JP3815310B2 - 車両用タイヤの空気圧情報表示システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用タイヤの空気圧表示システムに関し、特に、具体的な空気圧情報を表示可能な表示器を備えていない車両のユーザーに対して具体的な空気圧情報を提供できる車両用タイヤの空気圧情報表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用タイヤの空気圧を検出し、タイヤの空気圧状態をユーザーに報知することは知られている。例えば、特表平10−508264号公報には、圧力センサにより検出されたタイヤの空気圧信号が標準温度(20℃)に関連づけられて補正され、補正された空気圧信号が車両の表示器に表示されることが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の先行技術においては、タイヤの空気圧状態を表示するための制御ユニット、表示器とが予め備えられた車両でなければタイヤの空気圧状態を表示することができないという問題があり、表示の汎用性という面において改善が望まれている。
【0004】
つまり、タイヤの空気圧状態を表示するための制御ユニット、表示器が予め備えられていない車両であっても、タイヤ交換において空気圧センサ付のタイヤに交換した場合、タイヤの空気圧状態を検出可能な状態にあるため、検出されたタイヤの空気圧情報を何らかの形でユーザーに提供することが望まれている。
【0005】
また、タイヤの空気圧状態を表示するための制御ユニットが備えられている場合であっても、表示器が単なるワーニングランプの場合は、タイヤの空気圧状態を具体的な数値で表示できないため、タイヤの具体的空気圧状態を何らかの形でユーザーに提供することが望まれている。
【0006】
本発明は、以上のような問題に勘案してなされたもので、その目的は、具体的な空気圧情報を表示可能な表示器を備えていない車両のユーザーに対して具体的な空気圧情報を提供できる車両用タイヤの空気圧情報表示システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあってはその解決手法として次のようにしてある。すなわち、本発明の第1の構成において、車両には、車両用タイヤの空気圧情報を検出するとともに検出された空気圧情報を無線送信する空気圧情報検出手段と、上記車両用タイヤの空気圧状態を報知する報知手段と、上記空気圧情報検出手段から無線送信されたタイヤ空気圧情報を受信して上記車両用タイヤの空気圧状態を上記報知手段に報知させる報知用制御ユニットとが備えられ、
上記報知用制御ユニットは、上記空気圧情報検出手段により検出された空気圧情報を受信可能な特定施設に空気圧情報を無線送信する無線送信手段を有し、
上記特定施設には、上記無線送信手段を介して送信される空気圧情報を受信可能な受信手段と、該受信手段により受信された空気圧情報を表示する表示手段とが備えられ、
上記空気圧情報検出手段から上記報知用制御ユニットに無線送信される送信信号には、自車と他車とを識別する固有識別情報が含まれていると共に、
上記報知用制御ユニットから上記特定施設に無線送信される送信信号は、自車と他車とに関わらず共通の信号仕様に設定されるよう構成してある。
【0008】
本発明の第1の構成によれば、タイヤ空気圧の状態が車両の報知手段に所定の形態で報知される。また、この報知を受けてユーザーは最寄りのガソリンスタンド等の特定施設でタイヤ空気圧の調整を行なう。その際、具体的な空気圧情報は特定施設に表示されるため、具体的な空気圧情報を表示する表示手段を備えていない車両のユーザーに対しても、空気圧の具体的情報を提供することができる。
【0009】
さらに、車両の報知用制御ユニットにおいて、空気圧情報検出手段からの空気圧情報を受ける際、その空気圧情報が自車からのものか他車からのものかを識別する必要がある。
【0010】
また、特定施設では、複数の車両から無線送信される空気圧情報に対応する必要があるため、その無線送信された空気圧情報を受信するための送信信号の信号仕様が車両毎に異なると、特定施設側での受信処理負荷が増加する。
【0011】
本発明の第1の構成によれば、空気圧情報検出手段から上記報知用制御ユニットに無線送信される送信信号は、自車と他車とを識別する固有識別情報を含む信号仕様に設定されるため、自車の報知用制御ユニットにおいて、他車からの空気圧情報を自車からの空気圧情報として誤って受信することを防止できる。
【0012】
また、上記制御ユニットから特定施設に無線送信される送信信号は、自車と他車とに関わらず共通の信号仕様に設定されるため、特定施設側での受信処理の負荷を軽減することができる。
【0013】
本発明の第2の構成において、上記車両には、車両の給油状態を検出する給油検出手段により構成され、該給油検出手段により給油実行中であることが検出された時、車両が停 車状態であることを検出する車両停車状態検出手段と、
該車両停車状態検出手段により車両の停車状態が検出された時、上記空気圧情報検出手段により検出された空気圧情報を上記特定施設に無線送信する無線送信制御手段とが備えられるよう構成してある。
【0014】
