JP3806658B2 - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、液晶プロジェクタ等の投写型映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は2灯3板式カラー液晶プロジェクタの光学系を示した図である。二つの光源1・1は、その照明光軸を互いに一致させて正対配置されており、前記照明光軸は映像生成光学系への照明光入射光軸に交差するようにしてある。光源1の発光部2は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等から成り、その照射光はパラボラリフレクタ3によって平行光となって出射され、光源1・1の中間位置に配置された山形の反射ミラー4の各反射面4a・4aにて反射されてインテグレータレンズ5へと導かれる。
【0003】
インテグレータレンズ5は一対のレンズ群5a・5aにて構成されており、個々のレンズ対が光源1から出射された光を液晶ライトバルブ31,32,33の全面へ導くようになっている。インテグレータレンズ5を経た光は、集光レンズ6を経て第1ダイクロイックミラー8へと導かれる。
【0004】
第1ダイクロイックミラー8は、赤色波長帯域の光を透過し、シアン(緑+青)の波長帯域の光を反射する。第1ダイクロイックミラー8を透過した赤色波長帯域の光は、全反射ミラー9にて反射されて光路を変更される。全反射ミラー9にて反射された赤色光はコンデンサレンズ10を経て赤色光用の透過型の液晶ライトバルブ31を透過することによって光変調される。一方、第1ダイクロイックミラー8にて反射したシアンの波長帯域の光は、第2ダイクロイックミラー11に導かれる。
【0005】
第2ダイクロイックミラー11は、青色波長帯域の光を透過し、緑色波長帯域の光を反射する。第2ダイクロイックミラー11にて反射した緑色波長帯域の光はコンデンサレンズ12を経て緑色光用の透過型の液晶ライトバルブ32に導かれ、これを透過することによって光変調される。また、第2ダイクロイックミラー11を透過した青色波長帯域の光は、全反射ミラー14,16、リレーレンズ13,15、及びコンデンサレンズ17を経て青色光用の透過型の液晶ライトバルブ33に導かれ、これを透過することによって光変調される。
【0006】
各液晶ライトバルブ31,32,33は、入射側偏光板31a,32a,33aと、一対のガラス基板(画素電極や配向膜を形成してある)間に液晶を封入して成るパネル部31b,32b,33bと、出射側偏光板31c,32c,33cとを備えて成る。また、各液晶ライトバルブ31,32,33には各画素に対応してマイクロレンズが設けられている。液晶ライトバルブ31,32,33を経ることで変調された変調光(各色映像光)は、ダイクロイックプリズム18によって合成されてカラー映像光となる。このカラー映像光は、投写レンズ19によって拡大投写され、スクリーン20上に投影表示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記2灯式構成の投写型映像表示装置では、図4に示しているように、二つの光源による二つの最大照度中心が存在し且つこれらは光軸中心から外れて存在することになる。このような照明光を受けるインテグレータレンズ5においては、個々のレンズ対が光を液晶ライトバルブ31,32,33の全面へと導くように作用するものの、液晶ライトバルブ上での照度ムラを完全に解消することはできない。また、光軸中心近傍の光は平行度が高いため、液晶ライトバルブに設けられたマイクロレンズとの相性が良く、光利用効率は高くなるが、光軸中心から外れるほど角度を持って液晶ライトバルブに入射することになり、光利用効率は悪くなる。
【0008】
特開平6−242397号公報(IPC:)には、図5(a)に示すような2灯照明光学系が開示されている。この照明光学系における光源1′は、楕円リフレクタ3′を備えており、発光部2の照射光は楕円リフレクタ3′によって集光出射される。そして、光源1′・1′の中間位置(映像光生成系の照明光入射軸上)であって楕円リフレクタ3′による点状集光位置には短尺の三角柱鏡51が配置されている。光源1′からの集光は三角柱鏡51の各反射面51a・51aにて反射され、インテグレータレンズ5の手前に位置させた集光レンズ61へと導かれて平行光化される。かかる2灯照明光学系によれば、同図(b)に示すように、2つの光源1′・1′による2つの照度中心が略重なって一つの最大照度中心を形成し、且つこれが光軸中心において存在することになるから、光利用効率が高められることになる。
