JP3822845B2 - 走行ウェブをガイドするための装置 - Google Patents
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H23/00—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
- B65H23/04—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して印刷機、特に、走行ウェブをガイドするための装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウェブ印刷機、例えばオフセット平版印刷機において、1つまたは2つ以上の材料ウェブ、例えば紙ウェブは、種々異なる色を有するそれぞれの印刷ユニットの対によって印刷され、次いで、折り装置に給送されて、折り畳まれた折丁が形成される。通常、折り装置は、複数の角度バーまたはターンバーが配置された上部構造を有しておりかつ、紙ウェブを印刷ユニットから折り装置のフォーマにガイドする。角度バーを圧縮空気で負荷することができ、この圧縮空気は、角度バーの表面に配置された空気ノズルを通じて角度バーから吹き出す。また角度バーをクロム面で被覆することもできる。加圧空気と被覆面とが角度バーの表面の摩擦を減じ、これにより、印刷されたばかりの紙ウェブのマーキングを減じる。良好なアクセスのために、角度バーを折り装置の上部構造内で片側支持することができる。
【0003】
角度バーは、ガイドされた走行ウェブまたは長手方向に裁断されたウェブのリボンをずらしかつ変向するために使用される。ウェブの送り出される部分を、2つの平行な角度バーを使用することによってウェブの到達部分に対して横方向にずらすことができる。つまり、ウェブを、例えば、印刷機の一方の側から他方の側にずらすことができる。ウェブの送り出される部分を、2つの平行な角度バーと付加的な変向ローラとを使用することによってウェブの到達部分に対して反転させることもでき、この付加的な変向ローラは、ウェブ経路方向において2つの角度バー間に配置される。
【0004】
前述の角度バー装置は、印刷された紙ウェブが折り装置の共通のフォーマに給送される前に、これらのウェブを集めて重ね合わせるためにも使用される。
【0005】
米国特許第5108022号明細書は、特に輪転式ウェブタイプ印刷機から排出される印刷されたウェブのためのユニバーサル・ウェブ変向装置を開示している。この変向装置は、第1および第2のターンバーと、ほぼ矩形のフレーム内に保持された第1および第2の変向ローラとを有しており、ターンバーの位置がフレームの側に沿って調節可能であり、変向ローラの位置がフレームの側に沿って長手方向に調節可能であり並びに、それぞれのターンバーと変向ローラとの間のウェブ走行平面に対して垂直に高さ調節可能である。この変向装置は、材料ウェブ、特に印刷されたウェブを変向するか、ずらすか、または変更してずらすことができる。
【0006】
印刷対裁断の見当を調節するために、公知の装置には付加的な可動な見当合わせローラが設けられており、この見当合わせローラの移動によって、紙経路長が変化し、したがって印刷対裁断の見当も変化する。米国特許第5108022号明細書は、印刷対裁断の見当をどのように調節するかを開示していない。
【0007】
米国特許第5108022号明細書の装置は、所要のガイド特性をこの変向装置に提供するために、少なくとも3つのガイドエレメントと、2つのターンバーと、少なくとも1つの付加的な変向ローラとが必要になるという不都合を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の課題は、所要のガイド特性を得るための少数の可動なコンポーネントを有する、信頼性が高くかつ効率的な、走行ウェブをガイドするための装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1の可動な角度バーと第2の可動な角度バーとが設けられており;第1の動作モードにおいては、第1の可動な角度バーが位置P1に、第2の可動な角度バーが位置P2に配置されており、これにより、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D2にガイドしかつ、第1の印刷対裁断の見当設定を規定するようになっており;第2の動作モードにおいては、第1の可動な角度バーが位置P3に、第2の可動な角度バーが位置P4に配置されており、これにより、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D3にガイドするようになっており、退出方向D3が退出方向D2に対してずらされており、この第2の動作モードが第1の印刷対裁断の見当設定を有しており;第3の動作モードにおいては、第1の可動な角度バーが位置P5に、第2の可動な角度バーが位置P6に配置されており、これにより、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D2にガイドするようになっており、この第3の動作モードが第2の印刷対裁断の見当設定を有している、走行ウェブをガイドするための装置を提供する。
【0010】
本出願における用語P1〜P13およびD1〜D4は、本明細書中で、互いの位置および向きを区別するために使用されているだけであり、いかなる特定の意味も有さない。さらに、動作モードは動作条件と呼ばれてよい。
【0011】
本発明により、走行ウェブのガイド、特に走行ウェブの退出方向をずらすことができ、また2つの可動な角度バーのみを使用して印刷対裁断の見当設定を調節することができる。本発明の利点は、可動なコンポーネント数が、別の見当合わせローラを必要とせずに2つの可動な角度バーのみに減じられ、これにより、コストおよび保守を低減することができるということである。
