JP3807082B2 - 温風暖房機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温風を吹き出して暖房を行う温風暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の温風暖房機は図19に示すようなものが一般的に知られている。 以下、その構成について図19を参照しながら説明する。同図に示すように、シスターン1、ボイラ2、ポンプ3等を有した室外機4は、上方に配置した熱交換器5や下方に配置した送風機6等を有した室内機7と、接続配管8で温水が循環可能に接続されている。また、前記室内機7の上部には室内空気の吸い込み口9が、下部には吹き出し口10が設けられている。11は室温検出手段を示す。
【0003】
この温風暖房機の動作を説明する。室外機4のボイラ2が動作してポンプ3によって室内機7に送られてきた温水の温度が所定の温度以上になれば、送風機6が運転を開始し、室内の空気は上部に設けた吸い込み口9から吸い込まれ、熱交換器5で温水と熱交換して加熱されて温風となって下部に設けられた吹き出し口10から吹き出される。そして、室温検出手段11が検出した吸い込み温度が設定温度以上になれば送風機6を停止し、低くなれば送風機6を再運転することによって室内温度を制御している。さらに、能力制御や低騒音化や気流感の防止のために、室温検出手段11で検出した吸い込み温度と設定温度との差に応じて、強風、弱風、微風というように、吸い込み温度が設定温度に近づくほど風量を小さくしている。
【0004】
また、上下吹き出しを切り換えるこの種の温風暖房機としては、特公昭61−38777号公報に記載されているようなものがある。この温風暖房機は図20に示すように、室内機7の前面には吸い込み口9が形成され、さらに前面下部と上部には下吹き出し口10Aおよび上吹き出し口10Bがそれぞれ形成されている。そして、前記吸い込み口9に対向する内側の位置に熱交換器5が設けられ、さらに、この熱交換器5に対応して送風機6が設けられている。また、下吹き出し口10A、上吹き出し口10Bにそれぞれ対応して設けられた下部ダンパ12A、上部ダンパ12Bは吹き出し口切り換え手段としてのダンパモータ13で切り換えを行う。
【0005】
この温風暖房機の動作を説明する。室内温度が設定温度以下の場合には、ダンパモータ13が動作して、図20(a)に示すように、下部ダンパ12Aで下吹き出し口10Aを開き、上部ダンパ12Bで上吹き出し口10Bを閉じ、下吹き出し口10Aから温風を吹き出す。また、室内温度が設定温度以上になり暖房運転中断の場合には、図20(b)に示すように、ダンパモータ13が動作して下部ダンパ12Aで下吹き出し口10Aを閉じ、上部ダンパ12Bで上吹き出し口10Bを開き、上吹き出し口10Bから風を吹き出す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記図19、図20に示す従来例の温風暖房機では、室内温度の吸い込み温度が設定温度に近づくほど風量を小さくしていたため、温風温度はすぐに上昇し、部屋の温度分布が悪いものであった。
【0007】
また、図21は室内機7が設置された部屋の空間の斜視図であり、図22は図21のA面における弱風や微風時の温度分布を示したものである。図23は図21のB、C面各面それぞれの、各高さにおいて水平方向の温度の平均を求めて、その分布を示したものである。なお、一点鎖線は部屋全体の平均温度である。両図からわかるように弱風や微風のように風量が小さくなると、温風の温度は高くなり、すぐに上昇し、さらに、吸い込み口9が吹き出し口10よりも上部にあるため上昇した温風は床面付近に戻ることがないため、温風暖房機の付近や天井近くは温かいがそれ以外の場所の温度が低くなっている。そのため、快適な居住空間が狭く、部屋全体を有効に使えないという課題を有していた。
【0008】
この課題を解決するために、仮に風量を大きくする(室温が設定温度に近づくと必要暖房能力が小さくなるので風量を大きくすると温水温度を下げるなどして吹き出し温度を下げなければならない)と、気流感や冷風感があり、また、騒音も大きくなるので、快適性が損なわれるという課題がある。
【0009】
また、前述したように、室内温度の吸い込み温度が設定温度に近づくほど風量を小さくするように制御しているので、室温の変動に応じて送風機6の回転数が変化し、それに伴って騒音値も変化するため、耳障りで不快であった。
【0010】
さらに、室内温度の吸い込み温度が設定温度以上になると送風機6を停止するため、天井付近の温度は余り変化しないが、床面温度は比較的速く温度が下がり、すぐに足元が寒くなるという課題がある。
