JP3824083B2 - ビデオ画像処理回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビデオ機器から取り出されアナログビデオ信号をデジタル化してビデオメモリに格納するビデオ画像処理回路であって、特に特にビデオメモリに格納するのに先立って画像データに所定のデータ処理を施すものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のビデオ画像処理回路にあっては、デジタル化された画像データを更に拡大あるいは縮小等の所定のデータ処理を施したあと、その処理後のデータの全体をビデオメモリに格納するものが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−269377号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ビデオメモリはディスプレイにおける表示のため、格納データを読み出すことが主たる役割として設計されており、データの書き込みに対する考慮は少ない。更に、CPUや他のビデオアクセレータからのアクセスも避けられない状態において、動画像データの書き込みがなされると、ビデオメモリに対するアクセス性能は極端に低下し、動画像のコマ落ち等の不都合が発生する恐れが高い。
【0005】
かかる不都合に対して本発明者は考察を行った結果、入力された画像データの全てをビデオメモリに格納するのではなく、予め表示枠を設定して限定した範囲内のデータのみを選択的にビデオメモリに格納することにより、書き込むべきデータ量を必要最小限に抑制し、動画像の表示時の様な頻繁なアクセスを必要とする場合にあっても、表示品質の低下を未然に防止できるビデオ画像処理回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるビデオ画像処理回路は、図1に例示する如く、ビデオレコーダの様なビデオ機器10から入力されたアナログビデオ信号Saをデジタルビデオ信号Sdに変換するとともに、そのデジタルビデオ信号Sd中の画像データDgに所定のデータ処理をしながらビデオメモリ14に格納するものである。
【0007】
更に、画像データの変形処理を施す画像変形手段17と、その画像変形手段17で変形された画像データに対してマスキング処理を施し、使用すべき画像データを特定するマスキング手段18と、そのマスキング手段18で特定された画像データをビデオメモリ14に書き込むDRAMコントローラの様なデータ書込手段とを備えている。
【0008】
画像変形手段17は、画像データDgで表示される画像の拡大または縮小の少なくとも何れか一方を可能とするものであり、マスキング手段18は、表示枠27で包囲された所定座標範囲内の画像に対応する画像データDg’を取り出し可能とするものである。
【0009】
そして、画像変形手段17における変形動作とマスキング手段18におけるマスク動作は、画像データDg中におけるビデオメモリ14に書き込むべきデータDg’を順次に特定していくことにより行われる。
【0010】
またアナログビデオ信号Saが図2の様なインターレス形式のものであり、デジタルビデオ信号Sdが奇数フィールドと偶数フィールドの走査位置に対応した画像データDgが交互に送られるものである場合、マスキング手段18には図5の様に、水平方向の走査位置に対応するピクセルが有効か否かを判定する水平方向判定部29と、各走査ラインが有効か否かを判定する垂直方向判定部35とを備える。そして、その垂直方向判定部35では、判定する走査ライン位置を偶数フィールドと奇数フィールドとで1ラインずらせながら判定していく。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、図1に例示する如く、ビデオレコーダやビデオカメラの様なアナログ式のビデオ機器10から出力されるアナログビデオ信号Saをデジタル変換してディスプレイ11上に動画像12を表示しながら、その一場面を静止画として保存可能とするビデオ画像キャプチャ回路13に実施した一例に基づいて詳細に説明する。しかしながら、アナログビデオ信号Saをデジタル化してビデオメモリ14に格納しながら、ディスプレイ11上に動画像12を表示可能とするものであれば適宜変更して実施できる。
【0012】
ここでビデオ機器10から出力されるアナログビデオ信号SaはNTSC方式であって、図2に示す如く、走査線の総数は525本であるが奇数ライン群L・L・・・と偶数ライン群L・L・・・による水平走査を1回毎に繰り返すことにより、奇数と偶数のフィールドで1つのフレームを構成し、それを1秒間に30フレーム表示するインターレス方式のものである。