本発明の第2の構成によれば、空気圧情報は、車両停車時に車両側から特定施設に無線送信されるため、車両側に特定施設からの送信要求を受信するための受信器を設けることなく必要なタイミングで特定施設に空気圧情報をユーザーに提供することができる。空気圧情報は、例えば、フィラーリッドの開動作等給油状態の検出により車両の停車状態が検出された時、車両側から特定施設に無線送信されるため、必要なタイミングで特定施設に空気圧情報を提供することができる。
【0015】
本発明の第3の構成において、上記特定施設には、該特定施設内における車両の停車状態を検出する停車状態検出手段と、該停車状態検出手段により車両の停車状態が検出された時、車両に対して空気圧情報送信要求信号を無線送信する空気圧情報要求送信手段とが備えられ、
上記車両には、上記空気圧情報要求送信手段からの空気圧情報送信要求信号を受信する受信手段と、該受信手段において上記空気圧情報送信要求信号を受信した時、上記空気圧情報検出手段により検出された空気圧情報を上記特定施設に無線送信する無線送信制御手段とが備えられるよう構成してある。
【0016】
本発明の第3の構成によれば、車両において、特定施設からの空気圧情報送信要求信号を受信した時、特定施設に対して空気圧情報を無線送信するため、信号授受の信頼性が向上する。
【0017】
また、特定施設からの空気圧情報送信要求は、車両停車状態が検出された時に行われるため、必要なタイミングで特定施設に空気圧情報を提供することができる。
【0018】
本発明の第4の構成において、車両には、車両用タイヤの空気圧情報を検出するとともに検出された空気圧情報を無線送信する空気圧情報検出手段と、上記車両用タイヤの空気圧状態を報知する報知手段と、上記空気圧情報検出手段から無線送信されたタイヤ空気圧情報を受信して上記車両用タイヤの空気圧状態を上記報知手段に報知させる報知用制御ユニットとが備えられ、
上記報知用制御ユニットは、
上記車両用タイヤの適正空気圧を記憶する適性空気圧記憶手段と、
該適性空気圧記憶手段に記憶された適性空気圧と上記タイヤの空気圧情報検出手段により検出されたタイヤ空気圧情報との関係に基づいて適正空気圧からの過不足量に関連する情報を算出する過不足量算出手段と、
該過不足量算出手段により算出された過不足量に関連する情報に基づいてタイヤの空気圧状態を判定する判定手段と、
該判定手段により判定されたタイヤの空気圧状態を上記報知手段に所定の形態で報知させる報知制御手段と、
上記空気圧情報検出手段により検出された空気圧情報又は上記過不足量算出手段により算出された過不足量に関連する情報を受信可能な特定施設に空気圧情報又は過不足量に関連する情報を無線送信する無線送信手段とを有し、
上記特定施設は、上記無線送信手段を介して送信される空気圧情報又は過不足量に関連する情報を受信可能な受信手段と、該受信手段により受信された空気圧情報又は過不足量に関連する情報を表示する表示手段とが備えられ、
上記空気圧情報検出手段から上記報知用制御ユニットに無線送信される送信信号には、自車と他車とを識別する固有識別情報が含まれていると共に、
上記報知用制御ユニットから上記特定施設に無線送信される送信信号は、自車と他車とに関わらず共通の信号仕様に設定されるよう構成してある。
【0019】
本発明の第4の構成によれば、タイヤ空気圧の状態が車両の報知手段に所定の形態で報知される。つまり、車両においては、タイヤ空気圧の具体的な数値情報までは報知せず、タイヤ空気圧が適正空気圧に対して正常か異常であるかを単に報知するだけである。従って、車両に対しては、ワーニングランプ若しくはワーニングブザーを追加するだけで足りるため、空気圧情報を具体的数値表示するための高価な表示部を設ける必要がなく、車両コストの増加を抑制できる。
【0020】
また、この報知を受けてユーザーは最寄りのガソリンスタンド等の特定施設でタイヤ空気圧の調整を行なう。その際、具体的な空気圧情報は特定施設に表示されるため、具体的な空気圧情報を表示する表示手段を備えていない車両のユーザーに対しても、空気圧の具体的情報を提供することができる。
【0021】
さらに、空気圧情報検出手段から上記報知用制御ユニットに無線送信される送信信号は、自車と他車とを識別する固有識別情報を含む信号仕様に設定されるため、自車の報知用制御ユニットにおいて、他車からの空気圧情報を自車からの空気圧情報として誤って受信することを防止できる。
【0022】
また、上記制御ユニットから特定施設に無線送信される送信信号は、自車と他車とに関わらず共通の信号仕様に設定されるため、特定施設側での受信処理の負荷を軽減することができる。
【0023】
本発明の第5の構成において、上記報知制御ユニットから上記特定施設に無線送信される送信信号には、該送信信号を無線送信した車両を識別可能な固有識別情報が含まれるよう構成してある。
【0024】
本発明の第5の構成によれば、上記報知用制御ユニットから上記特定施設に無線送信される送信信号には、無線送信した車両を識別可能な固有識別情報が含まれているため、特定施設において空気圧情報を送信した車の識別が可能となる。
【0025】
本発明の第6の構成において、上記特定施設には、上記報知用制御ユニットから無線送信される送信信号に含まれる固有識別情報と上記特定施設内に予め蓄積若しくは特定施設外部から得られた固有識別情報とを照合する照合手段が備えられ、かつ上記表示手段は、上記照合手段により照合された固有識別情報を上記受信手段により受信した空気圧情報若しくは過不足量に関連する情報とともに表示するよう構成してある。
