JP3822428B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、本体前面上部の吸込口から本体前面下部の吸出口までの空気通路上に設けられた送風用ファンと、送風用ファンの周囲に設けられ、垂直部とその上端を後方に傾斜した後方傾斜部および/またはその後端から下方に傾斜した下方傾斜部とからなる熱交換器と、前記垂直部または前記後方傾斜部の前面に設けられた補助熱交換器と、前記垂直部の下部にドレン水を排水するドレンパンとを有した空気調和機に関し、特に補助熱交換器から滴下するドレン水が熱交換器に導かれることを減少させて該ドレン水をドレンパンに排水することができる空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、壁掛け式などの空気調和機の室内ユニットは、図8に示すように、室内ユニット本体1の内部に熱交換器2が設けられる。熱交換器2は、垂直部2aと、その上端から後方に傾斜した後方傾斜部2bと、その後端から下方に傾斜した下方傾斜部2cとを有する。すなわち、熱交換器2は、送風ファン10の周囲を囲むように設けられ、熱交換が効率よく行われるようにしている。送風ファン10は、室内ユニット本体1前面上部に設けられた吸込口1aから空気を吸い込み、熱交換器2を介して熱交換を行わせ、破線矢印で示すように、熱交換が行われた空気を、室内ユニット本体1下部に設けられた吸出口1bから外部に吐き出す。
【0003】
垂直部2aと後方傾斜部2bとの係合部には、前方を開放したV字状溝部2dが形成され、このV字状溝部2dに、V字状凸部3aを有した補助熱交換器3が係合される。この補助熱交換器3の下部には、伝熱管5に係合する複数の係止部4aを有する露受けガイド4が設けられる。
【0004】
補助熱交換器3に着露したドレン水6は、V字状凸部3aからV字状溝部2dを通り、垂直部2aに排水され、あるいは、実線矢印で示すように、先端部4bから熱交端部4cへの傾斜を有する露受けガイド4を通り、垂直部2aに導かれて排水される。垂直部2aに導かれたドレン水6は、下部に設けられたドレンパン7に排水され、回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の空気調和機では、吸込口裏側のV字状溝部2dとV字状凸部3aとの係合部から、補助熱交換器3のドレン水が垂直部2aに排水されるため、このドレン水によって垂直部2aにおける吸込面積が減少し、送風ファン10による送風能力が低下するという問題点があった。
【0006】
また、補助熱交換器3のV字状凸部3aとV字状溝部2dとの係合部では、擦れによる軋み音が発生するとともに、V字状凸部3aの材料増加によるコストアップを余儀なくされるという問題点があった。
【0007】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、補助熱交換器3のV字状凸部3aとV字状溝部2dとの係合部をなくし、補助熱交換器3のドレン水を極力、熱交換器2に導かないようにし、補助熱交換器3のドレン水を円滑に排水するとともに、送風ファン10の送風能力の低下防止、係合部の軋み音の排除、およびコスト低減を図ることができる空気調和機を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる空気調和機は、本体前面上部の吸込口から本体前面下部の吸出口までの空気通路上に設けられた送風用ファンと、送風用ファンの周囲に設けられ、垂直部と当該垂直部の上端から延び上部を後方に後退させた後方傾斜部とを有する熱交換器と、前記熱交換器の前記垂直部の下方に設けられ前記熱交換機のドレン水を受けるドレンパンと、前記熱交換器の前記垂直部および前記後方傾斜部の前面に設けられた補助熱交換器と、前記補助熱交換器の下方に設けられ、前記補助熱交換器のドレン水を前記ドレンパンに導く露受けガイドとを有する空気調和機において、前記熱交換器は前面側に溝が形成され、前記補助熱交換器は前記熱交換器の前記垂直部の前面に設けられた部分の上端部と前記後方傾斜部の前面に設けられた部分の下端部とが接合され後方傾斜部の前面に設けられた部分のドレン水が前記熱交換器の溝に入り込むことなく前記垂直部の前面に設けられた部分を伝って前記露受けガイドに向かうようにされていることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、補助熱交換器の下方に設けられた露受けガイドが、補助熱交換器のドレン水をドレンパン側に導く。ここで、補助熱交換器の熱交換器の後方傾斜部の前面に設けられた部分のドレン水が熱交換器の溝に入り込むことなく垂直部の前面に設けられた部分を伝って露受けガイドに向かうようにされているので、熱交換器の溝を介して流れるドレン水によって熱交換器の吸込面積が減少することがなく、送風ファンの送風能力低減を抑止することができる。また、後方傾斜部前面の補助熱交換器からのドレン水は、溝に入り込むことなく、そのまま垂直部前面の補助熱交換器に導かれて排水されるため、送風ファンの低減をさらに抑えることができる。
【0012】
つぎの発明にかかる空気調和機は、上記の発明において、前記露受けガイドと前記垂直部の前面との間に隙間を設けたことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、露受けガイドと垂直部の前面との間に隙間が設けられるため、補助熱交換器のドレン水は、垂直部に導かれず、直接ドレンパンに排水される。この結果、補助熱交換器のドレン水は、垂直部に侵入しないため、垂直部の吸込面積の減少が抑えられ、送風ファンの送風能力低減をさらに抑えることができる。
