ところが、従来のパチンコ機には、以下の問題点がある。すなわち、このパチンコ機では、CCDカメラで撮像した遊技者像を表示しているため、例えば、当たりの発生時に遊技者像が突然表示される結果、遊技者に不要な緊張感や不快感を与えるおそれがあるという問題点が存在する。また、このパチンコ機では、例えば、遊技者が下を向いている状態でCCDカメラが撮像したときには、遊技者の頭部を撮像した遊技者像が表示されることとなり、演出効果が低下するという問題点も存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、遊技者に不要な緊張感や不快感を与えることなく演出効果を十分に高め得る表示制御方法、表示制御装置、画像表示装置および遊技機を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る表示制御方法は、画像データに基づく表示画像を表示部に表示させる表示制御方法であって、人物の撮像画像についての撮像データに基づいて複数の似顔絵画像データの中から少なくとも1つを選択する第1データ選択処理を実行し、当該第1データ選択処理で選択した似顔絵画像データに基づく似顔絵画像を前記表示画像として前記表示部に表示させる。
また、本発明に係る表示制御装置は、画像データに基づく表示画像を表示部に表示させる制御部を備えた表示制御装置であって、人物の撮像画像についての撮像データに基づいて複数の似顔絵画像データの中から少なくとも1つを選択する第1データ選択処理を実行するデータ選択部を備え、前記制御部は、前記データ選択部によって選択された前記似顔絵画像データに基づく似顔絵画像を前記表示画像として前記表示部に表示させる。
また、本発明に係る画像表示装置は、上記の表示制御装置と、前記表示部とを備えている。
この表示制御方法、表示制御装置および画像表示装置によれば、撮像データに基づいて複数の似顔絵画像データの中から少なくとも1つを選択して、その似顔絵画像データに基づく似顔絵画像を表示部に表示することにより、遊技者の撮像画像が表示されないため、遊技者の不要な緊張感を確実に回避することができる。また、例えば、大当たり発生時に似顔絵画像を突然表示したとしても、それが撮像画像そのものではないため、遊技者に不快感を与える事態を確実に回避することができる。さらに、例えば、遊技者が下向きのときに遊技者の頭部だけが撮像されたとしても、複数の似顔絵画像データに基づく似顔絵の中から正面を向いた似顔絵画像を表示することができるため、演出効果を十分に高めることができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、前記第1データ選択処理を実行する際に、前記撮像画像に含まれている顔の輪郭を抽出して当該顔の輪郭と前記各似顔絵画像の輪郭とを比較する第1比較処理を実行し、前記顔の輪郭にその輪郭が類似する似顔絵画像を検出したときに当該似顔絵画像に対応する似顔絵画像データを選択する。
この表示制御方法によれば、顔の輪郭にその輪郭が類似する似顔絵画像を検出したときにその似顔絵画像に対応する似顔絵画像データを選択することにより、遊技者の顔に似た似顔絵画像を表示することができるため、演出効果をさらに高めることができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、前記第1比較処理において前記顔の輪郭が抽出されなかったときおよび前記輪郭が類似する似顔絵画像が検出されなかったときに、前記撮像画像の色調を特定して当該撮像画像の色調と前記各似顔絵画像の色調とを比較する第2比較処理を実行し、前記撮像画像の色調にその色調が類似する似顔絵画像を検出したときに当該似顔絵画像に対応する似顔絵画像データを選択する。
この表示制御方法によれば、第1比較処理において顔の輪郭が抽出されなかったときおよび顔の輪郭にその輪郭が類似する似顔絵画像が検出されなかったときに、第2比較処理を実行することにより、撮像画像が不明瞭なときや遊技者に似た似顔絵画像が存在しないときにおいても、色調が類似する似顔絵画像を表示することができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、前記第2比較処理において前記色調が特定されなかったときおよび前記色調が類似する似顔絵画像が検出されなかったときに、予め規定された似顔絵画像データを選択する。
この表示制御方法によれば、第2比較処理において色調が特定されなかったときおよび類似する似顔絵画像が検出されなかったときに予め規定された似顔絵画像データを選択することにより、撮像画像が不明瞭なときや撮像画像の色調に似た色調の似顔絵画像が存在しないときにおいても、予め規定された似顔絵画像を表示することができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、前記第1データ選択処理を終了したときに前記撮像データを破棄する。
この表示制御方法によれば、第1データ選択処理を終了したときに撮像データを破棄することにより、例えば、遊技者が交代した際に他の遊技者に似た似顔絵画像が表示される事態を確実に防止することができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、前記撮像データに基づいて複数の服飾品画像データの中から少なくとも1つを選択する第2データ選択処理を実行し、当該第2データ選択処理で選択した服飾品画像データに基づく服飾品画像を前記似顔絵画像と共に前記表示画像として前記表示部に表示させる。
