JP4653717B2 - 洗濯機 - Google Patents

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本発明は、洗剤収容容器とこの洗剤収容容器に給水する給水部とを備える洗濯機に関するものである。
従来、洗濯機の洗濯兼脱水槽に粉末合成洗剤を投入する洗剤投入装置に加えて、液体洗剤、リンス剤、仕上げ剤等の洗濯助成剤を投入する助成剤注入装置を洗濯機筐体内に組み込んだ洗濯機が開発されており、例えば、下記特許文献1に示されるような構成を有するものが知られている。
特許文献1に開示される洗濯機50の助成剤注入装置51(洗剤投入部)では、洗濯助成剤59を投入する助成剤投入部54を有する助成剤ケース53(洗剤収容容器)を注水装置52(枠体)に引き出し可能に収納し、流水口56より助成剤ケース53を通して洗濯槽内に注水している。そして、この洗濯機50においては、注水装置52内に、助成剤ケース53に注水する注水口55が配設され、助成剤ケース53の底部から突出した不図示の管状突出部を覆ってその間に通水経路bが形成された有底円筒蓋57が設けられるとともに、助成剤ケース53の引き出し側に助成剤投入部54との間に隙間58が設けられている。
このように構成された助成剤注入装置51において、助成剤ケース53を引き出し、液体洗剤、リンス剤、仕上げ剤等の洗濯助成剤59を入れて注水装置52に収納し、注水口55から水道水を注水すると、注水された水道水は、助成剤ケース53内の洗濯助成剤59を希釈しながら、経路aを通り流水口56を通って洗濯槽に洗濯助成剤59とともに注水される。注水口55からの注水が終了すると、助成剤ケース53内に残った洗濯助成剤59を含む助成液は、サイフォンの原理によって通水経路bより排出され、流水口56を通り洗濯槽に注水される。
この特許文献1に開示される洗濯機50の助成剤注入装置51では、注水速度が速い場合においても、助成剤ケース53内に注水された水によって助成剤投入部54より溢れた洗濯助成剤59を含む助成液は、助成剤投入部54との間に設けた隙間58を通って流水口56に排出されて、助成剤ケース53の外側に取っ手を汚すような助成液の溢れを防止することができ、助成液で助成剤ケース53の外側が汚れるのを防止しながら、洗濯助成剤59を洗濯槽に注水することができる、としている。
特開平11−42392号公報
しかしながら、洗濯時間の短縮に対する強い要望から、最近では、注入口55に至る給水経路に設けられる給水弁に高流量タイプ(例えば、毎分18L供給タイプ)のものが使用され、助成剤注入装置51(洗剤投入部)においても高流量の水が注入されるようになってきている。注入水量が高流量になると、注入口55から注入される水が乱流状態となって洗濯助成剤59と混じり合って不用に泡立たせ、さらに、その泡の上から注水されるので、洗濯助成剤59と水との攪拌と希釈が阻害されるとともに、この洗濯助成剤59と水とが混じり合った助成液を洗濯槽(水槽)に投入する際に、泡をも巻き込んで送給されるので、その流れが悪くなるといった問題があった。
しかも、環境に対する配慮から節水についての要望も強く、粘性の高い液体洗剤が商品化されるなどの事情から、上述したような従来の技術だけでは、短時間の給水で確実に攪拌した上で、投入することが難しくなってきている。特に、粘性の高い液体洗剤は水と速やかに攪拌し難く、不均一な希釈状態のままで急速に水槽に投入されると、その流れをより悪くし、洗剤液の投入をスムースに進行させることができない。
本発明は、以上のような課題に鑑みて為されたものであり、大量の水を急速に洗剤収容容器に注水した場合であっても、液体洗剤や液体仕上剤と混じり合った洗剤液が泡立つのを抑えて、効率良く攪拌し、洗濯機の水槽内に投入することができる洗濯機を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係る洗濯機は、洗濯物を収容して回転駆動される洗濯兼脱水槽を内包した水槽を洗濯機筐体内に収容して、前記水槽内への給水、排水、および前記洗濯兼脱水槽の回転を制御して、洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施する洗濯機において、液体洗剤または液体仕上剤の少なくとも一方の洗剤を収納する洗剤収容容器と、該洗剤収容容器に給水する給水部とを有する洗剤投入部を備え、前記給水部の筒状注水口の内面に、注水方向に沿って溝状をなす少なくとも一条の溝状部が形成され、前記洗剤収容容器から前記水槽内に水により希釈された洗剤液を投入する洗剤液投入口が前記洗剤収容容器の底部に設けられ、前記洗剤液投入口を挟んだ上方位置の少なくとも2箇所に前記筒状注水口が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の洗濯機においては、液体洗剤または液体仕上剤の少なくとも一方を収納する洗剤収容容器に給水部の注水口から注水することにより、粘性の高い液体洗剤や液体仕上剤を希釈した上で投入することにしている。そして、粘性の高い液体洗剤や液体仕上剤が混じり合った洗剤液は泡立ちやすく、その攪拌が阻害されることになるが、本発明の洗濯機によれば、注水口に形成された溝状部は、液体洗剤や液体仕上剤を収容する洗剤収容容器に注水する水の流れを整流して、層流状態にして注水することができるため、大量の水を急速に洗剤収容容器に注水した場合であっても、液体洗剤や液体仕上剤と混じり合った洗剤液が泡立つのを抑え、洗剤収容容器の底部に設けられた洗剤液投入口を挟んで少なくとも2方向から注水されるので、効率良く攪拌し、洗濯機の水槽内に投入することができる。
