JP3808069B2 - 定着器及び画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature

Description

本発明は、画像形成装置に使用される定着器に関する。
電子写真プリンタ等の画像形成装置は、レーザ光等により感光体ドラム上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより現像してトナー像とし、このトナー像を印刷用紙に転写し、印刷用紙上のトナー像を定着ローラを含む定着器により定着して排出する方式が一般的である。このような電子写真プリンタや定着器は例えば特許文献1、特許文献2に記載されている。図15は、特許文献1に記載の電子写真プリンタの概略構成図である。この電子写真プリンタは、主として用紙20を収納するための用紙カセット1と、用紙を送り出すための給紙ローラ2と、用紙20を搬送する搬送ローラ4と、印字用のトナー(図示せず)を用紙20に転写するための感光ドラム5と、転写されたトナーを用紙20に定着させるための定着器21と、印字が成された用紙20を収納するスタッカ22とから構成されている。
さらに、用紙カセット1の挿入部分には用紙カセット1がセットされているかどうかを検知するカセットセンサ25が設けられており、また給紙ローラ2と搬送ローラ4との間には用紙20の有り/無しを検知する給紙センサ3aが設けられている。感光ドラム5の周辺には、感光ドラム5の表面を一様にかつ均一に帯電させる帯電器6と、帯電した感光ドラム5の表面に所定の光を照射して文字等の形に対応した静電潜像を形成するLEDヘッド7と、静電潜像にトナーを付着させて現像しトナー像とする現像器8と、トナー像を用紙20に転写するための転写器9と、感光ドラム5の表面に残留したトナーを取り去るためのクリーナ10とが配置されている。
また、定着器21は、ローラ内に設けられたヒータ21aと、ヒータ21aにより加熱されたローラの温度変化を検知するサーミスタ21bとを備えており、用紙20に転写されたトナー像を加熱するとともにローラにて加圧することでトナー像を用紙20に定着させる役目を成している。また、この定着器21とスタッカ22との間には、定着器21を通過する用紙20の有り/無しを検知する排紙センサ3bが設けられている。
さらに、電子写真プリンタは、これらの各要素に対する機構動作制御を行うための第1制御部23aと、オペレータへ所定のアラームを通知したりメニューの設定を行うための操作パネル24、およびこの操作パネル24の制御、上位装置との通信、印刷データの編集等を行う第2制御部23bとを備えている。この第1制御部23aと第2制御部23bとはシリアルインタフェースおよびビデオインタフェースにて接続され、第2制御部23bと操作パネル24とはシリアルインタフェースにて接続されている。
図16は、上記の電子写真プリンタの機構動作制御を行う第1制御部23aの回路図である。第1制御部23aのマイクロプロセッサ13cは、主としてコンパレータ出力信号(g)、給紙センサ信号(d)、排紙センサ信号(e)、カセットセンサ信号(f)に基づきモータ1制御信号(a)、モータ2制御信号(b)、モータ3制御信号(c)、ヒータ制御信号(h)を出力している。
ここで示すモータ1制御信号(a)は、マイクロプロセッサ13cの出力ポートP3.0から出力されモータ制御回路14を介して図15に示す感光ドラム5および定着器21のローラを駆動するためのモータ1の制御信号である。モータ2制御信号(b)は、マイクロプロセッサ13cの出力ポートP3.1から出力されモータ制御回路14を介して図15に示す給紙ローラ2を駆動するためのモータ2の制御信号である。また、モータ3制御信号(c)は、マイクロプロセッサ13cの出力ポートP3.2から出力されモータ制御回路14を介して図15に示す搬送ローラ4を駆動するためのモータ3の制御信号である。モータ制御回路14は発振器15に接続され、この発振器15の発振周波数値によってモータ1〜3の回転速度が決定する。
給紙センサ信号(d)は図15に示す給紙センサ3aからの出力信号であり、マイクロプロセッサ13cの入力ポートP2.1に接続されている。排紙センサ信号(e)は図15に示す排紙センサ3bからの出力信号でありマイクロプロセッサ13cの入力ポートP2.2に接続され、またカセットセンサ信号(f)は図15に示すカセットセンサ25からの出力信号であり入力ポートP2.3に接続されている。
コンパレータ出力信号(g)はコンパレータ12から出力される信号であり、マイクロプロセッサ13cの入力ポートP2.0に接続されている。コンパレータ12の基準電圧となる入力端子aにはプルアップ抵抗R3、プルダウン抵抗R4およびヒステリシス抵抗R2が接続されている。また、コンパレータ12の入力端子bにはプルアップ抵抗R5とサーミスタ21bの端子aが接続され、サーミスタ21bの端子bはアースに接続されている。このコンパレータ12の出力端子cが、プルアップ抵抗R1、ヒステリシス抵抗R2およびマイクロプロセッサ13cの入力ポートP2.0に接続されている。
