JP3815734B2 - 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス - Google Patents

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Description

【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスに関し、特に、結線部周りの樹脂モールドをなくした構造の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスに関する。
【0002 】
【従来の技術】
近年、玄関や居間や寝室などの各部屋別にユニット化した部屋ユニットを住宅メーカーの工場で製造し、それらを施工現場で施主の希望や敷地形状に応じて組み付けることにより、一つの家屋が出来上がるようなプレハブ住宅工法が知られている。プレハブ住宅工法においては、各部屋ユニット別の配線も予め工場内で行われるようになっており、その配線によって屋内配線作業の簡素化を達成することができるようになっている。屋内配線作業の簡素化を達成するためには、ジョイントボックスが用いられている。
【0003 】
従来のジョイントボックスとしては、その内部に絶縁性の熱硬化樹脂(エポキシ樹脂等)を充填・モールドして、分岐接続した屋内配線ユニットケーブルの結線部を固定及び保護するような構造のものになっている(例えば特許文献1参照)。尚、上記屋内配線ユニットケーブルは、用途に応じて二芯ケーブル、三芯ケーブル等のものが使用されている。
【0004 】
【特許文献1】
登録実用新案第3005912号公報 (第2頁、第1図)
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のジョイントボックスにあっては、熱硬化樹脂の硬化時間が必然的に発生して生産能力を向上させることができないという問題点を有している。また、ジョイントボックスの製品完成後にケーブル結線の誤配線が発覚しても、結線部が樹脂モールドされているために修復が不可能であり、ジョイントボックスを廃棄して新たに製造し直すしかないという問題点を有している。さらに、ジョイントボックスの内部全体が樹脂モールドされているために重量が重くなり、取り扱い性に影響を来しているという問題点を有している。
【0006 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、生産能力及び取り扱い性が向上し、製品完成後に誤配線が発見されても結線の修復が可能な配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、配線ユニットケーブルを固定するために、該配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせる構造を有することを特徴としている。例えばケーブルスペーサを備えて配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせる構造であり、以下、具体的な手段を説明する。
【0008】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、配線ユニットケーブルを構成する絶縁線心の端末を結線して形成した結線部を、ジョイントボックス本体と該ジョイントボックス本体に係合するジョイントボックスカバーの内部に収納する配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて
前記配線ユニットケーブルは、複数の絶縁線心の端末を結線して形成する結線部のそれぞれにブロック形状に形成され絶縁性を有し、前記絶縁線心が引き出される部分に平坦な係止面を形成して構成し,
配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、ジョイントボックス本体と、スペーサと、ジョイントボックスカバーとからなり,
ジョイントボックス本体は,
隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
前記一方の側壁から挿入し前記他方の側壁で受けてスペーサを前記ジョイントボックス本体内に装着し、該スペーサを係止する係止部が複数形成されるスライド部分を設け、
基板から櫛歯状の板片を立設させて、該板片の間に前記対応する配線ユニットケーブルを差し込む複数のスリットを設け、
て構成し,
スペーサは,
前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着される部材であって、平坦な表裏面を有しており帯板状に形成される基板と、該基板の長手方向の一端から前後両面に一対の第一の係止突起が形成されている一方の側壁と、他端から前後両面に第二の係止突起が形成されている他方の側壁と、前記2つの側壁間の前記基板から櫛歯状の板片を立設させて該板片間に前記配線ユニットケーブルを差し込む複数のスリットを設け、
て構成し,
ジョイントボックスカバーは,
平坦な表裏面を有する板状の部材であって、前記ジョイントボックス本体とロック可能に、該ジョイントボックス本体に対して着脱自在に係合可能に構成し,
前記配線ユニットケーブル42を差し込んだ前記スペーサを前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着して前記前配線ユニットケーブルを収納するに際し、前記ジョイントボックス本体に、前記スペーサを仮係止状態にして前記配線ユニットケーブルの収納を可能とし、且つ、該スペーサを本係止状態にして、該スペーサと前記記ジョイントボックス本体のスリットによって、前記前配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて収納するようにしたことを特徴としている。
【0009】
上記課題を解決するためなされた請求項2記載の本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、配線ユニットケーブルを構成する絶縁線心の端末を結線して形成した結線部を、ジョイントボックス本体と該ジョイントボックス本体に係合するジョイントボックスカバーの内部に収納する配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて
前記配線ユニットケーブルは、複数の絶縁線心の端末を結線して形成する結線部のそれぞれにブロック形状に形成され絶縁性を有し、前記絶縁線心が引き出される部分に平坦な係止面を形成して構成し,
配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、ジョイントボックス本体と、スペーサと、ジョイントボックスカバーとからなり,
ジョイントボックス本体は,
隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
前記基板の上縁側に該基板から複数の壁を突出させて平面視の形状が前記電線コネクタに相似形に形成され、前記電線コネクタの係止面の係合するストッパーの形成される複数のスロット溝を設け、
前記一方の側壁から挿入し前記他方の側壁で受けてスペーサを前記ジョイントボックス本体内に装着し、該スペーサを係止する係止部が複数形成されるスライド部分を設け、
基板から櫛歯状の板片を立設させて、該板片の間に前記対応する配線ユニットケーブルを差し込む複数のスリットを設け、
て構成し,
スペーサは,
前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着される部材であって、平坦な表裏面を有しており帯板状に形成される基板と、該基板の長手方向の一端から前後両面に一対の第一の係止突起が形成されている一方の側壁と、他端から前後両面に第二の係止突起が形成されている他方の側壁と、前記2つの側壁間の前記基板から櫛歯状の板片を立設させて該板片間に前記配線ユニットケーブルを差し込む複数のスリットを設け、
て構成し,
ジョイントボックスカバーは,
平坦な表裏面を有する板状の部材であって、前記ジョイントボックス本体とロック可能に、該ジョイントボックス本体に対して着脱自在に係合可能に構成し,
前記配線ユニットケーブルを差し込んだ前記スペーサを前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着して前記前配線ユニットケーブルを収納するに際し、前記ジョイントボックス本体に、前記スペーサを仮係止状態にして前記配線ユニットケーブルの収納を可能とし、且つ、該スペーサを本係止状態にして、該スペーサと前記記ジョイントボックス本体のスリットによって、前記前配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて収納するようにしたことを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、請求項1又は2に記載の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて、前記スペーサ又は前記ジョイントボックス本体のいずれか一方に第一及び第二の係止突起を形成するとともに、いずれか他方には凹状の係止部を複数形成し、これら前記第一の係止突起、前記第二の係止突起、前記係止部の係合によって、前記スペーサの前記仮係止状態及び前記本係止状態を維持することを特徴としている。
【0011】
上記課題を解決するためなされた請求項4記載の本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、
配線ユニットケーブルを構成する絶縁線心の端末を結線して形成した結線部を、ジョイントボックス本体と該ジョイントボックス本体に係合するジョイントボックスカバーの内部に収納する配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて
前記配線ユニットケーブルは、複数の絶縁線心の端末を結線して形成する結線部のそれぞれにブロック形状に形成され絶縁性を有し、前記絶縁線心が引き出される部分に平坦な係止面を形成して構成し,
配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、ジョイントボックス本体と、スペーサと、ジョイントボックスカバーとからなり,
ジョイントボックス本体は,
隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
前記基板の下縁近傍にスペーサを前記ジョイントボックス本体内にスライド装着するスライド溝を設け、
前記2つの側壁に該2つの側壁を貫通し、前記スライド溝に連続して形成され、前記スペーサを前記一方の側壁から挿入し該スライド溝上をスライドさせて前記他方の側壁に嵌装して該スライド溝上に装着するスライド部分を設け、
前記基板から櫛歯状の板片を立設させて、該各板片の間に、前記対応する配線ユニットケーブルを差し込み、該配線ユニットケーブルが2つのケーブル群に分れて配置されように中央部を離間して複数のスリットを設け、
て構成し,
スペーサは,
左右一対に分割され、それぞれが前記各々対応するスライド部分に差し込まれ、スライド溝上をスライドさせて前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着される部材であって、該左右対をなすそれぞれを、ブロック状の基部と、該基部の一端から板材が延び該板材の一方の面又は両方の面に櫛歯状の板片を立設させて前記配線ユニットケーブルを収納するスリットを複数設けて構成すると共に、該左右対をなすそれぞれのスペーサのスリット形成側を合わせたときに該スペーサ全体が前記ライド溝とスライド部分に合うように装着するよう
に構成し,
ジョイントボックスカバーは,平坦な表裏面を有する平面視略矩形の板状の基板と、該基板の裏面で両側縁から突出する2つの側壁とを有し、該側壁に、前記一対のスペーサをスライドさせるためのスライド部分が形成され、前記ジョイントボックス本体とロック可能に、該ジョイントボックス本体に対して着脱自在に係合可能に構成し,
前記配線ユニットケーブルを差し込んだ前記スペーサを前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着して前記配線ユニットケーブルを収納するに際し、前記ジョイントボックス本体に、前記スペーサを仮係止状態にして前記配線ユニットケーブルの収納を可能とし、且つ、該スペーサの前記スリット形成側を合わせて該スペーサを本係止状態にして、該スペーサと前記ジョイントボックス本体のスリットによって、前記配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて収納するようにしたことを特徴としている。
【0012】
請求項記載の本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、請求項に記載の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて、前記一対のスペーサ又は前記ジョイントボックス本体のいずれか一方に係止突起を形成するとともに、いずれか他方には凹状の係止部を形成し、これら前記係止突起及び前記係止部の係合によって、前記一対のスペーサの前記係止状態を維持すことを特徴としている。
【0013】
上記課題を解決するためなされた請求項6記載の本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、配線ユニットケーブルを構成する絶縁線心の端末を結線して形成した結線部を、ジョイントボックス本体と該ジョイントボックス本体に係合するジョイントボックスカバーの内部に収納する配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて
前記配線ユニットケーブルは、複数の絶縁線心の端末を結線して形成する結線部のそれぞれにブロック形状に形成され絶縁性を有し、前記絶縁線心が引き出される部分に平坦な係止面を形成して構成し,
配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、ジョイントボックス本体と、スペーサブロックと、ジョイントボックスカバーとからなり,
ジョイントボックス本体は,
隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
前記ジョイントボックス本体の中間で、前記側壁間に跨るように枠状に形成し、前記枠内の一方の前記側壁に、前記ジョイントボックス本体の内側下方に向かってテーパが形成されたテーパ状の誘導部と、該誘導部より前記ジョイントボックス本体の内側に突出し、該ジョイントボックス本体の内側下方に向かってテーパが形成された凸部とを設けると共に、前記枠内の他方の前記側壁に、前記ジョイントボックス本体の内側下方に向かってテーパが形成されたテーパ状の誘導部と、該誘導部より凹ませ該ジョイントボックス本体の内側下方に向かってテーパが形成された凹部とからなる第一の係止枠部を設け、
前記ジョイントボックス本体の前記第一の係止枠部より基板の下縁近傍で前記側壁の中間の位置にブロック状の離間体を設け、前記離間体の一方の面と一方の前記側壁に間に跨るように枠状に、また前記離間体の他方の面と他方の前記側壁に間に跨るように枠状に形成し、前記離間体の一方の面に前記ジョイントボックス本体の内側下方に向かってテーパが形成されたテーパ状の誘導部と、該誘導部より凹ませ該ジョイントボックス本体の外側下方に向かってテーパが形成された凹部を設けると共に該前記離間体の一方の面に対向する前記側壁に凸部を形成し、前記離間体の他方の面に前記ジョイントボックス本体の外側下方に向かってテーパが形成されたテーパ状の誘導部と、該誘導部より前記ジョイントボックス本体の外側に突出し該ジョイントボックス本体の外側下方に向かってテーパが形成された凸部とを設けると共に該前記離間体の他方の面に対向する前記側壁に凸部を形成してなる第二の係止枠部を設け、
