JP3821050B2 - 図柄表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、遊技機に装着されて複数の図柄を表示する図柄表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、例えばパチンコ機やアレンジボール式パチンコ機等の遊技機においては、さまざまな図柄を表示する図柄表示装置が装備されているものがある。一例を挙げると、特定の入賞口に入賞する等の始動状態の発生に伴う演算処理により、遊技者にとって有利な特別遊技状態(以下、大当たりともいう)の成立または通常の遊技状態の維持が判定されると、この判定に応じた図柄を表示する当たり表示用の図柄表示装置を備える遊技機がある。
【0003】
従来、このような当たり表示用の図柄表示装置における図柄の表示は、例えば数字、アルファベット、絵等の図柄を次々と変動させ、所定のタイミングで変動を停止して、大当たりまたは外れに対応する図柄の組合せを表示するものであり、図柄を描いたドラムを回転させる回転ドラム方式やドット表示、液晶表示等の電気的な表示方式が知られている。
【0004】
こうした従来の図柄表示装置では、図柄変動中の遊技者の興趣を高めるべく、例えば同一の図柄が所定の3箇所に表示されれば大当たりの表示となる図柄表示装置では、2箇所に同一の図柄が表示されたいわゆるリーチ状態から最後の図柄を停止表示するまでの時間を引き延ばす等の操作が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の図柄表示装置は、例えばリーチ状態に種々の処理が施されているものの、最終的に同一の図柄が揃った(3桁同一)か否かにより大当たり状態を示すことに変わりはなく、興趣を高めるまでには至っていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の図柄表示装置は、遊技機に装着される図柄表示装置であって、前記遊技機を使用している遊技者の映像に対応する映像データを作成する映像データ作成手段と、前記映像データもしくは該映像データを加工した表示用データに基づく遊技者像を表示する表示手段と、前記表示手段に設けられる複数の表示区画と、前記遊技者像を表示すべき前記表示区画を指示する表示制御手段とを備え、前記表示区画は、装飾画像を表示する画像表示エリアと、判定用図柄を表示する図柄表示エリアとに区分され、前記画像表示エリアは、予め決定された固定絵柄が表示される画像表示エリア、又はブランクの画像表示エリアであり、前記遊技者像が前記ブランクの画像表示エリアに表示されることを特徴とする。
【0010】
【作用及び効果】
上記の構成になる請求項1記載の図柄表示装置においては、映像データ作成手段は、遊技機を使用している遊技者の映像に対応する映像データを作成する。 表示手段は、映像データもしくは該映像データを加工した表示用データに基づく遊技者像を表示する。
【0011】
表示手段には複数の表示区画が設けられ、表示制御手段は、表示手段に遊技者像を表示すべき表示区画を指示する。しかも、表示区画は、装飾画像を表示する画像表示エリアと、判定用図柄を表示する図柄表示エリアとに区分され、画像表示エリアは、予め決定された固定絵柄が表示される画像表示エリア、又はブランクの画像表示エリアであり、遊技者像がブランクの画像表示エリアに表示される。
【0012】
遊技者は、例えば自分の顔の画像がブランクの画像表示エリアに表示されることにより、興趣を高められる。特に、同じ判定用図柄3個が表示されれば大当たりの表示となるような場合に、当たり配列の表示(大当たり)と併せて自分の画像が表示されるときには、その興趣は高められる。
【0015】
ここで当たり配列は、前述の大当たりの成立を表示するために例えば遊技機の機種により予め設定されており、よく知られる例としては同一種類の判定用図柄3個を一列に表示する3桁同一がある。
この3桁同一を例にして当たり配列を詳しく説明すると、この3桁同一では、同じ数字(例えば7)、アルファベット(例えばV)、図形(例えば*)等が3個一列に表示されれば大当たりの表示となっている。したがって、この場合の当たり配列を例示すると、「777」、「VVV」、「***」等であり、「727」、「VVX」、「9**」等は当たり配列ではない。
