JP3817546B2 - 自己作動型真空バイパス弁を有する電子ビーム・リソグラフィ装置 - Google Patents

自己作動型真空バイパス弁を有する電子ビーム・リソグラフィ装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般的には電子ビーム・リソグラフィの分野、具体的には汚染低減バイパス弁を有する電子ビーム・リソグラフィ装置に関する。
半導体集積回路の製造において、構造体(feature)サイズを減少させることは、継続的に必要とされている。これは、光およびX線リソグラフィに用いられるマスクであって、その上に画定される構造体サイズを継続的に減少するマスクを作製する必要性と対応している。このようなマスクを作製するためには、電子ビーム・リソグラフィ装置が、多年にわたって使用されてきた。このような装置の1つは、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションによって製造されたEL5電子ビーム・リソグラフィ装置である。本出願の発明者は、このような装置における電子ビーム・コラムは、一般的に金フォイルからなる整形アパーチャ(shaping
aperture)のような多くの要素を含み、これら要素は脆弱であり、汚染に敏感であることを認識している。発明者らは、汚染源が、(i)高真空中の電子ビーム・リソグラフィ装置の処理チャンバ内で、マスクを露光させる際に発生するレジスト蒸気と、(ii)高真空処理環境を達成するために装置のポンプ・ダウンの間、および環境を大気圧に戻すために装置チャンバをベント(venting)させる間にシステムを通じて運ばれる微粒子にあることを知っている。
"EL5 : One tool for advanced x-ray and chrome on glass mask making",Sturans et al., J. Vac. Sci. Technol. B 16(6), Nov./Dec. 1998, pages 3164 〜3167 "Advanced Mask-Making with a Variable-Shaped Electron Beam", Pfeifferet al., Semiconductor Fabtech-15th Edition, Winter, 2002, pages 129 〜134
本発明の目的は、装置内の圧力が変化する間、電子ビーム・コラム等の構成要素の汚染を最小にする電子ビーム・リソグラフィ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、電子ビーム・コラムの汚染を、比較的簡便かつ費用効果のある方法で最小にする電子ビーム・リソグラフィ装置を提供することにある。
したがって、その中に開口部のある外壁を有する、ワークピース(加工中の製品)を保持する第1のチャンバを有する電子ビーム・リソグラフィ装置が提供される。この装置は、さらに、電子ビーム・コラムがその中に設けられた第2のチャンバを含み、この第2のチャンバは、第1のチャンバに隣接して配置され、開口部を含む第1のチャンバの外壁の一部分と共通する部分のある外壁を有している。第2のチャンバ内の電子ビーム・コラムは、アパーチャを有し、このアパーチャおよび開口部を介してワークピースで電子ビームを生成する。装置はさらに、第1のチャンバ内に真空を生成する第1のポンプと、第2のチャンバ内に真空を生成する第2のポンプと、第1のチャンバ内の圧力を増加させるために、第1のチャンバにガスが入るのを可能にする第1のベント(vent;通気栓)と、第2のチャンバ内の圧力を増加させるために、第2のチャンバにガスが入るのを可能にする第2のベントとを備えている。装置はさらに、第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に平衡バイパス弁を備え、この平衡バイパス弁は、(i)第1のチャンバ内の圧力が第2のチャンバ内の圧力を超えると、第1のモードで動作して、第1のチャンバから第2のチャンバへガスが流れるのを可能にし、(ii)第2のチャンバ内の圧力が第1のチャンバ内の圧力を超えると、第2のモードで動作して、第2のチャンバから第1のチャンバへガスが流れるのを可能にし、(iii)第1および第2のチャンバ内の圧力が等しいとき、第3のモードで動作して、第1のチャンバを第2のチャンバから封止する。
本発明の他の利点および新規な特徴は、図面を参照しながら本発明の詳細な説明を読むことによって明らかになるであろう。
本発明の重要性をよく理解するために、図1のA〜図1のCは、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションによって、モデル番号EL5で現在製造されている電子ビーム・リソグラフィ装置の動作の概要を示す。当該装置は、さらに、“EL5