この表示制御方法によれば、撮像データに基づいて複数の服飾品画像データの中から少なくとも1つを選択して、その服飾品画像データに基づく服飾品画像を似顔絵画像と共に表示することにより、例えば、遊技者が身につけている服飾品と同種類の服飾品画像を表示することができるため、表示された画像(似顔絵画像および服飾品画像)が遊技者自分をモデルにしたものであることを確実に認識させることができる結果、遊技者を楽しませる演出を実現することができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、前記第2データ選択処理を実行する際に、前記撮像画像に含まれている服飾品の形状を抽出して当該服飾品の形状と前記各服飾品画像の形状とを比較する第3比較処理を実行し、前記服飾品の形状にその形状が類似する服飾品画像を検出したときに当該服飾品画像に対応する服飾品画像データを選択する。
この表示制御方法によれば、服飾品の形状にその形状が類似する服飾品画像を検出したときにその服飾品画像に対応する服飾品画像データを選択することにより、遊技者が身につけている服飾品に似た服飾品画像を表示することができるため、表示された画像が遊技者自分をモデルにしたものであることを一層確実に認識させることができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、前記第3比較処理において前記服飾品の形状が抽出されなかったときおよび前記形状が類似する服飾品画像が検出されなかったときに、前記撮像画像の色調を特定して当該撮像画像の色調と前記各服飾品画像の色調とを比較する第4比較処理を実行し、前記撮像画像の色調にその色調が類似する服飾品画像を検出したときに当該服飾品画像に対応する服飾品画像データを選択する。
この表示制御方法によれば、第3比較処理において服飾品の形状が抽出されなかったときおよび服飾品の形状にその形状が類似する服飾品画像が検出されなかったときに、第4比較処理を実行することにより、撮像画像が不明瞭なときや類似する形状の服飾品画像が存在しないときにおいても、色調が類似する服飾品画像を表示することができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、前記第4比較処理において前記色調が特定されなかったときおよび前記色調が類似する服飾品画像が検出されなかったときに、予め規定された服飾品画像データを選択する。
この表示制御方法によれば、第4比較処理において色調が特定されなかったときおよび類似する服飾品画像が検出されなかったときに、予め規定された服飾品画像データを選択することにより、撮像画像が不明瞭なときや類似する色調の服飾品画像が存在しないときにおいても、予め規定された服飾品画像を表示することができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、前記第2データ選択処理を終了したときに前記撮像データを破棄する。
この表示制御方法によれば、第2データ選択処理を終了したときに撮像データを破棄することにより、例えば、遊技者が交代した際に他の遊技者に似た似顔絵画像や服飾品画像が表示される事態を確実に防止することができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、遊技中において所定条件が満たされたときに、前記似顔絵画像を含む画像を表示させる。
この表示制御方法によれば、遊技中において所定条件が満たされたときに、似顔絵画像を含む画像を表示させることにより、例えば、リーチおよび大当たりが発生したときに似顔絵画像を表示することができるため、遊技者に対して飽きを生じさせることなく遊技を継続させることができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、リーチおよび大当たりが発生したときに前記所定条件が満たされたとして共に同じ前記似顔絵画像を含む画像をそれぞれ表示させる。
この表示制御方法によれば、リーチおよび大当たりが発生したときに同じ似顔絵画像を含む画像を共にそれぞれ表示させることにより、リーチが発生してから大当たりが発生するまでの間において連続性のある演出を実現することができる。
また、本発明に係る表示制御方法は、上記の表示制御方法において、前記似顔絵画像を含む画像をアニメーション画像内の登場キャラクタとして表示させる。
この表示制御方法によれば、似顔絵画像を含む画像をキャラクタとして表示させることにより、遊技者に似たキャラクタがアニメーション画像内に登場する斬新な演出を実現することができる。
また、本発明に係る遊技機は、上記の画像表示装置と、前記撮像データを出力する撮像部とを備えている。
この遊技機によれば、上記の画像表示装置と撮像部とを備えたことにより、遊技者に不要な緊張感や不快感を与えることなく演出効果を十分に高めることができる。