【0014】
つぎの発明にかかる空気調和機は、上記の発明において、前記露受けガイドは、前記補助熱交換器の伝熱管に係止する係止部を備えたことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、前記露受けガイドの係止部が、補助熱交換器の伝熱管に係止され、露受けガイドを確実に固定する。
【0016】
つぎの発明にかかる空気調和機は、上記の発明において、前記露受けガイドは、前記垂直部の伝熱管に係止する係止部を備えたことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、前記露受けガイドの係止部が、垂直部の伝熱管に係止され、露受けガイドを確実に固定する。
【0018】
つぎの発明にかかる空気調和機は、上記の発明において、前記露受けガイドの下方に露受けリブを設けたことを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、露受けガイドの下方に設けられた露受けリブが、ドレン水の冷却によって生じた露受けガイドの水滴を受け止め、ドレンパンに排水するようにしている。
【0020】
つぎの発明にかかる空気調和機は、上記の発明において、前記露受けガイドは、その先端部の水平位置を、前記ドレンパンの先端部の水平位置から該ドレンパン内部側に引き込んだ位置に設けたことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、露受けガイドの先端部の水平位置を、ドレンパンの先端部の水平位置から該ドレンパン内部側に引き込んだ位置に設け、露受けガイドの水滴をドレンパン上に確実に滴下させるようにしている。
【0022】
つぎの発明にかかる空気調和機は、上記の発明において、前記露受けガイドは、前記補助熱交換器と垂直部との間に挿入される挿入部を備えたことを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、露受けガイドの挿入部が、補助熱交換器と垂直部との間に挿入され、露受けガイドの動きを規制し、露受けガイドの傾斜を維持し、ドレン水の良好な排水を維持するようにしている。
【0024】
つぎの発明にかかる空気調和機は、上記の発明において、前記露受けガイドは、ポリプロピレン材またはポリオキシメチレン材によって形成されたことを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、露受けガイドを摺動性の高いポリプロピレン材またはポリオキシメチレン材によって形成し、露受けガイドの擦れによる異音をなくすようにしている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる空気調和機の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0027】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1である空気調和機の構成を示す断面図である。図1において、室内ユニット本体1の内部に熱交換器2が設けられる。熱交換器2は、垂直部2aと、その上端から後方に傾斜した後方傾斜部2bと、その後端から下方に傾斜した下方傾斜部2cとを有する。すなわち、熱交換器2は、送風ファン10の周囲を囲むように設けられ、熱交換が効率よく行われるようにしている。送風ファン10は、室内ユニット本体1前面上部に設けられた吸込口1aから空気を吸い込み、熱交換器2を介して熱交換を行わせ、熱交換が行われた空気を、室内ユニット本体1下部に設けられた吸出口1bから外部に吐き出す。
【0028】
垂直部2aの前面および後方傾斜部2bの前面には、補助熱交換器3が設けられる。補助熱交換器3は、熱交換器2に追加した熱交換器であり、熱交換能力を向上させることができる。補助熱交換器3の下部には、露受けガイド4が設けられる。この露受けガイド4は、摺動性が高いPP(ポリプロピレン)材あるいはPOM(ポリオキシメチレン)材によって形成され、擦れによる異音をなくすようにしている。
【0029】
補助熱交換器3に着露したドレン水6は、実線矢印で示すように、補助交換器3を通り、先端部4bから熱交端部4cへの傾斜を有する露受けガイド4から、垂直部2aに導かれる。垂直部2aに導かれたドレン水6は、熱交換器2の下部に設けられたドレンパン7に排水され、回収される。
【0030】
この補助熱交換器3には、V字状溝部9に係合するV字状凸部3aがないため、図8に示したように、V字状溝部9(2d)から流れるドレン水6によって、垂直部2aの吸込面積が減少することがなくなり、送風ファン10の送風能力が低減しない。また、後方傾斜部2b前面の補助熱交換器3部分からのドレン水6も、V字状溝部9(2d)に導かれることがないため、送風ファン10の送風能力が低減しない。
【0031】
この実施の形態1では、垂直部2aと後方傾斜部2bとの間に形成されるV字状溝部9に係合する補助熱交換器3のV字状凸部が設けられないため、このV字状溝部9部分を介して流れるドレン水によって吸込面積が減少することがなく、送風ファン10の送風能力低減を抑止することができる。また、後方傾斜部2b前面の補助熱交換器3からのドレン水は、このV字状溝部9部分に導かれず、そのまま垂直部2a前面の補助熱交換器3に導かれて排水されるため、送風ファン10の低減をさらに抑えることができる。さらに、この係合部分の擦れによる異音の発生が抑えられるとともに、V字状凸部の部材を必要としないため、小型軽量化が図られ、ひいてはコストの低減を図ることができる。
【0032】
実施の形態2.
