JP3806654B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水平軸又は傾斜軸を中心に回転するドラムを有するドラム式洗濯機に関する。なお、一般にドラム式洗濯機は洗濯から乾燥までを連続的に行うことができるものであることが多いが、ここで言うドラム式洗濯機は乾燥が行えないものであってもよい。
【0002】
【従来の技術】
ドラム式洗濯機は、水平軸又は傾斜軸を中心に円筒籠状のドラムを外槽内部に回転自在に配置した構成を備えており、このドラム内に洗濯物を収容して水を貯留した外槽内で回転させることによって洗濯物の叩き洗いを行う。こうした一般的なドラム式洗濯機では、略直方体形状の外箱の前面に衣類を投入するための扉体が横開きに設けられており、その扉体を開くと外槽に設けた開口を通して、ドラムの一端面に設けられた洗濯物投入口が覗くように構成されている。
【0003】
こうしたドラム式洗濯機に対する一般消費者の大きな不満の一つは、衣類の出し入れがしにくいことである。すなわち、上記構成を有するドラム式洗濯機では、洗濯物投入口が低い位置にあり、洗濯機を専用の置台上に載置した場合であっても、洗濯物投入のしにくさは完全には解消されない。このような不満に対応するため、従来、市販されているドラム式洗濯機では、傾斜軸を用いてドラムの洗濯物投入口をやや斜め上向きにしたものがある。また、洗濯物投入口をできるだけ大きくすることも試みられている。しかしながら、このような構成によっても、渦巻き式洗濯機の操作性に慣れた者にとってみれば、その使い勝手は必ずしも充分に良好であるとは言えない。また、こうしたドラム式洗濯機では、使用者が各種の操作や設定を行うための操作パネルは、洗濯物投入口に合わせて前面上部に設けられているのが普通である。そのため、使用者が立位姿勢をとった状態では操作パネルが見にくいというのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ドラム式洗濯機における上記のような使い勝手の悪さを解消する一つの方法として考えられるのは、従来の一般の渦巻き式洗濯機と同じように、洗濯物投入口を外箱の前面ではなく上面に設け、それに合わせて操作パネルも上面に設けることである。
【0005】
しかしながら、操作パネルを上面に取り付ける場合、操作パネルを固定するためのビスの頭部が使用者から容易に見える位置にあると、外観上見栄えが悪い。見栄えを改善するためには、例えばビスの頭部を隠すためのシート部材を貼り付ける等の方法が考えられる。しかしながら、製造工程での手間が掛かるとともに部品コストも増加し、コストを引き上げる要因となる。そこで、外観上の見栄えを良くし、且つコストも低減できるような組立構造が望まれている。
【0010】
本発明はこのような様々な課題を解決するために成されたものであり、その第1の目的とするところは、外観上の見栄えを良好にするとともにコストも低減することができるような操作パネルの取付構造を有するドラム式洗濯機を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段、及び効果】
上記課題を解決するために成された第1発明は、外箱内に配設した外槽の内部に、周面が略円筒形状のドラムを水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在に配設したドラム式洗濯機において、
前記外箱の上部を構成する部材として、各種操作キーや表示器を配置した操作パネル部材と、該操作パネル部材の後方に略連続して設けられるカバー部材と、該カバー部材の後方に略連続して外箱の上面最後部まで覆うバックプレート部材と、前記操作パネル部材、カバー部材及びバックプレート部材を上面に装着するための上面板部材と、を有し、
前記操作パネル部材を後方から前方にスライドさせた状態で保持するために該操作パネル部材と上面板部材とに互いに係合する第1係合手段を設けるとともに、前記カバー部材を後方から前方にスライドさせた状態で保持するために該カバー部材と上面板部材とに第2係合手段を設け、前記第1係合手段により保持された状態にある操作パネル部材の後方への移動をカバー部材により阻止し、該カバー部材の後方への移動を、前記上面板部材に固定した前記バックプレート部材により阻止することを特徴としている。
