JP3820630B2 - 酸素精製装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、酸素精製装置に関するものである。より詳しくは、流路閉塞を生じさせることなく液体水素と酸素を熱交換させて純酸素を得られるようにした酸素精製装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、空気から窒素を分離して酸素を得るようにしたPSA(Pressure Swing Absorption)と呼ばれる酸素製造装置などが開発されているが、PSAで得られる酸素は、純度が余り高くないので、酸素(粗製酸素)の純度を高めるための装置が別途必要となる。
【0003】
そこで、PSAで得られた粗製酸素を冷媒で凝縮して不純物を除去し純酸素とすることが考えられ、又、冷媒としては、酸素と対にして使用される可能性の高い液体水素を用いることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液体水素と粗製酸素を通常の熱交換器で直接的に熱交換すると、液体水素の温度が20Kと、酸素の凝固温度54.8Kよりも低くなってしまうため、流路内で酸素が凝固して流路を閉塞させてしまうおそれがある。
【0005】
この場合、流路の閉塞を防止するために、粗製酸素の流量をきわめて大きくすることが考えられるが、万一の操作ミスによって粗製酸素の流量が低下した時に流路が閉塞されてしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、上述の実情に鑑み、流路閉塞を生じることなく液体水素と酸素を熱交換させて純酸素を得られるようにした酸素精製装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液体水素15によって冷却・凝固された固体アルゴン33からみぞれ状のスラッシュアルゴン20を作るスラッシュアルゴン製造装置14と、スラッシュアルゴン製造装置14で作られたスラッシュアルゴン20及び純度の低い粗製酸素23を熱交換して粗製酸素23を冷却・凝縮することにより粗製酸素23から不純物を含む残ガス32を分離して純度の高い液体純酸素30を得るアルゴン−酸素熱交換部5とを備えたことを特徴とする酸素精製装置にかかるものである。
【0008】
この場合において、隔壁1によって上下に仕切られた酸素精製装置本体2と、酸素精製装置本体2上部のスラッシュアルゴン製造空間3に設けられたスラッシュアルゴン製造装置14と、スラッシュアルゴン製造空間3下部のスラッシュアルゴン溜り18に溜められたスラッシュアルゴン20及び酸素精製装置本体2下部の液体酸素貯留空間4に供給された粗製酸素23を熱交換する凝縮フィンから成るアルゴン−酸素熱交換部5とを備えるようにしても良い。
【0009】
又、アルゴン−酸素熱交換部5の出側に、得られた液体純酸素30を気化する気化器26を取付けるようにしても良い。
【0010】
更に、スラッシュアルゴン製造装置14で液体アルゴン10を冷却することによって気化された水素ガス16と粗製酸素23とを熱交換する中間熱交換器29を設けるようにしても良い。
【0011】
更に又、スラッシュアルゴン製造装置14が、アルゴン凝固面6を有する水素ジャケット7と、アルゴン凝固面6へ向けて液体アルゴン10を噴霧又は滴下するアルゴンノズル11と、アルゴン凝固面6で冷却・凝固された固体アルゴン33を掻取るアルゴン掻取装置13とで構成されるようにしても良い。
【0012】
加えて、スラッシュアルゴン製造空間3下部のスラッシュアルゴン溜り18で粗製酸素23を冷却することによって溶かされた液体アルゴン10をアルゴンノズル11へ循環させるアルゴン循環路17を設けるようにしても良い。
【0013】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0014】
先ず、水素ジャケット7へ液体水素15を供給し、水素ジャケット7のアルゴン凝固面6を冷却する。
【0015】
この状態で、アルゴンノズル11からアルゴン凝固面6へ向けて液体アルゴン10を噴霧或いは滴下し、アルゴン凝固面6に固体アルゴン33を生成させる。
【0016】
そして、アルゴン凝固面6に凝固・成長した固体アルゴン33をアルゴン掻取装置13によって掻取り、みぞれ状のスラッシュアルゴン20としてスラッシュアルゴン製造空間3下部へ落とさせる。
【0017】
この状態で、純度の低い粗製酸素23を酸素精製装置本体2下部の液体酸素貯留空間4の上部位置へと送り、凝縮フィンから成るアルゴン−酸素熱交換部5を介してスラッシュアルゴン20と熱交換させ、粗製酸素23を凝縮させて純度の高い液体純酸素30を得る。