【0026】
本発明の第6の構成によれば、特定施設において、空気圧情報を送信した車を固有識別情報に基づいて照合し、その照合された固有識別情報を空気圧情報若しくは過不足量に関連する情報とともに表示されるため、送信されている空気圧情報若しくは過不足量に関連する情報と、その情報を送信している車との対応関係を把握することができる。
【0027】
本発明の第7の構成において、上記特定施設には、車両を識別可能な固有識別情報を蓄積する固有識別情報蓄積手段が備えられ、上記特定施設における空気圧情報要求送信手段は、車両に対して上記固有識別情報蓄積手段より得られた固有識別情報を空気圧情報送信要求信号とともに無線送信するよう構成され、上記車両における無線送信制御手段は、上記空気圧情報要求送信手段により無線送信された固有識別情報と自車の固有識別情報とが一致した時、空気圧情報を上記特定施設に無線送信するよう構成してある。
【0028】
本発明の第7の構成によれば、特定施設において、上記車両における無線送信制御手段は、上記空気圧情報要求送信手段により無線送信された固有識別情報と自車の固有識別情報とが一致した時、空気圧情報を上記特定施設に送信するようにしたため、送信されている空気圧情報と、その送信されている車との対応関係を正しく把握することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、空気圧情報検出手段により検出された空気圧情報が車両ではなく特定施設に表示されるため、具体的な空気圧情報を表示可能な表示器を備えていない車両のユーザーに対して具体的な空気圧情報を提供することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
(参考例)
図1は参考例に関する全体構成図であり、図1において車両1にはタイヤ2〜5が備えられており、その各タイヤ2〜5には各々空気圧センサ6〜9が備えられている。
【0032】
各空気圧センサ6〜9には、アンテナ6a〜9aが各々備えられており、検出した空気圧とタイヤ温度とを特定施設、例えば、ガソリンスタンド100に無線送信するようになっている。
【0033】
尚、本実施形態では、各空気圧センサ6〜9に対応してアンテナを各々備える例を示したが、各空気圧センサに対して一つのアンテナで送信するよう構成してもよい。
【0034】
ガソリンスタンド100には、空気圧センサ6〜9により無線送信された空気圧とタイヤ温度とを受信する受信部100aと、該受信部100aにおいて受信された空気圧を数値表示する表示部100bとが備えられている。
【0035】
以上のように、参考例によれば、各空気圧センサ6〜9により検出された空気圧がガソリンスタンド100の表示部100bに表示されるため、空気圧報知用の制御ユニットや、報知手段が備えられていない車両1のユーザーに対しても、空気圧情報を提供することができる。
【0036】
(実施形態1)
図2は実施形態1に関する全体構成図であり、図2において車両1にはタイヤ2〜5が備えられており、その各タイヤ2〜5には各々空気圧センサ6〜9が備えられている。
【0037】
各空気圧センサ6〜9には、アンテナ6a〜9aが各々備えられており、検出した空気圧とタイヤ温度とを空気圧を報知するための報知用制御ユニット10若しくは特定施設、例えば、ガソリンスタンド100に無線送信するようになっている。
【0038】
上記制御ユニット10は、各空気圧センサ6〜9により検出された空気圧の変化量を算出する空気圧変化量算出手段10aと、車両の停車状態を検出する停車状態検出手段10bと、該車両停車状態検出手段10bにより車両の停車状態が検出された時、空気圧センサ6〜9により検出された空気圧をガソリンスタンド100に無線送信する無線送信制御手段10cとから構成されている。
【0039】
また、ガソリンスタンド100には、空気圧センサ6〜9により無線送信された空気圧とタイヤ温度とを受信する受信部100aと、該受信部100aにおいて受信された空気圧を数値表示する表示部100bとが備えられている。
【0040】
次に、実施形態1に関する制御ユニット10による具体的制御内容について、図3、図4のフローチャートに基づき説明する。
【0041】
図3のステップS1において、車両の停車状態判定処理を行い、続くステップS2ではステップS1において車両の停車が判定された時、空気圧センサ6〜9により検出された空気圧をガソリンスタンド100に無線送信する送信処理を行う。
【0042】
次に、図3におけるステップS1の処理を図4のフローチャートに基づいて詳述すると、まず、ステップS10において、車両停車状態を識別するためのマニュアルスイッチ、フィラーキャップの開閉状態を検出するフィラースイッチ、イグニッションスイッチ、車輪速センサ(いずれも図示せず)及び空気圧変化量算出手段10aにより算出された空気圧変化量等の各種信号を読込む。
【0043】
そして、以降のステップS11〜S15の判定において、車両が停車状態であるか走行中であるかを判定する。
【0044】