また、ヒータ制御信号(h)はマイクロプロセッサ13cの出力ポートP1.0から出力され、図15に示す定着器21のヒータ21aのパワー制御回路(図示せず)に接続されてヒータ21aのオン/オフ制御を行っている。
ところで、図15および図16に示すサーミスタ21bは、温度が高くなると抵抗値が小さくなり、反対に温度が低くなると抵抗値が大きくなる特性を有している。このため、温度が高くなるとコンパレータ12の入力端子bの電圧Vbは低くなり、温度が低くなると電圧Vbは高くなる。
図17は、このような特性を利用したヒータ21aの温度制御を説明するタイムチャートである。ここで、Vbはコンパレータ12の入力端子bの電圧波形、Va−Highはコンパレータ12の入力端子aの高スライスレベル、Va−Lowはコンパレータ12の入力端子aの低スライスレベルである。また、TLはVa−HighからVa−Lowまでの時間、THはVa−LowからVa−Highまでの時間を示している。
コンパレータ出力信号(g)は、コンパレータ12の入力端子bの電圧Vbがコンパレータ12の入力端子aの高スライスレベルVa−Highを越えるとLowレベルとなる。図16に示すマイクロプロセッサ13cはLowレベルとなるコンパレータ出力信号(g)を入力ポートP2.0で検出し、出力ポートP1.0をHighレベルとしてヒータ21aをオンにする。
ヒータ21aがオンとなり、定着器21のローラの温度が高くなってサーミスタ21bの抵抗値が小さくなるとコンパレータ12の入力端子bの電圧Vbが低くなり、コンパレータ12の入力端子aの低スライスレベルVa−Lowよりも低くなったらコンパレータ出力信号(g)がHighレベルとなる。マイクロプロセッサ13cはHighレベルとなるコンパレータ出力信号(g)を入力ポートP2.0で検出し、出力ポートP1.0をLowレベルとしてヒータ21aをオフにする。このようなヒータ21aの制御を電子写真プリンタの電源投入から電源停止まで繰り返して行い、定着器21のローラの温度をほぼ一定に保持しておく。
図18のタイムチャートを参照して上記の電子写真プリンタの制御方法を説明する。なお、図18に示されていない符号は図15および図16を参照するものとする。先ず、第2制御部23bは図示しない上位装置から印刷データを受信すると、印刷用イメージデータを作成し図示しないメモリ内に書き込む。そして、1ページ分のイメージデータの編集が完了すると制御部23aに印刷命令を送る。
第1制御部23aは第2制御部23bから出された印刷開始命令を受信するとモータ1制御信号(a)をHighレベルとし、感光ドラム5と定着器21のローラを回転させる。これと同時に帯電器6を駆動して感光ドラム5の表面を一様にかつ均一に帯電させる。次に、モータ2制御信号(b)をHighレベルとし、給紙ローラ2を回転させて用紙カセット1の用紙20を一枚搬送ローラ4の方向へ送る。給紙センサ信号(d)がHighレベルとなったら(用紙20が給紙センサ3aの位置を通過中となったら)一定時間(用紙20の先端が搬送ローラ4に突き当たるまでの時間)後にモータ2制御信号(b)をLowレベルとして給紙ローラ2の回転を停止する。
給紙ローラ2の回転を停止したらモータ3制御信号(c)をHighレベルとして搬送ローラ4を回転させ用紙20を定着器21の方向へ送り込む。ここで第2制御部23bは印刷用イメージデータを第1制御部23aを経由してLEDヘッド7に送り、感光ドラム5の表面に静電潜像を形成する。静電潜像は現像器8によりトナー像となり、このトナー像が転写器9によって用紙20に転写される。そして、トナー像が転写された用紙20を定着器21まで搬送し、ここでトナー像を加熱および加圧して用紙20に定着させる。その後、定着器21を通過した用紙20が排紙センサ3bの位置まで達して排紙センサ信号(e)がHighレベルとなり、さらに搬送されて排紙センサ信号(e)がLowレベルとなったらスタッカ22に印刷後の用紙20を収納して印刷完了となる。
印刷完了となったら第1制御部23aは第2制御部23bに対して印刷完了を通知し、第2制御部23bは印刷完了の通知を受け取った段階で1ページのイメージデータが書き込まれたメモリをクリアする。第1制御部23aは用紙20が排紙センサ3bを通過した後一定時間内に第2制御部23bからの印刷命令がなければ感光ドラム5と定着器21のローラの回転を停止する。一方、一定時間内に第2制御部23bから印刷命令があった場合にはモータ2制御信号(b)をHighレベルとして給紙ローラ2を回転させ、続けて次の用紙20への印刷を行う。このような動作を繰り返すことにより一連の印刷処理を行う。