【0011】
また、図20の従来例の温風暖房機の場合も、基本的には図19の従来例の温風暖房機の場合と同様、風量が小さいと部屋の温度分布が悪くなり、風量が大きいと騒音や気流感や冷風感があるので、快適性が損なわれるという課題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、送風機と、前記送風機のケーシングおよび前記送風機の上部に備えた熱交換器などを有したから成る温風暖房機において、下吹き暖房時に室内空気を吸い込むための下吹き用吸い込み口と上吹き暖房時に室内空気を吸い込むために床面近傍に設けた上吹き用吸い込み口とを切り換える風回路切り換え手段と、上吹き暖房時に前記熱交換器をバイパスするバイパス風回路と、上吹き暖房時に前記熱交換器を通過した空気を吹き出す温側吹き出し口と、上吹き暖房時に前記熱交換器をバイパスした空気を吹き出す冷側吹き出し口と、前記温側吹き出し口に設けた温側風向変更羽根と、前記冷側吹き出し口に設けた冷側風向変更羽根とを備え、暖房負荷の大小に応じて前記風回路切換手段は前記下吹き暖房、上吹き暖房を切換え、かつ前記風向変更手段は前記温側、冷側の風向変更羽根の開閉を切換えるものである。
【0013】
上記発明によれば暖房負荷が小さい場合、上吹き出し口から吹き出した比較的低温で低速の温風が、床面近傍に設けた上吹き用吸い込み口から吸い込まれるので部屋の上下温度差が小さく、気流感、冷風感もない、快適な居住空間を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、送風機と、前記送風機のケーシングおよび前記送風機の上部に備えた熱交換器などを有した温風暖房機において、下吹き暖房時に室内空気を吸い込むための下吹き用吸い込み口と上吹き暖房時に室内空気を吸い込むために床面近傍に設けた上吹き用吸い込み口とを切り換える風回路切り換え手段と、上吹き暖房時に前記熱交換器をバイパスするバイパス風回路と、上吹き暖房時に前記熱交換器を通過した空気を吹き出す温側吹き出し口と、上吹き暖房時に前記熱交換器をバイパスした空気を吹き出す冷側吹き出し口と、前記温側吹き出し口に設けた温側風向変更羽根と、前記冷側吹き出し口に設けた冷側風向変更羽根とを設け暖房負荷の大小に応じて前記風回路切換手段は前記下吹き暖房、上吹き暖房を切換え、かつ前記風向変更手段は前記温側、冷側の風向変更羽根の開閉を切換えるものである。
【0015】
そして、室内温度の設定温度に近くなると回路切換手段、風向変更手段が負荷の小の側に切り換わり上吹き出し口から吹き出した温風が、天井面に達して全体に広がり、さらに、壁面に沿って降下し床面に達した後、床面に沿って流れ、床面近傍に設けた上吹き用吸い込み口から吸い込まれるので、部屋の上下温度差が小さく、気流が部屋全体に広がるので気流感、冷風感もなく、快適な居住空間を得ることができる。
【0016】
また、冷側吹き出し口を温側吹き出し口よりも前方側に設ける。
そして、冷側吹き出し口から吹き出した比較的低い温度の温風が、天井面付近に滞留している暖かい空気を床面に押し下げる。さらに、床面に沿って流れ、上吹き用吸い込み口から吸い込まれるので、部屋の上下温度差が小さく、気流が部屋全体に広がるので気流感、冷風感もなく、快適な居住空間を得ることができる。
【0017】
さらに、上吹き暖房時に冷側風向変更羽根を前方に傾ける。
そして、冷側吹き出し口から吹き出した比較的低い温度の温風が天井面に到達した後、方向を変えるときのエネルギー損失も少なく、また、前記比較的低い温度の温風の前面方向の速度成分も大きいので、より遠くの天井面付近に滞留している暖かい空気を床面に押し下げるため、部屋の上下温度差が小さく、快適な居住空間を得ることができる。
【0018】
さらに、温側吹き出し口を冷側吹き出し口よりも前方側に設ける。
そして冷側吹き出し口から吹き出された比較的低い温度の温風は、温側吹き出し口から吹き出された比較的高い温度の温風が天井付近で滞留することを防ぎ、上から押さえ込むようにして天井に沿って流れ床面に押し下げるため、部屋の上下温度差が小さく、快適な居住空間を得ることができる。
【0019】
さらに、上吹き暖房時に冷側風向変更羽根を前方に傾ける。
そして、冷側吹き出し口から吹き出された比較的低い温度の温風は、温側吹き出し口から吹き出された比較的高い温度の温風を押さえ込むようにして天井面に到達した後、方向を変えるときのエネルギー損失も少なく、また、前記比較的低い温度の温風の前面方向の速度成分も大きいので、より遠くまで温側吹き出し口から吹き出された比較的高い温度の温風を運ぶことができるため、部屋の上下温度差が小さく、快適な居住空間を得ることができる。