【0013】
更に、アナログビデオ信号Saはビデオデコーダの様なA/D変換部15に入力され、デジタルビデオ信号Sdに変換される。このデジタルビデオ信号Sdは、図3(c)に示す如く、1つのフィールドの切れ目を示す垂直同期信号Sと、奇数フィールドか偶数フィールドかを示すフィールド位置信号Sとを備えることにより、1フレーム分のデータの区切りが示される。
【0014】
更に、2つの垂直同期信号S・S間では1回分の水平走査の開始および終了時期に対応して水平同期信号Sを出力するとともに、図3(b)の様に2つの水平同期信号S・S間において、1ライン分のYUVデータDyが出力される。
【0015】
ここでYUVデータDyは、輝度信号Yと2種類の色差信号CR・CBとから構成されるが、色差信号は図3(a)の様に1ピクセル毎に一方が省略される4:2:2フォーマットのものが使用されている。したがって、このフォーマットのデータから画像を再現するためには、次の画像データ作成手段16において、1ピクセル毎に間引かれた色差信号CBまたはCRを補完する様な所定のデータ処理を必要とする。
【0016】
本発明にあっては更に、画像データ作成手段16において上記した走査位置に対応した一連の画像データDgを作成するが、その画像データDgを予め想定した最高品質の画像データ、すなわち最大量のデータとする。その一方、画像データ作成手段16から出力される画像データDgの全体をそのままビデオメモリ14に格納するのではなく、また画像データDgを直接的にデータ処理するのでもなく、下記する画像変形手段17あるいはマスキング手段18において表示に不要なデータの間引き位置を順次に特定して行くことにより、データ書込み手順の統一化を図って回路構成の簡易化を実現しながら、ビデオメモリ14に記憶すべきデータ量の減少を図っている。
【0017】
ここで画像変形手段17は、図4に例示する如く、原画像19における水平方向の変形手段21と、垂直方向の変形手段25とを個別に備える。例えば、水平方向における最大の倍率を2倍に設定した場合にあっては、画像データ作成手段16から出力される各ピクセルのデータを2つずつ繰り返すことにより、横方向を2倍に拡大した基準画像19aに対応した画像データDgが作成される。
【0018】
そこで、水平方向変形手段21に対して制御部22から原画像19を横方向に2倍に拡大する指示を受けた場合にあっては、各水平方向のラインにおける画像データDgの全てのデータを有効にすることを指示する有効ピクセル信号Spを出力することにより対応される。同様に、原画像19を横方向に拡大しない場合は、画像データDgにおける各データを1つおきに有効なピクセルとして指定し、2分の1に縮小する場合は4つおきに有効なピクセルを指定する有効ピクセル信号Spを出力することにより対応される。それ以外の倍率にあって、画像データDg中のどのピクセルを有効にするかの決定方法は従来のアルゴリズムを使用して行われるので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0019】
そこで水平方向変形手段21は、図4に例示する如く、各走査ラインの開始位置を示す水平同期信号Sと、画像データDgの各ピクセルに同期して出力されるクロック信号Sをカウントすることにより判定される走査位置のピクセル番号と、制御部22から入力される拡大あるいは縮小倍率を示す数値Hnとを利用して第1の水平方向判定部23で上記間引き動作を行うことにより、拡大縮小に関係なく同一の回路構成およびアルゴリズムを利用して水平方向の拡大縮小動作が行われる。
【0020】
以上の様に水平方向に拡大する場合にあっては、画像データ作成手段16において1ピクセル分のデータを記憶可能とするだけで対応できるが、垂直方向についても同様に拡大処理する場合にあっては、画像データ作成手段16に1ライン分のデータを記憶するメモリを必要とする。
【0021】
そこで本実施例にあっては、垂直方向に対する事前の拡大処理は行わずに、必要に応じて縮小処理のみを行ってビデオメモリ14に格納した後、原画像19の縦方向の拡大表示が必要な場合にあっては、ビデオメモリ14から読み出したデータを別途用意した垂直方向拡大手段24を用いて各ラインの重複表示を行うことにより対応している。しかしながら、垂直方向についても画像変形手段17において拡大処理させて良いことは勿論である。
