JP3819673B2 - 液体の移送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,例えばタンクローリのタンクに貯蔵された,代替フロン等の液化冷媒ガスを自動車工場の受け入れ貯槽に移送する際に使用される液体の移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,かゝる液体の移送装置として,タンクローリの液体を貯蔵するタンクに液体取り出し管及び気体引き込み管を接続し,またタンクから液体を移送される受け入れ貯槽には,前記液体取り出し管及び気体引き込み管に第1及び第2カップリングを介してそれぞれ接続される液体取り入れ管及び気体排出管を接続し,前記液体取り出し管には,第1カップリングの上流側に隣接する第1バルブを設け,前記液体取り入れ管には,第1カップリングの下流側に隣接する第2バルブと,この第2バルブの下流側に位置して受け入れ貯槽側に液体を移送する液体ポンプとを設け,前記気体引き込み管には,第2カップリングの下流側に隣接する第3バルブと,この第3バルブの下流側に位置してタンク側に気体を引き込むコンプレッサとを設け,前記気体排出管には,第2カップリングの上流側に隣接する第4バルブを設けたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,かゝる液体の移送装置では,タンクローリのタンクから受け入れ貯槽への液体の移送が終わると,第1〜第4バルブを閉じ後,第1及び第2カップリングの各第1及び第2半体を分離するので,その分離後も,各管に残留する液体又は気体は第1〜第4バルブによって外部への流出を防ぐことができる。また受け入れ貯槽内は,その内部の液体及び気体の漏出を防ぐために減圧状態とされる。しかしながら,液体ポンプを停止した液体移送後では,この液体ポンプより上流の液体取り入れ管内までは受け入れ貯槽内の負圧が作用せず,したがって,液体取り入れ管の上流側の第2バルブに閉じ不良が発生した場合には,液体取り入れ管内に残留した液体が外部に漏れる可能性がある。
【0004】
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,液体の移送後は,受け入れ貯槽内の負圧を液体取り入れ管内まで作用させて,液体取り入れ管に残留した液体を受け入れ貯槽に引き入れるようにし,もって第2バルブの閉じ不良時でも,液体取り入れ管からの残留液体の漏れを防ぐことができる,前記液体の移送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための装置】
上記目的を達成するために,本発明は,タンクローリの液体を貯蔵するタンクに液体取り出し管及び気体引き込み管を接続し,またタンクから液体を移送される受け入れ貯槽には,前記液体取り出し管及び気体引き込み管に第1及び第2カップリングを介してそれぞれ接続される液体取り入れ管及び気体排出管を接続し,前記液体取り出し管には,第1カップリングの上流側に隣接する第1バルブを設け,前記液体取り入れ管には,第1カップリングの下流側に隣接する第2バルブと,この第2バルブの下流側に位置して受け入れ貯槽側に液体を移送する液体ポンプとを設け,気体引き込み管には,第2カップリングの下流側に隣接する第3バルブと,この第3バルブの下流側に位置してタンク側に気体を引き込むコンプレッサとを設け,前記気体排出管には,第2カップリングの上流側に隣接する第4バルブを設けた,液体の移送装置において,前記液体取り入れ管に,液体ポンプを迂回するバイパス管を接続すると共に,このバイパス管に第5バルブを介裝し,タンクから受け入れ貯槽への液体の移送後,受け入れ貯槽の負圧状態で前記第1バルブないし第4バルブを閉じると共に,第5バルブを開いて,受け入れ貯槽内の負圧により液体取り入れ管内の残留液体を受け入れ貯槽内に引き込むようにしたことを特徴とする。
【0006】
この特徴によれば,タンクローリのタンクから受け入れ貯槽への液体の移送後,受け入れ貯槽内を減圧状態して,第1ないし第4バルブを閉じると共に第5バルブを開くと,受け入れ貯槽内の負圧がバイパス管を通して,液体ポンプより上流の液体取り入れ管内まで作用し,この負圧により液体取り入れ管内の残留液体を受け入れ貯槽に引き込むことができる。したがって,第1及び第2カップリングをそれぞれ分離したとき,第2バルブに閉じ不良があっても,液体取り入れ管内の残留液体がこの第2バルブから漏れだすことを未然に防ぐことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例の形態を,添付図面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0008】