【0012】
第1の動作モードから第2または第3の動作モードに変更若しくは第2の動作モードから第3のモードに変更すること、すなわち各角度バーを移動させるかまたは配置することが可能である。さらに、第2または第3の動作モードから第1の動作モードに戻すことが可能である。
【0013】
本発明の別の実施例において、装置は、第1の可動な角度バーを移動させるために動作する少なくとも1つの第1の可動な装置と、第2の可動な角度バーを移動させるために動作する少なくとも1つの第2の可動な装置とを有している。
【0014】
第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方が旋回可能であると有利である。
【0015】
本発明の有利な実施例において、第1および第2の可動な装置のうちの少なくとも一方はスライド式キャリッジでありかつ、第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方はそれぞれの可動な装置に旋回可能に取り付けられている。スライド式キャリッジは直線移動を、有利には、走行ウェブの到達部分の方向に対してほぼ垂直方向に行い、また角度バーを各スライド式キャリッジに旋回可能に取り付けることによって旋回移動を行わせることもでき、この旋回移動を、スライド式キャリッジの直線移動に重ね合わせることもできる。
【0016】
さらに第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方を、スライド式キャリッジ、すなわち、例えばスライド式キャリッジの本体によりスライド可能に支持されたピストンによって支持することが可能であり、また特定の場合には有利でさえある。
【0017】
第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方を、両端部を使用して、それぞれの可動な装置のうちの一方に旋回可能に取り付けることもできる。
【0018】
本発明の別の特徴によれば、装置は、さらに、走行ウェブの経路上で第1の角度バーと第2の角度バーとの間に配置された少なくとも1つの別のガイドエレメント、例えば第3のバーまたは第1の変向ローラを有しており、この別のガイドエレメントは、ウェブを第1の角度バーから第2の角度バーにガイドし、これによりウェブを反転させる。別のガイドエレメント、例えば第3のバーの軸は、ガイドされたウェブの到達部分の方向に対してほぼ平行に配置することができる。さらに、装置のこの別のガイドエレメントは可動であることができる。
【0019】
本発明による装置は、走行ウェブ経路上で第1の角度バーと第2の角度バーとの間に配置された2つの別のガイドエレメント、例えば第3および第4のバーを有することもでき、これらの第3および第4のバーは互いに上下に配置されており、これにより、走行ウェブを下方角度バーユニットから上方角度バーユニットにガイドする。これにより、有利には、カラー印刷能力が制限された印刷機において、新聞紙のあらゆる部分に多色刷り頁を給送することができる。
【0020】
角度バー、バーまたは変向ローラの全ての移動は、手動または自動で行うことができる。
【0021】
本発明の別の特徴によれば、装置は、さらに制御装置を有しており、これにより、例えば、第2および第3の動作モードのうちの少なくとも一方の動作モードにおいて、第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方の自動的な移動を制御する。この制御装置は、例えば、第1および第2の可動な角度バーのそれぞれを移動させるために動作する少なくとも1つの第1および第2の可動な装置を作動させるかまたは駆動することによって、これらの可動な角度バーを1つの位置から別の位置に自動変更または自動配置することができる。この有利な実施例は、例えば、ウェブの含水量により見当狂いが生じたために見当調節が必要である場合に、角度バーの遠隔設定を行うこともできる。
【0022】
本発明の付加的な特徴によれば、制御装置は、進入方向D1と、退出方向D2と、退出方向D3と、第1の印刷対裁断の見当設定とに応じて、第1および第2の角度バーのうちの少なくとも一方の移動を算定する。この算定は第1の動作モードにおいて行うことができ、算定された位置変化は、第2の動作モードにおいて、第1および第2の角度バーをそれぞれの位置に移動させるために使用することができる。
【0023】
本発明の別の特徴によれば、制御装置は、進入方向D1と、退出方向D2と、第1の印刷対裁断の見当設定と、第2の印刷対裁断の見当設定とに応じて、第1および第2の角度バーのうちの少なくとも一方の移動を算定する。第1の動作モードにおいて第1および第2の可動な角度バーの位置変化を算定しかつ、この算定された位置変化または算定された新たな位置を、これらの可動な角度バーを第3の動作モードまたは動作条件を規定するそれぞれの位置に配置することによって第3の動作モードを達成するために使用することは有利である。
【0024】
本発明の別の典型的な実施例によれば、制御装置は、第1の角度バーの上流に配置された走行ウェブ経路の第1の基準点と、第2の角度バーの下流に配置された走行ウェブ経路の第2の基準点との間の距離に応じて、第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方の移動を算定する。
【0025】