【0016】
なお、この当たり配列は、横一列の表示に限られるわけではなく、例えば3x3の正方形状に配置された9個の表示区画を有する図柄表示装置では、いずれか横一列、いずれか縦一列または対角線に沿った一列に同一の判定用図柄が揃えば大当たりの表示となる設定も可能で、この場合には、当たり配列は横、縦、斜めのいずれかで形成される。なお、このような図柄表示装置であっても、例えば横一列が3桁同一のときに限って当たり配列とすることも可能である。
【0019】
【実施例】
次に、本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の遊技機としてのパチンコ機10の遊技盤12付近の概略正面図である。
【0020】
パチンコ機10に備えられた遊技盤12の中央部には、本実施例の図柄表示装置150の一部を構成し本発明の表示手段に相当する液晶表示盤152が組み付けられている。液晶表示盤152の直下には、本発明の映像データ作成手段として装備されたCCDカメラ154の一部となるカメラレンズ156が設置されている。また、カメラレンズ156の下方には請求項6記載の所定の入賞口としてのスタートチャッカー158が設けられており、その下方にはアタッカーと称される大入賞口160が配されている。また、遊技盤12には風車162や周知の入賞チャッカー等(図示略)が設置されている。なお、パチンコ機10の全体的な構成は従来技術に従っているので図示および説明は省略する。
【0021】
図2に示すように、液晶表示盤152の表示面164には3箇所の表示区画166、168、170が設定されており、各表示区画166〜170は装飾画像を表示するための画像表示エリア166a、168a、170aと本発明の判定用図柄に相当する0〜15の数字を表示するための図柄表示エリア166b、168b、170bに区分されている。
【0022】
図3に示すように、各表示区画166〜170に表示される図柄は、図柄表示エリア166b〜170bに表示される0〜15の数字に対応して16種類有る(以下、この16種類の図柄を区別する際には、各図柄中の数字に対応して0番図柄、1番図柄・・・15番図柄と呼ぶ)。1番図柄〜15番図柄の画像表示エリア166a〜170aに表示される装飾用図柄(固定絵柄)は予め決定されているが、0番図柄の画像表示エリア166a〜170aは図3(a)に示すようにブランクとされており、このブランク部分に図3(b)に例示するように遊技者の画像等を表示できる。
【0023】
なお、表示区画166〜170は、図2に示されるように静的にのみ表示されるものではなく、1回の表示動作は、各表示区画166〜170が図2において上側から下側へと移動(縦にスクロール)する変動表示の後に各表示区画166〜170が図示のような設定位置に停止され静止画像とされて完了する。また、この際の各表示区画のスクロール速度や停止のタイミングは、揃っているわけではない。
【0024】
次に、図柄表示装置150の制御系について図4を参照して説明する。
図4に示すように、カメラレンズ156にはCCDエリアセンサ172が接続されており、カメラレンズ156から入射された像がCCDエリアセンサ172に結像される。また、カメラレンズ156には、シャッタ機構(図示略)およびシャッタ機構と連動するフラッシュ装置(図示略)が備えられており、フラッシュ照射に併せてシャッタを開閉して、CCDエリアセンサ172にスチル像を結像させることができる。
【0025】
CCDエリアセンサ172には、タイミングICおよび同期信号発生ICを含む映像読取回路174が接続されており、この映像読取回路174によってCCDエリアセンサ172に結像された像が映像信号として読み取られる。映像読取回路174によって読み取られた映像信号は、信号処理IC176において2値化された映像データとしてビデオRAM(VRAM)178に格納される。このことから明かであるが、カメラレンズ156とCCDエリアセンサ172によりCCDカメラ154が構成され、このCCDカメラ154、映像読取回路174および信号処理IC176により、本発明の映像データ作成手段に相当する機構が構成されている。
【0026】