【0015】
第1発明に係るドラム式洗濯機では、操作パネル部材、カバー部材、及びバックプレート部材を上面板部材に装着する際に、まず、操作パネル部材を上面板部材上の所定の位置に置き前方にスライド移動させると、第1係合手段により両者は係合して前方及び上方への移動は禁止される。この状態では、操作パネル部材は上記スライド移動とは逆の方向、つまり後方側にのみ移動が可能である。次に、カバー部材を上面板部材上の操作パネル部材後方の所定位置に置き前方にスライド移動させると、第2係合手段により両者は係合し、更にカバー部材の前縁又はその近傍部は操作パネル部材の後縁又はその近傍部に接する。これにより、カバー部材の前方及び上方への移動は禁止されるとともに、操作パネル部材の後方への移動はカバー部材により阻止される。続いて、バックプレート部材を上面板部材上のカバー部材後方の所定位置に置き、例えば、所定位置でバックプレート部材を上面板部材にビス等で固定する。バックプレート部材の前縁又はその近傍部はカバー部材の後縁又はその近傍部に接する。これにより、カバー部材の後方への移動はバックプレート部材により阻止される。
【0016】
バックプレート部材を上面板部材に固定するためのビスの螺着箇所を使用者から見えにくい位置、例えば上面の最後部等としておけば、操作パネル部材やカバー部材を固定するためのビスは少なくとも使用者に見える状態では存在しないので、外観上の見栄えを良好にすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例であるドラム式洗濯機について、図面を参照して説明する。
【0031】
図1は本実施例のドラム式洗濯機の外観斜視図、図2は上面一部破断面図、図3は上部の側面縦断面図である。このドラム式洗濯機において、外箱は、上面部1aと前面部1bとの間の角部がやや丸みをもちつつ前下がりになった傾斜状(以下「傾斜部1c」という)である。この傾斜部1cからその後方の上面部1aにかけて大きな洗濯物投入口3が開口し、この洗濯物投入口3を開閉するための上蓋2は、図3に示すように、横方向に水平に延伸する軸2a,2bにより、洗濯物投入口3の後方に二つ折り状態で起立可能である。
【0032】
上蓋2の左側には前方に引き出し自在の洗剤容器40が、右側には前後方向に延伸して操作パネル5が設けられている。操作パネル5には、運転コースや予約時間等を設定するためなどの各種の操作キーと、これら設定に応じて点灯したり、洗濯行程の進捗状況を報知したり、或いは予約や運転の残り時間などを表示するための各種の表示器が適宜に分散して配置されている。操作パネル5はそのほぼ全体が斜め上方を指向しているため、使用者が本洗濯乾燥機の前方に立った姿勢で斜め下方を見下ろしたとき、操作パネル5面はその視線に対して垂直に近い状態となり、表示が見易く且つ操作キーも押し易いという配慮がなされている。
【0033】
次に、図4及び図5に基づき、本ドラム式洗濯機の内部構成について説明する。図4は本洗濯機内部の要部の正面縦断面図、図5は同じく内部の左側面図である。
【0034】
外箱1の内部にあっては、周面が略円筒形状で両端面がほぼ閉塞された外槽10が、外箱1の左右側面にそれぞれ端面が対向する状態で、左右両側上方から吊下げ支持する二本のばね11と、前後方向に外槽10の下部を支持するダンパ12とにより適度に揺動自在に保持されている。この外槽10の内部には、洗濯物を内部に収容するための内槽として、多数の通水穴が穿孔された略円筒形状の周面の両端面がほぼ閉塞されている横型のドラム13が、左右方向に延伸する水平軸線Cを中心に回転自在に設けられている。
【0035】
