JP3813786B2 - 土壌採取分析装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、土壌を自然の状態のまま層を乱すことなく採取することができ、かつ採取した土壌をそのままの状態で水分や温度など各種測定が可能な土壌採取分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、土壌分析を行う際には、図15に模式的に示すように、ボーリング機(図示せず)などを利用して土壌採取用の分析筒1を地中に打ち込み、この分析筒1の内部に入り込んだ土を用いて、各種の土壌分析実験や植物育成試験などを行っていた。分析筒1は、動力で強制的に地中に圧入させるための単純な筒状構造であり、その口径は容易に地中に圧入できるようにする関係上、比較的小さく設定されていた。
【0003】
また、土壌実験を行う別の方法として、図16に模式的に示すように、箱型の土壌槽2の内部に目的とする土壌を、採取土壌を使って元来の層構造を含めて人工的に再現した上で、各種の土壌分析実験などを行うことも知られている。土壌槽2の壁面には、各種センサの取付口3,3…が上下左右方向に所定間隔おきに連設されている。任意の位置にある取付口3において、土壌水分や地温を計測することができるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した図15に示す分析筒1を使用する場合では、地中に単に圧入させるという構造上、分析筒1の口径は小さく設定されて容積も比較的少なかったため、一度に十分な量の土壌を採取することは困難であった。また、分析筒1内に採取された土壌をそのままの状態で、該土壌中に植物を植えて生育を観察するような実験にも不向きであった。
【0005】
また、分析筒1で採取した土壌の分析を行う場合には、分析筒1から土壌を層構造がなるべく崩れないように慎重に取り出す必要があるが、かかる作業は面倒で煩わしく、時間もかかるという問題点があった。ここで分析筒1の外周に、前記土壌槽2にあるような複数の取付口3を設けることも考えられるが、分析筒1を地中に打ち込む際に各取付口3に過大な荷重がかかってしまい、各取付口3が簡単に破損してしまう事態が容易に想定される。
【0006】
さらに、図16に示すように、土壌槽2の内部に目的とする多量の土壌を人工的に再現する場合、そもそも土壌の層構造を含めた再現作業が非常に面倒であり、また再現した土壌の層構造が自重によって変化してしまうことも多々あった。したがって、自然の土壌状態そのものでの実験は不可能であり、あくまで擬似的な土壌環境での実験しか行うことができないという問題もあった。
【0007】
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、土壌を自然の状態のまま層構造を乱すことなく比較的多量に採取することができ、しかも採取した土壌をそのままの状態で、水分分析や温度測定などの各種測定や実験を容易に行うことができる土壌採取分析装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存する。
[1]土壌を自然の状態のまま層を乱すことなく採取することができ、かつ採取した土壌をそのままの状態で水分や温度など各種測定が可能な土壌採取分析装置(10)であって、
動力により地中に圧入される堀削用アウターパイプ(20)と、該堀削用アウターパイプ(20)内に挿入され、堀削用アウターパイプ(20)の地中への圧入に伴い地中に差し込まれて土壌を採取するパイプ状の土壌用ライシメータ(30)とを有し、
前記堀削用アウターパイプ(20)は、前記土壌用ライシメータ(30)の全長に亘って、その外周側を地中に接しない状態に覆う形状であり、前記土壌用ライシメータ(30)に対して着脱自在に設けられ、
前記土壌用ライシメータ(30)は、その内部に採取された土壌をそのままの状態で、各種測定が可能な測定部(33,34)を外周側に予め設けて成り、
前記測定部(33,34)は、前記土壌用ライシメータ(30)の外周側より管状に突設されて成り、その先端を覆う着脱自在なキャップを備えることを特徴とする土壌採取分析装置(10)。
【0010】
[2]前記堀削用アウターパイプ(20)の先端入口を、前記土壌用ライシメータ(30)の先端入口と略同一径まで絞った形状に設定したことを特徴とする[1]記載の土壌採取分析装置(10)。
【0011】
[3]前記堀削用アウターパイプ(20)の先端入口の内側に、前記土壌用ライシメータ(30)の先端入口の外側との間の隙間を埋める土壌侵入防止用の治具(80)を配したことを特徴とする[1]または[2]記載の土壌採取分析装置(10)。
