JP3816635B2 - セラミックス環状製品の製造方法および焼成装置 - Google Patents

セラミックス環状製品の製造方法および焼成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造装置等に使用するセラミックス環状製品を製造するための焼成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造装置内においては、エッチングガスやクリーニングガスとして、ClF3 等のハロゲン系腐食性ガスを多用するが、これらのハロゲン系腐食性ガスに対する耐蝕性の点で、窒化アルミニウムやアルミナが比較的に優れていることが知られている。また、この他にも窒化珪素、サイアロン等の窒化物系セラミックスが好ましいと考えられている。
【0003】
こうした部材には、浸食によるパーティクルの発生や半導体汚染を防止するために、高度の緻密性が要求される。このため、本出願人は、例えばセラミックスヒーターや静電チャックをホットプレス法によって製造することを開示した(特開平6−77148号公報および特開平7−273164号公報)。
【0004】
また、例えば、「セラミック製造プロセス」(技報堂出版株式会社)素木洋一著の第204〜205頁によれば、成形体が大きくなると、焼成後の微構造の均一性が損なわれるので、ホットプレス法で得られる焼成体の大きさに限界があることが述べられており、また各セラミックス材料の円盤状成形体について、現実に製造できた直径と高さとの各寸法の上限について述べられている。また、組合せ芯型を用いることによって、管状製品や薄肉円筒を製造できると述べられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、半導体製造装置内に設置するための環状のセラミックス製品をホットプレス法によって製造することにより、高度の緻密性を環状製品に付与するために研究を続けていた。こうした環状製品としては、例えば、静電チャックの周囲を包囲するためのリング状の製品がある。
【0006】
しかし、このような環状製品をホットプレス法で製造することは困難であった。例えば、ホットプレス装置において、「セラミック製造プロセス」に示唆されているように、芯型を組合せることによって円環形状の成形体をホットプレス焼成することを試みた。
【0007】
しかし、ホットプレス後に、芯型と焼成体とを焼成装置から取り出すと、焼成体が芯型に対して強固に固着しており、焼成体を芯型から取り外すことが極めて困難であった。例えば通常の型抜き装置を使用し、焼成体を強固に固定し、芯型に対して圧力を加えて取り外すことを試みたが、焼成体を芯型から抜くのに、例えば20ton以上の多大の圧力が必要であり、また焼成体に破壊が生ずることが多かった。
【0008】
本発明の課題は、セラミックス環状製品をホットプレス法によって焼成するのに際して、高い強度と密度とを有するセラミックス環状製品を製造し、しかもホットプレス後にセラミックス環状製品を、低い圧力で破壊を招くことなく取り出せるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
セラミックスの環状被焼成体をホットプレス焼成装置で焼成することによってセラミックス環状製品を製造する方法であって、
前記ホットプレス焼成装置が、前記環状被焼成体を所定方向に向かって加圧するための加圧機構と、前記環状被焼成体の外周側を保持するための型と、前記環状被焼成体の内側空間に設置されている中子とを備えており、前記中子が、前記環状被焼成体に対して接触しない位置に設置されている芯材と、この芯材の外側面と前記環状被焼成体との間の環状の隙間を充填している外殻部材との組合せを備えており、前記環状の隙間に前記外殻部材が複数個設置されているとともに、前記所定方向に対して垂直な方向にみたときに前記外殻部材が前記芯材と接触するようにして分割されており、前記環状被焼成体を前記中子と前記型との間に収容し、ホットプレス焼成して前記セラミックス環状製品を得た後、前記セラミックス環状製品から前記外殻部材を除去するときに各外殻部材を別個に除去することを特徴とする、セラミックス環状製品の製造方法に関する
【0010】
また、本発明は、
セラミックスの環状被焼成体をホットプレス法で焼成してセラミックス環状製品を得るための焼成装置であって、