ドラム13の左端面中央に固着された主軸14は、外槽10の左端面に固定されている第1軸受ケース16に保持された軸受17により支承されている。他方、ドラム13の右端面中央に固着された補助軸15は、外槽10の右端面に固定されている第2軸受ケース18に保持された第2軸受19により支承されている。この主軸14及び補助軸15により上記水平軸線Cが形成される。外槽10の左端面から側方へと突出した主軸14の先端には、アウタロータ型のモータ20のロータ20bが固定され、一方、モータ台を兼ねる第1軸受ケース16にはモータ20のステータ20aが固定されている。図示しない制御回路からステータ20aに駆動電流が供給されるとそれによってロータ20bが回転し、主軸14を介してロータ20bと同一の回転速度でドラム13が回転駆動される。
【0036】
外槽10の周面の上部から斜め前方にかけて、外箱の洗濯物投入口3と一致する位置に、洗濯物を出し入れするための外槽開口10aが設けられ、外槽開口10aは外槽蓋10bにより開閉自在となっている。また、ドラム13の周面にも洗濯物を出し入れするためのドラム開口13aが設けられている。但し、ドラム13は回転可能であるため、ドラム開口13aが外槽開口10aと径方向に一致した位置でドラム13が停止状態を維持するように、ステータ20aの下方にはドラム位置固定装置21が設けられている。ドラム13停止時には該装置21から突出する係合凸部とロータ20bに形成されている係合凹部とが噛み合い、ドラム13の停止位置が決まる。更にまた、外槽10の底部には排水口22が設けられ、排水口22は排水バルブ23を介し図示しない排水ホースを通して外部の排水溝へと接続されている。
【0037】
上記の通り、本洗濯機はドラム式洗濯機でありながら、外箱1の上面部1aに設けられた上蓋2、外槽10の周面に設けられた外槽蓋10b、及びドラム13の周面に設けられたドラム扉13bの3つを開放した状態で、上やや斜め前方からドラム13内に洗濯物を出し入れする構成となっている。したがって、渦巻き式洗濯機と同様の使い勝手が達成される。
【0038】
上記構成を有する本実施例のドラム式洗濯機の特徴の1つは、外形を構成する外箱1上面の組立構造である。次に、この組立構造について、上記図面に加えて図6〜図12を参照しつつ説明する。
【0039】
図6は後述の操作パネル部材110、カバー部材120及びバックプレート部材130を取り外した状態での要部の上面図、図7は上面板部材100の側面図(A)及び図6中のA−A’矢視線縦断面図(B)、図8は操作パネル部材110の上面図(A)及び側面図(B)、図9はカバー部材120の上面図(A)及び側面図(B)、図10はバックプレート部材130の上面図、図11〜図13は組立途中の状態を示す要部の上面図である。
【0040】
本洗濯機の上面の洗濯物投入口3の右側では、その前部から後部に向かって、操作パネル部材110、カバー部材120及びバックプレート部材130がそれぞれ順に上面板部材100に取り付けられる。
【0041】
図7に示すように、上面板部材100にあって、操作パネル部材取付箇所100aの両側には奥行き方向に複数の挿入穴102を設けた案内板部101が設けられている。操作パネル部材取付箇所100aの後方のカバー部材取付箇所100bには、その両側にカバー部材120を保持する案内壁部104が設けられ、案内壁部104の上には略L字形状の複数の係合爪105が形成されている。更に、カバー部材取付箇所100bの後方及び洗濯物投入口3の後方全体は、バックプレート取付箇所100cとなっている。
【0042】
図8に示すように、操作パネル部材110は、その下面の両側に前方に向けて開口した略L字形状の鉤部112が形成された立壁部111を備え、前縁には前方突き当て部113を有する。後方側には、後方突き当て部114より後側で一段下がったオーバーラップ部115(図中d2の範囲)を有しており、このオーバーラップ部115に2つのビス穴116が穿孔されている。
【0043】
図9に示すように、カバー部材120は、その下面の両側に側方に突出して複数の係合突部122が形成された側壁部121を備え、前縁には前方突き当て部123を有する。後方側は後方突き当て部124より後側で一段下がったオーバーラップ部125となっており、このオーバーラップ部125(図中d1)に1つのビス穴126が穿孔されている。
【0044】
更にまた、図10に示すように、バックプレート部材130は、その前縁に突き当て部131を有し、最後部に2つのビス穴132が穿孔されている。なお、ビス穴132はその手前の上面よりも一段低くなった段差の上面に穿孔されている。