【0012】
[4]前記堀削用アウターパイプ(20)は、その基端側がベースフレーム(11)に対して、軸心を中心に回転駆動可能に取り付けられ、
前記土壌用ライシメータ(30)は、前記堀削用アウターパイプ(20)内に同心状に挿入された状態で、前記ベースフレーム(11)に対して、固定ブラケット(40)を介して着脱自在に取り付けられることを特徴とする[1],[2]または[3]記載の土壌採取分析装置(10)。
【0013】
[5]前記ベースフレーム(11)は、油圧ショベル(100)のアーム(110)の先端に取り付け可能であり、該油圧ショベル(100)の動力を利用して、前記堀削用アウターパイプ(20)および土壌用ライシメータ(30)は地中に圧入されることを特徴とする[4]記載の土壌採取分析装置(10)。
【0014】
[6]前記土壌用ライシメータ(30)内に土壌が入り込んだ段階で、その先端入口に仮底板(70)を取り付ける仮底板取付装置(60)を備え、
前記仮底板取付装置(60)は、地中に前記土壌用ライシメータ(30)だけを残した状態で、その傍らに別途堀削した堀穴に配置され使用されるものであり、
前記仮底板取付装置(60)は、
前記土壌用ライシメータ(30)の先端側外周に固定され、該土壌用ライシメータ(30)を位置ずれ不能に拘束する位置決め用保持部(61)と、
前記土壌用ライシメータ(30)の先端入口の側方より、仮底板(70)を動力により前記先端入口を塞ぐ位置まで移動させる仮底板押込用駆動部(64)とを有することを特徴とする[1],[2],[3],[4]または[5]記載の土壌採取分析装置(10)。
【0015】
[7]前記土壌用ライシメータ(30)の先端入口を塞ぐための下蓋(36)を備え、
前記下蓋(36)は、開閉可能な排水管部(39a)と、同じく開閉可能な浸透水調整用管部(39b)とを有することを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5]または[6]記載の土壌採取分析装置(10)。
【0016】
次に前述した解決手段に基づく作用を説明する。
土壌を採取する場合には、堀削用アウターパイプ(20)を動力により地中に埋め込む。このとき、堀削用アウターパイプ(20)内に挿入されている土壌用ライシメータ(30)も、一緒に地中に差し込まれていく。
【0017】
堀削用アウターパイプ(20)は、土壌用ライシメータ(30)の全長に亘って、その外周側を地中に接しない状態に覆うため、土壌用ライシメータ(30)が地中に差し込まれる過程で、その外周側にある測定部(33,34)が土壌に押圧されて過大な荷重がかかることもなく、破損するようなおそれはない。
【0018】
堀削用アウターパイプ(20)の地中への圧入に伴い、土壌用ライシメータ(30)が所定の深さまで地中に差し込まれた段階で、土壌用ライシメータ(30)の内部には、土壌が自然の層構造を維持する状態で採取される。
【0019】
採取された土壌の各種測定を行う場合、土壌用ライシメータ(30)から堀削用アウターパイプ(20)を外して、土壌用ライシメータ(30)を外部に露出させる。かかる土壌用ライシメータ(30)から土壌を外部に取り出す必要はなく、採取された土壌をそのままの自然な状態で、土壌用ライシメータ(30)に予め設けられている測定部(33,34)により水分や温度などの各種測定を行うことができる。
【0020】
前記測定部(33,34)が、土壌用ライシメータ(30)の外周側の長手方向に所定間隔おきに複数連設され、各測定部(33,34)が、土壌を分析する各種測定計器を取り付け可能な形状である場合、任意の位置の測定部(33,34)に測定計器を取り付けることで、各々の土壌層ごとに細かく分析を行うことができる。
【0021】
前記各測定部(33,34)は、土壌用ライシメータ(30)の外周側より管状に突設されて成り、その先端を覆う着脱自在なキャップを備えるので、各測定部(33,34)を通じて土壌中に測定計器としての棒状センサなどを容易に差し込むことができ、また、キャップを閉じることで、各測定部(33,34)より不用意に土壌が外部に漏れたり、あるいは余分な空気が土壌中に侵入するのを防ぐことができる。
【0022】
また、前記堀削用アウターパイプ(20)が、回転駆動される中空パイプ(20a)の外周に堀削用のカッター刃(21)を螺旋状に周回させて成り、地中に回転圧入されるようにすれば、該アウターパイプやその中の土壌用ライシメータ(30)の口径が多少大きくても、アウターパイプ自体の堀削作用によって、確実かつ迅速に土中に広い範囲で埋め込むことができる。
