JP3806967B2 - 縫糸のインラインアニール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の分野】
本発明は縫糸製造の分野に関し、そして更に詳細にはそれは、ポリプロピレン縫糸を押出し、延伸しそしてアニールするためのインライン方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
ポリプロピレンから作られた外科用縫糸は、20年以上もの間、医業によって成功裏に使用されてきた。広く受け入れられる最初の業務用に満足なポリプロピレン縫糸の一つは、Gregory J.Listnerへの米国特許第3,630,205号中に述べられた。Listnerは、押出されたポリプロピレン縫糸をその元の押出された長さの約6.6倍にまで延伸するステップ、そして次にこのモノフィラメントを延伸された長さの約91〜76%に緩和させる(relaxing)又は収縮させるステップを含んで成るポリプロピレン縫糸を製造するための方法を開示した。
【0003】
Lennardらは、米国特許第4,911,165号中で、ポリプロピレン縫糸を一層取り扱い易くするためにコンプライアンス、弛緩又は柔軟性を増加させ、そしてそれらの結節(knot)信頼性を改善したポリプロピレン縫糸を作るための改善方法を後で開示した。Lennardによって述べられた方法は、ポリプロピレンをオリフィスを通して押出すこと及び押出物を冷却してフィラメントを生成させることから成っていた。フィラメントを、まず約6X〜7Xに延伸し、次に二回目に約1.06X〜約1.5Xに延伸した。最後に、フィラメントを収集しそしてオフラインで熱緩和させて、線状収縮及びヒートセットを行った。Lennardによって開示されたような熱緩和は、フィラメントをアニールオーブン中のラックの上に置きそしてフィラメントの元の長さの約16〜約35%フィラメントを収縮せしめることによって実施される。アニールは、約135℃〜約152℃の範囲内の温度で、フィラメントを収縮せしめそしてヒートセットせしめるのに十分な時間の期間、通常は5〜約40分の間実施される。
【0004】
Listner及びLennardによって開示された方法から製造することができる繊維は良好であるけれども、これらの方法においてもなお改善の余地がある。特に、フィラメントが延伸された後でフィラメントに施される別途のアニールステップを排除して、縫糸生産及び取扱を簡素化することが望ましいであろう。
【0005】
かくして、本発明の目的は、ポリプロピレン縫糸のラックアニールを排除する、ポリプロピレン縫糸を製造するための方法を提供することである。本発明のこのそしてその他の目的及び利点は、以下の明細書から当業者には明らかであろう。
【0006】
【発明の要約】
本発明は、(a)溶融ポリプロピレン樹脂をオリフィスを通して押出し、そして溶融ポリプロピレン樹脂を急速に冷却してフィラメントを製造するステップ、(b)このフィラメントを第一延伸ゾーンにおいて約4X〜約7.5Xの範囲で延伸して延伸フィラメントを製造するステップ、(c)この一回延伸フィラメントを第二延伸ゾーンにおいて約1.0X〜約2.5Xの範囲で、第一加熱ゾーンにおいては約30℃〜約160℃の範囲の温度に維持しながら延伸して、二回延伸フィラメントを生成させるステップ、(d)この二回延伸フィラメントを、約100℃〜約180℃の範囲の温度に維持されている第二加熱ゾーンにおいて、約0.75X〜約0.95Xの範囲で緩和させて、ポリプロピレン縫糸を生成させるステップを含んで成る、ポリプロピレン縫糸を製造するための方法である。
【0007】
【発明の詳細な記述】
本明細書中で使用する時には、ポリプロピレンという語は、アイソタクチック及びシンジオタクチックポリプロピレン並びにそれらのブレンド、並びにヘテロタクチックポリプロピレン及びポリエチレンとブレンドされた主にアイソタクチック又はシンジオタクチックポリプロピレンから成るブレンド(引用によって本明細書中に組み込まれる、Ethicon,Inc.に譲渡された1985年12月10日に発行された米国特許第4,557,264号中に述べられているようなもの)、並びに主にプロピレンそしてその他のα−オレフィン例えばエチレンから成るコポリマー(引用によって本明細書中に組み込まれる、Ethiconに譲渡された1985年6月4日に発行された米国特許第4,520,822号中に述べられているもの)を含むものとする。本発明の柔軟なポリプロピレン縫糸を製造するための好ましい方法は、約260,000〜約420,000の重量平均分子量を有するアイソタクチックポリプロピレンホモポリマーのペレットを原材料として利用する。所望のグレードのポリプロピレンは、粉末及びペレットの両方の形で商業的に入手できる。