【0045】
而して、操作パネル部材110、カバー部材120、及びバックプレート部材130は、次のような手順で上面板部材100に取り付けられる。
すなわち、まず、操作パネル部材110の複数の鉤部112が上面板部材100の挿入穴102に挿入されるように、上から操作パネル部材110を上面板部材100に置き、各鉤部112が挿入穴102に完全に入った状態で操作パネル部材110を前方にスライドさせる。略L字形状の鉤部112の開口部の長さだけ、操作パネル部材110が前方にずれた位置付近で、前方突き当て部113は上面板部材100の係止段差部103に当接する。このとき、鉤部112は挿入穴102の手前側の縁部に嵌合するので、上方に抜けることはなく、後方側にのみ移動可能である。
【0046】
この状態では、操作パネル部材110のビス穴116と上面板部材100のビス穴106とは位置がほぼ一致するので、上からそれぞれビス117を螺入することにより、操作パネル部材110を上面板部材100に固定する。この結果、図11に示す状態となる。
【0047】
次に、操作パネル部材110の後方のカバー部材取付箇所100bにおいて、カバー部材120の係合突部122が上面板部材100の係合爪105に当たらないように(所定位置より少し後方側で)、上からカバー部材120を上面板部材100に置き、カバー部材120が案内壁部104の上に載った状態で、該カバー部材120を前方にスライドさせる。略L字形状の係合爪105の開口部の長さだけ、カバー部材120が前方にずれた位置付近で、前方突き当て部123はその前方にある操作パネル部材110の後方突き当て部114に当接する。このとき、係合突部122は係合爪105に嵌合するので、カバー部材120は上方には抜けず、後方側にのみ移動可能である。
【0048】
この状態では、カバー部材120のビス穴126と上面板部材100のビス穴107とは位置がほぼ一致するので、上からビス127を螺入することにより、カバー部材120を上面板部材100に固定する。この結果、図12に示す状態となる。図12に示すように、操作パネル部材110のオーバーラップ部115はカバー部材120の下にほぼ完全に隠れ、2個のビス117の頭部は全く見えなくなる。
【0049】
次に、カバー部材120の後方のバックプレート取付箇所100cに、バックプレート部材130を上から置く。バックプレート部材130の前方突き当て部131はその前方にあるカバー部材120の後方突き当て部124に殆ど隙間無く近接し、カバー部材120のオーバーラップ部125はバックプレート部材130の下にほぼ完全に隠れ、ビス127の頭部は全く見えなくなる。この状態では、バックプレート部材130のビス穴132と上面板部材100のビス穴108とは位置がほぼ一致するので、上からそれぞれビス133を螺入することにより、バックプレート部材130を上面板部材100に固定する。この結果、図13に示す状態となる。
【0050】
以上のようにして、操作パネル部材110、カバー部材120及びバックプレート部材130を上面板部材100に取り付けると、最後に螺入したビス133の頭部のみが露出し、それよりも手前側に取り付けられる他のビス117,127の頭部はそれぞれ別の部材の下に隠れて見えない。バックプレート部材130において、ビス133の螺着部位は最も後ろ側であり且つその手前の部分よりも一段下がった位置になっている。したがって、使用者が本洗濯機を通常使用する状態ではビス133の頭部が見えることは殆どなく、通常見える範囲にビス頭部が露出していないので、外観上の見栄えが良好である。
【0051】
なお、上記説明では、操作パネル部材110及びカバー部材120をビス117,127で上面板部材100に固着しているが、上記説明から明らかなように、前方へのスライド移動による嵌め込みによって装着された操作パネル部材110はカバー部材120によって後方への移動が阻止され、同じく前方へのスライド移動による嵌め込みによって装着されたカバー部材120はバックプレート部材130によって後方への移動が阻止されている。したがって、ビス117,127による螺着を行わなくとも操作パネル部材110及びカバー部材120が外れることはなく、ビス117,127を用いずに更なるコスト低減を行うことが可能である。