【0018】
この際、スラッシュアルゴン20は温度が83.6Kと、酸素の凝固温度である54.8Kよりも高いので、液体純酸素30が液体酸素貯留空間4などで凝固してこれらを閉塞することが確実に防止され、酸素精製装置の運転や制御が容易となる。
【0019】
又、中間の冷媒としてアルゴンという不活性ガスを使用しているので、安全上も優れた装置となる。
【0020】
尚、粗製酸素23を凝縮する時に残された不純物は、残ガス32として排出される。
【0021】
一方、粗製酸素23の凝縮によりスラッシュアルゴン20は、一部が溶けて液体アルゴン10となり、アルゴン循環路17を介してアルゴンノズル11へ循環使用される。
【0022】
又、液体アルゴン10の凝固により温度が上がった水素ジャケット7の液体水素15は、水素ガス16となってから排出され、途中、中間熱交換器29で粗製酸素23と熱交換され、酸素精製装置の精製効率を向上するのに利用される。尚、水素ガス16は冷熱が小さいので、中間熱交換器29で粗製酸素23が凝縮されることはない。
【0023】
以上述べたように、本発明によれば、アルゴンという中間冷媒を使用するようにしたことにより、流路閉塞を生じさせることなく水素と酸素を間接的に熱交換させて純酸素を得ることができるようになる。且つ、中間の冷媒としてアルゴンという不活性ガスを使用しているので、安全上も優れた装置となる。
【0024】
又、酸素精製装置本体2の内部に、スラッシュアルゴン製造装置14と酸素熱交換部5を備えるようにしたので、装置構成を簡略化し効率的な設備とすることができる。
【0025】
更に、アルゴン−酸素熱交換部5の出側、例えば、酸素精製装置本体2における液体酸素貯留空間4の底部に、得られた液体純酸素30を気化するための気化器26を取付けることにより、簡単に純酸素ガス31を得ることができる。
【0026】
更に又、スラッシュアルゴン製造装置14で液体アルゴン10を冷却することによって気化された水素ガス16と粗製酸素23とを熱交換する中間熱交換器29を設けたことにより、水素ガス16の冷熱を利用して設備効率を向上することができる。
【0027】
加えて、スラッシュアルゴン製造装置14を、アルゴン凝固面6で冷却・凝固された固体アルゴン33をアルゴン掻取装置13で掻取らせるようにしたことにより、簡単な構成でスラッシュアルゴンを製造することができる。
【0028】
そして、スラッシュアルゴン製造空間3下部のスラッシュアルゴン溜り18で粗製酸素23を冷却することによって溶かされた液体アルゴン10を、アルゴン循環路17を介してアルゴンノズル11へ循環させるようにしたことにより、アルゴンの使用量を節約することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例と共に説明する。
【0030】
図1は、本発明の実施の形態の一例である。
【0031】
隔壁1によって上下に仕切られた密閉容器状の酸素精製装置本体2を設け、隔壁1を貫通して、上部のスラッシュアルゴン製造空間3の側と下部の液体酸素貯留空間4の側へ延びる凝縮フィンから成るアルゴン−酸素熱交換部5を設ける。
【0032】
酸素精製装置本体2上部のスラッシュアルゴン製造空間3に、アルゴン凝固面6を有する水素ジャケット7を設け、水素ジャケット7に液体水素供給路8と水素ガス排出路9をそれぞれ接続すると共に、アルゴン凝固面6へ向けて液体アルゴン10を噴霧或いは滴下するアルゴンノズル11を配置し、アルゴン凝固面6に、モータ12によって回転駆動されるオーガスクリューなどのアルゴン掻取装置13を接触配置して、スラッシュアルゴン製造装置14を構成する。
【0033】
尚、図ではアルゴン凝固面6は円筒型をしており、円筒型のアルゴン凝固面6の軸心位置にオーガスクリューが配置されるようになっているが、必ずしもこの形状に限るものではない。又、図中、15は液体水素供給路8へ供給される液体水素、16は水素ガス排出路9から排出される水素ガス、17はスラッシュアルゴン製造空間3下部のスラッシュアルゴン溜り18からアルゴンノズル11へ液体アルゴン10を循環させるためのアルゴン循環路、19はアルゴン循環路17の途中に設けられたアルゴン循環ポンプ、20はオーガスクリューによってアルゴン凝固面6から掻取られて成るみぞれ状のスラッシュアルゴンである。
【0034】
そして、常温の空気21から窒素22を分離して粗製酸素23を得るようにしたPSA(Pressure Swing Absorption)と呼ばれる酸素製造装置24の粗製酸素出口流路25を酸素精製装置本体2下部の液体酸素貯留空間4の上部位置へ接続すると共に、液体酸素貯留空間4の底部に気化器26を備えた純酸素排出流路27を接続し、且つ、液体酸素貯留空間4の上部位置に残ガス出口流路28を接続する。