VRAM178はCPU180に接続されており、CPU180はVRAM178に格納されている映像データを読込みできる。CPU180には、制御ROM182および図柄データ用ROM184が接続されている。制御ROM182には、CPU180の動作プログラムが格納されており、CPU180は制御ROM182から読み込まれる動作プログラムに従って各種の制御処理を実行する。また、図柄データ用ROM194には、1番図柄〜15番図柄の画像表示エリア166a〜170aに表示される装飾用図柄のデータおよび0番図柄〜15番図柄の図柄表示エリア166b〜170bに表示される0〜15の数字のデータを含む図柄データが格納されている。CPU180は、図柄データ用ROM184から読み込んだ図柄データを映像データプロセッサ(VDP)186に転送し、VRAM178から読込んだ映像データもVDP186に転送できる。
【0027】
VDP186は、CPU180から送られてくる映像データおよび図柄データを液晶表示盤152を作動させるためのマトリクスデータに変換して液晶ドライバIC188に出力可能である。詳しくは、VDP186は、1番図柄〜15番図柄用としては1〜15の数字と各装飾用図柄の図柄データを変換したマトリクスデータを出力し、0番図柄用としては、数字0とブランクをマトリクスデータとしてあるいは数字0と映像データをマトリクスデータとして出力する。
【0028】
液晶ドライバIC188はマトリクスデータに基づく画像を液晶表示盤152に表示させることができる。なお、数字0と映像データに基づく遊技者像を液晶表示盤152に表示させる処理については、後に詳しく述べる。
さらに、CPU180は、出力インタフェース(出力I/F)200を介してカメラレンズ156に指令し、そのシャッタ装置およびフラッシュ装置を作動させることができる。
【0029】
また、CPU180は、入出力インタフェース(I/F)202、204を介してパチンコ機10の制御基盤206に組み込まれている主制御部208と通信可能となっている。
この主制御部208は、周知のCPU、ROM、RAM等を備えるマイクロコンピュータであり、パチンコ機10の中枢となっている。主制御部208には、カウンタ210が接続されており、主制御部208は、そのカウント値Cを読み込むことができる。
【0030】
このカウンタ210は、それぞれ0〜15までを繰り返しカウントする3個のサブカウンタ210a、210b、210cを備えている。詳しくは、サブカウンタ210a、210b、210cは、サブカウンタ210aがカウントアップするとサブカウンタ210bのカウント値が1だけインクリメントされ、サブカウンタ210bがカウントアップするとサブカウンタ210cのカウント値が1だけインクリメントされる構成であり、カウンタ210は、サブカウンタ210aのカウント値C1、サブカウンタ210bのカウント値C2、サブカウンタ210cのカウント値C3がいずれも0である「0・0・0」から、それぞれのカウント値C1〜C3が15になる「15・15・15」まで、163 種類のカウント値Cを算出でき、それらを主制御部208に出力できる。一方、主制御部208は、カウンタ210のカウント値C(実際にはC3・C2・C1)を読み込んで図柄表示装置10のCPU180に転送可能である。また主制御部208は読み込んだカウント値Cを使用して大当たり判定処理を実行するが、これについては後述する。
【0031】
主制御部208には、スタートチャッカー158に設けられている入賞センサ158aからの始動入賞信号が入力される。これにより、主制御部208は、スタートチャッカー158に遊技球が入球して入賞が発生したことを検知できる。また、主制御部208は、大入賞口160を開閉するために大入賞口160に備えられている開閉用ソレノイド160aに指令して、大入賞口160を開放状態とさせること及び開放状態の大入賞口160を閉鎖させることができる。
【0032】
なお、この主制御部208は、パチンコ機10の各所に設置されているセンサ類からの信号やパチンコ機10の各部の稼動状況のデータ等を取得可能であり、各部の稼動や停止などを指令可能である。
次に、上述した構成になる図柄表示装置10における図柄表示について説明する。
【0033】
まず、図5に従って主制御部208にて実行される大当たり判定ルーチンについて説明する。なお、この大当たり判定ルーチンは、予め設定されたタイミングで繰り返し実行される。