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。この実施の形態2では、上述した実施の形態1における露受けガイド4と垂直部2aとの間に隙間を設け、露受けガイド4に導かれたドレン水を直接、ドレンパン7に排水するようにしている。
【0033】
図2は、この発明の実施の形態2である空気調和機の露受けガイド4近傍の構成を示す断面図である。図2において、この空気調和機では、露受けガイド4と垂直部2aとの間に隙間を設けている。この結果、補助熱交換器3に導かれたドレン水6は、露受けガイド4の傾斜部分に滴下し、垂直部2aに導かれることなく、隙間における熱交端部4c側を通って、ドレンパン7上に滴下し、排水される。
【0034】
この実施の形態2では、補助熱交換器3に導かれたドレン水6が、垂直部2aに導かれず、直接、隙間を通ってドレンパン7上に排水されるようにしているので、補助熱交換器3側から垂直部2aに侵入するドレン水によって垂直部2aの吸込面積が減少することがなくなり、結果として送風ファン10の送風能力低減を防止することができる。
【0035】
実施の形態3.
つぎに、この発明の実施の形態3について説明する。この実施の形態3では、上述した実施の形態2における露受けガイド4を、補助熱交換器3に固定させる係止部4aを設けるようにしている。
【0036】
図3は、この発明の実施の形態3である空気調和機の露受けガイド4近傍の構成を示す断面図である。図3において、この空気調和機では、露受けガイド4に係止部4aを設けている。係止部4aは、先端が「C」形状をなし、この「C」形状部分が、補助熱交換器3の伝熱管5に係止される。なお、係止部4aは、露受けガイド4上の複数箇所に設けられる。これによって、露受けガイド4と垂直部2aとの間の隙間を維持しつつ、露受けガイド4が補助熱交換器3に確実に固定される。
【0037】
この実施の形態3では、係止部4aによって露受けガイド4が補助熱交換器3に確実に固定されるため、露受けガイド4の傾斜が確実に維持され、ドレン水6をドレンパン7上に確実に排水することができる。
【0038】
実施の形態4.
つぎに、この発明の実施の形態4について説明する。この実施の形態4では、上述した実施の形態1における露受けガイド4を、垂直部2aに固定させる係止部4fを設けるようにしている。
【0039】
図4は、この発明の実施の形態4である空気調和機の露受けガイド4近傍の構成を示す断面図である。図4において、この空気調和機では、露受けガイド4に係止部4fを設けている。係止部4fは、先端がツメ形状をなし、このツメ形状部分が、垂直部2aの伝熱管5に係止される。なお、係止部4fは、露受けガイド4上の複数箇所に設けられる。これによって、露受けガイド4が垂直部2aに確実に固定される。
【0040】
この実施の形態4では、係止部4fによって露受けガイド4が垂直部2aに確実に固定されるため、露受けガイド4の傾斜が確実に維持され、ドレン水6をドレンパン7上に確実に排水することができる。
【0041】
実施の形態5.