請求項2の発明に係る洗濯機は、請求項1に記載の洗濯機において、前記溝状部は、それと平行に形成された突状部と対をなして、前記筒状注水口の円周方向に配列されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明に係る洗濯機によれば、同じ外径を有する注水口であっても、溝状部を突状部とともに形成すれば、この注水口の流水断面積を増やし、流水量を実質的に増大させることができる。
本発明によれば、大量の水を急速に洗剤の収容部に注水した場合であっても、液体洗剤や液体仕上剤と混じり合った水が泡立つのを抑えて、効率良く攪拌し、洗濯機の水槽内に投入することができる。
本発明の実施の形態に係る洗濯機の構造を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の給排水系統を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の洗剤投入部が配設される上部前面の概要を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の洗剤投入部の概略構造を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の洗剤収容容器の構造を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の給水部の構造を説明するための平面断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の洗剤収容容器および給水部の概略構造を説明するための側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の給水部における注水口の構造を説明するための、(a)は上面図、(b)は側面断面図、(c)は下面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の給水部の注水口における種々の形態を説明するための、(a)〜(d)は下面図である。 従来の洗濯機の洗剤投入部の構造を説明するための斜視図である。
以下、本発明の洗濯機に係る最良の実施の形態について、図1〜図8に基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係る洗濯機の構造を説明するための断面図であり、図2は、その給排水系統を説明するための断面図である。図3は、本発明に係る洗剤投入部が配設される上部前面の概要を説明するための斜視図である。また、図4は、本発明に係る洗濯機の洗剤投入部の概略構造を説明するための斜視図であり、図5は、その洗剤収容容器の構造を説明するための斜視図であり、図6は、その給水部の構造を説明するための平面断面図であり、図7は、洗剤収容容器および給水部の概略構造を説明するための側面断面図である。さらに、図8は、給水部における注水口の構造を説明するための、(a)は上方から見た上面図、(b)は側方から見た断面図、(c)は下方から見た下面図であり、図9は、さらに種々の形態を説明するための下面図である。なお、下記に開示される実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、実施の形態で開示された内容ではなく、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれると解されるべきである。
まず、本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯乾燥機1(洗濯機)は、洗濯乾燥機筐体2(洗濯機筐体)内に図示しないサスペンション構造によって水槽3が宙吊り状態に配設され、水槽3内に有底円筒形に形成された回転ドラム4(洗濯兼脱水槽)がその軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設されている。水槽3の正面側には回転ドラム4の開口端に通じる衣類出入口が形成され、洗濯乾燥機筐体2の正面側に形成された上向き傾斜面に設けられた開口部を開閉可能に閉じる扉5を開くことにより、衣類出入口を通じて回転ドラム4内に対して洗濯物を出し入れすることができる。扉5が上向き傾斜面に設けられているため、洗濯物を出し入れする作業を、腰を屈めることなく実施でき、一般には横向きにある開口部から洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機の作業性の悪さが改善されている。
