JP3815837B2 - 簡易容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は簡易容器に係り、とくに板紙から成る胴部と底板とによって構成された簡易容器であって、底板の周璧部を絞って下方へ屈曲させて周璧部となし、この周璧部を胴部の下端部とその内側への折返し部とによって挟着するようにした簡易容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば流動状をなす発酵乳(商品名、ヨーグルト)を充填するために、従来より図18および図19に示すような紙製の簡易容器が用いられている。このような簡易容器は、図20に示すような扇形をなす板紙1を巻いて円錐台状をなす胴部2を形成するとともに、この胴部2の底部を底板3によって閉塞した構造をなしている。
【0003】
底板3は円形の板紙であってその外周側の部分を絞って図21および図22に示すように下方へ屈曲させて周璧部4を形成するようにしている。そしてこのような周璧部4を胴部2の下端部5と胴部2の下端側の先端部の折返し部6とによって挟着するようにし、これによって底板3を胴部2の下端側の内周部に結合するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の発酵乳を充填するための簡易容器は、胴部2と底板3の2つの部材か構成されていた。そして胴部2は図20に示すような板紙1を周方向の端部で互いに重合わせて貼合されるようになっていた。これに対して底板3はその周縁部を絞るようにし、胴部2の下端部5と折返し部6とによって挟着された状態で接着されるようになっていた。
【0005】
このために胴部2の接合面が図22に示すように縦方向に延びるのに対して、底板3の周璧部4は周方向に延びており、胴部2の接合部と直角に交差することになる。
【0006】
図23は胴部2の接合部の近傍における胴部2と底板3の周璧部4との接合構造を横断面図で示している。胴部2の接合部以外の領域においては、底板3の周璧部4の外周側に胴部2の下端部5が接合されるとともに、底板3の周璧部4の内周側には折返し部6が接合されることになり、従って3層構造となる。これに対して胴部2の接合部においては、底板3の周璧部4の外周側に下端部5が二重に積層された状態になる。また周璧部4の内周側においては折返し部6が2層に積層された状態になる。すなわち胴部2の接合部においては5層構造となり、周璧部4の接合部の内側における厚さの急激な変化が起ることになる。
【0007】
簡易容器は発酵乳のような流動状食品や液状の食品、あるいは飲料が充填されて流通に供される。ここで胴部2の接合部における底板3との接合が不十分であると液漏れを起す場合がある。
【0008】
とくに図22および図23に示すように、胴部2の接合部であって底板3の周璧部4との積層部分における急激な厚さの変化によって、底板3の周璧部4の端部に隙間7、8がそれぞれ発生する可能性がある。すなわち胴部2の継目の部分と底板3の周璧部4との交差部分は構造上隙間7、8をそれぞれ発生し易く、接着し難いために漏れを起し易い。とくに隙間7、8が周璧部4に対してその両側において周方向の互いに同じ位置に形成されるとともに、周璧部4の下端を迂回して互いに連続する可能性があるために、内容物の漏れを発生し易い。
【0009】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、とくに胴部の接合部と底板の周璧部との交差する位置における隙間による漏れの発生がより確実に防止されるようにした簡易容器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、胴部を構成する板紙の周方向の両端部を互いに重合わせて接合して筒状または逆円錐台状となし、
底部開口を閉塞する底板の周縁部を絞って下方に屈曲させて周壁部となし、該周壁部を前記胴部の下端部とその内側への折返し部とによって狭着するようにした簡易容器において、