まず、ステップS11ではマニュアルスイッチがオンされているか否か判定する。このマニュアルスイッチは、車両1に備えられ、ユーザーが車両停車状態であることを制御ユニット10に認識させるためのスイッチである。
【0045】
ステップS11でYESと判定された時は、マニュアルスイッチがオンされているため、ステップS16に進み停車状態と判定する。
【0046】
また、ステップS11でNOと判定された時は、ステップS12に進み、フィラースイッチが開状態を検出しているか否か判定する。ステップS12でYESと判定された時は、給油状態にあり、車両は停車されていると判定できるため、ステップS16に進み停車状態と判定する。
【0047】
また、ステップS12でNOと判定された時は、ステップS13に進み、空気圧の変化量が所定値以上であるか否か判定する。ステップS13でYESと判定された時は、車両が停車されるタイヤへの空気充填中であると判定できるため、ステップS16に進み停車状態と判定する。
【0048】
また、ステップS13でNOと判定された時は、ステップS14に進み、イグニッションスイッチがオフであるか否か判定する。ステップS14でYESと判定された時は、イグニッションスイッチがオフされ車両が停車されていると判定できるため、ステップS16に進み停車状態と判定する。
【0049】
また、ステップS14でNOと判定された時は、ステップS15に進み、車輪速度が検出されていないか否か判定する。ステップS15でYESと判定された時は、車両が停車され車輪速度が検出されていないため、ステップS16に進み停車状態と判定する。
【0050】
尚、上記ステップS11〜S15の判定において、いずれもYESと判定されなかった時は、ステップS17において車両は走行中であると判定する。
【0051】
以上のように、実施形態1によれば、車両1において、車両の停車状態が検出された時、空気圧センサ6〜9により検出された空気圧がガソリンスタンド100に無線送信されるため、必要なタイミングで空気圧を提供することができる。
【0052】
(実施形態2)
図5は実施形態2に関わる全体構成図であり、図5において車両1にはタイヤ2〜5が備えられており、その各タイヤ2〜5には各々空気圧センサ6〜9が備えられている。
【0053】
各空気圧センサ6〜9は、アンテナ6a〜9aと、検出した空気圧とタイヤ温度とを特定施設、例えば、ガソリンスタンド100に無線送信する送信部6b〜9bと、後述のガソリンスタンド100からの空気圧情報送信要求信号を受信する受信部6c〜9cとから構成されている。
【0054】
ガソリンスタンド100には、空気圧センサ6〜9により検出された空気圧とタイヤ温度とを受信する受信部100aと、該受信部100aにおいて受信された空気圧を数値表示する表示部100bと、車両の停車状態を検出する停車状態検出手段100cと、車両1に対して空気圧情報送信要求信号を無線送信する空気圧情報要求送信手段100dとが備えられている。
【0055】
次に、実施形態2に関する制御ユニット10による具体的制御内容について、図6、図7のフローチャートに基づき説明する。
【0056】
図6はガソリンスタンド100側において、空気圧情報送信要求信号を車両1に送信する処理であって、まず、ステップS20において、車両停車状態を識別するためガソリンスタンド100に設置されたマニュアルスイッチ、フィラーキャップの開閉状態を検出するフィラースイッチ(いずれも図示せず)等各種信号を読込む。
【0057】
次に、ステップS21において、マニュアルスイッチがオンされているか否か判定する。このマニュアルスイッチは、ガソリンスタンド100に設置され、給油状態においてその給油状態を識別するため、ユーザー若しくはガソリンスタンド100の従業員が任意に操作できるスイッチである。
【0058】
ステップS21でYESと判定された時は、給油状態にあり、車両は停車されていると判定されるため、ステップS22に進み、空気圧情報送信要求信号を車両1の空気圧センサ6〜9に対して無線送信する。
【0059】
ステップS21でNOと判定された時は、ステップS23に進み、フィラーキャップが開いているか否か判定する。
【0060】
ステップS23でYESと判定された時は、車両が停車される給油状態にあると判定できるため、ステップS22に進み、空気圧情報送信要求信号を車両1の空気圧センサ6〜9に対して無線送信する。
【0061】
つまり、ステップS21、S23のいずれかの判定において、YESと判定された時は、給油状態にあり、車両は停車状態にあると判定されるため、ステップS22において空気圧情報送信要求信号を空気圧センサ6〜9に無線送信する。
【0062】
尚、上記ステップS21、S23のいずれかの判定においてNOと判定された時は、空気圧情報要求信号を送信することなくリターンする。
【0063】
次に、図7は空気圧センサ6〜9において、ガソリンスタンド100からの空気圧情報送信要求信号を受信した時、検出した空気圧をガソリンスタンド100に無線送信する処理であって、ステップS30においてガソリンスタンド100からの空気圧情報送信要求信号を読込む。
【0064】
次に、ステップS31において空気圧情報送信要求信号を受信したか否か判定し、YESと判定された時は、続くステップS32で検出した空気圧をガソリンスタンド100に無線送信する。