特開平7−181833号公報 特開2001−242741公報
以上説明したように、電子写真プリンタ等の画像形成装置では、定着器のローラ温度を非接触で検出するため、サーミスタを定着ローラの表面から一定の距離だけ離れた位置に来るようにフレームに取り付け、このサーミスタが検出した温度を基に定着ローラ内のヒータのオン/オフのタイミングを制御している。この発熱体の熱と定着ローラの圧力により、印刷用紙にトナーが定着され印刷が完了する。
しかしながら、定着ローラとサーミスタの間の距離にはフレームその他の部品の寸法精度や取り付け精度に応じたばらつきがあり、従来の定着器ではサーミスタの温度検出値がばらつき、定着器のローラ表面の温度制御に影響が出るという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、電子写真プリンタ等の画像形成装置に用いられる定着器における、定着ローラとサーミスタの間の距離のばらつきに起因するサーミスタの温度検出値のばらつきを抑制し、それにより定着温度の精度を向上させ、印刷品質を安定させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着器は、発熱部と該発熱部の温度を検知する温度センサとを含む、画像形成装置用の定着器において、前記温度センサを保持するアームと、前記発熱部を支持するフレームと、前記アームを支持する板状の弾性部材と、前記アームの前記発熱部に対する位置を調整する位置決め手段とを備え、前記位置決め手段は、前記フレームと前記弾性部材とを連結し、前記弾性部材の撓み量を変化させることにより、前記アームの前記発熱部に対する位置を調整可能な連結手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、電子写真プリンタ等の画像形成装置に用いられる定着器における、定着ローラとサーミスタの間の距離のばらつきに起因するサーミスタの温度検出値のばらつきを抑制し、それにより定着温度の精度を向上させ、印刷品質を安定させることが可能となる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る定着器101の構成を示す斜視図である。定着器101のフレーム106にはヒートローラ軸受117が取り付けられており、ヒートローラ102がヒートローラ軸受117に回転自在に支持されている。ヒートローラ102はその内部に発熱体(例えばハロゲンランプ)103を有する。ヒートローラ102の下には加圧ローラ軸受118により回転自在に支持されている加圧ローラ104が設けられている。加圧ローラ軸受118はフレーム106に移動可能に取り付けられ、図示しないコイルスプリングによりヒートローラ102の方向が設けられている。
図2は定着器101のセンサアーム周辺を拡大して示す図である。同図に示すように、フレーム106には、センサアーム105の位置調整用のフレーム開口部116が形成されている。図3は定着器101のセンサアーム5周辺の斜視図である。図2及び図3に示すように、フレーム106は板バネ110の各端部と接触する第1接触部122及び第2接触部123を有する。センサアーム105はネジ108により、板バネ110を介してフレーム106に取り付けられている。センサアーム105の根元部は例えばサーミスタからなる温度検出部119を保持しており、この温度検出部119の直下にヒートローラ102が位置する。
図4は、図2に示した部分のA−A’断面図である。この図に示すようにセンサアーム105と板バネ110は、ネジ108とこれに歯合するナット109によりフレーム106に取り付けられている。センサアーム105は、板バネ110とネジ108のネジ頭の鍔で規定される位置決め部107の間に挟まれ、ヒートローラ102の上端部の円周の接線と略平行に伸びている。
図5は、図2に示した部分のB−B’断面図である。板バネ110はフレーム106の第1接触部122及び第2接触部123に支持され、その略中心部がセンサアーム105に押下されて撓むので、その弾性によりセンサアーム105を位置決め部107の方向に付勢する。従ってネジ108を回すことにより位置決め部107が上下方向に移動し、そのとき板バネ110の付勢によりセンサアーム105は位置決め部107と共に上下方向に移動する。
上記構成により、フレーム106のフレーム開口部からネジ108にアクセスし、ネジ108を回すことによりネジ108の位置決め部107はフレーム106に支持されたヒートローラ102に対して移動させることができる。位置決め部107がヒートローラ106から離れる方向に移動すると、板バネ110の撓みが減少し、ネジ頭方向に付勢されているセンサアーム105は位置決め部107と共にヒートローラ102から離れる方向に移動する。位置決め部107がヒートローラ102に近づく方向に移動すると、板バネ110の撓みが増加し、ネジ頭方向に付勢されているセンサアーム105は位置決め部107と共にヒートローラ102に近づく方向に移動する。このように、ネジ108を回すことによりヒートローラ102に対するセンサアーム105の位置を調整することができる。
