JP3809142B2 - 免震建物用エレベーターの乗場装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、免震装置を用いた建築体に設置されるエレベーターの乗場装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
免震建物では、図1に示すように基部建築体1に免震装置4を介して免震建築体5が支持されており、免震建築体5の下部には、昇降路6に連通する昇降路7が固着されている。乗場出入口に設置される三方枠は、図12及び図13に示すように、基部側三方枠17と昇降路側三方枠18に分離されており、基部側三方枠17には、基部側天井板20が、昇降路側三方枠18には、昇降路側天井板21が固定されている。また、昇降路側天井板21には点検口24が設けられている。
【0003】
このような従来の免震建物用エレベーターの乗場装置においては、基部建築体1側と昇降路7側とは分離されているため、地震時、図14に示すように、基部側三方枠17と昇降路側三方枠18間に層間変位が発生する。このとき、基部側三方枠17に結合された天井板20、可動壁22等は三方枠17に追従して変位し、昇降路側三方枠18に結合された天井板21、可動壁23等は三方枠18に追従して変位して層間変位を吸収する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の免震建築用エレベーターの乗場装置では、地震時、基部側天井板20と昇降路側天井板21とは独立して変位するため、天井板21が乗場側へ変位したとき、天井板20が点検口24を塞いでしまう。このため、点検口24から顔を出して作業する作業者は、地震発生時を予測して、常に注意を強いられるという問題点がある。
【0005】
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、地震発生によって、昇降路側天井板が乗場側へ変位しても点検口がふさがれることを防止できるようにした免震建物用エレベーターの乗場装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る免震用エレベーターの乗場装置は、点検口が形成された昇降路側天井板を昇降路側三方枠の上枠に固定し、基部側天井板を基部側三方枠の上枠に固定するとともに、昇降路側天井板の上方に並設し、基部側天井板に、昇降路側へ開口する凹部を形成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図11はこの発明の一実施の形態を示す図で、図1は建物の縦断面図、図2は図1のII部拡大図、図3は図2の天井部の平面図、図4は図3のIV−IV線拡大断面図、図5は凹部ふたの平面図、図6は図5の拡大下面図、図7は図3の保守点検時の状態図、図8は図7のVIII−VIII線拡大断面図、図9は図2の地震時の変位状態図、図10は図7の地震時の変位状態図、図11は図10のXI−XI線拡大断面図であり、図中同一符号は同一部分を示す。
【0008】
図1において、基部建築体1は大地2に建築されており、基部建築体1には縦坑3が設けられている。そして、基部建築体1の上面には、免震装置4を介して免震建築体5が支持されており、免震建築体5には、エレベーター昇降路(以下、単に昇降路という。)6が設けられている。また、免震建築体5の下部には、昇降路6に連通する昇降路7が固着され、縦坑3に水平方向にすき間を介して配置されている。
【0009】
また、免震建築体5には、昇降路6の上方に機械室8が設けられ、機械室8には巻上装置9が設置されている。そして、巻上装置9には主索10が巻き掛けられ、主索10の一端にはかご11が結合され、他端には、つり合おもり12が結合されている。また、昇降路7の底部には、かご11及びつり合おもり12のそれぞれに対応した緩衝器13が設置されている。
【0010】
図2〜図6において、基部建築体1の乗場出入口は、乗場に面する基部側出入口15と、昇降路7に面する昇降路側出入口16とがあり、基部側出入口15には、基部側三方枠17が固定されている。また、昇降路側出入口16には、昇降路側三方枠18が固定されており、昇降路側三方枠18の昇降路7側には乗場戸19が配置されている。基部側三方枠17の上枠17aには、水平方向へ延在する基部側天井板20が固定され、昇降路側三方枠18の上枠18aには、同様に昇降路側天井板21が固定され、両天井板20,21は相互に重合している。
【0011】
基部側三方枠17と昇降路側三方枠18の間には、基部側可動壁22及び昇降路側可動壁23が立設され、それぞれ一側が基部側三方枠17及び昇降路側三方枠18に枢着されている。
昇降路側天井板21には、その上方に設置された防火シャッタモータ(図示しない)の点検口24が開口しており、ふた25,26によって閉塞されている。ふた25は点検口24の縁部に枢着されており、ふた26は着脱可能に装着されている。
【0012】