【0009】
図6(a)(b)に示す2灯照明光学系は、光源1・1の平行光出射側に集光レンズ62・62を配置している。かかる2灯照明光学系においても、発光部2の照射光は集光レンズ62・62によって点状に集光され、この集光位置に配置した短尺の三角柱鏡51によって照明光は映像光生成光学系へと導かれる。
【0010】
しかしながら、上記いずれの構成においても、集光レンズ62によって点状に集光された強い光が短尺の三角柱鏡51に照射されるため、短尺の三角柱鏡51が高温となって割れたり、反射膜が剥がれたりすることがある。
【0011】
この発明は、上記の事情に鑑み、二つの光源の照度中心を照明光入射光軸上に位置させるための光路変更部材が高温となるのを回避することができる投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明の投写型映像表示装置は、上記の課題を解決するために、映像生成光学系への照明光入射光軸上に位置させた光路変更部材及びこの光路変更部材を挟むように配置した二つの光源を備え、各光源からの出射光を光路変更部材にて照明光入射光軸の方向に導くようにした投写型映像表示装置において、各光源として平行光出射光源が備えられ、各光源からの平行光が前記照明光入射光軸に直交する線状に集光されるように各光源の光出射側に第1のシリンドリカルレンズが配置され、前記光路変更部材は線状集光を受けてこれを光路変更するように長尺に形成され、照明光入射光軸上には光路変更された光を受けて平行光化する第2のシリンドリカルレンズが配置されたことを特徴とする。
【0013】
上記の構成であれば、光路変更部材は線状集光を受けるから点状集光を受ける従来構成に比べて温度上昇を低減することができ、光路変更部材の破損等を防止することができる。
【0014】
前記光路変更部材は、反射面を山形状に有した鏡部材であってもよい。また、前記光路変更部材は、一対の三角プリズムをその光路変更面が山形状となるように配置して成るものでもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態の2灯式投写型映像表示装置を図1及び図2に基づいて説明する。なお、この実施形態においては、透過型の液晶表示パネルを3枚用いた液晶プロジェクタとしており、その映像生成光学系については従来例の説明で用いた図3の液晶プロジェクタと同じにしているので、映像生成光学系の説明については省略し、照明光学系について主に説明する。
【0016】
図1(a)はこの実施形態の投写型映像表示装置における2灯照明光学系を示した平面図であり、同図(b)は同側面図である。二つの光源1・1は、その照明光軸を互いに一致させて正対配置されており、前記照明光軸は映像生成光学系への照明光入射光軸に交差するようにしてある。各光源1の発光部2は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等から成り、その照射光はパラボラリフレクタ3によって平行光となって出射される。
【0017】
光源1の光出射側にはシリンドリカルレンズ63が設けられている。このシリンドリカルレンズ63は、光源1からの平行光を映像生成光学系への照明光入射光軸に直交する線状に集光するように配置されている。そして、前記シリンドリカルレンズ63からの線状集光を受ける位置(映像光生成系の照明光入射軸上)には、長方形状の反射面52a・52aを山形に位置させた頂角90°の長尺の三角柱鏡(筒状でもよいし、二つの反射板をハ字状に設けたものでもよい)52を配置している。三角柱鏡52の反射面52a・52aは光源1・1からの線状集光を受けて照明光入射光軸方向へと反射させる。
【0018】
前記線状集光は、反射面52a・52aにて反射されると、インテグレータレンズ5側へ向かって広がって進む。インテグレータレンズ5の光入射側には、シリンドリカルレンズ64が設けられており、シリンドリカルレンズ64によって光は再び平行光となってインテグレータレンズ5に入射する。インテグレータレンズ5を経た光は、図3に基づいて説明したのと同様の色分離等の処理が施され、カラー映像光となって投影される。