て構成し,
スペーサブロックは,
前記離間体の一方の面と一方の前記側壁に間に嵌着する大きさを有し、平面視帯形状に形成されるベース部に立設して櫛歯状に複数の突起部を設け、該複数の突起部間にスリットを形成し、前記複数の突起部の長手方向一方の端部に位置する突起部には、凸部を形成し、前記複数の突起部の長手方向他方の端部に位置する突起部には、凹部を形成し
て構成し,
ジョイントボックスカバーは,平坦な表裏面を有する板状の部材であって、前記ジョイントボックス本体とロック可能に、該ジョイントボックス本体に対して着脱自在に係合可能に構成し,
前記配線ユニットケーブルを収納するに際し、スペーサブロックの複数の突起部間に形成されるスリットに前記配線ユニットケーブルを差し込み、しかる後、前記スペーサブロックを前記ジョイントボックス本体の第一の係止枠部及び第二の係止枠部に装着することにより、第一の係止枠部に装着するスペーサブロックと第二の係止枠部に装着するスペーサブロックとによって、前記配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて収納するようにしたことを特徴としている。
【0014】
上記課題を解決するためなされた請求項7記載の本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、配線ユニットケーブルを構成する絶縁線心の端末を結線して形成した結線部を、ジョイントボックス本体と該ジョイントボックス本体に係合するジョイントボックスカバーの内部に収納する配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて,
前記配線ユニットケーブルは、複数の絶縁線心の端末を結線して形成する結線部のそれぞれにブロック形状に形成され絶縁性を有し、前記絶縁線心が引き出される部分に平坦な係止面を形成して構成し,
配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、ジョイントボックス本体と、ケーブル固定治具と、ジョイントボックスカバーとからなり,
ジョイントボックス本体は,
隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
前記基板から複数の壁を突出させて櫛歯状に形成し、該壁間に、該壁間のそれぞれに対応させて前記配線ユニットケーブルを差し込み、該配線ユニットケーブルが2つのケーブル群に分れて配置されように所定の間隔を開ける間隔形成部を形成し、基板の両側縁から突出された2つの側壁間に所定の間隔を開けて並んでそれぞれ形成てなる第二ケーブル固定スロットを設け、
前記ジョイントボックス本体の基板の下縁側に前記ジョイントボックス本体の側壁の前記ジョイントボックス本体の内側の各一部を切り欠き、凹状の係止部を形成し、前記ジョイントボックス本体の側壁間に跨って形成される治具係止部を設け、
て構成し,
ケーブル固定治具は,
前記ジョイントボックス本体の側壁の厚みよりも大きいブロック状に形成され、一面に係止突起が形成ている一対の固定部を形成し、
前記一対の固定部間に上下二段の櫛歯状に複数のスロットを連続して前記配線ユニットケーブルのそれぞれを差し込める長さに形成してなり、前記配線ユニットケーブルのそれぞれを前記複数のスロットのそれぞれに差し込み、前記配線ユニットケーブルのそれぞれの配索位置が隣接して配置されるように形成され、前記一対の固定部のそれぞれに設けられた係止突起を前記ジョイントボックス本体の側壁の前記係止部に係合して前記ジョイントボックス本体の治具係止部に装着する第一ケーブル固定スロットを設け、
て構成し,
ジョイントボックスカバーは,
隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
前記ジョイントボックス本体とロック可能に、該ジョイントボックス本体に対して着脱自在に係合可能に構成し,
前記配線ユニットケーブルを収納するに際し、前記ジョイントボックス本体の第二ケーブル固定スロットに前記配線ユニットケーブルを差し込み、さらに、前記ケーブル固定治具の第一ケーブル固定スロットに前記配線ユニットケーブルを差し込み、しかる後、前記第一ケーブル固定スロットを前記ジョイントボックス本体側に移動して前記ジョイントボックス本体の治具係止部に装着することにより、前記第二ケーブル固定スロットと前記第一ケーブル固定スロットとによって、前記配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて収納するようにしたことを特徴としている。
【0015】
求項8記載の本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、請求項7に記載の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて、前記ジョイントボックスカバーに,前記基板から複数の壁を突出させて櫛歯状に形成し、該壁間に、該壁間のそれぞれに対応させて前記配線ユニットケーブルを差し込み、該配線ユニットケーブルが2つのケーブル群に分れて配置されように所定の間隔を開ける間隔形成部を形成し、基板の両側縁から突出された2つの側壁間に所定の間隔を開けて並んでそれぞれ形成てなる第二ケーブル固定スロットを設け、前記ジョイントボックス本体の基板の下縁側に前記ジョイントボックス本体の側壁の前記ジョイントボックス本体の内側の各一部を切り欠き、凹状の係止部を形成し、前記ジョイントボックス本体の側壁間に跨って形成される治具係止部を設け、
て構成したことを特徴としている。
【0016】
求項9記載の本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、請求項1、2,3,4,5,6,7又は8に記載の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて、前記基板の上縁に,取り付け部を連成し、該取り付け部に、壁や柱等に取り付けるための貫通孔を形成して構成したことを特徴としている。
【0020】
発明によれば、配線ユニットケーブルに固定のための強制的な曲げを生じさせることが可能になる。これにより配線ユニットケーブルの複数が固定される。仮に、ジョイントボックス完成後に誤配線が発見されても、結線の修復が簡単に行える。また、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブルの複数が固定されることから、ジョイントボックスの生産性が向上するとともに、重量が軽減されて取り扱い性が向上する。
【0021】
請求項1に記載された本発明によれば、スペーサがジョイントボックス本体に対して仮係止状態になると、配線ユニットケーブルの収納が可能になる。また、配線ユニットケーブルを収納した後にスペーサのスライドを行い、スペーサがジョイントボックス本体に対して本係止状態になると、配線ユニットケーブルに強制的な曲げが生じ、配線ユニットケーブルがスペーサ及びジョイントボックス本体に固定される。すなわち、配線ユニットケーブルに強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブルのシースの摩擦及び絶縁線心の剛性によって、配線ユニットケーブルの複数がスペーサ及びジョイントボックス本体から滑らなくなり、その結果、配線ユニットケーブルがスペーサ及びジョイントボックス本体に固定される。仮に、ジョイントボックス完成後に誤配線が発見されても、スペーサの本係止状態を解除し、仮係止状態にすれば結線の修復が簡単に行える。また、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブルの複数が固定されることから、ジョイントボックスの生産性が向上するとともに、重量が軽減されて取り扱い性が向上する。
【0022】
請求項に記載された本発明によれば、スペーサがジョイントボックス本体に対して仮係止状態になると、配線ユニットケーブルの収納が可能になる。また、配線ユニットケーブルを収納した後にスペーサのスライドを行い、スペーサがジョイントボックス本体に対して本係止状態になると、配線ユニットケーブルに強制的な曲げが生じ、配線ユニットケーブルがスペーサ及びジョイントボックス本体に固定される。すなわち、配線ユニットケーブルに強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブルのシースの摩擦及び絶縁線心の剛性によって、配線ユニットケーブルの複数がスペーサ及びジョイントボックス本体から滑らなくなり、その結果、配線ユニットケーブルがスペーサ及びジョイントボックス本体に固定される。仮に、ジョイントボックス完成後に誤配線が発見されても、スペーサの本係止状態を解除し、仮係止状態にすれば結線の修復が簡単に行える。また、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブルの複数が固定されることから、ジョイントボックスの生産性が向上するとともに、重量が軽減されて取り扱い性が向上する。
【0023】
請求項に記載された本発明によれば、スペーサの仮係止状態及び本係止状態が第一の係止突起、第二の係止突起、係止部の係合によって維持される。
【0024】
請求項に記載された本発明によれば、一対のスペーサがジョイントボックス本体に対して係止状態になると、その一対のスペーサによって一対のケーブル群の間隔が狭め又は広げられて一対のケーブル群に強制的な曲げが生じ、配線ユニットケーブルの複数が一対のスペーサ及びジョイントボックス本体に固定される。すなわち、配線ユニットケーブル(一対のケーブル群)に強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブルのシースの摩擦及び絶縁線心の剛性によって、配線ユニットケーブルの複数が一対のスペーサ及びジョイントボックス本体から滑らなくなり、その結果、配線ユニットケーブルが一対のスペーサ及びジョイントボックス本体に固定される。仮に、ジョイントボックス完成後に誤配線が発見されても、一対のスペーサの係止状態を解除すれば結線の修復が簡単に行える。また、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブルの複数が固定されることから、ジョイントボックスの生産性が向上するとともに、重量が軽減されて取り扱い性が向上する。
【0025】
請求項に記載された本発明によれば、一対のスペーサの係止状態が係止突起及び係止部の係合によって維持される。
【0026】
請求項に記載された本発明によれば、少なくとも一対のスペーサブロックがジョイントボックス本体の係止枠部に対して係止状態になると、その少なくとも一対のスペーサブロックによって一対のケーブル群の間隔が狭め及び/又は広げられて一対のケーブル群に強制的な曲げが生じ、配線ユニットケーブルの複数が少なくとも一対のスペーサブロック及びジョイントボックス本体に固定される。すなわち、配線ユニットケーブル(一対のケーブル群)に強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブルのシースの摩擦及び絶縁線心の剛性によって、配線ユニットケーブルの複数が少なくとも一対のスペーサブロック及びジョイントボックス本体から滑らなくなり、その結果、配線ユニットケーブルが少なくとも一対のスペーサブロック及びジョイントボックス本体に固定される。仮に、ジョイントボックス完成後に誤配線が発見されても、少なくとも一対のスペーサブロックの係止状態を解除すれば結線の修復が簡単に行える。また、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブルの複数が固定されることから、ジョイントボックスの生産性が向上するとともに、重量が軽減されて取り扱い性が向上する。
【0027】
請求項7に記載された本発明によれば、配線ユニットケーブルの複数をケーブル固定治具の第一ケーブル固定スロットとジョイントボックス本体及び/又はジョイントボックスカバーの第二ケーブル固定スロットとに差し込んだ状態で、ケーブル固定治具を第二ケーブル固定スロットに近づけ、そして、ケーブル固定治具を治具係止部に係止させると、配線ユニットケーブルの複数に強制的な曲げが生じてその配線ユニットケーブルの複数が配線ユニットケーブル用ジョイントボックスに固定される。すなわち、配線ユニットケーブルの複数に強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブルのシースの摩擦及び絶縁線心の剛性によって、配線ユニットケーブルの複数が第一ケーブル固定スロット及び第二ケーブル固定スロットから滑らなくなり、配線ユニットケーブルの複数がこれらに保持される。そして、その状態でケーブル固定治具を治具係止部に係止させれば、配線ユニットケーブルの複数が配線ユニットケーブル用ジョイントボックスに固定される。仮に、ジョイントボックス完成後に誤配線が発見されても、ケーブル固定治具を治具係止部から離脱させ、且つケーブル固定治具を第二ケーブル固定スロットから遠のければ結線の修復が簡単に行える。また、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブルの複数が固定されることから、ジョイントボックスの生産性が向上するとともに、重量が軽減されて取り扱い性が向上する。
【0028】
請求項8に記載された本発明によれば、ジョイントボックスカバーと、ジョイントボックス本体とほぼ同じ形状に形成しているため、ジョイントボックスカバーと、ジョイントボックス本体を同一の金型で製造することができる。
【0029】
請求項9に記載された本発明によれば、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを壁や柱等に容易に取り付けることができる。
【0033 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの一実施の形態を示す平面図である。また、図2はケーブルスペーサの図である。さらに、図3〜図7は製造過程を説明するための説明図である。
【0034 】
図1において、引用符号1は複数の配線ユニットケーブル2の複数の結線部3を外部に対して保護することができるように形成した配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを示している。その配線ユニットケーブル用ジョイントボックス1は、複数の結線部3を収納するための合成樹脂製のジョイントボックス本体4と、そのジョイントボックス本体4に対して着脱自在に係合する合成樹脂製のジョイントボックスカバー5(図7参照)と、複数の配線ユニットケーブル2を結束するための金属、ゴム、又は合成樹脂製の第一結束部材6と、ジョイントボックス本体4に係止される金属又は合成樹脂製のケーブルスペーサ7とを備えて構成されている。以下、上記各構成について説明する。
【0035 】
上記結線部3は、配線ユニットケーブル2を構成する複数の絶縁線心8の端末を所定の経路同士となるように結線して形成されている。その結線には、絶縁線心8の端末を圧着する導電性の圧着スリーブ9が用いられている。そして、このように形成された結線部3には、それぞれ絶縁チューブ10が設けられている。絶縁チューブ10は、絶縁性を有しており、他の絶縁チューブ10等に接触しても電気的な導通が得られないように形成されている。尚、絶縁チューブ10、圧着スリーブ9に替えて絶縁性を有する既知の電線コネクタを用いてもよいものとする。
【0036 】
上記ジョイントボックス本体4は、複数の配線ユニットケーブル2が差し込まれる方向の面と、複数の配線ユニットケーブル2が引き出される方向の面とが開放された略箱状の部材であって、基板11と上壁12と取り付け部13と側壁14、14とを有している。