【0023】
また、堀削用アウターパイプ(20)の先端入口を、土壌用ライシメータ(30)の先端入口と略同一径まで絞った形状とすれば、土壌用ライシメータ(30)の外周と堀削用アウターパイプ(20)の内周との隙間に土壌が入り込むことを防止することができる。
【0024】
さらに、堀削用アウターパイプ(20)の先端入口の内側に、土壌用ライシメータ(30)の先端入口の外側との間の隙間を埋める土壌侵入防止用の治具(80)を配するようにすれば、より確実に隙間に土壌が入り込むことを防止することができる。
【0025】
土壌採取分析装置(10)の具体的な全体構成としては、例えば、堀削用アウターパイプ(20)の基端側を、ベースフレーム(11)に対して軸心を中心に回転駆動可能に取り付け、土壌用ライシメータ(30)を、堀削用アウターパイプ(20)内に同心状に挿入した状態で、前記ベースフレーム(11)に対して固定ブラケット(40)を介して着脱自在に取り付けられるようにするとよい。
【0026】
ここでベースフレーム(11)を、油圧ショベル(100)のアーム(110)の先端に取り付けられるようにして、該油圧ショベル(100)の動力を利用して、前記堀削用アウターパイプ(20)および土壌用ライシメータ(30)を地中に圧入するようにすれば、容易に地中に埋め込むことができる。
【0027】
また、土壌用ライシメータ(30)内に土壌が入り込んだ段階で、その先端入口に仮底板(70)を取り付ける仮底板取付装置(60)を備える場合、粘着性に乏しい土壌であっても、引き揚げ前に土壌用ライシメータ(30)の先端入口に仮底板(70)を取り付けることにより、土壌用ライシメータ(30)の引き揚げ中に土壌が脱落することを未然に防ぐことができる。特に土壌用ライシメータ(30)の先端入口の口径が比較的大きい場合に有効となる。
【0028】
仮底板取付装置(60)としては、地中に前記土壌用ライシメータ(30)だけを残した状態で、その傍らに別途堀削した堀穴に配置して使用するものが考えられ、具体的には例えば、位置決め用保持部(61)により土壌用ライシメータ(30)の先端側外周に固定し、該土壌用ライシメータ(30)を位置ずれ不能に拘束した上で、仮底板押込用駆動部(64)により土壌用ライシメータ(30)の先端入口の側方より、仮底板(70)を動力により前記先端入口を塞ぐ位置まで移動させるように構成するとよい。
【0029】
さらにまた、土壌用ライシメータ(30)の先端入口に一時的に取り付けた仮底板(70)を外して、代わりに先端入口を塞ぐための下蓋(36)を備えるようにした場合、土壌用ライシメータ(30)中の土壌に対する各種実験中に、土壌用ライシメータ(30)から土壌が脱落することを防ぐことができる。下蓋(36)には、開閉可能な排水管部(39a)と、同じく開閉可能な浸透水調整用管部(39b)を設けるとよい。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明を代表する各種実施の形態を説明する。
図1〜図7は本発明の第1実施の形態を示している。
本実施の形態に係る土壌採取分析装置10は、土壌を自然の状態のまま層を乱すことなく採取することができ、かつ採取した土壌をそのままの状態で水分や温度など各種測定が可能な装置である。
【0031】
図1に示すように、土壌採取分析装置10は、動力により地中に圧入される堀削用アウターパイプ20と、該堀削用アウターパイプ20内に挿入され、該堀削用アウターパイプ20の地中への圧入に伴い地中に差し込まれて土壌を採取する土壌用ライシメータ30とを有して成る。
【0032】
堀削用アウターパイプ20は、その基端側がベースフレーム11に対して、軸心を中心に回転駆動可能に取り付けられている。また、土壌用ライシメータ30は、前記堀削用アウターパイプ20内に同心状に挿入された状態で、前記ベースフレーム11に対して、固定ブラケット40を介して着脱自在に取り付けられている。
【0033】
ベースフレーム11は、油圧ショベル100のアーム110の先端に取り付け可能であり(図6参照)、油圧ショベル100の動力を利用して、前記堀削用アウターパイプ20および土壌用ライシメータ30は地中に圧入されるようになっている。図1および図2に示すように、ベースフレーム11は略水平な状態に支持される板状部材から成り、その上面側には、前記アーム110の先端部を挟むよう取り付けるための一対の連結フレーム12,12が立設されている。
【0034】