【0065】
尚、ステップS31でNOと判定された時は、空気圧を送信することなくリターンする。
【0066】
以上のように、実施形態2によれば、空気圧センサ6〜9は、ガソリンスタンド100から空気圧情報送信要求信号を受信した時、検出した空気圧をガソリンスタンド100に送信するため、空気圧情報授受の信頼性を向上することができる。
【0067】
また、ガソリンスタンド100において、車両の停車状態が検出された時、空気圧情報送信要求信号を空気圧センサ6〜9に送信するため、必要なタイミングで空気圧をガソリンスタンド100に提供することができる。
【0068】
(実施形態3)
図8は実施形態3、4に関する全体構成図であり、図8において車両1にはタイヤ2〜5が備えられており、その各タイヤ2〜5には各々空気圧センサ6〜9が備えられている。
【0069】
各空気圧センサ6〜9には、アンテナ6a〜9aが各々備えられており、検出した空気圧とタイヤ温度とを空気圧を報知するための報知用制御ユニット10若しくは特定施設、例えば、ガソリンスタンド100に無線送信するようになっている。
【0070】
上記報知用制御ユニット10は、タイヤ温度に対する適性空気圧を記憶する適性空気圧記憶手段10aと、空気圧センサ6〜9により検出された空気圧と適性空気圧記憶手段10aに記憶された適性空気圧との差に基づいて過不足量を算出する過不足量算出手段10bと、過不足量算出手段10bにより算出された過不足量に基づいてタイヤ空気圧の状態を判定する判定手段10cと、判定手段10cによりタイヤ空気圧の異常状態が判定された時、報知手段11に出力してタイヤ空気圧の異常状態を所定の形態で報知する報知制御手段10dと、車両の停車状態を検出する停車状態検出手段10eと、停車状態検出手段10eにより車両停車状態が検出された時、空気圧センサ6〜9により検出された空気圧若しくは過不足量算出手段10bにより算出された過不足量に関する情報をガソリンスタンド100に無線送信する無線送信制御手段10fと、ガソリンスタンド100からの空気圧情報要求信号を受信する受信手段10gとから構成されている。
【0071】
尚、報知手段11は、例えば、インストゥルメントパネルに設けられ、空気圧の具体的数値は表示するのではなく、異常状態であることのみを単に報知するワーニングランプ若しくはワーニングブザー等から構成される。
【0072】
ガソリンスタンド100には、空気圧センサ6〜9により検出された空気圧とタイヤ温度とを受信する受信部100aと、該受信部100aにおいて受信された空気圧を数値表示する表示部100bと、車両の停車状態を検出する停車状態検出手段100cと、車両1に対して空気圧情報送信要求信号を無線送信する空気圧情報要求送信手段100dとが備えられている。
【0073】
次に、実施形態3に関するガソリンスタンド100及び報知用制御ユニット10による具体的制御内容について、図9のフローチャートに基づき説明する。
【0074】
尚、ガソリンスタンド100側における空気圧情報送信要求信号の送信処理は、実施形態2(図6)と同様であるため、説明は省略する。以下、図9に基づいて報知用制御ユニット10側の処理を説明する。
【0075】
図9のステップS40において、空気圧センサ6〜9等の各種信号を読込む。続く、ステップS41では、タイヤ温度Tに対する適性空気圧Pbが予め記憶されたマップに基づいて現在のタイヤ温度Tに対する適性空気圧Pbを算出する。
【0076】
ステップS42では、ステップS40で読込まれた実際のタイヤ空気圧Poと、ステップS41で算出した適性空気圧Pbとの偏差に基づいて過不足量ΔPを算出する。
【0077】
ステップS43では、ステップS42で算出された過不足量ΔPが所定値以上であるか否か判定、つまり、タイヤ空気圧の状態が適正空気圧に対して大きくずれているか否か判定し、ステップS43てYESと判定された時、ステップS44に進み、そのタイヤ空気圧状態を報知手段11によって報知させる。
【0078】
尚、ステップS43でNOと判定された時は、ステップS44の処理を行うことなくステップS45に進む。
【0079】
ステップS45では、ガソリンスタンド100からの空気圧情報送信要求信号を受信しているか否か判定し、YESと判定された時は、ステップS46に進み、ステップS46では、車両が停車状態であるか否か判定する。
【0080】
尚、ステップS46の判定の詳細は、実施形態1(図4)と同様である。
【0081】
そして、ステップS46でYESと判定された時、つまり、特定施設100から空気圧情報送信要求を受信しており、かつ車両停車状態が検出されている時、続くステップS47において空気圧センサ6〜9により検出された空気圧Po若しくは過不足量算出手段10bにより算出された過不足量ΔPをガソリンスタンド100に無線送信する。
【0082】
以上のように、実施形態3によれば、車両1において、タイヤ空気圧の状態は、報知手段11によって正常か異常であるかが単に報知される。従って、空気圧を数値表示するための高価な表示器を車両1に設ける必要がなく、車両1コストの増加を抑制することができる。
【0083】