回転ドラム4には、その周面に水槽3内に通じる多数の透孔4aが形成され、内周面の複数位置に攪拌突起(図示せず)が設けられている。この回転ドラム4は水槽3の背面側に取り付けられたモータ6によって正転及び逆転方向に回転駆動される。また、水槽3には、給水管路7及び排水管路8が配管接続され、図示しない給水弁及び排水弁の制御によって水槽3内への給水及び排水がなされる。
扉5を開いて回転ドラム4内に洗濯物及び洗剤を投入してドラム式洗濯乾燥機1の運転を開始させると、水槽3内には給水管路7から所定量の注水がなされ、モータ6により回転ドラム4が回転駆動されて洗濯工程が開始される。回転ドラム4の回転により、回転ドラム4内に収容された洗濯物は回転ドラム4の内周壁に設けられた攪拌突起によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する攪拌動作が繰り返されるので、洗濯物には叩き洗いの作用が及んで洗濯がなされる。
所要の洗濯時間の後、汚れた洗濯液は排水管路8から排出され、回転ドラム4を高速回転させる脱水動作により洗濯物に含まれた洗濯液を脱水し、その後、水槽3内に給水管路7から給水してすすぎ工程が実施される。このすすぎ工程においても、回転ドラム4内に収容された洗濯物は回転ドラム4の回転により攪拌突起により持ち上げられて落下する攪拌動作が繰り返され、すすぎ洗いが実施される。
このドラム式洗濯乾燥機1には、回転ドラム4内に収容した洗濯物を乾燥する機能が設けられ、水槽3内の空気を排気して除湿し、加熱した乾燥した空気を再び水槽3内に送風する循環送風経路9が形成されている。この循環送風経路9の途中には蒸発器10などの除湿手段、凝縮器11などの加熱手段及び送風ファン12などの送風手段が設けられる。この送風ファン12を回転駆動することにより、循環送風経路10に空気の流れが発生して洗濯物を収容した回転ドラム4内の空気は透孔4aを通じて水槽3から送風ファン12側への循環空気導入管路13に排気され、送風ファン12の上流に位置する蒸発器10に水分を結露させて除湿することと、400℃程度に昇温する凝縮器11との熱交換により加熱することとで常に乾燥した高温の空気とされる。この乾燥した高温の空気は送風ファン12から水槽3への送風管路14に送り出されて水槽3内に送風される。水槽3内に送風された高温の乾燥空気は透孔8を通じて回転ドラム4内に入って衣類などの洗濯物に曝されながら水槽3へと抜け、再度、循環空気導入管路13へと導入され、以上の循環送風経路10での空気の循環の繰り返しにより乾燥工程が実施される。
このようなドラム式洗濯乾燥機1の洗濯機筐体2の上部(操作パネル15の左側)に、洗剤を収容する洗剤収容容器21と、給水配管7に接続されて、洗剤収容容器21に給水する第一の給水路31と回転ドラム4に給水する第二の給水路32とが一体に設けられた給水部30と、断面視略コ字状に形成され、その上面に給水部30を固定するとともに、この給水部30との間に形成された空間に洗剤収容容器21を引き出し自在に収納する枠体40と、を備えた洗剤投入部20が配設されている。
枠体40は、その上面に給水部30が固定され、この枠体40と給水部30とで囲まれた空間に洗剤収容容器21を収納し、引き出し自在に支持するとともに、その底部に洗剤液供給路41が形成されており、洗剤収容容器21(具体的には、後述の粉末洗剤収容部22、液体洗剤収容部23および液体仕上剤収容部24)に収容された洗剤(粉末合成洗剤、液体洗剤、液体仕上剤など)に第一の給水路31から供給された水が混合された各種の洗剤混合液は、この洗剤液供給路41を経由して、水槽3内に送給される。
洗剤収容容器21は、洗剤投入部20の枠体40に引き出し自在に収納され、洗剤収容容器21には、粉末合成洗剤を収容する粉末洗剤収容部22と、液体洗剤や液体漂白剤を収容する液体洗剤収容部23と、液体仕上剤(液体仕上剤)を収容する液体仕上剤収容部24とを備えて構成されている。粉末洗剤収容部22の下流側には粉末洗剤投入路22aが形成されており、また、液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24の下流側にはそれぞれ液体洗剤投入路23aと液体仕上剤投入路24aとが形成されている。