以下、本発明に係る表示制御方法、表示制御装置、画像表示装置および遊技機の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。最初に、パチンコ台1(本発明に係る遊技機の一例)の構成について、図面を参照して説明する。図1に示すパチンコ台1は、一例として、抽選によって「大当たり」が生じる「セブン機」タイプのパチンコ台であって、例えば同図に示す画像(表示画像)Gを表示可能に構成されている。具体的には、このパチンコ台1は、図2に示すように、遊技機構2、主制御部3、主記憶部4、および表示装置5を備えて構成されている。遊技機構2は、図3に示すように、遊技盤21および駆動機構27を備えている。遊技盤21は、光透過性樹脂(一例としてポリカーボネイト)によって全体として正面視が例えば長方形の板状に形成されて、筐体6の前面側に配設されている。また、図1,3に示すように、遊技盤21の前面には、遮光板21bが取り付けられて、この遮光板21bの中央部分には、遊技球が移動可能に構成された正面視円形の遊技部21aが区画形成されている。また、遊技部21aには、両図に示すように、複数の釘22,22・・、スタートチャッカー23、大入賞口(アタッカー)24、入賞口25,25および風車26,26などの遊技用部品が配設されている。さらに、遊技盤21の中央部には、カメラ17が配設されている。なお、図3に示すように、遊技盤21の前面側には、透明な2枚のガラス板28a,28aがはめ込まれた扉28が取り付けられている。駆動機構27は、同図に示すように、筐体6の内部における底面側に配設されて、主制御部3の指示に従って遊技球の回収や払出しなどを行う。
主制御部3は、遊技機構2および表示装置5を統括的に制御すると共に、スタートチャッカー23に遊技球が入賞した際に抽選を実行する。また、主制御部3は、例えば、抽選の開始時やリーチの発生時などの遊技状態の変化時にコマンドCを出力することにより、表示装置5に対して画像表示処理を実行させて各種画像Gを表示させる。この場合、主制御部3は、画像Gを表示するために必要な表示手順データDs(これについては後述する)の指定をコマンドCに含めて出力する。主記憶部4は、主制御部3の動作プログラムなどを記憶する。
表示装置5は、本発明に係る表示制御方法に従って画像Gを表示する。具体的には、表示装置5は、図2に示すように、画像表示光学部11、表示制御部12、RAM13、表示手順データ記憶部14、VRAM15、画像データ記憶部16、カメラ17および撮像データ記憶部18を備えて構成されている。この場合、表示制御部12、RAM13、表示手順データ記憶部14、VRAM15および画像データ記憶部16によって本発明に係る表示制御装置が構成される。また、画像表示光学部11、表示制御部12、RAM13、表示手順データ記憶部14、VRAM15および画像データ記憶部16によって本発明に係る画像表示装置が構成される。
画像表示光学部11は、図3に示すように、光学エンジン31、スクリーンパネル32およびミラー33を備えて構成されている。光学エンジン31は、同図に示すように、駆動機構27の上面に配設されて、表示制御部12から出力された表示用画像データDg(これについては、後述する)に基づいて光変調した投射光Lを筐体6の内部における背面側に配設されたミラー33に向けて射出する。また、光学エンジン31は、例えば、複数のLED(Light Emitting Diode)で構成された光源と、光源からの光を投射光Lに変調する光変調素子(一例として、入射側偏光板および射出側偏光板を備えた液晶ライトバルブ)と、投射光Lを拡大する投射レンズ(いずれも図示せず)とを備えて構成されている。スクリーンパネル32は、本発明における表示部に相当し、遊技盤21における遊技部21aよりもやや大きい正面視が長方形の板状に形成されて、遊技盤21の裏面側に配設されている。また、スクリーンパネル32は、一例として、投射光Lを略平行光に変換するフレネルレンズと、略平行光を拡散光(拡大光)に変換するレンチキュラーレンズと、拡大光を透過させると共にレンチキュラーレンズを保護する保護板として機能する樹脂板(いずれも図示せず)とを一体形成して構成され、光学エンジン31から射出されてミラー33によって反射された投射光Lを受光して、例えば図1に示す画像Gを表示する。ミラー33は、筐体6における背面側に配設されて、光学エンジン31から射出された投射光Lをスクリーンパネル32に向けて反射する。
表示制御部12は、本発明における制御部およびデータ選択部に相当し、主制御部3から出力されたコマンドCで指定された表示手順データDsの手順に従って画像表示処理を実行することにより、各種画像Gを表示させるための表示用画像データDgを生成して光学エンジン31に出力する。また、表示制御部12は、リーチ演出用の画像Gを表示するための表示手順データDsを指定するコマンドCが出力されたとき(本発明における所定条件が満たされたとき)には、図6に示すリーチ演出処理40を実行することにより、リーチ演出用の画像Gを表示させるための表示用画像データDgを生成する。この場合、表示制御部12は、表示手順データDsの手順に従って撮像指示信号Sをカメラ17に出力することにより、撮像対象としての例えば遊技者の顔を含む上半身を撮像させる。また、表示制御部12は、カメラ17から出力された撮像画像データDvに基づき、図7に示す第1データ選択処理50、および図8に示す第2データ選択処理70を実行する。
