溶液を上記トリス塩酸緩衝液で100倍に希釈して使用した。
次式によりエラスターゼ阻害率を求めた。
【0086】
エラスターゼ阻害率(%)=〔1−(A−B)/(C−D)〕×100
[式中、Aは試料添加,酵素添加時の吸光度、Bは試料添加,酵素無添加時の吸光度、Cは試料無添加,酵素添加時の吸光度、Dは試料無添加,酵素無添加時の吸光度を表す。]
【0087】
試料濃度が400ppmの場合におけるエラスターゼ阻害率(%)を表7に示す。
【0088】
Figure 0003824304
【0089】
表7に示される結果より、マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物及びポテンチラ・フルゲンス全草抽出物がエラスターゼ阻害作用を有することが確認された。また、これら抽出物のエラスターゼ阻害作用の強さは、抽出物の濃度に依存して変化し、抽出物の濃度を調節することによりエラスターゼ阻害作用の強さを調節できることが確認された。
【0090】
〔試験例4〕肌荒れ改善作用(皮膚の老化防止・改善作用)の試験
製造例1で得られたマチルス・オドラチシーマ樹皮50%エタノール抽出物(試料2)を配合した乳液(以下「実施例乳液」という。)を常法に従って調製した。実施例乳液の組成を以下に示す。
【0091】
マチルス・オドラチシーマ樹皮50%エタノール抽出物 0.1g
セチルアルコール 0.5g
ミツロウ 2.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(10E.0) 1.0g
モノステアリン酸グリセリル 1.0g
ヒアルロン酸 0.1g
プロピレングリコール 5.0g
エタノール 3.0g
パラオキシ安息香酸メチル 0.3g
香料 0.03g
精製水 残部(全量を100mLとする)
【0092】
実施例乳液と、マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物を含まないほかは実施例乳液と同じ組成の比較例乳液について、下記の評価試験を行った。
【0093】
被験者:22〜43歳の女性多数の中から、皮溝・皮丘が消え、広範囲の角質がめくれている(表8に示す評点が1)、又は皮溝・皮丘が不鮮明で角質が部分的にめくれている(表8に示す評点が2)、肌荒れと判定されたもの20名を選抜して被験者とした。
【0094】
塗布試験:各被験者に、顔の右半分には実施例乳液を、左半分には比較例乳液を、朝夕各1回、30日間塗布させた。
【0095】
[判定1:肌荒れ改善効果]
塗布試験終了後、シルフロ(FLEXICL DEVELOPMENTS LTD製)によるレプリカ法を用いて顔のレプリカをとり、50倍の顕微鏡で皮紋の状態及び角質剥離状態を観察し、表8に示す評価基準で肌の状態を判定した。判定結果を表9に示す。
【0096】
Figure 0003824304
【0097】
Figure 0003824304
【0098】
表9に示されるように、実施例乳液を塗布した領域は、比較例乳液を塗布した領域に比べて顕著に肌荒れ(皮膚の老化)が改善された。
【0099】
[判定2・官能評価]
使用感と肌への効果について、実施例乳液と比較例乳液とを比較した場合の優劣を被験者全員に質問した。回答の集計結果を表10に示す。
【0100】
Figure 0003824304
【0101】
表10に示される結果より、官能評価によっても上記判定1と同様の効果と優れた使用感が確認された。
【0102】
判定1及び2の結果より、マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物を配合した皮膚化粧料が皮膚の老化防止・改善作用(肌荒れ改善作用)を有するとともに、皮膚に適用した場合の使用感と安全性に優れていることが確認された。
【0103】
〔試験例5〕肌荒れ改善作用(皮膚の老化防止・改善作用)の試験
製造例2で得られたポテンチラ・フルゲンス全草50%エタノール抽出物(試料6)を配合した乳液(以下「実施例乳液」という。)を常法に従って調製した。実施例乳液の組成を以下に示す。
【0104】
ポテンチラ・フルゲンス全草50%エタノール抽出物 0.1g
セチルアルコール 0.5g
ミツロウ 2.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(10E.0) 1.0g
モノステアリン酸グリセリル 1.0g
ヒアルロン酸 0.1g
プロピレングリコール 5.0g
エタノール 3.0g
パラオキシ安息香酸メチル 0.3g
香料 0.03g
精製水 残部(全量を100mLとする)
【0105】
実施例乳液と、ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物を含まないほかは実施例乳液と同じ組成の比較例乳液について、下記の評価試験を行った。
【0106】
被験者:22〜43歳の女性多数の中から、皮溝・皮丘が消え、広範囲の角質がめくれている(表11に示す評点が1)、又は皮溝・皮丘が不鮮明で角質が部分的にめくれている(表11に示す評点が2)、肌荒れと判定されたもの20名を選抜して被験者とした。
【0107】
塗布試験:各被験者に、顔の右半分には実施例乳液を、左半分には比較例乳液を、朝夕各1回、30日間塗布させた。
【0108】
[判定1:肌荒れ改善効果]
塗布試験終了後、シルフロ(FLEXICL DEVELOPMENTS LTD製)によるレプリカ法を用いて顔のレプリカをとり、50倍の顕微鏡で皮紋の状態及び角質剥離状態を観察し、表11に示す評価基準で肌の状態を判定した。判定結果を表12に示す。
【0109】
Figure 0003824304
【0110】
Figure 0003824304
【0111】
表12に示されるように、実施例乳液を塗布した領域は、比較例乳液を塗布した領域に比べて顕著に肌荒れ(皮膚の老化)が改善された。
【0112】
[判定2・官能評価]
使用感と肌への効果について、実施例乳液と比較例乳液とを比較した場合の優劣を被験者全員に質問した。回答の集計結果を表13に示す。
【0113】
Figure 0003824304
【0114】
表13に示される結果より、官能評価によっても上記判定1と同様の効果と優れた使用感が確認された。
【0115】
判定1及び2の結果より、ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物を配合した皮膚化粧料が皮膚の老化防止・改善作用(肌荒れ改善作用)を有するとともに、皮膚に適用した場合の使用感と安全性に優れていることが確認された。
【0116】
〔配合例1〕
下記の組成の乳液を常法により製造した。
マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物(製造例1の試料3) 0.1g
マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物(製造例3の試料9) 1g
ホホバオイル 4g
オリーブオイル 2g
スクワラン 2g
セタノール 2g
モノステアリン酸グリセリル 2g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.0) 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 2g
1,3−ブチレングリコール 3g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.1g
黄杞エキス 0.1g
イチョウ葉エキス 0.1g
コンキオリン 0.1g
オウバクエキス 0.1g
カミツレエキス 0.1g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0117】
〔配合例2〕
下記組成の化粧水を常法により製造した。
マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物(製造例1の試料1) 0.2g
マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物(製造例3の試料9) 2g
グリセリン 3g
1,3−ブチレングリコール 3g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 0.5g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
クエン酸 0.1g
クエン酸ソーダ 0.1g
油溶性甘草エキス 0.1g
海藻エキス 0.1g
キシロビオースミクスチャー 0.5g
クジンエキス 0.1g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0118】
〔配合例3〕
下記組成のクリームを常法により製造した。
マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物(製造例1の試料3) 0.1g
マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物(製造例3の試料9) 1g
流動パラフィン 5g
サラシミツロウ 4g
セタノール 3g
スクワラン 10g
ラノリン 2g
ステアリン酸 1g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 1.5g
モノステアリン酸グリセリル 3g
1,3−ブチレングリコール 6g
パラオキシ安息香酸メチル 1.5g
酵母抽出液 0.1g
シソ抽出液 0.1g
シナノキ抽出液 0.1g
ジユ抽出液 0.1g
香料 0.1g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0119】
〔配合例4〕
下記組成のパックを常法により製造した。
マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物(製造例3の試料9) 5g
ポリビニルアルコール 15g
ポリエチレングリコール 3g
プロピレングリコール 7g
エタノール 10g
パラオキシ安息香酸エチル 0.05g
酢酸トコフェロール 0.1g
酵母抽出液 0.1g
シソ抽出液 0.1g
シナノキ抽出液 0.1g
ジュ抽出液 0.1g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0120】
〔配合例5〕
下記の混合物を打錠して,錠剤状栄養補助食品を製造した。
マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物(製造例1の試料2) 50重量部
粉糖(ショ糖) 188重量部
グリセリン脂肪酸エステル 12重量部
【0121】
〔配合例6〕
下記の混合物を顆粒状に形成して栄養補助食品を製造した。
マチルス・オドラチシーマ樹皮抽出物(製造例1の試料1) 34重量部
ビートオリゴ糖 1000重量部
ビタミンC 167重量部
ステビア抽出物 10重量部
【0122】
〔配合例7〕
下記の組成の乳液を常法により製造した。
ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物(製造例2の試料7) 0.1g
ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物(製造例4の試料14) 1g
ホホバオイル 4g
オリーブオイル 2g
スクワラン 2g
セタノール 2g
モノステアリン酸グリセリル 2g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.0) 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 2g
1,3−ブチレングリコール 3g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.1g
黄杞エキス 0.1g
イチョウ葉エキス 0.1g
コンキオリン 0.1g
オウバクエキス 0.1g
