JP3812230B2 - 着荷表示ユニットおよびメール・宅配ボックスシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、着荷表示ユニットおよびメール・宅配ボックスシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、マンション等の集合住宅においては、メールや宅配便の配達の利便性、そして住居域への不審者の侵入の排除等の安全性の観点から、電気的な施錠と解錠の手段を組込んだメールボックスと宅配ボックスとの複合化システム(メール・宅配ボックスシステムと呼ぶこととする)の採用が検討されてきている。特にこのシステムでは、居住者が不在な場合でも、メールボックスや宅配ボックスにメールや荷物を保管し、配達先の居住者のみがそれを取り出すことのできる点が注目されており、これまでにも操作性や施工性などを向上すべく様々なシステムが開発されてきている。
【0003】
たとえば、宅配ボックスに荷物が配達されたことをその受取人に自動的に知らせることができれば、受取人にとって非常に便利であり、利便性の向上につながる。そこで、従来のメール・宅配ボックスシステムでは、一般に、宅配ボックスへの着荷を受取人に知らせるための着荷表示手段が各メールボックスに備えられており、宅配ボックスに荷物が納められた場合に、その受取人は、自分専用のメールボックスに備えられた着荷表示手段による表示で、荷物が届いていることを知ることができるようになっている。この着荷表示手段としては、着荷時に点灯するLED等の照明具や、荷物が納められた宅配ボックスのボックス番号をも表示できるものなどが用いられており、宅配ボックスへの着荷をその受取人のメールボックスに送信する制御回路部からの信号にしたがって、メールボックスの着荷表示手段が着荷表示状態となる。制御回路部は、通常、システムに一体化されたツールボックスと呼ばれるボックス内に備えられている。このツールボックスは、メールボックスおよび宅配ボックスの接続および動作並びに住居番号設定の各々、または全てを確認するための回路部およびその操作部をも有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような着荷表示手段をメールボックスに備えた従来のメール・宅配ボックスシステムには、購入者、使用者側からみて以下のような改良すべき点が存在している。
すなわち、上記の着荷表示手段は、荷物の受取人にとっては便利であるものの、必然的にシステム全体の価格を高くしており、また、多彩な機能を満載したシステムを提供するとして、着荷表示手段と各メールボックスが一体となった商品しかなく、着荷表示手段なしの商品がないのが現状である。このため、たとえば着荷表示手段は不要で出来るだけ安価なシステムが欲しい人でも、選択の余地無く、着荷表示手段を備えたシステムを購入するしかなかった。
【0005】
このような現状において、着荷表示手段なしのメール・宅配ボックスシステムを製造することは可能ではあるが、単純に着荷表示手段を取り外したものとするだけでは、あらゆるニーズに対応することはできない。たとえば、最初は着荷表示手段は不要であるとしてそれを備えていないシステムを購入した場合、後に居住者の要望などによって着荷表示手段が欲しくなったとしても、従来の着荷表示手段はシステムと一体となっているものなのでそれだけを購入することは不可能であり、着荷表示手段を備えたメール・宅配ボックスシステムを新たに購入するようになる。当然、これは購入者、使用者にとって好ましいことではない。このため、着荷表示手段に対する様々なニーズに対応できるメール・宅配ボックスシステムの実現が望まれる。
【0006】