: One tool for advanced x-ray and chrome on glass mask making”, Sturans et al.,
J. Vac. Sci. Technol. B 16(6), Nov./Dec. 1998, pages 3164 〜 3167 および“Advanced
Mask-Making with a Variable-Shaped Electron Beam”, Pfeiffer et al.,
Semiconductor Fabtech-15th Edition, Winter, 2002, pages 129 〜 134 に記載されている。図1のAを参照すると、該電子ビーム・リソグラフィ装置10は、ワークピース14を既知の方法で保持するチャンバ12を有している。ワークピース14は、一般的に、集積回路の製造に用いられるマスクである。チャンバ12は、開口部18を持つ外壁16を有し、この外壁により取り囲まれている。第2のチャンバ20は、内部に設けられた電子ビーム・コラム22を有している。電子ビーム・コラム22は、電子ビーム・コラム22内部に生成される電子ビームを整形するための複数のアパーチャ24を有している。アパーチャ24は、好ましくは、円筒状の金フォイル構成要素で作られ、円筒の直径はアパーチャを画定する。発明者は、このようなアパーチャは、脆弱であり、汚染に対して敏感であることを見い出した。チャンバ20は、外壁26を有し、これによって取り囲まれている。外壁26は、チャンバ12の外壁16と共通の部分26aと26bを有している。開口部18は、共通壁26a内にあり、好ましくは、最小サイズのコンダクタンス制限開口部である。開口部18は、チャンバ12とチャンバ20との間の唯一の流路である。電子ビーム・コラムは、共通壁26aに設けられ、開口部18を介してチャンバ12内のワークピース14に向けて電子ビーム28を発生するように配置される。
チャンバ12内を真空にするために、ポンプ30が、チャンバ12の壁16に取り付けられている。ポンプ12は、6.7×10-5Pa(5×10-7Torr)未満の高真空を、チャンバ12内に生成できることが好ましい。チャンバ12内の真空度に等しいチャンバ20内の高真空を生成するために、ポンプ32がチャンバ20の壁26に取り付けられている。チャンバ12の壁16に、ベント(通気栓)34が設けられている。チャンバ20の壁26に、ベント36が設けられている。ベント34と36は、チャンバ12と20の外部の機構(図示せず)によって、既知の方法で制御され、チャンバ12と20を大気圧のガスに通気させる。これにより、ガスがチャンバ12と20に入るのを許可し、チャンバ12と20が大気圧に戻るまで、チャンバ12と20内の圧力をそれぞれ増加させる。
図1のCにおいて、電子ビーム・リソグラフィ装置10は、高真空状態であり、チャンバ12と20内の任意のガスフローは、分子フローと呼ばれるランダムで統計的な過程である。この動作モードでは、チャンバ12内の圧力とチャンバ20内の圧力とが等しいのでチャンバ12とチャンバ20との間のフローは、圧力とは無関係である。したがって、チャンバ12とチャンバ20との間のフローは、コンダクタンス制限開口部18の形状によって最小にでき、アパーチャのような電子ビーム・コラム22内の重要で敏感な構成要素のいかなる汚染(例えば、プロセスによって生成された副産物によって生じる)をも効果的に最小にする。
図1のAには、動作モード中の電子ビーム・リソグラフィ装置10が示され、ここで、ポンプ30と32が動作して、チャンバ12と20内に高真空状態を生成する。この動作モード中は、チャンバ12と20内のガスは、最初は均一流体として作用し、次に乱流体となり、最後はチャンバ12と20内の圧力が減少するにつれて、粘性流体となる。ガスがこれらの相変化を経るにつれて、発明者は、ガスが粒子を捕獲して運ぶことができることを観測できた。チャンバ12と20は、異なる容積を有し、かつポンプ30と32は独立に動作するので、チャンバ12とチャンバ20との間に、圧力差が生じる傾向がある。この圧力差は、汚染され潜在的かつ物理的にダメージを与えるガスを、アパーチャ24のような電子ビーム・コラム22内の重要な構成要素に流れる原因となる。電子ビーム・コラム22内の上下両方向のこのようなガスフローは、同じ問題を生じさせる可能性を有している。図1のAは、チャンバ12内の圧力がチャンバ20内の圧力よりも高く、したがってチャンバ12から開口部18を通って電子ビーム・コラム22を上方向に流れるガスを生じる状態を示している。
図1のBには、動作モード中の電子ビーム・リソグラフィ装置10を示しており、ここではベント34と36が開かれ、チャンバ12と20内の圧力を低減し、これらの圧力を大気圧に戻している。この動作モード中に、チャンバ12と20内のガスは、同じ相変化を逆方向に経るが、同様の汚染フロー状態をひき起こす。図1のBは、チャンバ20内の圧力が、チャンバ12内の圧力を超え、従ってチャンバ20からのガスを、電子ビーム・コラム22内を下方に、かつ、開口部18を通って流れるガスを生じる状態を示している。