カミツレエキス 0.1g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0123】
〔配合例8〕
下記組成の化粧水を常法により製造した。
ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物(製造例2の試料5) 0.2g
ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物(製造例4の試料12) 2g
グリセリン 3g
1,3−ブチレングリコール 3g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 0.5g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
クエン酸 0.1g
クエン酸ソーダ 0.1g
油溶性甘草エキス 0.1g
海藻エキス 0.1g
キシロビオースミクスチャー 0.5g
クジンエキス 0.1g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0124】
〔配合例9〕
下記組成のクリームを常法により製造した。
ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物(製造例2の試料7) 0.1g
ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物(製造例4の試料12) 1g
流動パラフィン 5g
サラシミツロウ 4g
セタノール 3g
スクワラン 10g
ラノリン 2g
ステアリン酸 1g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 1.5g
モノステアリン酸グリセリル 3g
1,3−ブチレングリコール 6g
パラオキシ安息香酸メチル 1.5g
酵母抽出液 0.1g
シソ抽出液 0.1g
シナノキ抽出液 0.1g
ジユ抽出液 0.1g
香料 0.1g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0125】
〔配合例10〕
下記組成のパックを常法により製造した。
ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物(製造例4の試料12) 5g
ポリビニルアルコール 15g
ポリエチレングリコール 3g
プロピレングリコール 7g
エタノール 10g
パラオキシ安息香酸エチル 0.05g
酢酸トコフェロール 0.1g
酵母抽出液 0.1g
シソ抽出液 0.1g
シナノキ抽出液 0.1g
ジュ抽出液 0.1g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
【0126】
〔配合例11〕
下記の混合物を打錠して,錠剤状栄養補助食品を製造した。
ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物(製造例2の試料6) 50重量部
粉糖(ショ糖) 188重量部
グリセリン脂肪酸エステル 12重量部
【0127】
〔配合例12〕
下記の混合物を顆粒状に形成して栄養補助食品を製造した。
ポテンチラ・フルゲンス全草抽出物(製造例2の試料5) 34重量部
ビートオリゴ糖 1000重量部
ビタミンC 167重量部
ステビア抽出物 10重量部
【0128】
【発明の効果】
本発明により、コラゲナーゼ阻害剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エラスターゼ阻害剤及び抗老化剤が提供される。本発明のコラゲナーゼ阻害剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エラスターゼ阻害剤及び抗老化剤は、皮膚の老化を防止及び/又は改善するのに有用である。
【0129】
また、本発明により、コラゲナーゼ阻害作用、ヒアルロン酸産生促進作用又はエラスターゼ阻害作用が付与された皮膚化粧料が提供される。本発明の皮膚化粧料は、皮膚の適用した場合の使用感と安全性に優れているとともに、皮膚の老化を防止及び/又は改善するのに有用である。
【0130】
さらに、本発明により、コラゲナーゼ阻害作用、ヒアルロン酸産生促進作用又はエラスターゼ阻害作用が付与された美容用飲食品が提供される。本発明の飲食品は、皮膚の老化を防止及び/又は改善するのに有用である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a collagenase inhibitor that inhibits collagenase activity involved in collagen reduction / denaturation, a hyaluronic acid production promoter having an action of activating the production of hyaluronic acid by fibroblasts, and a reduction / denaturation of elastin. The present invention relates to an elastase inhibitor that inhibits elastase activity, and an anti-aging agent having a skin aging prevention / amelioration action. Moreover, this invention relates to the food / beverage products which provided the skin cosmetics which gave the skin aging prevention and improvement effect | action, and the cosmetics effect | action.
[0002]
[Prior art]
The dermis and epidermis of the skin are composed of epidermal cells, fibroblasts, and extracellular matrices such as elastin, collagen, and hyaluronic acid that are outside these cells and support the skin structure. In young skin, the retention of moisture, flexibility, elasticity, etc. is ensured by maintaining the constant interaction of these skin tissues, and the skin is maintained in a fresh state with a firm and glossy appearance. .
[0003]
However, when the influence of certain external factors such as ultraviolet rays, drastic drying of air, excessive skin washing, etc. or aging progresses, the production amount of collagen, which is a major component of the extracellular matrix, decreases. Elasticity decreases due to cross-linking, and elastin degrades and deteriorates. The influence of external factors and a decrease in the growth rate of fibroblasts with aging also cause a decrease in collagen production and a decrease in the production of hyaluronic acid, a natural moisturizing factor. As a result, the skin's moisturizing function and elasticity are lowered, and the keratin begins to exfoliate abnormally, so that the skin loses its tension and gloss, and exhibits aging symptoms such as roughness, wrinkles and dullness.
[0004]
In this way, changes accompanying aging of the skin, i.e. wrinkles, dullness, loss of texture, decreased elasticity, etc., decrease and degeneration of dermal matrix components such as collagen, elastin, hyaluronic acid, and fibroblasts This is associated with a decrease in growth rate.
[0005]
In recent years, the involvement of matrix proteases has been pointed out as a factor for inducing the change. Among the matrix proteases, collagenase, that is, MMP-1 (matrix metalloprotease) is known as an enzyme that degrades type I and III collagen, which is the main component of the dermal matrix of the skin. It is thought that it increases greatly due to UV, contributes to decrease / denaturation of collagen due to ultraviolet rays, and is a major factor such as skin wrinkle formation.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, a first object of the present invention is to find a substance that can suppress and / or improve skin aging by inhibiting collagen reduction / denaturation through a collagenase inhibitory action, and a collagenase inhibitor containing the substance as an active ingredient. It is to provide.
[0007]
The second object of the present invention is to provide a hyaluronic acid production promoter containing a substance capable of preventing and / or improving skin aging by promoting hyaluronic acid production and containing it as an active ingredient. It is in.