この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点を解消し、着荷表示手段の後付けが自在とされた新しい着荷表示ユニットおよびメール・宅配ボックスシステムを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、メールボックスおよび宅配ボックスを備えたメール・宅配ボックスシステムにおける宅配ボックスへの着荷をその受取人専用のメールボックスにて表示することのできる着荷表示手段が、メールボックスに着脱自在に取り付けできるようにブロック化されてなる着荷表示ユニットであって、着荷表示手段としてのLEDと、当該LEDがその着荷表示が外から見えるように前面部に備えられた筐体と、筐体の下面部に設けられた取付用ガイド部とを有しており、メール・宅配ボックスシステムのメールボックスに設けられたガイド挿入部に取付用ガイド部が挿入されながら、筐体ごとメールボックス内における取出用扉の枢軸側に納められて着脱自在に取り付けられるとともに、LEDがメールボックスの取出用扉に設けられたLED用窓部から視認可能となり、且つ、この取付時に、宅配ボックスへの着荷をメールボックスに送信することのできる制御回路部からの着荷信号の送受信のためのコネクタ付配線が、筐体の背面部に接続されることを特徴とする着荷表示ユニットを提供する。
【0008】
また、この出願の発明は、上記の着荷表示ユニットが着脱自在に取付けできるようになっていることを特徴とするメール・宅配ボックスシステムをも提供し、このシステムにおいて、着荷表示ユニットからの配線用の開口部がメールボックスに設けられていることや、着荷表示ユニットによる着荷表示用の窓部がメールボックスに設けられていることをその態様として提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の着荷表示ユニットは、上記の通り、着荷表示手段がメールボックスに着脱自在に取付できるようにブロック化されたものである。より具体的には、たとえば、着脱自在取付を可能ならしめる形状寸法や構造を有する筐体に、着荷表示手段をその着荷表示が外から見えるように内蔵させておく。これにより、着荷表示機能のないメール・宅配ボックスシステムに対しても、筐体ごとメールボックスに取り付けることで着荷表示手段を容易に後付けすることが可能となる。
【0010】
また、この着荷表示ユニットは、メール・宅配ボックスシステムにおける各メールボックスへ、筐体が露出した状態で外付けされるようになっていてもよいが、メール・宅配ボックスシステム全体の意匠性、外観性などを考慮すると、筐体が外から見えないように各メールボックス内に取り付けられるようになっていることが好ましい。この場合においては、たとえば、着荷表示手段による着荷表示を視認可能とすべく、着荷表示手段を筐体の前面部に配置し、この筐体前面部あるいは着荷表示手段のみが外から見えるようにする。
【0011】
他方、メール・宅配ボックスシステムも、このような着荷表示ユニットが着脱自在に取付可能となっていることが望ましく、たとえば、着荷表示ユニットがメールボックス内に取付けられる場合では、着荷表示ユニット取付用のスペースや構造が予め考慮された形状寸法のメールボックスとなっていたり、また着荷表示手段による着荷表示用の窓部がメールボックスに予め設けられているなどの態様とすることができる。
【0012】
ところで、着荷表示ユニットは、単に着脱自在に取付けられるだけではなく、取付け後は宅配ボックスへの着荷をその受取人専用のメールボックスにて表示できる必要がある。すなわち、この発明の着荷表示ユニットおよびメール・宅配ボックスシステムは、着荷表示手段が宅配ボックスへの着荷をその受取人専用のメールボックスにて表示できるように着脱自在となっていなければならない。
【0013】
より具体的には、まず、着荷表示ユニットの着荷表示手段としては、たとえば、着荷の有無を知らせるものや、荷物が入れられている宅配ボックスの番号をも知らせることができるものなどを用いることができる。着荷の有無を知らせる着荷表示手段の場合には、宅配ボックスに着荷したことをその受取人専用のメールボックスへ送信し、この着荷信号に従って着荷表示を行わせる必要があり、たとえば、メール・宅配ボックスシステムには、そのような着荷信号を送信することのできる着荷送信機能を予め有する制御回路部、または着荷表示ユニットを取り付ける際に着荷送信機能をソフト的或いはハード的に後付けできる制御回路部を備えておき、一方で着荷表示ユニットには、着荷信号を受信して着荷表示手段による着荷表示を行う機能を与えておく。また、宅配ボックスの番号をも表示できる着荷表示手段がブロック化された着荷表示ユニットの場合には、たとえば、メール・宅配ボックスシステムに、番号信号を送信する番号送信機能を予め有する制御回路部、または番号送信機能をソフト的或いはハード的に後付けできる制御回路部を備えておき、着荷表示ユニットには、番号信号を受信して着荷表示手段による番号表示を行う機能を与えておく。そして、取付時に、着荷表示ユニットと、上述のような機能を与えられて宅配ボックスへの着荷をその受取人専用のメールボックスに送信できる制御回路部とが配線接続され、制御回路部からの着荷信号や番号信号に従った着荷・番号表示を行うようになる。