前記底板の周壁部の内側または外側と接合される位置において前記胴部を構成する板紙の周方向の端部に突部を形成し(請求項1)、あるいは前記胴部を構成する板紙の周方向の端部に周方向の先端部が斜めになっている突部を形成し(請求項2)、あるいは前記胴部を構成する板紙の周方向の端部に突部と凹部とを上下に隣接して形成し(請求項3)、あるいは前記胴部を構成する板紙の周方向の端部に周方向にコ字状に切込まれた凹部を形成し(請求項4)、あるいは前記胴部を構成する板紙の周方向の一端部に突部を形成するとともに他端部を斜めに切欠き(請求項5)、あるいは前記胴部を構成する板紙の周方向の一端部に突部を形成するとともに他端部を段状に切欠き(請求項6)、これらの何れかの構成によって前記底板の周壁部の内側と外側とにおける胴部を構成する板紙の周方向の終端の位置を互いにずらすようにしたことを特徴とする簡易容器に関するものである。
【0012】
前記胴部を構成する板紙がほぼ扇形の形状をなし、周方向の両端が重合わせて接合されることによりほぼカップ状の形状に形成されてよい。また前記胴部を構成する板紙と前記底板との容器の内側に臨む内表面に高分子フィルムがラミネートされており、前記底板の周璧部を前記胴部の下端部とその内側への折返し部とによって挟着して、加熱下で加圧されて溶着シールされてよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1〜図7は本発明の第1の実施の形態に係る簡易容器を示すものである。この簡易容器はその胴の部分が図3に示す板紙14によって形成されるようになっている。板紙14は図4に示すように紙を主材料とするとともに、内容物と接触する方の表面にポリエチレンフィルム15を接合したラミネート構造をなしている。そしてこのような板紙14を巻くことによって逆円錐台状をなす胴部16を形成するようにしている。
【0014】
胴部16はその上端側が上部開口17になっており、この上部開口17の周縁部を外側に巻込んでカール部となすとともに、このカール部を押潰すことによってフランジ18を形成するようにしている。なおフランジ18には例えばアルミニウム箔から成る蓋材が接合されてシールされることになる。
【0015】
これに対して胴部16の下端側開口には底板22が接合されるようになっている。底板22はその外周側の部分が下方へ絞られるとともに、外周部に周璧部23が一体に形成されるようになっている。そしてこのような周璧部23は図2および図5に示すように、胴部16の下端部24と胴部16の下端側先端部を内側へ折返した折返し部25とによって挟着され、このような状態で加圧下において熱シールが行なわれるようになっている。これによって底板22の周璧部23と胴部16の下端部24とが互いにシールされるようになっている。
【0016】
ここでとくに板紙14には図3に示すように、その一方の端部であって下端側の部分に偏倚するように突部29が形成されている。このような突部29は図5および図6に示すように、底板22と組合わされた状態においてその周璧部23の外周側に突部29が位置するように形成されている。すなわち突部29は底板22の周璧部23の外周面に重なるようになっており、このような状態において底板22の周璧部23が胴部16に接合されてシールされるようになっている。
【0017】
板紙14に対して突部29が形成される位置は、板紙14の下端側から後に組合わされる底板22の周璧部23の高さの2倍の範囲内であってよい。また突部29の幅は0.5mm以上であってその突出長は0.5〜3mmの範囲内であることが好ましい。
【0018】
このような板紙14と底板22との接合構造によると、とくに図7に示すように板紙14の端部であって下端側の部分に形成された突部29が底板22の周璧部23の外周側に位置するとともに、突部29の先端部が折返し部25の先端部に対して周方向にずれることになる。従って外側の突部29の先端側に形成される隙間36と内側の折返し部25の先端部に形成される隙間37とが互いに周方向にずれることになる。このことはこれらの隙間36、37が互いに連通し難くなることを意味する。
【0019】
また周璧部23と接合される下端部24および折返し部25の積層部分の厚さの変化が急激でなくなる。すなわち突部29の存在によって、折返し部25の終端における厚さの変化が緩やかに行なわれることになる。従って加熱下で加圧して溶着シールを行なうときに、加圧力を少なくしても隙間36、37をより小さく押潰すことが可能になり、これによって隙間36、37が小さくなるとともに、それらの連通がより確実に妨げられることになる。
【0020】