[0008]
Furthermore, a third object of the present invention is to find a substance capable of suppressing and / or improving skin aging by suppressing elastin reduction / denaturation through an elastase inhibitory action, and an elastase inhibitor containing the same as an active ingredient. It is to provide.
[0009]
Furthermore, the fourth object of the present invention is to provide an anti-aging agent containing a substance having a collagenase inhibitory action, hyaluronic acid production promoting action or elastase inhibitory action as an active ingredient.
[0010]
Furthermore, a fifth object of the present invention is to provide a skin cosmetic that has a collagenase inhibitory action, hyaluronic acid production promoting action or elastase inhibitory action, and is useful for preventing and / or improving skin aging. is there.
[0011]
Furthermore, a sixth object of the present invention is to provide a cosmetic food and drink that has a collagenase inhibitory action, hyaluronic acid production promoting action or elastase inhibitory action, and is useful for preventing and / or improving skin aging. It is in.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described object, the collagenase inhibitor, hyaluronic acid production promoter, elastase inhibitor and anti-aging agent of the present invention are extracts from Machilus odoratissima and / or Potentilla fulgens. The skin cosmetic and the cosmetics food and drink of the present invention are formulated with an extract from Machilus odoratissima and / or Potentilla fulgens Features.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
In the present invention, the "extract from Matylus odoratisima and / or Potentilla flugens" includes an extract obtained using Matilus odoratisima and / or Potentilla flugens as an extraction raw material, a diluted or concentrated solution of the extract, The dried product obtained by drying the extract, or any of these roughly purified products or purified products are included.
[0014]
The plant used as an extraction raw material is Matylus odoratisima and / or Potentilla flugens. Machilus odoratissima (scientific name: Machilus odoratissima) is a plant belonging to the family Aceraceae and is distributed in Yunnan, Guizhou, Sichuan, Tibet, etc., and is easily available from these areas. Potentilla fulgens (scientific name: Potentilla fulgens) is a plant belonging to the family Rosaceae and is distributed mainly in the Himalayan region and is easily available from these regions.
[0015]
The constituent parts of the plant used as the extraction raw material are not particularly limited, and in the case of Matylus odoratisima, for example, constituent parts such as leaves, flower parts, root parts, bark, branch parts, etc. are used as extraction raw materials. Among these, it is particularly preferable to use bark as an extraction raw material. In the case of Potentilla flugens, for example, whole plants and constituent parts such as leaves, flowers, roots, bark, branches, etc. can be used as extraction raw materials. It is preferable to use as.
[0016]
Details of the substance having a collagenase inhibitory action, hyaluronic acid production promoting action or elastase inhibitory action contained in M. odoratisima and / or Potentilla flugens are unknown, but depending on the extraction method generally used for plant extraction, Extracts having these actions can be obtained from M. odoratisima and / or Potentilla flugens. For example, it can be obtained by drying the raw material for extraction and pulverizing it as it is or using a crusher and subjecting it to extraction with an extraction solvent. At this time, the extraction raw material may be dried in the sun or using a commonly used dryer. Further, Mathilus odoratisima and / or Potentilla flugens may be used as an extraction raw material after pretreatment such as degreasing with a nonpolar solvent such as hexane or benzene. By performing pretreatment such as degreasing, extraction with a polar solvent can be performed efficiently.
[0017]
As the extraction solvent, it is preferable to use water, a hydrophilic organic solvent, or a mixture thereof at room temperature or a temperature not higher than the boiling point of the solvent.
[0018]
Examples of water that can be used as the extraction solvent include pure water, tap water, well water, mineral spring water, mineral water, hot spring water, spring water, fresh water, and the like, as well as water that has been subjected to various treatments. Examples of the treatment applied to water include purification, heating, sterilization, filtration, ion exchange, adjustment of osmotic pressure, buffering, and the like. Therefore, the water that can be used as the extraction solvent in the present invention includes purified water, hot water, ion-exchanged water, physiological saline, phosphate buffer, phosphate buffered saline, and the like.
[0019]
Examples of the hydrophilic organic solvent that can be used as the extraction solvent include lower alcohols having 1 to 5 carbon atoms such as methanol, ethanol, propyl alcohol, and isopropyl alcohol; lower aliphatic ketones such as acetone and methyl ethyl ketone; 1,3-butylene. Examples thereof include polyhydric alcohols having 2 to 5 carbon atoms such as glycol, propylene glycol and glycerin.
[0020]
When using the liquid mixture of 2 or more types of polar solvents as an extraction solvent, the mixing ratio can be adjusted suitably. For example, when using the liquid mixture of water and a lower aliphatic alcohol, the mixing ratio of water and a lower aliphatic alcohol can be 7: 3 to 2: 8 (weight ratio).
[0021]
The extraction treatment is not particularly limited as long as the soluble components contained in Matilus odoratisima and / or Potentilla flugens can be eluted in the extraction solvent, and can be performed according to a conventional method. In the extraction process, it is not necessary to adopt a special extraction method, and any apparatus can be used at room temperature or under reflux heating.
[0022]
Specifically, the raw material for extraction is put into a treatment tank filled with the extraction solvent, and is usually left standing for 1 to 3 hours with occasional stirring to elute soluble components, followed by filtration to remove solid matter. An extract is obtained by removing and evaporating the extraction solvent from the resulting extract and drying. The amount of the extraction solvent is usually 5 to 15 times the weight of the extraction raw material (weight ratio), and the extraction temperature is usually from room temperature to 95 ° C.
[0023]
The obtained extract is diluted, concentrated, dried, purified, etc. according to a conventional method in order to obtain a diluted or concentrated solution of the extract, a dried product of the extract, or a crude purified product or a purified product thereof. Processing may be performed.
[0024]
The obtained extract can be used as it is as a collagenase inhibitor, hyaluronic acid production promoter, elastase inhibitor or anti-aging agent, but a concentrated solution or a dried product is easier to use. Formulation of an extract from M. odoratisima and / or Potentilla flugens can be performed according to a conventional method. When formulating, a pharmaceutically acceptable carrier such as dextrin, cyclodextrin or any other auxiliaries can be added for ease of storage and handling, such as from Matils odoratisima and / or Potentilla flugens. Can be formulated into an arbitrary dosage form such as powder, granule, tablet and the like.
[0025]
Since Matils odoratisima and / or Potentilla flugens have a unique odor, they can be purified for the purpose of decolorization, deodorization, etc. within a range that does not cause a decrease in their physiological activity. Since it is not used in a large amount when added to foods or cosmetic foods and drinks, there is no practical problem even if it is not purified. Specifically, purification can be performed by activated carbon treatment, adsorption resin treatment, ion exchange resin treatment, or the like.
[0026]
The collagenase inhibitor of the present invention can inhibit and / or improve skin aging caused by collagen reduction or denaturation by inhibiting collagenase activity involved in collagen reduction or denaturation.
[0027]
The hyaluronic acid production promoter of the present invention activates the production of hyaluronic acid by fibroblasts, and can prevent and / or improve skin aging caused by hyaluronic acid reduction, degeneration, and the like.
[0028]
The elastase inhibitor of the present invention can prevent and / or improve skin aging caused by elastin reduction, degeneration, etc. by inhibiting elastase activity involved in elastin reduction, degeneration, and the like.
[0029]
The anti-aging agent of the present invention can prevent and / or improve skin aging through one or more actions selected from the group consisting of collagenase inhibitory action, hyaluronic acid production promoting action and elastase inhibitory action. . The anti-aging agent of the present invention can prevent and / or improve skin aging by acting in many ways on prevention and improvement of skin aging.