【0014】
この取付時の配線接続も容易、且つ自在としておくことが好ましい。たとえば、コネクタ付配線を用い、メール・宅配ボックスシステムにはコネクタ付配線が通る開口部を必要箇所に配設し、さらに制御回路部および着荷表示ユニットにはコネクタ付配線の接続・取外しが自在となる接続部を設けておくことで、容易、且つ自在な配線接続が可能となる。もちろん、コネクタ付きでない配線を用いても良いことは言うまでもない。
【0015】
このように、この発明の着荷表示ユニットおよびメール・宅配ボックスシステムでは、着荷表示機能のないメール・宅配ボックスシステムに対する着荷表示手段の容易、且つ自在な後付けが実現でき、またメンテナンス等も着荷表示ユニットを取り外して容易に行うことができ、購入者や使用者等の様々なニーズへの対応が可能となる。
【0016】
この出願の発明は、以上のとおりの特徴を持つものであるが、以下に添付した図面に沿って実施例を示し、さらに詳しくこの出願の発明の実施の形態について説明する。
【0017】
【実施例】
図1(a)(b)は、各々、この発明の一実施例である着荷表示ユニットおよびメール・宅配ボックスシステムのメールボックスを例示したものである。
たとえばこの図1(a)(b)に例示した着荷表示ユニット(1)は、着荷表示手段としてのLED(12)が、その着荷表示が外から見えるように筐体(11)に内蔵され、筐体(11)ごとメールボックス(2)内に着脱自在に取り付けられるようにブロック化されたものとなっている。また、メールボックス(2)は、投函スペースを十分に確保して邪魔とならないような位置(本実施例では右端部分)に着荷表示ユニット(1)が着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0018】
この場合さらに説明すると、本実施例における着荷表示ユニット(1)の着脱自在な取付けは以下のように実現されている。
まず、着荷表示ユニット(1)では、筐体(11)がメールボックス(2)内に納まるような形状寸法となっており、この筐体(11)の下面部には取付用ガイド部(図示していない)が設けられているとともに、筐体(11)の上面部および下面部における前方位置には固定ネジ(3)がねじ込まれるネジ穴(13)が設けられている。LED(12)は、筐体(11)の前面部に備えられている。
【0019】
一方、メール・宅配ボックスシステムのメールボックス(2)には、着荷表示ユニット(1)の取付時に取付用ガイド部が挿入されるガイド挿入部(21)が設けられ、且つ、ネジ用穴(13)にねじ込まれる固定ネジ(3)が挿通するネジ用開口部(22)が設けられている。ガイド挿入部(21)は、着荷表示ユニット(1)の取付用ガイド部の位置および形状に対応させて、メールボックス(2)の下方端縁部に、その端縁部の長手方向に沿って延びた長穴形状として設けられている。もちろん、このガイド挿入部(21)は、着荷表示ユニット(1)の取付用ガイド部に対するガイド挿入機能が最低限確保できる程度で、メールボックス(2)の取出用扉(23)を開けた時に外からあまり目立たないような位置および形状となっていることが好ましく、これによって、着荷表示ユニット(1)が取り付けられていない場合においてもメールボックス(2)の意匠性を維持することができる。固定ネジ(3)用のネジ用開口部(22)も、同様に、メールボックス(2)の外観性、意匠性を損わないような位置や形状となっていることが好ましい。
【0020】
そして、着荷表示ユニット(1)は、その取付用ガイド部がメールボックス(2)のガイド挿入部(21)に挿入されながらメールボックス(2)内に納められ、固定ネジ(3)がネジ用開口部(22)を通りネジ用穴(13)にねじ込まれて、メールボックス(2)に固定される。このようにしてメールボックス(2)に対して着脱自在に取付けられる。