第1の実施例においては、制御装置は、2つの基準点間の距離を変化させずに第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方の移動を算定することができ、これにより第1の印刷対裁断の見当設定が維持されるのに対して、第2の実施例においては、制御装置は、第1の基準点と第2の基準点との間に所定の距離変化を伴って第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方の移動を算定することができ、これにより、第2の印刷対裁断の見当設定に変更する。
【0026】
本発明の別の実施例において、装置は、さらに、可動な角度バーのうちの少なくとも一方のそれぞれの可動な装置を移動させるための少なくとも1つの駆動装置、例えば電気モータまたはステップモータを有している。この少なくとも1つの駆動装置は、制御装置によって制御されてよい。
【0027】
種々異なる位置、すなわち位置座標は、算定後に、記憶装置、例えばハードディスクに記憶することができ、また別個の角度バー、バーまたはローラの配置若しくは移動を制御するために、この記憶装置から制御装置に読み込まれることもできる。
【0028】
さらに、本発明の有利な実施例において、第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方は、例えば加圧空気で負荷される。第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方には低摩擦面、例えばクロム被覆面を設けることもでき、この低摩擦面を研磨することもできる。
【0029】
本発明の別の特徴によれば、走行ウェブまたは印刷されたウェブの長手方向に裁断されたリボンの送り出される部分の退出方向のうちの少なくとも1つは、走行ウェブまたは印刷されたウェブの長手方向に裁断されたリボンの到達部分の進入方向に対して平行である。付加的な変向バーまたは変向ローラを使用することによって、走行ウェブの退出方向をあらゆる所望の方向に変更することができ、また退出方向の向きを走行ウェブの進入方向の向きと反対にすることができる。
【0030】
本発明の別の有利な実施例によれば、第4の動作モードまたは動作条件において、第1の可動な角度バーが位置P7に、第2の可動な角度バーが位置P8に配置されており、これにより、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D4にガイドするようになっており、この退出方向D4が退出方向D2に対してずらされており、この第4の動作モードが、第3の印刷対裁断の見当設定を有している。
【0031】
本発明の別の実施例によれば、走行ウェブをガイドするための装置は、第1の可動な角度バーと第2の可動な角度バーとを有しており、第1の動作モードにおいては、第1の可動な角度バーが位置P1に、第2の可動な角度バーが位置P2に配置されており、これにより、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D2にガイドしかつ、第1の印刷対裁断の見当設定を規定するようになっており、第4の動作モードにおいては、第1の可動な角度バーが位置P7に、第2の可動な角度バーが位置P8に配置されており、これにより、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D4にガイドするようになっており、この退出方向D4が退出方向D2に対してずらされており、第4の動作モードが、第3の印刷対裁断の見当設定を有している。
【0032】
第4の動作モードを構成する本発明の実施例は、走行ウェブの退出方向と印刷対裁断の見当設定とを同時に変更することができる。第1の動作モードから第4の動作モードに変更するかまたは第4の動作モードから第1の動作モードに戻すことができる。上述の制御装置は、第4の動作モードにおける角度バーの自動的な移動を制御することもできる。
【0033】
本発明の別の実施例によれば、待機動作モードにおいて、第1の可動な角度バーは位置P9に、第2の可動な角度バーは位置P10に配置されており、これにより、例えばオペレータのアクセスのために、第1および第2の可動な角度バーを待機させる。待機位置は、有利には、より良好なアクセスのために角度バーを取り去る必要性を排除する。
【0034】
本発明の別の実施例において、ウェブアップ動作モードにおいて、第1の可動な角度バーは位置P11に、第2の可動な角度バーは位置P12に配置されており、これにより、ウェブをこの装置に通す。
【0035】
本発明による装置は、2つの可動な角度バーをウェブアップ位置に移動させ、ウェブを2つの角度バー間の開放空間を通過させて送り出すこともでき、また2つの角度バーをウェブの走行方向に対してある角度に配置することなしに、2つの角度バーをそれぞれのガイド位置に再配置することもできる。これにより、ウェブは、横方向にずらされることなく進入方向から退出方向にガイドされる。つまり、ウェブは、ウェブの進入部分に対してウェブの退出部分をずらすための角度バーを使用することなく角度バーユニットを真直ぐに通過し、これにより、完全自動化されたウェブアップ動作を可能にする。
【0036】
本発明上の装置の1つの動作モードにおいて、待機動作モードとウェブアップ動作モードとを組み合わせることもできる。
【0037】
本発明の別の実施例によれば、第5の動作モードにおいて、第1の可動な角度バーを位置P13に配置することもでき、これにより、走行ウェブの進入方向D1を提供する。上述の制御装置によって制御することもできるこの移動により、例えば、印刷された紙ウェブの横方向のずれが、特に2つまたは3つ以上のウェブ幅の印刷機において行われた時に、第1の角度バーを正確に位置合わせすることができる。
【0038】