本発明の電子ビーム・リソグラフィ装置を、図2に示す。図において、図1のA乃至Cに示す装置に共通の構成要素には、同一の参照番号を付して示す。電子ビーム・リソグラフィ装置40は、チャンバ12とチャンバ20との間の共通壁26bに設けられた平衡バイパス弁42を有している。図3のAは、第1の動作モード中の装置の動作を示している。この第1の動作モードでは、例えば、ポンプ30と32が動作し、チャンバ12と20内に高真空状態を生成する。この動作モードでは、チャンバ12内の圧力はチャンバ20内の圧力を超え、バイパス弁42を、チャンバ12と20との間の圧力差に比例して開き、ガスがチャンバ12からチャンバ20へ流れ、チャンバ20からポンプ32を介して流れ出ることを可能にする。この流路は、開口部18と対応する電子ビーム・コラム22およびアパーチャ24とをバイパス(迂回)し、これらの構成要素の汚染を最小にする。図3のBは、第2の動作モード中の電子ビーム・リソグラフィ装置40の動作を示す。この第2の動作モードでは、例えば、ベント(通気栓)34と36が大気に開かれて、圧力が大気圧に戻り大気圧に等しくなるまで、チャンバ12と20内の圧力を増加させる。この動作モードでは、チャンバ20内の圧力は、チャンバ12内の圧力を超え、チャンバ20と12との間の圧力差に比例して、バイパス弁42を開いて、ガスがチャンバ20からチャンバ12へ流れるのを可能にする。この流路は、また、開口部18と対応する電子ビーム・コラム22およびアパーチャ24とをバイパスし、これによりこれら構成要素の汚染を最小にする。図3のCは、第3の動作モード中の電子ビーム・リソグラフィ装置40の動作を示す。この第3の動作モードでは、電子ビーム・リソグラフィ装置40は高真空下で動作し、ポンプ30と32は動作しておらず、ベント34と36は閉じられ、それによってチャンバ12と20を外部環境から封止し、チャンバ12およびチャンバ20の圧力は等しくなる。この動作モードでは、弁42が閉じられ、これによりチャンバ12をチャンバ20から封止し、チャンバ12とチャンバ20との間のフローを阻止し、装置40は装置10と同様の方法で動作する。
図4のA乃至Cにおいて、本発明の1つの実施形態では、平衡バイパス弁42は、チャンバ12と20との間の垂直共通壁26bに設けた矩形フレーム44を有している。バイパス弁42は、さらに、フレーム44によって保持されたヒンジ46と、ヒンジ46に吊り下げられヒンジの周りに回転するようにされた矩形ゲート弁48とを有している。したがって、図4のAに示すように、チャンバ12と20内の圧力は等しく、ゲート弁48は閉じられ、チャンバ12をチャンバ20から封止し、それによりワークピース14の処理中に発生した任意の粒子が、チャンバ20内に入るのを阻止する。図4のBは、図3のAに示した動作モードに相当する。この動作モードでは、チャンバ12内の圧力は、チャンバ20内の圧力を超え、それによりチャンバ12と20との間の圧力差に比例して、ゲート弁48をヒンジ46の周りに回転させ、ガスがチャンバ12からチャンバ20へ流れるのを可能にする。図4のCは、図3のBに示した動作モードに相当する。この動作モードでは、チャンバ20内の圧力は、チャンバ12内の圧力を超え、それによりチャンバ20と12との間の圧力差に比例して、ゲート弁48をヒンジ46の周りに回転させ、ガスがチャンバ20からチャンバ12へ流れるのを可能にする。
図5および図6を参照すると、平衡バイパス弁42の第2の実施形態は、チャンバ12と20との間の垂直共通壁26bに設けた矩形フレーム50を有している。柔軟性のある材料よりなる矩形シートで作られたゲート弁52は、クランピング・プレート(留め板)54と位置合わせピン56とによって、少なくともその一部を、フレーム50の上部に保持する。位置合わせピン56は、ゲート弁52内の穴58とクランピング・プレート54内の穴60とを貫通し、フレーム50のオフセット部64内の穴62に圧入することによって、埋め込まれる。クランピング・プレート54は、1対のソケット・ヘッド機械ネジ66によって、オフセット部64に固定される。ネジ66は、ワッシャ68とクランピング・プレート54内の穴70とを貫通し、ネジ穴72と螺合し、それによりゲート弁52をフレーム50の上部に固定する。ゲート弁52は、好ましくは、約50ミクロン厚さのステンレス鋼で作られる。ゲート弁52は、次にフレーム50の上部64から吊り下げられ、ゲート弁48と同様の方法で、チャンバ12と20との間の圧力差に応じて開閉する。図6において、ゲート弁52は、図3のAに示される動作モードでは、位置52aの方に曲がり、図3のBに示される動作モードでは、位置52bの方に曲がる。
このように、本発明は、装置内の圧力変化の際の電子ビーム・コラム構成要素の汚染を最小にする電子ビーム・リソグラフィ装置を、比較的簡便かつ費用効果のある方法で提供することができる。
