JP3820173B2 - スピーカの構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はスピーカの構造に係わり、特に、イコライザを備えたスピーカの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のイコライザを備えたスピーカの例を図5に示す。図に示すマグネットホルダ12にフレーム4が固着されてスピーカの支持体が形成されている。なお、マグネットホルダ12は非磁性体材料で作られている。
【0003】
マグネットホルダ12にリング状のマグネット13、センタープレート14、マグネット13が順次重なるように固定されている。センタープレート14は磁性体である。マグネット13、13はセンタープレート14を挟んで磁極が対向するように配置されている。
【0004】
マグネット13、13およびセンタープレート14は反発磁気回路を構成しており、ボイスコイルボビン5に巻かれたボイスコイル6がこの反発磁気の磁界に位置するようにボイスコイルボビン5がダンパー8を介してマグネットホルダ12に支持されている。振動板7の外周はフレーム4に支持され、内周はボイスコイルボビン5に接着されている。
【0005】
磁気回路の上側マグネット13の上には砲弾形のイコラライザ15が固着されている。このイコライザ15は振動板7から放射させる音を反射し、特に、中音域の特性を改善してボーカル帯域がすっきりと聞こえるように作用する。
【0006】
図6は外磁型磁気回路とイコライザを備えた従来のスピーカの例を示す。図に示すヨーク1にマグネット3およびトップート2が固着されて磁気回路が形成されている。トップート2にフレーム4が固着されスピーカの支持体が形成されている。
【0007】
ヨーク1、マグネット3およびトップート2で形成された磁気回路の磁気ギャップにボイスコイルボビン5に巻かれたボイスコイル6が位置するようにボイスコイルボビン5がダンパー8を介してフレーム4に支持されている。振動板7の外周は板フレーム4に支持され、内周はボイスコイルボビン5に接着されている。磁気回路の上側には図5に示したもの同様のイコラライザ15が固着されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のスピーカの構造では、磁気回路の上がイコライザで覆われているので、磁気回路の冷却が妨げられるという問題があった。
【0009】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、磁気回路の冷却を妨げることなく、中音域および低音域の特性が改善されるスピーカの構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明のスピーカの構造は、磁気回路の中心部上面を覆い振動板の中心穴を挿通して延びるように配置されたイコライザに磁気回路側が開放された中空部を設け、前記中空部から前記イコライザの外面に連通する複数の穴を設けたものである。
【0011】
また、この発明のスピーカの構造は、磁気回路の中心部上面から振動板の中心穴を挿通して延びるように配置されたイコライザに中空部を設け、磁気回路の中心部に挿通穴を設け、前記挿通穴を前記中空部に連通させると共に、前記中空部から前記イコライザの外面に連通する複数の穴を設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例であるスピーカを図面に基づいて説明する。図1はこの発明の実施例であるスピーカを示す断面図である。図1において、図6に示したものと同一の部材は同一の符号が付されており詳細な説明を省略する。この例ではヨーク1の中心に挿通穴1aが設けられており、ヨーク1の上部には固着されたイコライザ10の中空部10bは挿通穴1aと連通している。
【0013】
イコライザ10は図2にも詳しく示すように中空部10bから外面に通じる複数の4角形の穴10a、10a…が設けられている。このようにイコライザ10に穴10a、10a…が設けらているため、図1に矢印で示すように空気が磁気回路の内部に流れ磁気回路が冷却される。
【0014】
図4に磁気回路に穴を設けず、イコライザも設けられていない従来の外磁型スピーカの周波数・音圧レベル(SPL)特性を実線で示し、実施例のスピーカのスピーカの周波数・音圧レベル特性を点線で示す。実施例のスピーカは従来のスピーカに比べて3kHz〜5kHzの帯域でイコライザの反射効果によりAに示すように特性が改善されている。また、イコライザの穴とヨークの穴の作用により60Hz〜200Hzの帯域でBに示すように特性が改善されている。
【0015】
図3は上記実施例のイコライザの変形例を示す。この例ではイコライザ11の中空部から外面に通じる穴11a、11a…の上部先端部が尖った形状となっている。このようにイコライザの穴の形状を変えることにより音質をさらに改善することができる。
【0016】
実施例は以上のように構成されているが、発明はこれに限られず、例えば、外磁型スピーカの代わりに反発磁界型スピーカにこの発明を適用することも可能である。
【0017】
【発明の効果】
この発明のスピーカの構造によれば、磁気回路の冷却を妨げることなくイコライザを取付けることができ、音質を改善できる。特に、実施例で示したように中音域と低音域を効果的に改善することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるスピーカを示す断面図である。
【図2】同スピーカのイコライザを示す斜視図である。
【図3】同スピーカのイコライザの変形例を示す斜視図である。
【図4】同スピーカと従来のスピーカとの周波数・音圧レベル特性を比較して示すグラフである。
【図5】従来のスピーカの例を一部断面として示す側面図である。
【図6】従来のスピーカの他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヨーク、1a 挿通穴
2 トッププレート
3 マグネット
4 フレーム
5 ボイスコイルボビン
6 ボイスコイル
7 振動板
8 ダンパー
10 イコライザー、10a 穴、10b 中空部
11 イコライザー、11a 穴
12 マグネットホルダー
13 マグネット
14 センタープレート
15 イコライザー

Claims (2)

  1. 磁気回路の中心部上面を覆い振動板の中心穴を挿通して延びるように配置されたイコライザに磁気回路側が開放された中空部を設け、前記中空部から前記イコライザの外面に連通する複数の穴を設けたことを特徴とするスピーカの構造。
  2. 磁気回路の中心部上面から振動板の中心穴を挿通して延びるように配置されたイコライザに中空部を設け、磁気回路の中心部に挿通穴を設け、前記挿通穴を前記中空部に連通させると共に、前記中空部から前記イコライザの外面に連通する複数の穴を設けたことを特徴とするスピーカの構造。
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