JP3821031B2 - Desiccant air conditioning system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の冷房除湿運転あるいは暖房加湿運転を高効率に行うデシカント空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、圧縮式空調機では、省エネを達成するために、蒸発温度が上がり、十分な除湿ができず、換気も十分にはできなかった。そこで、室内空気を加湿器へ送り水を蒸発させてより低温空気にしてから顕熱熱交換器に入れ、その後、加熱してゆっくり回転する除湿ロータの水分を蒸発させて外部に排気し、一方、外気を除湿ロータへ送り込んで除湿し、その吸着熱による温度上昇を顕熱熱交換器で加湿器から顕熱熱交換器に入れられた室内空気と熱交換して室内に給気するデシカント空調システムが知られ、例えば、特開平5−301014号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、外気から給気される空気の温度と室温の差が2℃程度しか取れなく、十分な冷房能力が得られなかった。また、給気の出口に蒸発冷却器を設けて温度を下げたり、除湿によって温度の上がった乾燥空気を一旦外気によって冷却したりするなどの方法があるが、いずれも装置が複雑、大型化し、コストが高くなることは避けられなかった。
【0004】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、十分な除湿能力を持った省エネ効果の高い、デシカント空調システムを提供することにある。また、換気風量を必要最小限に抑え、低騒音とすることにある。さらに、換気、冷房、除湿のみならず、暖房、加湿を可能とし、快適な環境を創り出すことにある。さらに、所定の室内温度、湿度を容易に実現することにある。
なお、本発明は、上記目的の少なくとも一つを解決することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、室内に第1通路と第2通路とが接続され、前記第1通路は室内側から熱交換器、加熱手段、除湿ロータ、第1ファンの順に、前記第2通路は熱交換器、除湿ロータ、第2ファンの順に配置され、前記室内の空気を排気及び外気を室内へ給気することにより室内が冷房除湿、あるいは暖房加湿されるデシカント空調システムにおいて、前記第1通路の熱交換器、膨脹弁、前記第2通路の熱交換器、圧縮機を順次配管接続して冷凍サイクルを構成した圧縮機式空調機を備え、
冷房除湿運転する場合、前記第1通路で室内空気が排気、前記第2通路で外気が給気され、前記第1通路の熱交換器が凝縮器となるように、前記第2通路の熱交換器が蒸発器となるように前記圧縮式空調機が運転され、暖房加湿運転する場合、冷房運転から暖房運転に切り替えるために、前記第1ファンと前記第2ファンの回転方向を逆にし、冷房時排気となる前記第1ファンを暖房時給気ファンとし、冷房時給気となる前記第2ファンを暖房時排気ファンとして用いるものである。
【0006】
さらに、加熱手段は固体高分子型燃料電池の排熱を利用したことことが望ましい。
さらに、加熱手段はマイクロタービンの排熱を利用したことが望ましい。
【0007】
さらに、冷房除湿運転をする場合、換気量、目標温度、目標湿度を設定し、除湿ロータの回転数は除湿ロータ出口の絶対湿度が目標湿度に等しくなるように決定し、除湿ロータ出口の温度が目標温度より高ければ圧縮式空調機を運転することが望ましい。
さらに、暖房加湿運転をする場合、第2ファンが排気方向に、第1ファンが給気方向に回転され、除湿ロータは停止させ、外気が除湿ロータを通過してから加熱手段で加熱し、さらに凝縮器とされた第1通路の熱交換器に水を振り掛けて加湿し、その温度が目標温度より低ければ、圧縮式空調機を運転することが望ましい。
さらに、上記のものにおいて、加湿された外気が目標温度より高ければ、圧縮式空調機は停止させて加熱手段の加熱量を制御することが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明による一実施の形態を説明する。
図1に本発明デシカント空調システムのシステム全体図を示し、1は、空調を必要とする空間(室内)で、この空間に第1通路11と第2通路12とが接続されている。第1通路11には、凝縮器19、加熱手段15、除湿ロータ16の再生部分、第1ファン17が組み込まれている。第2通路12には第2ファン18、除湿ロータ16の除湿部分、蒸発器20が組み込まれている。除湿ロータ16は、円筒状で内部にシリカゲル、活性炭などの吸着剤が充填され、一方が第1通路11へ他方が第2通路12に置かれ、ゆっくり回転される。
【0011】
