JP3820589B2 - 液体吐出ヘッドとその製造方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

液体吐出ヘッドとその製造方法及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出ヘッドとその製造方法及びインクジェット記録装置に係り、特に、液滴を吐出する吐出口と連通する圧力室の一部を振動板で構成し、この振動板に圧電素子を設け、この圧電素子の変位により振動板を変形させ、圧力室の容積を変化させることにより圧力室内の液滴を吐出口から吐出する液体吐出ヘッドとその製造方法及びインクジェット記録装置に関する。
従来より、例えば記録ヘッドにインクを供給し、記録ヘッドのノズルから記録用紙に向けてインクを微小なインク滴として吐出させて記録を行うインクジェットヘッド等の液滴吐出ヘッドが知られている。
このような従来の液滴吐出ヘッドを図5に示す。図5は、液滴吐出ヘッドの要部を示す断面図である。図5に示すように、液滴吐出ヘッド100は、主に、液滴を吐出する吐出口であるノズル102が形成されたノズルプレート104、隔壁106及び振動板118によって形成される圧力室110、及び振動板118に設けられた圧電素子112を含んで構成され、圧力室110はノズル102に連通するとともに、圧力室110には、図示しない液体供給流路より液体が供給されるようになっている。
そして、図示しない駆動手段により、圧電素子112を挟んでその上下に設けられた図示しない電極を介して、画像信号に応じた電圧が印加されると、圧電素子112が変位し、それによって振動板118が変形し、圧力室110の容積が変化することによって液滴がノズル102から吐出される。
従来、このような液体吐出ヘッド100の製造方法としては、ノズル102の形成されたノズルプレート104、圧力室110の隔壁106となる部分が形成された流路プレート107、振動板118及び圧電素子112を接着剤により接合して積層して形成する方法の他、様々な製造方法が知られている。
例えば、圧電素子、振動板及び圧力室を形成するプレート等を積層して一体焼成で形成したアクチュエータユニットと、インク供給路やノズルを形成するプレート等からなる流路ユニットとを接着剤により接合するようにしたもの(例えば、特許文献1等参照)や、各プレートの表面にガラス層を成膜して重ね合わせて積層し、加熱加圧することにより各プレートの表面のガラス層を軟化させて融合し、強固に接合するようにしたもの(例えば、特許文献2等参照)等が知られている。
しかし、圧電素子は非常に薄いので、これを重ねて加圧して貼り付けようとすると割れてしまう虞があり、また広範囲で均一の膜厚を得ることが難しいという問題もあり、エアロゾル法で圧電素子を形成する方法が考えられている。エアロゾル法とは、エアロゾル式ガスデポジション法、あるいは単にガスデポジション法あるいは粉体法等とも呼ばれるものであり、超微粒子状態のPZT(ジルコン酸チタン酸鉛Pb(Zr,Ti)O3 )にアルゴン等のキャリアガスを吹き込み、このガスによって巻き上げられたPZTの微粒子をキャリアガスとともにスプレーノズルを通して基板に高速噴射して堆積させ、加熱処理を施して成膜するものである。このようにエアロゾル法は、その場に直接微粒子を堆積させて焼成して膜を作るものであり、広範囲な膜厚を得ることができる。
すなわち、エアロゾル法により振動板上に圧電素子を形成する場合には、サブミクロンの圧電体粒子を加温した振動板に向かって高速に打ち出した後、600℃前後で熱処理を行う。すると、堆積した圧電体粒子が結果としてぺロブスカイト構造をなして、全体として、いわゆるバルクの圧電体同様、逆圧電効果を示す。振動板上への圧電体形成は、圧力室の位置に開口を有するマスクを設けて行い、粉体被着後、電極をスパッタリング等でつけた後にマスクを溶解除去する。
しかし、エアロゾル法は、600℃前後で熱処理を行うため、従来のような接着剤で積層されたプレートに対してエアロゾル法で圧電素子を形成しようとすると、接着剤がこの熱処理の温度に耐えられず、溶けだして液流路や液滴吐出口を塞いだりして、液滴吐出ヘッドの正常な駆動に支障をきたす虞がある。そこで、エアロゾル法を用いる場合には、例えば、流路プレート等の振動板以外の各プレートを接着剤で積層したものに対して、それとは別に振動板にエアロゾル法で圧電素子を形成し、その後、この積層プレートに対して、エアロゾル法で圧電素子の形成された振動板を接合する方法が考えられる。
あるいは、図6に示すように、シリコン基板122をエッチングして、圧力室124と振動板126を形成し、これにノズル128が形成されたノズルプレート130を陽極接合で接合することにより、接着剤を用いない構造とすることができ、これに対してエアロゾル法で圧電素子132を形成することができる。ここで、陽極接合とは、内部に稼働イオンを含むガラスとシリコンとを重ね加熱状態でシリコン側に正電位となる方向に直流電圧を加えてガラスとシリコンとを化学結合するものである。陽極接合については、例えば、流路形成基板上の圧電素子側に、圧電素子保持部を有する接合基板を陽極接合で接合するようにしたものが特許文献3等に記載されている。