[0030]
[Skin cosmetic]
The extract from Matylus odoratisima and / or Potentilla flugens has an effect of preventing and / or improving skin aging, and is excellent in use feeling and safety when applied to the skin. It is suitable for blending. Any one of the collagenase inhibitor, hyaluronic acid production promoter, elastase inhibitor or anti-aging agent of the present invention may be blended in the skin cosmetic, or two or more may be blended in combination. .
[0031]
There are no particular limitations on the types of skin cosmetics that can be blended with extracts from Matylus odoratisima and / or Potentilla flugens. Specific examples thereof include those for the skin, such as ointments, creams, emulsions, lotions, packs. , Bath additives, lip balm, lipstick and the like.
[0032]
The blending amount of the extract from Matilus odoratisima and / or potentilla flugens in the skin cosmetic of the present invention can be appropriately adjusted depending on the type of skin cosmetic and the physiological activity of the extract, etc. Is about 0.01 to 10% by weight in terms of standard extract.
[0033]
The skin cosmetic of the present invention is usually used in the manufacture of skin cosmetics unless it interferes with the collagenase inhibitory action, hyaluronic acid production promoting action or elastase inhibitory action of the extract from Matylus odoratisima and / or Potentilla flugens. Various main agents and auxiliaries and other optional auxiliaries can be used. The skin cosmetic composition of the present invention is not limited to the one in which only an extract from Matylus odoratisima and / or Potentilla flugens is used as a main ingredient with regard to prevention and improvement of skin aging.
[0034]
Examples of the skin cosmetic of the present invention that can be used as a skin cosmetic constituent together with an extract from Mathilus odoratisima and / or Potentilla flugens include the following. In addition, when the following constituents are used in combination with an extract from Matilus odoratisima and / or Potentilla flugens, the synergistic effect with the combined constituents brings about an excellent use effect that is normally expected. Sometimes.
[0035]
Astringents: citric acid or salts thereof, tartaric acid or salts thereof, lactic acid or salts thereof, aluminum chloride, aluminum sulfate / potassium sulfate, allantoinchlorohydroxyaluminum, allantoindihydroxyaluminum, zinc paraphenolsulfonate, zinc sulfate, diu extract, agez extract, Clam melamine extract, Gentian pepper extract, tea catechins, Odrianthus extract, Hypericum extract, Daio extract, Cornflower extract, Kizuta extract, Cucumber extract, Maronie extract, Salvia extract, Melissa extract, etc.
[0036]
Bactericidal and antibacterial agents: benzoic acid, sodium benzoate, paraoxybenzoic acid ester, distearylmethylammonium chloride, benzethonium chloride, chlorhexidine hydrochloride, photosensitive element 101, photosensitive element 201, salicylic acid, sodium salicylate, sorbic acid, halocarban, Resorcinol, parachlorophenol, phenoxyethanol, bisabolol, hinokitiol, menthol, chitosan, chitosan degradation product, jellyfish extract, cucumber extract, enmisodia extract, loquat extract, yucca extract, aloe extract, cinnamon extract, gadget extract, etc.
[0037]
Whitening agent: ascorbic acid or derivative thereof, sulfur, placental hydrolyzate, ellagic acid or derivative thereof, kojic acid or derivative thereof, glucosamine or derivative thereof, arbutin or derivative thereof, hydroxycinnamic acid or derivative thereof, glutathione, arnica extract, Ougon extract, Sakuhakuhi extract, Psycho extract, Bowfu extract, Manntake mycelium culture or its extract, Linden extract, Peach leaf extract, Ages extract, Kudin extract, Gyuyu extract, Toki extract, Yakuinin extract, Oyster leaf extract, Daio extract, Buttonpi Extract, Hamamelis extract, Maronnier extract, Hypericum extract, Oil-soluble licorice extract (licorice hydrophobic flavone, grabridine, glabrene, lycochalcone A), etc.
[0038]
UV absorber: β-isopropylfuranone derivative, urocanic acid, ethyl urocanate, oxybenzone, oxybenzonesulfonic acid, tetrahydroxybenzophenone, dihydroxybenzophenone, dihydroxydimethoxybenzophenone, dihydroxybenzophenone, cinoxalate, methyl diisopropylcinnamate, methyl methoxycinnamate, methoxy Octyl cinnamate, glyceryl paraaminobenzoate, amyl paradimethylaminobenzoate, octyl paradimethylbenzoate, paraaminobenzoic acid, ethyl paraaminobenzoate, titanium oxide, β-carotene, γ-oryzanol, rice bran extract, aloe extract, birch extract, White birch extract, chamomile extract, henna extract, butterfly extract, ginkgo biloba extract, antelope Nzashiekisu, oil-soluble licorice extract, and the like.
[0039]
Moisturizer: serine, glycine, threonine, alanine, collagen, hydrolyzed collagen, hydronectin, fibronectin, keratin, elastin, royal jelly, chondroitin sulfate heparin, glycerophospholipid, glyceroglycolipid, sphingophospholipid, sphingoglycolipid, linoleic acid or Its esters, eicosapentaenoic acid or its esters, pectin, bifidobacteria fermentation product, lactic acid fermentation product, yeast extract, litchi mycelium culture or its extract, wheat germ oil, avocado oil, rice germ oil, jojoba oil , Soybean phospholipid, γ-oryzanol, Bellows oyster extract, Yokuinin extract, Giant extract, Titanium extract, Gypsophila extract, Kidachi aloe extract, Burdock extract, Mannen extract, Arnica extract, Wheat bran, Rice bran It scans and the like.
[0040]
Cell activating agent: riboflavin or derivative thereof, pyridoxine or derivative thereof, nicotinic acid or derivative thereof, pantothenic acid or derivative thereof, α-tocopherol or derivative thereof, arnica extract, carrot extract, rapeseed extract, loofah extract (saponin), shikon extract , Oat extract, Button pi extract, Peonies extract, Mukuroji extract, Safflower extract, Ashitaba extract, Loquat leaf extract, Butterberry extract, Yukinoshita extract, Jasmine extract, Salvia extract, Garlic extract, Mannen extract, etc.
[0041]
Anti-inflammatory / antiallergic agents: azulene, allantoin, aminocaproic acid, indomethacin, lysozyme chloride, epsilon aminocaproic acid, oxybenzene, glycyrrhizic acid or derivatives thereof, glycyrrhetinic acid or derivatives thereof, photosensitizer 301, photosensitizer 401, diphenhydramine hydrochloride Tranexamic acid or its derivatives, adenosine phosphate, estradiol, eslon, ethinyl estradiol, cortisone, hydrocortisone, prednisolone, progesterone, corticosterone, arnica extract, inchinko extract, sanshi extract, jujuyaku extract, licorice extract, pearl millet extract, mugwort extract , Walnut extract, gentian extract, psycho extract, nematode extract, yarrow extract, oren extract, Soekisu like.
[0042]
Antioxidant / active oxygen scavenger: dibutylhydroxytoluene, butylhydroxyanisole, propyl gallate, baicalin, baicalein, superoxide dismutase, catalase, rosemary extract, melissa extract, oxon extract, age extract, loquat leaf extract, hop Extract, Hamamelis extract, Peonies extract, Sage extract, Kina extract, Chamomile extract, Eucalyptus extract, Perilla extract, Ginkgo biloba extract, Thyme extract, Cardamom extract, Callaway extract, Nutmeg extract, Mace extract, Laurel extract, Clove extract, Turmeric extract, Yanagitade Extracts etc.