【0037 】
基板11は、平坦な表裏面を有する平面視矩形の板状の部分であって、その基板11の上縁には、上壁12が突出するように形成されている。上壁12は、適宜高さを有して基板11に一体に形成されている。このような上壁12には、取り付け部13が連成されている。取り付け部13には、壁や柱等に配線ユニットケーブル用ジョイントボックス1を取り付けするための貫通孔15が形成されている。
【0038 】
側壁14、14は、基板11の両側縁から突出するようにその基板11に形成されている。また、側壁14、14は、適宜高さを有して基板11に一体に形成されている。側壁14、14の下方(基板11の下縁側)には、ケーブルスペーサ7を係止するための一対の係止部16、16が各側壁14毎に一体に形成されている。その一対の係止部16、16は、本形態において爪形状に形成されている(この形状に限定されるものではない。ケーブルスペーサ7が複数の配線ユニットケーブル2の引き出し方向に移動しないように係止することができればよいものとする)。尚、このような側壁14、14の各突出先端面、又は外面には、ジョイントボックスカバー5(図7参照)を係合させるための既知のロック手段(不図示)が複数形成されている。
【0039 】
上記ジョイントボックスカバー5(図7参照)は、略板状の部材として形成されている。また、ジョイントボックスカバー5(図7参照)には、ジョイントボックス本体4の上記ロック手段(不図示)に係合するロック部(不図示)が複数形成されている。このようなジョイントボックスカバー5(図7参照)は、本形態においてケーブルスペーサ7の離脱を規制する部材としても機能している。すなわち、ジョイントボックス本体4における配線ユニットケーブル2の差し込み方向の面を覆うことにより、ケーブルスペーサ7の離脱を規制することができるようになっている。
【0040 】
尚、ジョイントボックスカバー5(図7参照)は、ジョイントボックス本体4に対して着脱自在に係合するものとする。また、ジョイントボックス本体4に対して一体又は別体状態で係合するものとする(本形態では別体化を採用したが、ヒンジを介して開閉自在に一体化することも可能である)。
【0041 】
上記第一結束部材6は、配線ユニットケーブル2を複数並べた状態(横方向に一列又は二列)で、その配線ユニットケーブル2を構成するシース17の端末側の部分に巻き付く、例えばバンド状の部材(又はワイヤ、テープ状の部材なども挙げられる)であって、複数並べた状態の配線ユニットケーブル2を結束部分において広がらないように固定することができるようになっている。
【0042 】
上記ケーブルスペーサ7は、図2に示される如く、櫛歯状となる複数の突起部18と、その複数の突起部18を支える板状のベース部19とを有している。複数の突起部18は、複数並べた状態の配線ユニットケーブル2のケーブルピッチよりも大きいピッチで設けられており、突起部18間がスリットとなるようになっている。また、複数の突起部18は、複数並べた状態の配線ユニットケーブル2間に差し込み可能な形状に形成されている(図示のようなピン形状に限定されるものではない)。ベース部19は、平面視帯形状に形成されており、長手方向の端部20、20がジョイントボックス本体4の係止部16、16に差し込まれて係止されるようになっている。
【0043 】
次に、上記構成に基づきながら配線ユニットケーブル用ジョイントボックス1の組み付けに係る作業を説明する。
【0044 】
図3において、先ず、各配線ユニットケーブル2の端末加工を行い、結線部3を形成するとともにその結線部3に絶縁チューブ10を設ける作業を行う。次に、配線ユニットケーブル2を隙間なく複数並べた状態でその配線ユニットケーブル2を第一結束部材6により結束する作業を行う。結束に係る作業は、ジョイントボックス本体4内において行われる(又は、ジョイントボックス本体4の外側で結束した後に、結線部分及び結束部分をジョイントボックス本体4内に収納することでもよい)。
【0045 】
続いて、図4に示される如く、ジョイントボックス本体4の外側において、隙間なく複数並んだ状態の配線ユニットケーブル2間にケーブルスペーサ7の突起部18を各々差し込みつつ、そのケーブルスペーサ7を第一結束部材6側に近づける作業を行う。
【0046 】
この時、配線ユニットケーブル2のケーブルピッチと突起部18のピッチとの違いから、図5に示される如く、複数並んだ状態の配線ユニットケーブル2に強制的な曲げが生じる。配線ユニットケーブル2に強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブル2のシース17の摩擦及び絶縁線心8の剛性によって、配線ユニットケーブル2の複数が第一結束部材6及びケーブルスペーサ7から滑らなくなる。配線ユニットケーブル2の複数は、ケーブルスペーサ7に固定された状態になる。
【0047 】
続いて更に、このような状態から、図6に示される如く、ケーブルスペーサ7をジョイントボックス本体4の係止部16、16に係止させる作業を行うとともに、ジョイントボックス本体4に対してジョイントボックスカバー5(図7参照)を係合させる作業を行う。
【0048 】
ジョイントボックス本体4の開放された部分は、図7に示される如く、ジョイントボックスカバー5によって蓋がされたような状態になり、一連の組み付けに係る作業が完了する。
【0049 】
以上、図1ないし図7までを参照しながら説明してきたように、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブル2の複数を固定することができることから、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの生産性を向上させるとともに、重量を軽減して取り扱い性を向上させることができる。また、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス1の完成後に誤配線を発見しても、ジョイントボックスカバー5を取り外し、且つケーブルスペーサ7をジョイントボックス本体4から離脱させ、且つケーブルスペーサ7を第一結束部材6から遠のけて第一結束部材6の結束を解除すれば結線の修復を簡単に行うことができる。
【0050 】
尚、図8を参照しながら結束部材を用いた配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの他の一例をここで説明する。図8は他の一例を示す平面図である。上述の形態の構成と基本的に同じ部分には同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
【0051 】
図8において、引用符号31は複数の配線ユニットケーブル2の複数の結線部3を外部に対して保護することができるように形成した配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを示している。その配線ユニットケーブル用ジョイントボックス31は、複数の結線部3を収納するための合成樹脂製のジョイントボックス本体32と、そのジョイントボックス本体32に対して着脱自在に係合する合成樹脂製のジョイントボックスカバー5(図7参照)と、複数の配線ユニットケーブル2を結束するための金属、ゴム、又は合成樹脂製の第二結束部材33とを備えて構成されている。
【0052 】
上記ジョイントボックス本体32は、複数の配線ユニットケーブル2が差し込まれる方向の面と、複数の配線ユニットケーブル2が引き出される方向の面とが開放された略箱状の部材であって、基板34と上壁12と取り付け部13と側壁35、35とを有している。
【0053 】
基板34は、平坦な表裏面を有する平面視矩形の板状の部分であって、その基板34の上縁には、取り付け部13を有する上壁12が突出するように形成されている。また、基板34の適宜位置には、第二結束部材33に対する結束部(不図示)が形成されている。尚、結束部(不図示)に関しては後述する。
【0054 】
側壁35、35は、基板34の両側縁から突出するようにその基板34に形成されている。また、側壁35、35は、適宜高さを有して基板34に一体に形成されている。このような側壁35、35の各突出先端面、又は外面には、ジョイントボックスカバー5(図7参照)を係合させるための既知のロック手段(不図示)が複数形成されている。
【0055 】
上記第二結束部材33は、配線ユニットケーブル2を複数並べた状態(横方向に一列又は二列)で、その配線ユニットケーブル2を構成するシース17の端末側の部分に巻き付く、例えばバンド状の部材(又はワイヤ、テープ状の部材なども挙げられる)であって、複数並べた状態の配線ユニットケーブル2を結束部分において広がらないように固定することができるようになっている。
【0056 】
尚、第二結束部材33は、ジョイントボックス本体32に対して一体又は別体の二つのタイプが挙げられる。すなわち、第二結束部材33がジョイントボックス本体32に対して一体の場合には、上記結束部(不図示)に第二結束部材33が固定されており、その部分において配線ユニットケーブル2の複数を結束することができるようになっている。
【0057 】
また、第二結束部材33がジョイントボックス本体32に対して別体の場合には、例えば上記結束部(不図示)が一対の貫通孔として形成されており、第二結束部材33が結束の際、又は予め一対の貫通孔に挿し通されて、その部分において配線ユニットケーブル2の複数を結束することができるようになっている。
【0058 】
上記構成に基づきながら配線ユニットケーブル用ジョイントボックス31の組み付けに係る作業を説明する。
【0059 】
先ず、各配線ユニットケーブル2の端末加工を行い、結線部3を形成するとともにその結線部3に絶縁チューブ10を設ける作業を行う。次に、ジョイントボックス本体32内において、配線ユニットケーブル2を隙間なく複数並べた状態でその配線ユニットケーブル2を第二結束部材33により結束する作業を行う。この時、配線ユニットケーブル2の複数とジョイントボックス本体32とが同時に結束される。
【0060 】
続いて、このような状態から、ジョイントボックスカバー5(図7参照)をジョイントボックス本体32に対して係合させる作業を行う。これにより、ジョイントボックス本体32の開放された部分は、図7に示される如く、ジョイントボックスカバー5によって蓋がされたような状態になり、一連の組み付けに係る作業が完了する。
【0061 】
以上、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブル2の複数を固定することができることから、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの生産性を向上させるとともに、重量を軽減して取り扱い性を向上させることができる。また、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス31の完成後に誤配線を発見しても、ジョイントボックスカバー5を取り外し、且つ第二結束部材33の結束を解除すれば結線の修復を簡単に行うことができる。
【0062 】
配線ユニットケーブル用ジョイントボックス31の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
配線ユニットケーブル(2)を構成する絶縁線心(8)の端末を結線して形成した結線部(3)を、ジョイントボックス本体(32)とジョイントボックスカバー(5)との内部に収納することにより、前記結線部を外部に対して保護する配線ユニットケーブル用ジョイントボックス(31)であって、
第二結束部材(33)を有し、前記配線ユニットケーブルを複数並べた状態で前記第二結束部材により前記配線ユニットケーブルの複数と前記ジョイントボックス本体とを同時に結束して形成したことを特徴とする。
【0063 】
続いて、図9ないし図14までを参照しながら本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの他の一実施の形態を説明する。図9は他の一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図10はジョイントボックス本体の斜視図、図11はスペーサの斜視図、図12は仮係止状態を示す断面図、図13は本係止状態を示す断面図、図14は配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。
【0064 】
図9において、引用符号41は複数の配線ユニットケーブル42の複数の結線部43を外部に対して保護することができるように形成した配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを示している。その配線ユニットケーブル用ジョイントボックス41は、複数の結線部43を収納するための合成樹脂製のジョイントボックス本体44と、そのジョイントボックス本体44に対してスライド自在に設けられる合成樹脂製のスペーサ45(ケーブルスペーサ)と、ジョイントボックス本体44に対して着脱自在に係合する合成樹脂製のジョイントボックスカバー46とを備えて構成されている。以下、上記各構成について説明する。
【0065 】
上記結線部43は、配線ユニットケーブル42を構成する複数の絶縁線心47の端末を所定の経路同士となるように結線して形成されている。そして、このように形成された結線部43には、それぞれ電線コネクタ48が設けられている。電線コネクタ48は、絶縁性を有しており、他の電線コネクタ48等に接触しても電気的な導通が得られないように形成されている。また、電線コネクタ48は、本形態において、ブロック形状に形成されている。電線コネクタ48の絶縁線心47が引き出される部分には、平坦な係止面49が形成されている。尚、電線コネクタ48に替えて絶縁性を有する既知の絶縁チューブ、圧着スリーブを用いてもよいものとする。
【0066 】
上記ジョイントボックス本体44は、図9及び図10に示される如く、複数の配線ユニットケーブル42が差し込まれる方向の面と、複数の配線ユニットケーブル42が引き出される方向の面とが開放された略箱状の部材であって、基板50と、側壁51、51と、複数のスロット溝52と、複数のスリット53と、取り付け部54とを有している。
【0067 】
基板50は、平坦な表裏面を有する平面視矩形の板状の部分であって、その基板50の上縁には、取り付け部54が連成されている。取り付け部54には、壁や柱等に配線ユニットケーブル用ジョイントボックス41を取り付けするための貫通孔55が形成されている。
【0068 】
側壁51、51は、基板50の両側縁から突出するようにその基板50に形成されている。また、側壁51、51は、適宜高さを有して基板50に一体に形成されている。そして、このような側壁51、51には、スペーサ45をスライドさせるためのスライド部分56、57と、ジョイントボックスカバー46を係合させるための爪状に突出する複数の係止突起58とが形成されている。
【0069 】
スライド部分56は、右側の側壁51に形成されている。また、スライド部分56は、スペーサ45が最初に差し入れられる部分として形成されている。このようなスライド部分56には、係止部59が複数形成されている。これに対しスライド部分57は、左側の側壁51に形成されている。スライド部分57には、スライド部分56と同様の係止部59が形成されている。本形態において、係止部59は凹状(溝状)に形成されているが、これに限定されるものではないものとする。
【0070 】