RAM13は、表示制御部12によって生成された各種データを一時的に記憶する。表示手順データ記憶部14は、表示制御部12の動作プログラムや表示手順データDsなどを記憶する。この場合、表示手順データDsには、表示用画像データDgの生成時に使用する画像データDpの指定、画像Gを表示させる位置や大きさの指定、および画像Gを表示させる表示時間の指定が記述されている。また、リーチ演出用の画像Gを表示させるための表示手順データDsには、これらの各指定に加えて、カメラ17に対して撮像指示信号Sを出力するタイミングの指定などが記述されている。VRAM15は、表示制御部12によって生成される表示用画像データDgを一時的に記憶する。
画像データ記憶部16は、表示用画像データDgの生成の際に用いる各種の画像データDp(数字、富士山、および大地山などの画像データ)を記憶する。また、画像データ記憶部16は、リーチ演出用の画像G(アニメーション画像)を表示させるための表示用画像データDgの生成の際に用いる似顔絵画像データDaおよび服飾品画像データDbを記憶する。この場合、画像データ記憶部16は、図4に示すように、例えば、丸形、四角形および三角形などの各種の輪郭と、笑顔、真顔および泣き顔などの各種の表情とを組み合わせて描かれると共に、各種の色で彩色された複数の似顔絵画像Gaにそれぞれ対応する複数の似顔絵画像データDaを記憶する。また、画像データ記憶部16は、図5に示すように、各種のデザイン(形状)で描かれると共に、各種の色で彩色されたシャツ、帽子、眼鏡およびネクタイなどの各種の服飾品についての服飾品画像Gbにそれぞれ対応する複数の服飾品画像データDbを記憶する。
カメラ17は、本発明における撮像部に相当し、一例として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )カメラで構成されている。また、カメラ17は、図1に示すように、遊技盤21の中央部に取り付けられて、表示制御部12から出力された撮像指示信号Sに従い、扉28のガラス板28aを透してパチンコ台1の正面側の外部を撮像して撮像画像データDvを出力する。この場合、平均的な身長(座高)の遊技者が着席した状態における遊技者の顔を含む上半身を撮像可能にカメラ17の取付け位置が調整されている。したがって、カメラ17は、遊技者が着席しているときには、遊技者の顔を中心とした上半身の画像を撮像する。撮像データ記憶部18は、カメラ17から出力されて表示制御部12によって転送された撮像画像データDvを記憶する。
次に、パチンコ台1の全体的な動作について、図面を参照して説明する。このパチンコ台1では、電源が投入された際に、主制御部3が、例えば、図1に示す初期状態の画像Gをスクリーンパネル32に表示させる表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12が、コマンドCの内容をチェックして画像表示処理を実行する。この画像表示処理では、表示制御部12は、コマンドCで指定されている表示手順データDsを表示手順データ記憶部14から読み出す。次に、表示制御部12は、読み出した表示手順データDsの手順に従って画像Gを表示させるための表示用画像データDgの生成に必要な数字、富士山および大地などの画像データDp,Dp・・を画像データ記憶部16から読み出す。次いで、表示制御部12は、読み出した各画像データDp,Dp・・にそれぞれ対応する画像をVRAM15の仮想平面上に仮想的に描画する(VRAM15に記憶させる)ことによってVRAM15内に表示用画像データDgを生成する。続いて、表示制御部12は、VRAM15内の表示用画像データDgを光学エンジン31に出力する。
次に、光学エンジン31が、表示用画像データDgに基づき、光源からの光(白色光)を画像Gを表示するための投射光Lに変調して射出する。この際に、図3に示すように、射出された投射光Lは、ミラー33によって反射されて、スクリーンパネル32に投射される。これにより、図1に示す初期状態の画像Gがスクリーンパネル32に表示される。
次に、遊技が開始されて遊技球がスタートチャッカー23に入賞した際には、主制御部3は、抽選を実行する。この際に、抽選結果がはずれのときには、主制御部3は、はずれ用の画像Gを表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。次いで、表示制御部12がコマンドCの内容をチェックして上記した画像表示処理を実行することにより、表示用画像データDgを出力する。これにより、はずれ用の画像Gがスクリーンパネル32に表示される。この場合、はずれ用の画像Gは、例えば、3桁の数字が所定時間スクロールしてその後スクロール速度が徐々に低下してやがて互いに異なる数字で停止する画像で構成されている。