凝縮器19、膨脹弁22、蒸発器20、圧縮機21は順次配管接続され、冷凍サイクルを構成し、圧縮式空調機となっている。圧縮機21は第1通路11及び第2通路12の外部に設けられ、配管で各通路11、12の内部へ通じている。
【0012】
蒸発器20の前後には温度および湿度センサー31、32が設置され、圧縮式空調機の運転をするための信号を出すようになっている。加熱手段15には、固体高分子型燃料電池を冷却した温水が送られてきて、除湿ロータ16の吸着剤中の水分を除去して再生させるための熱源を供給している。
【0013】
図中の点線内は固体高分子型燃料電池の系統を示し、61が水素極、63が酸素極である。水素極61と酸素極63は、電解質膜62を挟むように配置されている。水素極61から酸素極63に向かって、電解質膜63の中を水素陽子が移動するので、外部回路に電子が流れ、発電する。固体高分子型燃料電池は発熱するので、冷却器64を設け、効率の良い80℃に保っている。冷却器64の中には水が流れ、燃料電池で発生した熱を冷却水で除去する。また、冷却水は、配管65を通って排気ガスの加熱手段15に導かれる。この加熱により、排気ガス温度を80℃近辺まで上げることができ、除湿装置16の吸着材の中に吸着した水分を追い出すことができ、その結果吸着材を再生することができる。
【0014】
図2は、図1の固体高分子型燃料電池による加熱手段15から、マイクロタービンに変えた場合のシステム全体図である。点線内がマイクロタービンの系統図であり、マイクロタービンの吸入空気56は、圧縮機51で圧縮され、再生熱交換器55で予熱され、燃焼器52でさらに高温にされてタービン53に入る。タービン53を回すことにより、発電機54を回転させ、発電する。タービン53を出た排気ガスは、700℃近い温度であり、再生熱交換器55に入れて燃焼器入口空気を予熱する。再生熱交換器55を出た排ガスは、200℃くらいの温度を保ち、除湿ロータ16の吸着材を再生する。
【0015】
図3は図1の一部を拡大したもので、冷房除湿運転の詳細を示し、第1通路11は排気通路とされ、室内の空気が20℃、50%で凝縮器19に入る。凝縮器19で加熱された排気空気は、加熱手段15によってさらに80℃まで加熱され、除湿ロータ16に入る。除湿ロータ16では、シリカゲルなどの吸着剤中の水分を除去して吸着剤を再生させる。その後、室外に排気される。
【0016】
第2通路12は給気とされ、外気の温度、湿度が33℃、60%であるとすると、除湿ロータ16で水蒸気が吸着され乾燥空気となるが、吸着熱で加熱されるので、除湿ロータ16出口では60℃、6%の空気となる。これを蒸発器20によって冷却するが空気中の水分量は変わらないので、20℃まで冷却すると湿度は70%となる。この時に必要な圧縮式空調機の冷房能力は、風量を3m3/minと仮定すると、2.5kW程度となり、出力1HPクラスのエアコンの冷房能力で充分満たされる値である。3m3/minの換気量は、8畳間の全室内空気を1時間で4回換気できる量であり、普通の居間では十分な換気量であり、従来のものに比べ換気風量を必要最小限に抑え、省エネ、騒音低減となっている。
【0017】
給気空気の設定温度、湿度を変える場合には、その設定値を実現するのに最も省エネとなる除湿ロータと圧縮式空調機の運転組み合わせがあり、それをあらかじめプログラムで予測計算し、それに基づいて運転制御すれば、省エネ、低騒音、快適な空調を小型、コンパクトで実現できる。
【0018】
図4は、同様に暖房加湿運転時の空気の温度、湿度変化を示し、第1通路11と第2通路12を冷房運転時と切り替えるために、第1ファン17と第2ファン18の回転方向を逆にし、冷房時排気となる第1ファン17を暖房時給気ファンとし、冷房時給気となる第2ファン18を暖房時排気ファンとして用いる。これにより、加熱手段15の位置の変更や、圧縮式空調機の冷暖房切り変えが不要になり、装置の単純化を図ることができる。また、図は暖房加湿運転時の空気温度、湿度の変化を示している。
【0019】
第1通路11では、0℃、30%の外気が導入され、除湿ロータ16は停止しており、加熱手段15で温度を60℃まで加熱すると、絶対湿度は変わらなくても相対湿度は2%に低下する。そこで凝縮器19にスプレーで水を振り掛け、水の蒸発潜熱によって空気温度は50℃に低下するが、相対湿度は20%まで上昇する。この時、圧縮式空調機は停止しており、凝縮器は単なる加湿器として機能している。一方、第2通路12では、25℃、40%の室内空気をそのまま排気として捨てている。このようにすると、除湿ロータも圧縮式空調機も使わずに、燃料電池あるいはマイクロタービンなどの排熱を利用した加熱手段のみで、新鮮な外気を導入でき、省エネとなる。また、排熱が十分に得られない場合は、圧縮式空調機を運転し、暖房能力を補えば良い。
【0020】
暖房加湿時にも、外気条件から給気の設定温度、湿度を達成する最も省エネとなる運転方法を予測計算で見つけ、それを実現するプログラムを組み込んでおくと、省エネ、低騒音、快適な空調が小型、コンパクトに実現できる。