【0022】
一方、垂直方向の縮小表示に関しては、図3に示す1つのフィールドにおける開始位置を示す垂直同期信号Sと、各水平ラインの開始位置を示す水平同期信号Sと、奇数フィールドか偶数フィールドかを示すフィールド位置信号Sと、垂直方向の縮小倍率を示す数値Vnとを垂直方向変形手段25に対する入力データとする。
【0023】
ところで、アナログビデオ信号Saはインターレスであり、画像データ作成手段16から出力される画像データDgも、奇数行の水平ライン群L・L・・・からなる奇数フィールドと、偶数行の水平ライン群L・L・・・からなる偶数フィールドとを合成することにより、1つのフレームが構成される。
【0024】
そこで原画像19を垂直方向に縮小する場合にあっては、第1の垂直方向判定部20において、有効とするラインが1つのフィールド中で偏らないようにするばかりか、1つのフレームとして合成した場合にあっても、フレーム全体に均一に間引きラインが分散するように判定する構成とすることが好ましい。なお、縮小率の違いに対応して画像データDg中におけるどのラインを実際に有効にするかは、従来のアルゴリズムを利用して決定できる。
【0025】
次にマスキング手段18は、画像変形手段17で拡大縮小した変形画像19bの全体をディスプレイ11に表示するのではなく、その一部のみを限定して表示可能とするものである。本実施例にあっては、画像変形手段17から出力される変形画像19bを基準とし、その変形画像19b中における表示の開始ライン位置Lsnと表示ライン数Lwn、開始ピクセル位置Psnと表示ピクセル数Pwnとを図2の如く個別に指定することにより表示枠27を規定し、その表示枠27内に入った画像データDgについてのみ書込み要求信号SwをDRAMコントローラ28に送ることにより、矩形状の範囲内の画像に対する画像データDg’が限定してビデオメモリ14に書き込まれ、ディスプレイ11に動画像12として表示可能とするのである。
【0026】
より具体的には、図5および図6に例示する如く、第2の水平方向判定部29における第1レジスタ30には開始ピクセル位置Psが、第2レジスタ31には表示ピクセル数Pwが水平同期信号Sの入力と連動してCPU32により入力される。ここで第1レジスタ30はダウンカウンタであって、有効ピクセル信号Spが1つ入力される毎に1つずつカウント値を減算して行き、カウント値がゼロになると表示枠27内に入ったものと判定され、第1フリップフロップ33をセットする。すると、第1フリップフロップ33の出力Qは「1」となり、AND回路34に有効ピクセル信号Spと共に入力される結果、有効ピクセル信号Spが第2レジスタ31に入力される。
【0027】
ここで第2レジスタ31もダウンカウンタであり、その後は第1レジスタ30に代わって第2レジスタ31がカウント動作を開始する。そして、第2レジスタ31にセットされた数値Pwがゼロになると表示枠27の外に出たことが判定されて第1フリップフロップ33をリセットする結果、AND回路26の入力が「0」となり、画像データ書き込み手段として備えたDRAMコントローラ28に対する書込み要求信号Swを強制的に停止する。
【0028】
垂直方向のマスキング処理に関しても基本的には同様であって、図5における第2の垂直方向判定部35における第3レジスタ36には開始ライン位置Lsが、第4レジスタ37には表示ライン数Lwが垂直同期信号Sの入力と連動してCPU32により入力される。ここで第3レジスタ36はダウンカウンタであって、有効ライン信号Slが1つ入力される毎に1つずつカウント値を減算して行き、カウント値がゼロになると表示枠27内に入ったものと判定され、第2フリップフロップ33aをセットする。すると、第2フリップフロップ33aの出力は「1」となり、AND回路38に有効ライン信号Slと共に入力される結果、有効ライン信号Slが第4レジスタ37に入力される。
【0029】
ここで第4レジスタ37もダウンカウンタであり、その後は第3レジスタ36に代わって第4レジスタ37がカウント動作を開始する。そして、第4レジスタ37にセットされた数値Lwが「0」になると枠外に出たことが判定されて第2フリップフロップ33aをリセットする結果、AND回路26の入力が「0」となり、DRAMコントローラ28に対する書込み要求信号Swを強制的に停止するのである。
【0030】
ところで、上記した図2に示す開始ライン位置Lsnと表示ライン数Lwnは1フレームに換算した値、即ちディスプレイ11上におけるライン数であるのに対し、ビデオメモリ14に書き込まれる画像データDgは、奇数ライン群L・L・・・と偶数ライン群L・L・・・とが交互に出力されるインターレス方式に対応したものである。