【0020】
さらに、上吹き暖房時に下吹き用吸い込み口を遮蔽する遮蔽板設けることにより、温側吹き出し口から吹き出された比較的高い温度の温風の吹き出し速度を大きくできるため、より遠くまで循環するので、部屋の上下温度差が小さく、快適な居住空間を得ることができる。
【0021】
さらに、上吹き暖房運転の能力制御時に冷側吹き出し口の開口面積を変化させる冷側風向変更羽根を駆動する風向変更手段を制御する風向変更羽根制御手段を有するものである。
【0022】
そして、冷側風向変更羽根の駆動で温側吹き出し口から吹き出される風量を制御できるため、騒音の変動が少ない。
【0023】
さらに、上吹き暖房時に室温が設定温度近傍になれば温側吹き出し口を閉じるように制御する風向変更手段を有するものである。
【0024】
そして、室温が設定温度に達して暖房を停止している時に、冷側吹き出し口から比較的低い温度の温風を吹き出して、天井面付近に滞留している暖かい空気を床面に押し下げ、さらに、床面に沿って流れ、上吹き用吸い込み口から吸い込まれるので、暖房停止時にも床面付近の温度が下がらず、快適な居住空間を得ることができる。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0026】
(実施例1)
図1(a)は本発明の実施例1の下吹き出し状態の温風暖房機を示す構成図、図1(b)は同上吹き出し状態の温風暖房機を示す構成図、図2は上吹き出し風量に対する上下温度差を示す温風暖房機の説明図、図3は熱交換器通過風量に対する熱交換器の暖房能力を示す同温風暖房機の説明図、図4は同温風暖房機の気流説明図、図5は同温風暖房機の垂直温度分布説明図である。
【0027】
図1(a)、(b)において、シスターン1、ボイラ2およびポンプ3を順次連結して構成される室外機4と、熱交換器5、送風機6などを有した室内機7とは接続配管8で接続されている。室内機7の背面の上側には下吹き用吸い込み口9Aが、下部には上吹き用吸い込み口9Bが設けられている。さらに、室内機7の前面の下側には下吹き出し口10が設けられている。また、14は風回路切り換え手段であり、この風回路切り換え手段14は前記送風機6のケーシング15を送風機6の回転軸16を中心に回転させ、上吹き出しと下吹き出しの送風回路を切り換えるものである。さらに、送風機6の上部に設けられたバイパス風回路17は上吹き出し時に熱交換器5を通過しない送風路である。また、室内機7の上部には熱交換器5を通過した空気を吹き出す温側吹き出し口18と熱交換器5を通過しない空気を吹き出す冷側吹き出し口19とが設けられている。また、風向変更手段20は温側吹き出し口18と冷側吹き出し口19とにそれぞれ設けられた温側風向変更羽根21と冷側風向変更羽根22の駆動を行うものである。
【0028】
次に動作、作用について説明する。室内の温度が低く、暖房負荷が大きいときには下吹き出し状態で暖房を行う。すなわち、風回路切り換え手段14はケーシング15を送風機6の回転軸16を中心に下向きに回転させ上吹用吸い込口9Bを閉じ、さらに、風向変更手段20は温側風向変更羽根21で温側吹き出し口18を閉じ、冷側風向変更羽根22で冷側吹き出し口19を閉じることによって下吹き出し状態を設定する。そして、室外機4のボイラ2が動作してポンプによって室内機7に送られてきた温水と、送風機6によって下吹き用吸い込み口9Aから吸い込まれた空気とが、熱交換器5で熱交換して、吸い込まれた空気は加熱されて温風となって下吹き出し口10から吹き出される。
【0029】
次に、室内の温度が上昇し、暖房負荷が小さいときには上吹き出し状態で暖房を行う。すなわち、風回路切り換え手段14はケーシング15を送風機6の回転軸16を中心に上向きに回転させ上吹き用吸い込み口9Bを開き、さらに、風向変更手段20は温側風向変更羽根21と冷側風向変更羽根22とを動作させ、それぞれ温側吹き出し口18と冷側吹き出し口19とを開口することによって上吹き出し状態を設定する。そして、送風機6によって上吹き用吸い込み口9Bから吸い込まれた空気の一部は、下吹き出し状態の場合と同様、熱交換器5で加熱され温側吹き出し口18と下吹き用吸い込み口9Aとから吹き出される。また、送風機6によって上吹き用吸い込み口9Bから吸い込まれた上記以外の空気は、熱交換器5を通過せずに、バイパス風回路17を通って、冷側吹き出し口19から吹き出される。
【0030】