【0019】
このように、前記長尺の三角柱鏡52は、シリンドリカルレンズ63からの線状集光を受けるから、点状集光を受ける従来構成に比べて温度上昇を低減することができ、三角柱鏡52の破損等を防止することができる。そして、かかる照明光学系においても、二つの光源1・1による2つの照度中心が略重なって一つの最大照度中心を形成し、且つこれが光軸中心において存在することになるから、光利用効率が高められることになる。
【0020】
図2はこの発明の2灯式投写型映像表示装置における照明光学系の他の構成例を示している。この図2に示す照明光学系では、長尺の三角柱鏡52に代えて長尺の二つの三角柱プリズム53・53を備えた構成を有する。三角柱プリズム53・53は、頂角部(90°)に隣接する第1面及び第2面を入射面及び出射面とし、第3の面を反射面(光路変更面)とするように存在しており、前記シリンドリカルレンズ63からの線状集光を受ける位置(映像光生成系の照明光入射軸上)において互いの第3の面を頂角90°の山形に位置させている。シリンドリカルレンズ63からの線状集光は、三角柱プリズム53の第1面から入射し、第3の面で反射して第2面から照明光入射光軸方向へと出射することになる。
【0021】
上記構成においても、前記長尺の三角柱プリズム53は、シリンドリカルレンズ63からの線状集光を受けるから、点状集光を受ける従来構成に比べて温度上昇を低減することができ、プリズム53の破損等を防止することができる。
【0022】
なお、上記実施形態においては、透過型の液晶表示パネルを3枚用いた映像生成光学系を示したが、このような映像生成光学系に限るものではなく、他の映像生成光学系を用いる場合にも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、光路変更部材は線状集光を受けるから点状集光を受ける従来構成に比べて温度上昇を低減することができ、光路変更部材の破損等を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の投写型映像表示装置の照明光学系を示した図であって、同図(a)は平面図であり、同図(b)は同側面図である。
【図2】この発明の実施形態の投写型映像表示装置の他の照明光学系を示した図であって、同図(a)は平面図であり、同図(b)は同側面図である。
【図3】従来の投写型映像表示装置の光学系を示した平面図である。
【図4】図3の照明光学系における照明光上の位置と相対照度との関係を示したグラフである。
【図5】同図(a)は従来の照明光学系の他の例を示した平面図であり、同図(b)は照明光上の位置と相対照度との関係を示したグラフである。
【図6】同図(a)は従来の照明光学系の他の例を示した平面図であり、同図(b)は同側面図である。
【符号の説明】
1 光源
52 長尺の三角柱鏡
53 長尺の三角柱プリズム
63 シリンドリカルレンズ
64 シリンドリカルレンズ

Claims (3)

  1. 映像生成光学系への照明光入射光軸上に位置させた光路変更部材及びこの光路変更部材を挟むように配置した二つの光源を備え、各光源からの出射光を光路変更部材にて照明光入射光軸の方向に導くようにした投写型映像表示装置において、各光源として平行光出射光源が備えられ、各光源からの平行光が前記照明光入射光軸に直交する線状に集光されるように各光源の光出射側に第1のシリンドリカルレンズが配置され、前記光路変更部材は線状集光を受けてこれを光路変更するように長尺に形成され、照明光入射光軸上には光路変更された光を受けて平行光化する第2のシリンドリカルレンズが配置されたことを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の投写型映像表示装置において、前記光路変更部材は、反射面を山形状に有した鏡部材であることを特徴とする投写型映像表示装置。
  3. 請求項1に記載の投写型映像表示装置において、前記光路変更部材は、一対の三角プリズムをその光路変更面が山形状となるように配置して成ることを特徴とする投写型映像表示装置。
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