一方、抽選の結果、リーチが発生したときには、主制御部3は、リーチ演出用の一連の画像Gを表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12が、コマンドCの内容をチェックする。この際に、コマンドCでリーチ演出用の表示手順データDsが指定されているため、表示制御部12は、図6に示すリーチ演出処理40を実行する。このリーチ演出処理40では、表示制御部12は、表示手順データDsの手順に従い、上記した画像表示処理と同様にして、画像データDpの読み出し、表示用画像データDgの生成、および表示用画像データDgの出力を実行する。これにより、例えば、3桁の数字がスクロールする画像を含む画像Gがスクリーンパネル32に表示される。次いで、表示制御部12は、表示手順データDsに指定された所定時間を経過した時点(数字がスクロールする画像Gが表示されている間における所定の時点)で撮像指示信号Sをカメラ17に出力する(ステップ41)。続いて、カメラ17が、撮像指示信号Sに従ってパチンコ台1の前面側に位置する遊技者の上半身を撮像して、例えば、図9に示す撮像画像Gvについての撮像画像データDvを出力する。この際に、表示制御部12は、撮像画像データDvを撮像データ記憶部18に記憶させる。
次に、表示制御部12は、図7に示す第1データ選択処理50を実行する(ステップ42)。この第1データ選択処理50記録処理では、表示制御部12は、撮像画像データDvを撮像データ記憶部18から読み出して(ステップ51)、撮像画像データDvに基づく撮像画像Gv内の顔の輪郭を抽出すると共に(ステップ52)、その輪郭の抽出に成功したか否かを判別する(ステップ53)。この場合、例えば図10に示す顔の輪郭F1の抽出に成功したときには、表示制御部12は、複数の似顔絵画像データDaにそれぞれ基づく各似顔絵画像Gaの輪郭と抽出した輪郭F1とを比較(本発明における第1比較処理を実行)して(ステップ54)、輪郭F1にその輪郭が類似する似顔絵画像Gaの存在有無を判別する(ステップ55)。この際に、比較の結果、輪郭F1にその輪郭が類似する似顔絵画像Ga(例えば図11に示す似顔絵画像Ga)を検出したときには、表示制御部12は、その似顔絵画像Gaに対応する似顔絵画像データDaを画像データ記憶部16から読み出した後に(ステップ56)、図8に示す第2データ選択処理70を実行する。
一方、ステップ53において顔の輪郭が抽出されなかったとき、およびステップ55において輪郭が類似する似顔絵画像Gaが検出されなかったときには、表示制御部12は、撮像画像Gvの色調を特定すると共に(ステップ57)、その色調の特定に成功したか否かを判別する(ステップ58)。この場合、色調の特定に成功したときには、表示制御部12は、各似顔絵画像データDaにそれぞれ基づく各似顔絵画像Gaの色調と特定した色調とを比較(本発明における第2比較処理を実行)して(ステップ59)、特定した色調にその色調が類似する似顔絵画像Gaの存在有無を判別する(ステップ60)。この際に、色調が類似する似顔絵画像Gaを検出したときには、表示制御部12は、その似顔絵画像Gaに対応する似顔絵画像データDaを画像データ記憶部16から読み出した後に(ステップ61)、第2データ選択処理70を実行する。一方、ステップ58において色調が特定されなかったとき、およびステップ60において色調が類似する似顔絵画像Gaが検出されなかったときには、表示制御部12は、予め規定された(デフォルトの)似顔絵画像データDaを画像データ記憶部16から読み出した後に(ステップ62)、第2データ選択処理70を実行する。
次に、表示制御部12は、図8に示す第2データ選択処理70を実行する。この第2データ選択処理70では、表示制御部12は、第1データ選択処理50のステップ51において読み出した撮像画像データDvに基づく撮像画像Gv内の服飾品の形状を抽出すると共に(ステップ71)、服飾品の形状の抽出に成功したか否かを判別する(ステップ72)。この場合、例えば、図12に示す服飾品(この例では、めがね、ネクタイおよびシャツ)の形状F2の抽出に成功したときには、表示制御部12は、複数の服飾品画像データDbにそれぞれ基づく各服飾品画像Gbの形状と抽出した形状F2とを比較(本発明における第3比較処理を実行)して(ステップ73)、形状F2にその形状が類似する服飾品画像Gbの存在有無を判別する(ステップ74)。この際に、同図に示すように、形状F2にその形状が類似する服飾品画像Gbを検出したときには、表示制御部12は、その服飾品画像Gbに対応する服飾品画像データDbを画像データ記憶部16から読み出した後に(ステップ75)、図6に示すリーチ演出処理40のステップ43を実行する。
一方、ステップ72において服飾品の形状が抽出されなかったとき、およびステップ74において形状が類似する服飾品画像Gbが検出されなかったときには、表示制御部12は、撮像画像Gvの色調を特定すると共に(ステップ76)、その色調の特定に成功したか否かを判別する(ステップ77)。この場合、色調の特定に成功したときには、表示制御部12は、各服飾品画像データDbにそれぞれ基づく各服飾品画像Gbの色調と特定した色調とを比較(本発明における第4比較処理を実行)して(ステップ78)、特定した色調にその色調が類似する服飾品画像Gbの存在有無を判別する(ステップ79)。この際に、特定した色調にその色調が類似する服飾品画像Gbを検出したときには、表示制御部12は、その服飾品画像Gbに対応する服飾品画像データDbを画像データ記憶部16から読み出した後に(ステップ80)、リーチ演出処理40のステップ43を実行する。一方、ステップ77において色調が特定されなかったとき、およびステップ79において色調が類似する似顔絵画像Gaが検出されなかったときには、表示制御部12は、予め規定された(デフォルトの)服飾品画像データDbを画像データ記憶部16から読み出した後に(ステップ81)、リーチ演出処理40のステップ43を実行する。