【0021】
図5は、冷房除湿運転時の運転制御の一例であり、換気量が小さいほど省エネと低騒音が可能であるので、最初に必要換気量を設定し、さらに、目標温度T0、目標湿度x0を設定する。外気の温度、湿度をT3、x3とする(図3では、33℃、60%)。除湿ロータ16出口、すなわち蒸発器20入口の給気側空気の温度、湿度をT2、x2とする(図3では60℃、6%)。
【0022】
除湿ロータ出口の絶対湿度x2が目標湿度x0に等しくなるように、除湿ロータ16の回転数を決め、その値となるように回転数を調節する。この時の温度T2は測定によって求め、T2がT0より高ければ、圧縮式空調機を冷房運転して、蒸発器20出口温度T1を目標値T0に近づける。
【0023】
除湿量が小さければ、除湿ロータ16出口の温度T2はあまり高温にならないので、圧縮機21の冷房運転負荷は小さくなり、省エネとなる。したがって、図5に示したような運転制御を行えば、必要以上に除湿しないので省エネ化を図ることができ、目標とする温度、湿度を達成することができる。
【0024】
暖房運転時の運転制御も冷房運転時と同様であり、図6に示し、先ず必要換気量を最小限に抑えるように設定し、目標温度T0、湿度x0を設定する。暖房時には、除湿する必要はないので、除湿ロータは停止させておく。外気温度T3、湿度x3はそのままの状態で除湿ロータを通過し、排熱による加熱手段15により温度がT2(60℃程度)まで加熱される。この時の湿度x2はx3と等しい。x2は目標湿度x0より小さいことが多いので、圧縮式空調機の凝縮器19に水を振り掛けて加湿する。加湿すると水の蒸発潜熱によって、凝縮器出口温度はT1まで低下する。T1は、蒸発潜熱、温度などより計算して予測する。T1が設定温度T0より低ければ、圧縮式空調機を暖房運転して加熱する。T1が設定温度T0より高ければ、圧縮式空調機は停止させたまま、加熱手段15の加熱量を低く抑えるように制御する。このようにして暖房運転、加熱量を制御することで余分な負荷を要せず省エネ運転とすることができる。
【0025】
図7は、加熱手段15の詳細を示し、固体高分子型燃料電池(PEFC)の冷却水を加熱手段として用いている。PEFC本体では、水素極61の水素と酸素極63の酸素が、電解質膜62を介して反応し、水を作ると同時に発電する。発電効率は40%程度であるから、残りの60%は熱となる。これを冷却し、PEFC本体を約80℃に保つため冷却水を冷却器64と加熱手段15の間を冷却水配管65の中を循環させる。冷却水の温度は80℃以下であり、このような低温排熱は、今まで給湯や暖房の他にあまり使い道がなかったが、デシカント空調システムとして、この排熱を暖房、加湿だけでなく、冷房、除湿に利用する。
【0026】
PEFC本体の冷却水と第1通路(冷房加湿運転時:排気)内の空気67との熱交換器としては、図に示すような自動車用コンデンサに多く使われているパラレルフロー型熱交換器66が好適である。排気が通過するフィンはアルミのコルゲートフィンであり、冷却水が流れる通路は小さな矩形流路が平行に並んだアルミチューブから構成されている。パラレルフロー型熱交換器66の代わりにプレートフィン型熱交換器で、水側の通路を小さくしても良い。
【0027】
図8は、加熱手段15をマイクロタービンの排ガスを用いた場合を示し、マイクロタービンの吸入空気56は、圧縮機51で圧縮され、再生熱交換器55で予熱され、燃焼器52でさらに高温にされてタービン53に入る。そして、タービンを回すことにより、発電機54を回転させ、発電する。タービンを出た排気ガスは、700℃近い温度があるので、再生熱交換器55に入れて燃焼器入口空気を予熱する。再生熱交換器55を出た排ガスは、200℃くらいの温度を保っているので、除湿ロータ16の吸着材を十分に再生することができる。マイクロタービンの場合には再生熱交換器55の出口排ガスを加熱手段15に導入しているので、57は排ガス通路となる。マイクロタービンの排ガスはクリーンなので、直接排気ダクトに導入することも可能であるが、暖房時には室内に給気するので、間接的に加熱することが望ましい。ガス−ガス熱交換器としては、図に示すような直交流プレートフィン型熱交換器58を用いる。59は、デシカント空調システムの排気あるいは給気である。マイクロタービンの排ガス温度は、再生熱交換器の出口でも200℃程度あるので、さらに吸収式冷凍機、温水ボイラー、給湯などに利用し、80℃近辺まで下がった排ガスを使用する。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、デシカント空調システムにおいて、圧縮式空調機の蒸発器、凝縮器を排気または給気通路に組み込んだので、十分な除湿能力を持ち、換気、冷房、除湿のみならず、暖房、加湿を可能とし、所定の室内温度、湿度を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態によるデシカント空調システムの全体を示すブロック図。