【0021】
本実施例は前入れ後出しタイプのメール・宅配ボックスシステムの場合のものであり、メールボックス(2)は、図2(a)(b)(c)に例示したように、その投函側に投函口(24)を備え、取出側にネームプレート(231)やダイヤル錠(232)(図2(c)および図1(a)(b)には簡略化のため示していない)などが設けられた取出用扉(23)を備えており、着荷表示ユニット(1)は、取出用扉(23)を開けた取出側からメールボックス(2)内に納められ、上述したように着脱自在に取付けられた後、取出用扉(23)が閉められて外から筐体(11)が見えないようになる。この場合、メールボックス(2)の取出用扉(23)には、着荷表示ユニット(1)のLED(12)による着荷表示を取出側から視認可能とすべく、LED(12)用の窓部(233)が設けられている。
【0022】
さらにまた、着荷表示ユニット(1)は、着荷信号の送受信のためのコネクタ付配線(4)を接続できるようになっている。図1の例では、コネクタ付配線(4)が筐体(11)の背面部に接続されるようになっており、コネクタ付配線(4)用のスペースを確保して筐体(11)がメールボックス(2)に納まるように、筐体(11)の奥行き寸法はメールボックス(2)の内部奥行き寸法よりも短くなっている。一方、メールボックス(2)には、その上板部および下板部における取出用扉(23)のヒンジ側に、コネクタ付配線(4)を通す配線用開口部(25)が設けられている。これにより、コネクタ付配線(4)を配線用開口部(25)を通して着荷表示ユニット(1)に接続すればよいので、既設のメール・ボックスシステムを分解などすることなく、着荷表示ユニット(1)の後付けや取外しを容易に行うことができる。もちろん、着荷表示機能のあるメール・宅配ボックスシステムを施工する際に、初めから着荷表示ユニット(1)を組込むようにしてもよく、この場合、着荷表示ユニット(1)の配線を行いながら各メールボックス(2)やツールボックス(6)(後述の図3参照)などを組み立てていくこともできるが、施工性を考慮すると、各ボックスを全て組み立てた後に上述のようにコネクタ付配線(4)による配線接続をして着荷表示ユニット(1)を取付ける方が好ましく、組立工程と配線工程とを分離することができ、現場での施工をより簡単に行うことが可能となる。なお、配線用開口部(25)は、着荷表示ユニット(1)が取付けられていないときには、キャップやブッシュなどを用いて塞いでおくことができる。
【0023】
図3は、このコネクタ付配線(4)を用いたシステム配線の一例を示したものである。この図3に例示したメール・宅配ボックスシステムは、メールボックス(2)および宅配ボックス(5)の他に、宅配ボックス(5)への着荷をその受取人専用のメールボックス(2)に送信する制御回路部(61)を有するツールボックス(6)と、配達伝票などへの捺印動作を制御する制御回路部(71)を有する捺印装置(7)とを備えている。なお、ツールボックス(6)の制御回路部(61)は、メールボックス(2)および宅配ボックス(5)の接続および動作並びに住居番号設定の各々、または全てを確認するための回路部として機能するようになっていてもよい。この場合において、上下方向に隣接した各メールボックス(2)の着荷表示ユニット(1)同士、捺印装置(7)の制御回路部(71)とその上段の着荷表示ユニット(1)(住居番号「301」が表示されている)の着荷表示ユニット(1)、捺印装置(7)の制御回路部(71)とツールボックス(6)の制御回路部(61)、ツールボックス(6)の制御回路部(61)とその下段の宅配ボックス(5)の制御回路部(51)、隣合う宅配ボックス(5)の制御回路部(51)同士、そして宅配ボックス(5)の制御回路部(51)とそれに隣接したメールボックス(2)の着荷表示ユニット(1)とが、それぞれコネクタ付配線(4)により接続されている。このような配線接続によって、図3に例示したメール・宅配ボックスシステムは、各メールボックス(2)および各宅配ボックス(5)ならびにツールボックス(6)および捺印装置(7)がコネクタ付配線(4)を介して通信接続された分散型ネットワークシステムとなっている。