[0043]
When producing cosmetics containing Mathilus odoratisima and / or Potentilla flugens, the choice of other cosmetic raw materials is hardly restricted, and general cosmetic bases and auxiliaries as exemplified below Any of these can be used.
[0044]
Fats and oils: soybean oil, linseed oil, tung oil, sesame oil, nutka oil, cottonseed oil, rapeseed oil, safflower oil, corn oil, olive oil, coconut oil, almond oil, castor oil, peanut oil, cacao oil, owl, palm oil, palm Nuclear oil, beef tallow, mink oil, egg yolk oil, jojoba oil, evening primrose oil, horse oil.
[0045]
Waxes: Carnauba wax, candelilla wax, beeswax, honey beeswax, whale wax, serax, lanolins.
[0046]
Hydrocarbons: liquid paraffin, petrolatum, microcrystalline wax, ceresin, squalene, polystyrene powder.
[0047]
Fatty acids: stearic acid, linoleic acid, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, heberic acid, lanolinic acid, oleic acid, undecylenic acid, isolutearic acid.
[0048]
Alcohols: lauryl alcohol, cetyl alcohol, stearyl alcohol, lanolin alcohol, hydrogenated lanolin alcohol, oleyl alcohol, hexadecyl alcohol, 2-octyldodecanol, glycerin, sorbitol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, ethylene glycol and Its polymer, glucose, sucrose, cholesterol, phytosterol, cetostearyl alcohol.
[0049]
Esters: decyl oleate, butyl stearyl, isopropyl myristate, octyldodecyl myristate, hexyl decyl dimethyloctanoate, propylene glycol dioleate, ethylene glycol monostearate, glyceryl monostearate, glyceryl tristearate, lanolin acetate, Cetyl lactate.
[0050]
Surfactant: Anionic surfactant, cationic surfactant, amphoteric surfactant, nonionic surfactant.
[0051]
Perfume: menthol, carvone, eugenol, anethole, peppermint oil, spearmint oil, peppermint oil, eucalyptus oil, anise oil.
[0052]
[Beauty food and drink]
It is confirmed that the extract from Matylus odoratisima and / or Potentilla flugens has an action to prevent and / or improve skin aging and is not digested in the digestive tract. It is suitable for blending in foods and beverages and nutritional supplements. Any one of the collagenase inhibitor, hyaluronic acid production promoter, elastase inhibitor or anti-aging agent of the present invention may be blended in the food and drink or dietary supplement, or two or more may be blended in combination. May be.
[0053]
The food / beverage products which mix | blended the extract from Matylus odoratisima and / or Potentilla flugens are provided with the effect | action which prevents and / or improves skin aging, and can use this as beauty food / beverage products. Here, “beauty food and drink” means food and drink intended to prevent and / or improve skin aging and / or skin aging.
[0054]
The cosmetic food and drink of the present invention may be an extract obtained from Matils odoratisima and / or Potentilla flugens mixed with any food or drink that does not impede its activity. It may be a dietary supplement as an ingredient.
[0055]
When producing the cosmetic food and drink of the present invention, for example, sugars such as dextrin and starch; proteins such as gelatin, soybean protein and corn protein; amino acids such as alanine, glutamine and isoleucine; cellulose and gum arabic Polysaccharides: It can be formulated into an arbitrary dosage form by adding optional auxiliaries such as soybean oil and oils such as medium chain fatty acid triglycerides.
[0056]
In the cosmetic food and drink of the present invention, the amount of the extract from Matilus odoratisima and / or Potentilla flugens is about the same as the amount of extract per day for adults in consideration of the general intake of food and drink to be added. It is appropriate to make it about 1-1000 mg.
[0057]
The types of foods and drinks that can be blended with extracts from Matylus odoratisima and / or Potentilla flugens are not particularly limited, and specific examples thereof include beverages such as soft drinks, carbonated drinks, nutritional drinks, fruit drinks, and lactic acid drinks. (Including concentrated concentrates of these beverages and powders for preparation); frozen confectionery such as ice cream, ice sherbet and shaved ice; noodles such as buckwheat, udon, harusame, gyoza skin, Chinese varieties, Chinese noodles and instant noodles; , Chewing gum, candy, gum, chocolate, tablet confectionery, snack confectionery, biscuits, jelly, jam, cream, baked confectionery, etc .; fishery and livestock processed foods such as kamaboko, ham, sausage; milk such as processed milk, fermented milk Products: salad oil, tempura oil, margarine, mayonnaise, shortening, whipped cream, dressin Fats and oils and fats and oils processed foods and the like; source, seasonings such as sauce; soup, stew, salad, prepared foods, such as pickles and the like.
[0058]
The collagenase inhibitors, hyaluronic acid production promoters, elastase inhibitors, anti-aging agents, skin cosmetics and cosmetic foods and beverages of the present invention described above are preferably applied to humans. It can also be applied to animals other than humans as long as the effect is achieved.
[0059]
【Example】
Hereinafter, although a manufacture example, a test example, and a compounding example are shown and this invention is demonstrated concretely, this invention is not limited to each following example at all.
[0060]
[Production Example 1]
200 g of a coarsely pulverized bark of Machilus odoratissima (scientific name: Machilus odoratissima) was put into 2000 mL of an extraction solvent and kept at 80 ° C. for 2 hours with gentle stirring. Thereafter, the mixture was filtered, and the filtrate was concentrated under reduced pressure at 40 ° C., and further dried with a reduced pressure drier to obtain a extract of barley extract of Matylus odoratisima. When the above extraction treatment was performed using four types of extraction solvents, the yield of the extract was as shown in Table 1. When the extraction solvent is a mixture, the mixing ratio shown below is based on weight.
[0061]
Figure 0003824304
[0062]
[Production Example 2]
200 g of a coarsely pulverized whole plant of Potentilla fulgens (scientific name: Potentilla fulgens) was put into 2000 mL of an extraction solvent and kept at 80 ° C. for 2 hours with gentle stirring. Then, it filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure at 40 degreeC, and also dried with the vacuum dryer, and the potentilla flugens whole plant extract was obtained. When the above extraction treatment was performed using four types of extraction solvents, the yield of the extract was as shown in Table 2. When the extraction solvent is a mixture, the mixing ratio shown below is based on weight.
[0063]
Figure 0003824304
[0064]
[Production Example 3]
200 g of the same coarsely pulverized bark of Matylus odracicima used in Production Example 1 was put into 2000 mL of an extraction solvent, kept at 80 ° C. for 3 hours with stirring, and then filtered to obtain an extract. The above extraction was performed using three kinds of extraction solvents, and about 1500 mL of an extract having a solid content concentration shown in Table 3 was obtained. When the extraction solvent is a mixture, the mixing ratio shown below is based on weight.
[0065]
Figure 0003824304
[0066]
[Production Example 4]
200 g of a coarsely pulverized whole plant of potentilla flugens used in Production Example 2 was put in 2000 mL of an extraction solvent, kept at 80 ° C. for 3 hours with stirring, and then filtered to obtain an extract. The above extraction was performed using three kinds of extraction solvents, and about 1500 mL of an extract having a solid content concentration shown in Table 4 was obtained. When the extraction solvent is a mixture, the mixing ratio shown below is based on weight.