【図2】 他の実施の形態によるデシカント空調システムの全体を示すブロック図。
【図3】 一実施の形態によるデシカント空調システムの冷房除湿時の動作説明図。
【図4】 一実施の形態によるデシカント空調システムの暖房加湿時の動作説明図。
【図5】 一実施の形態によるデシカント空調システムの冷房除湿時の運転制御を示すフローチャート。
【図6】 一実施の形態によるデシカント空調システムの暖房加湿時の運転制御を示すフローチャート。
【図7】 一実施の形態による加熱手段のブロック図。
【図8】 他の実施の形態による加熱手段のブロック図。
【図9】 従来のデシカント空調装置を示す動作説明。
【符号の説明】
1…空調を必要とする空間、11…第1排気通路(冷房加湿運転時:排気)、12…第2給気通路(冷房加湿運転時:給気)、15…加熱手段、16…除湿ロータ、17…第1排気ファン(冷房加湿運転時:排気)、18…第2ファン(冷房加湿運転時:給気)、19…凝縮器、20…蒸発器、21…圧縮機、22…膨張弁、61…水素極、62…電解質膜、63…酸素極、64…冷却器、65…冷却水配管、66…パラレルフロー型熱交換器。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a desiccant air-conditioning system that performs indoor cooling / dehumidifying operation or heating / humidifying operation with high efficiency.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a compression type air conditioner, in order to achieve energy saving, the evaporating temperature is increased, sufficient dehumidification cannot be performed, and ventilation cannot be sufficiently performed. Therefore, the indoor air is sent to the humidifier to evaporate the water to make it cooler, and then put into the sensible heat exchanger. After that, the moisture of the dehumidifying rotor that rotates slowly by heating is evaporated and exhausted outside. The desiccant air conditioner supplies air to the room by sending heat to the dehumidification rotor and dehumidifying it, and exchanging the temperature rise due to the heat of adsorption with the indoor air from the humidifier to the sensible heat exchanger. A system is known, and is described, for example, in JP-A-5-301014.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the above prior art, the difference between the temperature of the air supplied from the outside air and the room temperature is only about 2 ° C., and sufficient cooling capacity cannot be obtained. In addition, there are methods such as evaporative coolers installed at the outlet of the supply air to lower the temperature, and dry air whose temperature has been raised by dehumidification is once cooled by the outside air. High costs were inevitable.