しかし、流路プレートを接着剤で接着して積層するとともに、別途接着剤のない板(振動板等)上においてエアロゾル法で圧電素子を形成する方法では、圧電素子の膜厚を大面積に渡り薄く形成できるものの、信頼性の点で特段の利点はなく、また、接着剤を用いずにシリコンのウエハプロセスで圧力室を形成する方法では、短尺のヘッドの場合は良いが、長尺のヘッドを作成しようとした場合には、ウエハプロセスのための設備が大がかりとなってしまい、コストアップになるという問題がある。
そこで、様々な工夫を凝らして、圧電素子をエアロゾル法で形成するようにした液体吐出ヘッドの製造方法がいろいろ提案されている。例えば、振動板と圧力室の隔壁との間は接着剤等を介さない直接接合とし、振動板をエアロゾル法を用いて耐蝕性金属酸化物で形成したもの(例えば、特許文献4等参照)や、復合基板の層間の接合を接着剤を用いない直接接合とし、振動板を圧電材料で構成し、エアロゾル法で形成するようにしたもの(例えば、特許文献5等参照)が知られている。
また、基板上に振動板及び電極となる膜を全面に渡って積層し、レジストパターンを用いてエアロゾル法により圧電膜を形成した後、レジストパターンを除去し、基板の裏面側にエッチングで圧力室を形成し、ノズルプレートを接合するようにしたもの(例えば、特許文献6等参照)や、振動板上にエアロゾル法で圧電体を形成したもの(例えば、特許文献7等参照)が知られている。
また、シリコン基体上の鉛原子に対する反応阻止層上にエアロゾル法により圧電体を形成するもの(例えば、特許文献8等参照)や、その他圧力室の振動板表面にエアロゾル法で圧電素子を形成するもの(例えば、特許文献9あるいは特許文献10等参照)が知られている。
特開平7−156398号公報 特開2003−63017号公報 特開2002−36547号公報 特開2003−136714号公報 特開2003−136715号公報 特開2003−142750号公報 特開平11−348297号公報 特開2000−328223号公報 特開平8−267763号公報 特開平8−230181号公報
しかしながら、前述したように、従来の振動板への圧電体(圧電素子)の形成方法は、バルクからの研磨やグリーンシートなどによっており、例えば図5あるいは図6に示すように、振動板と圧電素子との貼り合わせ面は平面であった。また、従来のエアロゾル法によって振動板上に圧電体(圧電素子)を形成する場合においても、上記各特許文献等に記載されたものでは、振動板と圧電体接合面は平面であった。
エアロゾル法で圧電体を形成し、その厚みを薄くし、その変位特性や発生圧を増大させる場合には、この接合面が平面であると、実際には圧電体の変形の大小がその部位によって異なるため、それに対応できず、圧電体強度、圧電体にかかる歪み等が問題となる。特に、圧電体の膜厚を数μmのオーダーまで薄くする場合には、圧電体にクラックが発生し易く、圧電体の耐久性や信頼性が著しく低下するという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、圧電体を薄膜化して液体吐出口を高密度化した場合であっても、高耐久性及び高信頼性を有することのできる液体吐出ヘッドとその製造方法及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、液滴を吐出する吐出口が形成される吐出口形成基板、前記吐出口に連通する圧力室の隔壁を形成する流路形成基板、及び振動板を積層して、圧力室を形成する際、前記振動板自体の表面に凹凸構造を形成し、前記振動板表面に形成された凹凸構造に沿って電極を形成し、さらにその上に、前記振動板が厚い部分では薄く、前記振動板が薄い部分では厚く、かつその表面が平坦面となるように、前記圧力室内に圧力変化を生じさせる圧電体をエアロゾル法で形成するようにしたことを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法を提供する。
このように、振動板自体の表面に凹凸構造を形成し、その上にエアロゾル法で圧電体を形成するようにしたため、部位により圧電体の変形に寄与する振動板の厚みを変更して、そのバランスを変えることにより圧電体アクチュエータの耐久性を向上させることができる。
また、前記圧電体は、前記振動板の凹凸構造に対応して、前記振動板が厚い部分では薄く、前記振動板が薄い部分では厚く、かつその表面が平坦面となるように形成したため、例えば、圧電体の変形が大の部分においては、振動板の厚みも大にして、逆に圧電体の変形が小の部分においては振動板の厚みを小とすることにより、圧電体アクチュエータの耐久性を向上させることができる。
また、さらに前記吐出口形成基板、前記流路形成基板及び振動板を積層する際、ガラス溶着接合または金属拡散接合によって接合することが好ましい。これにより、接着剤を用いた場合の様々な問題点を考慮する必要がなく、液滴吐出ヘッドに使用することのできるインクの自由度を増すことができる。