[0067]
Figure 0003824304
[0068]
[Test Example 1] Collagenase inhibitory action test
50 μL of a sample solution (solvent: 20 mmol / L Tris-HCl buffer (pH 7.1) containing 0.1 mol / L calcium chloride), 50 μL of a collagenase solution and 400 μL of a substrate solution were mixed and incubated at 37 ° C. for 30 minutes. The reaction was then stopped with 1 mL of 25 mmol / L citric acid solution and extracted with 5 mL of ethyl acetate. With respect to the obtained extract, absorbance at a wavelength of 320 nm (control solution: ethyl acetate) was measured (this absorbance is hereinafter referred to as “absorbance at the time of sample addition and enzyme addition”).
[0069]
In addition, enzyme reaction and absorbance measurement similar to the above were performed by adding the same amount of the above-described Tris-HCl buffer solution as the sample solution instead of the sample solution (this absorbance is hereinafter referred to as “absorbance at the time of no sample addition, enzyme addition”). ").
[0070]
Furthermore, the same enzyme reaction and absorbance measurement as described above were carried out by adding the above-described Tris-HCl buffer instead of the collagenase solution (this absorbance is hereinafter referred to as “absorbance when the sample is added and no enzyme is added”).
[0071]
Furthermore, the same enzyme reaction and absorbance measurement as described above were carried out by adding the same amount of the above-described Tris-HCl buffer as the sample solution instead of the sample solution, and adding the above-mentioned Tris-HCl buffer instead of the collagenase solution. (This absorbance is hereinafter referred to as “absorbance when no sample is added and no enzyme is added”).
[0072]
The collagenase solution used was a solution obtained by dissolving Sigma's collagenase Type IV in 1 mL of the above Tris-HCl buffer and diluting it 50 times at the time of use. For the substrate solution, the PZ-peptide of BACHEM Fenichemikalien AG was dissolved in the above-described Tris-HCl buffer so as to have a concentration of 0.5 mol / L.
Collagenase inhibition rate was calculated by the following formula.
[0073]
Collagenase inhibition rate (%) = [1- (AB) / (CD)] × 100
[In the formula, A is the absorbance when the sample is added and the enzyme is added, B is the absorbance when the sample is added and the enzyme is not added, C is the absorbance when the sample is not added and the enzyme is added, and D is when the sample is not added and the enzyme is not added. Represents absorbance. ]
[0074]
The inhibition rate was measured by gradually reducing the sample concentration, and the concentration of the sample solution that inhibited collagenase activity by 50% (ppm; μg / mL) was determined by interpolation. The test results are shown in Table 5.
[0075]
Figure 0003824304
[0076]
From the results shown in Table 5, it was confirmed that the extract of Matylus odoratisima bark and the extract of Potentilla flugens whole plant have a collagenase inhibitory action. Further, the strength of the collagenase inhibitory action of these extracts varies depending on the concentration of the extract, and it was confirmed that the strength of the collagenase inhibitory action can be adjusted by adjusting the concentration of the extract.
[0077]
[Test Example 2] Hyaluronic acid production promoting test
Normal human neonatal fibroblasts (NB1RGB) 1 × 10 6 75cm 2 Using a flask, α-MEM medium (pH 7.2) containing 10% FBS at 37 ° C., 5% CO 2 2 Cultured for 7 days under -95% air. Cells were collected by trypsinization and 2.2 × 10 6 using α-MEM medium containing 1% FBS. Four Per 100 mL per 96-well plate, 37 ° C, 5% CO 2 Cultured overnight under -95% air. The next day, 100 μL of α-MEM medium containing 1% FBS in which the sample (sample concentration: 400 ppm) was dissolved was added to each well at 37 ° C., 5% CO 2. 2 -Cultured for 3 days under -95% air.
[0078]
10 μL of the culture supernatant was diluted 10-fold with 90 μL of PBS (−), 50 μL thereof was added to an ELISA plate previously coated with hyaluronic acid, and ELISA was performed using various antibodies. Hyaluronic acid was quantified using a calibration curve. The hyaluronic acid production acceleration rate was determined for a sample concentration of 400 ppm, with the value when no sample was added being 100%. The results are shown in Table 6.
[0079]
Figure 0003824304
[0080]
From the results shown in Table 6, it was confirmed that the extract of the barley of Matylus odracicima and the whole extract of Potentilla flugens have a hyaluronic acid production promoting action. In addition, the strength of hyaluronic acid production promoting action of these extracts varies depending on the concentration of the extract, and it was confirmed that the strength of hyaluronic acid production promoting action can be adjusted by adjusting the extract concentration. It was.
[0081]
[Test Example 3] Elastase inhibitory action test
A 96-well plate was prepared, and 50 μL of a sample solution (solvent: DMSO + water) and 50 μL of an elastase solution were added to one well, and 100 μL of a substrate solution was further added and mixed. After reacting at 25 ° C. for 15 minutes, absorbance at a wavelength of 415 nm was measured (this absorbance is hereinafter referred to as “absorbance at the time of sample addition and enzyme addition”).
[0082]
In addition, the same enzyme reaction and absorbance measurement as described above were performed by adding only the same amount of solvent as the sample solution instead of the sample solution (this absorbance is hereinafter referred to as “absorbance when no sample is added and the enzyme is added”). .
[0083]
Furthermore, the same enzyme reaction and absorbance measurement as described above were performed by adding 0.2 mol / L Tris-HCl buffer (pH 8.0) in place of the elastase solution (this absorbance is hereinafter referred to as “sample addition, no enzyme added”). The absorbance at the time.)
[0084]
In addition, the same enzyme reaction and absorbance measurement as described above were carried out by adding only the same amount of solvent as the sample solution instead of the sample solution, and adding the above-described Tris-HCl buffer instead of the elastase solution. (This absorbance is hereinafter referred to as “absorbance when no sample is added and no enzyme is added”).
[0085]
The elastase solution used was a solution obtained by dissolving 5 mg of Sigma Elastase Type III in 1 mL of the above-described Tris-HCl buffer solution at pH 8 and diluting it 250 times at the time of use. As a substrate solution, a solution having a concentration of 45.14 mg / mL in which N-SUCCINYL-ALA-ALA-ALA p-NITROANILIDE (Sigma) was dissolved in DMSO was diluted 100 times with the above Tris-HCl buffer.
The elastase inhibition rate was calculated by the following formula.
[0086]
Elastase inhibition rate (%) = [1- (A−B) / (C−D)] × 100
[In the formula, A is the absorbance when the sample is added and the enzyme is added, B is the absorbance when the sample is added and the enzyme is not added, C is the absorbance when the sample is not added and the enzyme is added, and D is when the sample is not added and the enzyme is not added. Represents absorbance. ]
[0087]
Table 7 shows the elastase inhibition rate (%) when the sample concentration is 400 ppm.
[0088]
Figure 0003824304
[0089]
From the results shown in Table 7, it was confirmed that the extract of Matylus odoratisima bark and the extract of Potentilla flugens whole plant have an elastase inhibitory action. The strength of the elastase inhibitory action of these extracts varies depending on the concentration of the extract, and it was confirmed that the strength of the elastase inhibitory action can be adjusted by adjusting the concentration of the extract.
[0090]
[Test Example 4] Test of rough skin improving action (preventing and improving skin aging)
A milky lotion (hereinafter referred to as “Example milky lotion”) containing the 50% ethanol extract (sample 2) obtained from Production Example 1 was prepared according to a conventional method. The composition of the example emulsion is shown below.