図5に示すように、主制御部208は、大当たり判定ルーチンを開始すると、スタートチャッカー158の入賞センサ158aからの始動入賞信号が受信されたかを判定する(ステップ300)。ここで、始動入賞信号の受信がなければ、主制御部208は、このルーチンを終了する。一方、始動入賞信号が受信されていれば、主制御部208は次のステップ310に進んで、カウンタ210のカウント値Cを読み込む。ここで、スタートチャッカー158への入賞のタイミングは予測できないので、主制御部208は予測不可能なタイミングでカウント値Cを読み込むことになる。つまり、主制御部208において当たり判定に使用されるカウント値Cは、予測不可能なタイミングで選択され、実態として乱数となっている。
【0034】
次に、主制御部208は、ステップ310で読み込んだカウント値Cが当たり値であるかを判定する(ステップ320)。この実施例では、当たり値として、「0・0・0」、「1・1・1」、「2・2・2」、・・・「15・15・15」等の3つの数字が同一である場合が設定されているので、ステップ320では、カウント値Cがこれらのいずれかと一致するかを判定することになる。
【0035】
主制御部208は、ステップ320において当たりではないと判定した場合には、ステップ330に進んでカウント値Cを図柄表示装置150のCPU180に送信し、このルーチンを終了する。
他方、主制御部208は、ステップ320において当たり(カウント値Cがいずれかの当たり値と一致した)と判定した場合には、CPU180に対して当たりであることの通知と併せてカウント値Cを送信する(ステップ340)。
【0036】
なお、CPU180へのカウント値の送信は、ステップ310とステップ320の間に行ってもよい。この場合、ステップ340では当たりの通知のみがCPU180に送信される。
続いて、主制御部208は、パチンコ機10を特別遊技状態とするための処理を実行する。
【0037】
この特別遊技状態は周知であるが、具体的な例をあげて簡単に説明する。まず、主制御部208は、開閉用ソレノイド160aに開放を指令して大入賞口160は開放状態にさせた後、一定時間または大入賞口160への入賞が所定の入賞数に達した際に開閉用ソレノイド160aに指令して大入賞口160を閉鎖させる。さらに、主制御部208は、この開放状態で所定の継続条件が成立する毎に、前記と同様に大入賞口160の開放と閉鎖を実行させる。なお、これらの処理と併せて、装飾ランプの点滅、特別な音声を出力する等の処理も行われる。
【0038】
そして、継続条件が成立しなかった場合、あるいは大入賞口160の開放回数が所定の回数に達したときには、主制御部208は特別遊技状態を終了させ、その旨を図柄表示装置150のCPU180に通知し(ステップ360)、このルーチンを終了する。
【0039】
次に、図柄表示装置150で実行される遊技者像等の表示動作について、CPU180で実行される表示ルーチンを示す図6および液晶表示盤152の表示例を示す図7、図8を参照して説明する。
図6に示すように、CPU180は、まず主制御部208からのカウント値Cの送信を待ち(ステップ410)、カウント値Cが受信されたならば次のステップに進む。
【0040】
次のステップ420では、CPU180は、VDP186に装飾用図柄のデータおよび0番図柄〜15番図柄の図柄表示エリア166b〜170bに表示するための0〜15の数字のデータと1番図柄〜15番図柄の画像表示エリア166a〜170aに表示するための装飾用図柄のデータを含む図柄データを図柄データ用ROM184から読みだしてVDP186に転送し、表示開始を指令する。
【0041】
VDP186は、図柄データをマトリクスデータに変換して液晶ドライバIC188に送出し、各表示区画166〜170において0番図柄〜15番図柄が次々に上方から下方へと移動するスクロール画面を、液晶表示盤152に表示させる。
【0042】
次に、予め設定された時間の経過を待って、CPU180は、遊技者から見て左側になる表示区画166の表示を静止表示させる(ステップ430)。ここで、静止表示となる図柄は、カウント値Cを構成するカウント値C1〜C3の内、サブカウンタ210cのカウント値C3に応じて、C3=0なら0番図柄、C3=1なら1番図柄のようにカウント値C3に対応する番号の図柄が、CPU180にて決定されVDP186に指令される。例えばサブカウンタ210cのカウント値C3が0であれば、図7(a)に示されるように表示区画166には0番図柄が静止表示される。