[0004]
An object of the present invention is to provide a desiccant air-conditioning system that solves the above-described problems of the prior art and has a high energy-saving effect with sufficient dehumidifying ability. In addition, the ventilation air volume is minimized and the noise is reduced. In addition to ventilation, cooling, and dehumidification, heating and humidification are possible to create a comfortable environment. Furthermore, it is to easily realize a predetermined room temperature and humidity.
The present invention is to solve at least one of the above objects.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, a first passage and a second passage are connected indoors, and the first passage starts from the indoor side in the order of a heat exchanger, a heating means, a dehumidifying rotor, and a first fan. In the desiccant air conditioning system in which the two passages are arranged in the order of a heat exchanger, a dehumidification rotor, and a second fan, and the room is cooled and dehumidified or heated and humidified by exhausting the indoor air and supplying outside air into the room. A heat exchanger of the first passage, an expansion valve, a heat exchanger of the second passage, and a compressor type air conditioner configured to form a refrigeration cycle by sequentially connecting the compressor,
When performing the cooling and dehumidifying operation, heat is exchanged in the second passage so that indoor air is exhausted in the first passage, outside air is supplied in the second passage, and a heat exchanger in the first passage becomes a condenser. When the compression air conditioner is operated so that the evaporator becomes an evaporator and heating / humidifying operation is performed, in order to switch from cooling operation to heating operation, the rotation directions of the first fan and the second fan are reversed, The first fan that is used for exhausting air is used as an air supply fan for heating, and the second fan that is used for supplying air during cooling is used as an exhaust fan for heating .
[0006]
Further, it is desirable that the heating means utilize the exhaust heat of the polymer electrolyte fuel cell.
Furthermore, it is desirable that the heating means utilize the exhaust heat of the micro turbine.
[0007]
Furthermore, when performing cooling and dehumidifying operation, the ventilation volume, target temperature, and target humidity are set, and the rotation speed of the dehumidifying rotor is determined so that the absolute humidity at the outlet of the dehumidifying rotor is equal to the target humidity. If it is higher than the target temperature, it is desirable to operate the compression type air conditioner.
Further, when performing the heating / humidifying operation, the second fan is rotated in the exhaust direction, the first fan is rotated in the air supply direction, the dehumidification rotor is stopped, the outside air is heated by the heating means after passing through the dehumidification rotor, It is desirable to operate the compression type air conditioner if water is sprinkled on the heat exchanger of the first passage which is a condenser to humidify it, and the temperature is lower than the target temperature.
Furthermore, in the above, it is desirable to stop the compression air conditioner and control the heating amount of the heating means if the humidified outside air is higher than the target temperature.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows an overall system view of the desiccant air conditioning system of the present invention.
[0011]
The
[0012]
Temperature and
[0013]
The dotted line in the figure indicates a solid polymer fuel cell system, in which 61 is a hydrogen electrode and 63 is an oxygen electrode. The
[0014]
FIG. 2 is an overall view of the system when the heating means 15 by the polymer electrolyte fuel cell of FIG. 1 is changed to a micro turbine. The inside of the dotted line is a system diagram of the micro turbine. The
[0015]
FIG. 3 is an enlarged view of a part of FIG. 1 and shows details of the cooling and dehumidifying operation. The
[0016]
If the
[0017]
When changing the set temperature and humidity of the supply air, there are operating combinations of the dehumidification rotor and the compression air conditioner that are the most energy-saving to realize the set values. By controlling the operation, energy saving, low noise, and comfortable air conditioning can be realized in a compact and compact manner.
[0018]
FIG. 4 shows the air temperature and humidity changes during the heating / humidification operation in the same manner, and the rotation directions of the
[0019]
In the
[0020]
Even when heating and humidifying, finding the most energy-saving operation method that achieves the set temperature and humidity of the supply air from the outside air conditions by predictive calculation, and incorporating a program to realize it, energy saving, low noise, comfortable air conditioning Small and compact.