[0091]
0.1 g of 50% ethanol extract of Mathilus odracicima bark
Cetyl alcohol 0.5g
Beeswax 2.0g
Oleic acid polyoxyethylene sorbitan (10E.0) 1.0g
1.0g glyceryl monostearate
Hyaluronic acid 0.1g
Propylene glycol 5.0g
Ethanol 3.0g
Methyl paraoxybenzoate 0.3g
Perfume 0.03g
Purified water remainder (total volume is 100 mL)
[0092]
The following evaluation test was performed on the comparative example emulsion having the same composition as that of the example emulsion except that the emulsion of Example and the extract of the barley extract of Mathilus odracicima were not included.
[0093]
Test subject: From a large number of women aged 22 to 43, the skin groove / cutaneous skin has disappeared, and a wide range of horny skin is turned over (the score shown in Table 8 is 1), or the skin groove / cutaneous skin is unclear and the horny skin is partially Twenty persons who were judged to have rough skin were selected as test subjects (the score shown in Table 8 was 2).
[0094]
Application test: Each subject was allowed to apply the example emulsion on the right half of the face and the comparative example emulsion on the left half once every morning and evening for 30 days.
[0095]
[Judgment 1: Effect of improving rough skin]
After the application test was completed, a replica of the face was taken using the replica method by Silfro (FLEXICL DEVELOPMENTS LTD), the state of the skin crest and the exfoliated state were observed with a 50 × microscope, and the evaluation criteria shown in Table 8 were used. The state was judged. Table 9 shows the determination results.
[0096]
Figure 0003824304
[0097]
Figure 0003824304
[0098]
As shown in Table 9, the area to which the example emulsion was applied had markedly improved skin roughness (skin aging) compared to the area to which the comparative example emulsion was applied.
[0099]
[Judgment 2: Sensory evaluation]
About the feeling of use and the effect on skin, all subjects were asked about superiority or inferiority when the Example emulsion and the Comparative Example emulsion were compared. Table 10 shows the results of the responses.
[0100]
Figure 0003824304
[0101]
From the results shown in Table 10, the same effect as in the above-described determination 1 and excellent usability were confirmed by sensory evaluation.
[0102]
Based on the results of Judgment 1 and 2, skin cosmetics containing the extract of Matylus odracicima bark have an anti-aging / improving action on skin (roughness-improving action), and are excellent in use and safety when applied to the skin. It was confirmed that
[0103]
[Test Example 5] Test for improving rough skin (preventing and improving skin aging)
A milky lotion (hereinafter referred to as “Example milky lotion”) in which the 50% ethanol extract (sample 6) of Potentilla flugens whole plant obtained in Production Example 2 was prepared was prepared according to a conventional method. The composition of the example emulsion is shown below.
[0104]
Potentilla flugens whole plant 50% ethanol extract 0.1g
Cetyl alcohol 0.5g
Beeswax 2.0g
Oleic acid polyoxyethylene sorbitan (10E.0) 1.0g
1.0g glyceryl monostearate
Hyaluronic acid 0.1g
Propylene glycol 5.0g
Ethanol 3.0g
Methyl paraoxybenzoate 0.3g
Perfume 0.03g
Purified water remainder (total volume is 100 mL)
[0105]
The following evaluation test was conducted on a comparative example emulsion having the same composition as the example emulsion except that the emulsion of Example and the whole extract of potentilla flugens herb were not included.
[0106]
Test subject: From a large number of women aged 22 to 43, the crevice / cutaneous skin disappeared, and a wide range of horny skin was turned up (the score shown in Table 11 is 1), or the cutaneous / cutaneous skin was unclear and the keratin was partially Twenty persons who were judged to have rough skin were selected as test subjects (the score shown in Table 11 was 2).
[0107]
Application test: Each subject was allowed to apply the example emulsion on the right half of the face and the comparative example emulsion on the left half once every morning and evening for 30 days.
[0108]
[Judgment 1: Effect of improving rough skin]
After the application test, a replica of the face was taken using the replica method by Silfro (manufactured by FLEXICL DEVELOPMENTS LTD). The state was judged. Table 12 shows the determination results.
[0109]
Figure 0003824304
[0110]
Figure 0003824304
[0111]
As shown in Table 12, the area to which the example emulsion was applied had markedly improved skin roughness (skin aging) compared to the area to which the comparative example emulsion was applied.
[0112]
[Judgment 2: Sensory evaluation]
About the feeling of use and the effect on skin, all subjects were asked about superiority or inferiority when the Example emulsion and the Comparative Example emulsion were compared. Table 13 shows the total results of the answers.
[0113]
Figure 0003824304
[0114]
From the results shown in Table 13, the same effect and excellent usability as in the above-mentioned determination 1 were confirmed by sensory evaluation.
[0115]
From the results of Judgment 1 and 2, skin cosmetics containing the extract of Potentilla flugens herb have an anti-aging / improving action on skin (roughness-improving action), and also have a feeling of use and safety when applied to the skin. It was confirmed to be excellent.
[0116]
[Formulation Example 1]
An emulsion having the following composition was produced by a conventional method.
0.1 g of Matylus odoratisima bark extract (Sample 3 of Production Example 1)
1 g of Mathilus odracicima bark extract (Sample 9 of Production Example 3)
Jojoba oil 4g
2g olive oil
Squalane 2g
Cetanol 2g
2g glyceryl monostearate
Polyoxyethylene cetyl ether (20E.0) 2.5g
Oleic acid polyoxyethylene sorbitan (20E.0) 2g
1,3-butylene glycol 3g
Methyl paraoxybenzoate 0.15g
Ascorbic acid magnesium phosphate 0.1g
Twilight extract 0.1g
Ginkgo biloba extract 0.1g
Conchiolin 0.1g
Oat extract 0.1g
Chamomile extract 0.1g
0.1g dipotassium glycyrrhizinate
Fragrance 0.05g
Purified water remainder (total amount is 100 g)
[0117]
[Formulation Example 2]
A lotion having the following composition was produced by a conventional method.
0.2 g of extract of M. olidracicima bark (Sample 1 of Production Example 1)
2 g of extract of bark extract of Mathilus odrachisima (Production Example 3 sample 9)
Glycerin 3g
1,3-butylene glycol 3g
Oleic acid polyoxyethylene sorbitan (20E.0) 0.5g
Methyl paraoxybenzoate 0.15g
Citric acid 0.1g
Sodium citrate 0.1g
Oil soluble licorice extract 0.1g
Seaweed extract 0.1g
Xylobiose Mixture 0.5g
Kujin extract 0.1g
Fragrance 0.05g
Purified water remainder (total amount is 100 g)
[0118]
[Composition Example 3]
A cream having the following composition was produced by a conventional method.
0.1 g of Matylus odoratisima bark extract (Sample 3 of Production Example 1)
1 g of Mathilus odracicima bark extract (Sample 9 of Production Example 3)
Liquid paraffin 5g
Salami beeswax 4g
Setanol 3g
Squalane 10g
Lanolin 2g
Stearic acid 1g
Oleic acid polyoxyethylene sorbitan (20E.0) 1.5g
3g glyceryl monostearate
1,3-butylene glycol 6g
1.5 g of methyl paraoxybenzoate
Yeast extract 0.1g
Perilla extract 0.1g
Linden extract 0.1g
Jiuyu Extract 0.1g
Fragrance 0.1g
Purified water remainder (total amount is 100 g)
[0119]
[Formulation Example 4]
A pack having the following composition was produced by a conventional method.