【0035】
更に、水素ガス排出路9と粗製酸素出口流路25の間に中間熱交換器29を設ける。
【0036】
尚、図中、30は液体酸素貯留空間4に溜まった純度の高い液体純酸素、31は純酸素排出流路27を通すことにより最終的に得られる純酸素ガス、32は残ガス出口流路28から排出される残ガス、33はアルゴン凝固面6に生成された固体アルゴン、34はアルゴン循環路17に液体アルゴン10を供給する液体アルゴン供給路である。
【0037】
次に、作動について説明する。
【0038】
先ず、液体水素供給路8から水素ジャケット7へ液体水素15を供給し、水素ジャケット7のアルゴン凝固面6を冷却する。
【0039】
この状態で、アルゴンノズル11からアルゴン凝固面6へ向けて液体アルゴン10を噴霧或いは滴下し、アルゴン凝固面6に固体アルゴン33を凝固させる。
【0040】
そして、アルゴン凝固面6に凝固・成長した固体アルゴン33をオーガスクリューによって掻取り、みぞれ状のスラッシュアルゴン20としてスラッシュアルゴン製造空間3下部のスラッシュアルゴン溜り18へ落とさせる。
【0041】
この状態で、PSA(Pressure Swing Absorption)と呼ばれる酸素製造装置24で常温の空気21から窒素22を分離して得られた純度の低い粗製酸素23を粗製酸素出口流路25を介して酸素精製装置本体2下部の液体酸素貯留空間4の上部位置へと送り、凝縮フィンから成るアルゴン−酸素熱交換部5を介してスラッシュアルゴン20と熱交換させ、粗製酸素23を凝縮させて純度の高い液体純酸素30を得る。
【0042】
この際、スラッシュアルゴン20は温度が83.6Kと、酸素の凝固温度である54.8Kよりも高いので、液体純酸素30が液体酸素貯留空間4や純酸素排出流路27で凝固してこれらを閉塞することが確実に防止され、酸素精製装置の運転や制御が容易となる。
【0043】
又、中間の冷媒としてアルゴンという不活性ガスを使用しているので、安全上も優れた装置となる。
【0044】
こうして、液体酸素貯留空間4に得られた液体純酸素30は、純酸素排出流路27から取り出され、途中、気化器26で気化されて純酸素ガス31とされる。
【0045】
尚、粗製酸素23を凝縮する時に凝縮し残された不純物は、残ガス32として残ガス出口流路28から排出される。
【0046】
一方、粗製酸素23の凝縮により温度が上がったスラッシュアルゴン溜り18のスラッシュアルゴン20は、一部が溶けて液体アルゴン10となり、アルゴン循環ポンプ19によりアルゴン循環路17を介してアルゴンノズル11へ循環使用される。
【0047】
又、液体アルゴン10の凝固により温度が上がった水素ジャケット7の液体水素15は、水素ガス16となって水素ガス排出路9から排出される。
【0048】
更に、水素ガス排出路9から排出される水素ガス16は、途中、中間熱交換器29で粗製酸素出口流路25を流れる粗製酸素23と熱交換され、酸素精製装置の精製効率を向上するのに利用される。尚、水素ガス16は冷熱が小さいので、中間熱交換器29で粗製酸素23が凝縮されることはない。
【0049】
以上述べたように、本発明によれば、アルゴンという中間冷媒を使用するようにしたことにより、流路閉塞を生じさせることなく水素と酸素を間接的に熱交換させて純酸素を得ることができるようになる。且つ、中間の冷媒としてアルゴンという不活性ガスを使用しているので、安全上も優れた装置となる。
【0050】
又、酸素精製装置本体2の内部に、スラッシュアルゴン製造装置14と酸素熱交換部5を備えるようにしたので、装置構成を簡略化し効率的な設備とすることができる。
【0051】
更に、アルゴン−酸素熱交換部5の出側、例えば、酸素精製装置本体2における液体酸素貯留空間4の底部に、得られた液体純酸素30を気化するための気化器26を取付けることにより、簡単に純酸素ガス31を得ることができる。
【0052】
更に又、スラッシュアルゴン製造装置14で液体アルゴン10を冷却することによって気化された水素ガス16と粗製酸素23とを熱交換する中間熱交換器29を設けたことにより、水素ガス16の冷熱を利用して設備効率を向上することができる。
【0053】
加えて、スラッシュアルゴン製造装置14を、アルゴン凝固面6で冷却・凝固された固体アルゴン33をアルゴン掻取装置13で掻取らせるようにしたことにより、簡単な構成でスラッシュアルゴン20を製造することができる。
【0054】
そして、スラッシュアルゴン製造空間3下部のスラッシュアルゴン溜り18で粗製酸素23を冷却することによって溶かされた液体アルゴン10を、アルゴン循環路17を介してアルゴンノズル11へ循環させるようにしたことにより、アルゴンの使用量を節約することができる。
【0055】
尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0057】
1) アルゴンという中間冷媒を使用するようにしたことにより、流路閉塞を生じさせることなく水素と酸素を間接的に熱交換させて純酸素を得ることができるようになる。又、中間の冷媒としてアルゴンという不活性ガスを使用しているので、安全上も優れた装置となる。
【0058】
2) 酸素精製装置本体2の内部に、スラッシュアルゴン製造装置14とアルゴン−酸素熱交換部5を備えるようにしたので、装置構成を簡略化し効率的な設備とすることができる。
【0059】
3) アルゴン−酸素熱交換部5の出側、例えば、酸素精製装置本体2における液体酸素貯留空間4の底部に、得られた液体純酸素30を気化するための気化器26を取付けることにより、簡単に純酸素ガス31を得ることができる。
【0060】
4) スラッシュアルゴン製造装置14で液体アルゴン10を冷却することによって気化された水素ガス16と粗製酸素23とを熱交換する中間熱交換器29を設けたことにより、水素ガス16の冷熱を利用して設備効率を向上することができる。
【0061】
5) スラッシュアルゴン製造装置14を、アルゴン凝固面6で冷却・凝固された固体アルゴン33をアルゴン掻取装置13で掻取らせるようにしたことにより、簡単な構成でスラッシュアルゴン20を製造することができる。
【0062】
6) スラッシュアルゴン製造空間3下部のスラッシュアルゴン溜り18で粗製酸素23を冷却することによって溶かされた液体アルゴン10を、アルゴン循環路17を介してアルゴンノズル11へ循環させるようにしたことにより、アルゴンの使用量を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の概略系統図である。
【符号の説明】
1 隔壁
2 酸素精製装置本体
3 スラッシュアルゴン製造空間
4 液体酸素貯留空間
5 アルゴン−酸素熱交換部(凝縮フィン)
6 アルゴン凝固面
7 水素ジャケット
9 水素ガス排出路
10 液体アルゴン
11 アルゴンノズル
13 アルゴン掻取装置
14 スラッシュアルゴン製造装置
15 液体水素
16 水素ガス
17 アルゴン循環路
18 スラッシュアルゴン溜り
20 スラッシュアルゴン
23 粗製酸素
26 気化器
29 中間熱交換器
30 液体純酸素
32 残ガス
33 固体アルゴン

Claims (6)

  1. 液体水素(15)によって冷却・凝固された固体アルゴン(33)からみぞれ状のスラッシュアルゴン(20)を作るスラッシュアルゴン製造装置(14)と、スラッシュアルゴン製造装置(14)で作られたスラッシュアルゴン(20)及び純度の低い粗製酸素(23)を熱交換して粗製酸素(23)を冷却・凝縮することにより粗製酸素(23)から不純物を含む残ガス(32)を分離して純度の高い液体純酸素(30)を得るアルゴン−酸素熱交換部(5)とを備えたことを特徴とする酸素精製装置。
  2. 隔壁(1)によって上下に仕切られた酸素精製装置本体(2)と、酸素精製装置本体(2)上部のスラッシュアルゴン製造空間(3)に設けられたスラッシュアルゴン製造装置(14)と、スラッシュアルゴン製造空間(3)下部のスラッシュアルゴン溜り(18)に溜められたスラッシュアルゴン(20)及び酸素精製装置本体(2)下部の液体酸素貯留空間(4)に供給された粗製酸素(23)を熱交換する凝縮フィンから成るアルゴン−酸素熱交換部(5)とを備えた請求項1記載の酸素精製装置。
  3. アルゴン−酸素熱交換部(5)の出側に、得られた液体純酸素(30)を気化する気化器(26)を取付けた請求項1又は2記載の酸素精製装置。
  4. スラッシュアルゴン製造装置(14)で液体アルゴン(10)を冷却することによって気化された水素ガス(16)と粗製酸素(23)とを熱交換する中間熱交換器(29)を設けた請求項1乃至3いずれか記載の酸素精製装置。
  5. スラッシュアルゴン製造装置(14)が、アルゴン凝固面(6)を有する水素ジャケット(7)と、アルゴン凝固面(6)へ向けて液体アルゴン(10)を噴霧又は滴下するアルゴンノズル(11)と、アルゴン凝固面(6)で冷却・凝固された固体アルゴン(33)を掻取るアルゴン掻取装置(13)とで構成される請求項1乃至4いずれか記載の酸素精製装置。
  6. スラッシュアルゴン製造空間(3)下部のスラッシュアルゴン溜り(18)で粗製酸素(23)を冷却することによって溶かされた液体アルゴン(10)をアルゴンノズル(11)へ循環させるアルゴン循環路(17)を設けた請求項2乃至5いずれか記載の酸素精製装置。
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