本発明は、さらに、第1の可動な角度バーを位置P1に、第2の可動な角度バーを位置P2に配置し、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D2にガイドしかつ、第1の印刷対裁断の見当設定を規定し;第1の可動な角度バーを位置P3に、第2の可動な角度バーを位置P4に移動させ、これにより、第1の印刷対裁断の見当設定を維持しかつ、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D3にガイドし、この退出方向D3が退出方向D2に対してずらされており;第1の可動な角度バーを位置P5に、第2の可動な角度バーを位置P6に移動させ、これにより、退出方向D2を維持しかつ第2の印刷対裁断の見当設定に変更するステップを含む、走行ウェブをガイドするための方法を提供する。
【0039】
本発明による方法は、単に第1および第2の可動な角度バーを移動させることによって、走行ウェブの退出方向の単純な変更または印刷対裁断の見当設定の単純な変更を行うことができる。
【0040】
本発明は、さらに、第1の可動な角度バーを位置P1に、第2の可動な角度バーを位置P2に配置し、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D2にガイドしかつ、第1の印刷対裁断の見当設定を規定し;第1の可動な角度バーを位置P7に、第2の可動な角度バーを位置P8に移動させ、これにより、第3の印刷対裁断の見当設定に変更しかつ走行ウェブを進入方向D1から退出方向D4にガイドし、この退出方向D4が退出方向D2に対してずらされているステップを含む、走行ウェブをガイドするための方法を提供する。
【0041】
本発明によるこの方法は、走行ウェブの退出方向と印刷対裁断の見当設定との単純および同時変更を提供する。
【0042】
【発明の実施の形態】
本発明の有利な実施例を、添付図面を参照しながら以下に説明する。
【0043】
図1は、走行ウェブをガイドするための装置に給送される材料ウェブ1、例えば印刷された紙ウェブを示している。矢印2で示された進入方向D1から到達するウェブ1は、第1の可動な角度バー3に巻き掛けられ、第2の可動な角度バー4に向けられ、第2の可動な角度バー4を周って給送されて、矢印5で示された退出方向D2でこの装置を通過する。第1および第2の可動な角度バー3,4にはパイプライン、管またはホースであることができるライン6,7を介して加圧空気が供給されており、2つの角度バー3,4の各外面には、それぞれの複数の孔または空気ノズル8,9が設けられており、これらの複数の孔または空気ノズル8,9を通じて、加圧空気が可動な角度バー3,4から吹き出しかつ、ガイドされたウェブとの間に空気クッションを形成し、これにより、走行ウェブ1のガイド時の摩擦を減じる。付加的に、2つの角度バー3,4の外面には摩擦低減面、例えばクロム面で被覆することができ、この摩擦低減面を研磨することもできる。
【0044】
加圧空気ライン6,7は、接続部10,11を介して可動な角度バー3,4に接続されている。
【0045】
本発明によれば、2つの角度バー3,4は可動であり、これにより、印刷対裁断の見当設定と、図5,図6,図7,図10aおよび図10bに示された有利な可動な装置の特定の実施例とに関して退出方向D2を変更する。
【0046】
図2a〜図2gは2つの角度バー3,4の種々異なる配置の一連の進行を示しており、これらの一連の進行は、図2aに矢印5で示された退出方向D2を図2gに矢印12で示された退出方向D3に変更するために行われる。角度バー3,4の種々異なる配置は、1つの動作モードにおける位置から別の動作モードにおける位置に移動させられる時の角度バー3,4の移動を規定している。
【0047】
図2aにおいては、第1の角度バー3は位置P1に、第2の角度バー4は位置P2に示されているのに対して、図2gにおいては、第1の角度バー3は位置P3に、第2の角度バー4は位置P4に示されている。
【0048】
さらに図2a〜図2gは、矢印2で示された進入方向D1が、変更させられずに、Bで示された中央位置に留まることを示している。A,BおよびCはウェブ1の3つの並列位置に対応しており、これらの並列位置は、印刷機の上流コンポーネント、例えば、走行ウェブ1をガイドするためのその他の装置、冷却スタンドユニット、乾燥装置、印刷ユニットの特性または下流コンポーネント、例えば折り機のフォーマによって規定される。
【0049】
第1の可動な角度バーまたはインフィード角度バー3と第2の可動な角度バーまたはアウトフィード角度バー4との移動により、ウェブ1の退出方向が図2aに示した位置Cから図2gに示した位置Aへとずらされる。紙ウェブの方向における矢印5の長手方向位置で示されている見当設定は、図示した一連の移動において変化せず、これにより見当設定は維持される。
【0050】
図2a〜図2gに示されているように、角度バー3が旋回移動を行うのに対して、角度バー4は旋回移動と曲線移動とを重ね合わせた移動を行う。直線移動であることもできる角度バー4の曲線移動が、位置Cから位置Aにウェブを横方向にずらしかつウェブ経路長を安定させるのに対して、角度バー3,4の付加的な旋回移動は2つの角度バー3,4を平行に整合させる。
【0051】
さらに図2a〜図2gに示されているように、走行ウェブをガイドするための装置の上流および下流における基準点として使用することができる矢印2の先端部と矢印5の先端部との間の距離は、一連の移動において変化せず、これにより見当設定は一定に維持される。
【0052】