また、同様に前記目的を達成するために、本発明の請求項に記載の発明は、液滴を吐出する吐出口が形成される吐出口形成基板と、前記吐出口に連通する圧力室の隔壁を形成する流路形成基板と、振動板を積層して圧力室を形成する際、前記振動板自体の表面に凹凸構造を形成し、前記振動板表面に形成された凹凸構造に沿って電極を形成し、さらにその上に、前記振動板が厚い部分では薄く、前記振動板が薄い部分では厚く、かつその表面が平坦面となるように、前記圧力室内に圧力変化を生じさせる圧電体をエアロゾル法で形成したことを特徴とする液滴吐出ヘッドを提供する。これにより、圧電体アクチュエータの耐久性を向上させることができる。
また、同様に前記目的を達成するために、本発明の請求項に記載の発明は、液滴を吐出する吐出口が形成される吐出口形成基板と、前記吐出口に連通する圧力室の隔壁を形成する流路形成基板と、振動板を積層して圧力室を形成する際、前記振動板自体の表面に凹凸構造を形成し、前記振動板表面に形成された凹凸構造に沿って電極を形成し、さらにその上に、前記振動板が厚い部分では薄く、前記振動板が薄い部分では厚く、かつその表面が平坦面となるように、前記圧力室内に圧力変化を生じさせる圧電体をエアロゾル法で形成した液滴吐出ヘッドを有して構成されることを特徴とするインクジェット記録装置を提供する。これにより、圧電体アクチュエータの耐久性が向上し、インクジェット記録装置の信頼性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明に係る液体吐出ヘッドとその製造方法及びインクジェット記録装置によれば、圧電体を薄膜化して液体吐出口を高密度化した場合であっても、耐久性及び信頼性を向上させることが可能となる。
以下、添付図面に従って、本発明に係る液体吐出ヘッドとその製造方法及びインクジェット記録装置について詳細に説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。図1に示すように、インクジェット記録装置10は、インクの色毎に設けられた複数の印字ヘッド12K、12C、12M、12Yを有する印字部12と、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部14と、記録紙16を提供する給紙部18と、記録紙16のカールを除去するデカール処理部20と、前記印字部12のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送する吸着ベルト搬送部22と、印字部12による印字結果を読み取る印字検出部24と、印画済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部26とを備えている。
図1では、給紙部18の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジンが示されているが、紙幅や紙質等が異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて、又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットによって用紙を供給してもよい。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図1のように、裁断用のカッター28が設けられており、該カッター28によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター28は、記録紙16の搬送路幅以上の長さを有する固定刃28Aと、該固定刃28Aに沿って移動する丸刃28Bとから構成されており、印字裏面側に固定刃28Aが設けられ、搬送路を挟んで印字面側に丸刃28Bが配置される。なお、カット紙を使用する場合には、カッター28は不要である。
複数種類の記録紙を利用可能な構成にした場合、紙の種類情報を記録したバーコード或いは無線タグなどの情報記録体をマガジンに取り付け、その情報記録体の情報を所定の読取装置によって読み取ることで、使用される用紙の種類を自動的に判別し、用紙の種類に応じて適切なインク吐出を実現するようにインク吐出制御を行うことが好ましい。
給紙部18から送り出される記録紙16はマガジンに装填されていたことによる巻きクセが残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部20においてマガジンの巻きクセ方向と逆方向に加熱ドラム30で記録紙16に熱を与える。このとき、多少印字面が外側に弱いカールとなるように加熱温度を制御するとより好ましい。
デカール処理後、カットされた記録紙16は、吸着ベルト搬送部22へと送られる。吸着ベルト搬送部22は、ローラ31、32間に無端状のベルト33が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する部分が水平面(フラット面)をなすように構成されている。