前記環状被焼成体を所定方向に向かって加圧するための加圧機構と、前記環状被焼成体の外周側を保持するための型と、前記環状被焼成体の内側空間に設置されている中子とを備えており、前記中子が、前記環状被焼成体に対して接触しない位置に設置されている芯材と、この芯材の外側面と前記環状被焼成体との間の環状の隙間を充填するとともに前記芯材と接触するようにして設置され、前記所定方向に対して垂直な方向にみたとき互いに分割されている複数個の外殻部材との組合せを備えていることを特徴とする、セラミックス環状製品の焼成装置に関する
【0011】
本発明者は、ホットプレス時に、環状被焼成体の内側空間に中子を設置したときに、中子を、環状被焼成体に対して接触しない位置に設置されている芯材と、芯材の外側面と環状被焼成体との間の環状の隙間を充填している外殻部材との組合せによって構成することを想到した。
【0012】
この結果、環状製品を中子から取り外す際には、まず外殻部材から芯材を取りはずすことができるが、この段階では、環状被焼成体の収縮によって中子の外側面に加わる膨大な圧力が、芯材とは別体の外殻部材によって直接受けられ、芯材に対して直接加わる前に応力が分散されている。従って、外殻部材から芯材を取り外すことは比較的に容易である上、この段階では焼成体に対して大きな応力が加わることはないために焼成体の破壊も生じない。そして、芯材を取り外した後に、外殻部材を焼成体から取り外す際には、外殻部材が内側へと向かって変形する余地がある。このため、外殻部材を焼成体から取り外す作業は比較的に容易である。
【0013】
本発明の方法によって製造できるセラミックス環状製品としては、前記したリング状の製品の他、環状のセラミックス基体の中に抵抗発熱体、静電チャック用電極、プラズマ発生用電極等を埋設した製品も含まれる。また、いわゆるシャドーリング、高周波プラズマを発生させるためのチューブ、高周波プラズマを発生させるためのドーム等にも適用できる。
【0014】
セラミックス製品の材料としては、気孔率95%以上のアルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素等を例示でき、アルミナ、窒化アルミニウムが特に好ましい。
【0015】
本発明においては、環状の隙間に外殻部材を複数個設置し、前記の所定方向(加圧方向)に対して垂直な方向にみたときに外殻部材を互いに分割する。これによって、外殻部材が全体として一体の環状をなしている部材である場合と比べて、外殻部材から芯材へと加わって締めつける圧力が一層小さくなり、外殻部材が芯材から剥離し易くなる。
【0016】
また、本発明においては、中子を平面的に見たときに芯材と外殻部材とが同心円状に配置されるように組み合わせることができる。これによって、セラミックス環状製品の各部分における密度等のムラがなくなる。
【0017】
さらに、芯材の外側面と外殻部材の内側面とを、前記の所定方向に対して傾斜しているテーパー面とすることができる。これによって、外殻部材を芯材から取り外すのに際して、一層容易に低い圧力で外殻部材を取り外すことができる。
【0018】
また、前記の所定方向と垂直な方向に対して中子の位置を固定するための固定用部材を設けることができる。これによって、ホットプレス時に、被焼成体を構成する粒子が流動し、中子の各部分に対して不均等な圧力が加わったときにも、中子がその中心軸に対して移動しないので、得られた環状の焼成体の中央孔の位置や寸法に狂いが生じない。
【0019】
中子の位置を固定するための固定用部材の具体例は特に限定されないが、被焼成体の下に設置するためのスペーサーとすることが特に好ましい。
【0020】
本発明の方法で焼成する被焼成体としては、セラミックス粉末(成形前の粉末)、セラミックス粉末の成形体、この成形体の脱脂体、この成形体の仮焼体のいずれであってもよい。
【0021】
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態について述べる。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係るホットプレス焼成装置を概略的に示す断面図である。図2〜図4は、図1の焼成装置に使用する各部品を示すものである。焼成時の組み立ての手順に従って説明する。
【0023】