本発明の好適な実施形態であるとみなされるものを説明したが、本発明を逸脱することなく、多くの変形,変更を行うことができることは、当業者には明らかであろう。したがって、本発明には、本発明の精神と範囲内で、これらのすべての変形,変更が含まれる。
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
(1)電子ビーム・リソグラフィ装置であって、
(a)ワークピースを保持する第1のチャンバであって、開口部のある外壁を有する第1のチャンバと、
(b)電子ビーム・コラムが設けられた第2のチャンバであって、前記第1のチャンバに隣接して配置され、前記開口部を含む前記第1のチャンバの外壁の一部分と共通する部分のある外壁を有する第2のチャンバであって、前記電子ビーム・コラムは、前記第2のチャンバ内に、アパーチャを有し、前記アパーチャおよび前記開口部を経て前記ワークピースへ電子ビームを生成させる、第2のチャンバと、
(c)前記第1のチャンバ内に真空を生成する第1のポンプと、
(d)前記第2のチャンバ内に真空を生成する第2のポンプと、
(e)前記第1のチャンバ内の圧力を増加させるために、前記第1のチャンバにガスが入るのを可能にする第1ベント(通気栓)手段と、
(f)前記第2のチャンバ内の圧力を増加させるために、前記第2のチャンバにガスが入るのを可能にする第2のベント手段と、
(g)前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に設けられた平衡バイパス弁であって、(i)前記第1のチャンバ内の圧力が前記第2のチャンバ内の圧力を超えると、第1のモードで動作して、前記第1のチャンバから前記第2のチャンバへガスが流れるのを可能にし、(ii)前記第2のチャンバ内の圧力が前記第1のチャンバ内の圧力を超えると、第2のモードで動作して、前記第2のチャンバから前記第1のチャンバへガスが流れるのを可能にし、(iii)前記第1および第2のチャンバ内の圧力が等しいとき、第3のモードで動作して、前記第1のチャンバを前記第2のチャンバから封止する、平衡バイパス弁と、
を備える電子ビーム・リソグラフィ装置。
(2)前記第1の動作モードで動作するとき、前記第1および第2のポンプが動作して、前記第1および第2のチャンバ内の圧力を減小させ、前記第1および第2のベント手段を閉じて、それにより前記第1および第2のチャンバを外部環境から封止する、上記(1)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(3)前記第2の動作モードで動作するとき、前記第1および第2のベント手段は開かれ、前記第1および第2のポンプは動作されず、それにより前記第1および第2のチャンバ内の圧力を増大させる、上記(1)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(4)前記第3の動作モードで動作するとき、前記第1および第2のポンプが動作せず、前記第1および第2のベント手段を閉じて、それにより前記第1および第2のチャンバを、外部環境から封止し、前記電子ビーム・コラムは、前記アパーチャおよび前記開口部を経て、前記ワークピースに向かう電子ビームを生成する、上記(1)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(5)前記平衡バイパス弁は、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に設けられたヒンジと、前記ヒンジから吊り下げられ、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の圧力差に応じて、前記ヒンジの周りを回転するようにされたゲート弁とを有するフラッパ弁である、上記(1)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(6)前記フラッパ弁は、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に設けられたフレームを有し、前記ヒンジは前記フレームによって保持され、それにより前記ゲート弁が前記フレーム内を回転できるようにする、上記(5)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(7)前記フレームおよびゲート弁は、矩形である、上記(6)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(8)前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁は、垂直壁であり、前記ゲート弁は、前記ヒンジから吊り下げられている、上記(6)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(9)前記ゲート弁の回転量