【0031】
そこで本実施例にあっては、図6の如く、開始ライン位置Lsnと表示ライン数Lwnを各々第1演算部51と第2演算部52とによって共に2分の1にするとともに、偶数フィールドにあっては更に1ライン下にずらせるた値を上記したLs・Lwとすることにより、フレームとフィールド間の違いを吸収するようにしている。
【0032】
上記の様にして書き込み要求信号Swが出された画像データDgは、DRAMコントローラ28の制御により図7の様にビデオメモリ14に書き込まれる。ここで、ビデオメモリ14上に書き込まれる画像データの書き込み開始アドレスA11は、CPU32から図4に示すアドレスデータ発生部50の第1レジスタ39に格納される値を変更することにより、任意に設定される。
【0033】
更に、ビデオメモリ14に書き込まれるべき画像データDg’は1フレーム分であるが、送られてくる画像データDgはフィールド単位である。そこでDRAMコントローラ28に送られる書き込み用のアドレスデータDaも、アドレスデータ発生部50のアドレス演算部40において開始アドレスA11から2ライン分ずつ増加させるとともに、偶数フィールドにあっては開始アドレスそれ自体を1ライン分増加させてA12とし、その値を第2レジスタ53に格納することにより、ビデオメモリ14上に1フレーム分の動画像データ記憶領域41が構成される。
【0034】
このビデオメモリ14上の動画像データ記憶領域41に書き込まれた1フレーム分の画像データDg’を所定のタイミングで読み出し、必要に応じて垂直方向に拡大処理したあとディスプレイ11に表示することにより、ビデオ機器10から送られる原画像19を拡大縮小するとともに、不要部分が表示枠27によりマスキングされた動画像12が表示されるのである。
【0035】
本発明にあっては上記構成に加えて、図1に示す指示手段47による手動操作あるいは他の回路から送られる任意タイミングの制御信号と連動して、1フレーム分の静止画像をビデオメモリ14上に取り込み可能とする。この場合、上記の様にしてディスプレイ11に表示中の動画像12に対応するデータをそのまま1フレーム分、静止画像として取り込むことも可能である。
【0036】
しかしながら、本実施例にあっては、表示中の動画像12と静止画像とで異なった拡大率あるいは表示枠内の画像を取り込み可能とするため、図4および図6に示す如く、拡大あるいは縮小率を決める値Hn・VnとHc・Vc、表示枠27を決める値Psn・Pwn・Lsn・LwnとPsc・Pwc・Lsc・Lwcおよびビデオメモリ14上における画像データの格納領域における開始アドレスA11とA21を格納するためのレジスタ群を動画像用と静止画像用とに区別して設け、キャプチャ時期制御部42から出力される切換信号Ssによりスイッチ群43・43・・・を一斉に切り換え、フレームの切れ目に対応して両レジスタ群を択一的に切り換える。
【0037】
キャプチャ時期制御部42は、図4の如く2つのフリップフロップ44・45と、1つのAND回路46とから構成され、両方のフリップフロップ44・45はフレーム端信号Sfで常時はリセットされ、各スイッチ43・43・・・には「0」の切換信号Ssが送られてレジスタ群は動画像用が使用可能となる。
【0038】
かかる状態で、フレームの途中に指示部47に対する指示に対応し、静止画像の取り込みを指示するキャプチャ信号Scがフリップフロップ44のセット端子に印加されると、そのフリップフロップ44は直ちにセットされてAND回路46の一方の入力端に「1」信号が入力される。更に、フレームの切れ目になるとAND回路46の他端にもフレーム端信号Sfにより「1」信号が印加される結果、フリップフロップ45もセットされてスイッチ群43・43・・・は静止画側に切り替わる。
【0039】
このとき、ビデオメモリ14の書き込みアドレスDaが静止画像データ記憶領域48の先頭アドレスA21に変更される結果、図7の如く動画像データ記憶領域41に代えて静止画像データ記憶領域48に画像データDg’が記憶されて行く。このスイッチ43の切り換え状態は、次のフレームの切れ目でリセットされるため、1フレーム分の画像データDg’のみが静止画像データとして取り込まれるのである。
【0040】