また、ネジ108は板バネ110により付勢されているため、緩みにくくなっている。さらにセンサアーム105は板バネ110で弾性支持されているので、用紙がヒートローラ102とセンサアーム105の間に詰まり、センサアーム105に不慮の力が加わっても壊れることはない。詰まった用紙を取り除けば板バネ110の付勢力により、センサアーム105は所定の位置に戻る。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、センサアーム105を板バネ110を介してフレーム106に取り付けるとともに、ネジ108の回転により上下に移動可能としたため、ヒートローラ102とセンサアーム105の距離の調整が可能となり、ヒートローラ102の表面温度を正確に測定できるようになった。また、センサアーム105はヒートローラ102の上端における円周の接線と略平行に伸びるように取付けられているため、隙間ゲージ等を用いた隙間の測定が正確に行えるようになった。
図6は本発明の第2の実施形態に係る定着器のセンサアーム周辺を示す斜視図である。本実施形態では、板バネ110に代え、板バネ111を用いている。板バネ111は、センサアーム105と接触する部分とフレーム106の第1接触部122と接触する部分との間、及びセンサアーム105と接触する部分とフレーム106の第2接触部123と接触する部分との間にそれぞれ開口120を有する形状となっており、また、センサアーム105の横方向(ネジ108の長さ方向とセンサアーム105の長さ方向に垂直な方向、即ち、ヒートローラ102の軸に平行な方向)への動きを規制する規制部材121を有する。本実施形態の定着器の板バネ111以外の部分は、第1の実施形態の定着器と同様であるので説明は省略する。
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様、フレーム106のフレーム開口部116からネジ108にアクセスし、ネジ108を回すことによりヒートローラ102に対するセンサアーム105の位置を調整することができる。
本実施形態では、センサアーム105の横方向への移動は規制部材121により規制されるので、ネジ108を回してセンサアーム105の位置を調整する際、センサアーム105がネジ108を中心として回転することはなく、上下方向に移動するのみであるので、温度検出部119の位置が横方向にずれることが防止される。
さらに、板バネ111は、センサアーム105を支持する略中心部分と第1接触部122または第2接触部123と接する端部との間を細く形成してあるので撓み易く、ネジ108の調整に強い力を必要としない形状となっている。また、板バネ110のセンサアーム105の取り付け面は撓み難く、略平らであるので、センサアーム105を安定して位置決めてきる。このようにネジ108の回転方向の運動はセンサアームに対して空転するため、センサアーム105の横方向への位置ずれを防止できる。
以上説明したように本実施形態においては、板バネジ111はセンサアーム105の取り付け面と第1接触部122との接触面の間、及びセンサアーム105の取り付け面と第2接触部123との接触面の間がそれぞれ撓みやすい細い部材で連結される形状となっているので、ネジ108の調整に強い力を必要としないという利点を有する。また、板バネ111のセンサアーム105取り付け面は撓難く、略平らにできるのでセンサアーム105を安定して位置決めできるという利点も有する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る定着器のセンサアーム105付近の部分の斜視図である。本実施形態は、図8(a)に示す形状の位置調整スペーサ115を備える点を特徴とする。この位置調整スペーサ115をネジ108の位置決め部107とセンサアーム105の間に挟み、その状態でネジ108を回してセンサアーム105がヒートローラ102の表面に当接するように調整し、その後、位置調整スペーサ115を取り外せばセンサアーム105は位置調整スペーサ115の厚さ分だけ上方に移動するので、センサアーム105はヒートローラ102の表面から位置調整スペーサ115の厚さに等しい距離だけ離れることになる。従って本実施形態によれば、隙間ゲージを用いることなく、センサアーム105の位置調整を簡単に行うことができる。