次いで、表示制御部12は、図6に示すリーチ演出処理40のステップ43を実行して、撮像画像データDvを破棄する。これにより、例えば、遊技者が交代した際に、他の遊技者に似た似顔絵画像Gaや服飾品画像Gbが表示される事態が確実に防止される。続いて、表示制御部12は、図13に概念的に示すように、画像データ記憶部16から読み出した似顔絵画像データDaに対応する似顔絵画像Ga(同図の左上に示す画像)、および服飾品画像データDbに対応する服飾品画像Gb(同図に示すめがね、シャツおよびネクタイの画像)を仮想平面上に描画することにより、同図の右図に示すキャラクタ画像Gc1を表示させるためのキャラクタ画像データDcを画像データ記憶部16内に生成する(ステップ44)。次に、表示制御部12は、キャラクタ画像データDcおよび画像データDp(数字、富士山および大地山などの画像データ)を読み出して、リーチ用の画像Gを表示させる表示用画像データDgを生成して光学エンジン31に出力する(ステップ45)。これにより、例えば、図14に示すように、キャラクタ画像Gc1と、1〜9までの数字とが3列でそれぞれスクロールし、やがて1列目および3列目がキャラクタ画像Gc1で停止してリーチ状態となる画像を含んだリーチ用の画像Gがスクリーンパネル32に表示される。
次いで、表示制御部12は、大当たりが発生しているか否かを判別する(ステップ46)。この際に、大当たりが発生していないときには、表示制御部12は、上記したリーチ用の画像Gにおける2列目のスクロール速度が徐々に低下してやがてキャラクタ画像Gc1以外の画像(数字の画像)で停止する画像Gを表示させるための表示用画像データDgを出力してリーチ演出処理40を終了する。一方、ステップ46において大当たりが発生しているとき(本発明における所定条件が満たされたとき)には、表示制御部12は、キャラクタ画像データDcおよび画像データDpを読み出して、大当たり予告用の画像Gを表示させるための表示用画像データDgを生成する。この際に、表示制御部12は、キャラクタ画像データDcに対して画像処理を実行することにより、キャラクタ画像Gc1を図15に示すキャラクタ画像Gc2(同図に示す万歳のポーズをした画像。以下、キャラクタ画像Gc1と区別しないときには「キャラクタ画像Gc」ともいう)に変形させる。続いて、表示制御部12が生成した表示用画像データDgを光学エンジン31に出力することにより(ステップ47)、大当たり予告用の画像Gがスクリーンパネル32に表示される。この場合、この大当たり予告用の画像Gは、図16に示すように、例えば、キャラクタ画像Gc2が富士山の後方から上半身を瞬間的に覗かせるような、通常のリーチ状態とは異なるアニメーション画像を含んで構成されている。このため、遊技者に対して大当たりの発生を予感させることができる。続いて、表示制御部12は、大当たりを報知する画像Gを表示させる表示用画像データDgを生成して光学エンジン31に出力する(ステップ48)。これにより、上記したリーチ用の画像Gにおける2列目のスクロール速度が徐々に低下してやがてキャラクタ画像Gc1で停止し、3つのキャラクタ画像Gc1が揃った大当たり報知用の画像Gがスクリーンパネル32に表示されて、遊技者に大当たりの発生が報知される。次に、主制御部3が、大入賞口24を例えば15回だけ開閉させる。この際に、表示制御部12は、大入賞口24が開閉して遊技球の入賞および遊技球の払い出しが終了するまで、大当たり演出用の画像Gを表示させる表示用画像データDgを生成して光学エンジン31に出力して(ステップ49)、リーチ演出処理40を終了する。ここで、大当たり演出用の画像Gは、図17に示すように、例えば、万歳をするキャラクタ画像Gc2が拡大表示されるアニメーション画像を含んで構成されている。この場合、遊技者に似た顔のキャラクタ画像Gc2が拡大表示される斬新なアニメーション画像を表示するため、遊技者を十分に楽しませることができる。なお、キャラクタ画像Gc2に代えて、図18に示すように、例えば、似顔絵画像Gaと花火の画像とを合成したキャラクタ画像Gc3を表示させることもできる。この後、スタートチャッカー23への入賞の都度、主制御部3および表示制御部12は上記の処理を実行する。
このように、このパチンコ台1によれば、表示制御部12が、撮像画像データDvに基づいて複数の似顔絵画像データDaの中の1つを選択して、その似顔絵画像データDaに基づく似顔絵画像Gaを含むキャラクタ画像Gcを表示することにより、遊技者の撮像画像Gvがそのまま表示されないため、遊技者の不要な緊張感を確実に回避することができる。また、例えば、リーチ発生時や大当たり発生時に似顔絵画像Gaを含む画像を突然表示したとしても、それが撮像画像Gvそのものではないため、遊技者に不快感を与える事態を確実に回避することができる。さらに、例えば、遊技者が下向きのときに遊技者の頭部だけが撮像されたとしても、正面を向いた似顔絵画像Gaを表示することができるため、演出効果を十分に高めることができる。この場合、顔の輪郭F1にその輪郭が類似する似顔絵画像Gaを検出したときにその似顔絵画像Gaを含むキャラクタ画像Gcを表示することにより、遊技者に似たキャラクタ画像Gc(似顔絵画像Ga)を表示することができるため、演出効果をさらに高めることができる。