なお、ディスプレイ11上に表示する動画像12の拡大率や表示枠27の設定は、ディスプレイ11の画面上においてその変更状態を視認しながら設定変更可能としたり、メニュー形式の指示部47を備えて具体的な数値を設定するなど、適宜変更して実施できる。また、図4の如く描画手段49を更に備え、基準画像19aにオーバーラップさせた状態で静止画を表示させることもできる。
【0041】
また上記実施例では、マスキング手段18において原画像19における所定座標範囲内の画像を表示枠27を用いて限定的に取り込むようにしたが、マスクする内容は座標範囲に限らず、カラー動画像における特定色をマスクしたり、三次元動画像における奥行き情報をマスクするなど、マスクする内容は適宜変更して実施できる。
【0042】
また、マスキング処理する前に原画像を拡大縮小処理を施したが、その様な処理の一部または全部を省略し、あるいは他のデータ処理動作を付加することも同様に可能である。
【0043】
【発明の効果】
本発明は上記のごとく、入力された画像データDgの全てをビデオメモリ14に格納するのではなく、予め表示枠27を設定して限定した範囲内のデータDg’のみを選択的にビデオメモリ14に格納することにより、書き込むべきデータ量を必要最小限に抑制し、動画像12の表示時の様な頻繁なアクセスを必要とする場合にあっても、表示品質の低下を未然に防止できる。
【0044】
また、画像データDgをビデオメモリ14に先立ってデータ処理する際、画像データそれ自体を処理するのではなく、画像データDg中における書き込むべきデータ位置をデータ処理していくことにより、回路構成とデータ処理アルゴリズムが簡略化され、容易に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をビデオ画像キャプチャ回路に実施した一例を示す説明図であって、回路構成を概略的に示すブロック図と画像の変更過程とを対比して示す。
【図2】画像データと表示枠との関係を示す説明図である。
【図3】デジタルビデオ信号の詳細を示す波形図である。
【図4】画像変形手段の一例を示すブロック図である。
【図5】マスキング手段の一例を示すブロック図である。
【図6】マスキングに対するパラメータの受け渡し状態を示すブロック図である。
【図7】ビデオメモリにおける画像データの格納状況を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ビデオ機器
11 ディスプレイ
12 動画像
13 ビデオ画像キャプチャ回路
14 ビデオメモリ
15 A/D変換部
16 画像データ作成手段
17 画像変形手段
18 マスキング手段
19 原画像
19a 基準画像
19b 変形画像
20 第1の垂直方向判定部
21 水平方向変形手段
22 制御部
23 第1の水平方向判定部
24 垂直方向拡大手段
25 垂直方向変形手段
27 表示枠
28 DRAMコントローラ
29 第2の水平方向判定部
32 CPU
35 第2の垂直方向判定部
40 アドレス演算部
41 動画像データ記憶領域
42 キャプチャ時期制御部
43 スイッチ
47 指示手段
48 静止画像データ保存領域
49 描画手段
50 アドレスデータ発生部

Claims (1)

  1. 入力されたアナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するとともに、該デジタルビデオ信号中の画像データに所定のデータ処理をしながらビデオメモリに格納するビデオ画像処理回路において、
    前記画像データに対し、表示される画像の拡大または縮小の少なくとも何れか一方を可能とするデータ処理を施す画像変形手段と、
    該画像変形手段で変形された画像データに対してマスキング処理を施し、所定座標範囲内の画像に対応する画像データを取り出し可能とするマスキング手段と、
    該マスキング手段で特定された画像データをビデオメモリに書き込むデータ書込手段とを備える一方
    前記アナログビデオ信号はインターレス形式であり、前記デジタルビデオ信号は奇数フィールドと偶数フィールドの走査位置に対応した画像データが交互に送られるものであって、更に、
    前記マスキング手段には、
    水平方向の走査位置に対応するピクセルが有効か否かを判定する水平方向判定部と、
    各走査ラインが有効か否かを判定する垂直方向判定部とを備え、
    該垂直方向判定部では、偶数フィールドと奇数フィールドとで1ラインづつ、判定する走査ライン位置をずらせながら判定していくことを特徴とするビデオ画像処理回路。
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