JP3813243B2 - トルクコンバータ用シフト切換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、産業車両等におけるトルクコンバータ用シフト切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業車両におけるトルクコンバータはフロアシフト式が一般的であり、シフトレバーの切換操作により、各シフト位置毎に独立してレバーの回動軌跡に沿って並べて配設されている油圧制御バルブ等の切換スイッチをオン・オフするようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シフト形式をコラムシフト式にすると、レバーの回動範囲が極めて狭い範囲に限定されるため、一つのシフトスイッチ内に少なくとも中立、前進又は後退の3回路を平行に設け、これをレバーの回動で同時に切り換えなければならない。
【0004】
しかし、各回路には比較的大きな電流が流れることにより、接点が焼き付くおそれがあるため、接点の焼き付きを防止して信頼性と耐久性を共に向上させなければ実用になり得ない。さらに、前進や後退ではトルクに応じて複数のポジションを必要とする場合もあり、シフトスイッチのコンパクト化を図る必要もある。。そこで、本発明は係る要請を実現するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、車両へ取付けられるトルクコンバータ用シフト切換装置であって、トルクコンバータの出力を少なくとも中立、前進又は後退に切り換えるためのレバーと、このレバーで操作されるシフトスイッチとを備えたものにおいて、
前記シフトスイッチは、前記レバーの支持部材へ着脱自在に取付けられ、
ふた、スイッチボデイ及びこれらのふたとスイッチボデイ間の密閉空間内へ配置されて前記レバーと連動する一つのスライダとを備えたユニット化されたものであり、
前記スイッチボデイ内に設けられた密閉空間内には、前記スライダの移動によってオンオフする少なくとも3つのポジション回路を備え、各ポジション回路は中立、前進又は後退用として互いに独立したものであって、それぞれが、スライダに連動して上下方向へ直線状に移動して前記スイッチボデイの上部から出入するピン状の作動部材と、この作動部材の周囲に巻回されて作動部材を突出方向へ付勢するコイルバネと、作動部材と一体に移動するよう一体化された可動接点と、この可動接点が押し当てられて導通接続する固定接点とを備え、スライダによりその中立位置、前進位置又は後退位置に応じて、各ポジション回路のうちいずれか一つのみを選択的にオンさせると同時に、他のポジション回路の作動部材を前記コイルバネに抗して移動させることにより可動接点が固定接点から強制的に剥離する強制剥離手段を有するとともに、
前記スイッチボデイの上部下面に前記固定接点を設け、前記可動接点が下方から接離するようにしたことを特徴とする。
【0006】
このような強制剥離手段の例として、各ポジション回路の作動部材先端が接触するスライダの摺動面に、各ポジション回路毎にオンするときのみその作動部材を可動接点の接合方向への移動を許容する中立凹部、前進凹部及び後退凹部と、その他の場合に可動部材を可動接点の剥離方向へ強制的に移動させるための前記各凹部以外の部分とを設けたものがある。
【0008】
さらに、レバー及びシフトスイッチを、ハンドルのステアリングシャフトに設ければコラムシフト式になる。
【0009】
また、前記の各ポジション回路をスライダの移動方向と略直交する方向に並べることもできる。
【0010】
そのうえ、中立が1ポジション、前進が2ポジション、後退が2ポジションの合計5つのポジション回路を備えることもできる。
【0011】
【発明の効果】
レバー操作に連動してスライダが、中立位置、前進位置又は後退位置のいずれかのシフト位置へ移動するとき、それぞれの作動部材もスライダと一体に移動する。そして、シフト位置に対応するポジション回路の作動部材が移動することによって、対応する可動接点のみが固定接点へ導通接触するとともに、他のポジション回路の作動部材は、スライダの強制剥離手段によってそれぞれの可動接点が固定接点から離れる方向へ移動するため、これらのポジション回路の可動接点が強制的に剥離される。