複数のスロット溝52は、基板50の上縁側に形成されている。また、複数のスロット溝52は、基板50から複数の壁を突出させるようにしてその壁の間に形成されている。各スロット溝52の平面視の形状は、電線コネクタ48の形状に合わせて形成されている。尚、各スロット溝52のサイズは、電線コネクタ48よりも約5〜10%大きいサイズになっている(余裕を持たせている。この余裕が小さいと電線コネクタ48の設置が容易に行えず、また、余裕が大きいと電線コネクタ48がずれ易くなる)。各スロット溝52の溝開口部には、電線コネクタ48の係止面49が係合するストッパー60が形成されている。
【0071 】
複数のスリット53は、複数のスロット溝52とスライド部分56、57との間に形成されている。また、複数のスリット53は、基板50から櫛歯状の板片を立設させてその板片の間に形成されている。このような複数のスリット53の各々には、対応する配線ユニットケーブル42が差し込まれるようになっている。尚、複数のスリット53と複数のスロット溝52との間の空間には、複数の絶縁線心47が配索されるようになっている。
【0072 】
上記スペーサ45は、スライド部分56、57に跨るように差し込まれて側壁51、51間の方向をスライドする部材であって、図9及び図11に示される如く、基板61と、側壁62、63と、複数のスリット64とを有している。基板61は、平坦な表裏面を有しており帯板状に形成されている。
【0073 】
側壁62、63は、基板61の長手方向両端から突出するようにその基板61に形成されている(側壁62が右側、側壁63が左側に形成されている)。側壁62の前後両面には、各々、一対の第一の係止突起65、65が形成されている。また、側壁63の前後両面には、各々、第二の係止突起66が形成されている。尚、第一の係止突起65及び第二の係止突起66をジョイントボックス本体44に形成し、係止部59をスペーサ45に形成してもよいものとする。
【0074 】
複数のスリット64は、基板61から櫛歯状の板片を立設させてその板片の間に形成されている。複数のスリット64の各々には、対応する配線ユニットケーブル42が差し込まれるようになっている。
【0075 】
上記ジョイントボックスカバー46は、図9に示される如く、平坦な表裏面を有する板状の部材であって、ジョイントボックス本体44の複数の係止突起58に対応する位置には、それぞれロック部67(ロック手段)が形成されている(ジョイントボックスカバー46は、ジョイントボックス本体44に対して着脱自在に係合する)。
【0076 】
尚、ジョイントボックスカバー46は、ジョイントボックス本体44に対して一体又は別体状態で係合するものとする(本形態では別体化を採用したが、ヒンジを介して開閉自在に一体化することも可能である)。
【0077 】
次に、上記構成に基づきながら配線ユニットケーブル用ジョイントボックス41の組み付けに係る作業を説明する。
【0078 】
先ず、各配線ユニットケーブル42の端末加工を行い、結線部43を形成するとともにその結線部43に電線コネクタ48を設ける作業を行う。次に、スペーサ45をジョイントボックス本体44のスライド部分56に差し込みスペーサ45を仮係止状態にする作業を行う(図12参照)。この時、スペーサ45は、側壁62の前後両面の各第一の係止突起65、65がスライド部分56の係止部59、59に係合して仮係止状態が維持される。
【0079 】
続いて、図12に示される如く、電線コネクタ48をジョイントボックス本体44の対応するスロット溝52に差し込むとともに、各配線ユニットケーブル42をジョイントボックス本体44のスリット53及びスペーサ45の対応するスリット64に差し込んで各配線ユニットケーブル42を配索する作業を行う。
【0080 】
この時、電線コネクタ48は、配線ユニットケーブル42がジョイントボックス本体44に対して差し込まれる方向に着脱自在となる。また、配線ユニットケーブル42がジョイントボックス本体44から引き出される方向には、ストッパー60に係合してその移動が阻止される。
【0081 】
続いて更に、ジョイントボックス本体44内での各配線ユニットケーブル42の配索が完了すると、図13に示される如く、スペーサ45を左方向にスライドさせてスペーサ45をジョイントボックス本体44に対し本係止状態にする作業を行う。
【0082 】
この時、スペーサ45は、側壁62の前後両面の各係止突起65がスライド部分56の係止部59に係合するとともに、側壁63の前後両面の各第二の係止突起66がスライド部分57の係止部59に係合して本係止状態が維持される。また、スペーサ45がジョイントボックス本体44に対して本係止状態になると、配線ユニットケーブル42に強制的な曲げが生じ、配線ユニットケーブル42がスペーサ45及びジョイントボックス本体44に固定される(配線ユニットケーブル42に強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブル42のシース68の摩擦及び絶縁線心47の剛性によって、配線ユニットケーブル42の複数がスペーサ45及びジョイントボックス本体44から滑らなくなり固定される)。
【0083 】
続いて更に、このような状態から、図14に示される如く、ジョイントボックスカバー46をジョイントボックス本体44に対して係合させる作業を行う。この時、ジョイントボックスカバー46のロック部67がジョイントボックス本体44の係止突起58に係合する。ジョイントボックス本体44の開放された部分は、ジョイントボックスカバー46によって蓋がされたような状態になり、一連の組み付けに係る作業が完了する。
【0084 】
以上、図9ないし図14までを参照しながら説明してきたように、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブル42の複数を固定することができることから、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの生産性を向上させるとともに、重量を軽減して取り扱い性を向上させることができる。また、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス41の完成後に誤配線を発見しても、ジョイントボックスカバー46を取り外し、且つスペーサ45の本係止状態を解除して仮係止状態にすれば結線の修復を簡単に行うことができる。
【0085 】
続いて更に、図15ないし図19までを参照しながら本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの更に他の一実施の形態を説明する。図15は更に他の一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図16は仮係止状態を示す平面図、図17は仮係止状態を示す正面図、図18は本係止状態を示す平面図、図19は本係止状態を示す正面図である。
【0086 】
図15において、引用符号71は複数の配線ユニットケーブル72(図16参照。以下同様)の複数の結線部73(図16参照。以下同様)を外部に対して保護することができるように形成した配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを示している。その配線ユニットケーブル用ジョイントボックス71は、複数の結線部73を収納するための合成樹脂製のジョイントボックス本体74と、そのジョイントボックス本体74に対してスライド自在に設けられる合成樹脂製の一対のスペーサ(ケーブルスペーサ)75、75と、ジョイントボックス本体74に対して着脱自在に係合する合成樹脂製のジョイントボックスカバー76とを備えて構成されている。以下、上記各構成について説明する。
【0087 】
上記結線部73は、配線ユニットケーブル72を構成する複数の絶縁線心77の端末を所定の経路同士となるように結線して形成されている。そして、このように形成された結線部73には、それぞれ電線コネクタ78が設けられている。電線コネクタ78は、絶縁性を有しており、他の電線コネクタ78等に接触しても電気的な導通が得られないように形成されている。また、電線コネクタ78は、本形態において、ブロック形状に形成されている。電線コネクタ78の絶縁線心77が引き出される部分には、平坦な係止面79が形成されている(本形態において係止面79の上述のような活用はない)。尚、電線コネクタ78に替えて絶縁性を有する既知の絶縁チューブ、圧着スリーブを用いてもよいものとする。
【0088 】
引用符号80、80は、配線ユニットケーブル72で構成される一対のケーブル群を示している。
【0089 】
上記ジョイントボックス本体74は、図15及び図16に示される如く、複数の配線ユニットケーブル72が差し込まれる方向の面と、複数の配線ユニットケーブル72が引き出される方向の面とが開放された略箱状の部材であって、基板81と、側壁82、82と、複数のスリット83と、取り付け部84とを有している。
【0090 】
基板81は、平坦な表裏面を有する平面視矩形の板状の部分であって、その基板81の上縁には、取り付け部84が連成されている。取り付け部84には、壁や柱等に配線ユニットケーブル用ジョイントボックス71を取り付けするための貫通孔85が形成されている。一方、基板81の下縁近傍には、一対のスペーサ75、75をスライドさせるためのスライド溝86が形成されている。スライド溝86は、側壁82、82の後述するスライド部分87、87間に形成されている。
【0091 】
側壁82、82は、基板81の両側縁から突出するようにその基板81に形成されている。また、側壁82、82は、適宜高さを有して基板81に一体に形成されている。そして、このような側壁82、82には、一対のスペーサ75、75をスライドさせるためのスライド部分87、87が形成されている。また、ジョイントボックスカバー76を係合させるための爪状に突出する複数の係止突起88と、凹状の複数のロック部89とが形成されている。
【0092 】
スライド部分87、87は、一対のスペーサ75、75が差し入れられる部分として形成されている。また、スライド部分87、87は、スライド溝86に連続するように形成されている。このようなスライド部分87、87には、一対の係止部90、90がそれぞれの側壁82に対して形成されている。本形態において、係止部90、90は、凹状(溝状)に形成されているが、これに限定されるものではないものとする。
【0093 】
複数のスリット83は、ジョイントボックス本体74の中間に形成されている。また、複数のスリット83は、基板81から櫛歯状の板片を立設させてその板片の間に形成されている。さらに、複数のスリット83は、一対のケーブル群80、80に適宜間隔を持たせるように形成されている。このような複数のスリット83の各々には、対応する配線ユニットケーブル72が差し込まれるようになっている。尚、複数のスリット83の上方に上述の複数のスロット溝52(図9参照)を形成してもよいものとする。
【0094 】
上記一対のスペーサ75、75は、各々対応するスライド部分87、87に差し込まれて側壁82、82間の方向を、すなわちスライド溝86をスライドするように形成されている。また、一対のスペーサ75、75は、基部91、91と複数のスリット92、92とを有している(本形態において、複数のスリット92は上下二段に形成されているが、これに限定されるものではないものとする)。さらに、一対のスペーサ75、75は、二つ並べた状態で側壁82、82間の長さと同じになるように形成されている。基部91、91の前後両面には、各々、一対の係止部90、90に係合する複数の係止突起が93が形成されている。
【0095 】
複数のスリット92、92は、櫛歯状の板片を立設させてその板片の間に形成されている。複数のスリット92、92の各々には、対応する配線ユニットケーブル72が差し込まれるようになっている。
【0096 】
上記ジョイントボックスカバー76は、図15に示される如く、基板94と、側壁95、95と、取り付け部96とを有している。基板94は、平坦な表裏面を有する平面視略矩形の板状の部分であって、その基板94の上縁には、取り付け部96が連成されている。取り付け部96には、壁や柱等に配線ユニットケーブル用ジョイントボックス71を取り付けするための貫通孔97が形成されている。一方、基板94の裏面であって下縁近傍には、一対のスペーサ75、75をスライドさせるためのスライド溝(不図示)が形成されている。スライド溝(不図示)は、ジョイントボックス本体74のスライド溝86に対向するように形成されている。
【0097 】
側壁95、95は、基板94の裏面であって両側縁から突出するようにその基板94に形成されている。また、側壁95、95は、適宜高さを有して基板94に一体に形成されている。そして、このような側壁95、95には、一対のスペーサ75、75をスライドさせるためのスライド部分98、98が形成されている。また、ジョイントボックス本体74に対して着脱自在に係合するための爪状に突出する複数の係止突起99と、凹状の複数のロック部(不図示)とが形成されている。
【0098 】
スライド部分98、98は、一対のスペーサ75、75が差し入れられる部分として形成されている。また、スライド部分98、98は、スライド溝(不図示)に連続するように形成されている。このようなスライド部分98、98には、一対の係止部100、100(一方のみ図示)がそれぞれの側壁95に対して形成されている。本形態において、係止部100、100は、凹状(溝状)に形成されているが、これに限定されるものではないものとする。
【0099 】
尚、ジョイントボックスカバー76は、ジョイントボックス本体74に対して一体又は別体状態で係合するものとする(本形態では別体化を採用したが、ヒンジを介して開閉自在に一体化することも可能である)。
【0100 】
次に、上記構成に基づきながら配線ユニットケーブル用ジョイントボックス71の組み付けに係る作業を説明する。
【0101 】
先ず、各配線ユニットケーブル72の端末加工を行い、結線部73を形成するとともにその結線部73に電線コネクタ78を設ける作業を行う。次に、一対のスペーサ75、75をジョイントボックス本体74のスライド部分87、87に差し込み一対のスペーサ75、75をスライド溝86にスライド自在に装着する作業を行う。この時、一対のスペーサ75、75は、そのスリット92、92がジョイントボックス本体74のスリット83の位置に合うように装着される(図16及び図17参照)。
【0102 】
続いて、図16及び図17に示される如く、電線コネクタ78をジョイントボックス本体74の所定位置に配置するとともに、各配線ユニットケーブル72をジョイントボックス本体74のスリット83及び一対のスペーサ75、75の対応するスリット92、92に差し込んで各配線ユニットケーブル72を配索する作業を行う。この時、配線ユニットケーブル72の複数は、一対のケーブル群80、80に分けられる。また、一対のケーブル群80、80は、適宜間隔を有するように配置される。
【0103 】
続いて更に、ジョイントボックス本体74内での各配線ユニットケーブル72の配索が完了すると、図18及び図19に示される如く、一対のスペーサ75、75を互いに近接させる方向にスライドさせて一対のスペーサ75、75をジョイントボックス本体74に対し係止(本係止)状態にする作業を行う。
【0104 】
この時、一対のスペーサ75、75は、基部91、91の前後両面の各係止突起93がスライド部分87、87の係止部90、90に係合して係止状態が維持される。また、一対のスペーサ75、75がジョイントボックス本体74に対して係止状態になると、一対のケーブル群80、80、すなわち配線ユニットケーブル72に強制的な曲げが生じ、配線ユニットケーブル72が一対のスペーサ75、75及びジョイントボックス本体74に固定される(配線ユニットケーブル72に強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブル72のシース101の摩擦及び絶縁線心77の剛性によって、配線ユニットケーブル72の複数が一対のスペーサ75、75及びジョイントボックス本体74から滑らなくなり固定される)。
【0105 】