従ってこのような簡易容器によれば、底板22の周璧部23と板紙14の接合部の交差部分の構造が改善されるようになり、内容物の漏れが防止される。すなわち図5に示すように、板紙14の隙間36または隙間37が形成される位置と対応する部分において板紙14の周方向の端部に突部29を設けるようにし、このような突部29によって直線状の隙間36、37の途中に障害を作り、内容物等の漏れを止めるようにしたものである。従って物流段階において内容物が隙間36、37を通して滲出することがなくなる。
【0021】
とくにこのような内容物は、内容物が充填された後に加圧されるような容器に用いて好適である。例えば発酵乳の場合には、内部に発酵乳を充填して蓋材で上部開口17をシールした後に加圧を行なうようにしており、40℃の温度で約4時間圧力を加えることによって、内圧が増加することになる。従って従来の容器の場合には、このような圧力の上昇によって液漏れが発生していたが、本実施の形態に係る容器においては、このような液漏れが防止されることになる。
【0022】
このような本実施の形態に係る容器について、水を入れて20分間放置した後に漏れの有無を調べる通常検査を行なった。またこの容器の中に水を入れた後に0.3kg/cm2 の空気を10秒間加圧後に漏れの有無を調べる過酷試験を行なった。なお上記の2種類の試験においてそれぞれ界面活性剤を0.5%添加している。このような試験の結果は表1に示される。
【表1】
Figure 0003815837
図8および図9は別の実施の形態を示している。この形態においては、図8に示すように板紙14の周方向の一方の端部であって下端側の部分に斜めの突部30を形成するようにしたものである。このような突部30を形成した板紙14によって胴部16を形成するとともに、この胴部16を底板22の周璧部23と組合わせると、図9に示すように、突部30によって周璧部23の内周側の部分と外周側の部分における胴部16の終端の段差の位置が周方向にずれることになる。従ってこのような実施の形態においても、上記実施例と同様の作用効果を奏することが可能になる。
【0023】
図10および図11はさらに別の実施の形態を示している。この実施の形態においては、板紙14の周方向の端部であって下端側の部分に突部29と凹部31とをそれぞれ形成するようにしたものである。
【0024】
このような板紙14によって胴部16を形成するとともに、胴部16を底板22の周璧部23と組合わせると、図11に示すようになる。すなわち底板22の周璧部23の外周側の部分に突部29と凹部31とがそれぞれ位置するようになり、板紙14の下端側の折返し部25の終端と互いにずれた状態で接合されることになる。従ってこのような形態においても、上記実施例と同様の作用効果を奏することが可能になる。
【0025】
図12および図13はさらの別の実施の形態を示している。この実施の形態においては、板紙14の下端側の部分であって周方向の一方の端部に凹部31を形成するようにし、このような凹部31を底板22の周璧部23の内周側の部分に位置するように接合するようにしている。このような凹部31を形成することによって、凹部31の先端部に形成される外周側の隙間36と折返し部25の端部に形成される内周側の隙間37とが周方向にずれることになり、これらを互いに不連続にすることによって液漏れの防止を行なうことが可能になる。
【0026】
図14および図15はさらに別の実施の形態を示している。この実施の形態においては、板紙14の周方向の一方の端部に突部29を形成するとともに、反対側の端部には切欠き32を形成するようにしたものである。このような形態によれば、底板22の周璧部23の外周側に接合されるように突部29が位置することになる。
【0027】
そしてこのような突部29によってその先端側の位置が折返し部25の先端部と互いに周方向にずれることになり、図15に示すように隙間36、37の位置が互いに周方向にずれてそれらの連通が妨げられることになる。しかも板紙14の反対側の端部に形成されている切欠き32によって周璧部23の外周側に位置する胴部16の下端部24の先端部と内周側の折返し部25の先端部とがずれるようになり、厚さの変化をより少なくすることが可能になる。
【0028】
図16および図17はさらに別の実施の形態を示している。この実施の形態においては、板紙14の周方向の一端の突部29を下端側に偏倚させるようにしている。また板紙14の周方向の反対側の端部には段差状の切欠き33を形成するようにしている。