【0012】
したがって、可動接点が固定接点へ焼き付くことを防止でき、スイッチの耐久性を向上させ、かつ信頼性を高めて確実なシフト切り換えを確保できる。
【0013】
また、シフトスイッチをユニット化し、レバーの支持部材に対して着脱自在に取付けることによりレバーとシフトスイッチを連動可能に連結すれば、組立が容易になるとともに、レバー側の機械的部分と、シフトスイッチからなる電気的部分とを分離でき、レバー側からの衝撃がシフトスイッチへ伝わりにくくするとともに、シフトスイッチが故障したときは、シフトスイッチのみを交換できるので、交換部分が最小となり、経済的である。
【0014】
しかも、ハンドルのステアリングシャフトに取付けてコラムシフト式にした場合でも、シフトスイッチがコンパクトでかつ耐久性並びに信頼性が高まっているから十分に実用性がある。
【0015】
また、各ポジション回路をスライダの移動方向と略直交する方向に並べれば、スライダの移動誤差を考慮する必要がなくなり、シフトスイッチをよりコンパクトにすることができる。
【0016】
そのうえ、シフトスイッチのコンパクト化が図られていることから、中立が1ポジション、前進が2ポジション、後退が2ポジションの合計5つのポジション回路を備えることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図面に基づいて第1の実施形態を説明する。図1はスライダのシフト位置に対応する各接点の動作を説明する図、図2は本実施形態のスイッチが適用された産業車両におけるハンドル用コンビネーションスイッチの左半分を示す図、図3は図2の3−3線に沿うシフトスイッチの全断面図、図4は図3の上方から示したシフトスイッチの平面図、図5はシフトスイッチとハンドル側との接続部を示す拡大断面図である。
【0018】
ここで、産業車両とは居住空間を非密閉式にした車両であり、フォークリフトや各種の建設土木用車両がある。ここで非密閉空間とは、少なくともハンドルに対して雨水が降りかかる程度に開放されている状態をいう。
【0019】
まず、図2において、産業車両のステアリングシャフト1に設けられているコンビネーションスイッチ2には、シフト切換装置3が設けられている。なお、図の右半分は省略してあるが、この部分には一般の自動車と同様に灯火器具用のレバースイッチが設けられている。
【0020】
シフト切換装置3を構成するシフトレバー4の一端はステアリングシャフト1と一体のブラケット5に対してスライド自在に支持されているホルダ6へ連結されている。
【0021】
シフトレバー4はステアリングシャフト1と直交する平面内を中立位置、前進位置及び後退位置のいずれかへ回動でき、この回動に応じてホルダ6が移動し、ホルダ6の移動はクリックピン7によって節度づけられている。
【0022】
シフトレバー4とコンビネーションスイッチ2のカバーとの間はゴムブーツ8により防水され、かつホルダ6近傍のシフトレバー4には防水用のつば9が取付けられている。
【0023】
ホルダ6の下方には、ユニット化されたシフトスイッチ10が、図では明らかでないがブラケット5に対して4隅で図の下方からネジ10aにより着脱自在に取付けられ、着脱作業が容易かつ迅速になっている。
【0024】
シフトスイッチ10は、図3及び図4にも示すように、ふた11とスイッチボディ12とで密閉され、その中に収容されたスライダ13の中央部にスライダノブ14が設けられている。
【0025】
スライダ13は、ふた11から突出するスライダノブ14がホルダ6の一部に形成された連動凹部15へ遊嵌することにより、ホルダ6の移動と連動してふた11とスイッチボディ12の間を移動可能になっている。
【0026】
図5に明らかなように、連動凹部15の下端部15aは、スライダノブ14の移動を許容するために形成されたふた11の長穴26aを囲む環状リブ26及び環状リブ26の間から上方へ突出するスライダノブ14の各周囲に重なり、シフトレバー4から伝わって来る水に対してラビリンス構造をなしている。
【0027】
スイッチボディ12側には、3本の作動部材16、17、18がスライダ13の移動方向と略直交する方向へ横並びで一直線上に配設され、スライダ13へ向かって出入自在に突出している。