ベルト33は、記録紙16の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引孔(図示省略)が形成されている。図1に示したように、ローラ31、32間に掛け渡されたベルト33の内側において印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバ34が設けられており、この吸着チャンバ34をファン35で吸引して負圧にすることによってベルト33上の記録紙16が吸着保持される。
ベルト33が巻かれているローラ31、32の少なくとも一方にモータ(図示省略)の動力が伝達されることにより、ベルト33は図1上の時計回り方向に駆動され、ベルト33上に保持された記録紙16は図1の左から右へと搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト33上にもインクが付着するので、ベルト33の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部36が設けられている。ベルト清掃部36の構成について詳細は図示しないが、例えば、ブラシ・ロール、吸水ロール等をニップする方式、清浄エアーを吹き掛けるエアーブロー方式、或いはこれらの組み合わせなどがある。清掃用ロールをニップする方式の場合、ベルト線速度とローラ線速度を変えると清掃効果が大きい。
なお、吸着ベルト搬送部22に代えて、ローラ・ニップ搬送機構を用いる態様も考えられるが、印字領域をローラ・ニップ搬送すると、印字直後に用紙の印字面をローラが接触するので画像が滲み易いという問題がある。従って、本例のように、印字領域では画像面を接触させない吸着ベルト搬送が好ましい。
吸着ベルト搬送部22により形成される用紙搬送路上において印字部12の上流側には、加熱ファン40が設けられている。加熱ファン40は、印字前の記録紙16に加熱空気を吹きつけ、記録紙16を加熱する。印字直前に記録紙16を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部12は、最大紙幅に対応する長さを有するライン型ヘッドを紙搬送方向(副走査方向)と直交方向(主走査方向)に配置した、いわゆるフルライン型のヘッドとなっている。各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yは、本インクジェット記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙16の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出口(ノズル)が複数配列されたライン型ヘッドで構成されている。
記録紙16の搬送方向(紙搬送方向、副走査方向)に沿って上流側から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に各色インクに対応した印字ヘッド12K、12C、12M、12Yが配置されている。記録紙16を搬送しつつ各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yからそれぞれ色インクを吐出することにより記録紙16上にカラー画像を形成し得る。
このように、紙幅の全域をカバーするフルラインヘッドがインク色ごとに設けられてなる印字部12によれば、副走査方向について記録紙16と印字部12を相対的に移動させる動作を一回行うだけで(すなわち1回の走査で)、記録紙16の全面に画像を記録することができる。これにより、印字ヘッドが主走査方向に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
なお、本例では、KCMYの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態に限定はされず、必要に応じて淡インク、濃インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを吐出する印字ヘッドを追加する構成も可能である。
図1に示したように、インク貯蔵/装填部14は、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yに対応する色のインクを貯蔵するタンクを有し、各タンクは図示を省略した管路を介して各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yと連通されている。また、インク貯蔵/装填部14は、インク残量が少なくなるとその旨を報知する報知手段(表示手段、警告音発生手段等)を備えるとともに、色間の誤装填を防止するための機構を有している。
印字検出部24は、印字部12の打滴結果を撮像するためのイメージセンサ(ラインセンサ等)を含み、該イメージセンサによって読み取った打滴画像からノズルの目詰まりその他の吐出不良をチェックする手段として機能する。