【0008】
図1を参照して説明すると、本発明を実施するために適切である装置が示されている。押出機10は、押出ダイ12を有する一端で終わる。縦方向押出機スクリュがバレル16内に回転のために備えられていて、そしてギア20を通して可変速モータ18によって駆動される。ポリプロピレンペレットは、バレル16と通じるホッパ22を通して押出機中に導入する。押出機10の通常の操作においては、押出機の供給ゾーン24は約140℃〜約200℃の範囲の温度に維持し、転移ゾーン26は約170℃〜約220℃の範囲の温度に維持し、そしてポンプブロック30、ブロック28及びダイ12は約170℃〜約225℃の範囲の温度に維持する。モータ32によって駆動されるポンプ33は、溶融ポリプロピレンを口金オリフィスを通してダイ12中にポンプ輸送して複数のフィラメント31を生成させる(簡明さのために、図1中には一本のフィラメントだけが示されている)。フィラメント31を冷却浴34中に押出す。冷却浴34は液状熱交換媒体によって満たされている。押出されたフィラメント31の急速な冷却を達成するために、冷却浴34中の液体の表面は好ましくはダイ12よりも二三センチメートル以上低くはない。冷却浴34は50℃未満の温度に維持し、そして好ましくは冷却浴34はほぼ室温に維持する。フィラメント31は冷却浴34に入り、そして冷却浴34中の遊びロール36を回って、そして次に冷却浴34から出て上にもう一つの遊びローラ35に、次に第一延伸ゾーン2中の第一ゴデット37に移動する。第一延伸ゾーン2においては、フィラメント31をその元の長さの約5X〜7.5Xの範囲に延伸する。フィラメント31は、第一延伸ゾーン2において段々と(incrementally)又は幾つかの別々のステップで延伸することができる。この延伸は、好ましくは、第一加熱ゾーン41中で(加熱キャビネット、オーブンのような、又は加熱ゴデットを使用することによって)実施されるであろう。第一加熱ゾーンの温度は、好ましくは、約30℃〜約170℃の範囲にあるであろう。最も好ましくは、第一及び第二ゴデットは、約40℃〜140℃の範囲の温度に維持されるであろう。フィラメント31は、第一加熱ゾーン41中に好ましくは約0.1秒〜約10秒の範囲の短時間だけ一般には留まるであろう。
【0009】
添付の図1中に示した本発明の好ましい態様においては、フィラメント31は、第一ゴデット37及び第二ゴデット42によって延伸する。第一ゴデット37は主ロール38及び空気軸受40を含む。第一ゴデット37は、フィラメント31がダイオリフィス12から押出される速度と等しいか又はそれよりも少し速い周速度で回転させる。第一ゴデット37は、フィラメント31が押出されたフィラメント31に対する引き続く延伸において滑らないことを確実にするためにピンチローラ(図示しない)と組み合わせることができる。押出されたフィラメント31の第一延伸は、押出されたフィラメント31を第一ゴデット37から、主ローラ43及び空気軸受44を含む第二ゴデット42に供給することによって実施されるであろう。第二ゴデット42は、第一ゴデット37の速度の約5X〜約7.5Xの範囲にある周速度で回転させる。
【0010】
次に、フィラメント31は第二延伸ゾーン4中に移動し、そこではフィラメント31は、第二加熱ゾーン46中にある間に約1.0X〜約2.5Xの範囲で再び延伸される。フィラメント31は、第二延伸ゾーン4において段々と又は一以上の別々のステップで延伸することができる。この延伸は、第二加熱ゾーン46において実施されるであろう。第二加熱ゾーン46の温度は、約30℃〜約180℃の範囲に、好ましくは約75℃〜約140℃の範囲にあるであろう。フィラメント31は、第二加熱ゾーン46中に好ましくは約0.1秒〜約10秒の範囲の短時間だけ一般には留まるであろう。