液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24に対向する位置にそれぞれ液体洗剤受入口25aと液体仕上剤受入口25bとが開口された収容部蓋板25が、液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24の上方を覆っている。そして、液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24の底部には、それぞれ管状の液体洗剤投入口23bと液体仕上剤投入口24bが上方に向けて立設されているとともに、収容部蓋板25には、それぞれ液体洗剤投入口23bと液体仕上剤投入口24bを外方より覆い、下端が液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24の底面に達する円筒形状の一対の管状突出部25cが下方に向けて立設されており、その管状突出部25cの下端部には、その側面が側面視コ字状に切り欠かれた流水口25dが形成されている。また、収容部蓋板25には、一対の管状突出部25cを挟んで、液体洗剤受入口25aと液体仕上剤受入口25bの反対側に、それぞれ液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24に臨む受水口25eが開口されている。
また、給水部30は、ポリプロピレン樹脂からなる2枚の樹脂成形板が熱溶着されることにより、その間に洗剤収容容器21に水を供給する第一の給水路31と、回転ドラム槽4に水を供給する第二の給水路32とが一体に形成されている。第一の給水路31は、洗濯工程において粉末洗剤収容部22および液体洗剤収容部23に給水する給水路A31aと、すすぎ工程において液体洗剤収容部23に給水する給水路B31bとの2つの系統に分かれており、第一の給水路31(給水路A31aおよび給水路B31b)の導入口には不図示の給水弁が取り付けられて、給水のタイミング・時間と給水量とが制御されている。
給水路A31a(第一の給水路)の中間部に当たる給水部30の下面には、この給水路A31aを経て供給される水を粉末洗剤収容部22に注水する注水口33が形成され、給水路A31a(第一の給水路31)の終端部に当たる給水部30の下面には、液体洗剤収容部23に注水する注水口34が形成されている。また、給水路B31b(第一の給水路31)の終端部に当たる給水部30の下面には、この給水路B31bを経て供給される水を液体仕上剤収容部24に注水する注水口35が形成されている。
注水口33は、粉末洗剤収容部22の上方に位置し、粉末洗剤収容部22に向けて均等に注水するため、給水部30を構成する下方の樹脂成形板を貫通する多数の孔で構成されている。注水口34は、収容部蓋板25の液体洗剤受入口25aおよび受水口25eを上方から臨む2箇所の位置に配設され、大量の水を急速に注水するため、大きな内径を有し、下方の樹脂成形板から液体洗剤収容部23に向けて垂直に突出した長い流路長を有する管状孔として形成されている。また、注水口35は、収容部蓋板25の液体仕上剤受入口25bおよび受水口25eを上方から臨む2箇所の位置に配設され、注水口34と同様、大量の水を急速に注水するため、大きな内径を有し、下方の樹脂成形板から液体洗剤収容部23に向けて垂直に突出した長い流路長を有する管状孔として形成されている。
このように構成された洗剤投入部20では、洗濯工程において、注水口33から粉末洗剤収容部22に、注水口34から液体洗剤受入口25aと受水口25eを介して液体洗剤収容部23に注水され、また、すすぎ工程において、注水口35から液体仕上剤受入口25bおよび受水口25eを介して液体仕上剤収容部24に注水される。そして、粉末洗剤収容部22で粉末合成洗剤を希釈拡散した洗剤液は、粉末洗剤投入路22aから洗剤液供給路41を通じて水槽3内に送給されるとともに、同時に、液体洗剤収容部23で液体洗剤を希釈拡散した洗剤液は、流水口25dから、管状突出部25cと液体洗剤投入口23bとの間に形成された隙間を介して、上述したサイフォンの原理により液体洗剤投入口23bに導入され、その下流側に形成された液体洗剤投入路23aと洗剤液供給路41を経由して、水槽3内に送給される。また、液体仕上剤収容部24で液体仕上剤を希釈拡散した仕上液は、同様に、流水口25dから、管状突出部25cと液体仕上剤投入口24bとの間に形成された隙間を介して、液体仕上剤投入口24bに導入され、その下流側に形成された液体仕上剤投入路24aと洗剤液供給路41を経由して、水槽3内に送給される。
そして、本実施の形態においては、注水口34および注水口35の内面に、注水方向に沿って溝状をなす少なくとも一条の溝状部34a、35aが形成されており、それと平行に形成された突状部34b、35bと対をなして注水口34、35の円周方向に配列されている。これらの溝状部34a、35aは、それぞれ液体洗剤収容部23および液体仕上剤収容部24に注水する水の流れを整流して、層流状態にして注水することができるため、大量の水を急速に液体洗剤収容部23および液体仕上剤収容部24に注水した場合であっても、液体洗剤や液体仕上剤と混じり合った洗剤液が泡立つのを抑えて、効率良く攪拌し、洗濯機の水槽内に投入することができる。