本例の印字検出部24は、少なくとも各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yによるインク吐出幅(画像記録幅)よりも幅の広い受光素子列を有するラインセンサで構成される。このラインセンサは、赤(R)の色フィルタが設けられた光電変換素子(画素)がライン状に配列されたRセンサ列と、緑(G)の色フィルタが設けられたGセンサ列と、青(B)の色フィルタが設けられたBセンサ列と、からなる色分解ラインCCDセンサで構成されている。なお、ラインセンサに代えて、受光素子が二次元配列されて成るエリアセンサを用いることも可能である。
印字検出部24は、各色の印字ヘッド12K、12C、12M、12Yにより印字されたテストパターンを読み取り、各ヘッドの吐出検出を行う。吐出判定は、吐出の有無、ドットサイズの測定、ドット着弾位置の測定などで構成される。
印字検出部24の後段には、後乾燥部42が設けられている。後乾燥部42は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字後のインクが乾燥するまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹き付ける方式が好ましい。
多孔質のペーパに染料系インクで印字した場合などでは、加圧によりペーパの孔を塞ぐことでオゾンなど、染料分子を壊す原因となるものと接触することを防ぐことで画像の耐候性がアップする効果がある。
後乾燥部42の後段には、加熱・加圧部44が設けられている。加熱・加圧部44は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラ45で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
こうして生成されたプリント物は排紙部26から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置10では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部26A、26Bへと送るために排紙経路を切り替える不図示の選別手段が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)48によってテスト印字の部分を切り離す。カッター48は、排紙部26の直前に設けられており、画像余白部にテスト印字を行った場合に本画像とテスト印字部を切断するためのものである。カッター48の構造は前述した第1のカッター28と同様であり、固定刃48Aと丸刃48Bとから構成される。また、図1には示さないが、本画像の排出部26Aには、オーダー別に画像を集積するソータが設けられている。
次に、印字ヘッド(インクジェットヘッド)について説明する。インク色ごとに設けられている各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号50によって印字ヘッド(インクジェットヘッド)を表すこととする。
図2は、本発明に係る液滴吐出ヘッドの一実施形態としての印字ヘッド(インクジェットヘッド)の概略構成を示す断面図である。図2に示すように、本実施形態の印字ヘッド(インクジェットヘッド)50は、インク(液体)をインク滴(液滴)として吐出するノズル(液滴吐出口)52と、このノズル52と連通し、インクを吐出するために加圧する圧力室54と、圧力室54の一面(図では上面)を封止し、圧力室54の一部を構成する振動板56と、振動板56の上部に形成された圧電素子(圧電体)58を有して構成される。また、図示は省略するが、圧力室54に連通し、インクを供給するインク供給流路及びインク供給口が設けられている。
また、図に示すようなノズル52、圧力室54等が図2の紙面に垂直な方向に複数配列されており、各インク供給口は、同じく図示を省略した共通液室に連通して、共通液室からインクの供給を受けるようになっている。
また、図示を省略するが、圧電素子58の上面及び下面には電極(上部電極及び下部電極)が薄く形成されている。インク吐出時には、この圧電素子58の上面及び下面に形成された電極に電圧を印加することにより、圧電素子58が変形し、振動板56の中央を圧力室54側へ曲げるように作用するようになっている。この圧電素子58と振動板56の撓み変形による体積変位により、圧力室54の中のインクが圧縮され、圧力室54に連通したノズル52からインク滴として吐出されるようになっている。
また、圧電素子58への印加電圧を元に戻すと、圧電素子58及び振動板56は元の状態にもどり、インクが図示しないインク供給口を通じて共通液室より圧力室54へ補給される。
ノズル52は、ノズルプレート(吐出口形成基板)60に形成されており、圧力室54の隔壁62は、流路プレート(流路形成基板)64によって形成され、ノズルプレート60、流路プレート64及び振動板56を積層することによって圧力室54が形成されるようになっている。