【0043】
次に、ステップ430の処理から予め設定された時間の経過を待って、CPU180は、中央に位置する表示区画168の表示を静止表示させる(ステップ440)。ここで、静止表示となる図柄は、カウント値Cを構成するカウント値C1〜C3の内、サブカウンタ210bのカウント値C2に応じて、上述と同様にCPU180にて決定されVDP186に指令される。例えばサブカウンタ210bのカウント値C2が0であれば、図7(b)に示されるように表示区画168には0番図柄が静止表示される。
【0044】
続いて、CPU180は、カウント値Cが「C3=0・C2=0・C1=?」(?は任意の数値)であるか、つまり既に静止表示されている表示区画166、168の双方に0番図柄が表示されていわゆる「00のリーチ」となっているかを判定する(ステップ450)。
【0045】
ここでC3=0、C2=0(00のリーチ)であれば、CPU180はVDP186に、撮影予告を表示するための表示用データを出力し、その表示を指令する(ステップ460)。これにより、液晶表示盤152には、例えば図7(c)に示されるように「カメラを見てください」といった表示がなされる。
【0046】
それに続いて、CPU180は遊技者を撮影し、その映像を映像データとして取り込むための処理を実行する(ステップ470)。具体的には、CPU180は、カメラレンズ156に撮影指令を出して遊技者を撮影させる。カメラレンズ156では、シャッタ装置が作動し、フラッシュ装置からのフラッシュ光が遊技者に照射される。撮影されてCCDエリアセンサ172に結像された遊技者像は、映像読取回路174によって映像信号として読み取られ、信号処理IC176において2値化された映像データとしてVRAM178に格納される。
【0047】
次に、CPU180は、VRAM178から映像データを読み出し、VDP186に転送し、それを表示区画166、168の画像表示エリア166a、168aに表示することを指令する(ステップ480)。これにより、表示区画166、168には、図7(d)に示されるように画像表示エリア166a、168aに遊技者像を有する0番図柄が表示される。
【0048】
CPU180は、ステップ440の処理から予め設定された時間の経過を待って、遊技者から見て右に位置する表示区画170の表示を静止表示させる(ステップ490)。ここで、静止表示となる図柄は、ステップ430、440と同様に、カウント値Cを構成するカウント値C1〜C3の内、サブカウンタ210aのカウント値C1に応じて決定されVDP186に指令される。
【0049】
なお、ステップ460〜480の処理によって表示区画166、168に遊技者像を有する0番図柄が表示されていて、サブカウンタ210aのカウント値C1が0であれば、表示区画170には、ステップ480と同様の処理により遊技者像を有する0番図柄が静止表示される(図3(b)参照)。また、ステップ460〜480の処理によって表示区画166、168に遊技者像を有する0番図柄が表示されていても、サブカウンタ210aのカウント値C1=0でなければ、この遊技者像は表示されないし、すでに表示区画166、168に表示されている遊技者像も抹消される。当然ながら、ステップ450で否定判断となってステップ490を実行する場合にも、遊技者像は表示されない。
【0050】
このように、主制御部208において当たり判定に使用されたカウンタ210のカウント値Cが0・0・?であれば、いわゆるリーチ状態において表示区画166、168の画像表示エリア166a、168aに遊技者像が表示される。さらに、カウント値Cが0・0・0であれば、各表示区画166〜170図柄表示エリア166b〜170bには0が表示され(3桁同一)、画像表示エリア166a〜170aには遊技者像が表示される。この表示(3桁同一)は、主制御部208による大当たり判定ルーチンにおいて説明したように、特別遊技状態の成立を表示するものである。遊技者は、いわゆるリーチ状態並びに特別遊技の成立の表示において自身の像(遊技者像)が表示されるので、その興趣を高められる。