続いて更に、このような状態から、ジョイントボックスカバー76(図15参照)をジョイントボックス本体74に対して係合させる作業を行う。ジョイントボックス本体74の開放された部分は、ジョイントボックスカバー76によって蓋がされたような状態になり、一連の組み付けに係る作業が完了する。
【0106 】
以上、図15ないし図19までを参照しながら説明してきたように、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブル72の複数を固定することができることから、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの生産性を向上させるとともに、重量を軽減して取り扱い性を向上させることができる。また、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス71の完成後に誤配線を発見しても、ジョイントボックスカバー76を取り外し、且つ一対のスペーサ75、75の係止状態を解除すれば結線の修復を簡単に行うことができる。
【0107 】
尚、上述では一対のケーブル群80、80の間隔が狭まるような強制的な曲げを生じさせているが、上記間隔を広げて強制的な曲げを生じさせる構造も可能であるものとする。
【0108 】
続いて更に、図20ないし図27までを参照しながら本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの更に他の一実施の形態を説明する。図20は更に他の一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図21はジョイントボックス本体の平面図、図22はジョイントボックスカバーの底面図、図23は本係止状態を示す平面図、図24は仮係止状態を示す断面図(第一の係止枠部側)、図25は本係止状態を示す断面図(第一の係止枠部側)、図26は仮係止状態を示す断面図(第二の係止枠部側)、図27は本係止状態を示す断面図(第二の係止枠部側)である。
【0109 】
図20において、引用符号111は複数の配線ユニットケーブル112の複数の結線部113を外部に対して保護することができるように形成した配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを示している。その配線ユニットケーブル用ジョイントボックス111は、複数の結線部113を収納するための合成樹脂製のジョイントボックス本体114と、そのジョイントボックス本体114に対して着脱自在に設けられる合成樹脂製の複数のスペーサブロック(ケーブルスペーサ)115と、ジョイントボックス本体114に対して着脱自在に係合する合成樹脂製のジョイントボックスカバー116とを備えて構成されている。以下、上記各構成について説明する。
【0110 】
上記結線部113は、配線ユニットケーブル112を構成する複数の絶縁線心117の端末を所定の経路同士となるように結線して形成されている。そして、このように形成された結線部113には、それぞれ電線コネクタ118が設けられている。電線コネクタ118は、絶縁性を有しており、他の電線コネクタ118等に接触しても電気的な導通が得られないように形成されている。また、電線コネクタ118は、本形態において、ブロック形状に形成されている。電線コネクタ118の絶縁線心117が引き出される部分には、平坦な係止面119が形成されている(本形態において係止面119の上述のような活用はない)。尚、電線コネクタ118に替えて絶縁性を有する既知の絶縁チューブ、圧着スリーブを用いてもよいものとする。
【0111 】
引用符号120、120は、配線ユニットケーブル112で構成される一対のケーブル群を示している。
【0112 】
上記ジョイントボックス本体114は、図20及び図21に示される如く、複数の配線ユニットケーブル112が差し込まれる方向の面と、複数の配線ユニットケーブル112が引き出される方向の面とが開放された略箱状の部材であって、基板121と、側壁122、122と、第一の係止枠部123と、第二の係止枠部124、124と、取り付け部125とを有している。
【0113 】
基板121は、平坦な表裏面を有する平面視矩形の板状の部分であって、その基板121の上縁には、取り付け部125が連成されている。取り付け部125には、壁や柱等に配線ユニットケーブル用ジョイントボックス111を取り付けするための貫通孔126が形成されている。
【0114 】
側壁122、122は、基板121の両側縁から突出するようにその基板121に形成されている。また、側壁122、122は、適宜高さを有して基板121に一体に形成されている。このような側壁122、122には、ジョイントボックスカバー116を係合させるための凹状の複数のロック部127が形成されている。
【0115 】
第一の係止枠部123は、ジョイントボックス本体114の中間、且つ側壁122、122間に跨るように枠状に形成されている。また、第一の係止枠部123は、一対のケーブル群120、120に対応して各々装着される一対のスペーサブロック115、115を収容し、且つ係止することができるように形成されている(本形態において、基板121の部分は溝状になっている)。このような第一の係止枠部123には、テーパ状の誘導部128、128と、凸部129と、凹部130とが図示のように形成されている。
【0116 】
第二の係止枠部124、124は、本形態において、ジョイントボックス本体114における複数の配線ユニットケーブル112が引き出される部分の近傍、すなわち基板121の下縁近傍、且つ側壁122、122間に跨るように並んで各々枠状に形成されている。また、第二の係止枠部124、124は、一対のケーブル群120、120に対応して各々装着される一対のスペーサブロック115、115(第一の係止枠部123に係止される一対のスペーサブロック115、115とは別)を収容し、且つ係止することができるように形成されている(本形態において、基板121の部分は溝状になっている)。このような第二の係止枠部124、124には、テーパ状の誘導部131、131と、凸部132、132と、凹部133、133とが図示のように形成されている。
【0117 】
上記スペーサブロック115は、櫛歯状となる複数の突起部134と、その複数の突起部134を支える板状のベース部135とを有している。また、スペーサブロック115は、突起部134間がスリットとなるように形成されている。ベース部135は、平面視帯形状に形成されている。ベース部135の長手方向の端部に位置する一方の突起部134には、凸部136が図示のように形成されている。また、他方の突起部134には、凹部137が図示のように形成されている。
【0118 】
上記ジョイントボックスカバー116は、図20及び図22に示される如く、平坦な表裏面を有する板状の部材であって、ジョイントボックス本体114の複数のロック部127に対応する位置には、それぞれ係止突起138が形成されている(ジョイントボックスカバー116は、ジョイントボックス本体114に対して着脱自在に係合する)。また、係止突起138が形成されたジョイントボックスカバー116の裏面には、係止溝139、139が形成されている。その係止溝139、139は、第一の係止枠部123及び第二の係止枠部124、124に相対向するように形成されている。
【0119 】
尚、ジョイントボックスカバー116は、ジョイントボックス本体114に対して一体又は別体状態で係合するものとする(本形態では別体化を採用したが、ヒンジを介して開閉自在に一体化することも可能である)。
【0120 】
次に、上記構成に基づきながら配線ユニットケーブル用ジョイントボックス111の組み付けに係る作業を説明する。
【0121 】
先ず、各配線ユニットケーブル112の端末加工を行い、結線部113を形成するとともにその結線部113に電線コネクタ118を設ける作業を行う。次に、各スペーサブロック115を一対のケーブル群120、120の所定の位置に装着する作業を行う。この時、スペーサブロック115の突起部134間に配線ユニットケーブル112が差し込まれる(図24及び図26参照)。
【0122 】
続いて、図24及び図26に示される如く、配線ユニットケーブル112を差し込んだ状態の各スペーサブロック115を対応する第一の係止枠部123及び第二の係止枠部124、124の誘導部128、128及び誘導部131、131上に配置する作業を行う(この時、配線ユニットケーブル112はまだ真っ直ぐな状態にあり、各スペーサブロック115が対応する第一の係止枠部123及び第二の係止枠部124、124内へ落ち込むようなことはない)。
【0123 】
続いて更に、対応する第一の係止枠部123及び第二の係止枠部124、124の誘導部128、128及び誘導部131、131上に配置された各スペーサブロック115に対しジョイントボックスカバー116を押し付けるようにして、そのジョイントボックスカバー116をジョイントボックス本体114に係合させる作業を行う。
【0124 】
この時、ジョイントボックスカバー116の押し付けによって各スペーサブロック115が対応する誘導部128、128、誘導部131、131を矢線方向にスライドする。そして、図25及び図27に示される如く、各スペーサブロック115が対応する第一の係止枠部123、第二の係止枠部124、124に収容され係止される。スペーサブロック115の凸部136及び凹部137が第一の係止枠部123の凹部130及び凸部129に係合する。また、スペーサブロック115の凸部136及び凹部137が第二の係止枠部124、124の凹部133、133及び凸部132、132に係合する。
【0125 】
各スペーサブロック115が対応する第一の係止枠部123、第二の係止枠部124、124に収容され係止されると、図23に示される如く、一対のケーブル群120、120、すなわち配線ユニットケーブル112に強制的な曲げが生じ、配線ユニットケーブル112がスペーサブロック115及びジョイントボックス本体114に固定される(配線ユニットケーブル112に強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブル112のシース140の摩擦及び絶縁線心117の剛性によって、配線ユニットケーブル112の複数がスペーサブロック115及びジョイントボックス本体114から滑らなくなり固定される)。
【0126 】
ジョイントボックス本体114の開放された部分は、ジョイントボックスカバー116によって蓋がされたような状態になり、一連の組み付けに係る作業が完了する。
【0127 】
以上、図20ないし図27までを参照しながら説明してきたように、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブル112の複数を固定することができることから、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの生産性を向上させるとともに、重量を軽減して取り扱い性を向上させることができる。また、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス111の完成後に誤配線を発見しても、ジョイントボックスカバー116を取り外し、且つ各スペーサブロック115の係止状態を解除すれば結線の修復を簡単に行うことができる。
【0128 】
尚、上述では一対のケーブル群120、120の間隔が狭まるとともに広がるような強制的な曲げを生じさせているが(図23〜図27参照)、曲げの方向はこの限りでないものとする。すなわち、基板121に上述のような複数のスリット83(図15参照)を設けるとともに、第一の係止枠部123又は第二の係止枠部124、124のいずれか一方を用いるような構造も可能であるものとする。
【0129 】
続いて更に、図28ないし図34までを参照しながら本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの更に他の一実施の形態を説明する。図28は更に他の一実施の形態を示す分解斜視図(ジョイントボックスカバーを取り外した状態)である。また、図29は係止前の状態を示す斜視図、図30は係止前の状態を示す要部断面図、図31は係止状態を示す斜視図、図32は係止状態を示す要部断面図、図33は配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図、図34は図33の変形例を示す斜視図である。
【0130 】
図28において、引用符号151は複数の配線ユニットケーブル152の複数の結線部153を外部に対して保護することができるように形成した配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを示している。その配線ユニットケーブル用ジョイントボックス151は、複数の結線部153を収納するための合成樹脂製のジョイントボックス本体154と、そのジョイントボックス本体154に対してスライド自在に設けられる合成樹脂製のケーブル押圧部材(ケーブルスペーサ)155と、ジョイントボックス本体154に対して着脱自在に係合する合成樹脂製のジョイントボックスカバー156(図33参照)とを備えて構成されている。以下、上記各構成について説明する。
【0131 】
上記結線部153は、配線ユニットケーブル152を構成する複数の絶縁線心157の端末を所定の経路同士となるように結線して形成されている。そして、このように形成された結線部153には、それぞれ電線コネクタ158が設けられている。電線コネクタ158は、絶縁性を有しており、他の電線コネクタ158等に接触しても電気的な導通が得られないように形成されている。また、電線コネクタ158は、本形態において、ブロック形状に形成されている。電線コネクタ158の絶縁線心157が引き出される部分には、平坦な係止面159が形成されている(本形態において係止面159の上述のような活用はない)。尚、電線コネクタ158に替えて絶縁性を有する既知の絶縁チューブ、圧着スリーブを用いてもよいものとする。
【0132 】
上記ジョイントボックス本体154は、複数の配線ユニットケーブル152が差し込まれる方向の面と、複数の配線ユニットケーブル152が引き出される方向の面とが開放された略箱状の部材であって、基板160と、側壁161、162と、取り付け部163とを有している。
【0133 】
基板160は、平坦な表裏面を有する平面視矩形の板状の部分であって、その基板160の上縁には、取り付け部163が連成されている。取り付け部163には、壁や柱等に配線ユニットケーブル用ジョイントボックス151を取り付けするための貫通孔164が形成されている。一方、基板160の下縁側には、ケーブル押圧部材155に対するスライド部分165が形成されている。そのスライド部分165には、側壁162の側から凹状の係止部166(図30参照)が所定の間隔で複数形成されている。
【0134 】
側壁161、162は、基板160の両側縁から突出するようにその基板160に形成されている。また、側壁161、162は、適宜高さを有して基板160に一体に形成されている。このような側壁161には、段差部167が形成されている。また、側壁162には、ケーブル押圧部材155が差し入れられるスライド部分168が形成されている。
【0135 】
上記ケーブル押圧部材155は、配線ユニットケーブル152を側壁161の段差部167に対して押し付け且つ挟み込むための部材であって、例えば図示のようなブロック形状に形成されている。このようなケーブル押圧部材155には、側壁161の段差部167に対応する段差部169が形成されている。また、スライドしながら側壁162の係止部166及びジョイントボックスカバー156(図33参照)の後述する係止部171に係合する係止突起170、170(図30参照)が形成されている(係止部166、171と係止突起170を逆に配置してもよいものとする)。
【0136 】