は、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の圧力差に比例する、上記(5)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(10)前記第1および第2の動作モードにおいて、前記平衡バイパス弁を経て流れることが許されるガスの量は、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の圧力差に比例する、上記(1)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(11)前記ワークピースは、集積回路の製造に用いられるマスクである、上記(1)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(12)前記平衡バイパス弁は、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に設けられたフレームを有し、前記ゲート弁は、前記フレームによって前記フレームの一部に沿って保持される、柔軟材料のシートよりなり、それにより前記ゲート弁が前記フレーム内で曲がるようにする、上記(1)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(13)前記電子ビーム・コラムは、電子ビームを整形する少なくとも第2のアパーチャを有する、上記(1)に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
(14)電子ビーム・リソグラフィ装置において電子ビーム・リソグラフィを行う方法であって、
(a)前記電子ビーム・リソグラフィ装置の第1のチャンバであって、開口部を持つ外壁を有する第1のチャンバ内にワークピースを取り付ける工程と、
(b)電子ビーム・コラムが設けられた第2のチャンバであって、前記第1のチャンバに隣接して配置され、前記開口部を含む前記第1のチャンバの外壁の部分と共通する部分を持つ外壁を有する第2のチャンバを装置に準備する工程であって、前記電子ビーム・コラムは、前記第2のチャンバ内にアパーチャを有し、前記アパーチャおよび前記開口部を介して前記ワークピースへ電子ビームを生成させる工程と、
(c)前記第1のチャンバを真空にする第1のポンプを準備する工程と、
(d)前記第2のチャンバを真空にする第2のポンプを準備する工程と、
(e)前記第1のチャンバ内の圧力を増加させるために、前記第1のチャンバにガスが入るのを可能にする第1のベントを準備する工程と、
(f)前記第2のチャンバ内の圧力を増加させるために、前記第2のチャンバにガスが入るのを可能にする第2のベントを準備する工程と、
(g)前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に平衡バイパス弁を準備する工程と、
(h)前記第1のチャンバ内の圧力が前記第2のチャンバ内の圧力を超えると、第1のモードで動作して、前記第1のチャンバから前記第2のチャンバへガスが流れるようにする工程と、
(i)前記第2のチャンバ内の圧力が前記第1のチャンバ内の圧力を超えると、第2のモードで動作して、前記第2のチャンバから前記第1のチャンバへガスが流れるようにする工程と、
(j)前記第1および第2のチャンバ内の圧力が等しいとき、第3のモードで動作して、前記第1のチャンバを前記第2のチャンバから封止する工程と、
を含む電子ビーム・リソグラフィを行う方法。
(15)前記電子ビーム・リソグラフィ装置を第1の動作モードで動作させる工程は、前記第1および第2のポンプを動作させる工程と、前記第1および第2のベントを閉じて、前記第1および第2のチャンバ内の圧力を減小させる工程とをさらに含む、および上記(14)に記載の電子ビーム・リソグラフィを行う方法。
(16)前記電子ビーム・リソグラフィ装置を第2の動作モードで動作させる工程は、前記第1および第2のベントを開く工程と、前記第1および第2のポンプを動作させず、前記第1および第2のチャンバ内の圧力を増加させる工程をさらに含む、上記(14)に記載の電子ビーム・リソグラフィを行う方法。
(17)前記装置を第3の動作モードで動作させる工程は、前記第1および第2のポンプを動作させない工程と、前記第1および第2のベントを閉じて、前記第1および第2のチャンバを外部環境から封止し、前記第1および第2のチャンバ内を高真空に保持する工程をさらに含む、上記(14)に記載の電子ビーム・リソグラフィを行う方法。
従来の電子ビーム・リソグラフィ装置の動作を示す概略図である。 本発明の電子ビーム・リソグラフィ装置の概略図である。 本発明の電子ビーム・リソグラフィ装置の動作を示す概略図である。 図2および図3に示すバイパス弁の動作を示す概略図である。 本発明のバイパス弁の第2の実施形態の拡大図である。 図5に示すバイパス弁の動作を示す概略図である。
符号の説明