また、この報知を受けてユーザーは、最寄りのガソリンスタンド100等の特定施設においてタイヤの空気圧調整を行う。その際、特定施設に具体的な空気圧情報が数値表示されるため、具体的な数値を表示する表示手段を備えていない車両のユーザーに対しても、タイヤ空気圧の具体的情報を提供することができる。
【0084】
(実施形態4)
図10、図11は実施形態4に関わる送信信号の仕様を示す図であり、空気圧センサ6〜9と報知用制御ユニット10との間における送信信号は、自車と他車とを識別する固有識別情報を含む信号仕様に設定されるとともに、報知用制御ユニット10とガソリンスタンド100との間において送信される送信信号は、自車と他車とに関わらず共通の信号仕様に設定されている。
【0085】
具体的には、空気圧センサ6〜9から報知用制御ユニット10に無線送信される送信信号は、図10に示されるように送信開始情報、データ領域以外に自車と他車とを識別する固有識別情報、例えば車種名を表す情報を含んでいる。
【0086】
空気圧センサ6〜9若しくは報知用制御ユニット10とガソリンスタンド100との間における送信信号の信号仕様は、自車と他車とに関わらず共通の仕様とされている。
【0087】
以上のように、実施形態4によれば、空気圧センサ6〜9から報知用制御ユニット10に無線送信される送信信号には、無線送信した車両を識別する固有識別情報が含まれているため、自車の報知用制御ユニット10において、他車からの空気圧情報を自車からの空気圧情報として誤って受信することを防止できる。
【0088】
また、報知用制御ユニット10からガソリンスタンド100に無線送信される送信信号は自車と他車とに関わらず共通の仕様に設定されるため、ガソリンスタンド100等の特定施設での受信処理の負荷を軽減することができる。
【0089】
(実施形態5)
図12は実施形態5、6に関わる全体構成図であり、図12において車両1にはタイヤ2〜5が備えられており、その各タイヤ2〜5には各々空気圧センサ6〜9が備えられている。
【0090】
各空気圧センサ6〜9には、アンテナ6a〜9aが各々備えられており、検出した空気圧とタイヤ温度とを空気圧を報知するための報知用制御ユニット10若しくは特定施設、例えば、ガソリンスタンド100に無線送信するようになっている。
【0091】
上記報知用制御ユニット10は、タイヤ温度に対する適性空気圧を記憶する適性空気圧記憶手段10aと、空気圧センサ6〜9により検出された空気圧と適性空気圧記憶手段10aに記憶された適性空気圧との差に基づいて過不足量を算出する過不足量算出手段10bと、過不足量算出手段10bにより算出された過不足量に基づいてタイヤ空気圧の状態を判定する判定手段10cと、判定手段10cによりタイヤ空気圧の異常状態が判定された時、報知手段11に出力してタイヤ空気圧の異常状態を所定の形態で報知する報知制御手段10dと、車両の停車状態を検出する停車状態検出手段10eと、停車状態検出手段10eにより車両停車状態が検出された時、空気圧センサ6〜9により検出された空気圧若しくは過不足量算出手段10bにより算出された過不足量に関する情報をガソリンスタンド100に無線送信する無線送信制御手段10fと、ガソリンスタンド100からの空気圧情報送信要求信号を受信する受信手段10gとから構成されている。
【0092】
尚、報知手段11は、例えば、インストゥルメントパネルに設けられ、空気圧の具体的数値は表示するのではなく、異常状態であることのみを単に報知するワーニングランプ若しくはワーニングブザー等から構成される。
【0093】
ガソリンスタンド100には、空気圧センサ6〜9により検出された空気圧とタイヤ温度とを受信する受信部100aと、該受信部100aにおいて受信された空気圧を数値表示する表示部100bと、車両の停車状態を検出する停車状態検出手段100cと、車両1に対して空気圧情報送信要求信号を無線送信する空気圧情報要求送信手段100dと、固有識別情報を蓄積する固有識別情報蓄積手段100eと、空気圧センサ6〜9若しくは報知用制御ユニット10から無線送信される送信信号に含まれる固有識別情報と固有識別情報蓄積手段100eに蓄積された固有識別情報とを照合する照合手段100fとが備えられている。
【0094】
尚、本実施形態5では、ガソリンスタンド100に固有識別情報を蓄積する固有識別情報蓄積手段100eを備える例を示したが、固有識別情報蓄積手段100eは必ずしもガソリンスタンド100内に備える必要はなく、その他外部の情報センターに備えられてもよく、その場合、インターネット等を介して情報センターからガソリンスタンド100に固有識別情報を提供すればよい。
【0095】
次に、実施形態5に関するガソリンスタンド100における具体的制御内容について、図13のフローチャートに基づき説明する。
【0096】
図13のステップS50において、車両停車状態を識別するためガソリンスタンド100に設置されたマニュアルスイッチ、フィラーキャップの開閉状態を検出するフィラースイッチ(いずれも図示せず)、空気圧センサ6〜9若しくは報知用制御ユニット10から無線送信された空気圧を読込む。
【0097】
次に、ステップS51と、ステップS52とで車両の給油状態を判定し、いずれかの判定において給油状態が判定された時、ステップS53において空気圧情報送信要求信号を車両1に対して無線送信する。
【0098】