ベースフレーム11の下面側には、その外周縁に沿って円周方向に延びる軸受け13が設けられており、軸受け13の外周側には、旋回ベアリングギヤ14が回転自在に嵌合されている。旋回ベアリングギヤ14の外周には、次述する出力ギヤ17が回転可能に噛合する多数の歯が連設されている。
【0035】
ベースフレーム11の円形外周より膨出した一端側には、旋回ベアリングギヤ14を回転駆動させるための油圧モータ15が固設されている。油圧モータ15には減速機16が一体に設けられており、減速機16から突出した出力ギヤ17が、前記旋回ベアリングギヤ14の外周にある歯に噛合するように配置されている。なお、油圧モータ15には、油圧ショベル100側より延びる油圧ホース120を接続して動力を得られるように設定されている。
【0036】
図1および図2に示すように、堀削用アウターパイプ20は、後述する土壌用ライシメータ30の全長に亘って、その外周側を地中に接しない状態に覆う形状であり、土壌用ライシメータ30に対して着脱自在に設けられている。かかる堀削用アウターパイプ20は、前記油圧モータ15により回転駆動される中空パイプ20aの外周に、堀削用のカッター刃21を螺旋状に周回させて成る。
【0037】
堀削用アウターパイプ20の基端開口部には、外向きに張り出したフランジ22が設けられている。このフランジ22を、前記ベースフレーム11側にある旋回ベアリングギヤ14にボルト止めすることにより、堀削用アウターパイプ20はベースフレーム11に対して軸心を中心に回転駆動可能に取り付けられる。
【0038】
堀削用アウターパイプ20の先端入口は、漸次先細となっており土壌用ライシメータ30の先端入口と略同一径まで絞った形状に設定されている。なお、堀削用アウターパイプ20の先端入口には、その円周方向に沿って等間隔に並ぶよう複数のエッジ刃23,23…が下向きに突設されている。
【0039】
また、ベースフレーム11の下面中心側には、土壌用ライシメータ30を、前記堀削用アウターパイプ20内に同心状に挿入された状態で支持するための固定ブラケット40がボルト止めされている。この固定ブラケット40を介して、土壌用ライシメータ30はベースフレーム11に着脱自在に取り付けられている。
【0040】
詳しくは、固定ブラケット40の上端側をベースフレーム11に止めるボルトを外すことで、ベースフレーム11(および堀削用アウターパイプ20)から固定ブラケット40(および土壌用ライシメータ30)を離脱させることができるようになっている。さらに固定ブラケット40の下端側のフランジ41に対して、土壌用ライシメータ30の上蓋31の外周フランジがボルトにより着脱自在に取り付けられる。
【0041】
図1〜図5に示すように、土壌用ライシメータ30は、前記堀削用アウターパイプ20より径の小さなパイプ状に形成されており、前記堀削用アウターパイプ20の地中への圧入に伴い地中に差し込まれて土壌を採取する容器である。土壌用ライシメータ30の上蓋31の内側下方には落し蓋32も設けられている。
【0042】
土壌用ライシメータ30の外周側には、長手方向に所定間隔おきに複数の測定部33,34…が縦2列に設けられている。各測定部33,34…は、土壌を分析する各種測定計器を取り付け自在な管状に突設されており、一方の列の測定部33は外周より直角に突設され、もう一方の測定部34は外周面よりやや上向きに突設されている。何れの各測定部33,34にも、それぞれの先端を覆う着脱自在なキャップ33a,34aが備えられている。
【0043】
また、土壌用ライシメータ30の先端入口には、下蓋36を取り付けることができるようになっている。下蓋36は、土壌用ライシメータ30の先端入口側を覆うよう外嵌するキャップ形状であり、そのフランジ37を、土壌用ライシメータ30の先端側途中に突設された取付フランジ35に合致させた状態でボルト止めできるように設定されている。
【0044】
下蓋36には、脚台50の脚部51を載せる脚座38の他、開閉可能な排水管部39aと、同じく開閉可能な浸透水調整用管部39bとが下向きに突設されている。なお、土壌採取時には下蓋36は当然外されており、採取された土壌の分析実験時に取り付けられて脚台50上に支持される。
【0045】
次に、第1実施の形態の作用を説明する。
本実施の形態による土壌の採取方法は、土壌が粘着性に富む場合に適用されるものであり、本装置10を土壌中に埋め込んだ後にそのまま引き揚げても、土壌用ライシメータ30の内部から土壌が脱落するおそれがない場合に実施するとよい。
【0046】