【0011】
添付の図1中に示した本発明の好ましい態様においては、フィラメント31は、第二加熱ゾーン46を通って第三ゴデット50に移動する。好ましくは、第二加熱ゾーン46は、約30℃〜約180℃の範囲の、好ましくは約75℃〜約140℃の範囲の、そして最も好ましくは120℃〜約140℃の範囲の温度に維持されている延伸(orienting)オーブン48である。フィラメント31は、第二加熱ゾーン46において第二ゴデット42から第三ゴデット50に移動する間に、約1X〜約2Xの範囲で延伸される。第三ゴデット50は、第二ゴデット42の周速度の約1X〜約2.5Xの周速度で回転している主ロール51及び空気軸受52を含む。好ましくは、延伸比は、約1.06X〜約1.9Xの範囲にあるであろう。
【0012】
次に、フィラメント31は第二延伸ゾーン4からアニールゾーン6の中に移動し、そこではフィラメント31はアニールされそして収縮せしめられる。アニールゾーン6においては、フィラメント31は、約100℃〜約180℃の範囲の温度に維持される第三加熱ゾーン54中に置かれ、その中では、フィラメントは、フィラメントの元の長さの約5%〜約35%そして好ましくは約5〜約25%の範囲で収縮せしめられる。フィラメント31は、第三加熱ゾーン54において段々と又は一以上の別々のステップで収縮せしめることができる。フィラメント31は、第三加熱ゾーン54中に一般に約0.1秒〜約20秒の範囲のそして好ましくは約0.1秒〜5秒の範囲の短時間だけ留まるであろう。
【0013】
添付の図1中に示した本発明の好ましい態様においては、フィラメント31は、次に、第三加熱ゾーン54を通って第四ゴデット56に移動する。好ましくは、加熱ゾーン54は、約100℃〜180℃の範囲の温度に維持されるアニールオーブン60である。次に、フィラメント31は、その元の長さの約75%〜約95%の範囲に収縮せしめられる。第四ゴデット56は、第三ゴデット50の周速度の約0.75X〜約0.95Xの周速度で回転している主ロール57及び空気軸受58を含む。好ましくは、緩和比は、約0.8X〜約0.9Xの範囲にあるであろう。第四ゴデット56の回りを移動した後で、次に、フィラメント31は縫糸に作り上げることができる。
【0014】
総括延伸比、即ち、第四ゴデット56及び第一ゴデット37の周速度の間の差は、通常は約6X〜約8Xであろうが、好ましくは全延伸比は約6.4X〜約6.7Xの範囲にあるであろう。
【0015】
任意の加熱ゾーン内のフィラメント31の滞留時間は、繊維特性を改善するために最適化することができる。フィラメント31が第二及び第三加熱ゾーン中に存在する総括滞留時間は、好ましくは約2秒〜50秒の範囲にそして最も好ましくは約4秒〜約20秒の範囲にあるであろう。滞留時間は、より長いオーブンによって又はオーブン中で繊維の多重の巻き(wraps)を持つことによって増加させることができる。
【0016】
本発明のフィラメントは、追加のアニール無しで慣用的な手順に従って外科用縫糸に作り上げることができる。第四ゴデット56から出て来るフィラメントは、検査しそしてインライン切断装置を使用して所定の長さに切断することができる。完全自動化ラインにおいては、切断長さの縫糸を次にスエージ加工するであろう。自動的に切断しそしてスエージ加工するための一つの適切な装置は、引用によって本明細書中に組み込まれる、Ethicon,Inc.に譲渡された1994年1月13日に提出された同時係属の米国特許出願連番第181,606号中に開示されている。その代わりに便宜のために、第四ゴデット56から出て来るフィラメント31は、巻き上げステーション62に進み、そして後での使用のためにスプール70の上に巻き取られても良い。フィラメント31は、以後の処理の前に貯蔵して、フィラメント31がすべてのその特性例えば弾性率(これは、製造後18〜120時間の間上昇し続ける可能性がある)の完全な安定性を達成せしめることができる。当業者は、以後の処理の前に最適貯蔵時間が存在するかどうかを容易に決定することができる。
【0017】