従来センサアームとヒートローラの間の隙間を調整をする場合、センサアームとヒートローラの間に隙間ゲージを挿入し、この挿入した隙間ゲージにセンサアームが当接するようにセンサアームの位置を調整し、その後、隙間ゲージを引き抜いていたが、隙間ゲージの挿抜の際に隙間ゲージがサーミスタまたはヒートローラと擦れ、サーミスタまたはヒートローラの表面を傷付ける場合があった。上に説明したように、本実施形態によれば隙間ゲージを用いることなく位置調整を行うことができるので、サーミスタやヒートローラの表面を傷付ける恐れはない。
また、位置調整スペーサ115は、図8(b)に示すように、画像形成装置の通常使用時に位置決め部107とセンサアーム105の間に挟まれる第1の厚さの部分と、センサアーム105の位置調整時に位置決め部107とセンサアーム105の間に挟まれる第2の厚さの部分とを含む2段階構造としてもよい。この場合には、位置調整の際に位置調整用スペーサ115を前後に移動することにより、センサアーム105をヒートローラ102の表面から第2の厚さと第1の厚さの差に等しい距離だけ離れる位置に調整することができ、この場合にも隙間ゲージを用いることなく、センサアームの位置調整を簡単に行うことができる。また、この2段階構造の位置調整スペーサは通常使用時にもセンサアームに取り付けられる部材であるので、位置調整の度に取り付けたり取り外したりする必要がない。
図9は本発明の第4の実施形態に係る定着器のセンサアーム周辺を温度検出部の側から見た図であり、図10はそのA−A’断面図である。これらの図に示すように本実施形態では、センサアーム105の先端には、ヒートローラ102の上端部における円周の接線と略平行に伸びる突起125が設けられ、フレーム106には突起125が通る孔126を有する規制部127が設けられている点で第1の実施形態と異なる。
本実施形態では、ネジ108を締め過ぎた場合でも、突起125が規制部127の孔126の壁面下部に当接し、ストッパとして機能するので、センサアーム105がヒートローラ102に干渉することはない。また、この場合には、板バネ111の撓みに伴い、センサアーム105は突起125と孔126の壁面との当接点を支点として揺動するのでセンサアーム105が破損することはない。このように、本実施形態によれば、ネジ108を締め過きた場合でもセンサアーム105の突起125と規制部127の孔126がストッパとして動作し、ヒートローラ102とセンサアーム105の干渉が防止されるのでヒートローラ102に傷が発生することがなく、安定した印刷品質を確保できる。また、印刷用紙がヒートローラ102に周り込みセンサアーム105を押上げた場合でも、センサアーム105の突起125が規制部127の孔126の壁面上部に当接するため,センサアーム105の取付け位置が大きくずれることを防止できる。
図11は本発明の第5の実施形態に係る定着器のセンサアーム周辺を示す斜視図であり、図12はその断面図である。これらの図に示すように、本実施形態は、センサアーム105の2つの辺部129にそれぞれ第2の突起128を設けている点で第4の実施形態と異なる。突起128は、突起125の側を向く面128fを有している。突起128は、その面128fがヒートローラ102の軸と加圧ローラの軸を含む平面に含まれるように形成される。
図13はセンサアーム105を、その先端に形成された突起125の側から見た図である。この図に示すように、本実施形態では温度検出部119の底面を基準とした面128fの上端の高さが一定の値Hに等しくなるようにしている。
前出の実施形態と同様、フレーム106のフレーム開口部116からネジ108にアクセスし、ネジ108を回すことによりヒートローラ102に対するセンサアーム105の位置を調整することができるが、本実施形態ではカメラを利用してヒートローラ102の表面と突起128との距離を調整することが可能である。即ち、まず、ヒートローラ102の上端部と突起128の面128fをカメラで撮影しモニタに映し出す。図14はモニタに映される画像の例を示す。この時、ヒートローラ102の上端と突起128の面128fの上端の間の距離Fを測定する。このとき、ヒートローラ102の表面と温度検出部119の底面との間の距離はFからHを差し引いた値として算出できる。ネジ108を回転させ、この算出した値を所定の値に一致させれば位置調整が完了する。
以上説明したように第5の実施形態によれば、センサアーム105の高さ測定用の突起128をセンサアーム105に設けたので、センサアーム105の温度検出部119とヒートローラ102との間の隙間の寸法を、隙間が正面直視てきなくても測定することが可能である。また、カメラ等を利用して隙間を測定できるので、測定者により測定値がばらつくことがなく、位置調整を正確に行うことができる。