先ず最初に図1に示すように、土壌用ライシメータ30を、ベースフレーム11に固定ブラケット40を介して取り付け、さらに堀削用アウターパイプ20を、土壌用ライシメータ30に被せるようにしてベースフレーム11に取り付ける。
【0047】
図6に示すように、ベースフレーム11にある連結フレーム12には、油圧ショベル100のアーム110の先端を連結させる。このとき、油圧ショベル100の油圧ホース120を油圧モータ15に接続しておく。土壌を採取する目的地において、油圧ショベル100のエンジンを駆動させて油圧モータ15を回転させると、その回転力は減速機16により減速されて出力ギヤ17を回転させ、該出力ギヤ17に噛合している旋回ベアリングギヤ14が回転駆動される。
【0048】
それにより、土壌用ライシメータ30はその軸心を中心に回転し、かかる状態で図7(a)〜(b)に示すように、堀削用アウターパイプ20を地中に徐々に埋め込んでいく。このとき、堀削用アウターパイプ20内に挿入されている土壌用ライシメータ30も、一緒に地中に差し込まれていく。
【0049】
堀削用アウターパイプ20は、土壌用ライシメータ30の全長に亘って、その外周側を地中に接しない状態に覆うため、土壌用ライシメータ30が地中に差し込まれる過程で、その外周側にある各々の測定部33,34が土壌に押圧されて過大な荷重がかかることもなく、破損するようなおそれはない。
【0050】
堀削用アウターパイプ20は、その回転駆動に伴うカッター刃21での堀削作用により、確実かつ迅速に土中に埋め込むことができる。そのため、堀削用アウターパイプ20やその中の土壌用ライシメータ30の口径を、比較的大きく設定することができる。
【0051】
また、図1に示すように、堀削用アウターパイプ30の先端入口は漸次先細となっており、土壌用ライシメータ30の先端入口と略同一径まで絞った形状であるため、土壌用ライシメータ30の外周と堀削用アウターパイプ20の内周との隙間に土壌が入り込むことを極力防止することができる。
【0052】
図7(b)に示すように、堀削用アウターパイプ20の地中への圧入に伴い、土壌用ライシメータ30が所定の深さまで地中に差し込まれた段階で、土壌用ライシメータ30の内部には、土壌が自然の層構造を維持する状態で採取される。後は油圧ショベル100のエンジンを停止して、土壌用ライシメータ30の回転を止めた状態で、図7(c)に示すように、本装置10全体を油圧ショベル100により地中より引き揚げればよい。
【0053】
以上のような方法は、土壌が粘着性に富んでおり、引き揚げ時に土壌用ライシメータ30内に採取された土壌が脱落しないような場合に適用されるが、砂が多く粘着性に欠くような土壌の場合には、次述する仮底板取付装置60を用いて、土壌用ライシメータ30の先端入口に仮底板70を取り付けるとよい。
【0054】
採取された土壌の各種測定を行う場合、土壌用ライシメータ30から堀削用アウターパイプ20および固定ブラケット40を順次取り外して、土壌用ライシメータ30を外部に露出させる。このとき、土壌用ライシメータ30の先端入口には下蓋36を取り付けておく。図3に示すように土壌用ライシメータ30は、その下蓋36を脚台50上に載置することで自立させることができる。
【0055】
かかる土壌用ライシメータ30から土壌を外部に取り出す必要はなく、採取された土壌をそのままの自然な状態で、土壌用ライシメータ30に予め設けられている各々の測定部33,34により、水分や温度などの各種測定を行うことができる。
【0056】
各々の測定部33,34は、土壌用ライシメータ30の外周側の長手方向に所定間隔おきに複数連設されているので、任意の位置の測定部33,34に測定計器を取り付けることで、上下に分布した土壌層ごとに細かく分析を行うことができる。
【0057】
具体的には、任意の測定部33,34よりキャップ33a,34aを取り外して、当該測定部33,34を通じて土壌中に測定計器としての棒状センサなどを容易に差し込むことができる。各測定部33,34より、スポイト状の各種サンプラーを土壌中に挿入して、土壌空気を採気したり、土壌水を採水したり、測定計器としての棒状センサを挿入して、土壌温度や土壌水分を測定することができる。
【0058】
あるいは土壌用ライシメータ30から上蓋31を取り外した状態で、土壌用ライシメータ30内の土壌中に直接植物を植えて生育を観察するような場合、各測定部33,34に地下水位調節装置や地温調節装置を取り付けることで、環境要因を適宜変更できるようにしてもよい。
【0059】
ここで使用しない測定部33,34に関しては、キャップ33a,34aで閉じることで、各測定部33,34より不用意に土壌が外部に漏れたり、あるいは余分な空気などが土壌中に侵入するのを防ぐことができる。