フィラメント31をスプール70の上に貯蔵する場合には、フィラメント31は、フィラメントメモリと一般には呼ばれる円形パターンで曲がる又はカールする傾向を得る可能性がある。フィラメント31の以後の処理を容易にするために、フィラメントを第四加熱ゾーンに曝して、フィラメント31を更に取り扱いそして検査する時にメモリを除去することが望ましい可能性がある。本発明の一つの態様においては、フィラメント31は、スプール70から取り外され、そして約50℃〜約80℃の範囲の温度に維持された第四加熱ゾーンに曝されるであろう。フィラメント31は、好ましくは約24時間〜約2時間の範囲の非常に短い期間の間、第四加熱ゾーン72に曝されるであろう。第四加熱ゾーンにおいては、低い温度及びフィラメント31のこの温度への暴露の短い時間のために、フィラメント31の認め得る収縮は起きないはずである。
【0018】
本発明の実際を例示するために、以下の非限定的実施例を更に供給する。
【0019】
【実施例】
ASTM D1238によって測定して3〜5のメルトフローを有する染色されたアイソタクチックポリプロピレンを使用して、以下の表1中に述べる条件下で外科用縫糸を製造した。
【0020】
【表1】
Figure 0003806967
【0021】
RPMは1分あたりの回転数である。
【0022】
MPMは1分あたりのメートルであり、FPMは1分あたりのフィートである。
【0023】
1 元のデータ頁がこれらの数を逆にしたように思われる。
【0024】
外科用縫糸2及び5は、ラックの上に巻き取りそしてアニールオーブン中で129〜145℃で10〜20分間アニールした。すべてのサンプルを殺菌しそして以下の試験手順を使用して試験した。これらの試験からのデータを表2中に提示する。
【0025】
縫糸サンプル1〜6の特徴的な特性を慣用の試験手順によって測定した。本明細書中で示された引張特性(即ち、直線(straight)及び結節引張強度並びに伸び)は、INSTRON引張試験機によって測定した。直線引張、結節引張及び破断時の伸びを測定するために使用した設定は、特記しない限り以下の通りであった:
【0026】
【表2】
Figure 0003806967
【0027】
直線引張強度は、破断させるための力を縫糸の初期断面積で割ることによって計算した。破断時の伸びは、サンプルの応力−歪曲線から直接に読んだ。
【0028】
縫糸の結節引張強度は、別の試験において測定した。外科医の結び(knot)は、自由端をループを通して一回の代わりに二回まず通し、そして両端をぴんと引張ってその結果一重結びを複合(compound)結びの上に重ねるこま結びであった。第一の結び目は右端を越えて左端から始め、そして十分な張力を及ぼしてこの結び目をしっかりと結んだ。
【0029】
結び目をクランプの間のほぼ中途にして、標本をINSTRON引張試験機中に置いた。結節引張強度は、破断させるために必要とされる力を繊維の初期断面積で割ることによって計算した。引張強度値をKPSI(PSI X 103)で報告する。
【0030】
【表3】
Figure 0003806967
【0031】
サンプル番号1、3及び4は、上で述べた本発明のインラインアニール方法によって製造した。サンプル2及び5は、慣用の製造手順に従って縫糸をラックアニールすることによって製造した。上のデータは、本発明の方法が、縫糸として使用されるために適切な特性を有する縫糸を生成させることを示す。
【0032】
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
【0033】
1. (a)溶融ポリプロピレン樹脂をオリフィスを通して押出し、そして溶融ポリプロピレン樹脂を急速に冷却してフィラメントを製造するステップ、(b)このフィラメントを第一延伸ゾーンにおいて約4X〜約7.5Xの範囲で延伸して延伸フィラメントを製造するステップ、(c)この一回延伸フィラメントを第二延伸ゾーンにおいて約1.0X〜約2.5Xの範囲で、第二加熱ゾーンにおいては約30℃〜約160℃の範囲の温度に維持しながら延伸して、二回延伸フィラメントを生成させるステップ、(d)この二回延伸フィラメントを、約100℃〜約180℃の範囲の温度に維持されている第三加熱ゾーンにおいて、約0.75X〜約0.95Xの範囲で緩和させて、ポリプロピレン縫糸を生成させるステップを含んで成る、ポリプロピレン縫糸を製造するための方法。