図1は本発明の第1実施例に係る液体の移送装置の回路図,図2は本発明の第2実施例に係る液体の移送装置の回路図,図3は図2における電子制御ユニットによる各部の制御チャートである。
【0009】
先ず,図1に示す本発明の第1実施例の説明より始める。タンクローリ1のタンク2には,液体としての空調機用液化冷媒ガスが貯蔵されている。そのタンク2に,その内部の液化冷媒ガスを取り出すための液体取り出し管3と,その液化冷媒ガスの取り出しに応じて気体をタンク2内に引き込むための気体引き込み管4とが接続される。
【0010】
一方,自動車工場に設置される受け入れ貯槽11には,その内部に液化冷媒ガスを取り入れるための液体取り出し管3と,受け入れ貯槽11内の気体を排出するための気体排出管13とが接続される。
【0011】
受け入れ貯槽11には,また,その内部に貯留する液化冷媒ガスを組立ライン上の車両の空調装置Aに供給するための供給管17と,その供給の際,余剰分を受け入れ貯槽11に戻すオーバフロー管18とが接続され,供給管17には,供給用ポンプ38が設けられる。
【0012】
液体取り入れ管12は,上流側がフレキシブルホース12bで,下流側が剛性パイプ12aで構成され,また気体排出管13は,上流側が剛性パイプ13aで,下流側がフレキシブルホース13bで構成される。そして液体取り出し管3と,液体取り入れ管12のフレキシブルホース12bとは第1カップリング5を介して接続され,気体引き込み管4と気体排出管13のフレキシブルホース13bとは第2カップリング6を介して接続されるようになっている。上記第1カップリング5は,液体取り出し管3の下流端に取付けられた第1半体5aと,フレキシブルホース12bの上流端に取付けられた第2半体5bとで構成され,また第2カップリング6は,気体引き込み管4の上流端に取付けられた第1半体6aと,フレキシブルホース13bの下流端に取付けられた第2半体6bとで構成され,各第1及び第2半体5a,5b;6a,6bは相互に結合可能である。
【0013】
液体取り出し管3には,第1カップリング5に隣接してバルブ21が設けられる。
【0014】
液体取り入れ管12のフレキシブルホース12bには,第1カップリング5に隣接してバルブ22が設けられる。また液体取り入れ管12の剛性パイプ12aには,その上流側からバルブ26,バルブ27,液体ポンプ14,バルブ28,チェックバルブ16及びバルブ29が直列に介裝される。その際,バルブ26は剛性パイプ12aの入口に近接して配置され,バルブ27,28は液体ポンプ14の前後に近接して配置され,バルブ29は受け入れ貯槽11に近接して配置される。液体ポンプ14は,受け入れ貯槽11側に液体を移送するものであり,チェックバルブ16は,その移送液体の逆流を阻止するようになっている。
【0015】
さらに,液体取り入れ管12の剛性パイプ12aには,バルブ27,液体ポンプ14,バルブ28及びチェックバルブ16を迂回するバイパス管15が接続され,このバイパス管15にバルブ25が介裝される。
【0016】
気体引き込み管4には,その上流側からバルブ23,コンプレッサ9及びコンデンサ10が直列に介裝される。その際,バルブ23は,第2カップリング6に隣接して配置される。コンプレッサ9は,タンク2側に気体を引き込むように構成されている。
【0017】
気体排出管13のフレキシブルホース13bには,第2カップリング6に隣接してバルブ24が設けられる。また気体排出管13の剛性パイプ13aには,同パイプ13aの出口に近接したバルブ30と,受け入れ貯槽11に近接したバルブ31とが設けられる。
【0018】
次に,この実施例の作用について説明する。
【0019】
タンクローリ1のタンク2から受け入れ貯槽11に液化冷媒ガスを移送する際には,先ず,液体取り入れ管12のフレキシブルホース12bを液体取り出し管3に第1カップリング5を介して接続し,また気体排出管13のフレキシブルホース13bを気体引き込み管4に第2カップリング6を介して接続する。次いで,バイパス管15のバルブ25を閉じたまゝにして,液体取り出し管3のバルブ21,気体引き込み管4のバルブ23,液体取り入れ管12のバルブ22,26,27,28,29,並びに気体排出管13のバルブ26,31を全て開き,そしてコンプレッサ9及び液体ポンプ14を作動させる。すると,液体ポンプ14の作用によりタンク2内の液化冷媒ガスが液体取り出し管3及び液体取り入れ管12を通して移送されと同時に,コンプレッサ9の作用により受け入れ貯槽11内の気体が気体排出管13及び気体引き込み管4を通してタンク2側に引き込まれ,コンデンサ10で凝縮された後,タンク2に導入される。こうして受け入れ貯槽11では,液化冷媒ガスと気体との置換が行われることにより,液化冷媒ガスの移送をスムーズに行うことができる。
【0020】