本実施形態における加圧機構は、下パンチ11と、上パンチ1と、図示しない加圧装置とを備えている。下パンチ11の上に下側スペーサー10を設置する。下側スペーサー10には、図2(a)に示すように、中子の端部を挿入し、固定するための凹部10cが上側面10a側に形成されている。スペーサー10の下側面10bが下パンチ11に接している。
【0024】
この凹部10c内に、図3に示す芯材と外殻部材とをはめ込み、図1および図4(a)に示すように中子7を構成する。図3(a)は外殻部材9A(9B)を示す平面図であり、図3(b)は外殻部材の正面図であり、図3(c)は芯材8の正面図である。外殻部材9A、9Bは、平面的に見ると半円形状をしており、この外側面9bは加圧方向に見ると直線的に延びているが、内側面9aは、加圧方向に対して若干傾斜したテーパー面となっている。芯材8は略円柱形状をしているが、その外側面8cには、外殻部材の内側面9aと嵌め合わせ可能なテーパーが設けられている。
【0025】
図4(a)に示すように、芯材8と各外殻部材9A、9Bとの端部を凹部10c内に挿入し、芯材8の下側面8bをスペーサー10に接触させ、芯材の外側面8cに各外殻部材9A、9Bの内側面9aを接触させ、嵌め合わせる。外殻部材の外側面9bを凹部10cの壁面によって固定し、中子7を構成する。
【0026】
次いで、図1に示すように、型2と一対のスリーブ3A、3Bとを組み立てる。図5(a)は型2を示す断面図である。型2は略円筒形状をなしており、型2の内側面2aにはテーパーが付けられている。型2の内側には、図5(b)に示すスリーブ3A、3Bが挿入され、固定されている。各スリーブ3A、3Bは、平面的に見ると薄肉の湾曲した半円形状をなしている。型2の内側面2aに対して各スリーブ3A、3Bの外側面3bを接触させると、一対のスリーブ3A、3Bによって円筒形状のスリーブが形成される。各スリーブの内側面3aは加圧方向Dに対して略平行に延びている。
【0027】
型2およびスリーブ3A、3Bを下パンチ11上に設置した後、中子7とスリーブ3A、3Bとの間に形成される円環形状の隙間中に被焼成体6を設ける。この被焼成体は、予め成形された成形体をこの環状の隙間内に収容することで得られるが、また成形前のセラミックス粉末を隙間に投入することによっても得ることができる。また、本実施形態では、図示を簡略化するために1個の被焼成体を焼成する例を示したが、2個以上の被焼成体を図1において縦方向(加圧方向)に向かって積み重ね、同時に焼成することもできる。
【0028】
次いで、被焼成体6の上に環状のスペーサー5B、5Aを順次に積層する。このスペーサーは、例えば図2(b)に正面図を示すが、中央孔5aが設けられている。次いで、スペーサー5A、5Bの上に、図2(c)に示すような形態の上パンチを設置し、図1に示す構造の焼成装置を得る。
【0029】
この状態では、図4(a)に示すように、被焼成体6の下側面6bがスペーサー10の上側面10aに接触しており、被焼成体6の上側面6aに対してスペーサー5Bが接触している。被焼成体6の内側面6cに対して各外殻部材9A、9Bの外側面9bが接触している。また、スペーサー5Bの下側の端部で、中央孔5a中に中子7が嵌め合わされている。中子7は、スペーサー5Aおよび5Bの各中央孔5a中で移動可能である。
【0030】
スペーサー5Aの上側面に対して上パンチ1の加圧面1aが直接に接触している。中子7、スペーサー5A、5Bおよび上パンチ1によって、空間4が形成されており、これに芯材8の上側面8aが面している。
【0031】
ここで、本実施形態におけるように円環形状のスペーサーを設置することによって、次の作用効果が得られる。即ち、焼成前の段階では、図4(a)に示すように、空間4の寸法をuとし、スペーサー5Aと5Bとの寸法の合計をvとする。
【0032】
ホットプレス後には、被焼成体が加圧方向に収縮し、図4(b)に示すように、セラミックス環状製品13が生成する。セラミックス環状製品13は、被焼成体6に比べてx収縮し、空間14の寸法がwまで減少したものとする。このとき、ホットプレス後には、被焼成体6の収縮量xと同じ量、空間4が収縮する。従って、xはuとwとの差に等しい。
【0033】