基部側天井板20の昇降路側には、図3に示すように点検口24の側に切り欠かれた凹部27が形成され、この凹部27に、図5及び図6に示す凹部ふた28が嵌装されている。凹部ふた28は箱状に形成され、両側面に軸29が突設されている。そして、凹部27の側面には、上面に開口するL字状の溝30が形成され、この溝30と軸29が係合して、凹部ふた28が支持されている。
【0013】
上記のように構成したことにより、通常時は凹部ふた28は軸29が溝30に係合して固定されて凹部27を閉塞し、基部側天井板20の一部となっている。また、点検口24はふた25,26によって閉塞されている。そして、この状態でエレベーターの運転が実施されている。
【0014】
次に、この実施の形態の動作を図7〜図11を参照して説明する。
(1) 保守点検時の通常時(図7及び図8)
まず、点検口24のふた26を取り外し、ふた25を下方に開いて点検口24を開放する。これで、作業員は点検口24から手を延ばして凹部ふた28を把持し、凹部ふた28を昇降路7の方へ少し移動させてから上方へ移動させれば、凹部ふた28の軸29は溝30から脱出するので、凹部ふた28を昇降路側天井板21から取り外すことができる。この状態で作業員は開口された点検口24から、防火シャッタモータ等を点検する。
【0015】
(2) 保守点検時の地震時(図9〜図11)
地震が発生すると、基部側三方枠17に結合された基部側天井板20及び基部側可動壁22は三方枠17に追従して変位し、昇降路側三方枠18に結合された昇降路側天井板21及び昇降路側可動壁23は三方枠19に追従して変位して、層間変位は吸収される。この変位により、例えば図7及び図8の状態から、図9〜図11のように昇降路側天井板21が乗場側へ変位したとしても、基部側天井板20が点検口24を塞ぐことはない。
【0016】
このようにして、保守点検中に地震による免震建築体5の変位が発生しても、基部側天井板20に凹部27が設けられているため、点検口24が天井板20によって塞がれることはなく、作業者は過度の注意を強いられることなく保守作業を実行することが可能となる。また、通常時は凹部ふた28が凹部27に嵌装されているため、下方から天井内部が見えることはない。
【0017】
なお、上記実施の形態では、この発明を基部建築体1の乗場に適用した場合について説明したが、免震建築体5の乗場に適用することも可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明では、点検口が形成された昇降路側天井板を昇降路側三方枠の上枠に固定し、基部側天井板を基部側三方枠の上枠に固定するとともに、昇降路側天井板の上方に並設し、基部側天井板に、昇降路側に開口する凹部を形成したので、地震により昇降路側天井板が変位しても、点検口が基部側天井板によって塞がれることはなく、作業者は過度の注意を強いられることなく保守作業を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す建物の縦断面図。
【図2】 図1のII部拡大図。
【図3】 図2の天井部の平面図。
【図4】 図3のIV−IV線拡大断面図。
【図5】 この発明の実施の形態1を示す凹部ふたの平面図。
【図6】 図5の拡大下面図。
【図7】 図3の保守点検時の状態図。
【図8】 図7のVIII−VIII線拡大断面図。
【図9】 図2の地震時の変位状態図。
【図10】 図7の地震時の変位状態図。
【図11】 図10のXI−XI線拡大断面図。
【図12】 従来の免震建築用エレベーターの乗場装置の天井部の平面図。
【図13】 従来の免震建築用エレベーターの乗場装置の縦断側面図で、図2相当図。
【図14】 図13の地震時の変位状態図。
【符号の説明】
1 基部建築体、 4 免震装置、 5 免震建築体、 6,7 昇降路、 11 かご、 15 基部側出入口、 16 昇降路側出入口、 17 基部側三方枠、 17a 基部側三方枠の上枠、 18 昇降路側三方枠、 18a 昇降路側三方枠の上枠、 20 基部側天井板、 21 昇降路側天井板、 24 点検口、 25,26 ふた、 27 凹部、 28 凹部ふた、 29 軸、 30 溝。

Claims (2)

  1. 基部建築体に免震装置を介して免震建築体が支持され、上記両建築体に互いに連通する昇降路を設けるとともに、その所定の建築体の乗場側に基部側三方枠を設け、上記昇降路側に上記基部側三方枠に対向する昇降路側三方枠を設けたエレベーター装置において、一側が上記昇降路側三方枠の上枠に固定され、かつ点検口が形成された昇降路側天井板と、一側が上記基部側三方枠の上枠に固定され他側が上記昇降路側天井板の上方に並設された基部側天井板とを備え、上記基部側天井板に、上記昇降路側へ開口する凹部を形成したことを特徴とする免震建物用エレベーターの乗場装置。
  2. 基部側天井板の凹部に、着脱可能に嵌装された凹部ふたを設けたことを特徴とする請求項1記載の免震建物用エレベーターの乗場装置。
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