受け入れ貯槽11に移送された液化冷媒ガスが所定量に達すれば,先ず液体ポンプ14の作動を停止するが,コンプレッサ9は,その作動を暫く継続させることにより,受け入れ貯槽11内を所定の減圧状態にし,しかる後,コンプレッサ9の作動を停止する。
【0021】
続いて,バルブ21〜24,27,30は閉じるが,バルブ26は開いたまゝにして,バイパス管15のバルブ25を開くと,受け入れ貯槽11内の負圧がバイパス管15を経て,液体ポンプ14に邪魔されることなく,液体取り入れ管12の上流側,即ちフレキシブルホース12b内まで作用することになり,このフレキシブルホース12b内に残留する液化冷媒ガスをバイパス管15を通して受け入れ貯槽11内に引き込むことができる。
【0022】
こうして,タンク2から受け入れ貯槽11への液化冷媒ガスの移送を完了させた後,第1及び第2カップリング5,6をそれぞれ分離する。そのとき,既に,液体取り入れ管12のフレキシブルホース12b内には液化冷媒ガスが残留していないので,若し該フレキシブルホース12bのバルブ22に閉じ不良があっても,バルブ22からの液化冷媒ガスの漏れだしを未然に防ぐことができる。
【0023】
次に,図2及び図3により本発明の第2実施例について説明する。
【0024】
図2に示すように,この第2実施例では,フレキシブルホース12bのバルブ22,フレキシブルホース13bのバルブ24及びバイパス管15のバルブ25がそれぞれ電動式に構成されると共に,各バルブ22,24及び25に,これらの作動を制御する電子制御ユニット36が接続される。また液体ポンプ14及びコンプレッサ9にも,これらを作動を制御すべく電子制御ユニット36が接続される。さらにバルブ26,27間の液体取り入れ管12には,その内部の圧力を検知する第1圧力センサ34が取付けられ,一方向弁16及びバルブ29間の液体取り入れ管12に,その内部の圧力を検知する第2圧力センサ35が取付けられ,これらセンサ34,35で検知された圧力は信号として電子制御ユニット36に入力されるようになっている。さらに受け入れ貯槽11には,その内部の液体貯留量が所定値以上になることを検知するフロートスイッチ37が設けられ,このフロートスイッチ37の出力信号も電子制御ユニット36に入力されるようになっている。以上の点を除けば,この第2実施例は前実施例と同様の構成であり,図中,前実施例の対応部分には,同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
【0025】
タンクローリ1のタンク2から受け入れ貯槽11に液化冷媒ガスを移送する際には,それに先立って,電動式バルブ22,24及び25は閉じられ,その他のバルブ26,27,28,29,30及び31は開かれる。
【0026】
次に液体取り入れ管12のフレキシブルホース12bを液体取り出し管3に第1カップリング5を介して接続し,また気体排出管13のフレキシブルホース13bを気体引き込み管4に第2カップリング6を介して接続する。
【0027】
こうしてから,電子制御ユニット36を作動させと,該ユニット36は図3に示す制御チャートに従って,先ず液体取り入れ管12及び気体排出管13のフレキシブルホース12b,13bのバルブ22,24を開くと共に,液体ポンプ14及びコンプレッサ9を作動する。したがって,前実施例の場合と同様に,タンク2内の液化冷媒ガスが液体取り出し管3及び液体取り入れ管12を通して移送されと同時に,受け入れ貯槽11内の気体が気体排出管13及び気体引き込み管4を通してタンク2側に引き込まれる。
【0028】
受け入れ貯槽11内の液体貯留量が所定値以上になると,フロートスイッチ37がオン状態となって,それに対応する信号を電子制御ユニット36に出力し,それを受けた電子制御ユニット36は液体ポンプ14の作動を停止すると共に,液体取り入れ管12のフレキシブルホース12bのバルブ22を閉じ,バイパス管15のバルブ25を開き,そしてコンプレッサ9の作動を更に一定時間t継続させる。その結果,受け入れ貯槽11内は減圧され,それに伴い第1及び第2圧力センサ34,35で検知された圧力差が所定値p以上になったところで,電子制御ユニット36は気体排出管13のフレキシブルホース13bのバルブ24を閉じると共に,バイパス管15のバルブ25を開く。その結果,前実施例の場合と同様に受け入れ貯槽11内の負圧がバイパス管15を経て液体取り入れ管12のフレキシブルホース12b内まで作用することになり,このフレキシブルホース12b内に残留する液化冷媒ガスをバイパス管15を通して受け入れ貯槽11内に引き込むことができる。
【0029】
バイパス管15のバルブ25が開いてから一定時間tが経過したところで,後コンプレッサ9の作動を停止することによって,タンク2から受け入れ貯槽11への液化冷媒ガスの自動移送は完了する。
【0030】