【0060】
また、前述した堀削用アウターパイプ20自体の回転堀削動作により、確実かつ迅速に土中に埋め込むことができる関係上、堀削用アウターパイプ20やその中の土壌用ライシメータ30の口径を、比較的大きく設定することができる。そのため、一度に十分な量の土壌を採取することができ、土壌用ライシメータ30の内の土壌中に植物を直接植えるような実験も容易に実施することができる。
【0061】
以上のような本土壌採取分析装置10によれば、土壌を自然の状態のまま層構造を乱すことなく比較的多量に採取することができ、しかも、採取した土壌をそのままの状態で、水分分析や温度測定などの各種測定や実験を容易に行うことが可能となる。
【0062】
図8〜図13は本発明の第2実施の形態を示している。
本実施の形態は、土壌採取分析装置10を土中に埋め込んで土壌用ライシメータ30内に土壌が入り込んだ段階で、その先端入口に仮底板70を取り付ける仮底板取付装置60を備えたものである。
【0063】
本実施の形態による土壌の採取方法は、土壌が砂を多く含むなど粘着性に乏しく、本装置10を引き揚げる際に、土壌用ライシメータ30の内部から土壌が脱落するおそれがある場合に適用される。なお、本装置10は前述した第1実施の形態と同一装置であり、これの重複した説明を省略する。
【0064】
図8に示すように、仮底板取付装置60は、地中に土壌用ライシメータ30だけを残した状態で、その傍らに別途堀削した堀穴に配置され使用されるものである。かかる仮底板取付装置60は、位置決め用保持部61と、仮底板押込用駆動部64とを有して成る。
【0065】
図9〜図11に示すように、位置決め用保持部61は、土壌用ライシメータ30の先端側外周に固定され、該土壌用ライシメータ30を位置ずれ不能に拘束する部位であり、位置決め用の保持リング62を有して成る。
【0066】
保持リング62は2分割されており、互いに並行に延びる一対の仮底板ガイド63,63に固設された固定側分割リング62aと、土壌用ライシメータ30を周回させた状態で固定側分割リング62aに一時的に固定する着脱側分割リング62bとから成る。また、各仮底板ガイド63の先端側は、半円形円弧状に延びた着脱用先端部63aによって、着脱側分割リング62bと同様に土壌用ライシメータ30を周回させた状態で連結される。
【0067】
仮底板押込用駆動部64は、土壌用ライシメータ30の先端入口の側方より、仮底板70を動力により前記先端入口に合致する位置まで移動させる部位である。仮底板押込用駆動部64は、前記各仮底板ガイド63の基端間に架設した支持フレーム65と、この支持フレーム65に対して前方へ向かい互いに平行に延びるように固設された一対の駆動シリンダ66,66とから成る。
【0068】
各駆動シリンダ66の推進バー66aには、その突出動作に伴い土壌用ライシメータ30の先端入口の真下位置まで押し出される圧入フレーム67がそれぞれ固設されている。これらの各圧入フレーム67間に、仮底板70を仮止めするための案内プレート68が設けられている。
【0069】
次に、第2実施の形態の作用を説明する。
前述したが本実施の形態は、土壌が砂を多く含むなど粘着性に乏しく、土壌用ライシメータ30の内部から土壌が脱落するおそれがある場合に適用される。なお、図12(a)に示すように、堀削用アウターパイプ20の地中への圧入に伴い、土壌用ライシメータ30を所定の深さまで地中に差し込むまでの段階は、前記第1実施の形態と共通する。
【0070】
土壌用ライシメータ30内に土壌が入り込んだ段階で、ベースフレーム11から固定ブラケット40を取り外して、油圧ショベル100によりベースフレーム11と共に堀削用アウターパイプ20を引き揚げる。続いて土壌用ライシメータ30から固定ブラケット40も取り外す。図12(b)に示すように、土壌用ライシメータ30だけを地中に残した状態で、油圧ショベル100により土壌用ライシメータ30の周囲を堀削し、仮底板取付装置60を設置できるだけの堀穴を形成する。
【0071】
図12(c)に示すように、堀穴内において、土壌用ライシメータ30の傍らに仮底板取付装置60を設置する。このとき、各仮底板ガイド63の先端側に、土壌用ライシメータ30を周回させた状態で着脱用先端部63aを連結し、同様に固定側分割リング62aには、土壌用ライシメータ30を周回させた状態で着脱側分割リング62bを連結することで、土壌用ライシメータ30を位置がずれないように拘束する。
【0072】