上記ジョイントボックスカバー156(図33参照)は、略板状の部材として形成されている。ジョイントボックスカバー156(図33参照)の裏面には、側壁162の係止部166と同じ係止部171が複数形成されている。また、ジョイントボックスカバー156(図33参照)の裏面には、ジョイントボックス本体154のロック手段(不図示)に係合するロック部(不図示)が複数形成されている。尚、ジョイントボックスカバー156(図33参照)は、ジョイントボックス本体154に対して一体又は別体状態で係合するものとする(本形態では別体化を採用したが、ヒンジを介して開閉自在に一体化することも可能である)。
【0137 】
次に、上記構成に基づきながら配線ユニットケーブル用ジョイントボックス151の組み付けに係る作業を説明する。
【0138 】
先ず、各配線ユニットケーブル152の端末加工を行い、結線部153を形成するとともにその結線部153に電線コネクタ158を設ける作業を行う。次に、図29に示される如く、各配線ユニットケーブル152をジョイントボックス本体154内に配索する作業を行う。続いて、ジョイントボックス本体154内での各配線ユニットケーブル152の配索が完了すると、ジョイントボックスカバー156(図33参照)をジョイントボックス本体154に対して係合させる作業を行うとともに、図29ないし図32に示される如く、ケーブル押圧部材155を矢線方向にスライドさせてケーブル押圧部材155をジョイントボックス本体44に対し係止状態にする作業を行う。
【0139 】
この時、ケーブル押圧部材155は、そのケーブル押圧部材155の係止突起170、170が側壁162の係止部166及びジョイントボックスカバー156(図33参照)の係止部171に係合して係止状態が維持される。また、ケーブル押圧部材155がジョイントボックス本体154に対して係止状態になると、配線ユニットケーブル152が側壁161の段差部167に対して押し付けられ且つ挟み込まれて配線ユニットケーブル152に強制的な曲げが生じ、配線ユニットケーブル152がケーブル押圧部材155及びジョイントボックス本体154に固定される(配線ユニットケーブル152に強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブル152のシース172の摩擦及び絶縁線心157の剛性によって、配線ユニットケーブル152の複数がケーブル押圧部材155及びジョイントボックス本体154から滑らなくなり固定される)。
【0140 】
ジョイントボックス本体154の開放された部分は、ジョイントボックスカバー156によって蓋がされたような状態になり、一連の組み付けに係る作業が完了する(配線ユニットケーブル152の数が上述よりも少ない場合には図34のような状態になる。配線ユニットケーブル152の数に左右されない構造である)。
【0141 】
以上、図28ないし図34までを参照しながら説明してきたように、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブル152の複数を固定することができることから、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの生産性を向上させるとともに、重量を軽減して取り扱い性を向上させることができる。また、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス151の完成後に誤配線を発見しても、ジョイントボックスカバー156を取り外し、且つケーブル押圧部材155の係止状態を解除すれば結線の修復を簡単に行うことができる。
【0142 】
続いて更に、図35ないし図39までを参照しながら本発明の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの更に他の一実施の形態を説明する。図35は更に他の一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図36は配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせる前の状態を示す平面図、図37は配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせる前の状態を示す斜視図、図38は配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせた時の状態を示す平面図、図39は配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせた時の状態を示す斜視図である。
【0143 】
図35において、引用符号201は複数の配線ユニットケーブル202の複数の結線部203を外部に対して保護することができるように形成した配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを示している。その配線ユニットケーブル用ジョイントボックス201は、複数の結線部203を収納するための合成樹脂製のジョイントボックス本体204と、ジョイントボックス本体204に係止される合成樹脂製のケーブル固定治具(ケーブルスペーサ)205と、ジョイントボックス本体204に対して着脱自在に係合する合成樹脂製のジョイントボックスカバー206とを備えて構成されている。以下、上記各構成について説明する。
【0144 】
上記結線部203は、配線ユニットケーブル202を構成する複数の絶縁線心207の端末を所定の経路同士となるように結線して形成されている。そして、このように形成された結線部203には、それぞれ電線コネクタ208が設けられている。電線コネクタ208は、絶縁性を有しており、他の電線コネクタ208等に接触しても電気的な導通が得られないように形成されている。また、電線コネクタ208は、本形態において、ブロック形状に形成されている。電線コネクタ208の絶縁線心207が引き出される部分には、平坦な係止面209が形成されている。尚、電線コネクタ208に替えて絶縁性を有する既知の絶縁チューブ、圧着スリーブを用いてもよいものとする。
【0145 】
上記ジョイントボックス本体204は、複数の配線ユニットケーブル202が差し込まれる方向の面と、複数の配線ユニットケーブル202が引き出される方向の面とが開放された略箱状の部材であって、基板210と、側壁211、211と、ケーブル固定スロット212、212と、治具係止部213と、取り付け部214とを有している。
【0146 】
基板210は、平坦な表裏面を有する平面視矩形の板状の部分であって、その基板210の上縁には、取り付け部214が連成されている。取り付け部214には、壁や柱等に配線ユニットケーブル用ジョイントボックス201を取り付けするための貫通孔215が形成されている。
【0147 】
側壁211、211は、基板210の両側縁から突出するようにその基板210に形成されている。また、側壁211、211は、適宜高さを有して基板210に一体に形成されている。そして、このような側壁211、211には、ジョイントボックスカバー206を係合させるための爪状に突出する複数の係止突起216と、凹状の複数のロック部217とが形成されている。
【0148 】
ケーブル固定スロット212、212は、特許請求の範囲に記載した第二ケーブル固定スロットに相当する部分であって、基板210の中間にそれぞれ形成されている。また、ケーブル固定スロット212、212は、所定の間隔を開けて側壁211、211間方向に並んでそれぞれ形成されている。さらに、ケーブル固定スロット212、212は、基板210から複数の壁を突出させて櫛歯状に形成されている。このようなケーブル固定スロット212、212には、対応する配線ユニットケーブル202が各々差し込まれるようになっている。ケーブル固定スロット212、212の間には、上記所定の間隔を開けるための間隔形成部218が形成されている。
【0149 】
治具係止部213は、上記ケーブル固定治具205を係止するための部分であって、基板210の下縁側に形成されている。また、治具係止部213は、側壁211、211間に跨って形成されている。本形態においては、側壁211、211の各一部を切り欠くように形成されている。そして、切り欠かれた部分における側壁211、211の各端部には、凹状の係止部219、219がそれぞれ形成されている。
【0150 】
ケーブル固定スロット212、212と取り付け部214との間には、凹部220が形成されている。その凹部220は、基板210を凹ませて形成されており、電線コネクタ208の係止面209を引っ掛けることができるように形成されている(複数の配線ユニットケーブル202が引き出される方向の力が生じた場合に引っ掛かるように形成されている)。電線コネクタ208は、凹部220に対して着脱自在となるように形成されている。凹部220の形成は任意であるものとする(凹部220と同じ部分としては特に符号を付してないが図15に図示がなされている)。
【0151 】
上記ケーブル固定治具205は、一対の固定部221、221と、これらの間に位置するケーブル固定スロット222とを有している。固定部221、221は、図示のようなブロック状の部分であって、側壁211、211の厚みよりも大きく、且つ側壁211、211の高さよりも高く形成されている。このような固定部221、221の各一面には、係止突起223、223が形成されている。その係止突起223、223は、係止部219、219の位置に応じて形成されている。尚、係止突起223、223をジョイントボックス本体204に形成し、係止部219、219をケーブル固定治具205に形成してもよいものとする。
【0152 】
ケーブル固定スロット222は、特許請求の範囲に記載した第一ケーブル固定スロットに相当する部分であって、上下二段となる複数のスロット(スリット)を有している。すなわち、ケーブル固定スロット222は、櫛歯状に形成されている。また、ケーブル固定スロット222は、上記ケーブル固定スロット212、212と同様の機能を有しており、これらを連続させた分だけの長さに形成されている。このようなケーブル固定スロット222には、対応する配線ユニットケーブル202が各々差し込まれるようになっている。ケーブル固定治具205のケーブル固定スロット222は、間に間隔形成部218が存在する上記ケーブル固定スロット212、212とは配線ユニットケーブル202に対する配索位置が異なるように形成されている。
【0153 】
上記ジョイントボックスカバー206は、本形態において、ジョイントボックス本体204とほぼ同じ形状に形成されている。すなわち、ジョイントボックス本体204の基板210と同じ基板224と、側壁211、211と同じ側壁225、225(但し係止突起216及びロック部217の配置が逆になる)と、ケーブル固定スロット212、212と同じケーブル固定スロット(不図示)と、凹部220と同じ凹部(不図示)と、治具係止部213と同じ治具係止部226(但し係止部219、219の形成は無し)と、取り付け部214と同じ取り付け部227とを有している。
【0154 】
尚、ジョイントボックスカバー206は、ジョイントボックス本体204に対して一体又は別体状態で係合するものとする(本形態では別体化を採用したが、ヒンジを介して開閉自在に一体化することも可能である)。
【0155 】
次に、上記構成に基づきながら配線ユニットケーブル用ジョイントボックス201の組み付けに係る作業を説明する。
【0156 】
先ず、各配線ユニットケーブル202の端末加工を行い、結線部203を形成するとともにその結線部203に電線コネクタ208を設ける作業を行う。次に、図36に示される如く、各配線ユニットケーブル202をケーブル固定治具205のケーブル固定スロット222に差し込む作業を行うとともに、電線コネクタ208を凹部220に納めるような状態で各配線ユニットケーブル202をジョイントボックス本体204のケーブル固定スロット212、212に差し込む作業を行う。この時、ケーブル固定治具205は、ジョイントボックス本体204から十分に離れているものとする。
【0157 】
続いて、図37に示される如く、ジョイントボックスカバー206をジョイントボックス本体204に係合させる作業を行う。この時、各配線ユニットケーブル202は、ジョイントボックス本体204の凹部220及びジョイントボックスカバー206の凹部(不図示)と、ジョイントボックス本体204のケーブル固定スロット212、212及びジョイントボックスカバー206のケーブル固定スロット(不図示)とに保持される。
【0158 】
続いて、図38及び図39に示される如く、ケーブル固定治具205をジョイントボックス本体204のケーブル固定スロット212、212及びジョイントボックスカバー206のケーブル固定スロット(不図示)に近づけるとともに、治具係止部213及び226に係止させる作業を行う。この時、各配線ユニットケーブル202に強制的な曲げが生じ、各配線ユニットケーブル202が配線ユニットケーブル用ジョイントボックス201に固定される(配線ユニットケーブル202に強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブル202のシース228の摩擦及び絶縁線心207の剛性によって、配線ユニットケーブル202の複数がケーブル固定治具205やケーブル固定スロット212、212等から滑らなくなり、その結果、配線ユニットケーブル202が配線ユニットケーブル用ジョイントボックス201に固定される)。
【0159 】
以上、図35ないし図39までを参照しながら説明してきたように、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブル202の複数を固定することができることから、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの生産性を向上させるとともに、重量を軽減して取り扱い性を向上させることができる。また、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス201の完成後に誤配線を発見しても、ジョイントボックスカバー206を取り外し、且つケーブル固定治具205を治具係止部213及び226から離脱させ、且つケーブル固定治具205を第二ケーブル固定スロット212、212から遠のければ結線の修復を簡単に行うことができる。尚、上述では内側に強制的な曲げを生じさせる構造を採用しているが、外側に曲げを生じさせる構造にすることも可能であるものとする。
【0160 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0161】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、上記構造の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにより、従来よりも生産能力及び取り扱い性を向上させることができるという効果を奏する。また、製品完成後に誤配線が発見されても結線の修復を容易に行うことができるという効果を奏する。以下、具体的な効果を説明する。
【0162】
請求項1に記載された本発明によれば、スペーサがジョイントボックス本体に対して仮係止状態になると、配線ユニットケーブルの収納が可能になる。また、配線ユニットケーブルを収納した後にスペーサのスライドを行い、スペーサがジョイントボックス本体に対して本係止状態になると、配線ユニットケーブルに強制的な曲げが生じ、配線ユニットケーブルがスペーサ及びジョイントボックス本体に固定される。すなわち、配線ユニットケーブルに強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブルのシースの摩擦及び絶縁線心の剛性によって、配線ユニットケーブルの複数がスペーサ及びジョイントボックス本体から滑らなくなり、その結果、配線ユニットケーブルがスペーサ及びジョイントボックス本体に固定される。仮に、ジョイントボックス完成後に誤配線が発見されても、スペーサの本係止状態を解除し、仮係止状態にすれば結線の修復が簡単に行える。また、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブルの複数が固定されることから、ジョイントボックスの生産性が向上するとともに、重量が軽減されて取り扱い性が向上する。