図2は、横軸に上吹き状態で吹き出される空気の風量をとり、縦軸に部屋の上下の温度差(例えば、床上1800mmでの水平面の平均温度と床上50mmでの水平面の平均温度との差)をとって、暖房負荷Qに見合う暖房能力Qで部屋を暖房した場合の風量と部屋の上下の温度差の関係を示したものである。また、図3は、横軸に熱交換器5を通過する風量をとり、縦軸に熱交換器5の暖房能力をとって、熱交換器5の通過風量と暖房能力の関係を示したものである。今、図2において、部屋の上下温度差をTにするためには風量がV必要である。仮に、この風量Vをすへて熱交換器5に通せば、その時の暖房能力は、図3からわかるように、Qaとなる。しかし、この暖房能力Qaは、室内の温度が上昇し暖房負荷が小さいときには、暖房負荷に見合った暖房能力Qよりもかなり大きくなり、部屋の温度が希望する温度よりも高くなってしまう。そこで、送風機6によって上吹き用吸い込み口9Bから吸い込まれた風量Vのうちで暖房能力Qに必要な風量Vexは、熱交換器5を通過し温側吹き出し口18から吹き出す。また、送風機6によって上吹き用吸い込み口9Bから吸い込まれた残りの風量(V−Vex)は、熱交換器5を通過ぜずに、バイパス風回路17を通って冷側吹き出し口19から吹き出される。
図4は図21のA面における下吹き出し状態と上吹き出し状態での温風の循環経路を示したものであり、同図において、実線は上吹き出し状態、点線は下吹き出し状態の循環経路である。同図からわかるように、上吹き出し状態では、上に吹き出した空気の多くが天井面や壁面に沿って流れ、最終的に、床面近傍に設けた上吹き用吸い込み口9Bより吸い込まれるので、温風は部屋全体に広がることがわかる。
【0031】
図5は図21のB、C面各面それぞれにおいて、各高さおける水平方向の温度の平均を求めて、その分布を示したものである。なお、一点鎖線は部屋全体の平均温度であり、細い実線は図23で示す従来例の場合であり、太い実線は本発明の場合である。図5からわかるように従来例と比較して、上下の温度差が少なく、また、部屋全体も均一である。特に、室内機7と対向する壁付近の床温度は従来例と比べて高くなっていることがわかる。
【0032】
(実施例2)
図6は本発明の実施例2の温風暖房機の上吹き出し状態を示す構成図、図7は同温風暖房機の気流説明図である。図6において、冷側吹き出し口19を温側吹き出し口18よりも前面側に設けている。23は床、24は壁である。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0033】
次に動作、作用を説明する。風回路口切り換え手段14の動作は実施例1と同様なので説明は省略する。図7は図21のA面における上吹き出し状態での温風の循環経路を示したものであり、同図において、実線はバイパス風回路17を通って冷側吹き出し口19から吹き出された空気の循環経路、点線は熱交換器5を通って温側吹き出し口18から吹き出された空気の循環経路である。また、部屋の上層部(天井付近)には暖かい空気が滞留している。冷側吹き出し口19と温側吹き出し口18から吹き出された空気はともに天井付近に到達するが、熱交換器5を通過し温側吹き出し口18から吹き出された(高温)の空気の比重量の方がバイパス風回路を通って冷側吹き出し口19から吹き出された(室温に近い)空気の比重量よりも小さいため、温側吹き出し口18から吹き出された空気の多くは天井付近で滞留する。一方、冷側吹き出し口19から吹き出された空気は天井付近で滞留している暖かい空気を床面まで押し下げ、最終的には、上吹き用吸い込み口9Bから室内機7に吸い込まれることによって循環する。このように、冷側吹き出し口19から吹き出した空気の多くが天井面や壁面に沿って流れ、最終的に、床面近傍に設けた上吹き用吸い込み口9Bより吸い込まれるので、温風は部屋全体に広がることがわかる。
【0034】
(実施例3)
図8は本発明の実施例3の温風暖房機の上吹き出し状態をを示す構成図、図9は同温風暖房機の気流説明図である。本実施例において、実施例2と異なる点は、冷側吹き出し口19に設けた冷側風向変更羽根22を前方に傾けた構成としていることである。なお、実施例2と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0035】
次に動作、作用を説明する。風回路口切り換え手段14の動作は実施例1と同様なので説明は省略する。図9は図21のA面における上吹き出し状態での温風の循環経路を示したものであり、同図において、実線はバイパス風回路17を通って冷側吹き出し口19から吹き出された空気の循環経路、点線は熱交換器5を通って温側吹き出し口18から吹き出された空気の循環経路である。また、部屋の上層部(天井付近)には暖かい空気が滞留している。図6の実施例2と異なる点は冷側吹き出し口19に設けた冷側風向変更羽根22を前方に傾けているので、冷側吹き出し口19から吹き出された空気の天井での流れの衝突損失も少なく、より遠くの方まで届く。このため、部屋全体がより均一な温度に近くなる。