【0028】
これらの作動部材はスイッチボディ12に対して出入するピン状をなし、それぞれはポジション回路である、中立回路20、前進回路21、後退回路22における各開閉部材になっている。
【0029】
図4に示すように、各作動部材16、17、18の頂部はスライダ13に形成された中立凹部23、前進凹部24、後退凹部25を摺動するようになっており、スライダ13の摺動面は強制剥離手段になっている。
【0030】
なお、図中の符号27はふた11のスイッチボディ12に対する係合部、28はネジ止め用のネジ通し穴、29はコンビネーションスイッチ2への取付時に下方を向くようにされたカップラーである。
【0031】
図3はシフトレバー4が中立位置にあるときの中立回路20部分の断面を示し、中立凹部23は中立位置でのみ作動部材16を入り込ませる凹部で形成されている。
【0032】
作動部材16はスイッチボディ12に設けられた出入穴30に対して出入自在であり、細径の脚部31の一端が板状の導板32の中央部を貫き、密閉部材34に形成された支持穴34a内へ出入自在に挿入されている。
【0033】
脚部31の周囲には、導板32と密閉部材34の間に圧縮コイルバネ33が取付けられ、作動部材16をスライダ13方向へ突出付勢している。
【0034】
導板32には可動接点35が設けられ、作動部材16が中立凹部23内へ入るときのみ、スイッチボディ12側に設けられている固定接点36、37へ接触するようになっている。
【0035】
固定接点36は、バスバー端子38を介して、図示しない電源側へ接続され、固定接点37はバスバー端子39を介して図示しないエンジンのスタータモータ用の回路へ接続され、トルクコンバータの変速機が中立位置になければ、スタータモータが始動できないようになっている。
【0036】
なお、前進回路21及び後退回路22もほぼ同様な構造であり、図1に示すように、前進回路21は、スライダ13の略中央部から一端まで達する段状の前進凹部24に作動部材17が落ち込むとき、導板40に設けられた可動接点41が固定接点42、43へ接触するようになっている。
【0037】
固定接点42は電源側のバスバー端子44に設けられ、固定接点43は前進側の油圧制御バルブ(図示省略)に接続するバスバー端子45に設けられ、前進回路21が閉じると前進側の油圧制御バルブが動作してトルクコンバータの変速機を前進側に切り換えるようになっている。このとき本実施形態では各接点間に約5Aの電流が流れる。
【0038】
一方、後退回路22は、スライダ13の略中央部から他端側に達する階段状の後退凹部25に作動部材18が落ち込むとき、導板46に設けた可動接点47が固定接点48、49へ接触するようになっている。
【0039】
固定接点48は電源側へ接続するバスバー端子50に設けられ、固定接点49は後退側の油圧制御バルブ(図示省略)に接続するバスバー端子51に設けられている。
【0040】
後退回路22が閉じると、後退側油圧制御バルブが動作してトルクコンバータの変速機を後退側に切り換えるようになっている。このとき本実施形態では各接点間に約5Aの電流が流れる。
【0041】
なお、前進凹部24及び後退凹部25の各中央側位置は、スライダ13が中立位置又はそれぞれにとって逆側のシフト位置のあるとき、対応する作動部材17又は18が落ち込まないような位置に設けられている。
【0042】
したがって、各作動部材16乃至18は、それぞれのシフト位置になったときのみ、可動接点を接触させ、他の場合は必ず可動接点を固定接点から強制的に剥離させるようになる。
【0043】
次に本実施形態の作用を説明する。図1において(A)で示す中立位置のとき、スライダ13が中立位置Nにあり、中立回路20では作動部材16が中立凹部22へ落ち込んでオンとなり、スタータモータの始動が可能な状態になっている。他の前進回路21及び後退回路22はいずれも作動部材17、18がそれぞれ前進凹部24、後退凹部25から外れているため強制的に開いている。
【0044】
(B)で示す前進位置になると、スライダ13が前進位置Fにあり、前進回路21のみ作動部材17が前進凹部24へ落ち込んでオンとなり、他の中立回路20及び後退回路22は各作動部材16、18がそれぞれ中立凹部23、後退凹部25からはずれて強制的に開かれる。