そして、上パンチ、下パンチとは別体の環状のスペーサー5A、5Bを使用することによって、焼成前におけるスペーサーの寸法vを決定し、これによって空間4の寸法uを決定できる。この際、ホットプレス後に空間4が消滅し、wが0になると、上パンチ1が中子7に対して直接に接触し、被焼成体を加圧できなくなるので、wが小さくなりすぎないようにスペーサーの寸法vを調節することができる。これによって、例えば被焼成体の材質が変化し、従ってその焼成収縮量xが変化するときに、これに合わせてスペーサー5A、5Bの寸法や個数を変更することによって、vの値を変更することで、容易に対応できるようになる。
【0034】
ホットプレス後には、図1に示す構成部分をホットプレス装置から取り出し、上パンチ1、環状スペーサー5A、5B、型2、スリーブ3A、3B、下パンチ11、下側スペーサー10を取り外す。次いで、芯材8を外殻部材9A、9Bから抜き、次いで焼成体と外殻部材9A、9Bとを分離する。
【0035】
この工程では、図6に示すような型抜き機を使用することが特に好ましい。即ち、枠体19によって送りネジ16が固定されており、送りネジ16の下に押圧具17が取り付けられている。固定台18上にセラミックス環状製品13が載置されており、固定台18の内側の孔18a上に外殻部材9A、9Bが位置している。この状態で、押圧具17を外殻部材9A、9Bに対して接触させ、ハンドル15を回転させ、送りネジ16を矢印Aに示すように下側へと動かし、外殻部材9A、9Bを矢印Bに示すように孔18a中に落下させる。
【0036】
本発明者は、図1〜図6を参照しつつ説明した前述の方法に従って、窒化アルミニウムからなる円環形状のホットプレス焼成体13を得た。ただし、窒化アルミニウム原料としては、還元窒化法によって製造した高純度粉末を使用した。各粉末において、Si、Fe、Ca、Mg、K、Na、Cr、Mn、Ni、Cu、Zn、W、B、Yの含有量はそれぞれ100ppm以下であり、アルミニウム以外の金属は、これら以外は検出されなかった。
【0037】
焼成装置を構成する各部材の寸法は以下のとおりとした。即ち、図2(a)に示す下側スペーサー10の凹部10cの直径hを50.5mmとし、凹部10cの深さを2.0mmとし、スペーサー10の厚さを10mmとし、スペーサー10の直径を99.0mmとした。図2(b)に示す円環形状のスペーサー5A、5Bの直径jを99.0mmとし、中央孔5aの直径iを51.0mmとした。図2(c)に示す上パンチの厚さkを50mmとし、直径mを99.0mmとした。
【0038】
図3(a)〜(c)においては、n、rを30mmとし、o、tを40mmとし、pを50mmとし、q、sを25mmとした。図5(a)、(b)においては、aを110.4mmとし、bを120mmとし、cを120mmとし、dを250mmとし、eを110mmとし、fを100mmとし、gを120mmとした。図4(a)において、円環形状のスペーサー5A、5Bの厚さを合計vを17.0mmとし、空間4の寸法uを10mmとした。
【0039】
上記の窒化アルミニウム粉末を仕込み、1.5気圧の窒素雰囲気下で、面圧200kg/cm2 の圧力で、最高温度1800℃で2時間保持した。ホットプレス後には、図4(b)において、空間14の寸法wは2.0mmであり、焼成収縮量xは8mmであった。
【0040】
こうして得られた窒化アルミニウム(10個)の焼成体の平均嵩密度は3.26g/ccであり、強度は390MPaであった。これらの特性は、これと同じ窒化アルミニウム粉末を、同じ条件下でホットプレス焼結することによって得られた円盤形状の窒化アルミニウム焼成体に対して、まったく遜色のないものであった。また、焼成体の型および中子からの引き抜きは容易であり、破壊か生ずることもなかった。
【0041】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、セラミックス環状製品をホットプレス法によって焼成するのに際して、高い強度と密度とを有するセラミックス環状製品を製造でき、しかもホットプレス後にセラミックス環状製品を、低い圧力で破壊を招くことなく取り出せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るホットプレス焼成装置の要部を概略的に示す断面図である。
【図2】(a)は、下側スペーサー10を示す正面図であり,(b)は、円環形状のスペーサー5A、5Bを示す正面図であり、(c)は、上パンチ1を示す正面図である。
【図3】(a)は、外殻部材9A、9Bを示す平面図であり、(b)は、外殻部材の正面図であり、(c)は芯材8を示す正面図である。