その後は,前実施例と同様に第1及び第2カップリング5,6をそれぞれ分離する。このように,バルブ22,24及び25,並びに液体ポンプ14及びコンプレッサ9を電子制御ユニット36により自動的に制御すれば,液体の移送作業の省力化を図ることができる。
【0031】
本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,ガソリン等の燃料の移送に本発明装置を使用することもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば,タンクローリの液体を貯蔵するタンクに液体取り出し管及び気体引き込み管を接続し,またタンクから液体を移送される受け入れ貯槽には,前記液体取り出し管及び気体引き込み管に第1及び第2カップリングを介してそれぞれ接続される液体取り入れ管及び気体排出管を接続し,前記液体取り出し管には,第1カップリングの上流側に隣接する第1バルブを設け,前記液体取り入れ管には,第1カップリングの下流側に隣接する第2バルブと,この第2バルブの下流側に位置して受け入れ貯槽側に液体を移送する液体ポンプとを設け,前記気体引き込み管には,第2カップリングの下流側に隣接する第3バルブと,この第3バルブの下流側に位置してタンク側に気体を引き込むコンプレッサとを設け,前記気体排出管には,第2カップリングの上流側に隣接する第4バルブを設けた,液体の移送装置において,前記液体取り入れ管に,液体ポンプを迂回するバイパス管を接続すると共に,このバイパス管に第5バルブを介裝し,タンクから受け入れ貯槽への液体の移送後,受け入れ貯槽の負圧状態で前記第1バルブないし第4バルブを閉じると共に,第5バルブを開いて,受け入れ貯槽内の負圧により液体取り入れ管内の残留液体を受け入れ貯槽内に引き込むようにしたので,タンクローリのタンクから受け入れ貯槽への液体の移送後,受け入れ貯槽内を減圧状態して,第1ないし第4バルブを閉じると共に第5バルブを開くと,受け入れ貯槽内の負圧がバイパス管を通して,液体ポンプより上流の液体取り入れ管内まで作用し,この負圧により液体取り入れ管内の残留液体を受け入れ貯槽に引き込むことができ,第1及び第2カップリングをそれぞれ分離したとき,第2バルブに閉じ不良があっても,液体取り入れ管内の残留液体がこの第2バルブから漏れだすことを未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る液体の移送装置の回路図。
【図2】本発明の第2実施例に係る液体の移送装置の回路図。
【図3】図2における電子制御ユニットによる各部の制御チャート。
【符号の説明】
1・・・・・タンクローリ
2・・・・・タンク
3・・・・・液体取り出し管
4・・・・・気体引き込み管
5・・・・・第1カップリング
6・・・・・第2カップリング
9・・・・・コンプレッサ
11・・・・受け入れ貯槽
12・・・・液体取り入れ管
13・・・・気体排出管
14・・・・液体ポンプ
14・・・・バイパス管
21・・・・第1バルブ
22・・・・第2バルブ
23・・・・第3バルブ
24・・・・第4バルブ
25・・・・第5バルブ

Claims (1)

  1. タンクローリ(1)の液体を貯蔵するタンク(2)に液体取り出し管(3)及び気体引き込み管(4)を接続し,またタンク(2)から液体を移送される受け入れ貯槽(11)には,前記液体取り出し管(3)及び気体引き込み管(4)に第1及び第2カップリング(5,6)を介してそれぞれ接続される液体取り入れ管(12)及び気体排出管(13)を接続し,前記液体取り出し管(3)には,第1カップリング(5)の上流側に隣接する第1バルブ(21)を設け,前記液体取り入れ管(12)には,第1カップリング(5)の下流側に隣接する第2バルブ(22)と,この第2バルブ(22)の下流側に位置して受け入れ貯槽(11)側に液体を移送する液体ポンプ(14)とを設け,前記気体引き込み管(4)には,第2カップリング(6)の下流側に隣接する第3バルブ(23)と,この第3バルブ(23)の下流側に位置してタンク(2)側に気体を引き込むコンプレッサ(9)とを設け,前記気体排出管(13)には,第2カップリング(6)の上流側に隣接する第4バルブ(24)を設けた,液体の移送装置において,
    前記液体取り入れ管(12)に,液体ポンプ(14)を迂回するバイパス管(15)を接続すると共に,このバイパス管(15)に第5バルブ(25)を介裝し,タンク(2)から受け入れ貯槽(11)への液体の移送後,受け入れ貯槽(11)の負圧状態で前記第1バルブ(21)ないし第4バルブ(24)を閉じると共に,第5バルブ(25)を開いて,受け入れ貯槽(11)内の負圧により液体取り入れ管(12)内の残留液体を受け入れ貯槽(11)内に引き込むようにしたことを特徴とする,液体の移送装置。
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