【0024】
このシステムにおいて、図4に例示したように宅配ボックス(5)へ荷物が入れられて、その荷物の受取人専用のメールボックス(2)の番号(住居番号など)が、宅配ボックス(5)の配達側に備えられた配達側操作部(52)にて入力されると(図4の例では「101」が入力されて配達側表示部(53)に表示されている)、宅配ボックス(5)の制御回路部(51)からツールボックス(6)の制御回路部(61)へ信号通信が行われ、さらに制御回路部(61)から捺印装置(7)の制御回路部(71)および他のメールボックス(2)の着荷表示ユニット(1)を通って、「101」のメールボックス(2)の着荷表示ユニット(1)へ着荷信号が送られる。図5に例示したように、「101」のメールボックス(2)の着荷表示ユニット(1)では、受信した着荷信号に従ってLED(12)が点灯する。これにより、荷物の受取人である「101」のメールボックス(2)の使用者に宅配ボックス(5)に荷物が届いていることを知らせる。もちろん、LED(12)の着荷表示動作については様々な態様が可能であり、たとえば、着荷信号の受信によりLED(12)が点滅し、その点滅を配達者が確認して捺印装置(7)による捺印を行った後、捺印装置(7)の制御回路部(71)からの信号に従ってLED(12)が点滅から点灯に変わるようになっていてもよい。
【0025】
荷物の受取人は、自分のメールボックス(2)の窓部(233)からのLED(12)の点灯を見て、自分宛ての荷物が配達されていることを知ることができる。そして、複数ある宅配ボックス(5)の中から受取側表示部(55)に自分のメールボックス(2)の番号(図5の例では「101」)を表示しているものを選択し、受取側操作部(54)にて暗証番号の入力などを行い、宅配ボックス(5)を解錠して荷物を取り出す。
【0026】
ところで、この発明の着荷表示ユニット(1)には、メールボックス(2)内を照らすための照明部(図示していない)が備えられていてもよく、たとえば図1に示した例では投函スペース側を照らすように筐体(11)の側面部に備えることができる。この照明部のON/OFFは、たとえば図1に例示したように筐体(11)の前面部にLED(12)とともに設けられた照明スイッチ(14)により行うようにする。照明スイッチ(14)は、メールボックス(2)の取出用扉(23)の裏面と接するようになっており、取出用扉(23)が閉められているときには押し込まれて照明部を消灯状態とし、取出用扉(23)が開けられたときには照明部を点灯させるようにして、取出用扉(23)の開閉と連動して照明部のON/OFFを自動で行うことができる。また、照明スイッチ(14)を手で押したり、離したりすることにより、手動で照明部のON/OFFを行うようになっていてもよい。自動ON/OFFの場合には、点灯後、予め設定した時間(たとえば30秒)の経過後に自動消灯するタイマー式とすることもできる。
【0027】
なお、たとえば、メール・宅配ボックスシステムにおいては各メールボックス(2)の住居番号を設定する必要があるが、この場合、前述したツールボックス(6)が有する住居番号設定の操作部にて住居番号を力し、入力された住居番号に対応させるメールボックス(2)において照明スイッチ(14)を押すことにより、入力住居番号をそのメールボックス(2)に設定することができる。すなわち、照明スイッチ(14)は、照明スイッチ兼、住居番号設定スイッチとすることができる。この場合、住居番号設定中は照明スイッチ(14)が住居番号設定スイッチとして機能するので、照明スイッチ(14)による照明具の点灯は行われないようになっている。
【0028】