【0163】
請求項に記載された本発明によれば、仮係止状態で配線ユニットケーブルの収納を可能とし、且つ、本係止状態で配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて配線ユニットケーブルの固定を可能とするスペーサをジョイントボックス本体に対しスライド自在に設けるようにした構造の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにより、従来よりも生産能力及び取り扱い性を向上させることができるという効果を奏する。また、製品完成後に誤配線が発見されても結線の修復を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0164】
請求項に記載された本発明によれば、請求項の発明の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、第一の係止突起、第二の係止突起、係止部という簡単な構造でスペーサの仮係止状態及び本係止状態の維持をすることができるという効果を奏する。
【0165】
請求項に記載された本発明によれば、係止状態で一対のケーブル群の間隔を狭め又は広げ、その一対のケーブル群に強制的な曲げを生じさせて配線ユニットケーブルの固定を可能とする一対のスペーサをジョイントボックス本体に対しスライド自在に設けるようにした構造の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにより、従来よりも生産能力及び取り扱い性を向上させることができるという効果を奏する。また、製品完成後に誤配線が発見されても結線の修復を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0166】
請求項に記載された本発明によれば、請求項の発明の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、係止突起及び係止部という簡単な構造で一対のスペーサの係止状態の維持をすることができるという効果を奏する。
【0167】
請求項に記載された本発明によれば、係止状態で一対のケーブル群の間隔を狭め及び/又は広げ、その一対のケーブル群に強制的な曲げを生じさせて配線ユニットケーブルの固定を可能とする少なくとも一対のスペーサブロックをジョイントボックス本体の係止枠部に対し着脱自在に設けるようにした構造の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにより、従来よりも生産能力及び取り扱い性を向上させることができるという効果を奏する。また、製品完成後に誤配線が発見されても結線の修復を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0168】
請求項7に記載された本発明によれば、配線ユニットケーブルの複数をケーブル固定治具の第一ケーブル固定スロットとジョイントボックス本体及び/又はジョイントボックスカバーの第二ケーブル固定スロットとに差し込んだ状態で、ケーブル固定治具を第二ケーブル固定スロットに近づけ、そして、ケーブル固定治具を治具係止部に係止させると、配線ユニットケーブルの複数に強制的な曲げが生じてその配線ユニットケーブルの複数が配線ユニットケーブル用ジョイントボックスに固定される。すなわち、配線ユニットケーブルの複数に強制的な曲げが生じると、その配線ユニットケーブルのシースの摩擦及び絶縁線心の剛性によって、配線ユニットケーブルの複数が第一ケーブル固定スロット及び第二ケーブル固定スロットから滑らなくなり、配線ユニットケーブルの複数がこれらに保持される。そして、その状態でケーブル固定治具を治具係止部に係止させれば、配線ユニットケーブルの複数が配線ユニットケーブル用ジョイントボックスに固定される。仮に、ジョイントボックス完成後に誤配線が発見されても、ケーブル固定治具を治具係止部から離脱させ、且つケーブル固定治具を第二ケーブル固定スロットから遠のければ結線の修復が簡単に行える。また、熱硬化性樹脂を用いずに配線ユニットケーブルの複数が固定されることから、ジョイントボックスの生産性が向上するとともに、重量が軽減されて取り扱い性が向上する。
【0169】
請求項8に記載された本発明によれば、ジョイントボックスカバーと、ジョイントボックス本体とほぼ同じ形状に形成しているため、ジョイントボックスカバーと、ジョイントボックス本体を同一の金型で製造することができる。
【0170】
請求項9に記載された本発明によれば、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを壁や柱等に容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの一実施の形態を示す平面図(ジョイントボックスカバーを取り外した状態)である。
【図2】ケーブルスペーサの図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図3】配線ユニットケーブルの複数を第一結束部材で結束した状態を示す説明図である。
【図4】ケーブルスペーサの突起部を各々配線ユニットケーブル間に差し込んだ状態を示す説明図である。
【図5】配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせた状態を示す説明図である。
【図6】配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせた状態でケーブルスペーサをジョイントボックス本体に係止させた状態を示す説明図である。
【図7】ジョイントボックスカバーを取り付けた状態を示す説明図である。
【図8】結束部材を用いた配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの他の一例を示す平面図(ジョイントボックスカバーを取り外した状態)である。
【図9】本発明による配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの他の一実施の形態を示す分解斜視図(ジョイントボックスカバーを取り外した状態)である。
【図10】ジョイントボックス本体の斜視図である。
【図11】スペーサの斜視図である。
【図12】仮係止状態を示す断面図である。
【図13】本係止状態を示す断面図である。
【図14】配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。
【図15】本発明による配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの更に他の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図16】仮係止状態を示す平面図である。
【図17】仮係止状態を示す正面図である。
【図18】本係止状態を示す平面図である。
【図19】本係止状態を示す正面図である。
【図20】本発明による配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの更に他の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図21】ジョイントボックス本体の平面図である。
【図22】ジョイントボックスカバーの底面図である。
【図23】本係止状態を示す平面図である。
【図24】仮係止状態を示す断面図(第一の係止枠部側)である。
【図25】本係止状態を示す断面図(第一の係止枠部側)である。
【図26】仮係止状態を示す断面図(第二の係止枠部側)である。
【図27】本係止状態を示す断面図(第二の係止枠部側)である。
【図28】本発明による配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの更に他の一実施の形態を示す分解斜視図(ジョイントボックスカバーを取り外した状態)である。
【図29】係止前の状態を示す斜視図である。
【図30】係止前の状態を示す要部断面図である。
【図31】係止状態を示す斜視図である。
【図32】係止状態を示す要部断面図である。
【図33】配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。
【図34】図33の変形例を示す斜視図である。
【図35】本発明による配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの更に他の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図36】配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせる前の状態を示す平面図である。
【図37】配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせる前の状態を示す斜視図である。
【図38】配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせた時の状態を示す平面図である。
【図39】配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせた時の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
2 配線ユニットケーブル
3 結線部
4 ジョイントボックス本体
5 ジョイントボックスカバー
6 第一結束部材
7 ケーブルスペーサ
8 絶縁線心
9 圧着スリーブ
10 絶縁チューブ
11 基板
12 上壁
13 取り付け部
14 側壁
15 貫通孔
16 係止部
17 シース
18 突起部
19 ベース部
20 端部
31 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
32 ジョイントボックス本体
33 第二結束部材
34 基板
35 側壁
41 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
42 配線ユニットケーブル
43 結線部
44 ジョイントボックス本体
45 スペーサ(ケーブルスペーサ)
46 ジョイントボックスカバー
47 絶縁線心
48 電線コネクタ
49 係止面
50 基板
51 側壁
52 スロット溝
53 スリット
54 取り付け部
55 貫通孔
56、57 スライド部分
58 係止突起
59 係止部
60 ストッパー
61 基板
62、63 側壁
64 スリット
65 第一の係止突起
66 第二の係止突起
67 ロック部(ロック手段)
68 シース
71 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
72 配線ユニットケーブル
73 結線部
74 ジョイントボックス本体
75 スペーサ(ケーブルスペーサ)
76 ジョイントボックスカバー
80 ケーブル群
111 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
112 配線ユニットケーブル
113 結線部
114 ジョイントボックス本体
115 スペーサブロック(ケーブルスペーサ)
116 ジョイントボックスカバー
120 ケーブル群
123 第一の係止枠部(係止枠部)
124 第二の係止枠部(係止枠部)
128、131 誘導部
151 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
152 配線ユニットケーブル
153 結線部
154 ジョイントボックス本体
155 ケーブル押圧部材(ケーブルスペーサ)
156 ジョイントボックスカバー
167 段差部
201 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
202 配線ユニットケーブル
203 結線部
204 ジョイントボックス本体
205 ケーブル固定治具(ケーブルスペーサ)
206 ジョイントボックスカバー
207 絶縁線心
208 電線コネクタ
209 係止面
210 基板
211 側壁
212 ケーブル固定スロット(第二ケーブル固定スロット)
213 治具係止部
214 取り付け部
215 貫通孔
216 係止突起
217 ロック部
218 間隔形成部
219 係止部
220 凹部
221 固定部
222 ケーブル固定スロット(第一ケーブル固定スロット)
223 係止突起
224 基板
225 側壁
226 治具係止部
227 取り付け部
228 シース

Claims (9)

  1. 配線ユニットケーブルを構成する絶縁線心の端末を結線して形成した結線部を、ジョイントボックス本体と該ジョイントボックス本体に係合するジョイントボックスカバーの内部に収納する配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて
    前記配線ユニットケーブルは、複数の絶縁線心の端末を結線して形成する結線部のそれぞれにブロック形状に形成され絶縁性を有し、前記絶縁線心が引き出される部分に平坦な係止面を形成して構成し,
    配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、ジョイントボックス本体と、スペーサと、ジョイントボックスカバーとからなり,
    ジョイントボックス本体は,
    隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
    前記一方の側壁から挿入し前記他方の側壁で受けてスペーサを前記ジョイントボックス本体内に装着し、該スペーサを係止する係止部が複数形成されるスライド部分を設け、
    基板から櫛歯状の板片を立設させて、該板片の間に前記対応する配線ユニットケーブルを差し込む複数のスリットを設け、
    て構成し,
    スペーサは,
    前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着される部材であって、平坦な表裏面を有しており帯板状に形成される基板と、該基板の長手方向の一端から前後両面に一対の第一の係止突起が形成されている一方の側壁と、他端から前後両面に第二の係止突起が形成されている他方の側壁と、前記2つの側壁間の前記基板から櫛歯状の板片を立設させて該板片間に前記配線ユニットケーブルを差し込む複数のスリットを設け、
    て構成し,
    ジョイントボックスカバーは,
    平坦な表裏面を有する板状の部材であって、前記ジョイントボックス本体とロック可能に、該ジョイントボックス本体に対して着脱自在に係合可能に構成し,
    前記配線ユニットケーブルを差し込んだ前記スペーサを前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着して前記配線ユニットケーブルを収納するに際し、前記ジョイントボックス本体に、前記スペーサを仮係止状態にして前記配線ユニットケーブルの収納を可能とし、且つ、該スペーサを本係止状態にして、該スペーサと前記記ジョイントボックス本体のスリットによって、前記配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて収納するようにした
    ことを特徴とする配線ユニットケーブル用ジョイントボックス。