【0052】
次に、本ドラム式洗濯機の他の特徴である、自動洗剤投入機能を有する注水装置4の構成について、図2に加えて図14〜図18を参照して説明する。図14は注水装置4全体の側面縦断面図である。この注水装置4は大別して、洗剤や柔軟仕上剤等を収容する洗剤容器40と、該洗剤容器40を前方に引き出し可能に保持する本体部50とから成る。本体部50は、前面及び上面が開口した下部ケース51と、該下部ケース51の上面開口を閉塞するように装着され、その内部に複数の通水路を有する散水蓋部52とから構成される。
【0053】
図15は洗剤容器40を取り外した状態の本体部50の側面縦断面図、図16は洗剤容器40の上面図(A)及び側面縦断面図(B)、図17は散水蓋部52の上面図(A)及び該図中のB−B’矢視線断面図(B)、図18は散水蓋部52の内部の通水路の構成を説明するための上面図である。
【0054】
洗剤容器40は、洗剤や柔軟仕上剤等を収容するためのトレイ部41の前方に、使用者による把持動作に応じて下側に回動する把手42を備える。トレイ部41は奥行き方向に細長い形状となっており、手前(把手)側から、柔軟仕上剤等(最終すすぎ時に投入される液剤)を収容するための仕上剤収容部411、液体洗剤や液体漂白剤(洗濯時に洗剤と同時に投入される液剤)を収容するための液体洗剤収容部412、粉末洗剤を収容するための粉末洗剤収容部413の3つに区画されている。
【0055】
図16(B)に示すように、粉末洗剤収容部413の底壁は後方に向かって緩やかに下傾しており、その後壁下部には、洗剤を含んだ水が流出するための大きな洗剤流出口414が開口している。一方、液体洗剤収容部412及び仕上剤収容部411の底壁には中央が上下に貫通した円筒状の筒体415,416が立設し、この筒体415,416にはその基底部を残して上部を覆う円筒状のキャップ417,418が被せられている。このキャップ417,418の内周側壁面と筒体415,416の外周側壁面との間には狭い隙間が形成され、この隙間と筒体415,416の貫通孔を介して液体洗剤収容部412及び仕上剤収容部411の内側と外側とが連通している。これにより、液体洗剤収容部412及び仕上剤収容部411に流動性を有する液剤が収容されても、給水以前に流出してしまうことがなく、後述のように給水が行われて該収容部412,411に水が溜まるとサイホン効果によって液剤を伴って下方に流出し、粉末洗剤収容部413下方の液剤流出口419から流れ出る。
【0056】
図15に示すように下部ケース51にあっては、その底壁511の前方側に、水の前方への逆流防止用及び洗剤容器40の脱落防止用として、リブ512が起立して設けられている。更に底壁511は、後方側へ向かうに従い急な下方傾斜となっており、これにより水は円滑に後方へと流れる。底壁511の最も後方の最底部には、ホースを介して外槽10に連結される注水出口513が設けられている。底壁511には1箇所、後方側に向かって傾斜面を有する起立片部515が形成されているが、その作用については後述する。
【0057】
下部ケース51の上面開口を閉塞する散水蓋部52は上下2つの合成樹脂製の部材を重ねた構造を有し、その2つの部材の間に後述のように通水路が形成されている。散水蓋部52の上面には、上方にL字形状に突出して、洗剤用水道水流入口521、仕上剤用水道水流入口522、風呂水流入口523、及びポンプ呼び水流出口524を備える。散水蓋部52の内部には、洗剤用水道水流入口521に連通する洗剤用水道水通水路525(図18(B)の斜線領域)と風呂水流入口523に連通する風呂水通水路526(図18(A)の斜線領域)とが櫛形状に入り組んで設けられ、その通水路525,526の下面には、粉末洗剤用としてそれぞれ複数個ずつの散水穴527,528が、液体洗剤用としてそれぞれ1個ずつの散水穴529,530が穿孔されている。更にまた、仕上剤用水道水流入口522に連通する仕上剤用通水路531(図18(B)の集点領域)が配設され、その先端部の下面には仕上剤用として1個の散水穴532が穿孔されている。