【0051】
ステップ490における表示の確定に続いて、CPU180は特別遊技状態が成立しているかを判定する(ステップ500)。この判定は、図5に示されるステップ340において主制御部208が送信してきた当たりであることの通知の有無に基づいてなされ、CPU180は、当たりの通知が無ければステップ410に回帰し、当たりの通知を受信していれば次のステップ510に進む。
【0052】
ステップ510では、CPU180は、「0・0・0」による特別遊技状態の成立か、他の数字(1・1・1、2・2・2、3・3・3等)によるものかを判定し、「0・0・0」による特別遊技状態の成立であればステップ520に進み、そうでなければステップ530に進む。
【0053】
ステップ520では、CPU180は、VDP186に対して指令して遊技者像を含むデモンストレーション画面を液晶表示盤152に表示させる。このデモンストレーション画面では、例えば人物、図形、風景等をアニメーション化した画面表示がなされ、例えば遊技球が大入賞口160内の特定の通路(Vゾーン)を通過することによって開放状態の継続条件が成立する毎に図8に例示されるように遊技者像が表示される。
【0054】
一方、ステップ530では、例えば人物、図形、風景等をアニメーション化した画面表示がなされるだけで遊技者像の表示は行われない。
さらに、CPU180は、図5に示されるステップ360で主制御部208から特別遊技状態の終了が通知されるまで(ステップ540またはステップ550で肯定判断となるまで)、ステップ520またはステップ530の処理を継続し、主制御部208からの特別遊技状態終了の通知を受けると、ステップ410に回帰する。
【0055】
以上のように、この実施例の図柄表示装置150においては、特定のリーチ時(0・0・?)に判定用図柄(0・0)と併せて表示区画166、168に遊技者像が表示され、特定の大当たり(0・0・0)のときには全表示区画166〜170に遊技者像が表示されるので、遊技者の興趣を高めらることができる。しかも、大当たりを表示している表示区画166〜170に遊技者像が表示されるので、遊技者は、自身の画像が揃った結果大当たりが成立したごとく感じるので、その効果を一層向上できる。また、大当たりにあっては、判定表示の他にデモンストレーションにおいても遊技者像が表示がされるので、その興趣は一層高められる。
【0056】
判定用図柄(数字)を表示するための図柄表示エリア166b〜170bと装飾用図柄あるいは遊技者像を表示するための画像表示エリア166a〜170aとが区別されているので、当たり外れの判定の表示が明瞭にできる。
CCDカメラ154を使用しているので小型化が可能であり、限られた範囲内での設置を要求される遊技機に装備するのに好適である。また、その後のデータ処理も簡単である。
【0057】
遊技者は、撮影予告に応じて例えば自分の好みのポーズ等を撮影させることができるので、遊技者の興趣が高められる。また、例えば突然にフラッシュ等を照射された場合の不快感などを防止できる。さらに、この撮影予告の表示のタイミングを、例えばリーチ時とするなど適宜に設定することにより、遊技者の興趣を高めることもできる。
【0058】
なお、以上の説明から明らかなように、この実施例においては、カメラレンズ156とCCDエリアセンサ172によりCCDカメラ154が構成されており、このCCDカメラ154、映像読取回路174および信号処理IC176により本発明の映像データ作成手段に相当する機構が構成されている。また、液晶表示盤152が本発明の表示手段に相当し、CPU180が表示制御手段および指示手段として機能し、パチンコ機10の主制御部208が判定手段に相当している。
【0059】
以上、実施例に従って本発明について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できる。
例えば遊技者像はカラー、白黒のいずれでもよく、撮影した画像を忠実に表現しても良いし、イラスト化や漫画的に加工して外形を変化させたり、色調の調整や着色処理などを施してもよい。また、例えば異性とツーショットの画像として表示する等他の画像と合成してもよい。その他さまざまな画像加工を施すことができる。
【0060】