次に、仮底板取付装置60の案内プレート68に仮底板70をセットし、油圧ショベル100の油圧ホース120を駆動シリンダ66に接続しておく。油圧ショベル100のエンジンを駆動させて駆動シリンダ66に油圧をかけると、一対の圧入フレーム67,67が徐々に前方へ移動し、これに伴い仮底板70が土壌用ライシメータ30の先端入口に合致する位置まで押し出される。そして、仮底板70が所定の位置まで押し込まれた時点で、油圧ショベル100のエンジンを停止させ、仮底板70を土壌用ライシメータ30の取付フランジ35に対してボルト止めする。
【0073】
図12(d)に示すように、土壌用ライシメータ30の天地を逆転させた状態で保持リング62と仮底板70を取り外し、図13(e)に示すように、土壌用ライシメータ30の先端入口に下蓋36をボルト止めする。このとき、下蓋36には脚台50を一緒に取り付けておくとよい。
【0074】
その後は、図13(f)〜(h)に示すように、土壌用ライシメータ30の天地逆転を元の正常な状態に戻してトラックなどに積み込み、実験室などの所定の場所に運び込めばよい。このとき、土壌用ライシメータ30の測定部33,34にはキャップ33a,34aが取り付けられているので、土壌用ライシメータ30中の土壌が測定部33,34からこぼれるようなことはない。
【0075】
以上のように、仮底板取付装置60を備える場合、粘着性に乏しい土壌であっても、引き揚げ前に土壌用ライシメータ30の先端入口に仮底板70を取り付けることにより、土壌用ライシメータ30の引き揚げ中に土壌が脱落することを未然に防ぐことができる。特に土壌用ライシメータ30の先端入口の口径が比較的大きい場合に有効となる。
【0076】
なお、図14に模式的に示すように、前記堀削用アウターパイプ20の先端入口の内側に、前記土壌用ライシメータ30の先端入口の外側との間の隙間を埋める土壌侵入防止用の治具80を配するように構成してもよい。
【0077】
治具80は、例えば環状で外周にテーパが設けられている。治具80の具体的な取り付けとしては、図3に示す土壌用ライシメータ30の取付フランジ35に治具80の上端面を合致させた状態でボルト止めするとよい。
【0078】
このような治具80を配するようにすれば、堀削用アウターパイプ20と土壌用ライシメータ30との隙間に土壌が入り込むことをより確実に防止することができ、土壌用ライシメータ30にある測定部33,34を保護することができる。
【0079】
【発明の効果】
本発明に係る土壌採取分析装置によれば、堀削用アウターパイプは、土壌用ライシメータの全長に亘って、その外周側を地中に接しない状態に覆う形状であり、土壌用ライシメータは、その内部に採取された土壌をそのままの状態で、各種測定が可能な測定部を外周側に設けて成るから、土壌を自然の状態のまま層構造を乱すことなく比較的多量に採取することができ、しかも採取した土壌をそのままの状態で、水分分析や温度測定などの各種測定や実験を容易に行うことができる。
【0080】
また、土壌用ライシメータ内に土壌が入り込んだ段階で、その先端入口に仮底板を取り付ける仮底板取付装置を備える場合には、粘着性に乏しい土壌であっても、土壌用ライシメータの引き揚げ中に土壌が脱落することを未然に防ぐことができる。特に土壌用ライシメータの先端入口の口径が比較的大きい場合に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る土壌採取分析装置を示す正面図である(右半分は断面を示す。)。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る土壌採取分析装置を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る土壌採取分析装置の土壌用ライシメータを示す正面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る土壌採取分析装置の土壌用ライシメータを示す底面図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る土壌採取分析装置を油圧ショベルに取り付けた状態を示す説明図である。
【図7】本発明の第1実施の形態に係る土壌採取分析装置により土壌を採取する状態を模式的に示す説明図である。
【図8】本発明の第2実施の形態に係る土壌採取分析装置の仮底板取付装置を土壌用ライシメータの傍らに設置した状態を示す説明図である。
【図9】本発明の第2実施の形態に係る土壌採取分析装置の仮底板取付装置を模式的に示す斜視図である。