図3aおよび図3bは、2つの角度バー3,4の別の一連の移動を示しており、これらの2つの角度バー3,4の移動は、ガイドされた走行ウェブの印刷対裁断の見当設定を変更するために行われる。両図面において、ウェブ1は位置Bに対応する矢印2で示された進入方向D1から装置に進入し、図3aの矢印5aおよび図3bの矢印5bで示された退出方向D2で装置を通過する。図3aおよび図3bは、この場合における2つの角度バーまたは変向バー3,4の移動が、位置Cに対応する横方向の退出方向に影響を及ぼさないことを示している。
【0053】
図3aにおいては、第1の角度バー3は位置P1に、第2の角度バー4は位置P2に示されているのに対して、図3bにおいては、第1の角度バー3は位置P5に、第2の角度バー4は位置P6に示されている。
【0054】
やはり印刷対裁断の見当設定を示す矢印5aと矢印5bとからわかるように、矢印5bの先端部は、矢印5aの先端部に対してウェブの長手方向に移動している。さらに2つの図面3aおよび3bに示されているように、矢印2の先端部と矢印5aまたは5bの各先端部との間のそれぞれの距離は異なっており、つまり、この装置を通過するウェブ経路までもが変更されており、この場合においては、例えば縮小させられている。
【0055】
このために、印刷された頁13と横裁ちナイフ14との間の距離に変化が生じ、これにより、印刷対裁断の見当設定を変更することができる。
【0056】
図3aおよび図3bに示したように、角度バー3,4の移動は、旋回移動と曲線または直線移動とを重ね合わせた移動であることができる。ウェブ1の長手方向における曲線または直線移動は見当設定の変更を生ぜしめ、旋回移動は2つの角度バー3,4を適切に平行整合させる。2つの角度バーのうちの一方のみまたはこれらの両方を、曲線または直線方向に移動させることができる。
【0057】
図4において、ウェブ1は進入位置Aから退出位置Cにガイドされ、これらの位置A,Cは、ウェブ1つ幅以上ずれている。図2a〜図2gおよび図3a,図3bを考慮すると、矢印5で示された退出方向D2の変更と、やはり矢印5で示された印刷対裁断の見当設定の変更とは、ウェブ1つ幅のずれに限定されず、少なくともウェブ2つ幅のずれと共に行うこともできる。
【0058】
図5は、2つの角度バー3,4と、第1の可動な装置15と、第2の可動な装置16との典型的な実施例を示している。
【0059】
第1の可動な装置15は支持体29を有しており、この支持体29に、第1の角度バー3が両端部を使用して接続されており、次いで、この支持体29は第1のスライド式キャリッジ30に旋回可能に取り付けられており、これにより、両矢印32および33で示された直線移動および旋回移動を提供する。スライド式キャリッジ30はレールエレメント31に可動に取り付けられている。
【0060】
第2の可動な装置16は第2のスライド式キャリッジ17を有しており、この第2のスライド式キャリッジ17は、第2のレールエレメント18に可動に取り付けられており、これにより、両矢印19で示された方向における第2の角度バー4の直線移動を可能にする。可動な角度バー4の2つの端部20および21は可動なピストン22および23に接続されており、これらの可動なピストン22および23は、スライド式キャリッジ17にスライド可能に取り付けられており、これにより、両矢印24および25で示された角度バー4の曲線または直線移動と旋回移動とを可能にする。可動な角度バー4の端部20には細長い孔26が設けられており、これにより、ピストン22および23の直線移動によって生ぜしめられる2つの接続箇所27,28間の距離の変化を補償する。細長い孔26とは異なるその他の補償手段、例えばテレスコープ式アームを使用することもできる。
【0061】
図5は、支持体29とスライド式キャリッジ30との間の接続旋回箇所を示していないが、両矢印33が第1の角度バー3の可能な旋回移動を示している。
【0062】
レールエレメント31に取り付けられたスライド式キャリッジ30の直線移動32とレールエレメント18に取り付けられたスライド式キャリッジ17の直線移動19とを、ウェブ1の進入および退出部分の横方向位置の低数値補正のために使用することもできる。
【0063】
スライド式キャリッジ17,30と、旋回可能な支持体29と、ピストン22,23とは、角度バー3,4を移動させるために動作する可動な装置を規定している。スライド式キャリッジ17,30は、可動な角度バーのうちの少なくとも1つのそれぞれの可動な装置を移動させるために、駆動装置118,131によってそれぞれ駆動することができる。駆動装置118,131はレールエレメント18,31にそれぞれ作用接続することができ、例えば、レールエレメント18,31はねじ山付きロッドであることができ、駆動装置118,131は、このねじ山付きロッドを回転させるためのモータであることができる。この場合、スライド式キャリッジ17,30にねじ穴を設けることができ、これらのねじ穴は、ねじ山付きロッドに嵌合して、ねじ山付きロッドが回転させられるとスライド式キャリッジ17,30を移動させる。同様の駆動装置を、ピストン22,23を駆動するために使用することができる。
【0064】
可動な装置、例えばスライド式キャリッジ17,30の移動は制御装置200によって制御することができ、この制御装置200は、可動な装置(図5に図示せず)または、例えば駆動装置118,131に作用接続することができる。移動のための制御信号は、信号またはデータライン218,231を介して制御装置200から各駆動装置118,131に提供することができる。
【0065】
図6は、ウェブ1の退出部分がウェブ1の進入部分に対して反転させられなければならない場合であっても、本発明による走行ウェブをガイドするための装置を使用することもできることを示している。この場合、付加的な第3のバーまたは変向バー34が、走行ウェブ1の経路上で第1の角度バー3と第2の角度バー4との間に配置される。この場合における2つのピストン22および23は、可動な角度バー4を約90°旋回させるために使用することができ、これにより、この可動な角度バー4は、もはや第1の可動な角度バー3に対して平行ではなく、図示したように第1の可動な角度バー3に対してほぼ垂直に向けられる。