5 g of Matylus odracicima bark extract (Sample 9 of Production Example 3)
Polyvinyl alcohol 15g
Polyethylene glycol 3g
7g of propylene glycol
Ethanol 10g
0.05 g ethyl paraoxybenzoate
Tocopherol acetate 0.1g
Yeast extract 0.1g
Perilla extract 0.1g
Linden extract 0.1g
Juju extract 0.1g
Fragrance 0.05g
Purified water remainder (total amount is 100 g)
[0120]
[Formulation Example 5]
The following mixture was tableted to produce a tablet-like dietary supplement.
50 parts by weight of Mathilus odracicima bark extract (Sample 2 of Production Example 1)
188 parts by weight of powdered sugar (sucrose)
Glycerin fatty acid ester 12 parts by weight
[0121]
[Composition Example 6]
The following mixture was formed into granules to produce a dietary supplement.
34 parts by weight of Mathilus odracicima bark extract (Sample 1 of Production Example 1)
1000 parts by weight of beet oligosaccharide
167 parts by weight of vitamin C
Stevia extract 10 parts by weight
[0122]
[Formulation Example 7]
An emulsion having the following composition was produced by a conventional method.
Potentilla flugens whole plant extract (Sample 7 of Production Example 2) 0.1 g
Potentilla flugens whole plant extract (Sample 14 of Production Example 4) 1 g
Jojoba oil 4g
2g olive oil
Squalane 2g
Cetanol 2g
2g glyceryl monostearate
Polyoxyethylene cetyl ether (20E.0) 2.5g
Oleic acid polyoxyethylene sorbitan (20E.0) 2g
1,3-butylene glycol 3g
Methyl paraoxybenzoate 0.15g
Ascorbic acid magnesium phosphate 0.1g
Twilight extract 0.1g
Ginkgo biloba extract 0.1g
Conchiolin 0.1g
Oat extract 0.1g
Chamomile extract 0.1g
0.1g dipotassium glycyrrhizinate
Fragrance 0.05g
Purified water remainder (total amount is 100 g)
[0123]
[Formulation Example 8]
A lotion having the following composition was produced by a conventional method.
Potentilla flugens whole plant extract (Sample 5 of Production Example 2) 0.2 g
Potentilla flugens whole plant extract (Sample 12 of Production Example 4) 2 g
Glycerin 3g
1,3-butylene glycol 3g
Oleic acid polyoxyethylene sorbitan (20E.0) 0.5g
Methyl paraoxybenzoate 0.15g
Citric acid 0.1g
Sodium citrate 0.1g
Oil soluble licorice extract 0.1g
Seaweed extract 0.1g
Xylobiose Mixture 0.5g
Kujin extract 0.1g
Fragrance 0.05g
Purified water remainder (total amount is 100 g)
[0124]
[Formulation Example 9]
A cream having the following composition was produced by a conventional method.
Potentilla flugens whole plant extract (Sample 7 of Production Example 2) 0.1 g
Potentilla flugens whole plant extract (Sample 12 of Production Example 4) 1 g
Liquid paraffin 5g
Salami beeswax 4g
Setanol 3g
Squalane 10g
Lanolin 2g
Stearic acid 1g
Oleic acid polyoxyethylene sorbitan (20E.0) 1.5g
3g glyceryl monostearate
1,3-butylene glycol 6g
1.5 g of methyl paraoxybenzoate
Yeast extract 0.1g
Perilla extract 0.1g
Linden extract 0.1g
Jiuyu Extract 0.1g
Fragrance 0.1g
Purified water remainder (total amount is 100 g)
[0125]
[Composition Example 10]
A pack having the following composition was produced by a conventional method.
Potentilla flugens whole plant extract (Sample 12 of Production Example 4) 5 g
Polyvinyl alcohol 15g
Polyethylene glycol 3g
7g of propylene glycol
Ethanol 10g
0.05 g ethyl paraoxybenzoate
Tocopherol acetate 0.1g
Yeast extract 0.1g
Perilla extract 0.1g
Linden extract 0.1g
Juju extract 0.1g
Fragrance 0.05g
Purified water remainder (total amount is 100 g)
[0126]
[Composition Example 11]
The following mixture was tableted to produce a tablet-like dietary supplement.
Potentilla flugens whole plant extract (Sample 6 of Production Example 2) 50 parts by weight
188 parts by weight of powdered sugar (sucrose)
Glycerin fatty acid ester 12 parts by weight
[0127]
[Composition Example 12]
The following mixture was formed into granules to produce a dietary supplement.
Potentilla flugens whole plant extract (Sample 5 of Production Example 2) 34 parts by weight
1000 parts by weight of beet oligosaccharide
167 parts by weight of vitamin C
Stevia extract 10 parts by weight
[0128]
【The invention's effect】
According to the present invention, a collagenase inhibitor, a hyaluronic acid production promoter, an elastase inhibitor, and an anti-aging agent are provided. The collagenase inhibitor, hyaluronic acid production promoter, elastase inhibitor and anti-aging agent of the present invention are useful for preventing and / or improving skin aging.
[0129]
Further, according to the present invention, there is provided a skin cosmetic provided with a collagenase inhibitory action, hyaluronic acid production promoting action or elastase inhibitory action. The skin cosmetic of the present invention has excellent usability and safety when applied to the skin, and is useful for preventing and / or improving skin aging.
[0130]
Furthermore, according to the present invention, there is provided a cosmetic food or drink provided with a collagenase inhibitory action, hyaluronic acid production promoting action or elastase inhibitory action. The food or drink of the present invention is useful for preventing and / or improving skin aging.

Claims (6)

マチルス・オドラチシーマ(Machilus odoratissima)及び/又はポテンチラ・フルゲンス(Potentilla fulgens)からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするコラゲナーゼ阻害剤。  A collagenase inhibitor characterized by containing an extract from Machilus odoratissima and / or Potentilla fulgens as an active ingredient. マチルス・オドラチシーマ(Machilus odoratissima)及び/又はポテンチラ・フルゲンス(Potentilla fulgens)からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするヒアルロン酸産生促進剤。  A hyaluronic acid production promoter comprising an extract from Machilus odoratissima and / or Potentilla fulgens as an active ingredient. マチルス・オドラチシーマ(Machilus odoratissima)及び/又はポテンチラ・フルゲンス(Potentilla fulgens)からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするエラスターゼ阻害剤。  An elastase inhibitor characterized by containing an extract from Machilus odoratissima and / or Potentilla fulgens as an active ingredient. マチルス・オドラチシーマ(Machilus odoratissima)及び/又はポテンチラ・フルゲンス(Potentilla fulgens)からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする抗老化剤。  An anti-aging agent comprising an extract from Machilus odoratissima and / or Potentilla fulgens as an active ingredient. 前記抽出物が、コラゲナーゼ阻害作用、ヒアルロン酸産生促進作用及びエラスターゼ阻害作用からなる群より選ばれる1種又は2種以上の作用を有することを特徴とする請求項4記載の抗老化剤。  The anti-aging agent according to claim 4, wherein the extract has one or more actions selected from the group consisting of a collagenase inhibitory action, a hyaluronic acid production promoting action, and an elastase inhibitory action. マチルス・オドラチシーマ(Machilus odoratissima)及び/又はポテンチラ・フルゲンス(Potentilla fulgens)からの抽出物を配合したことを特徴とする皮膚化粧料。  A skin cosmetic comprising an extract from Machilus odoratissima and / or Potentilla fulgens.
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