【0058】
ポンプ呼び水流出口524は洗剤用水道水流入口521の直近の洗剤用水道水通水路525内に連通しており、洗剤用水道水流入口521を通して洗剤用水道水通水路525に供給された水道水の一部が分岐されてポンプ呼び水流出口524から流出する構成となっている。ここで、その水の分岐の作用を補助するために、ポンプ呼び水流出口524の管路から下方に、洗剤用水道水通水路525の途中まで延出するようにリブ533が設けられている。このリブ533の作用は後で詳しく述べる。
【0059】
図2に示すように、外箱1の上面後部には外部の水道栓等にホース等を介して接続される水道水給水口6が設けられ、その水道水給水口6は給水バルブ8の入口に直結されている。また、給水バルブ8の外部からの制御信号に応じて、水道水給水口6から供給された水を上記洗剤用水道水流入口521、仕上剤用水道水流入口522、及び、乾燥運転時に水蒸気を凝縮させる水冷のための図示しない他の流路に選択的に流す。
【0060】
一方、風呂水給水口7の下には、ポンプモータを含む風呂水ポンプ9が配設されている。この風呂水ポンプ9には、呼び水として水道水を供給するための呼び水配管9aと、風呂水給水口7から吸い込んだ風呂水を吐出して流す風呂水給水配管9bとが接続されており、風呂水給水配管9bは上記風呂水流入口523に、呼び水配管9aはポンプ呼び水流出口524に連結されている。
【0061】
次に、上記構成を有する注水装置4の動作について説明する。洗濯開始前には、使用者は洗剤容器40を前方に引き出し、例えば粉末洗剤収容部413に適宜量の粉末洗剤を収容(又は液体洗剤収容部412に適宜量の液体洗剤を収容)するとともに、必要に応じて柔軟仕上剤収容部411に適宜量の柔軟仕上剤を収容し、該洗剤容器40を本体部50内に収納する。
【0062】
洗濯運転が開始されると、洗い行程の給水として、給水バルブ8により水道水が洗剤用水道水通水路525へと送られる。風呂水を利用した給水時には風呂水ポンプ9が作動されるが、そのときにもまず、上記と同様に水道水が洗剤用水道水通水路525へと送られる。水道水給水時には、洗剤用水道水通水路525の下面に開口している散水穴527,530から水が下方に噴出する。したがって、洗剤容器40の粉末洗剤収容部413に粉末洗剤が収容されている場合には、上方の散水穴527から落下する水によって粉末洗剤が下部ケース51内に押し流され、注水出口513から外槽10内へと供給される。また、液体洗剤収容部412に液体洗剤が収容されている場合には、上述したようなサイホン効果によって下部ケース51内に流出し、同様に注水出口513から外槽10内へと供給される。
【0063】
風呂水給水時には、初めに水道水が供給された際にその水の一部が分岐されて呼び水流出口524から呼び水配管9aに流れ、水道水の一部が送られ、ポンプ9に呼び水として供給される。上述したように、呼び水流出口524は散水蓋部52の上面から上に突出しており、洗剤用水道水通水路525内の水圧によって水が押し上げられる構造となっているが、例えば水道栓の水圧が低い場合などには十分な水の押し上げが行えないおそれがある。上記呼び水流出口524の管路内部に設けられたリブ533は洗剤用水道水流入口521から勢いよく流れて来る水に対して流れ抵抗となるため、リブ533手前では水圧が上昇し、呼び水流出口524へと水が持ち上がり易くなる。これにより、給水バルブ8の出口側での水圧が十分に高くない場合であっても、確実に呼び水をポンプ9に送ることができる。
【0064】
呼び水が与えられると風呂水ポンプ9は風呂水給水口7を通して風呂水の吸引を開始し、吸い上げた水を風呂水給水配管9bを介して注水装置4の風呂水流入口523へと送る。したがって、風呂水通水路526に流れ込んだ風呂水は、上記水道水と同様に、粉末洗剤又は液体洗剤を伴って下部ケース51へと流れる。なお、風呂水給水時には給水バルブ8では所定時間だけ水道水の供給を行った後に給水を停止し、そのあとは風呂水ポンプ9により吸い上げられた風呂水が洗剤容器40を介して注水出口513から外槽10内へと供給される。