【0036】
(実施例4)
図10(a)は本発明の実施例4の下吹き出し状態の温風暖房機を示す構成図、図10(b)は同上吹き出し状態の温風暖房機を示す構成図、図11は同温風暖房機の気流説明図である。
【0037】
図10において、図1(a)に示す温側吹き出し口18を冷側吹き出し口19よりも前方側に設け、さらに、下吹き用吸い込み口9Aを室内機7の前面側に設けている。23は床、24は壁である。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0038】
次に動作、作用を説明する。風回路口切り換え手段14の動作は実施例1と同様なので説明は省略する。図11は図21のA面における上吹き出し状態での温風の循環経路を示したものであり、同図において、実線はバイパス風回路17を通って冷側吹き出し口19から吹き出された空気の循環経路、点線は熱交換器5を通って温側吹き出し口18から吹き出された空気の循環経路である。また、部屋の上層部(天井付近)には暖かい空気が滞留している。冷側吹き出し口19と温側吹き出し口18から吹き出された空気はともに天井付近に到達するが、バイパス風回路を通って冷側吹き出し口19から吹き出された(室温に近い)空気の比重量の方が熱交換器5を通過し温側吹き出し口18から吹き出された(高温)の空気の比重量よりも大きいため、冷側吹き出し口19から吹き出された空気は温側吹き出し口18から吹き出された空気を下方に押さえ込みながらを床面まで押し下げ、最終的には、上吹き用吸い込み口9Bから室内機7に吸い込まれることによって循環する。このように、冷側吹き出し口19から吹き出した空気が温側吹き出し口18から吹き出された空気を押さえ込みながら天井面や壁面に沿って流れ、最終的に、床面近傍に設けた上吹き用吸い込み口9Bより吸い込まれるので、温風は部屋全体に広がることがわかる。
【0039】
(実施例5)
図12は本発明の実施例5の温風暖房機を示す構成図、図13は同温風暖房機の気流説明図である。
【0040】
本実施例において、実施例4と異なる点は、冷側吹き出し口19に設けた冷側風向変更羽根22を前方に傾けた構成としていることである。なお、実施例4と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0041】
次に動作、作用を説明する。風回路口切り換え手段14の動作は実施例1と同様なので説明は省略する。図13は図21のA面における上吹き出し状態での温風の循環経路を示したものであり、同図において、実線はバイパス風回路17を通って冷側吹き出し口19から吹き出された空気の循環経路、点線は熱交換器5を通って温側吹き出し口18から吹き出された空気の循環経路である。また、部屋の上層部(天井付近)には暖かい空気が滞留している。図10の実施例4と異なる点は冷側吹き出し口19に設けた冷側風向変更羽根22を前方に傾けているので、冷側吹き出し口19から吹き出された空気の天井での流れの衝突損失も少なく、より遠くの方まで届く。このため、部屋全体がより均一な温度に近くなる。
【0042】
(実施例6)
図14(a)は本発明の実施例6の下吹き出し状態の温風暖房機を示す構成図、図14(b)は同上吹き出し状態の温風暖房機を示す構成図である。
【0043】
本実施例6において、実施例1と異なる点は、上吹き出し時に、遮蔽板駆動手段25によって下吹き用吸い込み口9Aを遮蔽する遮蔽板26を設けた構成としたことである。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0044】
次に動作、作用を説明する。室内の温度が低く暖房負荷が大きいときに行う下吹き出し暖房の場合には、図14(a)に示すように、遮蔽板駆動手段25は上吹き用吸い込み口9Bを閉じるために遮蔽板26を下方に移動させる。その他の動作、作用は実施例1と同様なので説明は省略する。
【0045】
次に、室内の温度が上昇し暖房負荷が小さいときに行う上吹き出し暖房の場合には、風回路切り換え手段14はケーシング15を送風機6の回転軸16を中心に上向きに回転させ、また、風向変更手段20は温側風向変更羽根21と冷側風向変更羽根22とを動作させ、それぞれ温側吹き出し口18と冷側吹き出し口19と開口する。さらに、遮蔽板駆動手段25は下吹き用吸い込み口9Aを閉じるために遮蔽板26を上方に移動させることによって上吹き出し状態を設定する。