  2. 配線ユニットケーブルを構成する絶縁線心の端末を結線して形成した結線部を、ジョイントボックス本体と該ジョイントボックス本体に係合するジョイントボックスカバーの内部に収納する配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて
    前記配線ユニットケーブルは、複数の絶縁線心の端末を結線して形成する結線部のそれぞれにブロック形状に形成され絶縁性を有し、前記絶縁線心が引き出される部分に平坦な係止面を形成して構成し,
    配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、ジョイントボックス本体と、スペーサと、ジョイントボックスカバーとからなり,
    ジョイントボックス本体は,
    隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
    前記基板の上縁側に該基板から複数の壁を突出させて平面視の形状が前記電線コネクタに相似形に形成され、前記電線コネクタの係止面の係合するストッパーの形成される複数のスロット溝を設け、
    前記一方の側壁から挿入し前記他方の側壁で受けてスペーサを前記ジョイントボックス本体内に装着し、該スペーサを係止する係止部が複数形成されるスライド部分を設け、
    基板から櫛歯状の板片を立設させて、該板片の間に前記対応する配線ユニットケーブルを差し込む複数のスリットを設け、
    て構成し,
    スペーサは,
    前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着される部材であって、平坦な表裏面を有しており帯板状に形成される基板と、該基板の長手方向の一端から前後両面に一対の第一の係止突起が形成されている一方の側壁と、他端から前後両面に第二の係止突起が形成されている他方の側壁と、前記2つの側壁間の前記基板から櫛歯状の板片を立設させて該板片間に前記配線ユニットケーブルを差し込む複数のスリットを設け、
    て構成し,
    ジョイントボックスカバーは,
    平坦な表裏面を有する板状の部材であって、前記ジョイントボックス本体とロック可能に、該ジョイントボックス本体に対して着脱自在に係合可能に構成し,
    前記配線ユニットケーブルを差し込んだ前記スペーサを前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着して前記配線ユニットケーブルを収納するに際し、前記ジョイントボックス本体に、前記スペーサを仮係止状態にして前記配線ユニットケーブルの収納を可能とし、且つ、該スペーサを本係止状態にして、該スペーサと前記記ジョイントボックス本体のスリットによって、前記配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて収納するようにした
    ことを特徴とする配線ユニットケーブル用ジョイントボックス。
  3. 請求項1又は2に記載の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて、
    前記スペーサ又は前記ジョイントボックス本体のいずれか一方に第一及び第二の係止突起を形成するとともに、いずれか他方には凹状の係止部を複数形成し、これら前記第一の係止突起、前記第二の係止突起、前記係止部の係合によって、前記スペーサの前記仮係止状態及び前記本係止状態を維持する
    ことを特徴とする配線ユニットケーブル用ジョイントボックス。
  4. 配線ユニットケーブルを構成する絶縁線心の端末を結線して形成した結線部を、ジョイントボックス本体と該ジョイントボックス本体に係合するジョイントボックスカバーの内部に収納する配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて
    前記配線ユニットケーブルは、複数の絶縁線心の端末を結線して形成する結線部のそれぞれにブロック形状に形成され絶縁性を有し、前記絶縁線心が引き出される部分に平坦な係止面を形成して構成し,
    配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、ジョイントボックス本体と、スペーサと、ジョイントボックスカバーとからなり,
    ジョイントボックス本体は,
    隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
    前記基板の下縁近傍にスペーサを前記ジョイントボックス本体内にスライド装着するスライド溝を設け、
    前記2つの側壁に該2つの側壁を貫通し、前記スライド溝に連続して形成され、前記スペーサを前記一方の側壁から挿入し該スライド溝上をスライドさせて前記他方の側壁に嵌装して該スライド溝上に装着するスライド部分を設け、
    前記基板から櫛歯状の板片を立設させて、該各板片の間に、前記対応する配線ユニットケーブルを差し込み、該配線ユニットケーブルが2つのケーブル群に分れて配置されように中央部を離間して複数のスリットを設け、
    て構成し,
    スペーサは,
    左右一対に分割され、それぞれが前記各々対応するスライド部分に差し込まれ、スライド溝上をスライドさせて前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着される部材で あって、該左右対をなすそれぞれを、ブロック状の基部と、該基部の一端から板材が延び該板材の一方の面又は両方の面に櫛歯状の板片を立設させて前記配線ユニットケーブルを収納するスリットを複数設けて構成すると共に、該左右対をなすそれぞれのスペーサのスリット形成側を合わせたときに該スペーサ全体が前記ライド溝とスライド部分に合うように装着するよう
    に構成し,
    ジョイントボックスカバーは,平坦な表裏面を有する平面視略矩形の板状の基板と、該基板の裏面で両側縁から突出する2つの側壁とを有し、該側壁に、前記一対のスペーサをスライドさせるためのスライド部分が形成され、前記ジョイントボックス本体とロック可能に、該ジョイントボックス本体に対して着脱自在に係合可能に構成し,
    前記配線ユニットケーブルを差し込んだ前記スペーサを前記ジョイントボックス本体のスライド部分に装着して前記配線ユニットケーブルを収納するに際し、前記ジョイントボックス本体に、前記スペーサを仮係止状態にして前記配線ユニットケーブルの収納を可能とし、且つ、該スペーサの前記スリット形成側を合わせて該スペーサを本係止状態にして、該スペーサと前記ジョイントボックス本体のスリットによって、前記配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて収納するようにした
    ことを特徴とする配線ユニットケーブル用ジョイントボックス。
  5. 請求項4に記載の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて、
    前記一対のスペーサ又は前記ジョイントボックス本体のいずれか一方に係止突起を形成するとともに、いずれか他方には凹状の係止部を形成し、これら前記係止突起及び前記係止部の係合によって、前記一対のスペーサの前記係止状態を維持する
    ことを特徴とする配線ユニットケーブル用ジョイントボックス。
  6. 配線ユニットケーブルを構成する絶縁線心の端末を結線して形成した結線部を、ジョイントボックス本体と該ジョイントボックス本体に係合するジョイントボックスカバーの内部に収納する配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて
    前記配線ユニットケーブルは、複数の絶縁線心の端末を結線して形成する結線部のそれぞれにブロック形状に形成され絶縁性を有し、前記絶縁線心が引き出される部分に平坦な係止面を形成して構成し,
    配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、ジョイントボックス本体と、スペーサブロックと、ジョイントボックスカバーとからなり,
    ジョイントボックス本体は,
    隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
    前記ジョイントボックス本体の中間で、前記側壁間に跨るように枠状に形成し、前記枠内の一方の前記側壁に、前記ジョイントボックス本体の内側下方に向かってテーパが形成されたテーパ状の誘導部と、該誘導部より前記ジョイントボックス本体の内側に突出し、該ジョイントボックス本体の内側下方に向かってテーパが形成された凸部とを設けると共に、前記枠内の他方の前記側壁に、前記ジョイントボックス本体の内側下方に向かってテーパが形成されたテーパ状の誘導部と、該誘導部より凹ませ該ジョイントボックス本体の内側下方に向かってテーパが形成された凹部とからなる第一の係止枠部を設け、
    前記ジョイントボックス本体の前記第一の係止枠部より基板の下縁近傍で前記側壁の中間の位置にブロック状の離間体を設け、前記離間体の一方の面と一方の前記側壁に間に跨るように枠状に、また前記離間体の他方の面と他方の前記側壁に間に跨るように枠状に形成し、前記離間体の一方の面に前記ジョイントボックス本体の内側下方に向かってテーパが形成されたテーパ状の誘導部と、該誘導部より凹ませ該ジョイントボックス本体の外側下方に向かってテーパが形成された凹部を設けると共に該前記離間体の一方の面に対向する前記側壁に凸部を形成し、前記離間体の他方の面に前記ジョイントボックス本体の外側下方に向かってテーパが形成されたテーパ状の誘導部と、該誘導部より前記ジョイントボックス本体の外側に突出し該ジョイントボックス本体の外側下方に向かってテーパが形成 された凸部とを設けると共に該前記離間体の他方の面に対向する前記側壁に凸部を形成してなる第二の係止枠部を設け、
    て構成し,
    スペーサブロックは,
    前記離間体の一方の面と一方の前記側壁に間に嵌着する大きさを有し、平面視帯形状に形成されるベース部に立設して櫛歯状に複数の突起部を設け、該複数の突起部間にスリットを形成し、前記複数の突起部の長手方向一方の端部に位置する突起部には、凸部を形成し、前記複数の突起部の長手方向他方の端部に位置する突起部には、凹部を形成し
    て構成し,
    ジョイントボックスカバーは,平坦な表裏面を有する板状の部材であって、前記ジョイントボックス本体とロック可能に、該ジョイントボックス本体に対して着脱自在に係合可能に構成し,
    前記配線ユニットケーブルを収納するに際し、スペーサブロックの複数の突起部間に形成されるスリットに前記配線ユニットケーブルを差し込み、しかる後、前記スペーサブロックを前記ジョイントボックス本体の第一の係止枠部及び第二の係止枠部に装着することにより、第一の係止枠部に装着するスペーサブロックと第二の係止枠部に装着するスペーサブロックとによって、前記配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて収納するようにした
    ことを特徴とする配線ユニットケーブル用ジョイントボックス。
  7. 配線ユニットケーブルを構成する絶縁線心の端末を結線して形成した結線部を、ジョイントボックス本体と該ジョイントボックス本体に係合するジョイントボックスカバーの内部に収納する配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて,
    前記配線ユニットケーブルは、複数の絶縁線心の端末を結線して形成する結線部のそれぞれにブロック形状に形成され絶縁性を有し、前記絶縁線心が引き出される部分に平坦な係止面を形成して構成し,
    配線ユニットケーブル用ジョイントボックスは、ジョイントボックス本体と、ケーブル固定治具と、ジョイントボックスカバーとからなり,
    ジョイントボックス本体は,
    隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
    前記基板から複数の壁を突出させて櫛歯状に形成し、該壁間に、該壁間のそれぞれに対応させて前記配線ユニットケーブルを差し込み、該配線ユニットケーブルが2つのケーブル群に分れて配置されように所定の間隔を開ける間隔形成部を形成し、基板の両側縁から突出された2つの側壁間に所定の間隔を開けて並んでそれぞれ形成てなる第二ケーブル固定スロットを設け、
    前記ジョイントボックス本体の基板の下縁側に前記ジョイントボックス本体の側壁の前記ジョイントボックス本体の内側の各一部を切り欠き、凹状の係止部を形成し、前記ジョイントボックス本体の側壁間に跨って形成される治具係止部を設け、
    て構成し,
    ケーブル固定治具は,
    前記ジョイントボックス本体の側壁の厚みよりも大きいブロック状に形成され、一面に係止突起が形成ている一対の固定部を形成し、
    前記一対の固定部間に上下二段の櫛歯状に複数のスロットを連続して前記配線ユニットケーブルのそれぞれを差し込める長さに形成してなり、前記配線ユニットケーブルのそれぞれを前記複数のスロットのそれぞれに差し込み、前記配線ユニットケーブルのそれぞれの配索位置が隣接して配置されるように形成され、前記一対の固定部のそれぞれに設けられた係止突起を前記ジョイントボックス本体の側壁の前記係止部に係合して前記ジョイントボックス本体の治具係止部に装着する第一ケーブル固定スロットを設け、
    て構成し,
    ジョイントボックスカバーは,
    隣り合う2つの面が開放され平坦な表裏面を有する平面視矩形状の基板と、該基板の両側縁から突出形成され該基板に一体に形成されている側壁とによって略箱状に形成され、
    前記ジョイントボックス本体とロック可能に、該ジョイントボックス本体に対して着脱自在に係合可能に構成し,
    前記配線ユニットケーブルを収納するに際し、前記ジョイントボックス本体の第二ケーブル固定スロットに前記配線ユニットケーブルを差し込み、さらに、前記ケーブル固定治具の第一ケーブル固定スロットに前記配線ユニットケーブルを差し込み、しかる後、前記第一ケーブル固定スロットを前記ジョイントボックス本体側に移動して前記ジョイントボックス本体の治具係止部に装着することにより、前記第二ケーブル固定スロットと前記第一ケーブル固定スロットとによって、前記配線ユニットケーブルに強制的な曲げを生じさせて収納するようにした
    ことを特徴とする配線ユニットケーブル用ジョイントボックス。
  8. 請求項7に記載の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて,
    前記ジョイントボックスカバーは,
    前記基板から複数の壁を突出させて櫛歯状に形成し、該壁間に、該壁間のそれぞれに対応させて前記配線ユニットケーブルを差し込み、該配線ユニットケーブルが2つのケーブル群に分れて配置されように所定の間隔を開ける間隔形成部を形成し、基板の両側縁から突出された2つの側壁間に所定の間隔を開けて並んでそれぞれ形成てなる第二ケーブル固定スロットを設け、
    前記ジョイントボックス本体の基板の下縁側に前記ジョイントボックス本体の側壁の前記ジョイントボックス本体の内側の各一部を切り欠き、凹状の係止部を形成し、前記ジョイントボックス本体の側壁間に跨って形成される治具係止部を設けて構成することを特徴とする配線ユニットケーブル用ジョイントボックス。
  9. 請求項1、2,3,4,5,6,7又は8に記載の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスにおいて,
    前記基板の上縁には,
    取り付け部が連成されており、該取り付け部には、壁や柱等に取り付けるための貫通孔を形成したことを特徴とする配線ユニットケーブル用ジョイントボックス。
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