以下、この印字ヘッド(インクジェットヘッド)50の製造方法について説明する。
まず、各プレートは金属で形成されており、これに対して、それが有する孔等の形状を加工する。ノズルプレート60に対しては、ノズル52となる部分を穿孔加工し、流路プレート64に対しては、圧力室54の隔壁62となる部分及びノズル52への連通孔となる部分を穿孔加工する。また、振動板56に対しては、所定の凹凸構造を図2に示すように、その表面に形成する。この凹凸構造は、その段差が振動板56の厚さの1/10以上となるように形成する。この凹凸構造の形状は、特に限定されるものではなく、どのようなヘッドを作成するかを考慮して設計される。また、振動板56上には、例えばスパッタリングや塗布法あるいは印刷法等の方法で電極を形成する。
次に、ノズルプレート60、流路プレート64及び振動板56を、ガラス溶着接合あるいは金属拡散接合により接合し、各プレートを積層して圧力室54を形成する。ガラス溶着の場合には、各プレート表面にガラス溶着用のガラス膜を形成して、これを重ねて加熱炉等内で加熱し、ガラスを溶融させ、これに対し加圧して溶融したガラス同士を接合させる。
また、金属拡散接合の場合には、それぞれ金属のプレートの表面に付着している油脂等を洗浄により除去して、各プレートを重ねて炉内を高温高圧の状態として加圧し、各プレートの接続部が合金状態となるようにし、確実に接合させるようにする。
このように、本実施形態では、ガラスあるいは金属の分子間の結合力により強く接合するものであり、接着剤を用いていないため、はみ出した接着剤がインク流路を狭めたり塞いだりという接着剤を用いた場合の弊害がなく、各プレートを確実に接合することができ、接着剤とインクの化学反応等の制約もなく、使用するインクの自由度が高くなる。
次に、このようにして形成された圧力室54の上面を形成する振動板56の上にエアロゾル法で圧電素子58を形成する。これには、例えば、振動板56の圧力室54の部分だけが露出されるようなマスクを用いて、そこへ超微粒子状態のPZT(ジルコン酸チタン酸鉛Pb(Zr,Ti)O3 )の微粒子をキャリアガスとともにスプレーノズルを通して振動板56表面に高速噴射して堆積させ、加熱処理を施して成膜することによって圧電素子58を形成する。
このとき、図2に示すように、圧電素子58の表面59は、平坦面となるようにし、最終的に、振動板56が厚い部分では、圧電素子58は薄く、振動板56が薄い部分では、圧電素子58は厚くなるように形成する。これにより、圧電素子58は、振動板56に形成された凹凸構造とは逆の凹凸構造が形成される。
圧電素子58を形成した後、マスクを除去することにより、インクジェットヘッド50が作成される。このように本実施形態では、流路プレート64等の各プレートを、ガラス溶着接合あるいは金属拡散接合等の接着剤を用いない接合方法で接合して積層するようにしたため、その後振動板56上に圧電素子58を、エアロゾル法で形成することが可能となった。
また、このように各プレート積層後に、エアロゾル法で圧電素子58を形成するため、各プレートを積層して接合する際、確実に押圧することができる。また、圧電素子58をエアロゾル法で形成するようにしたため、別途作成した薄い圧電素子58を加圧して振動板56に接合するような必要はなく、圧電素子58を接合時の加圧で割ってしまうというような虞もない。
また、図3に、このようにして形成された振動板56と圧電素子58の部分を拡大して示す。図3(a)の場合、振動板56は、中央部56aが薄く、両端部56bが厚い凹凸構造を有しており、これに対して、圧電素子58は、その中央部58aが厚く、両端部58bが薄くなっており、振動板56とは逆の凹凸構造を有している。
また、図3(b)に示す例の場合は、振動板56は、中央部56cが厚く、その両側に薄い部分56dを有しており、これに対して、圧電素子58は、その中央部58cが薄く、両端部58dが厚くなっており、振動板56とは逆の凹凸構造を有している。
圧電素子58は、薄い部分において面内の変形に寄与する歪みが大であり、厚い部分においては小である。これに対して、振動板56は、薄い部分において面内に変形し易く、厚い部分において変形しにくい。
そこで、本実施形態においては、このように振動板56に凹凸構造を形成し、それに対応させて圧電素子58を形成したため、圧電素子58と振動板56の変形に寄与する、振動板56の厚みと、圧電素子58の厚みとのバランスを変えることにより、圧電体アクチュエータの耐久性の向上を図ることが可能となる。
例えば、圧電素子58の歪みを防止したい部分に対しては、振動板56の剛性が弱い部分を対応させ、それ以外の部分に対しては、圧電素子58の変形量が大の部分を対応させるようにする。
また、図4に、本実施形態において形成された圧電素子の変形時の応力の様子を示す。インク吐出時において圧電素子58に電圧を印加した時、圧電素子58の内部には、図4に矢印で示したように応力が働く。このとき、図4に示すように、凹凸構造の段差部(角の部分)においては、等電位面が斜めとなり、図に矢印Fで示す、この斜めに発生した圧電素子58の歪みによる力の垂直成分が振動板56下面に垂直な方向に直接働くため、変形の即応性が改善される。