また、撮像画像Gvにおける顔の輪郭が抽出されなかったとき、および顔の輪郭F1にその輪郭が類似する似顔絵画像Gaが検出されなかったときに、撮像画像Gvの色調と似顔絵画像Gaの色調とを比較することにより、撮像画像Gvが不明瞭なときや遊技者に似た似顔絵画像Gaが存在しないときにおいても、色調が類似する似顔絵画像Gaを含むキャラクタ画像Gc表示することができる。この場合、撮像画像Gvの色調が特定されなかったとき、および色調が類似する似顔絵画像Gaが検出されなかったときに、予め規定された似顔絵画像データDaを選択することにより、撮像画像Gvが不明瞭なときや撮像画像Gvの色調に似た色調の似顔絵画像Gaが存在しないときにおいても、予め規定された似顔絵画像Gaを含むキャラクタ画像Gc表示することができる。
また、撮像画像データDvに基づいて選択した服飾品画像データDbに基づく服飾品画像Gbを含むキャラクタ画像Gcを表示することにより、例えば、遊技者が身につけている服飾品と同種類の服飾品画像Gbを表示することができるため、表示されたキャラクタ画像Gcが遊技者自分をモデルにしたものであることを確実に認識させることができる結果、遊技者を楽しませる演出を実現することができる。この場合、服飾品の形状にその形状が類似する服飾品画像Gbを含むキャラクタ画像Gcを表示することにより、キャラクタ画像Gcが遊技者自分をモデルにしたものであることを遊技者に対して一層確実に認識させることができる。
また、服飾品の形状F2が抽出されなかったときおよび撮像画像Gvにおける服飾品の形状F2にその形状が類似する服飾品画像Gbが検出されなかったときに、撮像画像Gvの色調と服飾品画像Gbの色調とを比較することにより、撮像画像Gvが不明瞭なときや類似する形状の服飾品画像Gbが存在しないときにおいても、色調が類似する服飾品画像Gbを表示することができる。この場合、撮像画像Gvの色調が特定されなかったとき、および色調が類似する服飾品画像Gbが検出されなかったときに、予め規定された服飾品画像データDbを選択することにより、撮像画像Gvが不明瞭なときや撮像画像Gvの色調に似た色調の服飾品画像Gbが存在しないときにおいても、予め規定された服飾品画像Gbを含むキャラクタ画像Gcを表示することができる。
また、第2データ選択処理70を終了したときに撮像画像データDvを破棄することにより、例えば、遊技者が交代した際に他の遊技者に似た似顔絵画像Gaや遊技者が身につけている服飾品に似た服飾品画像Gbを含むキャラクタ画像Gcが表示される事態を確実に防止することができる。
また、リーチが発生したときや大当たりが発生したときに、似顔絵画像Gaや服飾品画像Gbを含むキャラクタ画像Gcを表示させることにより、遊技者に対して大当たりの発生を予感させるような演出を実現することができるため、遊技者を十分に楽しませることができる。この場合、リーチが発生したとき、および大当たりが発生したときに同じ似顔絵画像Gaを含むキャラクタ画像Gcを表示させることにより、リーチが発生してから大当たりが発生するまでの間において連続性のある演出を実現することができる。
次に、本発明を図19に示すスロットマシン101(本発明に係る遊技機の他の一例)に適用した例について、図面を参照して説明する。なお、スロットマシン101や後述するピンボールマシン201では、パチンコ台1と同様にして、基本的に本発明が適用されている。したがって、パチンコ台1と同じ各構成要素については同一の符号を付して重複する説明を省略する。スロットマシン101は、遊技機構102、主制御部3、主記憶部4および表示装置5を備えて構成されている。この場合、遊技機構102は、同図に示すように、筐体103の内部における底面側に配設されて、主制御部3の指示に従ってコイン(メダル)の払い出しなどを実行する。また、表示装置5のスクリーンパネル32は、筐体103の前面パネルにおける中央部に配設されている。
このスロットマシン101では、図19に示すハンドル104が操作された際に、主制御部3が、抽選を実行する。この際に、抽選結果がはずれのときには、主制御部3は、はずれ用の画像Gを表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12が上記した画像表示処理を実行して表示用画像データDgを出力することにより、例えば、1〜9の数字や「BAR」などの図柄が3列でそれぞれスクロールしてその後互いに異なる図柄で停止するはずれ用の画像Gがスクリーンパネル32に表示される。