もちろん、この発明は以上の例に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることは言うまでもない。たとえば、上述した実施例では、着荷表示ユニット(1)はメールボックス(2)内に完全に納められて、取出用扉(23)に設けられた窓部(233)を介してLED(12)による着荷表示を確認できるようになっているが、この他にも、たとえば図6に例示したように、メールボックス(2)において、予め着荷表示ユニット(1)取付け用に図中左上の三角形状部(26)が設けられており、取出用扉(23)も三角形状部(26)を除いた投函スペースに対応した形状となっており、着荷表示ユニット(1)の筐体(11)を三角形状部(26)と同様な形状として、三角形状部(26)と着荷表示ユニット(1)とを取り換えるようになっていてもよい。この場合では、着荷表示ユニット(1)の筐体(11)の前面部が、LED(12)などの着荷表示手段とともに外に露出するようになる。また、LED(12)は、上述したようにメールボックス(2)の外へ露出させたり、取出用扉(23)にLED(12)用の窓部(233)を設けたりするのではなく、取出用扉(23)が閉じた状態では外からは全く見えず、取出用扉(23)を開けなければその着荷表示を確認できないようになっていてもよい。この態様では、不在中であることが受取人以外には分からず、防犯効果がある。もちろん、着荷表示手段もLED(12)に限られれず、発光ランプなど、着荷表示を行うことができるものであればよい。
【0029】
【発明の効果】
以上詳しく説明した通り、この発明の着荷表示ユニットおよびメール・宅配ボックスシステムによって、着荷表示手段の後付け、取り外しを容易、且つ自在に行うことができ、また、着荷表示手段のメンテナンスなども、着荷表示ユニットを取り外して容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である着荷表示ユニットおよびメール・宅配ボックスシステムのメールボックスを例示した要部構成の斜視図であり、(a)は着荷表示ユニット取付前、(b)は着荷表示ユニット取付後を例示している。
【図2】(a)(b)(c)は、各々、メールボックスの投函側、取出側、および取出用扉を開けた状態の取出側を例示した斜視図である。
【図3】この発明のメール・宅配ボックスシステムにおけるシステム配線の一例を示した図である。
【図4】メール・宅配ボックスシステムの一例を示した配達側正面図である。
【図5】メール・宅配ボックスシステムの一例を示した受取側正面図である。
【図6】この発明の別の一実施例を示した受取側正面図である。
【符号の説明】
1 着荷表示ユニット
11 筐体
12 LED
13 ネジ用穴
14 照明スイッチ
2 メールボックス
21 ガイド挿入部
22 ネジ用開口部
23 取出用扉
231 ネームプレート
232 ダイヤル錠
233 窓部
24 投函口
25 配線用開口部
26 三角形状部
3 固定ネジ
4 コネクタ付配線
5 宅配ボックス
51 制御回路部
52 配達側操作部
53 配達側表示部
54 受取側操作部
55 受取側表示部
6 ツールボックス
61 制御回路部
7 捺印装置
71 制御回路部
Claims (4)
- メールボックスおよび宅配ボックスを備えたメール・宅配ボックスシステムにおける宅配ボックスへの着荷をその受取人専用のメールボックスにて表示することのできる着荷表示手段が、メールボックスに着脱自在に取り付けできるようにブロック化されてなる着荷表示ユニットであって、
着荷表示手段としてのLEDと、当該LEDがその着荷表示が外から見えるように前面部に備えられた筐体と、筐体の下面部に設けられた取付用ガイド部とを有しており、
メール・宅配ボックスシステムのメールボックスに設けられたガイド挿入部に取付用ガイド部が挿入されながら、筐体ごとメールボックス内における取出用扉の枢軸側に納められて着脱自在に取り付けられるとともに、LEDがメールボックスの取出用扉に設けられたLED用窓部から視認可能となり、且つ、
この取付時に、宅配ボックスへの着荷をメールボックスに送信することのできる制御回路部からの着荷信号の送受信のためのコネクタ付配線が、筐体の背面部に接続されることを特徴とする着荷表示ユニット。 - 請求項1の着荷表示ユニットが着脱自在に取付けできるようになっていることを特徴とするメール・宅配ボックスシステム。
- 着荷表示ユニットからの配線用の開口部がメールボックスに設けられている請求項2のメール・宅配ボックスシステム。
- 着荷表示ユニットによる着荷表示用の窓部がメールボックスに設けられている請求項2または3のメール・宅配ボックスシステム。
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