【0029】
このような板紙14が底板22と組合わされると、その周璧部23と胴部16との結合構造は図17に示すようになる。すなわち底板22の周璧部23の内周側に突部29が位置するようになり、周璧部23の外周側の隙間36と内周側の隙間37の位置が先の実施の形態とは互いに逆方向にずれた状態で形成されることになる。このような実施の形態においても、隙間36、37が互いに周方向にずれているために、それらが互いに連通し難くなる。
【0030】
さらに板紙14の反対側の端部に形成されている切欠き33によって折返し部25の終端の位置が周璧部23の内周側と外周側とで互いにずれるようになり、図17に示すように厚さの変化が少なくなる。従ってこのような実施の形態によれば、胴部16の下端部24と折返し部25とによって底板22の周璧部23を挟着して加熱下で加圧して溶着シールするときの加圧力を少なくすることが可能になる。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、底板の周璧部の内側または外側と接合される位置において胴部を構成する板紙の周方向の端部に突部、凹部、または切欠きを形成するようにしたものである。
【0032】
従ってこのような突部、凹部、または切欠きによって、底板の周璧部の内側と外側とにおける胴部を形成する板紙の端部の周方向の位置を互いにずらすことが可能になり、それらの先端にそれぞれ形成される隙間の位置を周方向に互いにずらすことが可能になる。これによって底板の周璧部の内側と外側との隙間を通して内容物が漏れることを防止することが可能になる。
【0035】
上記の何れかの発明において、胴部を構成する板紙がほぼ扇形の形状をなし、周方向の両端が重合わせて接合されることになよりほぼカップ状形状に形成された容器によれば、カップ状簡易容器の液漏れの防止が可能になる。
【0036】
上記の何れかの発明において、胴部を構成する板紙と底板との容器の内側に臨む内表面に高分子フィルムがラミネートされており、底板の周璧部を胴部の下端部とその内側への折返し部とによって挟着して、加熱下で加圧して溶着シールされるようにした容器によれば、底板の周璧部と胴部の下端部との接合部における液漏れがより確実に防止されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る簡易容器の外観斜視図ある。
【図2】同縦断面図である。
【図3】板紙の展開平面図である。
【図4】板紙の拡大断面図である。
【図5】胴部と底板の周璧部との接合構造を示す要部斜視図である。
【図6】底板の周璧部と胴部との結合構造を示す底板を破断した状態における正面図である。
【図7】底板の周璧部と胴部の下端部との結合構造を示す拡大横断面図である。
【図8】別の実施の形態の板紙の要部平面図である。
【図9】同板紙を応用した簡易容器の胴部の下端における底板の周璧部との結合構造を示す正面図である。
【図10】別の実施の形態の板紙の要部の正面図である。
【図11】胴部の底部における底板と胴部との結合構造を示す正面図である。
【図12】別の実施の形態の板紙の正面図である。
【図13】同板紙を用いた簡易容器の胴部と底板の周璧部との結合構造を示す正面図である。
【図14】さらに別の実施の形態の板紙の平面図である。
【図15】底板の周璧部と胴部の下端部との結合構造を示す拡大横断面図である。
【図16】さらに別の実施の形態の板紙の平面図である。
【図17】同板紙を用いた容器の胴部と底板の周璧部との結合構造を示す拡大横断面図である。
【図18】従来の簡易容器の平面図である。
【図19】同正面図である。
【図20】板紙の平面図である。
【図21】底板の周璧部と容器の下端側の部分との結合構造を示す拡大縦断面図である。
【図22】同斜視図である。
【図23】同要部拡大横断面図である。
【符号の説明】
1 板紙
2 胴部
3 底板
4 周璧部
5 下端部
6 折返し部
7、8 隙間
14 板紙
15 ポリエチレンフィルム
16 胴部
17 上部開口
18 フランジ
22 底板
23 周璧部
24 下端部
25 折返し部
29、30 突部
31 凹部
32、33 切欠き
36、37 隙間

Claims (8)

  1. 胴部を構成する板紙の周方向の両端部を互いに重合わせて接合して筒状または逆円錐台状となし、