一方、抽選の結果、リーチが発生したときには、主制御部3は、リーチ演出用の一連の画像Gを表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12は、上記したリーチ演出処理40を実行する。これにより、例えば、図19に示すように、カメラ17から出力された撮像画像データDvに基づいて選択された似顔絵画像Gaおよび服飾品画像Gbを含むキャラクタ画像Gc1と、1〜9の数字や「BAR」などの図柄とが3列でそれぞれスクロールし、その後に、1列目および2列目がキャラクタ画像Gc1で停止してリーチ状態となる画像Gがスクリーンパネル32に表示される。続いて、大当たりが発生しているときには、表示制御部12が表示用画像データDgを出力することにより、3列目のスクロール速度が徐々に低下してやがてキャラクタ画像Gc1で停止する画像を含む大当たり報知用の画像Gがスクリーンパネル32に表示される。次に、主制御部3は、駆動機構27に対してコインを払い出させる。この際に、表示制御部12が表示用画像データDgを出力することにより、例えば、上記したキャラクタ画像Gc2を含む大当たり演出用のアニメーション画像(図示せず)がスクリーンパネル32に表示される。
このスロットマシン101においても、表示制御部12が、撮像画像データDvに基づいて複数の似顔絵画像データDaの中の1つを選択して、その似顔絵画像データDaに基づく似顔絵画像Gaを含むキャラクタ画像Gcを表示することにより、パチンコ台1と同様にして、遊技者に不要な緊張感や不快感を与えることなく演出効果を十分に高めることができる。
なお、本発明に係る遊技機には、パチンコ台やスロットマシンに限定されずピンボールマシン等の各種のアーケードゲーム機も含まれる。例えば、図20に示すピンボールマシン201は、遊技機構202(図21参照)、主制御部3、主記憶部4および表示装置5を備えて構成されている。この場合、遊技機構202は、図21に示すように、筐体203内の上部に配設された光透過性を有する遊技盤211、および遊技盤211の表面側に取り付けられたバンパー221,221・・(図20参照)などを駆動する駆動機構(図示せず)を備えている。
このピンボールマシン201では、遊技盤211と、筐体203の上面に配設されたガラス板212(図21参照)との間でボール(遊技球)を移動させることでピンボールが行われる。また、このピンボールマシン201では、遊技が開始されて、例えば、ボールがバンパー221に衝突したときに、主制御部3が得点を表す画像Gを表示させるためのコマンドCを出力し、表示制御部12が上記した画像表示処理を実行して表示用画像データDgを出力する。これに応じて、光学エンジン31が投射光Lをスクリーンパネル222に投射することにより、得点を表す画像Gがスクリーンパネル222に表示される。また、得点が所定の点数に達したときには、主制御部3は、演出用の画像Gを表示させるためのコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12は、上記したリーチ演出処理40と同様の処理を実行して、カメラ17から出力された撮像画像データDvに基づいて似顔絵画像データDaおよび服飾品画像データDbを選択する。次に、表示制御部12が選択した似顔絵画像データDaに基づく似顔絵画像Gaと、服飾品画像データDbに基づく似顔絵画像Gaとを含むキャラクタ画像Gc2(図20参照)を表示させる表示用画像データDgを出力する。これにより、同図に示すように、キャラクタ画像Gc2を含む演出用の画像Gがスクリーンパネル222に表示される。
このピンボールマシン201においても、表示制御部12が、撮像画像データDvに基づいて複数の似顔絵画像データDaの中の1つを選択して、その似顔絵画像データDaに基づく似顔絵画像Gaを含むキャラクタ画像Gcを表示することにより、パチンコ台1およびスロットマシン101と同様にして、遊技者に不要な緊張感や不快感を与えることなく演出効果を十分に高めることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、光学エンジン31を用いて画像Gを表示する例について上記したが、例えば、CRT、液晶ディスプレイおよびプラズマディスプレイなどを用いて画像Gを表示するパチンコ台、スロットマシンおよびピンボールマシンに本発明を適用することもできる。また、光源としてLEDを備えた光学エンジン31を例に挙げて上記したが、LEDに代えて、高圧水銀灯等の光源ランプを備えた光学エンジンを採用することもできる。また、似顔絵画像データDaや服飾品画像データDbを画像データ記憶部16に記憶させた構成例について上記したが、これらの各データを通信回線を介して外部から読み込む構成を採用することもできる。また、大当たり予告用の画像G内にキャラクタ画像Gc2を登場させる例について上記したが、これに限定されず、例えば、リーチを予告する画像G内や確率変動を予告する画像G内にキャラクタ画像Gc2を登場させることもできる。また、各似顔絵画像データDaの中の1つを選択する例について上記したが、例えば、輪郭F1が類似して表情が互いに異なる複数の似顔絵画像データDaを選択して、これらの似顔絵画像データDaに基づく似顔絵画像Gaを含む複数種類のキャラクタ画像Gcを画像G内に登場させることもできる。
1 パチンコ台、12 表示制御部、17 カメラ、32 スクリーンパネル、50 第1データ選択処理、70 第2データ選択処理、101 スロットマシン、201 ピンボールマシン、Da 似顔絵画像データ、Dv 撮像画像データ、G 画像、Ga 似顔絵画像、Gb 服飾品画像、Gv 撮像画像、F1 輪郭、F2 形状