つぎに、この発明の実施の形態5について説明する。この実施の形態5では、上述した実施の形態4における露受けガイド4の下部に露受けリブ4dを設けるようにしている。
【0042】
図5は、この発明の実施の形態5である空気調和機の露受けガイド4近傍の構成を示す断面図である。図5において、この空気調和機では、露受けガイド4の下部に露受けリブ4dを設けている。露受けガイド4には、補助熱交換器3からドレン水6が導かれるが、このドレン水6によって、露受けガイド4が冷却され、露受けガイド4に水滴8が生成される。露受けリブ4dは、二次的に生成される、この水滴8を回収するために設けられている。露受けリブ4dに導かれた水滴8は、垂直部2aを介してドレンパン7上に排水される。
【0043】
この実施の形態5では、露受けリブ4dによって、二次的に生成される水滴8を確実に回収することができる。
【0044】
実施の形態6.
つぎに、この発明の実施の形態6について説明する。この実施の形態6では、露受けガイド4の先端部4bの水平位置が、ドレンパン7の内側になるように、露受けガイド4を配置するようにしている。
【0045】
図6は、この発明の実施の形態6である空気調和機の露受けガイド4近傍の構成を示す断面図である。図6において、この空気調和機では、露受けガイド4の先端部4bの水平位置が、ドレンパン7の内側となるように、露受けガイド4が配置される。これによって、露受けガイド4の表面に着いた水滴8は、確実にドレンパン7上に滴下し、回収することができる。この露受けガイド4の先端部4bと、ドレンパン7の先端部との水平距離d1は、ドレンパン7の大きさと水滴8の回収の確実性を考慮し、たとえば3mm程度にするとよい。
【0046】
この実施の形態6では、露受けガイド4の先端部4bの水平位置が、ドレンパン7の先端部から内側になるように位置させ、これによって、露受けガイド4に着いた水滴8の滴下を確実に受けて、回収することができる。
【0047】
実施の形態7.
つぎに、この発明の実施の形態7について説明する。この実施の形態7では、露受けガイド4に、補助熱交換器3と垂直部2aとの間隙であって、下端の一部間隙に挿入される挿入片4eが結合されるようにしている。
【0048】
図7は、この発明の実施の形態7である空気調和機の露受けガイド4近傍の構成を示す断面図である。図7において、この空気調和機では、挿入片4eが結合された露受けガイド4を設け、この挿入片4eは、補助熱交換器3と垂直部2aとの下部間隙に一部挿入され、補助熱交換器3と垂直部2aとによって挟み込まれる。これによって、露受けガイド4の先端部4bが矢印A1方向に揺れるのを規制する。この露受けガイド4の倒れの規制によって、露受けガイド4は、排水性のよい傾斜が維持される。
【0049】
この実施の形態7では、露受けガイド4の挿入片4eが、補助熱交換器3と垂直部2aとの間に挟み込まれる構成とし、露受けガイド4の倒れを規制しているので、露受けガイド4の傾斜を良好に維持し、良好な排水性を維持することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、補助熱交換器の垂直部の下部に設けられた露受けガイドが、補助熱交換器のドレン水をドレンパン側に導く。ここで、前記垂直部と後方傾斜部との間に形成されるV字状溝部に係合する補助熱交換器のV字状凸部が設けられないため、このV字状溝部とV字状凸部との係合部分を介して流れるドレン水によって吸込面積が減少することがなく、送風ファンの送風能力低減を抑止することができるという効果を奏する。また、後方傾斜部前面の補助熱交換器からのドレン水は、このV字状の係合部分に導かれず、そのまま垂直部前面の補助熱交換器に導かれて排水されるため、送風ファンの低減をさらに抑えることができるという効果を奏する。さらに、この係合部分の擦れによる異音の発生が抑えられるとともに、V字状凸部の部材を必要としないため、小型軽量化が図られ、ひいてはコストの低減を図ることができるという効果を奏する。
【0051】
つぎの発明によれば、前記垂直部の前面に設けられた補助熱交換器の上端部と前記後方傾斜部の前面に設けられた補助熱交換器の下端部とを直接結合し、後方傾斜部の前面に設けられた補助熱交換器のドレン水を、垂直部の前面に設けられた補助熱交換器に直接導き、この補助熱交換器を介してドレンパン側に導くようにしているので、垂直部の吸込面積を減少させず、送風ファンの送風能力低減の抑止を確実に行うことができるという効果を奏する。
【0052】
つぎの発明によれば、露受けガイドと垂直部の前面との間に隙間が設けられるため、補助熱交換器のドレン水は、垂直部に導かれず、直接ドレンパンに排水される。この結果、補助熱交換器のドレン水は、垂直部に侵入しないため、垂直部の吸込面積の減少が抑えされ、送風ファンの送風能力低減をさらに抑えることができるという効果を奏する。
【0053】
つぎの発明によれば、前記露受けガイドの係止部が、補助熱交換器の伝熱管に係止され、露受けガイドを確実に固定するようにしているので、ドレン水を確実にドレンパン上に排水し、回収することができるという効果を奏する。
【0054】
つぎの発明によれば、前記露受けガイドの係止部が、垂直部の伝熱管に係止され、露受けガイドを確実に固定するようにしているので、ドレン水を確実にドレンパン上に排水し、回収することができるという効果を奏する。
【0055】