【0066】
図6に示した角度バーユニットは、第3のバー34の上方または下方に配置された第4のバーを有することもでき、この角度バーユニットにより、第3および第4のバーを使用することによって、走行ウェブを、第1の水平面上の角度バー3から角度バー3の水平面の上方または下方に配置することができる第2の水平面上の角度バー4に送ることができる。この装置は、ベイウインド装置とも呼ばれている。
【0067】
図7は、第1の可動な角度バー3と第2の可動な角度バー4とを有する走行ウェブをガイドするための装置の別の有利な実施例を示している。2つの角度バー3,4は各端部20,21,35,36を使用してそれぞれの可動な装置37,38,39,40に取り付けられており、これらの可動な装置37,38,39,40は、各レールエレメント41,42,43,44、例えばねじ山付きロッドに可動に取り付けられている。ねじ山付きロッド41,42,43,44は各駆動装置141,142,143,144によって回転させることができ、これらの各駆動装置141,142,143,144は制御装置300によって制御することができる。制御信号を提供するための典型的な信号またはデータライン243は、駆動装置143のみに対して示されている。
【0068】
図8は、この特定の実施例を見当変更のためにどう使用することができるかを示している。2つの可動な装置39および40は、例えばねじ山付きロッド43および44を所定の方向に回転させることによって移動させられ、これにより、2つの角度バー間の距離は増大しかつウェブ経路長も増大する。この動作により、印刷対裁断の見当が変更または調節させられる。
【0069】
角度バー4を移動させる代わりに、見当設定の所望の変更を行うために、角度バー4を所定の位置に維持しかつ角度バー3を移動させることもできる。さらに、両角度バー3,4を互いに反対方向に移動させかつ、見当変更のために必要な直線移動を両角度バー3,4に配分することもできる。
【0070】
一方の角度バーの僅かな向きの変化に対する他方のバーの整合を調節するために、この直線移動に旋回移動を重ね合わせることが必要であってよい。
【0071】
図9は、別の動作モードにおける図7および図8と同様の装置を示している。2つの可動な装置40および38が所定の位置に維持されているのに対して、2つの可動な装置39および37は同方向に移動させられており、これにより、ウェブ1の退出部分の横方向のずれが達成されている。2つの角度バー3,4は常に互いに平行である。印刷対裁断の見当設定を維持するために、それぞれの可動な装置39,40または37,38を同時に移動させることによる2つの角度バー3,4のうちの1つまたはこれらの両方の重ね合わされた直線移動が必要とされてよい。
【0072】
図10aおよび図10bは、ウェブアップ動作モードにおける走行ウェブをガイドするための装置を示している。図10aにおいて、角度バー3,4は、これらの周囲に紙ウェブが巻き掛けられていない状態で頂面図で示されており、また矢印49および50は、ガイド位置から角度バー上部構造51,52のサイドフレームまたは梁付近のウェブアップ位置への角度バー3,4の移動を示している。図10bの側面図に示されているように、角度バー3,4は、矢印49,50で示したように平面上を移動させられるだけでなく、矢印53,54で示したように上方および下方へも移動させられ、これにより、それぞれのウェブアップ位置に到達する。図10aおよび図10bの点線矢印55は、2つの可動な角度バー3,4がそれぞれのウェブアップ位置に配置されるウェブアップ動作モードにおける紙ウェブの走行方向を示している。ウェブアップ動作モードにおける角度バー3,4を、図2dに示した位置と同様のそれぞれの待機位置に移動させることもできる。
【0073】
待機させられた角度バー3,4は、さらに印刷者または機械工のための容易なアクセスを可能にする。
【0074】
2つの可動な角度バー3,4のそれぞれの端部は、1つまたは2つ以上のニューマチック式シリンダをそれぞれ使用することによって、走行ウェブをガイドするためのそれぞれの位置に移動させることもできる。可動な角度バーの各端部にそれぞれの支持体を設けることもでき、これにより、角度バーがニューマチック式シリンダの作動によって移動させられる時に、可動な角度バーの各端部が所定の平面上を移動させられると有利であるが、この平面は、必ずしも水平面であるとは限らない。
【0075】
本明細書中に使用したような、第1の、第2の、第3の、第4の、第5の等の用語は、様々な位置およびバーを互いに区別するために使用されているだけである。つまり、例えば請求項に使用されているように、“第4の位置”という用語は、他の3つの位置の存在を必要としているのではなく、単に、この第4の位置が、特定の請求項に記載されたあらゆるその他の位置とは異なることを必要としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、第1の動作モードにおける走行ウェブをガイドするための装置を示す頂面図である。
【図2a】本発明による、第2の動作モードにおける第1および第2の可動な角度バーの種々異なる配置の概略的な順序を示す図である。
【図2b】本発明による、第2の動作モードにおける第1および第2の可動な角度バーの種々異なる配置の概略的な順序を示す図である。
【図2c】本発明による、第2の動作モードにおける第1および第2の可動な角度バーの種々異なる配置の概略的な順序を示す図である。