続く、ステップS54では空気圧センサ6〜9若しくは報知用制御ユニット10からの空気圧情報を受信したか否か判定する。ステップS54でYESと判定された時は、ステップS55において固有識別情報蓄積手段100eに蓄積された固有識別情報と車両1から送信された空気圧若しくは過不足量の関連する情報に含まれた固有識別情報とを照合する。
【0099】
尚、固有識別情報としては、例えば、ナンバープレート番号、車種名、ガソリンスタンド100に登録されている会員情報等があげられる。
【0100】
ステップS56では、ステップS56で照合された固有識別情報を車両1から無線送信された空気圧若しくは過不足量に関連する情報とともにガソリンスタンド100の表示部100bに表示する。
【0101】
以上のように、実施形態5によれば、図14R>4に示すように、各車両の固有識別情報と空気圧情報とが併せてガソリンスタンド100の表示部100bに表示されるため、空気圧情報とその空気圧情報を無線送信している車両との対応関係を正しく把握することができる。
【0102】
(実施形態6)
図15、図16は実施形態6に関するガソリンスタンド100及び報知用制御ユニット10による具体的制御内容を示すフローチャートであり、実施形態6によれば、ガソリンスタンド100から車両1に対して無線送信される空気圧情報要求信号に固有識別情報が含まれるように設定されており、また、車両1においては特定施設100から無線送信された固有識別情報と自車の固有識別情報とを照合して、受信した個有識別情報と自車の固有識別情報とが一致した時、空気圧情報をガソリンスタンド100に無線送信するように構成されている。
【0103】
具体的には、図15はガソリンスタンド100側において、空気圧情報送信要求信号を無線送信する処理であって、その各処理S60〜S63は、基本的には実施形態2(図6)と同様であるが、ステップS62において、空気圧情報送信要求信号に車両を識別するための固有識別情報が含まれている点で異なる。
【0104】
次に、図16は報知用制御ユニット10において空気圧情報をガソリンスタンド100に無線送信する処理であって、ステップS70においてガソリンスタンド100からの空気圧情報送信要求信号を読込み、ステップS71において空気圧情報送信要求信号を受信したか否か判定する。
【0105】
ステップS71でYESと判定された時は、ステップS72に進み、受信した空気圧情報送信要求信号に含まれている固有識別情報が自車の個有識別情報と一致するか否か判定する。
【0106】
ステップS72でYESと判定された時は、ガソリンスタンド100から自車の空気圧情報が要求されていると判定されるため、ステップS73において空気圧情報をガソリンスタンド100に無線送信する。
【0107】
以上のように、実施形態6によれば、車両1の報知用制御ユニット10において、受信したガソリンスタンド100からの空気圧情報送信要求信号に含まれている固有識別情報と、自車の個有識別情報とが一致した時、空気圧情報をガソリンスタンド100に無線送信するため、空気圧情報授受の信頼性を向上することができる。
【0108】
尚、本実施形態では、特定施設100としてガソリンスタンドの例を示したが、その他、修理工場、ディーラー、高速道路のサービスエリア等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例に関わる全体構成図。
【図2】 実施形態1に関わる全体構成図。
【図3】 実施形態1に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図4】 実施形態1に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図5】 実施形態2に関わる全体構成図。
【図6】 実施形態2に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図7】 実施形態2に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図8】 実施形態3、4に関わる全体構成図。
【図9】 実施形態3に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図10】 実施形態4に関わる送信信号の仕様を示す図。
【図11】 実施形態4に関わる送信信号の仕様を示す図。
【図12】 実施形態5に関わる全体構成図。
【図13】 実施形態5に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図14】 実施形態5に関わる表示例を示す図。
【図15】 実施形態6に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図16】 実施形態6に関わる制御内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 :車両
6〜9 :空気圧センサ
10 :報知用制御ユニット
100 :ガソリンスタンド(特定施設)
100b:表示部
Claims (7)