【0065】
最終すすぎ行程を除く他のすすぎ行程時には、上述したようにして風呂水給水又は水道水給水が行われる。上記の洗い行程の給水時に洗剤容器40内の粉末洗剤や液体洗剤は全て流れ出て空になっているので、そのあとのすすぎ行程の給水時に水道水が粉末洗剤収容部413及び液体洗剤収容部412を通過しても、洗剤分を含まない水が外槽10内に供給される。
【0066】
最終すすぎ行程時には、給水バルブ8により洗剤用水道水流入口521及び仕上剤用水道水流入口522の両方に水道水が供給される。したがって、洗剤容器40の仕上剤収容部411にも水道水が流れ込み、この水に溶解した柔軟仕上剤が水と共にサイホン効果によって吸い上げられて下部ケース51内に流出し、注水出口513から外槽10内へと供給される。
【0067】
このようにして、洗い行程の給水時には洗剤を含む水道水又は風呂水を、最終濯ぎ行程以外のすすぎ行程の給水時には水道水又は風呂水を、そして最終すすぎ行程の給水時には柔軟仕上剤を含む水道水を、それぞれ外槽10へと供給することができる。
【0068】
洗剤容器40が本体部50に適切に装着された状態で運転が行われた場合には、上記のような動作が行われるが、使用者が洗剤容器40を本体部50に装着し忘れた状態のまま運転が行われると、各散水穴527,528,529,530,532から吐き出された水が洗剤容器40のトレイ部41の中に落ちずに直接下部ケース51の底壁511に落ちることになる。本実施例のドラム式洗濯機では、このような場合でも、下部ケース51の底壁511に当たって跳ね返った水が下部ケース51の前面開口から飛び出して機外を濡らすことがないように配慮されている。
【0069】
すなわち、風呂水は水道水よりも供給水圧が低いこと、また、各通水路の構成の状態から、相対的に低い水圧で水を吐出する散水穴を前方側に設けるように、洗剤容器40の各収容部の配置が考慮されている。したがって、仕上剤用の散水穴532はかなり前方に位置しているが、吐出水圧はかなり低いため、底壁511に当たったときの跳ね返りが小さく、機外に飛び出るほど大きな跳ね返りは殆ど生じない。また、風呂水の水圧は低いため、洗剤用の風呂水散水穴529から吐出された水が底壁511に当たったときの跳ね返りも小さく、機外に飛び出ることはない。一方、洗剤用水道水散水穴527から吐出される水の水圧は高いが、その位置は本体部50の前面開口から最も遠い位置であるので、仮に底壁511に当たった水が大きく跳ね返ったとしても、機外に飛び出るおそれは小さい。実際には、底壁511は後方側で大きく下方向に傾斜しているので、散水穴527から吐出された水が底壁511に当たっても前方に大きく跳ね返るおそれは非常に小さい。
【0070】
底壁511に当たった水の前方への跳ね返りが最も問題となるのは、洗剤用水道水散水穴530からの水の吐出である。しかし、この散水穴530の下方の底壁511には、上述の通り、後方側に向かって傾斜面を有する起立片部515が上記水飛散防止手段の一態様として形成されている。したがって、図15中に矢印で示すように、散水穴253から吐き出された水は起立片部515の後方傾斜面に当たり、後方側へと跳ね返る。つまり、前面開口側への水の跳ね返りは殆ど生じず、機外への水の飛散を防止することができる。
【0071】
上記のように洗剤容器40が本体部50に収納されていない状態での機外への水の飛散を防止するためには、上記起立片部515のように水の跳ね返りの方向を後方側へ偏らせるという方法以外に、底壁511での水の跳ね返りの大きさ自体を軽減させるという方法も考え得る。例えば、底壁511に多数の小さな突起を配設した構成とすると水の跳ね返りが抑制できるから、このような構造体を起立片部515の代わりに設ける構成としてもよい。
【0072】
なお、上記実施例は本発明の一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるドラム式洗濯機の外観斜視図。
【図2】 本実施例のドラム式洗濯機の外観上面図。
【図3】 本実施例のドラム式洗濯機の上部の側面縦断面図。
【図4】 本実施例のドラム式洗濯機内部の要部の正面縦断面図。