【図2d】本発明による、第2の動作モードにおける第1および第2の可動な角度バーの種々異なる配置の概略的な順序を示す図である。
【図2e】本発明による、第2の動作モードにおける第1および第2の可動な角度バーの種々異なる配置の概略的な順序を示す図である。
【図2f】本発明による、第2の動作モードにおける第1および第2の可動な角度バーの種々異なる配置の概略的な順序を示す図である。
【図2g】本発明による、第2の動作モードにおける第1および第2の可動な角度バーの種々異なる配置の概略的な順序を示す図である。
【図3a】本発明による、第3の動作モードにおける可動な角度バーの種々異なる配置の概略的な順序を示す図である。
【図3b】本発明による第3の動作モードにおける可動な角度バーの種々異なる配置の概略的な順序を示す図である。
【図4】本発明による走行ウェブの横方向のずれを示す概略図である。
【図5】本発明による走行ウェブをガイドするための装置の実施例を示す頂面図である。
【図6】本発明による付加的な第3のバーを使用した図5と同様の実施例を示す頂面図である。
【図7】本発明による、第1の動作モードにおける走行ウェブをガイドするための装置の別の実施例を示す図である。
【図8】本発明による、第3の動作モードにおける図7と同様の実施例の角度バーの配置を示す図である。
【図9】本発明による、第2の動作モードにおける図7と同様の実施例の角度バーの配置を示す図である。
【図10a】本発明による、待機動作モードにおける第1および第2の可動な角度バーの種々異なる配置を示す概略図である。
【図10b】本発明による、待機動作モードにおける第1および第2の可動な角度バーの種々異なる配置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ウェブ、 2 矢印、 3,4 角度バー、 5 矢印、 6,7 ライン、 8,9 空気ノズル、 10,11 接続部、 12 矢印、 13 頁、 14 横裁ちナイフ、 15,16 装置、 17 スライド式キャリッジ、 18 レールエレメント、 19 両矢印、 20,21 端部、 22,23 ピストン、 24,25 両矢印、 26 孔、 27,28 接続箇所、 29 支持体、 30 スライド式キャリッジ、 31 レールエレメント、 32,33 両矢印、 34 バー、 35,36 端部、 37,38,39,40 装置、 41,42,43,44 レールエレメント、 49,50 矢印、 51,52 上部構造、 53,54 矢印、 118,131,141,142,143,144 駆動装置、 200 制御装置、 218,231,243 データライン
Claims (28)
- 走行ウェブをガイドするための装置において、
第1の可動な角度バーと第2の可動な角度バーとが設けられており、
第1の動作モードにおいては、前記第1の可動な角度バーが位置P1に、前記第2の可動な角度バーが位置P2に配置されており、これにより、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D2にガイドしかつ、第1の印刷対裁断の見当設定を規定するようになっており、
第2の動作モードにおいては、前記第1の可動な角度バーが位置P3に、前記第2の可動な角度バーが位置P4に配置されており、これにより、走行ウェブを前記進入方向D1から退出方向D3にガイドするようになっており、該退出方向D3が前記退出方向D2に対してずらされており、前記第2の動作モードが、前記第1の印刷対裁断の見当設定を有しており、
第3の動作モードにおいては、前記第1の可動な角度バーが位置P5に、前記第2の可動な角度バーが位置P6に配置されており、これにより、走行ウェブを前記進入方向D1から前記退出方向D2にガイドするようになっており、前記第3の動作モードが、第2の印刷対裁断の見当設定を有していることを特徴とする、走行ウェブをガイドするための装置。 - 前記第1の可動な角度バーを移動させるために動作する少なくとも1つの第1の可動な装置と、前記第2の可動な角度バーを移動させるために動作する少なくとも1つの第2の可動な装置とが設けられている、請求項1記載の装置。
- 前記第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方が旋回可能である、請求項1記載の装置。
- 前記第1および第2の可動な装置のうちの少なくとも一方がスライド式キャリッジであり、前記第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方が、前記それぞれの可動な装置に旋回可能に取り付けられている、請求項3記載の装置。
- 前記第2の可動な角度バーがピストンによって支持されており、該ピストンが、前記スライド式キャリッジによってスライド可能に支持されている、請求項3記載の装置。
- 前記第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方が、両端部を使用して、前記それぞれの可動な装置のうちの一方に旋回可能に取り付けられている、請求項3記載の装置。
- 前記走行ウェブの経路上で前記第1の可動な角度バーと第2の可動な角度バーとの間に配置された少なくとも1つの別のガイドエレメントが設けられており、該別のガイドエレメントが、ウェブを前記第1の可動な角度バーから前記第2の可動な角度バーにガイドし、これによりウェブを反転させるようになっている、請求項1記載の装置。
- 前記別のガイドエレメントが、可動である、請求項7記載の装置。
- 制御装置が設けられており、これにより、前記第2および第3の動作モードのうちの少なくとも一方の動作モードにおいて、前記第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方の自動的な移動を制御するようになっている、請求項1記載の装置。