- 車両には、車両用タイヤの空気圧情報を検出するとともに検出された空気圧情報を無線送信する空気圧情報検出手段と、上記車両用タイヤの空気圧状態を報知する報知手段と、上記空気圧情報検出手段から無線送信されたタイヤ空気圧情報を受信して上記車両用タイヤの空気圧状態を上記報知手段に報知させる報知用制御ユニットとが備えられ、
上記報知用制御ユニットは、上記空気圧情報検出手段により検出された空気圧情報を受信可能な特定施設に空気圧情報を無線送信する無線送信手段を有し、
上記特定施設には、上記無線送信手段を介して送信される空気圧情報を受信可能な受信手段と、該受信手段により受信された空気圧情報を表示する表示手段とが備えられ、
上記空気圧情報検出手段から上記報知用制御ユニットに無線送信される送信信号には、自車と他車とを識別する固有識別情報が含まれていると共に、
上記報知用制御ユニットから上記特定施設に無線送信される送信信号は、自車と他車とに関わらず共通の信号仕様に設定された
車両用タイヤの空気圧情報表示システム。 - 上記車両には、車両の給油状態を検出する給油検出手段により構成され、該給油検出手段により給油実行中であることが検出された時、車両が停車状態であることを検出する車両停車状態検出手段と、
該車両停車状態検出手段により車両の停車状態が検出された時、上記空気圧情報検出手段により検出された空気圧情報を上記特定施設に無線送信する無線送信制御手段とが備えられた
請求項1に記載の車両用タイヤの空気圧情報表示システム。 - 上記特定施設には、該特定施設内における車両の停車状態を検出する停車状態検出手段と、該停車状態検出手段により車両の停車状態が検出された時、車両に対して空気圧情報送信要求信号を無線送信する空気圧情報要求送信手段とが備えられ、
上記車両には、上記空気圧情報要求送信手段からの空気圧情報送信要求信号を受信する受信手段と、該受信手段において上記空気圧情報送信要求信号を受信した時、上記空気圧情報検出手段により検出された空気圧情報を上記特定施設に無線送信する無線送信制御手段とが備えられた
請求項1に記載の車両用タイヤの空気圧情報表示システム。 - 車両には、車両用タイヤの空気圧情報を検出するとともに検出された空気圧情報を無線送信する空気圧情報検出手段と、上記車両用タイヤの空気圧状態を報知する報知手段と、上記空気圧情報検出手段から無線送信されたタイヤ空気圧情報を受信して上記車両用タイヤの空気圧状態を上記報知手段に報知させる報知用制御ユニットとが備えられ、
上記報知用制御ユニットは、
上記車両用タイヤの適正空気圧を記憶する適性空気圧記憶手段と、
該適性空気圧記憶手段に記憶された適性空気圧と上記タイヤの空気圧情報検出手段により検出されたタイヤ空気圧情報との関係に基づいて適正空気圧からの過不足量に関連する情報を算出する過不足量算出手段と、
該過不足量算出手段により算出された過不足量に関連する情報に基づいてタイヤの空気圧状態を判定する判定手段と、
該判定手段により判定されたタイヤの空気圧状態を上記報知手段に所定の形態で報知させる報知制御手段と、
上記空気圧情報検出手段により検出された空気圧情報又は上記過不足量算出手段により算出された過不足量に関連する情報を受信可能な特定施設に空気圧情報又は過不足量に関 連する情報を無線送信する無線送信手段とを有し、
上記特定施設は、上記無線送信手段を介して送信される空気圧情報又は過不足量に関連する情報を受信可能な受信手段と、該受信手段により受信された空気圧情報又は過不足量に関連する情報を表示する表示手段とが備えられ、
上記空気圧情報検出手段から上記報知用制御ユニットに無線送信される送信信号には、自車と他車とを識別する固有識別情報が含まれていると共に、
上記報知用制御ユニットから上記特定施設に無線送信される送信信号は、自車と他車とに関わらず共通の信号仕様に設定された
車両用タイヤの空気圧情報表示システム。 - 上記報知制御ユニットから上記特定施設に無線送信される送信信号には、該送信信号を無線送信した車両を識別可能な固有識別情報が含まれている
請求項4に記載の車両用タイヤの空気圧情報表示システム。 - 上記特定施設には、上記報知用制御ユニットから無線送信される送信信号に含まれる固有識別情報と上記特定施設内に予め蓄積若しくは特定施設外部から得られた固有識別情報とを照合する照合手段が備えられ、かつ上記表示手段は、上記照合手段により照合された固有識別情報を上記受信手段により受信した空気圧情報若しくは過不足量に関連する情報とともに表示するよう構成された
請求項5に記載の車両用タイヤの空気圧情報表示システム。 - 上記特定施設には、車両を識別可能な固有識別情報を蓄積する固有識別情報蓄積手段が備えられ、上記特定施設における空気圧情報要求送信手段は、車両に対して上記固有識別情報蓄積手段より得られた固有識別情報を空気圧情報送信要求信号とともに無線送信するよう構成され、上記車両における無線送信制御手段は、上記空気圧情報要求送信手段により無線送信された固有識別情報と自車の固有識別情報とが一致した時、空気圧情報を上記特定施設に無線送信するよう構成された
請求項5に記載の車両用タイヤの空気圧情報表示システム。
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JP3960044B2 (ja) | 自動車の空気圧警報装置 |
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