【0046】
そして、送風機6によって上吹き用吸い込み口9Bから吸い込まれた空気の一部は、熱交換器5で加熱され温側吹き出し口18から吹き出される。この時、実施例1とは異なり、下吹き用吸い込み口9Aからは吹き出されない。また、送風機6によって上吹き用吸い込み口9Bから吸い込まれた上記以外の空気は、熱交換器5を通過せずに、バイパス風回路17を通って、冷側吹き出し口19から吹き出される。
【0047】
上吹き出し暖房の場合に、熱交換器5で加熱された空気はすべて温側吹き出し口18から吹き出されるので、吹き出し速度が大きくなり、より遠くまで循環するので、部屋の上下温度差が小さく、温風が部屋全体に広がる。
【0048】
(実施例7)
図15(a)は本発明の実施例7の温風暖房機の上吹き出し状態を示す室内機の構成図、図15(b)は同温風暖房機上吹き出し口の拡大説明図、図16は冷側風向変更羽根の回転角度に対する風量の変化を示す説明図である。
【0049】
本実施例7において、実施例1または実施例6と異なる点は、上吹き出し時に暖房負荷に応じて冷側吹き出し口19に設けた冷側風向変更羽根22を羽根回転軸27を中心に回転させる風向変更手段20を制御する風向変更羽根制御手段28を設けた構成としたことである。なお、実施例1または実施例6と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0050】
次に動作、作用を説明する。室内の温度が低く暖房負荷が大きいときに行う下吹き出し暖房の場合には、実施例1または実施例6と同様であるので説明は省略する。
【0051】
次に、室内の温度が上昇し暖房負荷が小さいときに行う上吹き出し暖房の場合には、風回路切り換え手段14はケーシング15を送風機6の回転軸16を中心に上向きに回転させ、また、風向変更手段20は温側風向変更羽根21と冷側風向変更羽根22とを動作させ、それぞれ温側吹き出し口18と冷側吹き出し口19と開口する。さらに、実施例6の場合は、遮蔽板駆動手段25は下吹き用吸い込み口9Aを閉じるために遮蔽板26を上方に移動させることによって上吹き出し状態を設定する。そして、その時の暖房負荷に応じて、風向変更羽根制御手段28は風向変更手段20で冷側風向変更羽根22を羽根回転軸27を中心に必要な角度だけ回転させる。
【0052】
図16において、横軸に風向変更羽根22の羽根回転軸27を中心とした回転角度をとり、縦軸に温側吹き出し口18と冷側吹き出し口19とから吹き出される風量をとって、冷側風向変更羽根22の回転角度に対する風量の変化を示す。なお、回転角度θは、冷側吹き出し口19を閉じた状態から開く方向にとったものである。同図からわかるように、冷側吹き出し口19を閉じた状態から開いていくと、冷側吹き出し口19から吹き出す風量は大きくなり、温側吹き出し口18から吹き出す風量は小さくなる。また、この2つの合計した風量はほぼ一定にすることができる。また、熱交換器5を通過する風量と熱交換器5の暖房能力とは、図3に示すようになる。そのため、暖房負荷に見合った暖房能力Qを出そうとすれば、図16において、風量Vexとなる回転角度θexとなるように設定すればよい。
【0053】
能力制御をするために、従来送風機6の回転数を変化させていたので、室温の変動に応じて送風機の回転数が変化し、それに伴って騒音値も変化するため、耳障りで不快であった。これに対して、本実施例7の場合は冷側風向変更羽根22の回転角度で能力制御ができるので、騒音の変動が少ない。
【0054】
(実施例8)
図17は本発明の実施例8の温風暖房機を示す室内機の構成図、図18は同温風暖房機の気流説明図である。
【0055】
本実施例8において、実施例1または実施例6と異なる点は、希望の室温を設定する室温設定手段29と室温検知手段11から得られた室温とを比較する室温設定比較手段30からの信号で、温側風向変更羽根21と冷側風向変更羽根22とを駆動する風向変更手段20を制御する風向変更羽根制御手段28を設けた構成としたことである。なお、実施例1または実施例6と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0056】
次に動作、作用を説明する。室内の温度が低く暖房負荷が大きいときに行う下吹き出し暖房の場合には、実施例1または実施例6と同様であるので説明は省略する。
【0057】