- 前記制御装置が、前記進入方向D1と退出方向D2と退出方向D3と第1の印刷対裁断の見当設定とに関連して、前記自動的な移動を算定するようになっている、請求項9記載の装置。
- 前記制御装置が、前記進入方向D1と退出方向D2と第1の印刷対裁断の見当設定と第2の印刷対裁断の見当設定とに関連して、前記自動的な移動を算定するようになっている、請求項9記載の装置。
- 前記制御装置が、前記第1の可動な角度バーの上流に配置された走行ウェブ経路の第1の基準点と、前記第2の可動な角度バーの下流に配置された走行ウェブ経路の第2の基準点との間の距離に関連して、前記自動的な移動を算定するようになっている、請求項9記載の装置。
- 前記可動な角度バーのうちの少なくとも一方のそれぞれの可動な装置を移動させるための少なくとも1つの駆動装置が設けられており、該少なくとも1つの駆動装置が、前記制御装置によって制御されるようになっている、請求項9記載の装置。
- 前記少なくとも1つの駆動装置が、電気モータである、請求項13記載の装置。
- 前記少なくとも1つの駆動装置が、ステップモータである、請求項13記載の装置。
- 前記第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方が、空気負荷式角度バーである、請求項1記載の装置。
- 前記第1および第2の可動な角度バーのうちの少なくとも一方に、摩擦低減面が設けられている、請求項1記載の装置。
- 前記退出方向D2およびD3のうちの少なくとも一方が、前記進入方向に対して平行である、請求項1記載の装置。
- 第4の動作モードにおいて、前記第1の可動な角度バーが位置P7に、前記第2の可動な角度バーが位置P8に配置されており、これにより、走行ウェブを前記進入方向D1から退出方向D4にガイドするようになっており、該退出方向D4が前記退出方向D2に対してずらされており、前記第4の動作モードが、第3の印刷対裁断の見当設定を有している、請求項1記載の装置。
- 待機動作モードにおいて、前記第1の可動な角度バーが位置P9に、前記第2の可動な角度バーが位置P10に配置されており、これにより、前記第1および第2の可動な角度バーを待機させるようになっている、請求項1記載の装置。
- ウェブアップ動作モードにおいて、前記第1の可動な角度バーが位置P11に、前記第2の可動な角度バーが位置12に配置されており、これにより、ウェブを前記装置に通すようになっている、請求項1記載の装置。
- 第5の動作モードにおいて、前記第1の可動な角度バーが位置P13に配置されており、これにより、前記走行ウェブの進入方向D1を提供するようになっている、請求項1記載の装置。
- 走行ウェブをガイドするための装置において、
第1の可動な角度バーと第2の可動な角度バーとが設けられており、
第1の動作モードにおいては、前記第1の可動な角度バーが位置P1に、前記第2の可動な角度バーが位置P2に配置されており、これにより、前記走行ウェブを進入方向D1から退出方向D2にガイドしかつ、第1の印刷対裁断の見当設定を規定するようになっており、
第4の動作モードにおいては、前記第1の可動な角度バーが位置P7に、前記第2の可動な角度バーが位置P8に配置されており、これにより、走行ウェブを前記進入方向D1から退出方向D4にガイドするようになっており、該退出方向D4が前記退出方向D2に対してずらされており、前記第4の動作モードが、第3の印刷対裁断の見当設定を有していることを特徴とする、走行ウェブをガイドするための装置。 - 待機動作モードにおいて、前記第1の可動な角度バーが位置P9に、前記第2の可動な角度バーが位置P10に配置されており、これにより、前記第1および第2の可動な角度バーを待機させるようになっている、請求項23記載の装置。
- ウェブアップ動作モードにおいて、前記第1の可動な角度バーが位置P11に、前記第2の可動な角度バーが位置P12に配置されており、これにより、ウェブを前記装置に通すようになっている、請求項23記載の装置。
- 第5の動作モードにおいて、前記第1の可動な角度バーが位置13に配置されており、これにより、前記走行ウェブの進入方向D1を提供するようになっている、請求項23記載の装置。
- 走行ウェブをガイドするための方法において、
第1の可動な角度バーを位置P1に、第2の可動な角度バーを位置P2に配置し、走行ウェブを進入方向D1から退出方向D2にガイドしかつ、第1の印刷対裁断の見当設定を規定し、
前記第1の可動な角度バーを位置P3に、前記第2の可動な角度バーを位置P4に移動させ、これにより、前記第1の印刷対裁断の見当設定を維持しかつ、走行ウェブを前記進入方向D1から退出方向D3にガイドし、該退出方向D3が前記退出方向D2に対してずらされており、
前記第1の可動な角度バーを位置P5に、前記第2の可動な角度バーを位置P6に移動させ、これにより、前記退出方向D2を維持しかつ、第2の印刷対裁断の見当設定に変更するステップを含む、走行ウェブをガイドするための方法。 - 走行ウェブをガイドするための方法において、
第1の可動な角度バーを位置P1に、第2の可動な角度バーを位置P2に配置し、前記走行ウェブを進入方向D1から退出方向D2にガイドしかつ、第1の印刷対裁断の見当設定を規定し、
前記第1の可動な角度バーを位置P7に、前記第2の可動な角度バーを位置P8に移動させ、これにより、第3の印刷対裁断の見当設定に変更しかつ、走行ウェブを前記進入方向D1から退出方向D4にガイドし、該退出方向D4が前記退出方向D2に対してずらされているステップを含む、走行ウェブをガイドするための方法。
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