10 電子ビーム・リソグラフィ装置
12,20 チャンバ
18 開口部
22 電子ビーム・コラム
24 アパーチャ
26b 共通壁
30,32 ポンプ
34,36 ベント(通気栓)
40 電子ビーム・リソグラフィ装置
42 平衡バイパス弁
44,50 矩形フレーム
46 ヒンジ
48,52 ゲート弁
54 クランピング・プレート
56 位置合わせピン
64 オフセット部
66 ネジ
68 ワッシャ
72 ネジ穴

Claims (17)

  1. 電子ビーム・リソグラフィ装置であって、
    (a)ワークピースを保持する第1のチャンバであって、開口部のある外壁を有する第1のチャンバと、
    (b)電子ビーム・コラムが設けられた第2のチャンバであって、前記第1のチャンバに隣接して配置され、前記開口部を含む前記第1のチャンバの外壁の一部分と共通する部分のある外壁を有する第2のチャンバであって、前記電子ビーム・コラムは、前記第2のチャンバ内に、アパーチャを有し、前記アパーチャおよび前記開口部を経て前記ワークピースへ電子ビームを生成させる、第2のチャンバと、
    (c)前記第1のチャンバ内に真空を生成する第1のポンプと、
    (d)前記第2のチャンバ内に真空を生成する第2のポンプと、
    (e)前記第1のチャンバ内の圧力を増加させるために、前記第1のチャンバにガスが入るのを可能にする第1ベント(通気栓)手段と、
    (f)前記第2のチャンバ内の圧力を増加させるために、前記第2のチャンバにガスが入るのを可能にする第2のベント手段と、
    (g)前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に設けられた平衡バイパス弁であって、(i)前記第1のチャンバ内の圧力が前記第2のチャンバ内の圧力を超えると、第1のモードで動作して、前記第1のチャンバから前記第2のチャンバへガスが流れるのを可能にし、(ii)前記第2のチャンバ内の圧力が前記第1のチャンバ内の圧力を超えると、第2のモードで動作して、前記第2のチャンバから前記第1のチャンバへガスが流れるのを可能にし、(iii)前記第1および第2のチャンバ内の圧力が等しいとき、第3のモードで動作して、前記第1のチャンバを前記第2のチャンバから封止する、平衡バイパス弁と、
    を備える電子ビーム・リソグラフィ装置。
  2. 前記第1の動作モードで動作するとき、前記第1および第2のポンプが動作して、前記第1および第2のチャンバ内の圧力を減小させ、前記第1および第2のベント手段を閉じて、それにより前記第1および第2のチャンバを外部環境から封止する、請求項1に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  3. 前記第2の動作モードで動作するとき、前記第1および第2のベント手段は開かれ、前記第1および第2のポンプは動作されず、それにより前記第1および第2のチャンバ内の圧力を増大させる、請求項1に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  4. 前記第3の動作モードで動作するとき、前記第1および第2のポンプが動作せず、前記第1および第2のベント手段を閉じて、それにより前記第1および第2のチャンバを、外部環境から封止し、前記電子ビーム・コラムは、前記アパーチャおよび前記開口部を経て、前記ワークピースに向かう電子ビームを生成する、請求項1に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  5. 前記平衡バイパス弁は、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に設けられたヒンジと、前記ヒンジから吊り下げられ、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の圧力差に応じて、前記ヒンジの周りを回転するようにされたゲート弁とを有するフラッパ弁である、請求項1に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  6. 前記フラッパ弁は、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に設けられたフレームを有し、前記ヒンジは前記フレームによって保持され、それにより前記ゲート弁が前記フレーム内を回転できるようにする、請求項5に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  7. 前記フレームおよびゲート弁は、矩形である、請求項6に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  8. 