次に、室内の温度が上昇し暖房負荷が小さいときに行う上吹き出し暖房の場合には、風回路切り換え手段14はケーシング15を送風機6の回転軸16を中心に上向きに回転させ、また、風向変更手段20は温側風向変更羽根21と冷側風向変更羽根22とを動作させ、それぞれ温側吹き出し口18と冷側吹き出し口19と開口する。さらに、実施例6の場合は、遮蔽板駆動手段25は下吹き用吸い込み口9Aを閉じるために遮蔽板26を上方に移動させることによって上吹き出し状態を設定する。そして、この上吹き出し暖房で暖房していて、さらに室温が上昇し、室温設定比較手段30が室温検知手段11から得られた室温と室温設定手段29で設定された温度とを比較し、室温検知手段11から得られた室温が室温設定手段29で設定された温度以上になれば、風向変更羽根制御手段28は風向変更手段20で温側風向変更羽根21を駆動して、温側吹き出し口18を閉じる。その結果、送風機6によって上吹き用吸い込み口9Bから吸い込まれた空気は、熱交換器5を通過せずに、バイパス風回路17のみを通って、冷側吹き出し口19から吹き出される。
【0058】
図18は図21のA面における上吹き出し状態での温風の循環経路を示したものであり、同図において、実線はバイパス風回路17を通って冷側吹き出し口19から吹き出された空気の循環経路である。また、部屋の上層部(天井付近)には暖かい空気が滞留している。冷側吹き出し口19から吹き出された空気は天井付近に到達し、さらに、天井付近で滞留している暖かい空気を床面まで押し下げ、最終的には、上吹き用吸い込み口9Bから室内機7に吸い込まれることによって循環する。このように、冷側吹き出し口19から吹き出した空気の多くが天井面や壁面に沿って流れ、最終的に、床面近傍に設けた上吹き用吸い込み口9Bより吸い込まれるので、暖房を停止する場合にも、温風が床面に到達することがわかる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に係る温風暖房機は、下吹き暖房時に室内空気を吸い込むための下吹き用吸い込み口と上吹き暖房時に室内空気を吸い込むために床面近傍に設けた上吹き用吸い込み口とを切り換える風回路切り換え手段と、上吹き暖房時に前記熱交換器をバイパスするバイパス風回路と、上吹き暖房時に前記熱交換器を通過した空気を吹き出す温側吹き出し口と、上吹き暖房時に前記熱交換器をバイパスした空気を吹き出す冷側吹き出し口と、前記温側吹き出し口に設けた温側風向変更羽根と、前記冷側吹き出し口に設けた冷側風向変更羽根とを設けているので、上吹き出し口から吹き出した温風が、天井面に達して全体に広がり、さらに、壁面に沿って降下し床面に達した後、床面に沿って流れ、床面近傍に設けた吸い込み口から吸い込まれるため、部屋の上下温度差が小さく、気流が部屋全体に広がるので気流感、冷風感もなく、快適な居住空間を得ることができる。
【0060】
また、請求項2に係る温風暖房機は、冷側吹き出し口が温側吹き出し口よりも前面側に設けたので、冷側吹き出し口から吹き出した比較的低い温度の温風が、天井面付近に滞留している暖かい空気を床面に押し下げ、さらに、床面に沿って流れ、上吹き用吸い込み口から吸い込まれるため、部屋の上下温度差が小さく、気流が部屋全体に広がるので気流感、冷風感もなく、快適な居住空間を得ることができる。さらに、快適な空間が広がる。
【0061】
また、請求項3に係る温風暖房機は、上吹き暖房時に冷側風向変更羽根を前方に傾ける構成としたので、冷側吹き出し口から吹き出した比較的低い温度の温風が天井面に到達した後、方向を変えるときのエネルギー損失も少なく、また、温風の前面方向の速度成分も大きいため、より遠くの天井面付近に滞留している暖かい空気を床面に押し下げ、部屋の上下温度差が小さく、快適な居住空間を得ることができる。
【0062】
また、請求項4に係る温風暖房機は、温側吹き出し口を冷側吹き出し口よりも前面側に設けたので、冷側吹き出し口から吹き出された比較的低い温度の温風は、温側吹き出し口から吹き出された比較的高い温度の温風が天井付近で滞留することを防ぎ、上から押さえ込むようにして天井に沿って流れ床面に押し下げるため、部屋の上下温度差が小さく、快適な居住空間を得ることができる。
【0063】
また、請求項6に係る温風暖房機は、上吹き暖房時に下吹き用吸い込み口を遮蔽する遮蔽板を設けたので、温側吹き出し口から吹き出された比較的高い温度の温風の吹き出し速度を大きくできる結果、温風がより遠くまで循環するため、部屋の上下温度差が小さく、快適な居住空間を得ることができる。
【0064】
また、請求項7に係る温風暖房機は、上吹き暖房運転の能力制御時に冷側吹き出し口の開口面積を変化させる冷側風向変更羽根を駆動する風向変更手段を制御する風向変更羽根制御手段を備えているので、冷側風向変更羽根の駆動で温側吹き出し口から吹き出される風量を制御できるため、従来あった送風機の回転数変動による騒音変動の耳障り感が少なくなり、快適性を向上させることができる。