【0034】
2. 第一延伸ゾーン中のフィラメントを、約30℃〜約170℃の範囲の温度に維持されている第一加熱ゾーンに曝す、上記1記載の方法。
【0035】
3. フィラメントを第一延伸ゾーンにおいて単一のステップで延伸する、上記1記載の方法。
【0036】
4. フィラメントを第一及び第二加熱ゴデットによって延伸する、上記3記載の方法。
【0037】
5. 第二加熱ゾーンを約75℃〜約140℃の範囲の温度に維持する、上記2記載の方法。
【0038】
6. 一回延伸フィラメントを第二延伸ゾーンにおいて約1.06X〜約1.9Xの範囲に延伸する、上記2記載の方法。
【0039】
7. (a)溶融ポリプロピレン樹脂をオリフィスを通して押出し、そして溶融ポリプロピレン樹脂を急速に冷却してフィラメントを製造するステップ、(b)このフィラメントを第一延伸ゾーンにおいて約4X〜約7.5Xの範囲で、第一加熱ゾーンにおいては約40℃〜約140℃の範囲の温度に維持しながら延伸して、延伸フィラメントを製造するステップ、(c)この延伸フィラメントを第二延伸ゾーンにおいて約1.0X〜約1.9Xの範囲で、第二加熱ゾーンにおいては約75℃〜約140℃の範囲の温度に維持しながら延伸して、二回延伸フィラメントを生成させるステップ、(d)この二回延伸フィラメントを、約100℃〜約180℃の範囲の温度に維持されている第三加熱ゾーンにおいて、約0.75X〜約0.95Xの範囲で緩和させて、ポリプロピレン縫糸を生成させるステップを含んで成る、ポリプロピレン縫糸を製造するための方法。
【0040】
8. 延伸及び緩和からの縫糸の全延伸比が約6〜約8の範囲にある、上記7記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するために適切な装置の一部略式の側面図である。
【符号の説明】
2 第一延伸ゾーン
4 第二延伸ゾーン
6 アニールゾーン
10 押出機
12 押出ダイ
16 バレル
31 フィラメント
33 ポンプ
34 冷却浴
37 第一ゴデット
41 第一加熱ゾーン
42 第二ゴデット
46 第二加熱ゾーン
48 延伸オーブン
50 第三ゴデット
54 第三加熱ゾーン
56 第四ゴデット
60 アニールオーブン

Claims (2)

  1. (a)溶融ポリプロピレン樹脂をオリフィスを通して押出し、そして溶融ポリプロピレン樹脂を急速に冷却してフィラメントを製造するステップ、(b)このフィラメントを第一延伸ゾーンにおいて4X〜7.5Xの範囲で延伸して延伸フィラメントを製造するステップ、(c)この一回延伸フィラメントを第二延伸ゾーンにおいて1.0X〜2.5Xの範囲で、第加熱ゾーンにおいて30℃〜160℃の範囲の温度に維持しながら延伸して、二回延伸フィラメントを生成させるステップ、(d)この二回延伸フィラメントを、100℃〜180℃の範囲の温度に維持されている第加熱ゾーンにおいて、0.75X〜0.95Xの範囲で緩和させて、ポリプロピレン縫糸を生成させるインラインアニールステップから成る、ポリプロピレン縫糸を別途のアニールステップを行なうことなく製造するための方法。
  2. (a)溶融ポリプロピレン樹脂をオリフィスを通して押出し、そして溶融ポリプロピレン樹脂を急速に冷却してフィラメントを製造するステップ、(b)このフィラメントを第一延伸ゾーンにおいて4X〜7.5Xの範囲で、第一加熱ゾーンにおいて40℃〜140℃の範囲の温度に維持しながら延伸して、延伸フィラメントを製造するステップ、(c)この延伸フィラメントを第二延伸ゾーンにおいて1.0X〜1.9Xの範囲で、第二加熱ゾーンにおいて75℃〜140℃の範囲の温度に維持しながら延伸して、二回延伸フィラメントを生成させるステップ、(d)この二回延伸フィラメントを、100℃〜180℃の範囲の温度に維持されている第三加熱ゾーンにおいて、0.75X〜0.95Xの範囲で緩和させて、ポリプロピレン縫糸を生成させるインラインアニールステップから成る、ポリプロピレン縫糸を別途のアニールステップを行なうことなく製造するための方法。
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