【0045】
(C)で示す後退位置になると、スライダ13が後退位置Rにあり、後退回路22のみ作動部材18が後退凹部25へ落ち込むことによりオンとなり、他の中立回路20及び前進回路21では、各作動部材16、17がそれぞれ中立凹部23、前進凹部24から外れて強制的に開かれる。
【0046】
ゆえに、中立回路20、前進回路21及び後退回路22においてそのオフ時には各接点をシフト操作毎に強制剥離できるので、比較的大電流が流れる可動接点と固定接点間であっても焼き付きを防止でき、シフトスイッチ10の耐久性を高め、かつ信頼性を高める。
【0047】
また、各ポジション回路がスライダ13の移動方向に対して略直交する方向へ一列に配設されるためコンパクトになり、比較的狭い回動範囲のシフトレバー4によるシフト切換操作を可能にする。このため、シフトスイッチ10をステアリングシャフト1へ取付け、コラムシャフト式に構成できる。
【0048】
また、シフトスイッチ10をユニット化し、4隅をネジ止めするだけでステアリングシャフト側へ着脱自在に取付けでき、シフトスイッチ10が故障したときは、シフトスイッチ10のみを交換すれば足り、最小限度の部品交換で済むので経済的である。
【0049】
さらに、電気的構成部分をシフトスイッチ10にまとめ、かつ機械的操作部分であるシフトレバー4側とをスライダノブ14と連動凹部15のみで連結するようにしたので、機械的部分と電気的部分を明確に分離でき、シフトレバー4側の振動をシフトスイッチ10側へ伝わりにくくして故障を防止できる。
【0050】
しかも、シフトスイッチ10はふた11とスイッチボディ12で密閉構造にし、かつ、シフトレバー4とコンビネーションスイッチ2の間をゴムブーツ8により防水し、かつ、シフトレバー4とシフトスイッチ10の間をつば9により防水し、そのうえ、連動凹部15とスライダノブ14及び環状リブ26の間をラビリンス構造とし、かつカップラー29を下向きに設けたので、雨水がかかり易い産業車両のハンドル部分へ設けても確実に防水できる。
【0051】
図6乃至図8に基づいて、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は中立が1ポジション、前進が2ポジション、後退が2ポジションの合計5ポジションからなるトルクコンバータ用シフト切換装置であり、それ以外の点については第1の実施形態と同一であるため、同一部分には同一符号を用いる。
【0052】
図6乃至図8は第2の実施形態の図1に相当する図であり、図6に明らかなように、前進には前進第1回路121と前進第2回路120が設けられ、前進第1回路121が閉じると前進第1用の油圧制御バルブ(図示省略)が作動してトルクコンバータの変速機を比較的太いトルクの前進に切り換えるようになっている。
【0053】
また、前進第2回路120が閉じると前進第2用の油圧制御バルブ(図示省略)が作動してトルクコンバータの変速機を比較的トルクの細い前進に切り換えるようになっている。図7に示す中立回路122は、第1実施形態と同様に、図示しないエンジンのスタータモータ用の回路に接続され、変速機が中立位置になければスタータモータが始動できないようになっている。
【0054】
図7及び図8に明らかなように、後退も前進と同様に、比較的トルクの太い後退第1回路123と比較的トルクの細い後退第2回路124が設けられ、また、前進と後退の間には中立回路122が設けられている。これらの回路には作動部材100乃至104がそれぞれ設けられている。
【0055】
スライダ113には前進第2凹部140、前進第1凹部141、中立凹部142、後退第1凹部143、後退第2凹部144が設けられている。図6乃至図8の(A)乃至(E)はシフトレバー4の位置、すなわち、スライダ113の位置を示している。
【0056】
これらの図に明らかなように、第2の実施形態においてはシフト位置が5ポジションあるため、各作動部材100乃至104が動作し、それぞれのシフト位置になったときのみ回路が閉じ、他の4つのポジションにおいては回路は強制的に開くようになっている。例えば、シフトレバー4が前進第1の位置にあるときは、図6乃至図8の(B)に示すように、前進第1回路のみが閉じ、他の回路は強制的に開くようになっている。