【図5】 本実施例のドラム式洗濯機内部の左側面図。
【図6】 本実施例のドラム式洗濯機において、操作パネル部材、カバー部材及びバックプレート部材を取り外した状態での要部の上面図。
【図7】 本実施例のドラム式洗濯機の上面板部材の側面図(A)及び図6中のA−A’矢視線縦断面図(B)。
【図8】 本実施例のドラム式洗濯機の操作パネル部材の上面図(A)及び側面図(B)。
【図9】 本実施例のドラム式洗濯機のカバー部材の上面図(A)及び側面図(B)。
【図10】 本実施例のドラム式洗濯機のバックプレート部材の上面図。
【図11】 組立途中の状態を示す要部の上面図。
【図12】 組立途中の状態を示す要部の上面図。
【図13】 組立途中の状態を示す要部の上面図。
【図14】 本実施例のドラム式洗濯機の注水装置全体の側面縦断面図。
【図15】 本実施例のドラム式洗濯機において、洗剤容器を取り外した状態の注水装置本体部の側面縦断面図。
【図16】 本実施例のドラム式洗濯機の洗剤容器の上面図(A)及び側面縦断面図(B)。
【図17】 本実施例のドラム式洗濯機の散水蓋部の上面図(A)及び該図中のB−B’矢視線断面図(B)。
【図18】 本実施例のドラム式洗濯機の散水蓋部の内部の通水路の構成を説明するための上面図。
【符号の説明】
1…外箱
1a…上面部
1b…前面部
1c…傾斜部
100…上面板部材
100a…操作パネル部材取付箇所
100b…カバー部材取付箇所
100c…バックプレート取付箇所
101…案内板部
102…挿入穴
103…係止段差部
104…案内壁部
105…係合爪
106,107,108,132,116,126…ビス穴
110…操作パネル部材
111…立壁部
112…鉤部
113,114,123,124,131…突き当て部
115,125…オーバーラップ部
117,127,133…ビス
120…カバー部材
121…側壁部
122…係合突部
130…バックプレート部材
2…上蓋
3…洗濯物投入口
4…注水装置
40…洗剤容器
41…トレイ部
411…仕上剤収容部
412…液体洗剤収容部
413…粉末洗剤収容部
414…洗剤流出口
415,416…筒体
417,418…キャップ
419…液剤流出口
42…把手
50…本体部
51…下部ケース
511…底壁
512…リブ
513…注水出口
515…起立片部
52…散水蓋部
521…洗剤用水道水流入口
522…仕上剤用水道水流入口
523…風呂水流入口
524…呼び水流出口
525…洗剤用水道水通水路
526…風呂水通水路
527,528,529,530,532…散水穴
531…仕上剤用通水路
533…リブ
6…水道水給水口
7…風呂水給水口
8…給水バルブ
9…風呂水ポンプ
9a…呼び水配管
9b…風呂水給水配管
10…外槽
13…ドラム
Claims (1)
- 外箱内に配設した外槽の内部に、周面が略円筒形状のドラムを水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在に配設したドラム式洗濯機において、
前記外箱の上部を構成する部材として、各種操作キーや表示器を配置した操作パネル部材と、該操作パネル部材の後方に略連続して設けられるカバー部材と、該カバー部材の後方に略連続して外箱の上面最後部まで覆うバックプレート部材と、前記操作パネル部材、カバー部材及びバックプレート部材を上面に装着するための上面板部材と、を有し、
前記操作パネル部材を後方から前方にスライドさせた状態で保持するために該操作パネル部材と上面板部材とに互いに係合する第1係合手段を設けるとともに、前記カバー部材を後方から前方にスライドさせた状態で保持するために該カバー部材と上面板部材とに第2係合手段を設け、前記第1係合手段により保持された状態にある操作パネル部材の後方への移動をカバー部材により阻止し、該カバー部材の後方への移動を、前記上面板部材に固定した前記バックプレート部材により阻止するようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
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