本発明の第1の実施形態の定着装置の構成を示す斜視図である。 図1の定着装置のフレーム開口部およびセンサアーム周辺の拡大図である。 図1の定着装置のセンサアーム周辺の斜視図である。 図2に示した部分のA−A’断面図である。 図2に示した部分のB−B’断面図である。 本発明の第2の実施形態の定着装置のセンサアーム周辺の斜視図である。 本発明の第3の実施形態の定着装置のセンサアーム周辺の斜視図である。 第3の実施形態の定着装置で用いる位置調整スペーサの斜視図である。 本発明の第4の実施形態の定着装置のセンサアーム周辺をセンサアーム先端の突起側から見た図である。 第4の実施形態の定着装置の部分断面図である。 本発明の第5の実施形態のセンサアーム周辺の斜視図である。 第5の実施形態の定着装置の部分断面図である。 第5の実施形態の定着装置のセンサアームをその先端に形成された突起の側から見た図で 第5の実施形態の定着装置のヒートローラとセンサアームの突起をカメラで映し出した画像の例である。 従来の定着装置を備える電子写真プリンタの構成を示す図である。 図15の電子写真プリンタの機構制御動作を行う制御部の回路図である。 図15の電子写真プリンタの定着器のヒータの温度制御を説明するタイムチャートである。 図15の電子写真プリンタの動作の制御方法を説明するタイムチャートである。
符号の説明
101 定着器、 102 ヒートローラ、 104 加圧ローラ、 105 センサアーム、 106 フレーム、 108 ネジ、 109 ナット、 110,111 板バネ、 119 温度検出部。

Claims (13)

  1. 発熱部と該発熱部の温度を検知する温度センサとを含む、画像形成装置用の定着器において、
    前記温度センサを保持するアームと、
    前記発熱部を支持するフレームと、
    前記アームを支持する板状の弾性部材と、
    前記アームの前記発熱部に対する位置を調整する位置決め手段と
    を備え
    前記位置決め手段は、前記フレームと前記弾性部材とを連結し、前記弾性部材の撓み量を変化させることにより、前記アームの前記発熱部に対する位置を調整可能な連結手段を有することを特徴とする定着器。
  2. 前記位置決め手段は、前記温度センサが前記発熱部に接触しないように前記位置を調整することを特徴とする請求項1に記載の定着器。
  3. 前記弾性部材は、前記アームを支持する部分を中心に略等距離はなれた2箇所で前記フレームに支持されることを特徴とする請求項1に記載の定着器。
  4. 前記フレームは前記弾性部材の略両端部を支持することを特徴とする請求項に記載の定着器。
  5. 前記弾性部材は、前記フレーム支持される部分と前記アームを支持する部分との間に開口を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の定着器。
  6. 前記連結手段は、前記弾性部材の略中心部分と前記アームの根元部と前記フレームとを貫通するネジ手段と、該ネジ手段に歯合するナット手段からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の定着器。
  7. 前記弾性部材は、前記ネジ手段の長さ方向と前記アームの長さ方向とに垂直な方向への前記アームの動きを規制する規制部材を有することを特徴とする請求項に記載の定着器。
  8. 前記アームの先端部に該アームの長さ方向に伸びた突起が形成され、前記フレームは、前記突起が通る孔を有しており前記アームの前記ネジ手段の長さ方向への移動を制限する規制部を有することを特徴とする請求項に記載の定着器。
  9. 前記アームは、前記ネジ手段の長さ方向に伸びた面を有する突起を前記温度センサの近傍に有し、前記面の上端は前記温度センサから所定距離離れており、前記面の上端は前記規制部の孔を介して測定可能な位置にあることを特徴とする請求項に記載の定着器。
  10. 所定の厚さのスペーサを備え、前記アームの位置調整の際には、前記連結手段は該スペーサを介して前記弾性部材の略中心部分と前記アームの根元部とを前記弾性部材の弾力に抗して前記フレームに連結することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の定着器。
  11. 前記スペーサは第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、前記アームの位置調整の際には前記スペーサは前記第1の位置に置かれ、前記位置決め手段は、前記アームを前記スペーサの厚さに対応した所定距離だけ前記発熱体に近づく方向に移動させることを特徴とする請求項10に記載の定着器。
  12. 通常動作時には、前記スペーサは第2の位置に置かれ、前記位置決め手段は、前記アームを前記所定距離だけ前記発熱体から離れる方向に移動させることを特徴とする請求項11に記載の定着器。
  13. 媒体上の現像剤を加熱して前記媒体に定着する定着器を有する画像形成装置であって、該定着器は請求項1から12のいずれか一項に記載の定着器であることを特徴とする画像形成装置。
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