[0021]
FIG. 5 shows an example of operation control during the cooling and dehumidifying operation. The smaller the ventilation amount, the more energy saving and noise reduction is possible. Therefore, the necessary ventilation amount is set first, and the target temperature T0 and the target humidity x0 are set. Set. The temperature and humidity of the outside air are T3 and x3 (33 ° C., 60% in FIG. 3). Let T2 and x2 be the temperature and humidity of the supply side air at the outlet of the
[0022]
The rotational speed of the
[0023]
If the amount of dehumidification is small, the temperature T2 at the outlet of the
[0024]
The operation control during the heating operation is the same as that during the cooling operation. As shown in FIG. 6, first, the required ventilation amount is set to be minimized, and the target temperature T0 and the humidity x0 are set. Since it is not necessary to dehumidify during heating, the dehumidification rotor is stopped. The outside air temperature T3 and humidity x3 pass through the dehumidification rotor as they are, and are heated to T2 (about 60 ° C.) by the heating means 15 by exhaust heat. The humidity x2 at this time is equal to x3. Since x2 is often smaller than the target humidity x0, water is sprinkled on the
[0025]
FIG. 7 shows the details of the heating means 15 and uses cooling water of a polymer electrolyte fuel cell (PEFC) as the heating means. In the PEFC main body, the hydrogen in the
[0026]
As a heat exchanger between the cooling water of the PEFC main body and the
[0027]
FIG. 8 shows the case where the exhaust gas of the micro turbine is used as the heating means 15. The
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the desiccant air conditioning system, the evaporator and condenser of the compression type air conditioner are incorporated in the exhaust or air supply passage, so that it has a sufficient dehumidifying capacity, and only ventilation, cooling, and dehumidification. In addition, heating and humidification are possible, and a predetermined indoor temperature and humidity can be easily realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing the entirety of a desiccant air conditioning system according to an embodiment.
FIG. 2 is a block diagram showing an entire desiccant air conditioning system according to another embodiment.
FIG. 3 is an operation explanatory diagram of the desiccant air-conditioning system according to one embodiment during cooling and dehumidification.
FIG. 4 is an operation explanatory diagram of the desiccant air conditioning system according to the embodiment when heating and humidifying.
FIG. 5 is a flowchart showing operation control during cooling and dehumidification of the desiccant air conditioning system according to the embodiment.
FIG. 6 is a flowchart showing operation control during heating and humidification of the desiccant air conditioning system according to the embodiment.
FIG. 7 is a block diagram of heating means according to one embodiment.
FIG. 8 is a block diagram of heating means according to another embodiment.
FIG. 9 is an operation explanation showing a conventional desiccant air conditioner.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記第1通路の熱交換器、膨脹弁、前記第2通路の熱交換器、圧縮機を順次配管接続して冷凍サイクルを構成した圧縮機式空調機を備え、
冷房除湿運転する場合、前記第1通路で室内空気が排気、前記第2通路で外気が給気され、前記第1通路の熱交換器が凝縮器となるように、前記第2通路の熱交換器が蒸発器となるように前記圧縮式空調機が運転され、
暖房加湿運転する場合、冷房運転から暖房運転に切り替えるために、前記第1ファンと前記第2ファンの回転方向を逆にし、冷房時排気となる前記第1ファンを暖房時給気ファンとし、冷房時給気となる前記第2ファンを暖房時排気ファンとして用いることを特徴とするデシカント空調システム。A first passage and a second passage are connected to the interior of the room, the first passage from the indoor side in the order of a heat exchanger, a heating means, a dehumidification rotor, and a first fan, and the second passage is a heat exchanger, a dehumidification rotor, In a desiccant air conditioning system that is arranged in the order of the second fan, the room is cooled and dehumidified or heated and humidified by exhausting the room air and supplying outside air to the room.
A compressor type air conditioner comprising a refrigeration cycle in which the heat exchanger of the first passage, the expansion valve, the heat exchanger of the second passage, and the compressor are sequentially connected by piping;
When performing the cooling and dehumidifying operation, heat is exchanged in the second passage so that indoor air is exhausted in the first passage, outside air is supplied in the second passage, and a heat exchanger in the first passage becomes a condenser. The compression air conditioner is operated so that the evaporator becomes an evaporator ,
When performing the heating and humidifying operation, in order to switch from the cooling operation to the heating operation, the rotation directions of the first fan and the second fan are reversed, and the first fan that is the exhaust air during cooling is used as a heating air supply fan. The desiccant air conditioning system, wherein the second fan to be worried is used as an exhaust fan during heating .
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