しかも、注水口34、35が、それぞれ液体洗剤収容部23、液体仕上剤収容部24の底部に設けられた液体洗剤投入口23b、液体仕上剤投入口24bを挟んだ上方位置に設けられており、2方向から液体洗剤収容部23、液体仕上剤収容部24に注水されるので、粘性の高い液体洗剤や液体仕上剤であっても、水による攪拌と希釈が促進され、洗剤液が泡立つのを抑えて、より効率良く洗濯機の水槽内に投入することができる。
なお、注水口34、35は、突状部34b、35bを伴わずに、単に注水口34、35の内面に溝状部34a、35bが形成されているだけであってもよい。ただ、溝状部34a、35aを突状部34b、35bとともに形成すれば、同じ外径を有する注水口34、35であっても、この注水口34、35の流水断面積を増やし、流水量を実質的に増大させることができる。
また、注水口34、35の樹脂成形板下面からの突出量や溝状部34a、35aと突状部34b、35bの形状・寸法ならびに数などについては、注水口34、35での流入端から流出端の間で水が層流状態になるように、適宜設定されればよい。
上記の実施の形態では、注水口34が、液体洗剤収容部23の底部に設けられた液体洗剤投入口23bを挟んだ液体洗剤投入口25aと受水口25eの上方位置2箇所に設けられており、2方向から液体洗剤収容部23に注水しているが、2箇所に限らず、3箇所以上の注水口34が設けられ、それに対応した液体洗剤投入口25aと受水口25eから液体洗剤収容部23に注水するように構成してもよい。注水口35の場合も同様である。このように注水口34、35の数を増やすと、1つの注水口34、35当たりの流水量を減らしても良く、粘性の高い液体洗剤や液体仕上剤であっても、より簡単に液体洗剤や液体仕上剤と混じり合った洗剤液が泡立つのを抑えることができ、より効率良く、均質に攪拌することができる。
上記の実施の形態では、注水口34は、収容部蓋板25の液体洗剤受入口25aと受水口25eを上方から臨む2箇所の位置に配設され、下方の樹脂成形板から液体洗剤収容部23に向けて垂直に突出して形成されているが、注水口34の突出角度は垂直に限定されるものではない。注水口34から液体洗剤受入口25aと受水口25eに注水される水が斜め方向から注水されるように、注水口34の突出角度を下方の樹脂成形板に垂直な軸からずらせて傾けても良い。注水口35の場合も同様である。このように注水口34、35の突出角度を樹脂成形板に垂直な軸から傾けても、大量の水を急速に液体洗剤収容部23および液体仕上剤収容部24に注水した場合には、液体洗剤や液体仕上剤と混じり合った洗剤液が泡立つのを抑えるとともに、液体洗剤収容部23および液体仕上剤収容部2内で回流を生成して効率良く攪拌し、ドラム式洗濯乾燥機1の水槽3内に投入することができる。
なお、上記の実施の形態では、回転ドラムを傾斜配置したドラム式洗濯乾燥機を例にとって、本発明の技術的内容を説明したが、回転ドラムを水平方向に配した(回転ドラムの軸心を鉛直方向に配した)洗濯機にも本発明の技術的内容を適用することができ、また、乾燥機を伴わない洗濯機にも適用することができる。
1 ドラム式洗濯乾燥機(洗濯機)
2 洗濯乾燥機筐体
3 水槽
4 回転ドラム(洗濯兼脱水槽)
20 洗剤投入部
21 洗剤収容容器
22 粉末洗剤収容部
23 液体洗剤収容部
24 液体仕上剤収容部
25 収容部蓋板
30 給水部
31 第一の給水路
32 第二の給水路
34,35 注水口
34a,35a 溝状部
34b,35b 突状部
40 枠体
41 洗剤液供給路

Claims (2)

  1. 洗濯物を収容して回転駆動される洗濯兼脱水槽を内包した水槽を洗濯機筐体内に収容して、前記水槽内への給水、排水、および前記洗濯兼脱水槽の回転を制御して、洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施する洗濯機において、液体洗剤または液体仕上剤の少なくとも一方の洗剤を収納する洗剤収容容器と、該洗剤収容容器に給水する給水部とを有する洗剤投入部を備え、前記給水部の筒状注水口の内面に、注水方向に沿って溝状をなす少なくとも一条の溝状部が形成され、前記洗剤収容容器から前記水槽内に水により希釈された洗剤液を投入する洗剤液投入口が前記洗剤収容容器の底部に設けられ、前記洗剤液投入口を挟んだ上方位置の少なくとも2箇所に前記筒状注水口が設けられていることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記溝状部が、それと平行に形成された突状部と対をなして、前記筒状注水口の円周方向に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
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