【図10】本発明の第2実施の形態に係る土壌採取分析装置の仮底板取付装置を示す平面図である。
【図11】図10のXI−XI線断面図である。
【図12】本発明の第2実施の形態に係る土壌採取分析装置により土壌を採取する状態を模式的に示す説明図である。
【図13】本発明の第2実施の形態に係る土壌採取分析装置により土壌を採取する状態を模式的に示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る土壌採取分析装置の堀削用アウターパイプの先端入口の内側に配置する土壌侵入防止用の治具を模式的に示す断面図である。
【図15】従来の土壌採取分析に係る技術を示す模式図である。
【図16】従来の別の土壌採取分析に係る技術を示す模式図である。
【符号の説明】
10…土壌採取分析装置
11…ベースフレーム
13…軸受け
14…旋回ベアリングギヤ
15…油圧モータ
16…減速機
17…出力ギヤ
20…堀削用アウターパイプ
21…カッター刃
22…フランジ
30…土壌用ライシメータ
31…上蓋
33…測定部
36…下蓋
40…固定ブラケット
50…脚台
60…仮底板取付装置
61…位置決め用保持部
62…保持リング
63…仮底板ガイド
64…仮底板押込用駆動部
65…支持フレーム
66…駆動シリンダ
67…圧入フレーム
70…仮底板
80…治具
100…油圧ショベル
110…アーム
120…油圧ホース
Claims (7)
- 土壌を自然の状態のまま層を乱すことなく採取することができ、かつ採取した土壌をそのままの状態で水分や温度など各種測定が可能な土壌採取分析装置であって、
動力により地中に圧入される堀削用アウターパイプと、該堀削用アウターパイプ内に挿入され、堀削用アウターパイプの地中への圧入に伴い地中に差し込まれて土壌を採取するパイプ状の土壌用ライシメータとを有し、
前記堀削用アウターパイプは、前記土壌用ライシメータの全長に亘って、その外周側を地中に接しない状態に覆う形状であり、前記土壌用ライシメータに対して着脱自在に設けられ、
前記土壌用ライシメータは、その内部に採取された土壌をそのままの状態で、各種測定が可能な測定部を外周側に予め設けて成り、
前記測定部は、前記土壌用ライシメータの外周側より管状に突設されて成り、その先端を覆う着脱自在なキャップを備えることを特徴とする土壌採取分析装置。 - 前記堀削用アウターパイプの先端入口を、前記土壌用ライシメータの先端入口と略同一径まで絞った形状に設定したことを特徴とする請求項1記載の土壌採取分析装置。
- 前記堀削用アウターパイプの先端入口の内側に、前記土壌用ライシメータの先端入口の外側との間の隙間を埋める土壌侵入防止用の治具を配したことを特徴とする請求項1または2記載の土壌採取分析装置。
- 前記堀削用アウターパイプは、その基端側がベースフレームに対して、軸心を中心に回転駆動可能に取り付けられ、
前記土壌用ライシメータは、前記堀削用アウターパイプ内に同心状に挿入された状態で、前記ベースフレームに対して、固定ブラケットを介して着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1,2または3記載の土壌採取分析装置。 - 前記ベースフレームは、油圧ショベルのアームの先端に取り付け可能であり、該油圧ショベルの動力を利用して、前記堀削用アウターパイプおよび土壌用ライシメータは地中に圧入されることを特徴とする請求項4記載の土壌採取分析装置。
- 前記土壌用ライシメータ内に土壌が入り込んだ段階で、その先端入口に仮底板を取り付ける仮底板取付装置を備え、
前記仮底板取付装置は、地中に前記土壌用ライシメータだけを残した状態で、その傍らに別途堀削した堀穴に配置され使用されるものであり、
前記仮底板取付装置は、
前記土壌用ライシメータの先端側外周に固定され、該土壌用ライシメータを位置ずれ不能に拘束する位置決め用保持部と、
前記土壌用ライシメータの先端入口の側方より、仮底板を動力により前記先端入口を塞ぐ位置まで移動させる仮底板押込用駆動部とを有することを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の土壌採取分析装置。 - 前記土壌用ライシメータの先端入口を塞ぐための下蓋を備え、
前記下蓋は、開閉可能な排水管部と、同じく開閉可能な浸透水調整用管部とを有することを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の土壌採取分析装置。
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