    底部開口を閉塞する底板の周縁部を絞って下方に屈曲させて周壁部となし、該周壁部を前記胴部の下端部とその内側への折返し部とによって狭着するようにした簡易容器において、
    前記底板の周壁部の内側または外側と接合される位置において前記胴部を構成する板紙の周方向の端部に突部を形成し、前記底板の周壁部の内側と外側とにおける胴部を構成する板紙の周方向の終端の位置を互いにずらすようにしたことを特徴とする簡易容器。
  2. 胴部を構成する板紙の周方向の両端部を互いに重合わせて接合して筒状または逆円錐台状となし、
    底部開口を閉塞する底板の周縁部を絞って下方に屈曲させて周壁部となし、該周壁部を前記胴部の下端部とその内側への折返し部とによって狭着するようにした簡易容器において、
    前記底板の周壁部の内側または外側と接合される位置において前記胴部を構成する板紙の周方向の端部に周方向の先端が斜めになっている突部を形成し、前記底板の周壁部の内側と外側とにおける胴部を構成する板紙の周方向の終端の位置を互いにずらすようにしたことを特徴とする簡易容器。
  3. 胴部を構成する板紙の周方向の両端部を互いに重合わせて接合して筒状または逆円錐台状となし、
    底部開口を閉塞する底板の周縁部を絞って下方に屈曲させて周壁部となし、該周壁部を前記胴部の下端部とその内側への折返し部とによって狭着するようにした簡易容器において、
    前記底板の周壁部の内側または外側と接合される位置において前記胴部を構成する板紙の周方向の端部に突部と凹部とを上下に隣接して形成し、前記底板の周壁部の内側と外側とにおける胴部を構成する板紙の周方向の終端の位置を互いにずらすようにしたことを特徴とする簡易容器。
  4. 胴部を構成する板紙の周方向の両端部を互いに重合わせて接合して筒状または逆円錐台状となし、
    底部開口を閉塞する底板の周縁部を絞って下方に屈曲させて周壁部となし、該周壁部を前記胴部の下端部とその内側への折返し部とによって狭着するようにした簡易容器において、
    前記底板の周壁部の内側または外側と接合される位置において前記胴部を構成する板紙の周方向の端部に周方向にコ字状に切込まれた凹部を形成し、前記底板の周壁部の内側と外側とにおける胴部を構成する板紙の周方向の終端の位置を互いにずらすようにしたことを特徴とする簡易容器。
  5. 胴部を構成する板紙の周方向の両端部を互いに重合わせて接合して筒状または逆円錐台状となし、
    底部開口を閉塞する底板の周縁部を絞って下方に屈曲させて周壁部となし、該周壁部を前記胴部の下端部とその内側への折返し部とによって狭着するようにした簡易容器において、
    前記底板の周壁部の内側または外側と接合される位置において前記胴部を構成する板紙の周方向の一端部に突部を形成するとともに他端部を斜めに切欠き、前記底板の周壁部の内側と外側とにおける胴部を構成する板紙の周方向の終端の位置を互いにずらすようにしたことを特徴とする簡易容器。
  6. 胴部を構成する板紙の周方向の両端部を互いに重合わせて接合して筒状または逆円錐台状となし、
    底部開口を閉塞する底板の周縁部を絞って下方に屈曲させて周壁部となし、該周壁部を前記胴部の下端部とその内側への折返し部とによって狭着するようにした簡易容器において、
    前記底板の周壁部の内側または外側と接合される位置において前記胴部を構成する板紙の周方向の一端部に突部を形成するとともに他端部を段状に切欠き、前記底板の周壁部の内側と外側とにおける胴部を構成する板紙の周方向の終端の位置を互いにずらすようにしたことを特徴とする簡易容器。
  7. 前記胴部を構成する板紙がほぼ扇形の形状をなし、周方向の両端が重合わせて接合されることによりほぼカップ状の形状に形成されることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の簡易容器。
  8. 前記胴部を構成する板紙と前記底板との容器の内側に臨む内表面に高分子フィルムがラミネートされており、前記底板の周壁部を前記胴部の下端部とその内側への折返し部とによって狭着して、加熱下で加圧されて溶着シールされることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の簡易容器。
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