遊技者像の表示は、1種類の大当たり時(上記の例では「0・0・0」の大当たり時)に限るものではなく、複数種類の大当たり時や全ての大当たり時あるいはリーチ時に表示することも可能である。
表示の形態も、実施例のごとく各表示区画毎に表示する形態に限られず、例えば図8のように画面全体に遊技者像を表示してもよい。
【0061】
また、撮影のタイミングもリーチ時に限るものではなく、例えば任意のタイミングで遊技者が撮影スイッチを操作したとき、赤外線センサ等で遊技者の存在を検知したとき、スタートチャッカーに入賞したとき、スクロール表示の開始時など適宜のタイミングとできる。あるいは、例えば撮影予告時に遊技者に対して撮影許可を求めて、スイッチ操作等で許諾されたときのみ撮影する等も可能である。
【0062】
表示手段としては、電力消費が少なく小型化が可能なことから液晶表示盤が好適であるが、CRTなど公知の表示装置を採用できる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の図柄表示装置においては、遊技者は、例えば自分の顔の画像が表示されることにより、興趣を高められる。
【0065】
また、図柄表示装置の大当たりを表示している表示区画に遊技者像が表示されると、遊技者は、自身の画像が揃った結果大当たりが成立したごとく感じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の図柄表示装置を組み込んだパチンコ機の遊技盤付近の正面図である。
【図2】 実施例の図柄表示装置の液晶表示盤の説明図である。
【図3】 実施例の図柄表示装置に装備されている液晶表示盤に表示される図柄の説明図である。
【図4】 実施例の図柄表示装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 実施例のパチンコ機の主制御部で実行される大当たり判定ルーチンのフローチャートである。
【図6】 実施例の図柄表示装置のCPUにおいて実行される表示ルーチンのフローチャートである。
【図7】 実施例の図柄表示装置におけるスクロールから静止表示までの経過の説明図であり、図7(a)は左図柄を静止させた状態、図7(b)は中図柄を静止させリーチ表示となった状態、図7(c)は撮影予告時、図7(d)は遊技者像を表示している状態の説明図である。
【図8】 実施例の図柄表示装置におけるデモンストレーション画面の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
10・・・パチンコ機(遊技機)、
152・・・液晶表示盤(表示手段)、
154・・・CCDカメラ(映像データ作成手段)、
156・・・カメラレンズ(映像データ作成手段)、
158・・・スタートチャッカー(所定の入賞口)
166、168、170・・・表示区画、
166a、168a、170a・・・画像表示エリア、
172・・・CCDエリアセンサ(映像データ作成手段)、
174・・・映像読取回路(映像データ作成手段)、
176・・・信号処理IC(映像データ作成手段)、
180・・・CPU(表示制御手段、指示手段)、
186・・・VDP、
188・・・液晶ドライバIC(表示手段)、
208・・・主制御部(判定手段)。

Claims (1)

  1. 遊技機に装着される図柄表示装置であって、
    前記遊技機を使用している遊技者の映像に対応する映像データを作成する映像データ作成手段と、
    前記映像データもしくは該映像データを加工した表示用データに基づく遊技者像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に設けられる複数の表示区画と、
    前記遊技者像を表示すべき前記表示区画を指示する表示制御手段とを備え、
    前記表示区画は、装飾画像を表示する画像表示エリアと、判定用図柄を表示する図柄表示エリアとに区分され、
    前記画像表示エリアは、予め決定された固定絵柄が表示される画像表示エリア、又はブランクの画像表示エリアであり、
    前記遊技者像が前記ブランクの画像表示エリアに表示される
    ことを特徴とする図柄表示装置。
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