つぎの発明によれば、露受けガイドの下方に設けられた露受けリブが、ドレン水の冷却によって生じた露受けガイドの水滴を受け止め、ドレンパンに排水するようにしているので、露受けガイドに付着し、滴下するドレン水を確実に回収することができるという効果を奏する。
【0056】
つぎの発明によれば、露受けガイドの先端部の水平位置を、ドレンパンの先端部の水平位置から該ドレンパン内部側に引き込んだ位置に設け、露受けガイドの水滴をドレンパン上に確実に滴下させるようにしているので、露受けガイドに付着し、滴下するドレン水を確実に回収することができるという効果を奏する。
【0057】
つぎの発明によれば、露受けガイドの挿入部が、補助熱交換器と垂直部との間に挿入され、露受けガイドの動きを規制し、露受けガイドの傾斜を維持し、ドレン水の良好な排水を維持するようにしているので、露受けガイドの動きを規制し、ドレン水の良好な排水を維持することができるという効果を奏する。
【0058】
つぎの発明によれば、露受けガイドを摺動性の高いポリプロピレン材またはポリオキシメチレン材によって形成し、露受けガイドの擦れによる異音をなくすようにしているので、異音のない空気調和機を実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である空気調和機の構成を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2である空気調和機の露受けガイド近傍の構成を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3である空気調和機の露受けガイド近傍の構成を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4である空気調和機の露受けガイド近傍の構成を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態5である空気調和機の露受けガイド近傍の構成を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態6である空気調和機の露受けガイド近傍の構成を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態7である空気調和機の露受けガイド近傍の構成を示す断面図である。
【図8】 従来の空気調和機の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 室内ユニット本体、1a 吸込口、1b 吸出口、2 熱交換器、2a 垂直部、2b 後方傾斜部、2c 下方傾斜部、3 補助熱交換器、4 露受けガイド、4a,4f 係止部、4b 先端部、4c 熱交端部、4e 挿入片、5 伝熱管、6 ドレン水、7 ドレンパン、8 水滴、9 V字状溝部、10送風ファン。
Claims (8)
- 本体前面上部の吸込口から本体前面下部の吸出口までの空気通路上に設けられた送風用ファンと、
送風用ファンの周囲に設けられ、垂直部と当該垂直部の上端から延び上部を後方に後退させた後方傾斜部とを有する熱交換器と、
前記熱交換器の前記垂直部の下方に設けられ前記熱交換機のドレン水を受けるドレンパンと、
前記熱交換器の前記垂直部および前記後方傾斜部の前面に設けられた補助熱交換器と、
前記補助熱交換器の下方に設けられ、前記補助熱交換器のドレン水を前記ドレンパンに導く露受けガイドとを有する空気調和機において、
前記熱交換器は前面側に溝が形成され、
前記補助熱交換器は前記熱交換器の前記垂直部の前面に設けられた部分の上端部と前記後方傾斜部の前面に設けられた部分の下端部とが接合され後方傾斜部の前面に設けられた部分のドレン水が前記熱交換器の溝に入り込むことなく前記垂直部の前面に設けられた部分を伝って前記露受けガイドに向かうようにされている
ことを特徴とする空気調和機。 - 前記露受けガイドと前記垂直部の前面との間に隙間を設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記露受けガイドは、前記補助熱交換器の伝熱管に係止する係止部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記露受けガイドは、前記垂直部の伝熱管に係止する係止部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記露受けガイドの下方に露受けリブを設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の空気調和機。
- 前記露受けガイドは、その先端部の水平位置を、前記ドレンパンの先端部の水平位置から該ドレンパン内部側に引き込んだ位置に設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の空気調和機。
- 前記露受けガイドは、前記補助熱交換器と垂直部との間に挿入される挿入部を備えたことを特徴とする請求項1,2,5または6に記載の空気調和機。
- 前記露受けガイドは、ポリプロピレン材またはポリオキシメチレン材によって形成されたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の空気調和機。
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