前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁は、垂直壁であり、前記ゲート弁は、前記ヒンジから吊り下げられている、請求項6に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  9. 前記ゲート弁の回転量は、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の圧力差に比例する、請求項5に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  10. 前記第1および第2の動作モードにおいて、前記平衡バイパス弁を経て流れることが許されるガスの量は、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の圧力差に比例する、請求項1に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  11. 前記ワークピースは、集積回路の製造に用いられるマスクである、請求項1に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  12. 前記平衡バイパス弁は、前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に設けられたフレームを有し、前記ゲート弁は、前記フレームによって前記フレームの一部に沿って保持される、柔軟材料のシートよりなり、それにより前記ゲート弁が前記フレーム内で曲がるようにする、請求項1に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  13. 前記電子ビーム・コラムは、電子ビームを整形する少なくとも第2のアパーチャを有する、請求項1に記載の電子ビーム・リソグラフィ装置。
  14. 電子ビーム・リソグラフィ装置において電子ビーム・リソグラフィを行う方法であって、
    (a)前記電子ビーム・リソグラフィ装置の第1のチャンバであって、開口部を持つ外壁を有する第1のチャンバ内にワークピースを取り付ける工程と、
    (b)電子ビーム・コラムが設けられた第2のチャンバであって、前記第1のチャンバに隣接して配置され、前記開口部を含む前記第1のチャンバの外壁の部分と共通する部分を持つ外壁を有する第2のチャンバを装置に準備する工程であって、前記電子ビーム・コラムは、前記第2のチャンバ内にアパーチャを有し、前記アパーチャおよび前記開口部を介して前記ワークピースへ電子ビームを生成させる工程と、
    (c)前記第1のチャンバを真空にする第1のポンプを準備する工程と、
    (d)前記第2のチャンバを真空にする第2のポンプを準備する工程と、
    (e)前記第1のチャンバ内の圧力を増加させるために、前記第1のチャンバにガスが入るのを可能にする第1のベントを準備する工程と、
    (f)前記第2のチャンバ内の圧力を増加させるために、前記第2のチャンバにガスが入るのを可能にする第2のベントを準備する工程と、
    (g)前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間の共通壁に平衡バイパス弁を準備する工程と、
    (h)前記第1のチャンバ内の圧力が前記第2のチャンバ内の圧力を超えると、第1のモードで動作して、前記第1のチャンバから前記第2のチャンバへガスが流れるようにする工程と、
    (i)前記第2のチャンバ内の圧力が前記第1のチャンバ内の圧力を超えると、第2のモードで動作して、前記第2のチャンバから前記第1のチャンバへガスが流れるようにする工程と、
    (j)前記第1および第2のチャンバ内の圧力が等しいとき、第3のモードで動作して、前記第1のチャンバを前記第2のチャンバから封止する工程と、
    を含む電子ビーム・リソグラフィを行う方法。
  15. 前記電子ビーム・リソグラフィ装置を第1の動作モードで動作させる工程は、前記第1および第2のポンプを動作させる工程と、前記第1および第2のベントを閉じて、前記第1および第2のチャンバ内の圧力を減小させる工程とをさらに含む、請求項14に記載の電子ビーム・リソグラフィを行う方法。
  16. 前記電子ビーム・リソグラフィ装置を第2の動作モードで動作させる工程は、前記第1および第2のベントを開く工程と、前記第1および第2のポンプを動作させず、前記第1および第2のチャンバ内の圧力を増加させる工程をさらに含む、請求項14に記載の電子ビーム・リソグラフィを行う方法。
  17. 前記装置を第3の動作モードで動作させる工程は、前記第1および第2のポンプを動作させない工程と、前記第1および第2のベントを閉じて、前記第1および第2のチャンバを外部環境から封止し、前記第1および第2のチャンバ内を高真空に保持する工程をさらに含む、請求項14に記載の電子ビーム・リソグラフィを行う方法。
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