【図4】(a)は、図1の焼成装置の要部を拡大して示す断面図であり、(b)は、(a)の要部について焼成後の状態を示す断面図である。
【図5】(a)は、型2を示す断面図であり、(b)は、スリーブ3A(3B)を示す断面図である。
【図6】外殻部材9A、9Bから焼成体(セラミックス環状製品)13を引き抜くために好適に使用できる型抜き装置を概略的に示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 上パンチ、 2 型、 2a、3b テーパー面、 3A、3B スリーブ、 4 焼成前の空間、 5A、5B 円環形状のスペーサー 、 5a 中央孔、 6 被焼成体、 7 中子、 8 芯材、 8c 芯材8の外側面(テーパー面)、 9A、9B 外殻部材、 9a 外殻部材の内側面(テーパー面)、 10 下側のスペーサー(中子の固定用部材)、 11 下パンチ、 13 セラミックス環状製品(焼成体)

Claims (8)

  1. セラミックスの環状被焼成体をホットプレス焼成装置で焼成することによってセラミックス環状製品を製造する方法であって、
    前記ホットプレス焼成装置が、前記環状被焼成体を所定方向に向かって加圧するための加圧機構と、前記環状被焼成体の外周側を保持するための型と、前記環状被焼成体の内側空間に設置されている中子とを備えており、前記中子が、前記環状被焼成体に対して接触しない位置に設置されている芯材と、この芯材の外側面と前記環状被焼成体との間の環状の隙間を充填している外殻部材との組合せを備えており、前記環状の隙間に前記外殻部材が複数個設置されているとともに、前記所定方向に対して垂直な方向にみたときに前記外殻部材が前記芯材と接触するようにして分割されており、前記環状被焼成体を前記中子と前記型との間に収容し、ホットプレス焼成して前記セラミックス環状製品を得た後、前記セラミックス環状製品から前記外殻部材を除去するときに各外殻部材を別個に除去することを特徴とする、セラミックス環状製品の製造方法。
  2. 前記セラミックス環状製品および前記中子を前記ホットプレス焼成装置から取り出し、次いで前記外殻部材から前記芯材を除去し、次いで前記セラミックス環状製品から前記外殻部材を除去することを特徴とする、請求項1記載のセラミックス環状製品の製造方法。
  3. 前記芯材の外側面と前記外殻部材の内側面とが前記所定方向に対して傾斜しているテーパー面であり、前記芯材に対して前記所定方向に圧力を加えることによって前記外殻部材から分離することを特徴とする、請求項2記載のセラミックス環状製品の製造方法。
  4. セラミックスの環状被焼成体をホットプレス法で焼成してセラミックス環状製品を得るための焼成装置であって、
    前記環状被焼成体を所定方向に向かって加圧するための加圧機構と、前記環状被焼成体の外周側を保持するための型と、前記環状被焼成体の内側空間に設置されている中子とを備えており、前記中子が、前記環状被焼成体に対して接触しない位置に設置されている芯材と、この芯材の外側面と前記環状被焼成体との間の環状の隙間を充填するとともに前記芯材と接触するようにして設置され、前記所定方向に対して垂直な方向にみたとき互いに分割されている複数個の外殻部材との組合せを備えていることを特徴とする、セラミックス環状製品の焼成装置。
  5. 前記所定方向に対して垂直な方向にみたときに前記芯材と前記外殻部材とが同心円状に配置されるように組み合わされていることを特徴とする、請求項記載のセラミックス環状製品の焼成装置。
  6. 前記芯材の外側面と前記外殻部材の内側面とが前記所定方向に対して傾斜しているテーパー面であることを特徴とする、請求項4または5記載のセラミックス環状製品の焼成装置。
  7. 前記所定方向と垂直な方向に対して前記中子の位置を固定するための固定用部材を備えていることを特徴とする、請求項4〜6のいずれか一つの請求項に記載のセラミックス環状製品の焼成装置。
  8. 前記環状被焼成体と前記加圧機構との間に設置するためのスペーサーを備えており、このスペーサーが、前記中子が挿通可能な中央孔が設けられている環状のスペーサーであることを特徴とする、請求項4〜7のいずれか一つの請求項に記載のセラミックス環状製品の焼成装置。
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