以上説明したように、本実施形態によれば、振動板を凹凸構造としたため、下電極面が凹凸構造となり、エアロゾル法でその凹凸構造を有する振動板上に圧電素子を形成したため、凹凸構造を有する振動板の面に対して密着して圧電素子(及び下部電極)を形成することができた。このとき、圧電素子の下部電極側の等電位面が平坦ではなくなった。
このように、振動板に凹凸構造を形成したため、振動板の剛性を不均一にすることができ、例えば、図3(a)に示すように、振動板中央部の剛性を小さくすることができる。これにより、圧電素子の変位、圧力が大であり、また圧電素子の歪みが小となるように、振動板の剛性及び圧電素子への電圧印加を設計することができるようになる。
その結果、圧電素子を薄膜化して、記録ヘッドを高密度化した場合であっても、高耐久性、及び高信頼性を得ることが可能となった。さらに、凹凸構造を形成したため、その凹凸の角部において斜めに発生する力の垂直成分により、圧電体アクチュエータの即応性を改善することができるようになった。
以上、本発明の液体吐出ヘッドとその製造方法及びインクジェット記録装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、凹凸構造の変形や多段化、曲面化を行ってもよいのはもちろんである。
本発明に係るインクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。 本発明に係る液滴吐出ヘッドの一実施形態としてのインクジェット記録ヘッドの概略構成を示す断面図である。 本実施形態において形成された振動板と圧電素子の部分を拡大して示す断面図であり、(a)は圧電素子の中央が厚い場合、(b)は圧電素子の中央が薄い場合を示す。 本実施形態において形成された圧電素子の変形時の応力の様子を示す説明図である。 従来の、プレートを積層して形成した液体吐出ヘッドの概略を示す断面図である。 従来の、シリコンプロセスで形成した液体吐出ヘッドの概略を示す断面図である。
符号の説明
10…インクジェット記録装置、12…印字部、14…インク貯蔵/装填部、16…記録紙、18…給紙部、20…デカール処理部、22…吸着ベルト搬送部、24…印字検出部、26…排紙部、28…カッター、30…加熱ドラム、31、32…ローラ、33…ベルト、34…吸着チャンバ、35…ファン、36…ベルト清掃部、40…加熱ファン、48…カッター、50…液体吐出ヘッド(印字ヘッド、インクジェットヘッド)、52…ノズル、54…圧力室、56…振動板、58…圧電素子、60…ノズルプレート、62…隔壁、64…流路プレート

Claims (4)

  1. 液滴を吐出する吐出口が形成される吐出口形成基板、前記吐出口に連通する圧力室の隔壁を形成する流路形成基板、及び振動板を積層して、圧力室を形成する際、前記振動板自体の表面に凹凸構造を形成し、前記振動板表面に形成された凹凸構造に沿って電極を形成し、さらにその上に、前記振動板が厚い部分では薄く、前記振動板が薄い部分では厚く、かつその表面が平坦面となるように、前記圧力室内に圧力変化を生じさせる圧電体をエアロゾル法で形成するようにしたことを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  2. 前記吐出口形成基板、前記流路形成基板及び振動板を積層する際、ガラス溶着接合または金属拡散接合によって接合することを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  3. 液滴を吐出する吐出口が形成される吐出口形成基板と、前記吐出口に連通する圧力室の隔壁を形成する流路形成基板と、振動板を積層して圧力室を形成する際、前記振動板自体の表面に凹凸構造を形成し、前記振動板表面に形成された凹凸構造に沿って電極を形成し、さらにその上に、前記振動板が厚い部分では薄く、前記振動板が薄い部分では厚く、かつその表面が平坦面となるように、前記圧力室内に圧力変化を生じさせる圧電体をエアロゾル法で形成したことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  4. 液滴を吐出する吐出口が形成される吐出口形成基板と、前記吐出口に連通する圧力室の隔壁を形成する流路形成基板と、振動板を積層して圧力室を形成する際、前記振動板自体の表面に凹凸構造を形成し、前記振動板表面に形成された凹凸構造に沿って電極を形成し、さらにその上に、前記振動板が厚い部分では薄く、前記振動板が薄い部分では厚く、かつその表面が平坦面となるように、前記圧力室内に圧力変化を生じさせる圧電体をエアロゾル法で形成した液滴吐出ヘッドを有して構成されることを特徴とするインクジェット記録装置。
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