【0065】
また、請求項8に係る温風暖房機は、上吹き暖房時に室温が設定温度近傍以上になれば温側吹き出し口を閉じるように制御する風向変更手段を備えているので、室温が設定温度に達して暖房を停止している時に、冷側吹き出し口から比較的低い温度の温風を吹き出して、天井面付近に滞留している暖かい空気を床面に押し下げ、さらに、床面に沿って流れ、上吹き用吸い込み口から吸い込まれるため、暖房停止時にも床面付近の温度が下がらず、快適な居住空間を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1における温風暖房機の下吹き出し状態を示す構成図
(b)同温風暖房機の上吹き出し状態を示す構成図
【図2】同温風暖房機の上吹き風量に対する上下温度差を示す説明図
【図3】同温風暖房機の風量に対する熱交換器能力を示す説明図
【図4】同温風暖房機の気流説明図
【図5】同温風暖房機の垂直温度分布説明図
【図6】本発明の実施例2における温風暖房機の上吹き出し状態を示す構成図
【図7】同温風暖房機の気流説明図
【図8】本発明の実施例3における温風暖房機の上吹き出し状態を示す構成図
【図9】同温風暖房機の気流説明図
【図10】(a)本発明の実施例4における温風暖房機の下吹き出し状態を示す構成図
(b)同温風暖房機の上吹き出し状態を示す構成図
【図11】同温風暖房機の気流説明図
【図12】本発明の実施例5における温風暖房機の上吹き出し状態を示す構成図
【図13】同温風暖房機の気流説明図
【図14】(a)本発明の実施例6における温風暖房機の下吹き出し状態を示す構成図
(b)同温風暖房機の上吹き出し状態を示す構成図
【図15】(a)本発明の実施例7における温風暖房機の上吹き出し状態を示す構成図
(b)同温風暖房機の上吹き出し口の拡大説明図
【図16】同温風暖房機の冷側風向変更羽根の回転角度に対する風量変化を示す説明図
【図17】本発明の実施例8における温風暖房機の上吹き出し状態を示す構成図
【図18】同温風暖房機の気流説明図
【図19】第一の従来例における温風暖房機の構成図
【図20】第二の従来例における温風暖房機の構成図
【図21】第一の従来例における温風暖房機の温度分布説明用の部屋の斜視図
【図22】同温風暖房機の吹き出し温度の分布説明図
【図23】同温風暖房機の垂直温度分布説明図
【符号の説明】
5 熱交換機
6 送風機
9A 下吹き用吸い込み口
9B 上吹き用吸い込み口
14 風回路切り換え手段
15 ケーシング
17 バイパス風回路
18 温側吹き出し口
19 冷側吹き出し口
20 風向変更手段
21 温側風向変更羽根
22 冷側風向変更羽根
26 遮蔽板
28 風向変更羽根制御器

Claims (8)

  1. 送風機と、前記送風機のケーシングおよび前記送風機の上部に備えた熱交換器などを有した温風暖房機において、下吹き暖房時に室内空気を吸い込むための下吹き用吸い込み口と上吹き暖房時に室内空気を吸い込むために床面近傍に設けた上吹き用吸い込み口とを切り換える風回路切り換え手段と、上吹き暖房時に前記熱交換器をバイパスするバイパス風回路と、上吹き暖房時に前記熱交換器を通過した空気を吹き出す温側吹き出し口と、上吹き暖房時に前記熱交換器をバイパスした空気を吹き出す冷側吹き出し口と、前記温側吹き出し口に設けた温側風向変更羽根と、前記冷側吹き出し口に設けた冷側風向変更羽根とを備え暖房負荷の大小に応じて前記風回路切換手段は前記下吹き暖房、上吹き暖房を切換え、かつ前記風向変更手段は前記温側、冷側の風向変更羽根の開閉を切換える温風暖房機。
  2. 冷側吹き出し口は温側吹き出し口よりも前方側に設けた請求項1記載の温風暖房機。
  3. 上吹き暖房時に冷側風向変更羽根を前方に傾けた請求項2記載の温風暖房機。
  4. 温側吹き出し口は冷側吹き出し口よりも前方側に設けた請求項1記載の温風暖房機。
  5. 上吹き暖房時に冷側風向変更羽根を前方に傾けた請求項4記載の温風暖房機。
  6. 上吹き暖房時は下吹き用吸い込み口を遮蔽する遮蔽板を設けた請求項1記載の温風暖房機。
  7. 上吹き暖房運転の能力制御時に冷側吹き出し口の開口面積を変化させる冷側風向変更羽根を駆動する風向変更手段を制御する風向変更羽根制御手段を備えた請求項1または6に記載の温風暖房機。
  8. 上吹き暖房時に室温が設定温度近傍になれば温側吹き出し口を閉じるように制御する風向変更手段を備えた請求項1または6に記載の温風暖房機。
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