【0057】
なお、本願発明は上記実施形態に限定されず種々の変形が可能であり、例えば、前進2ポジション、中立1ポジション、後退1ポジションの合計4ポジションのシフト切換スイッチに用いる等、2以上のポジションを備えたシフト切換スイッチに用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 各スイッチの動作を並列して示す図
【図2】 本実施形態の適用されたコンビネーションスイッチの部分断面図
【図3】 図2の3−3線に沿うシフトスイッチの拡大断面図
【図4】 シフトスイッチの平面図
【図5】 要部の拡大断面図
【図6】 第2の実施形態の図1相当図(前進第1回路、前進第2回路)
【図7】 第2の実施形態の図1相当図(中立回路、後退第1回路)
【図8】 第2の実施形態の図1相当図(後退第2回路)
【符号の説明】
3:シフト切換装置、4:シフトレバー、6:ホルダ、10:シフトスイッチ、11:ふた、12:スイッチボディ、13:スライダ、16:作動部材、17:作動部材、18:作動部材、20:中立回路、21:前進回路、22:後退回路、23:中立凹部、24:前進凹部、25:後退凹部
Claims (5)
- 車両へ取付けられるトルクコンバータ用シフト切換装置であって、トルクコンバータの出力を少なくとも中立、前進又は後退に切り換えるためのレバーと、このレバーで操作されるシフトスイッチとを備えたものにおいて、
前記シフトスイッチは、前記レバーの支持部材へ着脱自在に取付けられ、
ふた、スイッチボデイ及びこれらのふたとスイッチボデイ間の密閉空間内へ配置されて前記レバーと連動する一つのスライダとを備えたユニット化されたものであり、
前記スイッチボデイ内に設けられた密閉空間内には、前記スライダの移動によってオンオフする少なくとも3つのポジション回路を備え、各ポジション回路は中立、前進又は後退用として互いに独立したものであって、それぞれが、スライダに連動して上下方向へ直線状に移動して前記スイッチボデイの上部から出入するピン状の作動部材と、この作動部材の周囲に巻回されて作動部材を突出方向へ付勢するコイルバネと、作動部材と一体に移動するよう一体化された可動接点と、この可動接点が押し当てられて導通接続する固定接点とを備え、スライダによりその中立位置、前進位置又は後退位置に応じて、各ポジション回路のうちいずれか一つのみを選択的にオンさせると同時に、他のポジション回路の作動部材を前記コイルバネに抗して移動させることにより可動接点が固定接点から強制的に剥離する強制剥離手段を有するとともに、
前記スイッチボデイの上部下面に前記固定接点を配置し、前記可動接点が下方から接離するようにしたことを特徴とするトルクコンバータ用シフト切換装置。 - 上記強制剥離手段は、各ポジション回路の作動部材先端が接触するスライダの摺動面に、各ポジション回路毎にオンするときのみその作動部材を可動接点の接合方向への移動を許容する中立凹部、前進凹部及び後退凹部と、その他の場合に作動部材を可動接点の剥離方向へ強制的に移動させるための前記各凹部以外の部分とを設けたものであることを特徴とする請求項1記載のトルクコンバータ用シフト切換装置。
- ハンドルのステアリングシャフトに取付けられてコラムシフト式になっていること特徴とする請求項1記載のトルクコンバータ用シフト切換装置。
- 前記の各ポジション回路をスライダの移動方向と略直交する方向に並べたことを特徴とする請求項1記載のトルクコンバータ用シフト切換装置。
- 中立が1ポジション、前進が2ポジション、後退が2ポジションの合計5つのポジション回路を備えることを特徴とする請求項1記載のトルクコンバータ用シフト切換装置。
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- 1996-06-07 JP JP14599296A patent/JP3813243B2/ja not_active Expired - Lifetime
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